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詩人ケン/業田良家

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著者: 業田良家
巻数: 1巻

業田良家の新刊
詩人ケンの新刊

最新刊『詩人ケン


出版社: 幻冬舎
シリーズ: 幻冬舎文庫


詩人ケン(しじんけん)は業田良家による漫画作品。コミック・アレ!及びコミックP!に1995年5月から1998年5月にかけて連載されたオムニバス形式の漫画をまとめたもの。その中で全10話からなる詩人ケンが単行本のタイトルとなった。1998年7月にマガジンハウスから発売。その後、文庫本が2001年8月に幻冬舎から発売された。

概要

定職にも就かず放浪に近い生活を続けて詩を書き続けるケン。そして、それを支える妻ルル。現代社会における自由、愛、金、平和、生命、正義、理想等の本質をつきつめて考えていくうちに、何より大切なものは妻ルルの存在であることに気づかされる。

登場人物

ケン
主人公。ホントウの自由を探している詩人。街頭演説をしている街宣車に文句を言ったり、復讐をしたがっている大家さんのために拳銃を用意するなど、詩を書くためには一見無茶な行動をすることもある。かつてはバンドをしていた。
ルル
ケンの妻。ケンを疑わずに支えており、生き方に迷いがない。難しいことを考えるのが得意でないものの、直感でケンよりも深い洞察をすることもある。
ランボー
ケンとルルの一人息子。売れっ子のミュージシャンだったが、人気が凋落していき、盗作に手を染めるようになる。
猫沢剛
仁海塾組長。街宣車に乗って街頭演説をしていたところ、偶然通りかかったケンに大声で「うるさい」と怒鳴り返された。そのケンの勇気に一目置いて、その後も何かとケンに目をかけるようになる。
シゲさん
ホームレスだが、かつては億単位の相場も張ったことがある仕手。一千万円を公園の便所に隠しており、また相場が動く時を虎視眈々と狙っている。
田口さん
ケンとルルがやっているラーメン屋「流流ラーメン」の常連客。人生に敗北したと考えており、ケンに励ましてもらおうと詩をお願いする。