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超神ネイガー/奥田ひとしマンガ 海老名保 Red脚本

共有

著者: 奥田ひとしマンガ 海老名保 Red脚本
巻数: 1巻

奥田ひとしマンガの新刊
海老名保の新刊
Red脚本の新刊
超神ネイガーの新刊

最新刊『超神ネイガー


出版社: 角川書店
シリーズ: ドラゴンコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

kirbyttt RT @taketan915: DVD整理してたらフジテレビの番組で超神ネイガーのことやってるの見つけた。その① #フジテレビ #ベストハウス123 #超神ネイガー https://t.co/a7fTylUHxu
abiko0taro RT @neiger_akita: おっす、おら最高に役に立づスペイン語どご教へでける超神ネイガー。 Rico (おいしい) Dame más (もっとください) Quiero más (もっと欲しい) この3つさえ覚えておげば まず大丈夫だ!頑張れ受験生。へばな。
kuro_zi_tan RT @neiger_akita: おっす、おら最高に役に立づスペイン語どご教へでける超神ネイガー。 Rico (おいしい) Dame más (もっとください) Quiero más (もっと欲しい) この3つさえ覚えておげば まず大丈夫だ!頑張れ受験生。へばな。
glitter48 RT @neiger_akita: おっす、おら最高に役に立づスペイン語どご教へでける超神ネイガー。 Rico (おいしい) Dame más (もっとください) Quiero más (もっと欲しい) この3つさえ覚えておげば まず大丈夫だ!頑張れ受験生。へばな。
htm2201 RT @neiger_akita: おっす、おら最高に役に立づスペイン語どご教へでける超神ネイガー。 Rico (おいしい) Dame más (もっとください) Quiero más (もっと欲しい) この3つさえ覚えておげば まず大丈夫だ!頑張れ受験生。へばな。

超神ネイガー(ちょうじんネイガー)は、にかほ市を中心に秋田県一円で活躍しているローカルヒーロー。名前の由来は、ナマハゲの叫び声『泣ぐ子(ご)は居ねがぁ!』から。

概要

秋田県活性化のため、オリジナル・ヒーローを造ろうと、スポーツジムF2-zone(エフツー・ゾーン、にかほ市)の経営者・海老名保を中心とする「ネイガー・プロジェクト」が創造し、2005年6月にデビューさせたヒーロー・キャラクター。

海老名はプロレス団体に入門して修行していたが、練習中に大怪我を負ってしまったためにプロの道をあきらめざるを得なかったという経歴をもつ(NHKドキュメンタリーより)。プロジェクトはこの海老名と、海老名の幼なじみである高橋大を中心に組織されている。

秋田県内各所の観光イベントや大型小売店、遊園地などに登場し、アクションショーや握手会などを行う。 「海を、山を、秋田を守る、秋田発・地産地消ヒーロー」と名乗っている。キャッチコピーとしては、この他にも、「豪石せよ、アキタ・ケン!」「秋田の平和を守るため、ごしゃでけれ!ネイガー!!」などがある。

秋田放送ではラジオドラマ(2006年5月)が放送され、2007年秋からは同局のテレビでも5分間のミニ番組シリーズとしてテレビ番組化もされた。また、NHK秋田が制作したプロジェクトを追ったドキュメンタリー番組は東北6県での放送を経て全国放送(ホリデーにっぽん「おやじたちのヒーロー 〜現代のナマハゲ 超神ネイガー〜」2006年7月17日)された。

水木一郎が歌うテーマソングの全国発売、コミック版の雑誌掲載と単行本の全国発売、秋田県内の空港、道の駅でのグッズ販売、トヨタカローラ秋田、NTTフレッツ光、パチンコ土崎BC、ANAエコ割、サークルKサンクス、北都銀行「カードローン イッスナー」篇。ただし同社のCM・広告等で起用されているのはネイガー・マイおよびネイガー・ジオン、アラゲ丸、ホジーネらが起用され、意外にもネイガーは起用されていない。ちなみに同テレビCMでは実写ではなく、各キャラクターが三頭身にデフォルメされたアニメCMとなっている。、JAカメムシ駆除剤等々、テレビ、ラジオにおけるさまざまなCMやキャンペーンでの起用、さらに台湾進出など活躍の場が広がっている。るるぶ秋田版、マップル秋田版でも大きく紹介された。

関連グッズについては、クッキーやフィギュア付きストラップなどのお土産品、絵本、イチジクの甘露煮「くわねいがー」などの食料品、ネイガーブランドの日本酒、地ビール「旨(んめ)ネイガー」やサイダー「豪石!(ごうしゃく)サイダー」などの清涼飲料、Tシャツ、ジャージなどの衣料品等々、日を追うにつれて充実してきている。また、GetAmpedRというオンラインアクションゲームとコラボを果たし、これに関連する商品や、ゲーム内ではネイガーなどの超神に変身できるベルトなどが存在する(グッズの詳細については別項目にて後述)。

ローカルヒーローながら秋田の伝統や特産物を取り入れたそのデザインがもたらす独特の美しさにネットや雑誌などで話題になり人気を得ており、年齢・性別を問わない人気とヒーローものとしての完成度の高さや地域密着のコンセプトなどが評価され、ネイガー・プロジェクトが第24回(平成18年度)「NHK東北ふるさと大賞」(秋田県エリア)を受賞した。

超神

現在、秋田の平野(農業=ネイガー)・山林(林業=ジオン)・海(漁業=アラゲ丸)・未来(産業=マイ)を守るために戦う4人がいる。変身時のかけ声は、いずれも「豪石(ごうしゃく)!」である。ただしヒーローズでは、音は同じであるがネイガーは「豪石!」ジオンは「豪酌!」アラゲ丸は「剛石!」と漢字が異なる。

このかけ声は、秋田弁で「叱る」という意味の「ごしゃぐ」を元に、神の力を借りるという「剛借」、自身の強さを測るという「強尺」の意味もかけている。

ネイガー
変身前は、農業に従事する青年「アキタ・ケン」。にかほ市(旧・金浦町)大竹地区在住。代々、百姓の家柄。趣味はトレーニングで、発達した筋肉が自慢。負けず嫌いで、正義感が強く、単純で憎めない性格である。コメのご飯とイチジクの甘露煮が好物。祖母と二人暮らしで独身。変身前の素顔は常にフレームアウトしており、画面には映らない。
だじゃく組合によるカメムシ大発生作戦になすすべもない状態の秋田県で、ただ一人田を守るために戦ったことをナモミハギに認められ、変身アイテム「豪石玉」を授かった(ラジオドラマ、奥田版コミックより)。
変身後の姿は、ナマハゲに代表される日本海沿岸を中心に全国に分布する来訪神であるナモミハギの力を借りているため、ナマハゲを模している「ヒーローズ」によると、同じナマハゲを模した姿でも、詳細なデザインは変身する人間のイメージに左右されるらしい。アキタ・ケンは特撮マニアであるためヒーロー調の姿であるが、軍人であった祖父が変身した先代のネイガーは軍人調の姿であったと説明されている。。イメージカラーは、熱い正義の心を象徴し、またナマハゲの面に多用され、さらにトラクターやコンバインなどの農業機械のボディにもよく用いられるレッド(主にヤンマーおよび三菱農機製の各農業機械に最も顕著に表れている)。背中には「米」の字、手の甲には「田」の字が描かれている。また、ベルトのバックルには、秋田県の県旗の紋章のデザインに使われている「ア」のマークが付けられている。
武器を使わない必殺技は「鳥海キック」(※ネーミングは、秋田県と山形県の県境にまたがる活火山「鳥海山」に由来する)。
主な武器は、きりたんぽ型の剣「キリタン・ソード」。これを使う必殺技は「比内地鶏クラッシュ」と「比内鶏クラッシュ」がある。「比内鶏クラッシュ」は天然記念物級の技。いずれも技が炸裂した際に「コケコッコー」という鶏の声が聞こえる。
他に、ハタハタ型の銃「ブリコガン」(ブリコとはハタハタの卵のことで、弾丸がブリコ、必殺技は「男鹿ブリコショット」。特に技名を叫ばなくとも常時発射される)、「カマクラ・ナックル」(必殺技は「横手豪雪パンチ」)など。
防具は「カントウ・シールド」(東北四大祭の1つ、竿灯に使われる提灯が多数ついた竿を模している)。これは、カントウマン(提灯ネイガー)から託されたもの。大気圏突入が可能。
乗り物は二条刈りのコンバインやハタハタ型のオートバイ「マシン・ショッツラー」(秋田の伝統的な魚醤しょっつるにちなむ名称)など。なお、ショッツラーは出力10万bp(ブリコ・パワー、10万bpは約47馬力)、燃料はしょっつるである。
祖母の教えにより、たとえ敵であっても、女性には手出しできない。
2007年1月のNHK正月特番にて、「王牙豪石(おうがごうしゃく)」なる金色の変身モードが紹介された。その後、同年6月には大館樹海ドームにてショーデビュー、正式に「ネイガー・大豊作フォーム」と名乗った。この時のショーは、裏秋田から現れたクレーガに敗北し、男鹿の真山にて修行したことで強化変身したという筋立てであった。「おうが」の語源は、秋田弁の「あまりにも」「とても」という言葉「オガ」であると同時に、ナマハゲのふるさと「男鹿半島」や、多用すると敵味方の区別が付かなくなってしまうことから、怪物である「オーガ」の意味もある。
ヒーローズでは基本的に他のメディアと同じ設定で登場。屈強な体躯が特徴的な気の優しい青年として登場。ショッツラーは持っていないらしく、遠距離移動の際は専ら普通の乗用車を足として使っている。変身の為の豪石玉は農家の仕事中に見つけた様子。高い戦闘センスの持ち主で、不利な状況下でもハンカクサイを退け、アラゲ丸との一騎打ちでも機転を生かして彼の技を捌ききった。ちなみに彼の祖父が先代のネイガー。ケンが変身するネイガーとは姿が違うらしく、軍人を模した姿だったらしい。
決めゼリフは「海を、山を、秋田を守る、超神ネイガー!!
ネイガー・ジオン
変身前は、林業に従事する青年「フジサト・シロー」。山と森と美味しい水(酒?)を心から愛する。
変身後の姿は、ネイガーと同じくナモミハギの力を借りているため、ナマハゲを模したもの。イメージカラーは、山林を象徴するグリーン。背中には「酒」の字、手の甲には「刃」の字、肩には「松ぼっくり」、後頭部には杉の木が描かれている。
身軽で、武器を使うよりも素手での拳法を得意とする。酔拳の使い手である。必殺技「クマゲラパンチ」は、あたかもクマゲラが木を突くように、目に見えない早さで敵に無数のパンチを叩き込む技である。他にも「キリトンファー」「キリタンチャク」などの武器や、「カモシカキック」というキック技も使う。
常に、ひょうたんに入れた酒を携えている。このひょうたんには「師恩(ジオン)の酒」と書かれている。
アキタ・ケンの正義感に心を打たれ、弟分として「ジオン」と名乗っている(これは、秋田弁で弟を「おんじ」と呼ぶことから)。彼のサインは「師恩」と書く事から、ネイガーを慕っている様子が伺える。
酒を飲んでテンションが上がってくると巻き舌で「とぅるッふー♪」と言う。
決めゼリフは「森の悲鳴を聞きつけりゃ、木霊の速さで駆けつける。その名も、ネイガージオン!!
普段の乗り物は不明だが、NHK秋田の2007年正月特番では、ジャックされた局を守るためにカモシカ2頭立てのソリに乗ってやってきた。カモシカの名前は「ジャッキー」「リー」。
ヒーローズでは飄々とした酒好きではなく、生真面目な好青年という性格で登場。登場当初は超神の力に不慣れで、ゴンボホリーの罠に嵌り、彼の計略に利用されかけたが、ケンに救われ、彼との特訓で力をつけた。豪石玉は森の中で発見。
アラゲ丸(あらげまる/荒海丸と書くこともある)
変身前は、漁業に従事する青年「ハチモリ・リュウ」。漁船「碇丸(いかりまる)」の操業主。漁船にて季節の魚を捕るほか、素潜りで牡蠣、鮑を獲って生計を立てている。モデルとなった人物が、象潟漁協に実在する朝日新聞マイタウン秋田 体張りイワガキ漁/佐々木健一さん、2010年8月27日閲覧。
変身後の姿は、海や漁業に関したパーツが多い。肩にはテトラポッド、額には錨などが装着されている。イメージカラーは、海を象徴するブルー。背中には、文字ではなく大きな錨がデザインされている(襟は防波堤をイメージ)。
ネイガーやネイガー・ジオンがナモミハギの力を借りているのに対し、彼はアラハバキの力を借りている。
主な武器は、鱈型の小型砲「タラ・バズーカ」。砲弾はダダミ秋田弁で「鱈の白子」のこと。以下も秋田弁での意。。これを使う必殺技は「おう、そこのはんかくせぇ「愚かな」等の意。の、これ持ってれ」など(タラ・バズーカをハンカクサイに渡す際、このセリフを言うことからこう呼ばれている。タラ・バズーカはとても重いらしく、ハンカクサイでは持ったまま起き上がることができない)。
他に、イカ型のカッター「イカ・スライサー」(必殺技は「日本海・怒濤・波の華切り」)がある。
ベルトのバックルは魚群探知機であり、どんな陸の山奥にいても象潟沖の魚に反応し、「さかなだよ、さかなだよ」というアラーム音で知らせる。たまに誤作動し、ネイガーのブリコガンやマシン・ショッツラーに反応する場合もある。このバックルは、場合によっては携帯電話としても機能する。
乗り物は、小型漁船の「いかり丸」(必殺技は「シラセ・氷砕・アタックにかほ市金浦が、南極探検隊隊長の白瀬矗の故郷であることにちなんだ技名。」)。ハチモリ・リュウが所有する2隻の漁船のうち小さい方で、公園のボートを2回りほど大きくしたぐらい。
気性が荒く好戦的で、相手を問わず勝負を挑むことが多い。陸では最強のネイガーをライバル視している。「戦斗漁船」「漁協の狂犬」「港の暴れ馬」などの異名を持つ。
だじゃく組合に接待を受けて、用心棒として雇われたことがある。
ネイガーとは別に、専用のテーマソング「俺は漁港(みなと)の暴れ馬」を持っている。
既婚者で、かがぁ「妻」「女房」のこと。は“最強”と言われている。戦闘中、かがぁに携帯電話でどやしつけられ、呼び戻されることが多い。
決めゼリフは「天に満月、地に月見草、船に錦の大漁旗! 炎の漁師、アラゲ丸!!
ヒーローズでは基本的に他メディアと同じ設定で登場。ぶっきらぼうで唯我独尊な性格で、自分より背が高く、超神としての経験も上なケンを激しくライバル視しているが、不器用な優しさや結婚記念日のプレゼントを真剣に考える、ケンの力量を密かに認める等、単なる乱暴者ではない部分も見せた。戦闘時はタラ・バズーカはあまり使わず、強大なパワーを生かした肉弾戦を主に行う。豪石玉は謎の化け物(怪人タグランケをアレンジした可能性が高い)に襲われ、海に落ちた際に発見。
ネイガー・マイ
女性版のネイガー。変身前は、米屋の看板娘「アキタ・マイ」。イメージカラーは未来の輝きを象徴するホワイト。アキタ・ケンの親戚関係らしいが不明。ネイガーに対し、「あなたの妹分ってことにしておいて」と話す。
女性に手出しできないネイガーに代わり、女怪人を倒す役目を担う。
背中には「米」の文字を図案化した赤い模様が描かれていて、胸には「美」、額には龍(竜?)のマークが入っている。田沢湖の辰子姫伝説に由来するものと思われる。
他の超神たちのような乗り物は持っていないが、TV版ではピンク色の空飛ぶ龍に乗って移動を行っている。
プロレス技を得意とし、エラシグネと激しい戦いを展開する。
必殺技は「辰子ツイスト」「辰子ウィザード」。
決めゼリフは「秋田の未来を、秋田の平和を、華麗に守る! ネイガーマイ!!
演じるのは元女子プロレスラー福岡晶こと宮本晶。
ヒーローズでは終盤にアキタ・マイらしき女性が登場しており、生身でありながらホジーネを蹴散らしていた。ネイガー・マイは最終ページに登場。
カントウマン(竿灯マン)
何らかの神の力を借りているかは不明、よって正式な超神かどうかは微妙。竿灯まつりそのものの化身とも言われる。イメージカラーは祭りの夜空を象徴するパープル。
変身前は、秋田市大町に住む、公務員(市役所職員)の青年「クボタ・ジョー」。
自称「提灯ネイガー」。明らかに「超神ネイガー」をもじっている。
武器や必殺技などは特にない。竿灯祭りがそうであるように、戦う事ではなく、技の美しさを競うことがもっとも大事だと考えている。そのため戦闘では、ひたすらカントウシールドを用いての専守防衛に徹する。
その名の通り、転ぶと1人では起き上がれない。その際「どっこいしょー、どっこいしょー」と竿灯のかけ声をかけることで起き上がれるようになる。
カントウ・シールドをネイガーに託す。
背中には「祭」の文字が書かれている。
決めゼリフは「人呼んで、戦う東北四大まつり!ここで「四大祭り」と言うのは、カントウマンの気配りかもしれない。現時点ではまだ「東北三大祭り」と呼称する例が多いと思われる。 カントウマン!
ヒーローズでは終盤にクボタ・ジョーらしきサラリーマン風の青年が登場しており、だじゃく組合の総攻撃を前に身構えていた。カントウマンも最終ページに登場している。
2007年夏の竿灯まつりに登場、実際に竿灯(最も大きな大若)を持つ姿を披露した。
ネイガービガビガG
時空を超えて悪さしようとやって来た100年後のハンカクサイ「スコタマハンカクサイ」を追って、現代の秋田にやってきた、100年後の超神ネイガー。※ビガビガジイ=ぴかぴか輝いている(秋田弁)。
変身前はネイガー/アキタ・ケンのひ孫「アキタ・ケンタ」。ネイガーを「伝説のネイガー」と呼んで尊敬している。
メタルヒーロー風のマジョーラカラーの戦闘スーツ「ビガビガG」を「豪石装甲」し、サンダーブリコガンや、カマクラナックル(小)、赤飯で出来たオゴワ・キリタンソードを武器に戦う。必殺技は、曾祖父ネイガーと同様、鳥海キック。二人で「鳥海ダブルキック」を放つこともある。
決めゼリフは「海を、山を、秋田を守る、超神ネイガー、ビガビガG!
何かというと「G(ジー)ッ!」と叫んでポーズを決める。
通信教育で習った100年前の人々(ショーの観客)を珍しがり、しばしば頭部のカメラで写真撮影を行うことがある。
ザッパー・ジール
ネイガーに弟子入りし、修行を積んでいる見習い超神。名前の由来はザッパ汁から。
ネイガーに似た姿をしているが、基調色は白で、さらに肩や頭部がネイガーに比べ簡略化されている。背中の文字は「成」で、拳には「学」の字が刻まれている。
勉強熱心で、ネイガーから授けられた「超神心得」を守り、常に読書とトレーニングを怠らない。得意技は本で覚えた整体。攻撃の他、ダメージ回復にも使われる。
しかし仮豪石の身であるため、まだネイガーを名乗ることは許されていない。(一度「ネイガー・ザッパー」と名乗ったが、師であるネイガーに「まだ早い」とたしなめられている)実力はホジーネ以上だが、怪人とはタイマンでなんとか戦える程度。複数で襲われるとピンチになってしまうこともしばしばで、敵の策略にハマってしまうこともある。

だじゃく組合

概要

ネイガーの敵である悪の組織。だじゃく(だんじゃく)とは、秋田弁で「乱暴」「横暴」の意。

組合長以下、多数のホジナシ怪人(組合員)たちが所属している。なお「ホジナシ」とは、「間抜け」「分別のない者」の意。

「明日の秋田を駄目にする」を掲げ、秋田の悪の組織ナンバーワンを目指し、組合員は日々セコい悪事にいそしんでいる。おもな行動方針は「秋田の平和と繁栄を呪い、実りを踏みにじる」こと。ネイガーショーなどでは、その場にいるTV局のアナウンサーやゲストを誘拐して組合員にしてしまうなどの卑劣な行為を行うが、誘拐された側からもあまり本気で怖がられたためしがない。幹部一人一人の個性が強く、組合内部での上下関係を巡った小競り合いが繰り広げられることもある。

秋田県下のすべての市町村と岩手県、台湾に支部組合がある。これらを中央で統括する組合連合会があり「ダジャックス」と名乗っている。だじゃく組合連合会は正義側のネイガーすら持っていない独自ドメイン“dajax.jp”を保有し、インターネットの世界からも悪事をもくろんでいる。一見まともな企業ホームページらしく仕上げてあり、「秋田をダメにするソリューションの提案」などそれらしい事が記載されているが、各所のボタンやハイパーリンクを設置しているように見える場所にマウスポインタを合わせても、何も反応しない。

なお、国勢調査における職業は「団体職員」。

ハンカクサイ曰く、毎水曜が定休日。

装備

ミニ・クワ
小さなクワ。ホジナシはまともに働かないので、持っている道具も退化してしまい、このような情けないものになっている。
本来は「由利本荘型」と呼ばれる立派なクワなのだが、退化したためミニサイズになり、ほとんど使えない上に壊れやすい(しかも壊れたらガムテープで補修して使い続ける)。
ダジャーク・ベルト
某・有名な悪の組織のベルトに酷似している。ただし、よく見るとバックルは鷲のデザインではなく、カメムシが秋田県にオナラをかけているという、何とも悪趣味かつ下品なデザインである。

主な組合員

セヤミコギ
組合長。(※せやみこぎ=怠け者。セヤミは漢字で表すと背病み(仮病、詐欺の意)。ヘヤミコギ、ヒヤミコギ、などと発音する場合もある)
その姿を見た者は誰もいないと言われている。口癖は「コギ、コギ、コギ」。部下に面倒ごとを押しつけ、自分は背中や腰が痛いからと言って寝てばかりいるらしい。
ラジオドラマの他、時々ショーで声を聞くことができる。
バスコギ
副組合長。(※ばすこぎ=うそつき バシコギと発音する場合もある)。
2007年8月の「大内パフォーミングアート・アラゲ丸ショー」にて初登場。2枚舌の巨大なブラックバスが黒スーツを着ている姿。
アタッシュケースを持ち歩き、さまざまな悪質商法で秋田県民から小金を搾り取ろうと企む。極めて胡散臭い通販会社「ダジャネット」を経営している、と自分では言うが、何もかも本当かどうかは分からない。口癖は「ばは、ばはー」。
引っ込められない舌が弱点で、よく1枚引きちぎられる。
エジクサレ
監事。名前は「強情っ張り」の意。
ショネマガリ
監事。名前は「性根曲がり」の意。
ハンカクサイ
戦闘担当の行動班長。(※はんかくさい=間が抜けた、馬鹿馬鹿しい、中途半端な)
超神との対決が最も多く、組合員の中では最も有名。ネイガーとのガチンコ勝負になると対等かと思わせる強さを見せるが、基本的にいつもはだらだらとやる気のない態度である。やる気のないあまりに、アラゲ丸には常に無抵抗で蹴りを入れられ、時には戦闘員ホジーネに踏まれることすらある。年齢は自称2万歳。
稲作農家にとって最大の害虫・アネコムシ(カメムシのことで、アネコムシの「アネコ」とは「(若い)姉さん」「(若い)娘」の意)をデザインした顔面。農業従事者なら、見るだけで不快感を催す怪人。
行動班長だけあって、言葉(もちろん秋田弁)をしゃべる。
呼ぶ場合は、必ず「ハン・カクサイ」と区切らないと怒る。自称「ハン様」。
セヤミコギ組合長とのやりとりでは、中間管理職特有の卑屈な態度に終始する。
部下のホジーネたちには、労いの言葉をかけたり食べ物をおごったりと、思いやりのある面を見せることもある。
悪事はあくまで「仕事」であるため、仕事のストレスは善行によって発散している。
武器は「タロンペ・ソード」。その名の通り、氷柱の剣である。材質が氷なので、もろくて折れやすい。
ラジオドラマでは「タロンペ手裏剣」という武器(技?)も登場した。
「毒電波発信機」という小型の機械を使ったこともある。
得意な攻撃技は、尻から発射する「カメムシガス」(公式サイトでは「おならガス」とも表現)。アネコムシ(カメムシ)をモチーフにした怪人だけあって、当然ながら強烈に臭い。これを秋田県民が嗅ぐと、たちまちホジナシになり、だじゃく組合に入りたくなったり、場合によってはカメムシそのものに変えられたりする。
コミック版では、眉間から「うだで光線(ビイム)」を発射した(「うだで」とは「面倒くさい」の意味)。これに当たると、頭にカメムシの足が生え、何もかもが面倒くさく感じるようになってしまう。また、魚介類が嫌い(しかも食わず嫌い)。
農薬散布のヘリコプターの音が弱点。これが聞こえると物陰に隠れるが、頭を隠してもなぜか尻は隠さない。
ネイガーに負け、逃げる時の捨てゼリフは「おべでれや〜!!」(「覚えてろよ」の意)。
ラジオ番組をもつなど、マスコミを使った作戦を得意とする。敵キャラながらも、声質がよいのと語り口が軽妙なので意外と人気があり、ファンも多い。
見る夢は、すべて「No Future(未来はない)」らしい。
ヒーローズでは他のメディアとは違い、威圧感を纏い、冷酷な性格の持ち主として登場。本来の姿だけでなく、鋭い眼つきが特徴的な壮年の男性の姿をとった人間態も登場した。罠に嵌めたとはいえ、ネイガーを軽々と蹴飛ばす等、圧倒的な力を見せ付けた。また「ハンカクサイ」は本当の名ではないらしく、アキタ・ケンらが自身を「はんかくせえ」と呼んだ事から、それを捩った「ハンカクサイ」という名を彼らと敵対する名として気に入り、以後そう名乗っている。本名は不明のまま。ちなみに「だじゃく組合」という組織の命名及び組織のバックルのデザインを手がけたのは彼の様子。
スコタマハンカクサイ
正式名称「スーパーウルトラハン・カクサイ」。100年後の未来からやってきた、未来のハンカクサイである。(※スコタマ=とても、大変)
鹿角市大湯のストーンサークルがもつ、時間をコントロールする機能によってタイムスリップしてきた。ハンカクサイは、100年の間、さまざまな農薬にうち勝つため、自分の体を強化改造しているうちに、強力で醜悪な姿のスコタマハンカクサイとなったらしい。現代のネイガーの武器や技は一切通用しない。
品種改良された未来の稲の味が舌に馴染まなくなったため、おいしい稲の汁を求めて、100年前(現代)にやってきた。
時空を超える際に溶けて短くなったタロンペソードを武器にする。
呼ぶ場合は、必ず「スコタマハン・カクサイ」と区切らないと怒る。
カマドキャシ
ハンカクサイ配下の怪人。別名「劇症型貧乏神」。(※かまどきゃし=生活の破綻。「かまど・倒す/転がす(きゃす)」の意。家の中における、安定した生活の象徴であるカマド=「竃」を倒す、ひっくり返す、ということである)(さらに「かまど消し」の意味もあり、これは「カマケシヤロ」に通じ、「穀潰し」や「自己破産者」という意味がある)
頭がかまどになっている。その下は、炎を示す赤と、炭を示す黒のコスチューム。
ふだんは物静か(というか陰気)だが、頭のかまどをはずすと暴れ始め、手近なものを「倒して転がす」という意味不明な行動を続ける。この時のかけ声は「ドンと、イッパ~ッツ!※」。
※秋田県由利地方の国道に、「ドンと一発かまどきゃし」という、身も蓋もない交通標語の看板がかつて立てられていた。「一回の交通事故が、破産や一家離散を招く」という意味の、かなり強い警告文である。
転がすものがない時は、はずれた自分の頭を転がし、その結果として目を回すことがある。
暴れている時に、かまど以外のものをかぶせると、動きが止まることがある。
「キャシーッ」と鳴く。
竃の中の顔は、赤い布の者と、不細工な人間風の顔の者とがいる。不細工な顔のカマドキャシは「なんですかあ」と鳴きながら相撲のような動きで戦う。
2008年には設定が変更され、行動班長に昇進。ジュリ扇を持ったパンクスタイルのオカマキャラとなっている。
ボッコレタマグラ
行動班長配下の怪人。(※ぼっこれたまぐら=役立たず、軽薄な物好き。「壊れた= ボッコレた/鎌の柄と刃の間の金具= タマクラ」の意。転じて、道具として使えないので「役立たず」、また先端がグラグラしている状態から「何にでも頭を突っ込みたがる物好き」の意)
初期の頃はハンカクサイと一緒に出ることが多かったが、カマドキャシが行動班長に昇進してからは「カマ」つながりで、そちらと組むことが多い。
下っ端の戦闘員・ホジーネたちが作った。
名前の通り、頭と両腕に壊れた鎌を装着している。この鎌は柄と刃の間の金具が壊れているだけにはずれやすく、しかも実際にはずされると何もできなくなり、途方に暮れてしまう。
しかし、相手に触れることで、相手が持っている道具(武器に限らない)が使いものにならなくなるという恐るべき能力を持つ。
他人の畑に勝手に入り込んで草刈りをする。まともなら役に立つのだが、壊れた鎌の刃はなまくらで切れないし、単に畑のウネを壊すばかりで迷惑をかけるだけ(だじゃく組合としては正しい行動)。
甲高い声で「タマグラ~」と鳴く。滅多に言葉を話さないが、話す時はホジーネよりも饒舌である。
ボッコレタマグラ2(改造ボッコレタマグラ)
ボッコレタマグラの腕に強化パーツを装着した、極めて安易なコンセプトのパワーアップ版怪人。ホジーネの一人に恋をしている。
強化パーツはホジーネが作製した大きな「かぎ爪」・・・ポリ製のゴミ箱に爪を付けたもの。改造前と同様、腕を引っこ抜かれると弱くなる。
クサレタマグラ
ボッコレタマグラに、にぎりっぺを3発足して作られた改良型。頭部の鎌は3本となり、モノアイが付いている。(※くされたまぐら=上記「ぼっこれたまぐら」とほぼ同意)
鳴き声は「タマグラー」。
武器が鎌からチェーンソーと刈り払い機(DAJAX製)になっていて、キリタンソードを切り落としたことが何度もある。
動きが素早く、ボッコレタマグラの3倍のスピードと言われる。
戦いの途中で、チェーンソーがエンストを起こすことが多い。
カントウマンと戦うケースが多い。一度、カントウマンに負けている(2007年7月の水木一郎ショー)。
ホジーネ
最下位の戦闘員たち。一般に「ほじなし戦闘員」と呼称される。組織図上はハンカクサイの配下だが、どんな行動班長とも一緒である。組合内の地位こそ最下位だが、よく見ていると誰よりもふてぶてしく、強く、技も多彩で逃げ足も速い。(※ほじね=正気がない、理性的でない)
全身が銀色ベースに黒のアクセントが入り、顔には「ホ」を図案化した黒い模様が描かれている。「ヒーローズ」では、顔はマスクではなく仮面になっている。
本来は善良な秋田県民が、ハンカクサイなどに操られてしまっているという説もあるが、真偽のほどは不明。
ボッコレタマグラなどの怪人や毒電波発信機を作れるほど、手先は器用。
母の日にはプレゼントを用意したり、死んだ祖父にタイムスリップで会えると大喜びしたりと、意外に家族想い。
時々、ミニ・クワを持っていたり、首に手ぬぐいを巻いていたりする。
ショーではムエタイ用のパンツやハートマークのパンツを愛用していることが多く、それを人前で上げたり下げたりして顰蹙を買うのが好き。また、幹部を差し置いて目立とうとする行動もよく見受けられる。「ほじなしTシャツ」もお気に入りのようで、よく前後さかさまに着用している。
太った者、やせた貧弱な者、スノボの得意な者や、科学者風の者など、いろいろなホジーネがいるが、マッチョの2匹組の出現確率が最も高い。
2006年夏の「ファンの集い」では、草刈り機で作業するホジーネや、給仕するホジーネなどのほか、竹林の竹の断面から生まれるベビーホジーネなるものが確認された。
言葉はあまりしゃべれず、基本的にはショッカーの戦闘員よろしく「ホジー、ホジー」と甲高い声で鳴くだけだが、たまに一言だけしゃべることがある。
スコタマホジーネ
スコタマハンカクサイとともに100年後の未来からやって来た、強力な(?)ホジーネ。
マスクが硬質になっている他は、いつものホジーネとなにも変わらない。ビガビガGが「100年前のホジーネは大したこと無い」と言っていることから、相対的に若干強くはなっているらしい。(ただし、すぐにやられてしまう点は変わらない)
アンポンタン・ホジ木
ホジーネジムからやってきた、レスラーのホジーネ。アントニオ猪木を想わせるアゴとカツラ、ガウン姿が特徴。「ホジー」の他に「元気ですかー!」と言うことも可能。闘魂を注入されるとパワーアップする設定になっているが、通常のホジーネ同様、すぐにやられてしまう点は変わらない。
ガジェーネ(=メクセグ・ネイガー)
ホジーネと同じく、最下位の戦闘員たち。(※がじぇね=幼稚だ、幼い)
うち1人が「メクセグ・ネイガー」となる。これは、いわゆるヒーローの偽物、つまり「偽ネイガー」である。なお「めくせ」とは「不細工な」「格好悪い」という意味であり、「めくせぐねが?」とは「ブサイクじゃないか?」という意味である。
メクセグ・ネイガーは、本物とは比較にならないほど安っぽく、かっこ悪い。ショーなどでネイガーの登場を待つ観客を失望させるのが主な役割。背中にマジックで書き殴られたイラストが自慢で、赤いマントを外すと裸の背中があらわになり、それを観客に見てもらいたがる。マスクを取られると、本来の姿であるガジェーネに戻ってしまう。赤いマスクに金文字で「ガ」と描いてある。
モジャーネ
ホジーネ、ガジェーネと同じく戦闘員だが、もっとも出現率が低い。(※もじゃね=散らかっている、収拾がつかない)
2006年5月に一度、2007年10月に一度、それぞれ出現が確認されている。白いマスクに金文字で「モ」と描かれている。能力等はホジーネとあまり変わらないように見える。
※1 ホジーネと並んで立つと、マスクの文字が「ホ」「モ」と読めてしまうため、教育上都合が悪い。ただし意図的に2人を並ばせた状態で、ハンカクサイが「ふっつくな」(くっ付くな)と突っ込みを入れている公式画像やキーホルダーも存在する。
※2 ガジェーネと並んで立つと、マスクの文字が「ガ」「モ」と読めてしまうため、秋田県内では教育上ものすごく都合が悪い。(ただし公式サイトには、意図的に2人を並ばせた状態でホジーネが説教をしている画像が存在する)
ヤヅガーネ
ほじなし戦闘員の亜種。不細工な大きな顔を持ち、手に大きなグローブをはめている。(※やづがね=ダメだ、思慮がない、だらしない)
モッタリマゲダリ
ハンカクサイ配下の怪人。ラジオドラマやコミック版にも登場。(※もったりまげだり=「入れたり出したり」「盛ったり溢したり」のことで、ご飯を茶碗に入れたり出したりを繰り返すことから、優柔不断な様子の意)
コミック版では、大潟村カントリーエレベーターのてっぺんでカメムシを大量放出して、秋田県をカメムシで覆いつくした。
鳴き声は「もったりまげだりー」。
2007年1月のNHK秋田制作の特番でついに姿を現し、ネイガーを怪しい光線技で痛めつけた。この時の姿は「3メートルの宇宙人(= フラットウッズ・モンスター)」似の、巨大なロボット風であった。
ゴンボホリー
ハンカクサイと同じく、戦闘担当の行動班長。(ごんぼほり=駄々っ子、駄々をこねる。おもちゃ売り場で座り込み、「買って買って」と泣きわめいている子供などはこれである)
その名の通り、自分の思い通りにならないと駄々をこねる。
カミキリムシ(マツノマダラカミキリ)を模した姿をしている。出身地を問われると必ず「東京のほう」と語り、実は秋田出身であることはひた隠すが、微妙な秋田弁のイントネーションを隠しきれず、出身地を指摘されると怒り出す。しかしホイドタガレに吸いつかれエネルギーを奪われた際には、混乱のあまり自ら過去を暴露してしまうことがある。
都会派を気取り、自称「組合のファッション・リーダーかつトップ・ブリーダー」。ファッション・リーダーを名乗るだけあり、その衣装は度々変化している(白黒、黒、パール、迷彩、青ジャージ、金、クリスマス限定色の赤緑が確認されている)。また、右手に「L」「O」「V」「E」(Love=好き)、左手に「H」「A」「T」「E」(Hate=嫌い)とそれぞれ描かれた指輪をはめている(合計八個)。
性格は卑怯。他人を卑怯呼ばわりする一方で、自分は平気で戦闘員を盾にしたりする。口はきわめて達者だが格闘はからきしで、大抵ヒーローたちに瞬殺されて退場する。
都会にあこがれる若者を誘導し、秋田の人口流出を図ろうとする邪悪な怪人。
武器は「イブリ・ロッド」。いぶりがっこのロッドであり、「いぶりがっこ」とは「燻製(= いぶり)の漬物(= がっこ)」の意で、いろりの上で燻製にした大根を漬けた漬物のこと。
実際のイブリ・ロッドは、棒(燻製の大根か?)の先に、ひもで小さな茄子ガッコ(茄子の漬物?)がつながれたものになっている。
「デゴリオット・ミサイル」「デゴ・ナックル」という、デゴ(= 大根)の武器もあるが、正体は大根のぬいぐるみである。やわらかいのでまったく役に立たない。デゴリオット・ミサイルにはゴムひもが付いており、ネイガーに持たせてぶつけようとするが、大概先に手を離され、返り討ちに遭ってしまう。
袖の下にマツノザイセンチュウ(マツクイムシの一種)を隠し持っていて、マツクイムシ被害を発生させる。
羽は着脱可能。オフの際には取り外し、文字通りに羽を休めている。
彼に絶滅寸前の秋田美人

に認定されると、バラを一輪もらえることがある(おもに、最前列のお母様方)。

歌謡曲を歌いながら登場することもしばしばある。
コアな女性ファンから、(ビニール製の白い馬「エレクトラ」に乗って登場することがあるためか)「ホリー王子」と呼称される。
ヒーローズでは基本的に他のメディアと同じ設定で登場。ただ雑誌掲載時の一人称は「オレ」だった(単行本では他メディアと同じ「ボク」に修正されている)。超神としての力を完全に引き出していなかったとはいえ、シロー=ジオンを倒す程の実力者として登場。その後、シローに化け尚且つ豪石玉を奪い、様々な策謀とジオンの力でケン達を始末しようとするも、逆にケンとリュウの罠に引っかかり、シローに豪石玉を取り返されてしまい、力を上げたジオンの攻撃を受け敗退した。彼もハンカクサイ同様、人間の姿をとった事があり、派手なサングラス(?)をかけた青年の姿を見せた。彼にも本名があるらしいが、不明のまま。
タグランケ
ゴンボホリー配下の怪人。フラダンス風の曲に乗って登場する。(※たぐらんけ=馬鹿、役立たず)
漁師の大敵、エチゼンクラゲをベースに、海上のゴミやら魚の死骸やらを集めて作られた、迷惑な怪人。かなり生臭い。
頭部はエチゼンクラゲに腐りかけたイカを思わせる顔がつき、右手は触手、左手は魚の頭部、背中はフナムシをそれぞれ模している。身体全体が柔らかく、打撃攻撃があまり効かない。
触手から電撃を放つ。しかし電源が必要で、電源を断たれると攻撃どころか動きが止まってしまう。実は触手自体もよくちぎれる。
背中に、電池が2本入っている。背中の巨大フナムシを引きはがすと電池が落ちてしまう。
鳴き声は「ターグランケー」。
ヒーローズでは明確に登場はしていないが、ハチモリ・リュウの船を大破させた怪物がタグランゲのアレンジ版である可能性が高い。画面に出たのは頭部のみではあるが、牙の生えた巨大なクラゲ風の外見で触手を多数有している。
モゾバリー
行動班長配下のサメ型怪人。名前は「自分ばかり」もしくは「独り占め」の意。
鋭い歯による噛み付き攻撃を得意とし、サメ肌であるため防御力も高い。
鳴き声は「サメシャーク!」。
ヨグタガレ
ハンカクサイと同じく、戦闘担当の行動班長。名前は「強欲な人(欲たかり)」の意。
ホイドタガレ
ヨグタガレ配下の怪人。(※ほいどたがれ、ほえどたがれ=欲張り)
ヤマビルをベースに、山中に不法投棄された廃棄物を集めて作られた。身体に三本の黒い線(ヤマビルの特徴)があり、「黒い三本線」の別名を持つ。
4~5つの関節がついた、管状の3本の太い触手を持つ。また、背面から伸びる尻尾がある。
触手で相手に吸い付き、エネルギーを吸い取る。この時、敵味方に関係なく手近な者を襲う。なりゆき上、ホジーネやゴンボホリーが犠牲になることが多い。
ふだんはぎくしゃくした動きをするが、エネルギーを吸えそうな獲物を見つけるとスムーズな動きとなり、獲物に忍び寄る。
乾燥には弱いが生命力は旺盛で、水中なら3日ほど何も食べなくても平気。
元がヤマビルだけに、弱点は塩。濃度20%以上の食塩水でも効果がある。
片腕がかぎ爪になった者や、熊手状になった者、頭部に角がある者など、細かなバリエーションがいくつかある。
エラシグネ
行動班長。(※えらしぐね=可愛げのない、腹立たしい、いまいましい。「愛らしく、ない」→「えらしぐ、ねえ」)
ツツガムシの怪人で、両手に持つ武器「ツツガ・ニードル」を相手に突き刺し、ツツガムシ病、もしくは異性をメロメロにしてしまう。
だじゃく組合初の女性キャラで、高飛車なお姉様系。好きなもの(弱点)は若く格好いい男性とお金。他の行動班長たちを「おっさん」と呼んで小馬鹿にするが、青森旅行に行ってリンゴパイを土産に買ってくる(2007年7月、水木一郎ショー)など、気配りの効く面も見せる。不景気風を吹かせて秋田の商店街をすべてシャッター街だらけにしてしまおうと企んでいる。
同じ女性として意識しているのか、ネイガー・マイを嫌っているようで、マイに対して「自分のことを可愛いと思っている」と因縁をつける。
部下の怪人が戦闘している最中に、自前の手鏡で髪型を直すこともしばしば。
ステージ登場時、名刺カードを一枚、客席に放る。カードにはツツガムシのイラストと、キスマークがあしらわれている。最近では会場から観客の男性を3名連れてきて自分の似顔絵を描かせ、一番美しい絵(もしくは面白い絵)を描いた人にカードを渡しているケースが多い。
エフリコギ
庶務会計担当。名前は「見栄っ張り」の意。2008年には行動班長へと異動になり、ショーに初登場した。
重厚な鎧に身を包んだ、コクゾウムシの怪人。ハンカクサイが稲の状態で汁を吸うのに対し、こちらは米を好み、秋田の米を一粒残らず喰い尽くさんと企んでいる。米で出来ているキリタンソードを食べてしまうほか、その鎧は並の攻撃を受け付けない。
コミカルな動きと台詞で観客の笑いを取ることが多いだじゃく組合の怪人には珍しく、重厚な声と古武士のような尊大な態度をした正統派の悪役であるが、空気を読まない台詞に他の行動班長が突っ込みを入れることもしばしば存在する。
ナンカクサイ
ハンカクサイとよく似ているが、赤の他人。グリーンの背広に黒いワイシャツ、白ネクタイ。ステッキを武器としてネイガーと戦う。
だじゃく組合の台湾支部・青年部に所属の班長怪人。
2006年、緑色のカメムシ顔で秋田空港の「空の日」イベントに初登場。その後紫色のカメムシ顔となった。
その名の通り「何か臭い」らしい。
しまだしまお
だじゃく組合岩手支部の課長。本部や他支部で言う行動班長に相当する。
シマウマの怪人だが、なぜかノリはラテン系。馬なだけあって突進攻撃を得意とするが、頭を捕まれると身動きが取れなくなってしまう。
「しまだサバンナ」という、瓜二つの弟がいる。
チュッパ
だじゃく組合岩手支部に所属する、メキシコからやってきた怪人。キャンディとUMAが合わさった姿をしていて、血を吸うかキャンディをなめるかしていないと弱ってしまう習性を持つ。
マイネダオン
大昔、宇宙から大量にやってきて、北東北3県に栄えていた超古代文明を滅ぼしたと言われる(だじゃく組合の倉庫にあった古文書による)ロボット怪人。いわゆるオーパーツ。
遮光器土偶によく似ているが、関連は不明。(亀ヶ岡遺跡から発掘した土偶を改造したという設定もあり)手に持った光る棒から放射するホジナシ光線によって、人間を簡単にホジナシにしてしまう。そのために古代文明は跡形もなく崩壊し、今も北東北は繁栄から取り残されているらしい。人間が絶望する際に発するマイナスの精神エネルギーで動く。
調子のいいときはネイガーの武器も通じないほど強いが、人間がやる気に燃えているときの精神エネルギー「ヤルドの力」には弱く、人が声を合わせて「ヤルド」と叫ぶとたちまち故障して弱くなる。首にある発光パーツを取られてしまうと動かなくなり、ただの土偶に戻ってしまう。
金色の遮光器土偶型コントローラーによって操ることができるらしいが、だじゃく組合の怪人ではうまく操作できないようだ。
今も北東北のあちこちに、空襲後の不発弾のようにたくさん埋まっているらしい。
(※まいね=「ダメだ」の意の津軽弁 ※ヤルド=何か行動を起こす時の掛け声「やるぞ」の訛った言い方)
ホジ子(ほじこ)
非常勤の広報部員。
ラジオ番組「ハン・カクサイの電波ダジャック!」でアシスタント・パーソナリティを務めた。
元・秋田放送のアナウンサー「原志保」だったが、だじゃく組合に拉致同然の形で取り込まれた。
本名の「志保」をひっくり返して「ホジ子」という名前にされてしまった。
当初は、ハンカクサイを「ハン様」と呼ぶのも抵抗があったらしいが、今やすっかり洗脳され「すばらしいハン様」と呼ぶほどの立派なホジナシになっている。インドに行って以来、毎日カレーばかり食べるほどのカレー好きらしい。
ホジ松(ほじまつ)
非常勤の広報部員。
ラジオ番組「NTTフレッツ光プレゼンツ ハン・カクサイの電波ダジャック!生放送2時間スペシャル」でアシスタント・パーソナリティを務めた。さらにその後の「ネットの裏ダジャック」にも登場。
秋田放送のアナウンサー「松井梨絵子」だったが、だじゃく組合になんとなく取り込まれた。
松井の松の字を取って「ホジ松」という名前にされてしまった。
KKタマグラ
ABS秋田放送ラジオの昼の番組「ごくじょうラジオ」にて、ハンカクサイがラジオ中継車「ラジパル」に乗る際の、ディレクター兼運転手。たまにハンカクサイに合いの手を入れたりツッコミを入れるなど、息の合ったところが伺える。目撃情報によると、怪人の姿はしておらず、上下黒で決めたサングラスのイケメンらしい。
ヒムイドリ
日テレ系2007年10月6日放送「サタデーバリューフィーバー『ロコもん!』」に登場した、比内鶏に似た怪人。
番組では、お笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀がネイガー人気にあやかろうと、北秋田市鷹巣のショーに怪人ヒムイドリとなって出演した模様を紹介した。
ヒムイドリは、昔いじめられたので傷ついているなどと嘘をついてネイガーを油断させ、手羽先サンドなどの攻撃をするが、比内鶏クラッシュであえなく撃退された。

裏秋田(浦秋田)

異次元と思われるどこかに存在する謎の世界。表の秋田県(つまり、この我々の知っている秋田県)と海岸線でぴたりと噛み合う形をしており、何もかもが「表」秋田と裏返し。出生率もGNPも日本一の平和で明るい大都会。唯一の問題があるとすれば、それは「クレーガ」の存在だけである。

クレーガ(裏ネイガー)
裏秋田における、唯一の悪とされる全身黒ずくめの「ネイガー」。表のネイガーが誰からも好かれるヒーローなのに引き替え、裏のネイガーであるクレーガは裏秋田一の嫌われ者である。そのことに嫌気が差したため、黒い豪石玉を表秋田に送り込み、用いた者の体を依代として表の世界に出現、ネイガーに表裏の交替を迫る。
凶悪な性格と圧倒的なパワーでネイガーを倒し、ジオンとマイを圧倒する程の力の持ち主だが、依代となった者の肉体のポテンシャルに左右される面があり、時には依代の意識に支配されて(依代のホジーネに支配され、ホジーネと同じ動きや鳴き声になってしまうなど)ピンチを招くことがある。
ネイガーたちと同様に「ゴウシャク」の言葉で出現するが、超神たちとは異なりその音に「叱る」の意味は含まれていない。我々の故郷を切り裂き蹂躙する者の意=「郷裂(ごうさき)」がその語源とされる。名乗りの台詞やポーズなどは特にない。変身前は「濡れ手で粟のIT長者様(本人談)」であり、表のアキタ・ケンとはまさに対極の存在。コゲタンソードという黒くて長いキリタンソードを武器として用いる。
必殺技は「影・鳥海キック」。

ネイガーの仲間たち

ネイガーには、他にもさまざまな関係キャラクター、人物が存在する。おおむね、超神(正義)側に属している。

チャグマオー(岩鉄拳チャグマオー)
だじゃく組合(岩手支部)の悪事から岩手県を守る、謎の超神。岩手の祭「チャグチャグ馬ッコ」を主なモチーフとし、強力なパンチ、キックで戦う。2007年6月、岩手の競馬場オーロパークでデビュー。
変身前は「イワテ・ケンジ」。パンチ技は基本形の「岩鉄拳」、拳に南部鉄器の鉄瓶を装着する「南部鉄拳」、銀河鉄道(蒸気機関車)を装着する「銀河鉄拳」の3段階。キックは「岩手山大噴火キック」。ネイガーよりも若く、やんちゃなムードが漂う。2007年7月の水木一郎ショーにて、マイネダオンを倒す助太刀をするために秋田に初登場、初共演。
名乗りの台詞は「悪ニモ負ケズ、嵐ニモ負マケズ、鉄ノ拳デ岩手ヲ守ル。岩鉄拳、チャグマオー!
ラッセイバー(跳神ラッセイバー)
マイネダオンの秘密をネイガーに伝えるため、青森から助太刀にやってきた、ねぶたの姿をした謎の超神。2007年7月の水木一郎ショーが初登場。2008年5月には、イトーヨーカドー弘前店にて、青森県内デビューしている。
普段は仲の悪い「津軽の地吹雪」ジョッパー・リーと、「南部のイカズチ」マサカー・リーが力を合わせた時に「豪石クロス」で合体変身することができる。(二人はそれぞれ単独で戦うことも可能)
名乗りの台詞は「雪に鍛えてねぶたでハネて、守るぞ青森、跳神ラッセイバー!
初期と青森県内デビュー以降では設定が変更されている。違いは以下の通り。
初期
「下北の力・イタコ口寄せ変幻拳」という技でブルース・リーやジャイアント馬場の霊魂を自身の体に憑依させて戦う。とどめの16文キックを決めたあと、「アポー」と言いながら両肩のリンゴアーマーを持ち上げてアピールする。
青森県内デビュー以降
ラッセイバー時のスーツデザインが変更されており、初期のスーツはジョッパー・リーとして登場。必殺技は「リンゴ・パンチ」による「津軽じょんがラッシュ」、下北半島の形をした斧「シモキタ・アックス」による「津軽海峡青函ブレード」、キック技「スーパー八甲田おろし」の3種類。当初は使わなかったが、後にイタコ口寄せ変幻拳も使用できることが判明している。
エミシ
別名を「鬼」。ネイガー、ラッセイバー、チャグマオーをごちゃまぜにしたような姿をしており、北東北各ヒーローの力を吸収し、全ての必殺技を使うことができる。ネイガーたちの敵として登場するが、邪悪な気が感じられないため、北東北ヒーローたちの力と団結を試すために現れた、ナモミハギのような神の一種であるとも言われている。武器は北東北ヒーローたちが使う武器のほか、青銅色の蕨手刀を使うこともある。
カッチャマン
アラゲ丸を「船長」と呼び、戦闘中のアラゲ丸に武器を運んでくるウミネコの化身(?)であり舎弟。漁師仲間なのかもしれないが詳細は謎に包まれている。言葉の端々で「みゃあ」と鳴くが名古屋人ではない。アラゲ丸には「カモメ!」と呼ばれるが、本人は「カモメじゃない、ウミネコだみゃあ」と反論する。全身真っ白のスーツでマントを身につけているが、首から下は前後逆さまに着ている(つまり胸にマントが垂れており、ブーツは後ろを向き、ベルトのバックルは尻側にある)。カッチャマン(カッチャメンとも呼ばれる)の名前は、この「逆さま」である様子を秋田弁で「カッチャマ」「カッチャメ」と言うことに由来する。
出ると必ず最後にアラゲ丸によって「カッチャマ」を矯正される。すなわち、頭を180°ひっくり返される。矯正されるとただのウミネコに戻り、「みゃあみゃあ」と鳴きながら飛び去ってしまう。2007年6月の大館樹海ドームのショーにてデビュー。
寿司屋
ショーの音響や、BGMの作曲を担当する職人。CD「超神ネイガー歌っこ全集」収録の全曲の作曲を担当した。にかほ市で寿司屋を経営することから、こう呼ばれるらしい。だじゃく組合の班長怪人に絡まれるなどしてショーの世界に引きずり込まれることが多い。
コミック版にてハチモリ・リュウとハンカクサイが出会うのは、にかほ市平沢にある彼の店「潮乃家(しおのや)」である。
ロイヤルネプチューン
秋田のローカルプロレス団体「こまちプロレス」の主宰者であり、主力選手。こまちプロレスのリングで最初のネイガーショーを行って以来、ネイガープロジェクトとは縁が深い。
テーマソング「見だが おめだぢ」のオリジナル・バージョンを歌った。この歌は、ラジオドラマ(ABSラジオ 2006年5月放送、2007年3月再編集版放送)の戦闘シーンで使用された。
2006年夏のファンの集いでは、ホジーネの働くオープンカフェでくつろぐ姿を目撃されている。
トレビさん
ネイガー・ショーの初期に、司会進行役を務めていたお姉さん。観客の子供たちと一緒にネイガーを呼ぶと、かなり高い確率でだじゃく組合の構成員が現れる(ヒーローショーのお約束)。
だじゃく組合の行動班長に対し、無謀にもハリセンや虫取り網で挑んだ。たまに、だじゃく組合に捕らえられたりした。
ガンバブルー(ブルーちゃん)
時おりネイガー・ショーの司会進行役に登場する、青い強化スーツに身を包んだお姉さん。愛称ブルーちゃん。能代市を拠点とする活性戦隊ガンバルジャーの一員だが、ネイガーショーには多くの場