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野球しようぜ!/いわさわ正泰

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著者: いわさわ正泰
巻数: 10巻

いわさわ正泰の新刊
野球しようぜ!の新刊

最新刊『野球しようぜ! v.10



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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野球しようぜ!』(やきゅうしようぜ)は、いわさわ正泰による日本の野球漫画作品。『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載されていた。

この項では続巻である『もっと野球しようぜ!』(略称:『もやし』)についても記す。こちらは甲子園大会編であり、同じ『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載中。

あらすじ

市立鷹津高校に入学した小鳥遊天(たかなし てん)。彼は野球を知らないにもかかわらず、鷹津野球部マネージャーの鷲足翔子(わしあし しょうこ)により半ば強制的に野球部に入部させられる。野球素人の天だが、継母らの虐待紛いの環境の中で育まれた天性の才能と、初心者故の型破りな発想を武器にチームの中心となる。そして個性豊かな鷹津野球部と共に甲子園を目指していく。

登場人物

市立鷹津高等学校

ストーリーの中心となる高校。前年は県大会ベスト16。作中の甲子園大会神奈川県代表校。

小鳥遊天(たかなし てん)
本作の主人公。1年生。野球部に所属しており、ポジションはキャッチャー。両投左打の強打者。
鳥が好きのようで、両作に鳥と戯れる様子が描かれている。
野球嫌いの継母により野球を全く知らずに育ったが、鋭い観察力ですぐに野球の大半のルールを覚えた。小柄ながら身体能力が高く、打撃や走塁は人並み以上のプレーをみせる。守備面では両利きでコントロールの良い強肩を持ち、時には常識外れなトリックプレーも考え出す。
ただし基本的に天然・奔放な人間で、甲子園で迷子になってしまったり『もっと野球しようぜ!』の第2巻に甲子園の場内放送を利用して、監督にグラウンドへ戻りたい旨を伝えているという場面がある。、ベースを『体育のマット』だと思ったり『野球しようぜ!』の第1巻で、代走で出た際にそのようなコメントが書かれている。している。
集中力が桁外れに強く、無意識に超集中状態の「ゾーン」に入る事でコンディションを引き上げる事ができる。また、「うねり打法」を改変した独自の打法、「サムライスパイラル」を編み出してこれを習得した。一度だけ投手として登板するが、この時は130km/h弱の遅い球ながら「4シームジャイロボール」を使った(本人はあくまでストレートのつもりであり無自覚)。
緑川守(みどりかわ まもる)
野球部のキャプテンを務める3年生。ポジションはファースト。右投右打の好打者。
気が弱くネガティブ思考に陥りがちだが根性は人一倍で、毎日(骨折時も)監督に定められた量の素振りをこなし続けていた。
甲子園で選手宣誓をやったものの、あがってしまう性格の為か、言葉を噛んでしまった『もっと野球しようぜ!』の第1巻にて、甲子園で選手宣誓をしている時の様子が描かれている。インターネットの掲示板で話題になるほどだった。
小鳥遊の入部により、守備位置をキャッチャーからファーストに移した『野球しようぜ!』の第1巻での『西京学園』との試合で骨折した際に奪われてしまった。。ちなみに高校入学当初はピッチャー志望だったが、白鳥の投球に心を奪われてキャッチャーに転向した。
髪の毛を切り、坊主頭にしたところ、監督と同じような面構えになってしまい、『ニセカン』と呼ばれた『もっと野球しようぜ!』の第1巻で、緑川があまりに言われ、怒ったシーンが描かれている。
白鳥忍(しらとり しのぶ)
3年生で、鷹津のエースピッチャー。他を圧倒する剛速球が武器で、西京戦の覚醒時は150km/hをマークしている。ただし変化球種が少なく、持ち球はカーブ(ションベンカーブ)とチェンジアップのみ。バッティングはほぼ三振だが当たればホームラン。
筋トレが趣味(妹に見せる為)で、体格は極めて筋肉質で大柄。大雑把で直情的な性格をしている。
病弱の妹を治すためドラフト一位でのプロ入りを目指している。
早乙女仁(さおとめ じん)
鷹津の1年生で二塁手、影の薄いいぶし銀。対人恐怖症で入部当初は2mしか人に近付けなかったが、鷹津の皆が訓練してくれて、天には普通に接することができ、それ以外のメンバーでも1mまでなら近付けるようになった。
直球を恐れており、まともに打つ事が出来ないが、変化球をポテンヒットにするなどの技術と戦術でカバーしている。また、守備範囲の広さも大きな特徴。
チームのために相手のピッチャーの癖を見つけたりすることがある。
北条 カイオ(ほうじょう カイオ)
鷹津の1年生投手。非常に生意気で、たとえ先輩だろうと平気で喧嘩を売る。マネージャーの翔子に惚れており、キザな言動ばかり繰り返すが、女好きではなくあくまで翔子一筋。
ウルトラサンダーストレート(130km/h台の直球)とプロ級のフォークボールを使う。特にフォークボールにはこだわりを持ち、日が暮れるまでフォークボールを投げ込んでいた。大阪鳳院戦にてバッターの芯を外す新変化球「イノセントフォーク」を習得した。
古堅強(ふるけん つよし)
3年生でポジションはレフト、右投両打。したたかな性格で「策士」の異名を持ち、敵への揺さぶりを得意とする。翔子に惚れている。
橋慎哉(はし しんや)
3年生でポジションはセンター。右投左打。翔子に惚れている。
チーム一の俊足を誇り、足を生かすために右打ちから左打ちへ転向。バントの特訓もしている。
四岡鉄平(しおか てっぺい)
2年生でポジションはショート、右投右打。頭が切れるのと、すぐカッとなってキレやすいのを含めて「キレ者」と呼ばれている。
五井真(ごい まこと)
2年生でポジションはサード、右投右打。四岡と対照的で非常に温厚な性格。
ショートの四岡とのコンビネーションでは「鉄壁の三遊間」を自負している。地味ながら粘り打ちも得意とする。
鷲足翔子(わしあし しょうこ)
鷹津高校2年生で、野球部のマネージャー。本作のヒロインであり、天を野球の世界に引き入れた張本人。また、自他共に認める重度の甲子園オタク。
親は医者(県外にも名前を知られている名医)で、豪邸に住んでいる。本人もある程度の医療知識を持ち、怪我の手当てや簡単な診断、マッサージなども出来る。
中学生時代は野球部に選手として所属しており、日横の草越千乃は当時の同期であり親友。
萩野一(はぎの はじめ)
鷹津高校野球部の監督。28歳。熱血漢で礼儀に厳しいが、面倒見が良く慕われやすい。高校球児時代の監督に憧れて監督になった。
高校生の時、所属高校が甲子園大会を制覇したものの、自身は当時のチームメイトであった万波の陰謀により出場できなかった。そのため甲子園にかける思いは人一倍強い。
刑部九吾郎(おさかべ きゅうごろう)
2年生の補欠選手。翔子に惚れている。
高遠作(たかとう つくり)
2年生の補欠選手。
倉井健斗(くらい けんと)
2年生の補欠選手。

「野球しようぜ!」の登場キャラクター

西京学園

高校名の由来は「最強」から『野球しようぜ!』の第7巻おまけコーナーより。 。甲子園の常連校で、作中では前年の甲子園大会で準優勝の実績を持つ。

国東影(こくとう えい)
2年生ながら西京学園のエースピッチャーで、全国区の選手。超高校級の速球と多彩な変化球を使いこなす。左投左打だが、投手としてバットを忌むべきものだと考えているので、基本的にバッティングは行わない。持ち球はスライダー・カットボール・スクリューボール。天をライバル視し、天からも「ホクロさん」と呼ばれ好敵手扱いされている。続編である『もっと野球しようぜ!』にも登場。
性格は非常に陰湿で執念深く、「蛇」に例えられる。気に入らない奴に野球を辞める等の誓約書を書かせて叩きのめすのが趣味。
眼を閉じて完全な自分の世界に入り込む事で、常に120%の投球を行う「ノールック投法」を使う。変化球を織り交ぜる事で150%の投球を行う「ノールック150」も存在するが、こちらは未完成でコントロールに不備がある。
藤堂正宗(とうどう まさむね)
2年生でポジションはセンター。右投右打で四番バッターを務める西京打線の中心人物。フランス系アメリカ人を父に持つハーフ。師匠である雄大に憧れて普段からサングラスをかけており、そのため天から「グラさん」と呼ばれる。『もっと野球しようぜ!』にも登場。
打撃センスが飛びぬけており、白鳥やカイオレベルのピッチャーでもまともに抑える事は出来ない。また、絶対音感の野球版とも言える特殊能力「絶対目視」を所持しており、投手の総合力を一瞬で把握する事ができる。
六田泥舞(りくた でいぶ)
3年生でポジションはショート、右投右打。
肥満体形ながら俊敏な動きを得意とする。
七坊賢治(しちぼう けんじ)
3年生でポジションはサード、右投右打。糸目。
テクニカルなプレイを得意とし、フィールディングには定評がある。
壬生監督(みぶ)
西京学園の監督を務める老人。見た目通りの老獪さでチームをバックアップする。行動に点数をつけて評価する口癖がある。『もっと野球しようぜ!』にも登場。

多葉高等学校

校名の由来通り「タバコ」『野球しようぜ!』の第6巻おまけコーナーより。を吸う生徒が多い。

平澤佑輔(ひらさわ ゆうすけ)
3年生のエースピッチャー、右投右打。かつては天と同じ様に純粋に甲子園を目指していたが、無気力で遊び感覚の多葉高野球部に染まり、夢を諦めていた。鷹津に敗れて以降、再起を誓う。
高いコントロールと決め球のカーブを持ち、一部の高校野球マニアから絶賛されている。ただし喫煙の影響でスタミナは低い。

日横商工高等学校

「ヒヨコ」の通称で親しまれている高校。鷹津と因縁めいた関係があり、ほぼ毎年トーナメントでぶつかっている。

夏谷冬谷(なつたに とうや)
2年生で日横のエースピッチャー、右投右打。高身長のイケメンで女性ファンが多い。
高身長から繰り出すオーバースローと千乃直伝のアンダースローを使い分ける。変化球は作中ではチェンジアップのみ。
寺川乱児(てらかわ らんじ)
3年生でポジションはセンター、右投右打。
寺川臨堂(てらかわ りんどう)
2年生のキャッチャーで右投右打の強打者。極度のブラコンで、乱児が塁にいる事で心が落ち着き、打撃精度も向上する。
草越千乃(くさこし ちの)
2年生の日横野球部マネージャー。野球を知りつくしており、データの収集から作戦立案、球場外での策謀まで一手にこなす日横のブレイン。本人も女性ながら凄腕の野球選手であり、アンダースローの投手として雑誌に紹介もされた。巨乳。天はペコさんの娘として「ペコ子さん」と呼ぶ。
女性であると言うだけで甲子園に出場できない現状に反発し、日横の選手を女性(千乃)の力で甲子園優勝させて見返す事を企んでいたが、監督に説かれて別の方法を模索する道を選んだ。
鷹津マネージャーの翔子とは仲違いをしていたものの、鷹津戦での敗北を期に和解した。それ以降は鷹津に協力する姿勢を見せている。『もっと野球しようぜ!』にも登場。
監督
小柄で口数の少ない初老の男性。人間の出来た人物であり、試合中に噛み合わなくなった野球部に活を入れて説教をした。千乃には及ばないが、なかなかの戦術眼を持っている。

その他・重要人物

小鳥遊美雪(たかなし みゆき)
天の継母。べったりだった姉の小雪を野球選手だった雄大に取られた事で大の野球嫌いになった。性格は非常にヒステリックで、天にご飯抜きなどの虐待行為を日常的に行っていた。ストーリーを追うごとに少しずつ心境が変化していき、今ではこっそりと応援している。
小鳥遊高人(たかなし たかひと)
天の義兄で高校1年生、ゴルフ部に所属している。天の事を嫌い、カバン持ちなどの雑用をさせていたが、今は天の事を応援している。天と同級生だが、誕生日が1年近く早いので「兄さん」とよばせている。
天の義父
小鳥遊家において唯一天に対して理解のある人物。入り婿らしい。
小鳥遊小雪(たかなし こゆき)
天の実母であり、美雪の実姉。故人。野球に対して理解があり、野球バカの雄大をささえる為に高校生の時に彼と結婚した。癌により死去。
小鳥遊雄大(たかなし ゆうだい)
天と二火の実父。行方不明の二火の捜索と正宗や万悟のような野球選手の原石を見つけ、それを磨く事を目的に全国を放浪している。
本人も元プロ野球選手に相応しい実力の持ち主で、強い観察眼や「ゾーン」を自在に操るなど天の持つ能力をほとんど所持している。天と同じくジャイロボーラーだが、彼は「2シームジャイロボール」を使う。
小鳥遊二火(たかなし ふたひ)
行方不明の天の双子の兄弟。まだ登場していないが、相当の野球センスを持っている事が回想からうかがえる。
チューさん
神奈川県担当の野球記者。鷹津に何かと眼をかけている。『もっと野球しようぜ!』にも登場。
ペコさん
気の良いパン屋の店主で、お腹が減っている天にパンの耳をあげている。天が腹ペコの時に会うのでペコさんと呼んでいる。草越千乃の父親。

「もっと野球しようぜ!」の登場キャラクター

西人ノ森高等学校

宮崎県の代表校。

鳥地万悟(とりじ まんご)
西人ノ森高校の1年生エース、左投左打。負けず嫌いで熱くなりやすいタイプ。雄大の教え子の一人だが、癖の修正など教えを完全に飲み込めていなかった。天を出会った当初からライバル視し、敗れてからも再戦を誓う。
柔軟な体と低い身長の割に長い手足を利用して、体で球の出どころを隠す上に投球ポイントをより打者に近くする事で体感球速をあげる「神の見えざる手(ヒドゥンアーム)」投法を使う。
椎武雄(しい たけお)
名前の通り椎茸のような頭をした選手。ポジションはライトで右投右打の好打者。
グリップをずらして外角の球を打つ「SHIITAKE GROWING(シイタケグローイング)打法」を使う。
青島(あおしま)
西人ノ森の選手。万波の謀略の犠牲にされ、腕の骨を折られた。
万波南(まんば みなみ)
元お笑い芸人の西人ノ森野球部監督。常に明るく笑いを取ろうとしているが、本性は冷酷な悪人そのもの。甲子園を制覇して話題になったところで政界に進出するという野望を抱いていたが、鷹津に敗れ打ち砕かれた。
戦術や采配、雰囲気を作るなど監督としての資質はあるものの、青島の腕を折ってチームの士気を上げたりわざと万悟に死球になりかねない指示を出すなど手段を選ばない。
11年前の甲子園大会で優勝を果たしたメンバーの一人。その際も自分が選手枠に入る為、萩野の腕を折っていた。

大阪鳳院高等学校

大阪府の代表校で今大会優勝候補の超名門校。

虎襲亮太(こしゅう りょうた)
2年生ながら名門大阪鳳院のエースピッチャーを務める本格的右腕。先輩の髭水を尊敬し、センバツで投げ負けた国東をライバル視している。自らを「虎」に例える事が多い。顔に大きな傷跡があるが、これは幼少時に家のしきたりで虎と戦わされた時のもの。このしきたりで命は脆いということを実感させられた為か、非常に悲観的で根暗な性格をしている。ちなみにその時戦わされた虎は「虎二朗」と名付けて今も飼っている。
変化球は使わないが、自己流のストレート「虎魂投在シリーズ」を使う。シリーズは全部で三種あり、バットの芯をずらす「虎魂投在・重」と浮き上がると錯覚する程ノビる「虎魂投在・昇」と強烈なバックスピンをかけて下へノビる球「虎魂投在・墜」がある。
髭水龍(ひげなみ りゅう)
3年生のキャッチャーで、大阪鳳院攻守の要。「笑う精密機械(ラフィングデュエルコア)」の異名を持つ天才で、物心ついてからの全投球を記憶している。自分を度々「龍」に例え、虎襲を含めて「龍虎」とも例える。
元々の長打者としての資質に加え、過去の記憶によるズバ抜けた配球の読みが武器。配球を当てる時は「ロン」の決め台詞を言う。

脚注