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金剛番長/鈴木央

共有

著者: 鈴木央
巻数: 全12巻

鈴木央の新刊
金剛番長の新刊

最新刊『金剛番長 12


出版社: 小学館
シリーズ: 少年サンデーコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

jp517904 金剛番長 12 (少年サンデーコミックス): 鈴木 央[2010/07/16] http://amzn.to/bO0TLf
tellection 「金剛番長」面白い♪ 最近にしては珍しいコテコテのアツい少年マンガやけど、そこがいい!

金剛番長の既刊

名前発売年月
金剛番長 v.1 2008-02
金剛番長 v.2 2008-05
金剛番長 v.3 2008-08
金剛番長 v.4 2008-11
金剛番長 volume 5 2009-02
金剛番長 v.6 2009-04
金剛番長 v.7 2009-07
金剛番長 v.8 2009-10
金剛番長 volume 9 2010-01
金剛番長 volume 10 2010-04
金剛番長 11 2010-06
金剛番長 12 2010-07

金剛番長』(こんごうばんちょう)は、鈴木央による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2007年47号より2010年15号まで連載された。

概要

私立雷鳴高校に転校してきた巨漢・金剛晄が「23区計画」を粉砕すべく「番長」軍団と戦う痛快コミック。近年では珍しい勧善懲悪の作品である事が注目され、連載開始直後からカラーや募集企画などが行われている。話数カウントは「○撃目!!」。

登場人物

主要人物

金剛番長(こんごうばんちょう)/ 金剛 晄(こんごう あきら)
東京都千代田区私立雷鳴高等学校の転入生でこの物語の主人公。
当初は「俺は番長ではない」と言っていたが、居合番長(桐雨)を倒したことで桐雨の「番長」としての権限が移行され、本人も「金剛番長」を名乗るようになった。あくまでも部外者である為、刺青はない。
鋼の如き鍛え抜かれた肉体に、体長は常人の倍近くあり(場面の作画によって大きく変化しており、一般人の2倍以上の体格の時もあれば2m前後の時もある)、髪型は針のように尖った3本角のオールバック。長ランを着用している。そして厳つい外見とは裏腹に、幼児や目上の人間には優しい。
転校初日、悪矢七の権力に屈さず一蹴したことでクラスメイトから「番長」(23区計画とは関係なく本来の意味での呼称)として尊敬を集めた。この手の作品の主人公としては珍しく、剛力番長(拳)やサソリ番長(児玉)など、女性相手でも相対すれば全力で戦っている。
プリンが大好物で、日本各地で最高の食材をかき集め、料理教室に通って自作したり(その後せっかく完成した最高のプリンを野良犬にあげるハメになり落ち込んでいた)、勝負とプリンならばプリンを優先するほどである。非常に博識だが、折り畳み式携帯電話が使えなかったり、メールを知らないなどアナログな面もある。
「スジを通すこと」に強いこだわりを持ち、絵を破られた月美の為に暴力団「小学組」の車を奪ってそれに陽菜子と月美を乗せ、それを片手で担いで事務所に乱入して月美に侘びを入れさせたり、卑怯な行為を行っていた卑怯番長(秋山)も素性を知った事で助けている。家の外壁に素手で像を彫るなど、芸術面にも才能があるようである。
正式な番長でないにも拘らず、他の番長達をまるで寄せ付けない圧倒的な強さを誇り、筋肉を膨張させることで肉体の至る部位を鋼鉄以上に硬化させることができ、鉄骨や真剣、果てはミサイルの直撃すらも効かず、斬られようと撃たれようと腕が負傷しようと少し時間が経てば完治するという異常な回復力も備え、更には拳骨の威力はミサイルをも超える異常な腕力がある。右足が沈む前に左足を前に出すことを繰り返すことで水上を走る事も可能。そのため一年前には兄・猛と共に23区計画の番長として当初選ばれていた。
1年前、父と兄・猛によって23区計画に参加する「番長」として選ばれたが拒否した為、猛に始末される。しかし生き延びており、父の野望を打ち砕き、猛を止める為に23人の番長を全て倒して23区計画を潰そうとしていた。文京区のマシン番長との交戦で殺害され命を落としたかに思われたが、脅威の生命力と彼を慕う人々の想いが届き、復活を遂げる。
兄・猛との戦いに勝利し地球崩壊の危機を防ぐため核に向かうも、猛を盾にして打舞流叛魔(ダブルハンマー)を核に打ち込み、生死不明となったがその5年後、優と遥の結婚式の日に戻って来た。
成り行きから実の妹でアイドルをしているそあらの親衛隊・隊長をしている。
あらゆる困難・強敵を乗り越える彼を象徴する決め台詞は「知ったことか!」。
打舞流叛魔(ダブルハンマー)
硬化させた両拳を相手に叩き込む主力技。
罵而悪怒雷刃(メテオドライバー)
「がぶり」の体勢に相手を抱え込みながら前のめりに回転して勢いをつけ、脇下を足で踏んで固定、後頭部から地面へ叩きつける。
斧鋭芻苦辣獣(フェイスクラッシュ)
長身から繰り出す頭突き。
歪劉怒斗零羅(ワイルドトレーラー)
硬化させた腕でのラリアット。
荒欧零猛怒(アラクレモード)
兄・猛を倒すために編み出した戦闘形態。異常な筋肉の膨張に、黒鉄色の肌、更にそれを支える運動力も各段に上がっている。人間が本来使うことのできない力を引き出す技のため、使うとすさまじい反動が身体を襲い、自身の言葉から効果時間は1分程度だとわかる。現にマシン番長と真・マシン番長を倒すために一日に二回使った後、戦いのダメージもあるだろうが丸二日ベッドで寝込んだという。
大邪悶怒炸糾羅(ダイヤモンド・サーキュラー)
全体を捻って回転し、硬化させた腕で裏拳を叩き込む。
蛮漢魔王陀(バンカラバスター)
渾身のストレート。その衝撃は波のように伝わり、対象を内部から爆発的に破壊する。
桜 陽菜子(さくら ひなこ)
雷鳴高校2年生。金髪のツーサイドアップ。
典型的な今時の女子高生で、「フツーじゃない写メ」を集めるのが趣味。「フツーじゃない写メコレクション」の1000枚目を探していたところ、晄と偶然出会う。外国にいる両親の代わりに妹の月美の面倒を見ている。
当初、晄から「23区計画」のことを聞かされた際は全く信じようとせず、晄を「電波なヤツ」とすら称していたが、直後に桐雨の配下によって誘拐されたため信じるようになった。ちなみに、晄が危険な目に遭っているにも関わらず、写メを止めない一面がある。23区計画を知るようになってからは妹の月美をたびたび助けてくれる晄に好意を持ち始めている節があり、マシン番長の舎弟・プロトポーンが病院に訪れた時は身を挺して晄を守ろうとした。また晄がそあらに対してプレゼントを買いたいのでつき合ってくれるように頼んでも、実の妹と知らず嫉妬するようなそぶりを見せている。仲間達と共に霧厳島に向かった晄に向けて手紙を書いており、念仏には恋文かと勘ぐられた。王様番長による番長狩りが行われた際には、貝裏鬼と一緒に捕まり「ケータイ番長」の疑いをかけられて尋問された。連載時の第1話では「1年の…」となっているが、第2話からはII-Aに在籍している。単行本の収録時には、2年生として修正された。
晄が地球の核に刺激を与えに行った際、彼の身を案じていた。5年後には晄に食べさせるつもりでプリンを作っている内に上達して店まで出せるようになり、仲間達にも絶賛されるほど美味なプリンの専門店「金剛工房」を始めた。晄が帰って来た際には瞳を潤ませて喜んだ。
桜 月美(さくら つきみ)
陽菜子の妹。ほんわか保育園の園児。保育園の迎えに陽菜子がなかなか来ないために1人で帰ろうとして迷子になり、べそをかいていたところを晄と出会って仲良くなる。ヤクザに「宿題のお絵かき」を破かれたことがきっかけで、晄や陽菜子と一緒に暴力団の事務所へ押しかけた。暴力団への押し入りや、晄や晄の数倍の体躯の貝裏鬼を見ても全く怯えることが無いなど肝が据わっている。晄のために手作りのプリンをプレゼントしたことがある。
マシン番長の生みの親であるDr.月菜に容姿が似ており、マシン番長の回路にノイズが発生した原因としてプロトポーンに誘拐される。マシン番長は月美を殺害する命令を受けていたがそれを拒否、鍵宮に見つからない場所に匿い、「何かあったら自分を呼べ」とブザーのようなものを渡した。
居合番長(いあいばんちょう)/ 桐雨 刀也(きりう とうや)
その名の通り、抜刀術の達人。絢爛高校の生徒であり千代田区の統括者だったが、晄に敗北したことで番長の名を剥奪された。刺青は不死鳥に刀。
和服姿の上に学ランを襟だけ止めてインバネスコートのように羽織り、授業の時でも常に日本刀を帯剣している。一見すると女性と間違うような美青年であり、日本文化を尊んでいるが、廃刀令は知らないらしい。別名「歩く銃刀法違反」。
決め技を出す際には和歌を詠み、生け花の腕前も立つ。陽菜子を誘拐した際には、女性が素足を晒すのは好ましくないということで着物を着させ、その他、はしたない(?)格好をする女子生徒や服が破れた剛力番長(拳)に赤面しており、さらには正体が発覚した道化番長の姿に鼻血を吹くなど、かなり純情な性格(拳とのやり取りでは、卑怯番長(秋山)に“純情番長”と揶揄されていた)。
現代日本人(「感性や思想を失い、物質的な豊さの中にしか価値基準を見出す事ができぬ愚民共」)に失望しており、国の崩壊を恐れている。「23区計画」で勝ち残り、そんな日本を蘇らせようと目論んでいたものの、晄に他力本願のガキだと叱責された時には酷く動揺していた。その後、晄の打舞流叛魔(ダブルハンマー)を喰らい敗北。賞賛を送った。
その後、口だけでなく行動力のある晄の刃になると決意し、暗契五連槍との戦いで助太刀に現れる。その後、晄と同じ雷鳴高校に編入する。
晄の刃になると決めた日から命をも捨てる覚悟であり、そのためなら自分の目を失う事も厭わず、道化姉妹との戦いで刀で自らの両目を斬りつけた。その状態でも気配を察知することで通常のように戦うことができる。マシン番長、及び真・マシン番長戦の後は目が完治した。しかし、その決意は来音寺や拳のように友情や仲間意識ではなく、上下関係に基づくものであり、暗黒生徒会登場前に2人と意見が対立する。
部下の人材難に悩まされており、暗契五連槍の舎弟たちを見て「羨ましい」と洩らしていた。
文学番長に呼び出された場所で王狼番長と出会い、さらにかつての兄弟子である憲兵番長と再会。王狼番長と共闘し憲兵番長に挑むが、一瞬のスキをつかれて腹部を刺され川に突き落とされてしまう。死んだかと思われていたが実は卑怯番長の知らせを受けた道化番長姉妹によって助けられており、一時期匿われていた。しかしその場所を突き止めた憲兵番長によって朝子達を人質に取られてしまい、改造番長によって洗脳されてしまう。その後は卑怯番長との一騎打ちで洗脳器具を破壊された。
一時的に匿われていた事が縁で夜子と仲良くなり、5年後には道場兼料亭で一緒に暮らすまでになっていた。夜子と結婚しているかは不明。
実は13年前に秋山と来音寺に会っており、来音寺とその取り巻き2人に絡まれていたところを秋山に助けてもらっている。
作者の奥様が一番好きなキャラクター。
必殺技
桐雨流居合術一式「瞬(またたき)」
太刀筋が見えないほど高速の居合い抜き。
桐雨流居合術二式「華(はな)」
僅か1秒の間に十数回の斬撃を加える技。巨大な岩でも一瞬でバラバラに分解するように切り裂く事が可能。
桐雨流居合術三式「雨(あめ)」
雨が降るように相手を縦に幾つにも切り裂く技。
桐雨流居合術零式「白羽捻り(しらはひねり)」
相手の剣先を片手で握って捻り上げ、相手ごと投げ飛ばす技。
桐雨流居合術連式
一式「瞬」二式「華」三式「雨」を連続で放つ技。
桐雨流居合術裏一式「葬(そう)」
自分の周りにあるものを一瞬にして細切れにする。
桐雨流居合術裏二式「閃(せん)」
刀を回転させながら突進し、相手を貫く。
秘剣「朧太刀(おぼろたち)」
わざと刀を折らせる事で相手の注意を誘い、折った刀で死角から相手を仕留める。
念仏番長(ねんぶつばんちょう) / 来音寺 萬尊(らいおんじ まんそん)
日本人の汚れた心を自らの念仏をもって掌握し、日本を自分を唯一絶対の存在とする一大宗教国に生まれ変わらせることが目的で、荒寺高校に転入してきた。決め台詞は「あの世は年中無休なり」。墨田区の統括者であったが晄に敗北して主導者の座を失う。刺青は不死鳥に数珠。
「仏の力」と称して、座ったままの移動や空中浮遊、手を触れずに敵を攻撃するといったことができる。その実体は、肺に大量に溜め込んだ空気を、異常発達した横隔膜の力によって圧縮し、それを一気に放出することで生じる爆発的な反動を利用したものである。着ている長ランは喝撃を放つ際に大きく膨れる腹を隠すためのもの。事情を知らなければ不可視であるその能力と、催眠術を使って荒寺高校の生徒達を一夜のうちに自分の配下とした。基本的に戦闘方法は空気の放出のみで、空気を溜めている間や顔の向き以外には攻撃できないため、接近戦は軽い平手程度で晄に翻弄され、偽装番長にも有効な攻撃手段が無い事を指摘されている。
以前は役立たずはいらないという考えの持ち主で、晄の迎撃に失敗した矜羯羅を見捨てピラニアの池に突き落とす非情な男だった。だが晄に敗北後は、器に惹かれたのか性格が丸くなり、殺生は良くないと桐雨に言ったり、カブキ番長(鏑木)による神闘郷爆破の際は逃げ遅れそうになった粘着番長を助けたり、噛噛番長から「居合番長は死んだ」と聞かされた際には彼を大切な仲間だと思っていた事を吐露し涙を流した。番長連合内では純粋に金剛番長への助力したいと目的が同じため、剛力番長とは仲が良い様子。秋山に間接的にいじられ始め、粘着番長との戦いなどギャグキャラ化が進んでいる。
金稼ぎが趣味だったり、神闘郷での戦いでは危険な場所での戦闘を拒むなど、念仏を説く古風を装うわりに俗な一面を持つ。
「念仏くんストラップ」「念仏くんお守り」といったセミナー用のグッズを作っていたが、晄に「仏の力」の正体を暴かれた上に敗れ、更には配下の生徒たちも失ってしまい、高額な代金を請求されるはめとなる。敗北後は晄を「真の仏」だと信じ、後に暗契五連槍との戦いで助太刀に現れ、晄と同じ雷鳴高校に編入する。
霧厳島のホテルで暗黒生徒会の一人である偽装番長と対峙し、喝撃を封じられピンチに陥ったが催眠術で応戦、屋上から投げ落とされるも仲間を守るために捨て身の喝撃を放ち、偽装もろとも爆発に巻き込まれたが、反動でホテルの一室に飛ばされたために九死に一生を得た。
坊主頭であるため粘着番長に「ハゲ坊主」とバカにされたが、自身は仏門に身を置く者としてあえて剃っているだけであり、「毛発」を使えば一瞬で毛は生えてくる。3次元には興味が無いらしく、ホテルで煩悩退散と言いつつAVを観ていた。少々デリカシーに欠ける。
5年後にはなぜか漫画家になっているが、ことごとくボツを喰らっている。また、刀也・拳・優のコネにより色々な費用がタダになっている。
作者曰く、寺の中に池があることやそこでピラニアが飼われていることについては「念仏番長の個人的趣味でしょう」とのこと
実は13年前に桐雨と秋山に会っており、舎弟2人と共に桐雨に絡んでいたところを秋山に妨害されている。額の傷はその時ついたもので、決め台詞もその時にできた。
余談だが、作中で名字を「雷音寺」と誤記されたこともある。
喝撃(かつげき)
肺に溜め込んだ空気による、岩をも砕く威力の圧縮砲弾。仏罰の1つであり、必殺技。  
蓮華座「雲海」(れんげざ「うんかい」)
喝撃の応用。座ったままの状態で移動ができる。
蓮華座「天抱」(れんげざ「てんほう」)
空気の反動を利用する事によって数十メートル上空まで浮かぶことができる。
仏罰・珠念撃(ぶつばつ・じゅねんげき)
首に巻いた大きな数珠を喝撃に乗せてマシンガンのように放つ。晄には全く通用しなかった。
催眠術
相手の眼を見つめて一瞬で相手を洗脳する事ができる。晄との戦いでは使用しなかったが、どうやら元々から使えたらしい。
仏撃(ぶつげき)
喝撃の発展技。口径を絞って空気砲弾を放つことにより、効果範囲は狭まるが威力・射程は喝撃の約5倍に向上する。
特殊防弾ガラスを容易く突き破る程の威力がある。
毛発(もうはつ)
急激に髪の育成を促進させ一瞬にして髪を生やす事ができ、長髪にもなれる。ただし毛根に相当に負担をかけるため技を使用する時は激痛が走る。だがこの髪は抜けやすいようで、粘着番長に馬鹿にされて怒った程度で全て抜け落ちた。
仏罰・払魔撃(ぶつばつ・ふつまげき)
打撃に見せかけて数珠を振り回す事で敵の注意を逸らし、気付かれないように数珠の音によって催眠をかける技。
剛力番長(ごうりきばんちょう) / 白雪宮 拳(しらゆきのみや こぶし)
元は「聖ヴェロニカ学園」に通っていたお嬢様。巨大な2つの鉄球棍「しおチャンコ・みそチャンコ」を操り、正義の実行をするときは学ランを羽織る。性格はお淑やか且つフリーダムで、相手を倒したあと「ごきげんよう」と微笑む。好物はチャンコと豚足。刺青は不死鳥に拳骨。
一見すると普通の少女となんら変わらないが、生まれつきの「ヒュペリオン体質2億人に1人の割合で発症するとされる架空の特異体質。常人の数十倍の密度と柔軟性のある筋繊維を持つ上に、それによる凄まじい運動能力と代謝を支える心臓血管の機能などに優れているため、常人を遥かに超える力を発揮する。」の持ち主であるために、小柄で細身の体からは想像もつかないほどの重機をも凌ぐ筋力を持ち、体の頑丈さは、晄の打舞流叛魔(ダブルハンマー)の連打を受けてもほぼ無傷だったり、監獄番長との戦いの舞台である早贄の間の、鉄塊をも貫くグレギオン合金製の針山に落とされても逆に針の方をへし折ってしまうほど(本人も「体の硬さなら何物にも負けない」と豪語している)。また、牛1頭を丸ごと使用したチャンコを間食で(たとえ授業中でも)平らげるほどの大食漢でもある。
正義感がとても強いが、巻き込まれる側への配慮が欠けており、"正義の行い"と称して様々な怪事件を引き起こしてしまった。そのせいで、一度思い込めば、舎弟の貝裏鬼にすら止めることはできない。
晄との戦いの際に、有害物質「デロドヒドラチレン」を太平洋へと大量に流出させかけてしまい、自分の行為が貝裏鬼や大勢の人々らを危険に晒していた事に気付き、自らの行いを後悔し、反省したようである。その後、再度晄と本気で打ち合い、敗北。晄は「力の使い方さえ間違えなければ立派な番長」と評価した。
その後、自分自身に力の使い方を諭した晄を助太刀するため暗契五連槍との戦いに現れ、晄と同じ雷鳴高校に編入する。
噛噛番長との戦いで鉄球棍を破壊されたため、白雪宮財団の手で巨大なメイスのような武器を新調してもらった。釣り竿や呼ばれると飛んで来る機能が組み込まれている。名前は「土手鍋」。破壊番長との戦いで破壊されたため、また鉄球棍を使っている。
霧厳島へ向かう際の来音寺とのやり取りから、陽菜子が晄に好意を抱いている事には気づいている模様。
5年後には獄牢の計らいでアイドルになっており、そあらとの共演が既に決まっている。
ディバイン・フィスト(神の拳)
2つの鉄球棍をクロスして相手へぶつける。
フォール・インパクト(落下する衝撃)
相手の真上から一本の鉄球棍を叩き付ける。
チェイス・ペンデュラム(追撃の振り子)
フォール・インパクト(落下する衝撃)からの繋げ技。相手が身動きを取れない状態で鉄球の上からもう1個の鉄球を叩き付ける。
ディバイン・ハンド(神の張り手)
強烈な張り手を叩き込む。監獄番長のポータブル監獄を貫き、監獄番長の腹に凹みを入れるほどの破壊力。
シャイニング・インパクト(輝く衝撃)
土手鍋を振り回し、相手を強打する。
卑怯番長(ひきょうばんちょう)/秋山 優(あきやま ゆう)
ありとあらゆる卑怯な手段を「正々堂々と」駆使して物事を運ぶ策士。
素顔は黒髪の美青年だが、番長として行動する際には赤いハンチング帽に腹が剥き出しになった短ラン、黒い覆面という怪盗のような格好になる。戦闘スタイルは「卑怯」ではあるが、肉体も相応に鍛え込んでいる。磁力番長と戦った際は暗器を奪われ丸腰になったが、結局は純粋な肉弾戦で完勝しており「素手でも強いなんて卑怯だ」と言われた。一人称は「僕」及び「俺」ではっきりしていない。刺青は不死鳥に怪しげににやけた顔。
武器は普段は短ランの下に巻いている、チタンスパイクが仕込まれた特殊ワイヤー製の太く長い拷問鞭。他に様々な武器、道具、改造した乗り物などトリッキーな一面を持つ。さらに左手は義手で、その中にはかつて米国で作成された戦車をも破壊するグレネードランチャーが仕込まれている。これまでの戦いで使用しなかったところを見ると、左手を義手にしたのは改造番長との戦闘後か、あるいは真の切り札であるため今まで使用しなかったかのどちらかが考えられる。
「卑怯」を「最大の誉め言葉」と言っているが、神闘郷を崩落させて暗契五連槍と番長連合の抹殺及び統括区の乗っ取りを目論んだカブキ番長に対しては「何故かお前にだけは言われると腹が立つ」と嫌悪感を見せ制裁を加えた。
「はろばろの家」という孤児院育ちで、血の繋がりの無い13人の弟妹がいる。施設の運営職員が国からの補助金を踏み倒したり施設を借金の抵当にしていたので、彼らの親代わりになって世話をしている。彼らを養う費用を稼ぐ為、施設を支える為、厳しい現実の中で窃盗・詐欺・恐喝・名誉毀損・闇討ち等の卑怯な行為を働いていた。
弱気な青年「華沢」を装い、「金剛晄は負傷し全力が出せない」と白薔薇番長(宝塚)をそそのかして返り討ちにさせる。その後、宝塚の舎弟と取引をして彼を倒させ、更に宝塚の舎弟全員と取引をして舎弟間で同士討ちを起こし、漁夫の利を得る形で北区を乗っ取った。その後、月美を人質に取って自ら晄に勝負を仕掛けるが、超人的な身体能力を持つ晄には及ばなかった。晄との戦いの最中に乱入した宝塚に幸太を人質に取られた際は宝塚の言う通りにしようとするが、弟妹の存在を知った晄に助けられる。自分の事情に酌量を示した晄に負けを認め、弟妹のためにも罪を犯さずに「23区計画」で生き残る事を誓う。宝塚に弟を人質に取られた時に「金剛を刺せ」と言われて何のためらいもなく刺すなど、弟たちのためにスタイルを変える気は無い模様。だが、その徹底した卑怯な戦いの理由を知った晄からは「そのスタイル(卑怯)は正直好きになれないが、筋は通した」とその愚直なまでの弟たちへの愛情を認められていた。
その後、暗契五連槍との戦いで晄の助太刀に現れる。暗契五連槍が雷鳴校を襲撃する情報を密かに入手し、他の3人の番長に流した様子が見て取れる。本人曰く、助太刀は「他の番長を金剛に倒してもらい、最後に自分が金剛を倒して23区計画の勝者になるプラン」とのこと。また、その翌日に桐雨、来音寺、拳と共に雷鳴高校に編入した。発言内容からして、恐らく理事長を脅して編入したと思われる。ちなみに、居合番長(桐雨)、念仏番長(来音寺)、剛力番長(拳)とは違って23区計画から脱落していないため、担当統括区の板橋区、白薔薇番長撃破により得た北区を現在統括している。現在酒屋で店員をしているらしく、素顔の姿は遥(サソリ)に好意を抱かれているが、本人は少々悩んでいる様子。しかし、満身創痍ながらドリル番長に相打ち覚悟で捨て身の罠を仕掛けた際に叱咤され、以後その心境には何らかの変化が生じている。
本人曰く「卑怯は僕の専売特許」で、負傷した念仏を襲った文学番長(香蜜)に対し激怒。サソリや剛力を脅えさせるほどの少年誌の勧善懲悪ものの味方キャラとは思えない悪魔のような表情を見せた
晄の死を聞かされた際は、他の番長の前では表面上は普段通り飄々とした態度を崩さなかったが、一人になった途端に病院のイスを拷問鞭で粉砕し、「自分を怒らせた罪は重い」とマシン番長に対し激しい怒りを見せていた。
外道番長の非道極まりない行為によって弟妹達を傷つけられ、かつてない怒りを燃やして彼と交戦。もてる卑怯の限りを尽くして完勝する。
連載開始前は「ミイラ番長」という原型があったようだが、そのミイラ番長は後に独占番長として登場している。
実は13年前に桐雨と来音寺に会っており、来音寺達に絡まれていた桐雨を助けている。その際桐雨から木刀を頂戴しているが、現在所持しているかは不明。
作者曰く、その外見は昔の漫画(桑田次郎)や冒険少年小説(怪人二十面相)に出てくる怪盗のイメージで作ったらしい。業界関係者のみならず、読者間でも人気は高い(5巻の最初のページでは念仏から「卑怯者なのに人気があるなんて卑怯だ!」と言われている)。
5年後には刑事になっており(犯罪者にすら卑怯者と言われる)、遥と結婚式を挙げた(おそらく正体は彼女にバレたと思われる)。
ダーティー・エクスキューション(汚れし処刑)
拷問鞭を対象に何重にも巻きつけて一気に引き抜き、相手の肉体を抉る。
晄には致命傷を与える事はできなかった。
殺鳥(あやとり)
両手の指に張りめぐらせた極細のワイヤーで敵を切り刻む技。チタン合金で作られたマシン番長の腕も切ることができる。
あまりの残虐さから、本人ですら人間相手には使うのを躊躇していた。
ダーティー・ロンド(汚れし舞踊)
拷問鞭を舞うように振り回して、敵を滅多打ちにする技。
ダーティー・ダイス(汚れし賽)
殺鳥のワイヤーを操り、物体をサイの目のように粉々にする。

雷鳴高校

主要人物以外の雷鳴高校関係者。

悪矢七 光(おやなな ひかる)
雷鳴高校1年生。雷鳴高校理事長の息子。晄が転校してくるまでは親の権力を盾に好き放題やっていたが、晄に一喝され改心。その後過去の自分と決別するため、無謀だと解っていながらかつての仲間の盾となって制迦と矜羯羅に立ち向かった。それにより重傷を負ったが、「スジを通した男」として晄に認められ、晄の仲間になった。往田よりもパラメータが低いが、日本刀より強い制迦と矜羯羅の攻撃を何度も喰らったにも関わらず、桐雨達が転校して来た日にはもう退院して学校に来ていた。
マシン番長により晄や桐雨達四番長が倒れた時、雷鳴高校の仲間を守るべく単独で立ち向かい、機転を利かしてプロトポーンを倒して仲間の目を覚まし、晄の死を聞かされた時も泣き言を漏らすより先に「2代目金剛番長になる(23区計画参戦の意思表示ではなく、晄の意思を継いでみんなを守ると言う意味)」と宣言し、マシン番長に挑む勇敢さと漢気を見せた。
5年後には爆熱の秘書になっているが、彼の相変わらずな爆熱ぶりには手を焼いている模様。
名前の元ネタは「親の七光り」。
往田 猛(おうだ たけし)
雷鳴高校の学生で、ボクシング部に所属。高校生でありながら、日本人初の世界ヘビー級王座を狙えるとして注目されている程の実力者で、「殺人蜂(キラー・ホーネット)」の異名を持つ。悪矢七に脅されて晄をリンチすることになったが、自分の気持ちを一瞬で悟り、真正面から攻撃を受けた晄に感謝して負けを認める。その後偶然に晄と再会し、居合番長(桐雨)との戦いに参戦するが、人外の実力を持つ桐雨には敵わず敗北、入院1ヶ月の重傷を負った。
名前の元ネタは「殴打」及び「剛田武」。
岡理 宅山(おかわり たくざん)
雷鳴高校の生徒指導担当の教諭。晄にからみ頭からラーメンをブチ撒けるが、落下してきた鉄骨から彼に救われる。妻と子供がいるらしい。
名前の元ネタは「おかわり」。

23区計画

23区計画参加番長とその関係者。

千代田区

居合番長
主要人物参照。
唐鰤 三信(からぶり みつのぶ)
桐雨の舎弟。連載前に公開された番長のラインアップや登場当初は「ホームラン番長」と呼ばれた。晄に一撃で倒された。僕の考えた番長大募集!!の告知に再登場したが、募集の内容を勘違いしており、晄にぶっ飛ばされるというまたしても悲惨なことになった。
サッカーの話をしている人間が嫌いらしい。既に舎弟をクビになったらしく、サッカーの話題をしていた人間達に八つ当たりをしていたが、そこに居合わせた児玉親子に蹴散らされた。ちなみに、改造トゲバットを使った「唐鰤バント」や「唐鰤フルスイング」という技がある。
名前の元ネタは「空振り三振」。作者によれば、初期設定では居合番長舎弟三人衆が登場するはずだったが、唐鰤の方が面白く、居合番長舎弟三人衆は面白みが欠けるという理由で唐鰤になったとのこと。ちなみに晄が母の墓参りに行くシーンで、「KARABURI,OUT」と刻まれた墓があるが関係性は不明。

墨田区

念仏番長
主要人物参照。
制迦(せいたか)・矜羯羅(こんがら)
来音寺の舎弟。制迦は天を突くほどの巨漢で、矜羯羅は細身な小柄。来音寺とは幼稚園の頃からのつき合いであり、それゆえ信徒とは違って来音寺敗北後も彼のもとを去ることはなかった。
必殺技は矜羯羅が体をボールのように丸め、制迦がそれを相手に投げる「人弾跳梁鞭(じんだんちょうりんべん)」。数十トンもの破壊力を持ち(作者によれば嘘らしい)、その威力は分厚い鉄板を貫くほどである。だが晄には片手で跳ね返され、二人同時に倒された。来音寺が敗北した後、彼にセミナーグッズなどの請求書を渡した。単行本でもう1つの技があると書かれており、技名は制迦による一方的体罰「反省暴(はんせいぼう)」。
モデルは制多迦童子と矜羯羅童子。

港区

剛力番長
主要人物参照。
貝裏鬼 音児(かいりき おんじ)
晄の数倍の大きさの巨体である拳の舎弟。最初は剛力番長を名乗ったが、それは晄の力を試すため。しかし、所詮は舎弟なので晄や拳には全くといっていいほど歯が立たない。
外見に反して非常に礼儀正しく、拳への忠誠心が強い。晄の力を認めた後は暴走を止めてもらうために頭を下げて頼み込んだり、拳が太平洋へと流出させかけた有害物質を身を挺して防ごうとした。王様番長による番長狩りが行われた際には、陽菜子と一緒に捕まり「ドデカ番長」の疑いをかけられて尋問され、陽菜子をかばってペナルティ・ルーラーを受けた。
5年後にはアイドルとなった拳のマネージャーとなっている。
名前の元ネタは「怪力」。
獄門番長(ごくもんばんちょう)/獄牢 正宗(ごくろう まさむね)
白雪宮家の執事。拳に仕えているためか、老人でありながら実はかなりの筋肉質。拳と共に雷鳴高校に編入した。実は金剛兄弟の父親の焔と同じく旧日本陸軍特殊部隊・八咫烏の出身であり、焔と同等の実力者である老兵の番長。焔と共に最後まで生き残るものの彼らの存在を危険視した軍により殺されかけ、拳の祖父である白雪宮大佐に救われる。その恩義から白雪宮家に執事として仕える事となった。戦時中、生き別れた秋山千代という女性との間に子供がいたという噂があるが、真偽の程は定かではない。23区計画についても知っている。お茶目な一面もあり、悪矢七を特訓と称してからかった事も。
名前の元ネタは「ご苦労」及び「牢獄」か

。作者の設定によると心の中では相当腹黒いことを考えているらしい

死神の鎌(しにがみのかま)
超速度で放つ事で、衝撃波をも生み出す強力無比の回し蹴り。破壊番長の腕を切断する威力を誇る。
獄門台(ごくもんだい)
幻影を伴う程の凄まじい連続蹴りを放ち、生命と精神を刈り取る。
八咫鏡(やたのかがみ)
相手の運動能力から仕草・思考を読み取り完全にコピーする。
須佐流古武術・金剛殺し(すさりゅうこぶじゅつ・こんごうごろし)
アポトーシスと対になるクロノスを刺激する事により、細胞を若返らせる技。これによって相手を一時的に若返らせたり、獄牢自身を全盛期まで戻す事ができる。王様番長に打たれた薬により暴走した晄を止めるために使い、一時的に彼を幼児化させた。

北区

白薔薇番長(しろばらばんちょう) / 宝塚 玻璃人(たからづか はりと)
田舎の両親(「おっとう」と「おっかあ」)を人質にされ卑怯番長(秋山)に敗れる。明かされていないが、地方出身者と思われる。実家は薔薇農家。都立有須川高校の生徒。刺青は不死鳥にバラ。
「美」に執着するナルシストであり、日本国家を美しい国へ変えようと目論んでいた。
初登場話内にして、秋山にそそのかされて舎弟達にバラをばら撒かせる演出で華麗に登場。晄に決闘を挑むが、「道路に可燃ゴミ(バラ)を散らかした」ということで鉄拳制裁を喰らい、舎弟に裏切られ、統括区を乗っ取られるなど、かなり可哀想な人物。
秋山と晄の対決に乱入。復讐として幸太を人質に取ったが、晄の打舞流叛魔(ダブルハンマー)を受け敗れる。
その後も北区にいたようだが、暗黒生徒会の襲撃に遭い倒された。
倒された後改造番長によって洗脳され、秋葉原で晄達一行を襲撃するが、卑怯番長に身代わりにされ居合番長に斬りつけられてしまう。
ローズ・ブリザード
大量の薔薇で煙幕を張る。
ローズ・エンブレム
セーバーの一太刀で対象に薔薇の形の切り傷を付ける。

板橋区

卑怯番長
主要人物参照。
秋元 幸太(あきもと こうた)
秋山の弟の1人。貧しい中で自分達のために、たとえ卑怯な行いであれ一生懸命な兄を誇りに思っている。

江戸川区

サソリ番長 / 児玉 遥(こだま はるか)
元・関東レディース大連合烈怒崇擬妃悪(レッドスコルピオ)2代目総長。18歳。都立赤針高校の生徒。刺青は不死鳥にサソリ。
経穴や経絡を刺激し、相手の運動能力を麻痺させたり脳の働きを鈍らせることで戦闘不能にする武術、蝎殺道(かっさつどう)の使い手。晄と殴り合えるなど、番長の中でも屈指の実力者である。
磊の母親だと思われていたが、実は姉のように慕っていた今は亡き初代総長の月島愛子から磊を預かって母親代わりを務めている。愛子と磊を捨てた父親を恨んでおり、晄が磊の父親だと勘違いして対決するが、敗北。その後、真実を知って和解する。猛について何か情報が入ればお互いに連絡を取ることを約束して去っていった。その後、暗黒生徒会の活動開始に伴って再び登場し、噛噛番長との激闘を経て晄達に合流する。よく米を配達に来ていた秋山に恋心を抱いている模様で、5年後には彼と結婚式を挙げた(当初は彼が卑怯番長とは気づいていなかったが、最終的にバレたか教えてもらったかと思われる)。
全身の骨には愛子の隣で戦っていたレディース時代より、大量のボルトが埋め込まれている。
苦雰兕魔神狼(クレイジーマシンガン)
相手に反撃の余地を与えない乱打。この技1つで大抵の勝負は決着が付くらしい。かつては愛子の技だった。
雷神愚死獲(ライジングシェル)
低姿勢から打ち上げる頭突き。晄の斧鋭芻苦辣獣(フェイスクラッシュ)と同等の威力。
悪導絡・神突(あくどうらく・しんとつ)
蝎殺道の技の1つ。中枢神経を司る経穴を突くことで相手の体を麻痺させ、しばらくの間動けなくする。晄には気合で打ち破られた。
悪導絡・獄門(あくどうらく・ごくもん)
蝎殺道の技の1つ。相手の身体能力を飛躍的に高める効果を持つ。ただし効果は1~2分程度しか続かず、しかも効果が切れると半日は禄に動けなくなるという副作用もある。また、対象となった人物は効果中無意識で動くこととなる。
悪導絡・心海(あくどうらく・しんかい)
蝎殺道の技の1つ。この技を受けた相手は、己の意思とは関係なしに相手の質問に答えることとなる。
悪導絡・黒竜(あくどうらく・こくりゅう)
蝎殺道の技の1つ。悪導絡・神突を無理矢理破ろうとした時に発動し、全身の血管が爆ぜる。ただし、噛噛番長には止めを刺すまでは至らなかった。
悪導絡・太椎(あくどうらく・たいつい)
蝎殺道の技の1つ。手をひねって相手に突き刺す。晄との戦いでは神突と組み合わせて使用し、彼を呼吸困難に陥れた。破壊番長にも使ったが全く通用しなかった。
児玉 磊(こだま らい)
晄そっくりの保育園児。5歳。晄とは違い、角は2本で頭頂部にある。イカの塩辛が好物。
烈怒崇擬妃悪初代総長・月島愛子と晄の兄・猛の息子。両親や自身の出生について殆ど知っておらず、遥のことを実の母親だと思い込んでいる。
晄・猛と同じく打舞流叛魔(ダブルハンマー)を使う。保育園児ながら「舎弟」ともほぼ互角に戦えるほどの戦闘力を持つ。

荒川区

道化番長(どうけばんちょう)
暗契五連槍の1人。私立夢見ヶ丘高校の生徒。奇術や手品を駆使する。「人生真面目に生きる奴はバカ」という考え方を持つ。生真面目な人間が死ぬほど嫌いであるため、居合番長(桐雨)を対戦相手に指名した。
仮面を2つ付けている道化師の姿をしていたが、実はそれは傀儡であり、その正体は朝子と夜子の美女2人組からなる番長であった。なおサンデー誌上で柱に掲載された際の2人の名前表記(「道化番長朝子」「道化番長夜子」)は「若乃花勝」や「貴乃花光司」と同じようなものとのこと。
世界的に有名な手品師の名門一族「創儡家(そうらいけ)」の4代目当主の双子の娘であり、幼い頃はマジックを観客に見せて楽しんでもらうことが大好きで、毎日マジックの練習に明け暮れていた。しかしある日、父親や周囲が自分達を「創儡家の跡継ぎ」としか見ていなかったことを知り、観客に喜んでもらうために必死に努力をするのが馬鹿らしくなったという。そのためかマジックに対する信念を持っていない。桐雨と戦い、一時は彼を翻弄したが、両目を潰した事で本領を発揮した彼の言葉でマジックへの信念を取り戻し、全力で打ち合った末に敗れた。
23区計画の番長達が次々と暗黒生徒会に倒されていく中、卑怯番長からの連絡により憲兵番長との戦いで負傷した居合番長を救出し、一時的に匿っていた。しかし居場所を突き止めた憲兵番長により朝子と夜子は人質に取られ、居合は改造番長に洗脳されてしまう。その後は追手となった居合から逃れ、晄達に合流し仲間となる。
読者投稿の番長で、正体を現す前の傀儡の姿はにそれによるものである。
創儡 朝子(そうらい あさこ)
道化番長の正体の1人であるグラマラスな金髪美女。気が強く、今時純情な居合番長を馬鹿にする様子が見られ、出るも引くも己の好きなように行動を取っている。刺青は不死鳥にシルクハット。5年後にはマジックバーの店主をしている。
創儡 夜子(そうらい よるこ)
道化番長の正体の1人である朝子同様グラマラスな黒髪美女で、朝子の双子の妹。朝子とは違って大人しい性格であり殆ど喋らないが、出るも引くも己の好きなように行動を取っている点は同様。刺青のデザインは朝子と同じ。5年後には刀也と恋仲になり、道場兼料亭で一緒に暮らしている。
裏切りの傷(ベツレイアルペイン)
味方の体に刃物等を刺す事で、相手にそのまま傷を移す事ができる技。当然ながら刺された味方は何ともない。晄との対決時は粘着番長の頭に刃物を刺し、晄のヒザに傷を移した。その仕掛けは味方に刃物を刺すことで相手の注目をこちらに移し、その隙に影から飛び道具で攻撃するもの。桐雨には即座に見破られた。
生ける人形(リビング・ドール)
ワイヤーで傀儡を操り、相手を攻撃する術。本体である朝子と夜子も傀儡に扮して紛れ込んでいたが、道化番長の傀儡が斬られた事により動きを止められた。
ハイド・アンド・シーク
幾つものヌイグルミをばら撒き、それに紛れて攻撃する。これは囮で、ヌイグルミをばら撒いた時、夜子が朝子の背後につき、朝子の動きを背後から1ミリの狂いもなくトレースし、夜子の姿を完全な死角にする。さらに、動作のリズム・ふり幅・スピードを極限まで一致させるために呼吸・心拍に至るまで同調させることで、気配をも完全に1つにし、向かい合う相手は夜子の姿と気配を全く感知できなくなる。
戸惑いの幕(パズルメント・カーテン)
1枚のカードを斬る事により、無数のカードをカーテンのように発生させる技。ダメージを与えるというよりは目眩ましとしての意味合いが強い。

台東区

粘着番長(ねんちゃくばんちょう) / 春日 空(かすが そら)
暗契五連槍の1人。私立泥論高校の生徒。全身ベトベトの粘液で覆われた太めの番長。粘液の粘着力は天井に張り付くことができる程。口癖は「~ドロ」「~デロ」。何でも粘り強くやる努力家。彼の考える理想国家は、戦争などによる飢饉が起こった際、虫でも食って生き延びるような粘り強さを全国民が持つこと。毒があるトビズオオムカデを痺れながらも平気で食べている。
粘り強さという物を教えるため、念仏番長(来音寺)を対戦相手に指名。皮脂の鎧を剥がされた後、来音寺に粘り強さの勝負を挑むが、ことごとく引き分けに終わり、最後は罵倒口龍なる悪口の言い合いによる勝負を持ちかける。来音寺の罵倒をものともせず追い詰めたが、最後の最後でしょうもない罵倒に何故かブチ切れてしまい、境界線を越えて殴り倒された。
体中が脂肪分による粘着液で覆われているが、その中身は意外にも小柄で中性的な顔立ちの美少年。しかし当然ながら性格や口調は全く変わらない。神闘郷崩落時、運動不足なのか、粘り強さを説く割に持久力は乏しい姿を見せた。
晄との戦いで番長全員を道連れにしようとした爆熱番長を「一度は(崩落時に)あんたに救われた命」と許し、来音寺にも親しげに話しかけており(この際「また2人で罵倒口龍をやろう」と笑顔で来音寺に持ちかけるが当然拒否された)、しつこく責める事もないすっきりと水に流す寛容さを見せている。
その後、台東区で暗黒生徒会メンバーの襲撃を受け倒されるが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)金剛番長へ協力する。
ネバー・バインド
体から特殊な皮脂による粘着液を分泌し、相手に纏わり付かせる。動けば動くほど粘着力が増していく。
タロウ・フォシル(脂の化石)
体から分泌した粘着液に特殊な汗を混ぜることにより、相手を琥珀のような結晶に閉じ込める。
舌攻撃
カメレオンのように、3m近くも伸ばせる刃物並みの切れ味がある特異な舌で攻撃する。

葛飾区

カブキ番長 / 鏑木 晴矢(かぶらぎ はるや)
暗契五連槍の1人。私立英乱高校の3年生。17歳。刺青は不死鳥に扇子。
隈取を塗ったいかにも歌舞伎役者風の番長。語尾に「~カブ」を付けて話す。カブラギコーポレーションという大手機械メーカーの社長の息子で、その会社製の戦闘アームを収納した千両箱を背負っている。趣味は歌舞伎演劇を見ること(「助六」がお気に入り)とアイドル(「マーキング娘。」)の曲を聞くこと。好物はみたらし団子とほうじ茶。
卑怯者が許せないという性格のため、卑怯番長(秋山)を対戦相手に指名。晄達との戦いでは初戦で秋山と戦うが、試合前に素顔のスタイルだった秋山に差し出された下剤入りみたらし団子を食べたため、試合途中でトイレに直行してリタイアとなった。
その後、秋山のやり方に怒り、卑怯者が許せないと語っていながら神闘郷を崩落させ、エレベーターのケーブルも切断して、番長達全員を潰し統括区を全て乗っ取ろうとする暴挙に走るが、晄と爆熱番長の決死の手段により全員に脱出される。しかし本人は番長全員を始末できたと思いこみ、通りがかりのタクシーに乗って葛飾区のカブラギコーポレーションに帰ろうとするが、タクシーの運転手は秋山であり、睡眠薬入りのほうじ茶を飲まされ、午前6時5分の富士樹海近郊のゴミ捨て場にて撃破された(凄惨な姿であり、顔にはモザイクがかかっていた)。そしてその後カブキ番長の姿を見た者はいないらしい(恐怖のあまりか、家に篭り布団を被って震えていた)。
読者の投稿による番長である。
千両千手観音刺し(せんりょうせんじゅかんのんざし)
背負った千両箱から大量の刃物がついた戦闘アームを飛び出させ、相手を攻撃する。狭い場所ほど有利。
千両金輪聖王斬り(せんりょうこんりんじょうおうぎり)
飛び出させた戦闘アームを1つに連結させ、対象物を切り裂く技。

足立区

監獄番長(かんごくばんちょう) / 小森 静(こもり しずか)
暗契五連槍の1人。都立印銅鑼高校の生徒。言葉は丁寧。鉄檻を模した仮面を着けている。自らを鉄箱(ポータブル監獄)の中に押し込め、自分を見つめ直す時間が好き。単行本によれば私服は横縞模様の長袖Tシャツ。刺青は不死鳥に檻。
暗契五連槍のなかで最も大きく、ポータブル監獄も遥かに超える巨体だが、古代インドでヨガ行者によって伝えられた闘技法「サハスラーラ・ムドラー」の使い手であるために、その巨躯をポータブル監獄に納めたり、ポータブル監獄に入った状態でも身軽な動きが可能。在宅事情に苦しむ日本を憂えており、自分が日本を統括した暁には、自分が入っているような箱を「ポータブル住宅」として全国民に与えるつもりだという。また、そのような日本において大豪邸に住んでいる剛力番長(拳)を倒すべく、彼女を対戦相手に指名。2回戦で戦ったが、拳の頑丈さと破天荒な攻撃に振り回される。途中でステージが崩れ出し逃げようとしたが、ポータブル監獄が瓦礫に引っ掛かって抜けなくなってしまい、他の番長に助けを求めたが、道化番長と粘着番長に見捨てられる。助けにやって来た拳のディバイン・ハンド(神の張り手)で助けられはしたものの、ポータブル監獄ごと強烈な攻撃を喰らって気絶し敗北した。
暗契五連槍の中では一番舎弟数が多い。彼の舎弟は監獄ではなくフタのない普通の箱に入っている。
暗契五連槍編の最後で「ぜひ舎弟にして下さい」と拳に申し出ていた。
その後、足立区で暗黒生徒会のメンバーである噛噛番長の襲撃を受け、ポータブル監獄をバラバラにされた上で倒されるが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)金剛番長へ協力する。
彷徨える囚人(ワンダリング・プリズナー)
相手を自分のポータブル監獄に閉じ込め、繋がっている鎖で振り回し、放り投げる技。
裁きの箱(ジャッジメント・キューブ)
ポータブル監獄に入ったまま高速で回転し、相手に突撃する。
幻影の立方体(イリュージョナリィ・キューブ)
ポータブル監獄に入ったまま、影分身の如く素速く動く。相手を惑わすのに最適。

江東区

爆熱番長(ばくねつばんちょう)/炎屋 燎原(ほむらや りょうげん)
暗契五連槍の1人。燃え盛る炎のような髪型をした、晄に匹敵する体格の番長で、火薬を仕込んだ両手の手甲によって爆発や炎を起こす。刺青は不死鳥に火の玉。都立黒点高校の生徒。
暗契五連槍のリーダー的存在であり、「熱くねェ漢は死んでよし!」という考え方の持ち主。「23区計画」を勝ち抜いて、日本にアツい魂を注ぎ込む事が目的。五連槍を「アツきエリート」と認め、敵である晄や桐雨、その他の番長も「アツい奴」と賞賛している。しかしアツさにこだわるあまり、「アツくない弱者は生きる価値なし」という過激な思想も持っており、自分の基準でアツくない者に対しては無関係な一般人であろうと攻撃するなど、歪んでいる。
カブキ番長(鏑木)による神闘郷崩落時に諦めたら熱くないと自分を犠牲に他の番長達を助け、自身は生き埋めとなった。が、その後即座に自力で地上まで飛び出し、更にミサイルの直撃を受けても全くの無傷という桁外れの耐久力を持ち、飛来するミサイルを掴んで棍棒のように扱うなど、超人だらけの番長達をしてなお、「化け物のごとき強さ」と言わしめる程の漢だったが、晄の前には赤子扱いだった(とはいえ打舞流叛魔(ダブルハンマー)や歪劉怒斗零羅(ワイルドトレーラー)を喰らって一歩も引かずに持ち堪えるなど、相当な実力である)。晄の圧倒的なプレッシャーに恐怖し、無意識のうちに後退してしまったことで、自身を「アツくない」生きる価値のない者と判断し、爆弾を飲んでせめて23区計画遂行のために晄を道連れに自決を図るも、それすらも防がれ完敗した。戦闘後は晄の器の大きさを知り、自爆に関して巻き込みかけた番長達に謝罪し和解する。
その後、普通に暮らしていたが暗黒生徒会のメンバーである憲兵番長の突然の襲撃を受け、重傷を負う。晄の高校に現れ、自分を襲った番長の事を教えた後、晄の腕の中で一度は力尽きるが無事に復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)番長連合へ協力する。
5年後には悪矢七を秘書に国会議員になっているが、相変わらずの爆熱ぶりの様子。
読者の投稿による番長で、投稿時の名前は「ファイヤー番長」だった。
重・爆・撃(じゅうばくげき)
相手に連続攻撃を叩き込み、手甲に仕込まれた火薬で爆破する。晄の皮膚の表面を焼け焦がすほどの威力。
焼・夷・爆・撃(しょういばくげき)
両手の手甲から火薬を撒き、両拳を打ち付けて起こした火花に引火させて粉塵爆発を起こす。
垂・直・爆・撃(すいちょくばくげき)
両拳を組み合わせて爆発させながら相手に叩きつける。
苑上三兄弟(えんじょうさんきょうだい) / 長男:浩一(こういち)、次男:浩二(こうじ)、三男:浩三(こうぞう)
爆熱番長の舎弟。その名の通り3人の兄弟で構成されており、防火服に身を包み、火炎瓶や火炎放射器を使って戦う、可燃物、爆発物のスペシャリスト。無数の火炎瓶を投げつけるアクロバティック・ファイアや特殊なブレンドをしたガソリンの玉を投げつけるイグニション・ソース、上空からの火炎放射を行うバーン・デッドと言った技を使ったが、晄の手によって3人まとめて一瞬で敗れる。爆熱番長と同じく都立黒点高校に籍を置く。

大田区

棘門番長(きょくもんばんちょう)/張山 ざくろ(はりやま ざくろ)
全身にトゲを生やした大柄な番長。武器は全身のトゲで、戦闘スタイルはプロレス。都立毬栗高校の生徒。
全身に生えたトゲのせいか、他者から距離を置いて接される事が多かったロンリーガイで、寂しさの反動からトゲトゲしくも強い態度で接される事を好む。その一方で、愛しいものを自らのトゲで思い切り刺したいという願望も併せ持っている。好きなものはトゲトゲしい態度で接される事で、逆にとがっていないものを嫌う。
人と適度な距離感を保てる国家を目指していたが、マシン番長によって恐竜番長共々倒される。恐竜番長とチームを組んでいたのかどうかは不明。
後に他の23区番長と共に(一部除く)、番長連合へ協力する。
読者投稿による番長で、投稿時の名前は「トゲ番長」だった。
バウンディング・デス
体をボールのように丸め、縦横無尽に跳ね回る。
スパイキング・ハグ
相手を抱き込み、体中のトゲで串刺しにする。

世田谷区

恐竜番長(きょうりゅうばんちょう)/古代 荒士(こだい あらし)
ティラノサウルスのかぶり物をした大柄な番長。武器は両手に装備したテリジノ・クローで、戦闘スタイルはラグビー。都立畔夏亜(パンゲア)高校の生徒。
幼き頃から恐竜マニアである両親に「お前は絶滅した恐竜の生き残り」だと吹き込まれ続けていたために、自分をティラノサウルスだと妄信している。だが、本人は生粋の菜食主義者。好きなものは野菜全般と化石堀りで、嫌いなものは寒い所。
恐竜絶滅の原因である寒冷化を防ぐために地球温暖化を目指していたが、マシン番長によって棘門番長共々倒される。棘門番長とチームを組んでいたのかどうかは不明。
後に他の23区番長と共に(一部除く)、番長連合へ協力する。
読者投稿による番長で、当初送られてきたイラストではブラキオサウルスのような竜脚類がモチーフにされていたようだが、作者の趣味でアロサウルスのような獣脚類にアレンジされている。
アルケオ・チャージ
凄まじい強度を誇る巨体で猛突進する。
ウエポン・ラプトル
鋭い爪と牙で相手の武器に食らいつき、武器を奪い取る。

渋谷区

射撃番長(しゃげきばんちょう)/達谷 庵我(だるたに あんが)
「銃も正しく用いれば最高の護身の道具」として安全な銃社会を築くという理想を掲げるガンマン風の番長。武器は2丁のリボルバー。刺青は不死鳥に銃。都立照星高校の生徒。
晄に倒されていった、思想や独善、偏見から意に沿わない者や弱者を排除していく番長と違い、当初から弱者を守ることを旨とする正義感を持っていた番長だった。しかし、舎弟諸ともマシン番長の前に敗れる。
その後、渋谷区で暗黒生徒会の襲撃を受け倒されたが復帰し、他の23区番長と共に(一部除く)番長連合へ協力する。連載開始前は狙撃番長と呼ばれ、デザインも今とはだいぶ違った。名前の元ネタは三銃士に登場する若者ダルタニャン。
C・J・Bショット
高所から宙返りしつつ降下し、2丁拳銃による射撃を決める技。
C・J・Bとは「清く(Clean)、正しく(Justice)、美しく(Beautiful)」と言う意味。
スーパー・コンセントレーション
集中する事でさらに命中精度を引き上げる。
三銃者
射撃番長の舎弟。三銃士がモチーフとなっており、メンバーの名前も射撃番長の本名と同様で三銃士に登場する3人のメンバーから取られている。
掘戸 杉造(ぽると すぎぞう)
名前はポルトスから。アゴ髭の生えた大男で、武器はショットガン。
射撃番長と共にヤクザに絡まれていた一般人を助けた直後、乱入してきたマシン番長に最初