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電波女と青春男/山根真人 入間人間

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著者: 山根真人 入間人間
巻数: 1巻

山根真人の新刊
入間人間の新刊
電波女と青春男の新刊

最新刊『電波女と青春男 1


出版社: アスキー
シリーズ: DC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

grgefe Key/クラナド/リトルバスターズ!/枕/H2O/いきなりあなたに恋している/ケロQ/素晴らしき日々/終ノ空/ゆずソフト/天神乱漫/ドラクリオット/魔法少女リリカルなのは/とらドラ!/俺の妹がこんなに可愛いわけがない/電波女と青春男 この作品が好きな人はフォローお願いしますー
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tukasa_21 銀魂/ヱヴァ/化物語/黒執事/電波女と青春男/ポケモン/涼宮ハルヒの憂鬱/けいおん!/犬僕/黒子のバスケ/ひぐらしのなく頃に/僕は友達が少ない/ 歌い手/ボカロ/金爆など#好きなアニメ被ったらRT #RTした人全員フォローする#相互希望
10221022Yukina RT @kinemoubara: 【定期】#この中に好きなアニメがあったらRT #RTした人全員フォローする フェアリーテイル/進撃の巨人/イナイレシリーズ/アイマス/涼宮ハルヒの憂鬱/ジョジョ/プリキュア/ポケモン/けいおん/マギ/電波女と青春男/ナルト/ドラゴンボール
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電波女と青春男』(でんぱおんなとせいしゅんおとこ)は、入間人間/著・ブリキ/イラストによる日本のライトノベル、およびそれを原作とするメディアミックス作品。原作は電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2010年10月現在で既刊7巻。累計発行部数は80万部。

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に続く、入間人間の電撃文庫執筆2シリーズ目。前作よりも陰鬱さのないストーリーとなっている。

2010年8月7日に開催されたTBSアニメフェスタ2010にてテレビアニメ化が発表されたイトコ、わたしTVアニメになる。 『電波女と青春男』がTBSでアニメ化決定!! - 電撃オンライン。2011年4月よりTBS、BS-TBSほかにて放送予定。

あらすじ

俺(丹羽真)は両親の仕事の都合上、都会で一人暮らしの叔母(藤和女々)の家に預けられることになった。だが、一人暮らしと聞いていた、叔母の家に入ると…足の生えた布団があった。
その布団は自称宇宙人の女々さんの娘、つまり俺の従妹の藤和エリオだった。
女々さんは父親のいないエリオが、親戚に悪くいわれないように隠していたらしい。
電波な従妹のせいで俺の青春ポイントが日に日に減っていく…
転校先の学校では自転車に乗るためにヘルメットをする、リューシさんこと御船流子さん、隣の席の179.9㎝の長身なのに超虚弱体質な、前川さんとの青春を謳歌する…はずだったが、またしてもエリオだ。
前川さん曰く、エリオは去年まで同じ学校にいて、去年退学した。半年間行方不明で、帰ってきたと思ったら、宇宙人にさらわれたとか、自分は宇宙人だと言い始めた、らしい。
リューシさん曰く、あんまり関わりたくないと皆が思っている、リューシのがかっこいいからと、自分の事をリューシと呼び始めたのはエリオである、らしい。
俺の青春はどうなることやら…

登場人物

主要な登場人物

「俺」/丹羽真(にわ まこと)
声 - 入野自由
本作の主人公。高校2年生。身長は170cmくらい。親の仕事の関係で、叔母の女々のもとで暮らすことになる。高校生活の間になるべくたくさんの「青春ポイント」を集めることを目標にしている(ただ、青春ポイントの計算はその場のノリでしているため、通算のポイントは知らない)イベント一つの最高点は5ポイント。
深海魚好きで、特技は自転車のウィリー走行。少し変わったところはあるが、普通の男子高校生である。酒に弱く、数口飲んだだけで酔っ払ってしまう。
前作を意識してか、モノローグにおいて幾度か「嘘だけど」という言葉を使用している。
藤和エリオ(とうわ-)
声 - 大亀あすか
真と同い年のいとこ。上半身に布団を縛り付け、宇宙人を自称する「電波女」。真を「イトコ」と呼ぶ。主食はピザ。身長は160cmくらい。
普段は布団に隠れて顔すら見えないが、その素顔は「髪から粒子が出る」とまで表現される美少女。色白で、ロングヘアは「色がそのまんま宇宙人っぽい」(挿し絵では薄い水色)。
1年前、高校入学2か月後に失踪、半年後、海に漂っているところを発見される。失踪中の記憶はなく、足取りもつかめていない。周囲からの好奇の視線に耐えかねた彼女はそれを宇宙人の仕業だとし、やがて宇宙人を自称し始めた。その後、宇宙人であることを証明するために自転車で川に向かって飛び、落下。その結果脚を骨折し、入院する。それから布団を巻くようになった。今はもう退学している。
布団を巻きつけたまま町内を徘徊していたため、町内では悪い意味で有名である。真は布団を巻いた状態のエリオを「郷土妖怪スマキン」と名づけた。
一巻で再び真と二人で自転車ごと海に落下して以来徐々に電波が抜け始め、日常生活中も頻繁に布団を脱ぐようになる。ただしあくまでも脱ぐようになったのであって、基本は布団を巻いたままである。布団を脱いでからはひどく引っ込み思案で、よく真の背中に隠れる。在学中の知人の名前を思い出せなかったため流子を「なんとかリュウシ」、メアリーを「なんとかメアリー」と呼んでいる。
御船流子(みふね りゅうこ)
声 - 加藤英美里
真のクラスメイト。元気な天然少女。身長は150cm台後半くらいで、緩い印象を与える顔立ち。軽くパーマがかかった茶髪は、手入れをしないとすぐまっすぐになるらしい。自転車に乗るときにはヘルメットを付ける。肉類は好きでないらしく、野菜と果物しか食べない、本人いわく「フルーツスト」だが、キノコ類は嫌い。
在学中のエリオに「リュウシの方が宇宙人ぽくていい」と言われたせいで、今でもその名前が定着している。本人はそれほど気に入っていないようで、その名で呼ばれると条件反射のように「リュウコやっちゅーに」という台詞が飛び出す。バスケ部に所属しているが補欠である。没個性気味なのを気にして、個性的になろうとするあまり奇怪な行動に走ることもしばしば。文化祭期間中は「やっちゅーに強化月間」を実施した。真を意識していて、エリオや前川さんなどが真と話していると嫉妬する。
前川さん(まえかわ-)
声 - 渕上舞
真のクラスメイト。何故か名前で呼ばれず名字で呼ばれている。身長が180センチほどある(本人は179.9センチだと主張)が、全体的にほっそりとした印象。ひどく虚弱で、両腕を上げ続けているだけでめまいを起こすほど。その体質のせいでいろいろな部活からいらない子扱いされ、今は美術部の幽霊部長。真の名前を覚えられずにいたが、文化祭の中で改めて自己紹介をして真のフルネームを知った(彼女自身の自己紹介は放送で途切れたため下の名前は不明のまま)。普段は真を転校生と呼んでいる。時々気まぐれに名前で呼ぼうとするが「みわ君」だったり「りわ君」だったりと微妙に間違っている。本名を知ってからは一度だけ「丹羽君」と呼んだが、「リューシと同じ路線は合わない」とのことで結局転校生と呼び続けている。星中と文化祭で会い、目が大きくて少女マンガ的な顔立ちだからと、りぼんちゃんと呼んでいる。
コスプレが趣味。以前はアニメなどのキャラのコスプレもしていたが、今はもっぱら店の制服や着ぐるみ。コスプレ中は「キボネング・デコ」という名前を使っている。
実家の居酒屋や近所の和菓子屋(女々の職場でもある)でバイトをしている。酒にはそこそこ強い様子。中学三年生の頃、とある事情から一時期金髪だったが、すぐに染め直した。
藤和女々(とうわ めめ)
声 - 野中藍
真の叔母で、エリオの母。39歳(2巻で誕生日を迎え39+1歳になる)。真の両親いわく「大人と子供の練り物」、真曰く「大人子供、略して大供(おおとも)」。突拍子もない言動や行動でしばしば真を狼狽させる。ギャップ萌えキャラを目指しているらしい。一応和菓子屋の経営をしているが、客入りはあまりよくないらしい上、女々自身はあまり店に顔を出していない。
エリオが、父親がわからないということで親戚に陰口をたたかれないために、彼女のことを親戚に知らせずにいた。エリオと会話すらしないが、決して仲が悪いわけではなく、極力一人でいたいエリオを尊重してのこと。母親として最低限のことはしっかりと行っている。またエリオットに対しては意外にもつっけんどんな対応だが、エリオットには「冗談を言わないときの女々は凛々しい」と称される。
エリオが脱布団してからは以前よりも分かりやすくエリオを溺愛しており、ことあるごとにエリオに抱きついている。エリオを「エリちゃん(またはエリたん)」、真を「マコ君」、流子を「ほっぺぷに美ちゃん」、前川さんを「バイトちゃん」などかなりアバウトなあだ名で呼ぶ。

学生

谷沢(やざわ)
転校してきたばかりの真の左隣の席に座っていた男子生徒。
花沢さん(はなざわ-)
草野球の投手で真たちの通う学校のソフトボール部部長。外見は真曰く「時を駆けたりしそう」な感じ。名前は前川さんがうろ覚えだったため、その時のコスプレ衣装だったカツオから連想したもの。真に対する対応は一貫してクールだが、エリオと従妹だと知ると、好ましくないと明言した。ただし、その後も真への対応は変わっていない。
中島(なかじま)
下の名前は不明、こちらは本名である。整った顔立ちをしており、一年の頃の流子の想い人だったが流子はフラれ、現在は花沢さんと付き合っている。流子同様、バスケ部所属。
ミッキー
本名不明。流子の友人でバスケ部に所属している。バスケ部ではレギュラー。裏声で本家ミッキーの物真似が出来る(そこそこ似ている)。エリオと流子の親交をあまりよく思っていないが、それでも流子の友人であることも断言した。
キーコ
本名不明。前川さんの中学時代の同級生。
吉野(よしの)
前川さんの幼馴染。かつて身長が低かった頃の前川さんをいじめていた一人だが、次第に前川さんと不思議な信頼で結ばれる。前川さんが急成長してからは疎遠になっていた。
星中 小海(ほしなか こうみ)
中学生の頃の真の同級生。真のことを苗字から「にわち」と呼ぶ。彼氏持ちだが、真に対してよく思わせぶりな発言をする。二年の時はクラスメイトで、三年でクラスが別れると会話する機会が減った。実は真の口にする青春ポイントの発見者であり、彼女とのある出来事から真は青春ポイントを気にかけ始めた。本人によると「人生が百回あったら四十回は真と付き合うと思う」くらいには真のことが好きだったらしい。真たちの通う学校の吹奏楽部に友人がいるらしい。
滝本(たきもと)
小海の恋人。少々喧嘩っ早いところがある。名前は真のうろ覚えで、小海との会話中に間違っていたことに気づくも訂正されないままだった。
相原(あいはら)
真の中学の同級生で程よく仲良しの男友達。高校は地元の私立高校に推薦で受かっていた。かつて真をマコ君と呼んだことがあり、真はなぜかその呼び名に嫌な予感を覚えた。
柏木(かしわぎ)
小学生の頃のエリオの同級生。髪の色のことでエリオをからかい、いじめていた。外見はエリオ曰く「いも」。
奥居 メアリー(おくい-)
新聞部部員で、本人曰くエリオの元友人。文化祭の最中、逃げるジェフを「イケメン!」と叫びながら追い掛け回したり、全力疾走の流子を本気で追いかけてインタビューを試みたりと記事の為に常にせわしなく駆け回っている。言動が非常にアグレッシブかつ唐突で、発言の意図が読みにくい。父親が外国人のため地毛がブロンド。そのためエリオの在学中は「地毛が特異な者同士」としてすぐに仲良くなったという。エリオのことは「エリちん」と呼ぶ。

町内の人々

田村さん(たむら-)
藤和家に程近い商店街で田村商店という駄菓子屋を経営しているお婆さん。記憶力は衰えていないようだが、それ以外はだいぶ衰えており、いつも店の奥に引っ込んで横になっている。喋り方はその老体に似合わず威勢がよい。女々の実の祖母で、真とエリオの曽祖母にあたるが、そのことを真は知らない。
女々やエリオットが子供の頃から店を構えており、当時から宇宙人にまつわる話を店に集まる子供たちに聞かせていたため、当時の大人たちは敬遠していたが、子供たちにはよく懐かれていた。その頃の店の常連は数十年経った現在でも声だけで特定できる。田村という名字は旧姓。
山本さん(やまもと-)
本名は安代(あしろ)。女々とは小学生の頃の同級生で、現在進行形で女々に片思いしている。しかし再会時に当の女々が彼の名前を覚えておらず、以降本名ではなく女々が適当につけた山本という名前で呼ばれている。花火職人の息子で、ペットボトルロケットを作るのが上手い。
大井 遠江(おおい とおえ)
女々の行きつけの床屋の女主人。女々のことは「ジョジョ」、かぐや姫のことは「カグヤ」と呼ぶ。エリオの社会復帰のための散髪や前川さんが髪を染めたときなど何かと縁のある人物。あだ名は本人曰く「トーエック」。また、前川さんが髪を染める際には理由を告げずに料金を半額にし、染め直したときに残り半額を受け取るという預言者めいた一幕もあった。床屋になった理由は初恋の人の髪がもっさりしていたから、らしい。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に登場する浜名遠江と同一人物だと思われる。
大井 藍(おおい らん)
遠江の娘。母親にはよく懐いているが人見知りで、初対面の前川さん(紙幣のコスプレ)を見ての感想は「ふ、ふぇー」というものだった。かぐや姫とも仲がよく、時々遊んでもらっている。
かぐや姫
遠江の友人。名前は自称。元々の由来は親の商売で、高級家具屋の家の令嬢なので同級生から「家具屋姫」と呼ばれていたのが理由だが、本人と遠江によると他にも何かエピソードがあるらしい。常に朱色の浴衣を着て黒い草履を履いている。移動は主に原チャリで、工事現場のヘルメットを被る。背が極端に低いが成人しているらしい。本人によると「六年くらい前にあった少し不思議な事件以来、わらわはずっとかぐや姫」らしい。前川さんの家の居酒屋の常連だが、スルメとビールで二時間粘る売り上げに貢献しない客。自称月から来た宇宙人。
小牧(こまき)
女々が経営する和菓子屋の店長よりもよく働く店長代理を務めている。前川さんの評によると彼女の知人の中では真面目な部類に入る人だが、少々自信家らしい。店では店長代理の仕事のほかに、自ら和菓子の製作もしている。

宇宙関連の人々

エリオット
小さい頃からの女々の想い人で、エリオの父親と思われる人物。エリオが生まれる前に町を出たらしいが、真たちの通う学校の文化祭に突然訪れた。それ以前から女々や田村さん、山本さんの発言にて存在は確認されている。エリオの、髪から粒子が飛ぶような容姿は彼の遺伝子によるもの。女々や田村さん、山本さんは彼を昔から知っているが多くは語らないため、謎も多い。女々のことは確かに好きなようで、理想の恋人、として若かりし日の女々と思われる女性像を語っている。
『“探偵・花咲太郎”シリーズ』にて花咲太郎の同僚として探偵事務所で働いている。
星宮 社(ほしみや やしろ)
草野球三日目に突然現れた宇宙服(っぽいもの)を着込んだ自称超能力者兼宇宙人の少女。宇宙服を脱いだ外見はエリオに似ているが、エリオよりも若干宇宙人寄りである。髪の色は純白で、エリオの髪を粒子が飛ぶと評した真は「光そのものが周囲に無軌道に飛び交う恒星のような容姿」と評した。また、同真曰くSパー(スペシャルパー)。神出鬼没だが軒下を好む習性があり、藤和家や前川家の軒下から現れることがしばしばあった。そのためか、軒下の無い田村商店の建物を一目見ただけで「くだらん建物」と言い捨てた。
宇宙服を着ている状態のときは「ナ ン ダ ヤ ル ノ カ」というように一音一音を区切って発音するが、あくまで本人の喉によるものなので、彼女が疲れて息切れしたり、単に面倒になったりすると普通に話すようになる。
夏祭りの夜に真のすぐ脇に隕石を落とした(本当に彼女の力によるものかは不明)後、姿を消していたが、実はかぐや姫の家の軒下に潜んでいたところを家主のかぐや姫に見つかり、「同じ宇宙人同士のよしみ」でかぐや姫の世話になっていたことがわかった。
ジェフ
本名は不明。中島にフラれて家出した流子が漫画喫茶で出会った少年。ジェフというのは、流子と出会ったときに名乗った偽名。尚、流子をポーラと呼ぶ。十八歳で少々童顔。エリオ同様髪から粒子を飛ばすレベルの美形(ただし髪の色は社に近い)。また、裸足でいることを好む点でもエリオと似ている。宇宙人を名乗り、町内にある天体研究所に囚われている仲間を助けに来たというが、その真偽は不明。事情により一人では帰れなくなった、として現在も町内に滞在中。
おっさん
本名は不明。小学生の頃、エリオが宇宙飛行士を目指して秘密特訓していた公園に突然現れたおっさん。よくジャングルジムの下に寝そべっている。いつも猫と一緒にいるが、飼っているわけではなく、食料を見つけてくれるので共生しているということらしい。
金を貯めて宇宙に行ったことがあるらしく、そこで自分は目標を失った、と少々無気力な雰囲気を醸し出していた。その後のエリオとのやり取りの中で活力を取り戻し、俺だってもう一度くらい、と言い残して公園からいなくなった。一緒にいた猫は公園周辺が気に入ったらしく公園に残っていたが、女々が自分の店に捨て猫として張り紙をしていたところ、貰い手がついた(大井遠江)。その後「招待状を拾った」として文化祭に訪れていた。

妄想の人々

原作七巻中の真の妄想に登場した人物。
ひ孫(ひまご)
妄想の中で真とエリオ夫婦のひ孫にあたり、容姿はエリオをそのまま小さくした感じ。真を「おじいちゃん」、エリオを「エリおばあちゃん」と呼ぶ。なお、エリオは「エリオおばあちゃん」と呼ばせようと何度も訂正したが無視された。エリオの真似と称して布団を巻いて走り回ったりしているが、エリオのスマキン時代よりは常識的で、外出時に脱ぐように言われれば素直に布団を外す。
宇宙人(うちゅうじん)
妄想の中でエリオと間違えて真をさらってしまった宇宙人のオッサン。感覚は地球的で常識的。容姿は人間的だが、髪だけでなく舌も青い。地球に降りるのは面倒くさいらしい。
ガーティ
妄想の中のエリオの遠い子孫。マコトを「イトコ」と呼ぶ点も含め、容姿、言動のほとんどをエリオから引き継いでいる。小学五年生のときにマコトのロケットで宇宙に行くことを約束し、2559年にそれを現実にした。そのため宇宙飛行士になったと思われる。
マコト
妄想の中の真の遠い子孫。ガーティの従兄にあたり、小学五年生のとき「ロケットを作り、ガーティを宇宙人に会わせる」と約束して、街の製造所(通称は研究所)で働くようになった。ヤシロの同僚。自らの作ったロケットに「プライム」と命名した。
星宮 ヤシロ(ほしみや-)
妄想の中の社の遠い子孫、ということになっているが、あるいは社本人ではないかと思われる言動も見受けられる。マコトの同僚として製造所で働いており、プライム製造の主要メンバーだったと思われる。

その他の人々

丹羽 章二(にわ しょうじ)
真の父親、女々の兄。浮気癖がある。
スポチャン爺さん
スポーツチャンバラ爺さんの略。本編の一年前、海で浮かんでいたエリオを最初に発見した人物。若い頃から宇宙人との邂逅を夢見ていたが今のところその夢はかなっていないらしい。エリオのことを「宇宙人っぽいだけ」のただの人間だと言い切っている。海辺で毎年スポーツチャンバラ大会を始めとする色々なイベントを企画しながら過ごしている。
スポチャン大会の終盤に突如現れたかぐや姫と社を宇宙人と信じているような内容を口にしていたが、その口ぶりは信じているのかいないのか分かりかねると真は思っている。
サファ男
海の家でバイト(?)をしていた大学生くらいのサーファー男。真と一緒に海の家を訪れたエリオ、流子、前川さんの三人を見て、真に「どれが君の彼女?」と問いかけてきた。前川さんに関しては「ワニやクラゲを着るようなタイプは好きじゃない」とのことで、流子とエリオのどちらかを紹介しろと真に迫る。その後の会話から、エリオの方が好みだったらしい。
多摩湖さん(たまこ-)
藍色がかった髪が特徴的な美少女。真が訪れた本屋のエロ本コーナーで黄鶏くんといちゃついていた。文化祭では黄鶏くんと共に一つのトランプの着ぐるみに二人で収まったり、互いに理想の恋人として相手の絵を描くよう頼んだりと周囲をイラつかせるほどのバカップル振りを披露する。前川さんにの友人で、前川さん曰く彼女は真たちよりも年上らしい。
『多摩湖さんと黄鶏くん』の多摩湖さんと同一人物。
黄鶏くん(かしわ-)
多摩湖さんの彼氏と思われる少年。周囲によるとあまり特筆すべき特徴のない容姿らしいが、多摩湖さんと付き合っているだけあってズレた部分もある。多摩湖さんには敬語で接する。
『多摩湖さんと黄鶏くん』の黄鶏くんと同一人物。
二条 オワリ(にじょう-)
かつてエリオットの所属する探偵事務所に犬探しを依頼したことがある犬好きの歌手。6年ほど前まで路上で弾き語りをしていたらしいが現在は結構な人気歌手となっている。真たちの通う高校の文化祭に、なぜか卒業生でもないのにゲストとして訪れた。これはエリオットから娘への時期はずれの誕生日プレゼントの一環だったが、彼女自身がどこまでそれを知っていたかは不明。代表曲は『引力ロマンチスト』。

用語

青春ポイント(せいしゅんぽいんと)

真が常に気にかけているポイント。具体的にどういうことをすれば増えるのかは真自身にも分かっておらず、青春っぽいな、と真が感じたときに加算され、逆にショックを受けた時や女々に絡まれたときなどに減少する。加算の際は最大で5ポイントずつの加算だが、減少時には数字に上限が無く、地道に貯めた青春ポイントが一気にマイナスになることもある。(隕石に青春ポイントを削られた -20など) 各巻の各章冒頭に通算のポイントが表示されるが、真は通算のポイント合計は知らない。
青春ポイントを最初に考え出したのは小海であり、真は中学3年生のときの彼女との一件以来、青春ポイントの獲得に命をかけている。

社会復帰ポイント/幸福ポイント(しゃかいふっきぽいんと/こうふくぽいんと)

原作の二巻の各章冒頭にのみ登場したポイント制度に、エリオの「社会復帰ポイント」、女々の「幸福ポイント」がある。社会復帰ポイントは社会復帰に向けての意欲を示すと上昇し、スマキンに戻ろうとすると減少する。幸福ポイントは他の二つのポイント制度に比べて変動が激しく、百万単位でポイントが上下することもある。青春ポイント同様、本人たちも通算のポイントを知らず、またこちらは本文中に換算している描写が無い。

宇宙人(うちゅうじん)

この作品における宇宙人には謎が多く、またどこまでが宇宙人でどこまでが一般人かという区別も難しくなっている。現在までに宇宙人を自称したことのある人物は、エリオ、かぐや姫、社、ジェフの四人だが、このうちのエリオは後に自身が宇宙人だということを否定している。
決まった特徴を持たないが、この作品における宇宙人(自称含む)は大抵の場合以下に当てはまる(全員に全てが当てはまるわけではない)。
  • 人間離れした美形である。
  • 髪の色が薄く、周囲に粒子を飛ばしているように見える。
  • 裸足を好む、あるいは靴下を嫌う。
  • 本人の自称する実年齢よりも幼く(あるいは若く)見える。
これらのうち、二つ以上を持っている者は作中では宇宙人を自称・自認している場合が多い。本人の自称はないがエリオットも髪から粒子、美形、年齢については上記の条件に当てはまる人物である。

漫画作品

コミカライズ

電撃G's magazineにて2010年夏から連載中。作画は山根真人。

とーわさんと。

電撃文庫MAGAZINEで連載中のブリキ画によるショートコミック。本編とは別の、エリオを中心としたほんわかした短編。シナリオは原作同様入間人間。

書誌情報

  • 電波女と青春男 2009年 1月10日初版発行 ISBN 978-4-04-867468-3
  • 電波女と青春男 2 2009年 5月10日初版発行 ISBN 978-4-04-867810-0
  • 電波女と青春男 3 2009年11月10日初版発行 ISBN 978-4-04-868138-4
  • 電波女と青春男 4 2010年 3月10日初版発行 ISBN 978-4-04-868395-1
    • 「家出基地」(原題:失恋女と家出少年『電撃文庫Magazine』Vol.6 2009年3月号掲載)
    • 「初恋を見下ろして」(原題:金髪女とチビ少年『電撃文庫Magazine』Vol.7 2009年5月号掲載)
    • 「空への明日」(書き下ろし)
    • 「ぼくと彼女の月の距離」(原題:彼持ち少女と未青春男『電撃文庫Magazine』Vol.11 2010年1月号掲載)
    • 「E.R.O」(書き下ろし)
  • 電波女と青春男 5 2010年 6月10日初版発行 ISBN 978-4-04-868596-2
  • 電波女と青春男 6 2010年 9月10日初版発行 ISBN 978-4-04-868880-2
  • 電波女と青春男 7 2010年12月10日初版発行 ISBN 978-4-04-870125-9
  • 電波女と青春男 8 2011年4月10日初版発行 ISBN 978-4-04-870430-4

テレビアニメ

TBS・MBS・CBC・BS-TBSにて2011年4月から放送予定。

スタッフ

  • 原作 - 入間人間(電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊)
  • 原作イラスト - ブリキ
  • 総監督 - 新房昭之
  • シリーズ構成 - 綾奈ゆにこ
  • 脚本 - 冨岡淳広、北条千夏
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 西田亜沙子
  • 総作画監督 - 杉山延寛
  • シリーズディレクター - 宮本幸裕
  • 美術監督 - 東厚治
  • 色彩設計 - 日比野仁
  • 撮影監督 - 会津孝幸
  • 編集 - 松原理恵
  • 音響監督 - 亀山俊樹
  • 音響制作 - グルーヴ
  • 音楽制作 - スターチャイルドレコード
  • アニメーション制作 - シャフト

主題歌

オープニングテーマ「Os-宇宙人」
歌 - エリオをかまってちゃん
神聖かまってちゃんによるサウンドプロデュースに藤和エリオ(大亀あすか)がボーカルを担当。
エンディングテーマ「ルル」
歌 - やくしまるえつこ

放送局

放送地域放送局放送期間放送日時系列備考
関東広域圏TBSテレビ2011年4月14日 - 木曜 25時55分 - 26時25分TBS系列制作局
中京広域圏中部日本放送2011年4月28日 - 木曜 26時30分 - 27時00分あにせん枠
近畿広域圏毎日放送木曜 26時40分 - 27時10分毎日放送木曜深夜アニメ枠
日本全域BS-TBS2011年5月7日 - 土曜 25時30分 - 26時00分BSデジタル放送

ウェブラジオ

電波メールと青春ラジオ』のタイトルで、2011年4月7日よりアニメイトTVにて配信予定。

パーソナリティ
  • 大亀あすか(藤和エリオ 役)
ゲスト
  • 第1回 - 渕上舞(前川さん 役)

脚注

外部リンク

ko:전파녀와 청춘남