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青空しょって/森秀樹

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著者: 森秀樹
巻数: 24巻

森秀樹の新刊
青空しょっての新刊

最新刊『青空しょって 24


出版社: 小学館
シリーズ: 少年サンデーコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

warotto3 青空しょって(24) (少年サンデーコミックス) / 森秀樹 http://t.co/Ogqod1JavO
bigcomic 森秀樹:初期には あだち充 風の絵柄だったが、 [1] 青空しょって 』連載中から劇画タッチにシフトしていった。 http://t.co/KtBL5Tpchh

青空しょって』(あおぞらしょって)は、森秀樹による日本の漫画作品。1987年から1990年代前半まで『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載されていた。

概説

世界のゴルファーに挑む飛田一八の活躍を描く。あだち充の絵柄に近かった当初はラブコメ的な展開も見せたが、劇画タッチに近づくにつれストーリーはシリアスさを増していった。20歳そこそこの主人公が世界のメジャー大会で活躍する様は非現実的なストーリー展開であるものの、所謂「魔球」や「秘打」のような荒唐無稽なスタイルではなく、描写自体は現実に即した描写である。非常に緻密な画力で描かれたコース描写は美しく、マスターズや全英オープンなど実在の大会や、ジャック・ニクラスなど実在の人物も多数登場する。台詞のほとんどに「!」マークが入っているのが特徴。 「10代で優勝し海外ツアーに参戦するゴルファー」というストーリー展開は石川遼や宮里藍など21世紀の選手の経歴を先取りしていたと言える。

主な登場人物

飛田一八
主人公。少年時代はプロゴルファーの父・銀八のキャディを務め、学校にもろくに通わず全国を放浪していた。銀八の失踪後は絶海の孤島「音無島」のゴルファー養成所に入所し、地獄の特訓を経てわずか18歳でプロデビューした。
攻めの姿勢が信条の攻撃型ゴルファー。常時300ヤードを記録するドライバーショットが武器であり、勝負所で披露される一本足打法のドライバーは最高飛距離340ヤードを誇る。
飛田銀八
一八の父でプロゴルファー。特定のクラブには所属しておらず、息子をキャディに全国を放浪しているが、目立った戦績を全く残せず二流ゴルファーと揶揄されている。ある大会で奇跡的に優勝争いに絡むものの、優勝を目前にしながら一八を残して逃亡、ゴルフ界からも姿を消す。
水島章吾
一八の親友。裕福な家庭の出であり初期は高慢な人物であったが、一八と戦いながら良き友となり一八のキャディを務めたこともあった。一八の世界を股にかけての活躍に影響を受け、日本ツアー賞金王を獲得した。
クリス・ギーガン
「ホワイト・シャーク」「キング・オブ・ゴルフ」の異名を持つオーストラリアの英雄。圧倒的なパワー、完成されたスイング、それを支える強靭な精神力と心技体すべてを持つ世界最強の攻撃型ゴルファーである。特筆すべきは集中力であり、大勢のギャラリーの中でもそのスイングに揺らぎはない。血気盛んな一八に若き日の自分を重ね合わせている。モデルはグレグ・ノーマン。メジャー通算5勝。
ジョー・スタンガン
「ラッキージョー」と呼ばれる陽気なアメリカ出身のゴルファー。世界屈指の飛ばし屋であり、パットの名手。しかしその一方「チキンハート」と評されるメンタル面の弱さが潜んでいる。
ビル・ブラバム
メキシコ出身のベテランゴルファー。45歳。クラブ1本でスラム街からのし上がった叩き上げで「世界一の嫌われ者」を自称するが普段は気のいいオヤジである。一八の能力に目をかけている。メジャー通算2勝。
陳健忠
台湾出身の若手のゴルファー。23歳。「メカニカルドラゴン(機械龍)」の異名を持つ正確無比なショットの使い手。機械のように正確なゴルフスタイルで魅力に乏しかったが、一八と戦う事によって心の中の熱き想いを取り戻し、翌年のマスターズを制覇した。台湾を代表する財閥の御曹司であるが敷かれたレールを進むことを嫌いアメリカに留学しゴルフを始めた。
ゴッド
本名、国籍、経歴が一切不明のアメリカ在住アジア系の謎のキャディ。法外なギャラを請求するが彼が付いたゴルファーは必ず大きな飛躍を遂げる。その実力は歩測だけで荒地にマスターズの一番ホールを再現するほど。マスターズに挑戦する一八のキャディを引き受ける。