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風の大地/坂田信弘 かざま鋭二 坂田信弘かざま鋭二 ...

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著者: 坂田信弘 かざま鋭二 坂田信弘かざま鋭二 坂田信弘、かざま鋭二
巻数: 58巻

坂田信弘の新刊
かざま鋭二の新刊
坂田信弘かざま鋭二の新刊
坂田信弘、かざま鋭二の新刊
風の大地の新刊

最新刊『風の大地 57



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

jp_517926 風の大地 52 (ビッグコミックス): 坂田 信弘[2010/08/30] http://amzn.to/dwrf3A
Hiro1968 豪華すぎる!w RT @yamakikazuhiro: 9/15【画力対決ライブ•首寝違えスペシャル】に「風の大地」の かざま鋭二先生 をお呼びする事にしました。かざま先生は福本伸行氏の師匠だったりします。やはり弟子の問題は師匠に責任とってもらわないと。 #garyoku

風の大地の既刊

名前発売年月
風の大地 2 0000-00
風の大地 1 1991-05
風の大地 3 1992-01
風の大地 4 1992-09
風の大地 5 1993-02
風の大地 6 1993-07
風の大地 7 1993-12
風の大地 8 1994-05
風の大地 9 1994-09
風の大地 10 1995-03
風の大地 11 1995-09
風の大地 12 1996-02
風の大地 13 1996-07
風の大地 14 1996-11
風の大地 15 1997-02
風の大地 16 1997-06
風の大地 17 1997-10
風の大地 18 1998-02
風の大地 19 1998-04
風の大地 20 1998-09
風の大地 21 1999-01
風の大地 22 1999-07
風の大地 23 1999-11
風の大地 24 2000-05
風の大地 25 2000-08
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風の大地』(かぜのだいち)は、ゴルフを題材にした日本の漫画。原作は坂田信弘、画はかざま鋭二。小学館刊行の青年雑誌「ビッグコミックオリジナル」に1990年から連載される。1993年度の小学館漫画賞青年一般部門を受賞した。

概要

24歳という(ゴルフ界では)遅い年齢でプロゴルファーを志した主人公沖田圭介が、恵まれた体格と熱心な練習、さまざまな人との出会いによって成長し、メジャートーナメントなどで活躍する様を描いている。主人公の師となる小針春芳、トーナメントで優勝を争う尾崎将司やグレグ・ノーマンなど、実在のゴルファーも多数登場する。 大会が始まると一打打つだけで一話が終わるほど展開が遅い事でも知られる。

余談だが、物語の当初は、原作者の坂田の体験談で進んでいた。同じ所で原作者本人が研修生をしていた 栃木県の鹿沼カントリー倶楽部で研鑽していたとの話もある。 物語に出てくる「日大出身の長谷川」以外は実在するとの事。神主の娘である「物部さん」は実在したか 定かではない。

登場人物

沖田圭介(おきた けいすけ)
本作の主人公。 家庭の事情から京都大学を中退し、24歳の時に鹿沼カントリークラブの研修生として所属する。当初は全くの素人であったが多くの理解者と持ち前の努力で、ゴルフを始めてわずか1年でプロテストに合格(これは現実的には不可能である)。プロ入り後はアジアサーキット内のタイオープンで初優勝。その後も、アジアサーキットで4位、全英プロ、全米プロでそれぞれ2位、オランダオープン、ドバイオープンクラシックで優勝を飾るなど、輝かしい戦績を誇る。

プロ前の研修生時代に栃木県の研修会でティーショットを300ヤード以上飛したり、プロ入りして全英オープンに出場し400ヤード近くまでティーショットを打ってきたり、ドバイ・デザート・クラシックでは最終日の最終ホールで ティーショットを395ヤード、マスターズでも最終日の2ホール目で570ヤードPAR5をティーショットで380ヤード以上飛ばすなど、非常に人間離れした身体能力を持つロングヒッターであるが、それのみならず、技術面でも全米オープンの最終日の最終の197ヤードのホールで2度旗に当たるショットを打つ等、技術も高い。

小針春芳(こばり はるよし)
那須カントリークラブに所属するプロで、沖田の師匠。練習用ボールを見ただけで沖田の才能を見抜き、後にゴルフセット一式を贈るなどしている。アプローチの能力に長けており、宇賀神らからは神様と呼ばれる。後の小川らとの賭けゴルフでは、後半のホールを沖田と共に戦い抜いた。
宇賀神正行(うがじん まさゆき)
鹿沼CCに所属する料理人で、自身も以前は研修生であったが25歳でプロ入りを諦めた。小針プロと共に沖田の理解者であり、自身が娘の次に宝物だと豪語するマクレガーのドライバーを沖田に譲っている。しかし沖田のプロテストの当日、肝臓癌で死去。その後は沖田の回想と共に度々登場している。家族は、妻と娘のさやか。
笠崎孝(かさざき たかし)
沖田の先輩研修生であり、通称「夜這いの孝チャン」。先にプロ入りした沖田、プロ入りを諦めた長谷川、石原を尻目に現在も研修生として奮闘しているが、後に沖田と共に交通事故に遭い、リハビリを余儀なくされる。
長谷川博(はせがわ ひろし)
沖田の先輩研修生(但し年齢は1つ下にあたる)。名門・日本大学ゴルフ部出身のエリートゴルファー。技術は高いものの傲慢かつ自尊心の高い性格で、鹿沼の人間をどこか見下している。鹿沼CCのグリーンマスター・小平の娘で、同じく鹿沼CCでキャディとして働く高橋明美と不倫していたが、後に明美は離婚。プロ入りを諦めた自身と共に北海道に旅立った。
石原建
鹿沼CCに所属する研修生であったが、沖田のゴルフに衝撃を受けプロ入りを諦める。その後はキャディマスターとなり、後に鹿沼CCで経理担当の美代子と結婚。
支配人
鹿沼CCの支配人。研修生にたちは温厚な態度で接するが、時に激しく叱咤(激励)することもある。
小平(こだいら)
鹿沼CCのグリーンマスター。仕事一筋の頑固人間ではあるが、研修生たちの為に速いグリーン対策として自らグリーンの芝を短くしたり、沖田たちの賭けゴルフ相手の傲慢なやり口に激怒して、翌日からの管理を無視してでも強引にグリーンを早くしたりと、侠気に篤い人間である。
物部麗子(もののべ れいこ)
本作のヒロインであり、沖田の恋人。宇都宮の大寛神社の一人娘であり、宇都宮大学を卒業後は毎朝新聞社に入社し、マスターズに出場している沖田に付いている。
チッタ
アジアサーキットを沖田と共に戦い抜いたフィリピン人キャディ。熱くなりやすいタイプで、これまでも雇用主と諍いを繰り広げてきたが、沖田の戦いに感化され彼とは一心同体のキャディとなる。
呂西釣(ろ せいきん)
台湾出身のトッププロ。沖田との競り合いの末、フィリピンオープンで優勝。
ロジャー・デービス
オーストラリア出身で、世界アマ選手権2位という記録を残した後プロ入り。後に全英オープンにマンデーから出場する。
ボビー・ブロー
アジアサーキットにマンデー1位で出場したアメリカ人プロ。沖田、ロジャーと共にアジアサーキットを転戦する。
尾崎将司(おざき まさし)
実在する日本のトッププロ。ダンロップオープン、日本オープンを沖田と共に争い、それぞれ3位と2位の記録を残している。全英オープンにも出場していたが、結果は不明。
杉原輝雄(すぎはら てるお)
実在する日本のプロ。アプローチを得意としており、ダンロップオープンでは優勝している。
リリィ・マクガン
伝説の名キャディ、ダグ・マクガンの孫娘。かつてはあるプロとツアーを転戦していたが、彼の裏切りにより男性不信となる。沖田とは相思相愛の仲であったが、後に交通事故に遭い、脳内出血で死去する。
グレッグ・ノーマン
実在するオーストラリア人プロ。全英オープンで優勝、全米オープンで4位の記録を残している。
河内俊一郎(かわち しゅんいちろう)
かつてはシード権を有するプロだったが、故障をきっかけにシード権を剥奪され、メーカーからも契約を切られた。そのことから人間不信に陥っており、傲慢な性格である。全英オープンにはマンデーから出場し、3日目には沖田と共にプレイするが、沖田のリリィへの態度に怒り、ゴルフクラブで右手甲を叩くなどしている。その後18番ホールで6オーバーもの大叩きをし、大幅に順位を下げるが、4日目には驚異的な追い上げを見せ、最終的には3位でホールアウトした。龍志(たつし)という息子がおり、現在は離婚した妻が引き取っている。
シルバー・スコット・ウォーレン
アマで115戦111勝、プロで7戦全勝の戦績を持ち、天才という称号をほしいままにしているアメリカ人ゴルファー。当初は沖田の実力を軽視し、それに警鐘を鳴らしたキャディを解雇しようとしていたが、試合後はその考えを改め沖田をライバル視するようになる。アメリカ一の石油会社からデパートまで所有するウォーレン財閥の御曹司であり、恋人にドナ・ギャラハンがいる(彼女もまた、裕福な家庭である)が、後に継承権を放棄した。
グレゴリー・オースティン
かつては伝説的なサックスプレイヤーであったが、ある理由から15年間隠遁しており、沖田と出逢うまでは黒人街の場末のジャズバーで演奏していた。ゴルフの技術にも長けており、元はコングレッショナルカントリークラブの会員である。そのため、コースの癖と「会員の癖」は知り尽くしているが、全米オープン15年前に、グレゴリーのキャディだった少年がライバルであったピッカートン議員の現金を盗んだ事により、表舞台から姿を消していたが、沖田との戦いで徐々に情熱を取り戻していく。その後作品を発表し、それは全米を揺るがす大ヒットとなった。後にニューヨークに移り住んでいる。
トム・リーマン
全米オープンの優勝者のアメリカ人プロ。ホールアウト時点では沖田、ウォーレンに次いで3位であったが、彼らがスコアを崩したことにより繰り上げで優勝した。