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食べれません/風間やんわり
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著者: 風間やんわり
巻数: 8巻
最新刊『食べれません 8』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
tuvhonma 今日は、サンリオショップで、クロミを買いました。
美味しそうだけど、食べれません
nonoland99 RT @konkororin_0616: #ヨコハマハンドメイドマルシェ2018
設営完了しました!
今回の屋号は 素敵耳飾り屋さん
その名の通り耳飾りばっかり超かわいいー!
でも個人的なおすすめはこのニセモノ琥珀糖。
キラキラで綺麗だけど食べれません。
C-17で待って…
kurotuki_10 ヤングマガジン
『食べれません』が連載 風間やんわり
https://t.co/WHZqBWqtoZ
wadatamami RT @LACCO_TOWER: 【LTSニュース第4弾】LTSの「福袋」。気になる中身の第4弾は、『なぁ、おにぎりくれないか?ランチトート』!Hiroさんを凌ぐ勢いと噂の弊社代表Keijiさんをモチーフに作られた限定品。これでお昼はおにぎりしか食べれません。 http://t…
raykaiten2 「食べれません」の風間やんわりが逝去、36歳 http://t.co/wPZkoaE8Ob #2chmatome #qz
食べれません(たべれません)は、風間やんわり作の4コマ漫画。1995年より講談社の雑誌「週刊ヤングマガジン」で連載されている。 傾向として、戦隊ヒーローや幽霊のような非日常的キャラのあまりに生活じみた日常を描いたシュールなネタが多い。 また大半のキャラが恵比寿樣のように頬が大きくたれているのが特徴。
構成
一回4ページで、基本的に1ページに2つの4コマ漫画を載せるスタイルだが、 1ページ目には「題字」と「いろはかるた」(後述)を載せる為、4コマ漫画は1つのみ。 また3ページ目は1ページ丸ごと使用する4コマ漫画が1つである。(ここでは仮に大4コマと呼ぶ事にする。)
各4コマ漫画のサブタイトルは他の風間作品同様に手書きの毛筆で書かれている。
- 題字
- 「食べれません」というタイトルを含む絵が、3コマ分のスペースで載せられる。絵は読者から公募されたもので、毎回異なる。
- いろはかるた
- 題字の下に1コマ分の大きさで掲載されている。いろは順で毎回1枚ずつカルタを描く。カルタはシュールな内容の1コマ漫画的作品。右に読み札、左に取り札が描かれている。
- 大4コマ
- 3ページ目を丸ごと使用する4コマ漫画。サブタイトルはない。3コマ目が通常の4倍、4コマ目が通常の(横に)2倍という大きさになっている。
4コマ漫画には「パピポ」などのストーリー物がいくつかあり、最後のページに載る事が多い。
内容
- にーの
- アパート暮らしの「にーの」と「金井」(5巻120頁より)の2人が登場。
- 内容もサブタイトルも毎回異なるが、日常的なネタが多い。
- 父と子
- 不良息子の「こんな家、出て行ってやるよ!」という台詞ではじまり、それに対し父親が毎回異なる反応をする。
- 勝ち組の唄
- 風間やんわりと担当者の会話というシチュエーション。風間は自身を「勝ち組」だと思っているというセッティングだが、風間の話す内容は勝ち組とは程遠い。
- ファイバー戦隊、ヒール・フィッシュ
- 「ファイバー戦隊」は戦隊物のパロディで、ファイバー戦隊には、レッド、ブルー、ブラック、ピンクの他に無色がいる。無色は他の隊員と違い、透明なスーツに身をつつんでいるので、裸同然かつ顔が丸見えである。初期の頃はいじられキャラの無色を中心にした話が多かった。
- 一方のヒール・フィッシュは、世界制服を企む秘密結社のボス。初期の頃には世界制服を企んでいるわりにアパートで貧乏暮らしをしているギャップを描いたものが多かった。
- 「ファイバー戦隊」と「ヒール・フィッシュ」は途中から話が繋がるようになり、ストーリーものに転じた。ヤクザとの繋がりがあったり宗教にハマったりとおよそ正義の味方とはかけはなれたレッドと、悪の組織のボスなのに人格者のヒール・フィッシュの対比を描く。
- パピポ
- UFOの故障が原因で地球に留まらざるを得なくなった宇宙人「パピポ」の人情物語。ストーリーもので、主人公が宇宙人な事を除けば、ジョーク的要素は少ない。最終的にパピポがガンで死んで終わった(6巻168頁)。
- その後、設定をリセットした上で「パピポ77」が始まった(7巻~)が、比較的短期間で終了。
- さらに、パピポの息子パペポと娘パピコの話が始まる(11巻~)。パペポは父パピポの失踪の原因(UFOの故障)を知らなかったため、パピポに捨てられたと勘違いし、グレてしまっている。一方のパピコはヤクザに捕まって売春婦をしている。
- 沼山家の人々
- 8巻8頁からスタート。初期の頃は、おからしか食べられない貧乏な一家の物語。子供が贅沢品について質問(例えば「キャビアって何?」)をすると父親がそれに対してデタラメな解説をする事で、その贅沢品よりおからの方がすぐれている事を子供に納得させ、最終的に「そんな事よりおからを食え」で締めくくる。なお母親は父親の解説を信じているのか、父親の博学を褒めたたえる描写が多い。
- 途中(8巻172頁~)から父親が子供に帝王学を教え込むパターンが変わる。ただしこの帝王学も父親が独学で身につけたものなので、偏ったものが多い。
- その後タイトルが「帝王」もしくは「帝王沼山」に変更され、子供が帝王(を目指す人物)として独り立ち。ローマ皇帝のような姿に身をつつむが、その一方でバイトに励むなどのギャップを描く。
- 11巻以降、帝王が自伝を家来に執筆させる物語となるが、自伝の内容は帝王とは程遠いセコいものばかりである。
- フレンチ・ブルドック
- ペットショップで売れ残っているフレンチ・ブルドックの物語。そのうちペットとして売れていくが、飼い主が気に入らず、暇さえあればペットショップに電話して飼い主の愚痴を言う。
- その後、悩み相談室を開設(?)し、バウリンガルで悩み相談を受け付けるようになる。サブタイトルも「バウリンガル」に変更。
- さらにその後、警察犬をめざす事になり、警察犬としての悲哀が描かれる。サブタイトルも「警察犬」に変更。
- コックローチ大使
- ゴキブリのコスプレをした男(ゴキブリの化身か?)と、その妻子の物語。
- チンカスマスク
- 覆面レスラー・チンカスマスクであることを隠している父親と、それを疑う息子の物語。
その他
短期的に複数回扱われたネタとして以下のものがある。
- ホステス明美
- 詳細な細部を覚えているわりに肝心な所を覚えていない(or喋らない)ホステス。店でものを買ったり警察で証言を求められたりするが、前述の性格のせいで店員や警察を困らせる。
- 幽霊
- 幽霊達の日常を描く。すでに幽霊になっているにも関わらず、女にモテるコツを話したり、心霊写真の写りを気にしたりと、俗っぽい事に興味を持つ。
- 桃太郎、浦島太郎
- 桃太郎や浦島太郎の物語の昔話的設定(桃から生まれたなど)を茶化したネタが多い。
- 見ザル、言ワザル、聞カザル
- 見ザル、言ワザル、聞カザルの三匹をネタにしたもの。
- ヨシオ
- 両親を亡くしたヨシオの物語。両親の面影として空に浮かぶが、この面影がヨシオに話しかける。
- 医学
- 重体なのに、アロエ等の民間療法で直そうとする医者の話。
- カミナリオヤジ
- カミナリオヤジになるという夢をかなえた男の悲喜劇。