魔女っ娘つくねちゃん/まがりひろあき
著者: まがりひろあき
巻数: 2巻
最新刊『魔女っ娘つくねちゃん 第2巻』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
『魔女っ娘つくねちゃん』(まじょっこつくねちゃん)は、まがりひろあき作のギャグ漫画。
概要
ヤングマガジンアッパーズの2003年8号から休刊号となる2004年21号まで連載。その後、OVAのプロモーションとして、月刊少年シリウスの2005年8月号から2006年5月号にて登場人物を一新した新版を連載。単行本は、アッパーズ連載分は『魔女っ娘つくねちゃん』(講談社、アッパーズKC)として全2巻、シリウス連載分は『魔女っ娘つくねちゃん+』(講談社、シリウスKC)として全1巻が発売された。また、2007年には、絶版となった『魔女っ娘つくねちゃん』1・2巻の中から31話分を抜粋して収録した単行本『魔女っ娘つくねちゃん よせあつめ』(講談社、KCDX)を発売。
2005年にキングレコードからOVAが発売された。
2006年7月から2008年10月にかけて、少年シリウスのオフィシャルサイト上でウェブコミック『魔女っ娘つくねちゃんWEB』を連載(毎月第2金曜更新)。奇数回は通常の漫画、偶数回はFLASH漫画であった。これと並行して、少年シリウスの2006年10月号から2008年11月号にて、短編『魔女っ娘つくねちゃんWEB出張版』(途中から『魔女っ娘つくねちゃんぜろ』と改題し、つくねちゃんの幼少時を描く)を連載。代原扱いではあったが、ほぼ毎号掲載された。2008年12月には、『WEB』や『出張版』の掲載話を収録した『魔女っ娘つくねちゃんかおす』(講談社、シリウスKC)を発売。これに伴い、『WEB』の奇数回の公開は終了した。
2008年11月からは、引き続き同サイト上でFLASH漫画『魔女っ娘つくねちゃんswf(ふらっしゅ)』を連載している(毎月第2金曜更新)。
単行本一覧
- 魔女っ娘つくねちゃん
- 魔女っ娘つくねちゃん 1巻 ISBN 4-06-346236-6 (アッパーズKC、2004年2月発売)
- 魔女っ娘つくねちゃん 2巻 ISBN 4-06-346272-2 (アッパーズKC、2004年12月発売)
- 魔女っ娘つくねちゃん よせあつめ ISBN 978-4-06-372374-8 (KCDX、2007年10月発売)
- 魔女っ娘つくねちゃん+
- 魔女っ娘つくねちゃん+ ISBN 4-06-373020-4 (シリウスKC、2006年3月発売)
- 魔女っ娘つくねちゃんWEB
- 魔女っ娘つくねちゃんかおす ISBN 978-4-06-373149-1 (シリウスKC、2008年12月22日発売)
作風
魔女っ娘のつくねちゃんが困っている人を魔法で救ってあげる、という魔法少女物お約束の構図をとる格好をしつつ、内容はブラックジョークがメインの邪道魔法少女シリーズに通ずるギャグ漫画である。ほのぼのとした雰囲気の中、やたらと死人が出る。ストーリー展開の都合に合わせて突然事件を起こしたり、無理やりキャラクターを登場させたり死なせたりするという、敢えて不自然で強引な筋書きが特徴的。基本的には一話完結式。
主な登場人物
『魔女っ娘つくねちゃん』から登場する人物
- つくね
- 超一流の魔女。郊外に一人暮らししている。パトロールが日課。困っている人を魔法で救ってあげるのが仕事だが、ブラックな解決法をとったりブラックな結果になったりもする。明るい性格でみんなに慕われている。名前の由来は焼き鳥のつくねイッツフェイクだ! 過去ログ2005年1月。
- ププリン
- つくねの使い魔。
- 市長
- つくねの友人。大人気ないおじさん。よく職務を放棄してつくねの家に遊びに来る。よくひどい目に遭う典型的なやられ役。作者によれば元ネタは『ファイナルファイト』のマイク・ハガーイッツフェイクだ! 過去ログ2007年3月。
- かなこ
- 市長の姪。両親の仕事が忙しいのでよく市長に預けられる。魔法使いに憧れている。
- ココロ
- つくねの妹。魔力が不安定で、くしゃみをするとランダムで魔法を発動してしまう。名前の由来は焼き鳥のココロ。
- シオレッタ・フラワーズ
- お金持ちの息女の魔法使い。魔法学校に在籍するが、現在休学中。世界中の魔女を倒して回っていたが、つくねに敗れる。つくねをライバル視している。執事の柴田を従える。
- 服部先輩乃助
- 聖クマサン魔法学院の3年生。成績優秀、容姿端麗の生徒会長。シオレッタの先輩にあたる。
- ナブール
- 悪の魔女。魔力を悪用して犯罪行為を繰り広げる。結局いつもつくねにやられる。
- ドクターチョロ松
- さすらいの天才科学者。神がかり的に良いタイミングで現れ、都合の良い発明を一コマでやってのけたり、都合良く発明品を既に手元に持っていたりする。
『魔女っ娘つくねちゃん+』から登場する人物
- マジカール
- 魔法使いのおじいさん。神田らに魔法を教えるはずが、いきなり交通事故に遭い入院してしまう。
- 神田
- 『魔女っ娘つくねちゃん+』の主人公の少年。うみねこ第3魔法学校の出来の悪い生徒で、マジカールが入院したためつくねに弟子入りした。しかし肝心の魔法はまともに教わっていない。作者によれば名前の由来は「おーい!はに丸」の神田。
- 小泉
- 神田の幼なじみでクラスメイトの少女。強気な性格。神田に好意を抱いている。
- 中島
- 神田のクラスメイトの少年。どこか飄々としている。
- せせり
- つくねの姉。顔は似ていないが、性格はよく似ている。名前の由来は焼き鳥のせせり。
- アルフレド
- せせりに従順な使い魔。無表情。天然ボケで残酷。
- 山田さん
- つくねちゃん家の近所だったばかりによくひどい目に遭う。
- マッド吉田
- 街を破壊しに来る悪のマッドサイエンティスト。
『魔女っ娘つくねちゃんWEB』の登場人物
『魔女っ娘つくねちゃんWEB』では、『魔女っ娘つくねちゃん』と『魔女っ娘つくねちゃん+』の両方の登場人物が登場する。
OVA
2005年8月から2006年1月にかけて全6巻がキングレコード(スターチャイルドレーベル)より発売。各巻の収録時間は10分強と一般的なOVAに比べると短いが、価格も抑えられている。第1巻にはオープニング&エンディングマキシシングルが、第6巻にはオリジナルサルンドトラックが付属。
キャスト
- つくね - 桃井はるこ
- ププリン、ココロ - 千葉千恵巳
- 市長 - 志村知幸
- かなこ - 徳永愛
- シオレッタ・フラワーズ - 榎本温子
- 服部先輩乃助 - 森訓久
- ナブール - 三瓶由布子
- ナレーション、ドクターチョロ松 - 内藤玲
- トニーおじさん - 小野大輔
- スイカマスター、番長 - 加藤将之
- ばあちゃん、ラブスミス - 浅川悠
- 宅配屋 - 川田紳司
- 「顔の出演」 - 佐藤竜雄、吉松孝博、志村知幸、内藤玲
スタッフ
- 監督 - 桜井弘明
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 音地正行
- 美術監督 - 小倉宏昌
- 色彩設定 - 土井和
- 撮影監督 - 荒井栄児
- 編集 - 濱宇津妙子
- 音響監督 - なかのとおる
- 音楽 - instant cytron
- 制作 - XEBEC
- 製作 - キングレコード
各話スタッフ
#1 | 桜井弘明 | 畑中雅彦 | 音地正行 | 2005年8月24日 | |
#2 | 大地丙太郎 | 長濱博史 | 2005年9月22日 | ||
#3 | 山川吉樹 | 畑中雅彦 | 2005年10月26日 | ||
#4 | 音地正行 | 2005年11月23日 | |||
#5 | 金子伸吾 | 2005年12月21日 | |||
#6 | 桜井弘明 大地丙太郎 | 畑中雅彦 長濱博史 | 2006年1月25日 |
主題歌
- オープニングテーマ「つくねちゃんのFlying Machine」
- 歌・作詞 - 桃井はるこ / 作曲 - 長瀬五郎 / 編曲 - instant cytron
- エンディングテーマ「Luminary」
- 歌・作詞 - 桃井はるこ / 作曲 - 片岡知子 / 編曲 - instant cytron
脚注
関連項目
- 漫画作品一覧
外部リンク
- 魔女っ娘つくねちゃん+ 作品紹介
- 魔女っ娘つくねちゃんかおす 作品紹介
- 魔女っ娘つくねちゃんよせあつめ 作品紹介
- 魔女っ娘つくねちゃんぜろ 作品紹介
- 月刊少年シリウス WEB漫画
- StarChild:魔女っ娘 つくねちゃん