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鴉天狗カブト/寺沢武一

共有

著者: 寺沢武一
巻数: 2巻

寺沢武一の新刊
鴉天狗カブトの新刊

最新刊『鴉天狗カブト 2


出版社: 集英社
シリーズ: 集英社文庫コミック版


鴉天狗カブトの既刊

名前発売年月
鴉天狗カブト 1 1996-05
鴉天狗カブト 2 1996-05

鴉天狗カブト』(カラスてんぐ - )は、寺沢武一による日本の漫画作品。戦国時代の日本をベースとした異世界を舞台に、鴉天狗であるカブト親子の活躍を描いたアクション漫画である。アニメ化もされた。

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作品解説

悪の権化・黒夜叉道鬼と、それを倒すことを宿命付けられた男・鴉天狗カブト。太古の昔より時代を超えて続く2人の男の戦いを描いた時代劇アクションである。物語のラストは現代の東京に舞台が移り、カブトと道鬼の姿が描かれ2人の戦いが永遠に続くことを示唆するものとなっている。原作者・寺沢武一の公式サイトの紹介では、“中世日本をベースにした異世界ファンタジー作品”としている。

物語は二部構成となっており、第一部にあたる「NINJAカブト」を集英社の漫画雑誌『フレッシュジャンプ』(以下、FJと表記)にて、1987年5月号から同年12月まで連載。第二部よりタイトルを「鴉天狗カブト」に改題し、1988年5月号から1989年1月号まで同じく『FJ』において連載した。単行本刊行時にはそれぞれ1巻ずつにまとめられ、全2巻で刊行されている。初代カブトが主人公の第一部「NINJAカブト」は単行本刊行時に「鴉天狗カブト 臨の章」に改題され、二代目カブトが主人公となる第二部には、単行本刊行時に「兵の章」という副題が付けられた。

“中世日本をベースにした異世界ファンタジー作品”とあるように厳密な時代考証などはなく、作中の時代設定では戦国時代としながらも、衣装や小道具も戦国時代というよりは江戸時代のものが出てきたりする。また、第二部では万窟城という城が登場するが、城のデザインは韓国のそれに似たものである上に劇中では上杉謙信が朝鮮出兵の先陣として建てた城という設定だったり、『西遊記』の孫悟空をモチーフとした敵が登場するなど、日本の戦国時代以外の要素も盛り込まれている。

あらすじ

第一部 臨の章(NINJAカブト)
時は戦国時代、人々の血が多く流されたこの時代に一人の暗黒魔道士が魔界の門を開け、悪しき鬼たちをこの世に呼び込んだ。その男の名は黒夜叉道鬼。道鬼は悪しき鬼たちを率い、天下を支配せんとしていた。だが、闇の裏には常に光がある。鴉天狗カブトはこの異変にいち早く気付き、父がその力と呪いを持て余して封印した魔剣「飛龍」を復活させ、さらには全国に散らばる四人の仲間である「四神」を自らの元へ集結させる。緒戦で敗北を喫したものの、最終的にカブトと四神の活躍によって道鬼は倒された。
第二部 兵の章
カブトたちの戦いから時は流れた。復活を遂げた道鬼は、自身の軍団を率いて山本勘助率いる武田軍を壊滅させる。父の異変に気づいた勘助の娘・静は鴉天狗を祭る神社で救いを求める祈りをささげる。そこへ現れたのはここを住処とする盗賊でカブトに瓜二つの青年、二代目・鴉天狗カブトであった。カブトが静から父・勘助の異変について話を聞いていると今度は彼を追う捕り方・金色のお竜が現れ、さらには復活した魔界の鬼たちの襲撃を受ける。
静とお竜を連れてその場を脱出したカブトは、勘助の救出作戦を提案する。カブト達三人は勘助が国境に築いているという城に潜入するが、城は道鬼の手に落ちており見つかってしまう。お竜は捕らえられ、カブトは静を連れて脱出を図るが彼女は死に、自身も瀕死の重傷を負う。死を覚悟したカブトだが、四神の魂を宿したことで一介の盗賊から天狗の将として復活を遂げる。
カブトは道鬼に対決を挑むも、道鬼はお竜を解放すると“あと九十九日でこの世は地獄と変わる”との言葉を残してカブトの前から消えた。
この世の滅亡まであと九十九日…天狗の将として復活を遂げたカブトは、世界を破滅から救うべく行動を開始するのだった。

登場人物

アニメ版で登場したキャラクターには、声優も併せて記載している。

カブトと仲間たち

カブト(初代、二代名)
声:松本保典  
初代カブトは第一部・臨の章の主人公で、二代目鴉天狗を名乗る男。黒夜叉道鬼が魔界の門を開いたことを察知し、飛龍を蘇らせ、黒夜叉道鬼と戦う。普段は人間の姿だが、天狗の術法により背中に翼を生やして空を飛ぶこともできる。性格は真面目でクールと、当時の寺沢武一の漫画の主人公としては珍しいタイプ。
二代目カブトは第二部・兵の章の主人公。初代カブトの息子で外見は父親と瓜二つだが、性格は大きく異なる。冗談をよく言い、おまけに当初は父から受け継いだ力を使って盗賊稼業を行っていた。だが瀕死の重傷を負った際に四神の魂を宿したことで「道鬼を倒す」という自らの宿命を受け入れ、天狗の将として復活を遂げる。四神の力を受け継いだことで初代カブトの能力だけでなく、四神の技である「四門封殺の陣」が使用可能となった。このほか「大天狗変化」で玄武の姿に変身したり、白虎の力を宿した右腕から必殺技「天狗抜刀・白虎剣」も繰り出せる。さらには青龍の力が宿る左腕を天に掲げることで竜卍船の召還も可能である。
飛龍(ひりゅう)
声:西村知道
初代カブトの父が鍛えた魔剣で、自らの意思を持つ。初代カブトと二代目カブトの愛剣にして、よき「相棒」である。頻繁に血を吸わないと持ち主の生気を吸うという呪いを持つため、その力を持て余したカブトの父が封印していた。空中を自由に浮遊したり静止が可能なため、飛竜だけを空中に留めてカブト自身は相手の背後に回るといった戦い方もできる。その切れ味は相当なもので初代カブトによれば「五寸むこうは太刀風で斬る」といい、石灯籠の後ろに隠れた敵を灯篭ごと斬ってしまうほど。だが魔界と人間界との通り道である鬼道界においては、力が失われてしまう。
アニメのオープニング曲ではその切れ味の鋭さとともに「妖剣飛龍」と歌われている。
四神
東西南北を守る守護神・四神の名を持つ者たち。生きてはカブトの臣、死してはカブトの鬼たらんことを誓った者達である。4人がそろうことで四神相応の一法・四門封殺の陣を用いて強力な結界を張ることができる。カブトと四神が集結した状態を一天四神という。
兵の章では二代目カブトが住処としている神社の2階に彼らの像があり、初代カブトの像とともに祭られている。
紅天狗玄武(べにてんぐ げんぶ)
声:塩屋浩三
通称:北の玄武。鋼鉄の体を持つ天狗のからくり人形で、最初に登場した四神。性格は真面目でカブトのことは「若」と呼ぶ。棒術を得意とし当初は六尺棒という鉄棒を武器としていたが、後に「雷迅風」を武器とするようになった。
地雷屋白虎(じらいや びゃっこ)
声:大滝進矢
通称:西の白虎。元は九十峠を根城にしている野武士のリーダーで、九十峠の大虎と呼ばれていた。だが、カブトから召集を受け彼のもとに馳せ存じる。女嫌い。すさまじい怪力の持ち主で自分を拘束している鎖を引きちぎるほどであり、肉体そのものを武器としている。刀の使い手で、愛刀の鞘と銃を兼用している「赤鞘筒」という武器を使うこともある。このほか、「卍包丁」という武器も使用する。当初は虎鉄を愛刀としていたが、後に「打竜牙」を愛刀とするようになった。
青龍(せいりゅう)
声:田野恵
通称:東の青龍。元は出雲の山奥で野生児のような生活をしていた少年。独楽(コマ)などを武器として使用する。後にカブトの命を受け、家宝の竜水晶をとりに里に戻って守護神である竜神と対峙し、これを斬る。竜神の力を両腕に宿したことで竜卍船を動かせるようになった。
朱雀(すざく)
声:鶴ひろみ
通称:南の朱雀。元は京都で琴を弾いて暮らしていた若い女性。針を使った技を得意とし、必殺技は天狗流・九十九針。青龍が竜水晶をとりに里帰りし、白虎と玄武が打竜牙と雷迅風を使いこなすべく旅に出た後はカブトと行動をともにしていた。
兵の章で彼女の衣装が竜卍船の中に残っていたのを見て、二代目カブトは父である初代カブトの恋人のものではないかと推測していた。
お竜(おりゅう)
通称:金色のお竜。兵の章で登場する女性の捕り方。十手と分銅鎖を手に盗賊だった二代目カブトを追って神社にやってきたところ、そこに居合わせた山本勘助の娘・静と瓜二つだったことから成り行きでカブトの提案した勘助救出作戦に協力することとなる。
それをきっかけにカブトと行動を共にすることとなり、当初は彼を快く思っていなかったが次第に惹かれていった。竜卍船でカブトと行動を共にするようになってからは、船内に残されていた朱雀の服を着用している。また、容姿も朱雀とそっくりである。
白竜(びゃくりゅう)
声:峰恵研
山城・鞍馬山に住む二代目カブトの剣術指南役。鳥のような顔と背中に小さな羽をもち、鴉天狗といった風貌をしている。
自分の元を訪れたカブトに、天空の異変を伝える。そして天空にある「闇の門」に封印されている魔霊たちが地上に氾濫することを防ぐには、道鬼の呪法で地に落とされた五光星の魔人を闇の門に帰さなければならないと教えた。

道鬼と魔界の鬼たち

黒夜叉道鬼(くろやしゃ どうき)
声:徳丸完
魔界の門を開け、この世に悪しき鬼を招き入れた暗黒魔道士。妖剣「女紋獣」を愛剣とし、魔城「鬼面城」を居城とする。狛犬のような姿をした鬼・邪鬼(声:野本礼三 )を下界に放ち、情報収集を行わせカブト達の前に刺客を差し向ける。臨の章の最後、初代カブトとの決戦で城と運命を共にするも兵の章で復活。山本勘助に成りすまして鬼面城を再建し、この世を闇に陥れようと図る。なお「道鬼」とは、勘助の法号である。
黒夜叉四天王
カブトに四神がいるように、道鬼には四天王がいる。ただし劇中に登場したのは3体までで、二代目カブトにそれを指摘されていた。羅童は兵の章より登場。
夜叉姫(やしゃひめ)
声:安藤ありさ
女の姿をした鬼で、強力な火炎を操る。臨の章では目立った活躍はなかったが、兵の章において四天王の一体として再登場。その後、五光星の魔人・天道星を宿した巨木と一体化して二代目カブトと戦うこととなる。
九頭鬼(くとうき)
声:笹岡繁蔵
阿修羅のごとく3つの面を持ち、両肩、両胸にそれぞれ1つと腹部に1つ、さらに頭のてっぺんに面が1つで9つの面がある。無数の面を飛ばして攻撃し、面を相手の顔に被せることで被せた者の自我を奪ってコントロールできる。
臨の章では潜水艦「大亀甲」を利用して風魔水軍を壊滅させた。カブト達の乗る船を沈めて乗員を連行し、彼らに面を被せて海底での労働に使役させていた。
兵の章でも登場するが、目立った活躍はなかった。
羅童(ラドウ)
声:加藤精三
甲冑に身を包んだ巨漢の鎧武者。武器は手にした槍と背中に収納している6本の剣・餓鬼道剣。餓鬼道剣は空中に浮遊させて自分の周囲に展開し、相手を攻撃することが可能。剣の中に命を奪った相手の魂を封じることもできる。
操り鬼蔵(あやつりおにぞう)
声:石丸博也
黒夜叉十人衆の肩書きを持つ鬼。臨の章冒頭で手下を引き連れカブトを襲う。妖剣飛竜で斬り付けても死ななかったため、不死身に見えたが実は「死人使い」と呼ばれる妖術師によって操り人形のように動く死体であった。本体は背の低い小男で、不可視の状態で動かしている死体の背中の上にいる。
鬼女郎(おにじょろう)
声:滝沢久美子
カブトと四神を始末するべく、道鬼によって生み出された鬼。若い女性の肉体に火の地獄に住む鬼・火鬼を宿らせたもの。その名の通り女郎蜘蛛のように動き、毒蜘蛛や蜘蛛の糸を放って攻撃する。谷間に巨大な蜘蛛の巣を作ることも可能。
鬼眼坊(きがんぼう)
声:西川幾雄
強力な法力で鬼面城を空中に浮遊させ、動かしている鬼。いわば鬼面城の動力源である。四門封殺の陣により鬼面城の推力が低下した際には、道鬼に鬼門から魔人を呼ぶことを提案した。
六車輪童子(ろくしゃりんどうじ)
声:宇津木良(水童子と金童子は古田信幸と梅津秀行)
黒夜叉百鬼衆の肩書きを持つ6体の魔人。鬼眼坊の提案により、道鬼が鬼門の方角より召還した。その名が示す通り、巨大な歯車の中に6体が挟まっている状態は車輪のようである。その体は頑丈で、玄武の六尺棒と白虎の虎鉄も折れてしまうほど。
水童子と金童子がカブトの相手をすると残り4体は四神の攻撃に回り、四門封殺の陣を解くことに成功すると瞬く間に立場は逆転、カブト達は緒戦において敗北を喫することとなった。その後、カブト達と再び対戦するも宝刀「打竜牙」と鉄棒「雷迅風」を手にした白虎と玄武の敵ではなかった。
黒沙天 (くろさてん)
声:折笠愛
黒夜叉百鬼衆の一人で、貫通力を持った風車「鬼車」(おにぐるま)を武器としていることから「鬼車の黒沙天」の異名を持つ。また、強力な毒を帯びた自分の黒髪を針のように飛ばす技「馬死髪」を使う。
道鬼の鬼面城に対抗できる力を持つ竜卍船を求め、朱雀と二人で船に乗ったカブトを襲う。馬死髪の毒でカブトは瀕死の状態となった。その後、大亀甲内で船内に潜入した朱雀と対決することとなる。
黒夜叉(くろやしゃ)
道鬼率いる軍団の戦闘員で、カブト達のやられ役である。黒の忍者装束に般若の面をかぶった姿で、主に刀を武器としている。寺沢の別作品『ゴクウ』にも、同じ姿の戦闘員が登場する。

その他

白狼斎幻舟(はくろうさい げんしゅう)
声:藤本譲
呑霊山(どんれいざん)で暮らす武器商人。自分が作った武器を野武士や山賊に売りつけており、黒夜叉道鬼とも取引をしている。一流の刀匠でもあり、二振りの宝刀「打竜牙」と「雷迅風」を作り上げた。女の柔肌を好物とする二匹の鯱・金星魚と銀星魚を飼っている。
緒戦で敗北し、強力な武器を求めてやって来たカブト達を試すべく、鬼道界を通って極魔殿にある「打竜牙」と「雷迅風」を取りに行くよう命じる。その際、「刻限までに戻って来られなければ朱雀を二匹の鯱の餌にする」として彼女の身柄を拘束した。
極魔殿から帰ってきたカブト達に二振りの業物を渡したことで道鬼から追及を受けるが、「誰に渡そうと勝手なこと」として退けた。カブト達に業物を渡したのは、カブト達と道鬼の戦いの行方がどうなるか見てみたいとの考えからであった。
風魔小太郎(ふうま こたろう)
声:若本規夫
風魔一族の頭領で、竜卍船のありかを知る唯一の人物。九頭鬼の潜水艦・大亀甲を相手に風魔水軍を率いて戦うも水軍は壊滅、自身も囚われの身となる。大亀甲の船内に監禁され、竜卍船のありかを聞き出そうとする九頭鬼から拷問を受けていた。竜卍船の封印を解く鍵を右目の眼帯に隠しており、船内に単身忍び込んだ朱雀にそれを渡すと自害した。
風魔雷蔵(- らいぞう)
声:山口健
小太郎の息子。九頭鬼の手で連れ去られた父に代わり、風魔水軍の生き残りを率いる。馬死髪の毒で瀕死となったカブトを背負った朱雀の前に手勢を率いて現れ、彼らを迎え入れた。風魔に戦う力はもはやないと考えていたが、朱雀から父の最期を知ると風魔の若き頭領としてカブト達と共闘する。雷蔵と彼の配下は「鉄風車」と称して二本の刀の柄を合わせ、両刃の刀として使用する。

※以下は兵の章で登場。

山本勘助(やまもと かんすけ)
声:大山高男
武田信玄の家臣で、兵の章冒頭で登場。主君の命により国境に出城を築いていたところ、復活した道鬼の襲撃を受け捕らわれの身となる。勘助は「鬼に城を取られたとあっては主君に顔向けできぬ」として早く殺すよう迫ったが、道鬼に顔を写しとられ成り代わられてしまう。
また勘助は武田の軍用金を隠す役目も任されており、カブトが勘助救出に力を貸そうとしたのはその見返りとして軍用金のありかを聞き出そうとしたためであった。 
静(シズ)
勘助の娘。父の異変に気付き、二代目カブトに助けを求める。なりゆきからカブトの提案した勘助救出作戦に加わり、カブトと共に武田軍の足軽として勘助が築いているという出城に潜入することになる。だが城は魔界の鬼たちの手に落ちており、カブトを追ってきた羅童の餓鬼道剣に貫かれ、魂をその中に封じ込められてしまう。
八代(やしろ)
声:江森浩子
武蔵伊豆の宿場町「座王宿」に住む名主の娘。屋敷で暮らしており、侍女(声:三石琴乃)が身の回りの世話をしている。鬼猿と呼ばれる魔性の猿が封印された岩山の山道を従者を連れて歩いていたところ、流星が落ちてきたために事故にあい、命は取り留めたが足が不自由になってしまう。道鬼の用いた呪法によりこの地に落ちた天全星の手がかりを得るべく、自分の下を訪れたカブト達に鬼猿のことを話した。
鬼猿(おにざる)
声:二又一成
武蔵伊豆の山に住み着いていた魔性の大猿。大勢の手下を抱え、妖術を使って暴れまわっていたが100年前に高名な僧の手で岩山の上の大岩の中に封じ込められる。その後天から落ちてきた流星が封じ込めていた大岩を直撃したことで封印を解かれ復活、以来近くの村から毎月3人の娘を自分が飼っている黒エビの生贄として要求するようになる。二代目カブトが訪れた際、祈祷師の老婆(声:津野田なるみ)が生贄として連れて来た3人の娘と共にお竜が手下の猿たちに連れ去られてしまったため、カブトは彼女の救出に向かうこととなった。
山奥に「老山閣」という中国風の宮殿を建てて暮らしている。「鬼猿大変化」という変化の術により自分の体を通常時より大柄にでき、如意棒を武器とする。また、相手の名前を呼び、返事をすると中に吸い込んで溶かしてしまう「魂封器」を持つ。
虎三女(こさんじょ)
鬼猿の婚約者で、西国を支配する女王。配下の護鬼四天王に担がせた嫁入り駕籠に乗って鬼猿の元に現れる。中国風の衣装を着た若い女性のように見えるが、再会した鬼猿が100年ぶりと言っていることから年齢は100歳以上である。強い男の存在を望み、鬼猿の元を訪れる途中で出会ったカブトに興味を持つ。戦いを挑んできたカブトを魂封器で封じ込めた鬼猿のやり方をよしとしなかった彼女は、魂封器を利用して鬼猿も吸い込んでしまう。これにより鬼猿は魂封器の中でカブトと決着を付けることとなった。
黒エビ
鬼猿が水槽の中で飼っていた大きなエビ。カブトは鬼猿が五光星の魔人・天全星を宿したと思っていたが宿したのはこの黒エビで、鬼猿は頭にタガをはめられ言いなりになっていたのだった。水槽の下にある穴から繋がる地下水脈を通じて八代の家の井戸へと逃げ、八代と一体化してカブトに遅いかかる。しかし魂封器を手にしたお竜によって八代の体から分離させられ、その中に吸い込まれた。
舞姫(まいひめ)
五光星の魔人・天忠星を手に入れるべくカブトが訪れた城・万窟城にいた若い女性で、この城を築いた城主・カラクリ半兵衛こと蛇津半兵衛(へびつ はんべえ)の娘。落城の際にまだ幼かった彼女は父の計らいで城の奥深くに隠され、それ以来一人で生きてきた。誤解から城を訪れたカブトを殺そうとするが、敵でないとわかるとカブト達に城内を案内した。

武器・アイテム

※ カブトの愛剣・飛竜については登場人物で説明しているので割愛する。

雷爆鉄びし(らいばくてつびし)
初代カブトが物語冒頭で使用。一見普通の撒菱に見えるが踏むと地雷のように爆発し、強力な殺傷力を持つ。
六尺棒(ろくしゃくぼう)
玄武が使用する、長さ六尺(約180センチ)の鉄棒。六車輪童子との戦いで折れてしまう。
卍包丁(まんじぼうちょう)、虎鉄(こてつ)、赤鞘筒(あかさやづつ)
いずれも白虎が使用する武器。
卍包丁は特殊な形をした二つの刃物を組み合わせて卍の形にし、高速回転させて相手に投げつける。
虎鉄は白虎が当初使用していた刀。六車輪童子との戦いで折れてしまう。
赤鞘筒は白虎が愛用している鉄砲で、刀を収める鞘を兼ねる。  
踊りゴマ(おどり-)、渦竜(うずりゅう)、火炎ゴマ(かえん-)
いずれも青龍の武器で、紐を使わずとも使用可能である。
踊りゴマは鋭いトゲがついたコマで、高い破壊力を持つ。渦竜は表面がドリル状になっており、貫通力が高い。火炎ゴマは発火装置により、火を出しながら高速回転する。劇中では暗い室内を照らすのに使用している。
打竜牙(だりゅうが)、雷迅風(らいじんぷう)
武器商人にして刀匠の白狼斎幻舟が作り上げた二振りの業物で、カブトの弁によれば妖魔を退け鬼の骨を砕く霊気を帯びているという。カブト達は幻舟から手に入れようと盗もうとしたが、逆に朱雀の身柄を拘束されてしまう。やむなくカブト達は彼女を救うべく鬼道界を通ってこれらの武器を隠したという極魔殿に向かうこととなった。
極魔殿の中にはこれらの武器は見当たらなかったが、カブト達は除封金、除封銀と書かれた位牌を発見。それを手に幻舟の元に戻り彼が飼っている鯱の金星魚に除封金と書かれた位牌を、銀星魚に除封銀と書かれた位牌を押し付けるとそれぞれ打竜牙と雷迅風に変化した。
打竜牙は男の性を持つ刀で、金星魚が変化したもの。虎鉄に変わる白虎の武器となる。カブトの弁では鉄や岩をも一撃で両断する威力を持つといい、虎鉄では歯が立たなかった六車輪童子も白虎がこの刀を手にした途端に一刀両断できた。また、白虎が手にすると刀身に竜の紋様が現れ、女の性を持つ道鬼の妖剣・女紋獣が共鳴を起こした。
雷迅風は銀星魚が変化したもので、六尺棒に変わる玄武の武器となる。カブト曰く「一振りすれば旋風がおき、その威力は迅雷の如し」というほどで、六尺棒の方が折れた六車輪童子も簡単に粉砕できた。棒として使用できるだけでなく、棍が6本で節が5本の多節棍としても使用可能。棍と棍の間は鎖で繋がっており、棒として使用するとき鎖は棍の中に収納されている。 
女紋獣(にょもんじゅう)
道鬼の使用する妖剣。幻舟によれば打竜牙と共に同じ鉄より打ち出され、同じ精気を入れられた刀であり女の性を持つという。刀身には複数の裸体の女性か連なった紋様があり、男の性を持つ打竜牙が出現したことで共鳴を起こし、道鬼はそれを「鳴いている」と表現した。男と女の性をもち互いに惹きあう妖刀という設定は、林不忘の小説『丹下左膳』に登場する妖刀・乾雲丸と坤竜丸に見られる。
兵の章では五光星の魔人・天義星を宿したことにより振り下ろしただけで強力な破壊力を持ったエネルギー波を放つことが可能となった。
餓鬼道剣(がきどうけん)
羅童が使用する6本の剣。普段は背中の丸い鞘に刃先だけを挿して収納しているが、戦闘時には空中に浮遊させ自分の周囲に展開、相手を攻撃するのに使用される。敵を追尾することも可能。この剣を突き立てられて死亡した者は剣の中に吸収され、刀身と柄の間に顔の形で魂を封じ込められてしまう。

技・術

九字の陣(きゅうじのじん)、雷電(らいでん)
いずれも初代カブトが使用した天狗の術法。
九字の陣は左から反時計回りに、臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前という破邪の力を持った9文字を手から放ち、自分を中心に展開するとそこから光が放出され、多数の鬼を一掃することが可能。
雷電はドリル状の爆雷を手にして天狗の術法で空を飛び、空中で回転しながら爆雷散布を行う。
九十九針(つくもばり)
朱雀の技。髪の毛に隠している複数の針を相手に向けて放つ。
四門封殺の陣(しもんふうさつのじん)
臨の章では四神が揃うことで可能となる技として登場。四神をそれぞれ対応する東西南北の方角に配することで、強力な結界を張ることができる。鬼に対しては非常に有効であり、道鬼の居城・鬼面城で使用した際には城内の鬼が力を封じられ途端に苦しみだした上に、空中に浮遊していた鬼面城も推力を失って傾いたほどである。だが、北東の方角・鬼門の道ただ1点だけが虚となっており、そこから召還された六車輪童子によって四門封殺の陣を破られ、カブト達は敗北を喫した。
兵の章では四神の力と魂を受け継いだ二代目カブトが鬼面城に対して使用。二代目カブトの場合は使用する対象を中心とする形で4つのエネルギー弾をそれぞれの方角に配し、四方からエネルギー波を照射する。その威力は強力で、黒夜叉四天王の九頭鬼を死に追いやった。 
白虎剣(びゃっこけん)、大天狗変化(おおてんぐへんげ/だいてんぐ-)
いずれも二代目カブトの技。
白虎剣は抜刀の際に右手に宿した白虎の力を、虎の形をしたエネルギー体として繰り出す。発動の際にはカブトの右腕に白虎の紋様が浮かび上がる。
大天狗変化は変身の術で、自身の姿を四神の1人・玄武の姿に変える。鋼鉄の体を持つ玄武の姿に変化するため、並の刃物ではその体を貫くことはできない。また、手にしている武器も玄武の武器・雷迅風に変化する。発動の際にはカブトの額に玄武の紋様が浮かび上がる。
鬼猿大変化(おにざるだいへんげ)
鬼猿が使用する変身の術。体格が大柄になり、服を着用しないためより猿人のような姿になる。魂封器の中に吸い込まれた二代目カブトとその中で決着を付けることとなった鬼猿が、大天狗変化で玄武の姿に変身したカブトに対抗してこの術を使用。これにより玄武の姿をしたカブトとの体格差を帳消しにしたものの、真っ向からのぶつかり合いで鬼猿の方がダウンしてしまった。
降魔天聖の呪法(こうまてんせいのじゅほう)
道鬼が五光星の魔人を地に下ろすために用いた呪法。天空に輝く星となって「闇の門」を守護している五光星の魔人を地上に降ろすために使用した。闇の門を守護する魔人がいなくなると、1年後にここから封じ込められていた魔物が噴出しこの世に災いをもたらす。道鬼は日本海の海上に呪陣を作り、この術法をかけた。

登場兵器・建造物

兵器

※ 鬼面城は建造物だが、移動機能を持ち武装を有するためこちらに含めた。

竜卍船(りゅうまんじせん)
卍の形をした怪船で船首は竜の頭を模した形をしている。カブトの弁によれば、かつて博多湾に進入してきた蒙古のニ万の船団を一夜にして撃滅させたという。飛行および海中への潜行が可能。船首に武装が施されており、竜の口にあたる部分から「竜舌火」という強力な炎を吐くことができるほか、竜口砲という兵器が内蔵されており砲撃も可能。兵の章では竜巻を起こすこともできる。 
絶大な破壊力を恐れた造船主によって海底深くに封印されており、臨の章においてそれを解くカギを持っていたのは風魔水軍の頭領・風魔小太郎のみであった。カブト達が道鬼の鬼面城に対抗できる力を持つには必要不可欠であり、カブトは朱雀と二人でこの船を探すこととなった。 海底にある卍の形にくぼみが入った山の中に封印されており、周囲に間欠火山があるためうかつに近づくと噴火に巻き込まれてしまう。 
卍の字が入った指輪が封印を解くカギであり、臨の章において竜卍船の操縦が可能なのは造船主の子孫にして両腕に竜の力を宿した青龍だけだった。
兵の章では、青龍の力を左腕に宿した二代目カブトがこの船を召還・操縦している。黒羊丸の攻撃で海底に沈められたものの、二代目カブトの武術指南・白竜曰く「不死身」。その言葉どおり、道鬼との最終決戦において不死鳥のごとく復活した。
鬼面城(きめんじょう)
道鬼の居城で、魔界への通り道であるすべての鬼道界はこの城に繋がっている。鬼の意匠が施されており、その口にあたる部分から砲撃ができる。道鬼の配下・鬼眼坊の強力な法力で空を飛び、底面にあるキャタピラで地上走行も可能。さらには溶岩の中をも進むことができる。天守閣にある鯱は鬼鯱(おにしゃち)といい、侵入者の存在を感知するとここから無数の鬼たちが飛び出し、相手に襲い掛かってくる。
臨の章の最後で初代カブトを乗せた竜卍船の攻撃により破壊されるも、兵の章で復活した道鬼により勘助が築いていた出城を乗っ取る形で再建される。復活を遂げた二代目カブトが竜卍船に乗って現れると出城の本丸部分が浮上、外装が剥がれてその姿を現した。
アニメでは屋根の一部が反転して砲台が飛び出し、初代カブト達の乗る竜卍船と砲撃戦を展開するシーンなどが描かれた。
大亀甲(だいきっこう)
亀の形をした潜水艦。臨の章で黒夜叉四天王の九頭鬼がこれを使用し、風魔水軍を壊滅させた。甲羅の部分に鋭くとがったトゲが無数にあり、浮上の際にこれで相手の船を難破させることが可能。また、開閉式の扉がついておりここから乗員を船内に送り込むこともできる。
黒羊丸(こくようまる)
兵の章に登場。舳先に黒い羊の像をつけた海賊船で、西洋の帆船のような形をしている。毛利の軍により瀬戸内海に沈められたが、道鬼の手で五光星の魔人・天双星を宿したことで復元される。舳先の羊の像は本体から分離して単独で動くことも可能。乗員は西洋風の甲冑をまとい、盾と斧を装備している。

建造物

天狗堂(てんぐどう)
カブトの守護神・大天狗を祭った山奥にある洞窟で、 臨の章冒頭で登場。入り口には鳥居があり中には巨大な天狗の像がある。妖剣飛竜は初代カブトの父によってここに封印されていた。
また天狗の像には四神の一人・玄武が封印されており、カブトが呼びかけると天狗の像の表面が砕け、中から玄武が出現した。
幻舟の館
武器商人・白狼斎幻舟が暮らす館で、呑霊山の峡谷にある。幻舟はここで武器の製造を行い、野武士や山賊たちが幻舟の作った武器を求めてここにやってくる。正面側に門の付いた壁があり、門番が壁越しに侵入者を監視している。それなりの金を持参しなければ、中に入ることは許されない。また、僧は中に入ることはできない。なお、武器の購入には必ずしも金子である必要はなく、女を連行してそれを元手に購入することもできる。武器の購入などで支払われた女は幻舟の飼っている二匹の鯱・金星魚と銀星魚の餌にされるまでの間、牢屋に閉じ込められる。
地下には武器庫があり、ここの長びつには竜口砲という大砲が入っている。さらにその下では黒夜叉により、この武器の製造が行われている。
カブトと朱雀は二匹の鯱を追って地下室から繋がる地下水脈をたどると鍾乳洞に出て、ここで館の主である幻舟に出会った。また、魔界への入り口である鬼道門があり、ここから極魔殿(後述)へ行くことができる。
極魔殿(ごくまでん)
鬼道界にある4重の塔。鬼道門から鬼道界に入ることでここに行くことができる。幻舟が隠したという二振りの業物「打竜牙」と「雷迅風」を手に入れるべく、カブト達はここに向かうこととなった。
建物の周囲には人の生気を吸い取る炎「百目竜舌火」をともすロウソクが無数にあり、立ち止まっていると生気を吸い尽くされ死に至る。1階は自分の影が襲い掛かってくるようになっており、この影を攻撃すると自分自身が傷づく。2階に上がると青面灯が多数あり、これは目をつぶった女性の生首を吊るして室内灯にしたもので、起こすと相手に催眠息を吐きかけてくる。この催眠息は玄武曰く「ひと息吸うごとに目がかすみ ふた息で眠りに落ち やがて死に至る」という危険なもので、催眠息に侵された白虎を背負ったカブトは脇腹に短刀を刺して激痛を得ることで正気を保った。
2階の回廊の向こうにある階段を登ると巨大な輪があり、カブト達はこれをくぐることで最上階に行くことができると思っていたがたどり着いた先は鬼面城の中であった。なお、この輪を一回くぐると除封金・除封銀と書かれた二つの位牌を手に入れるまでは後戻りはできないらしく、カブトがこの位牌を入手すると再びくぐることが可能となり、カブト達の体は一瞬のうちにスタート地点の鬼道門にワープした。
二代目カブトの住処
兵の章冒頭で登場。臨の章に登場した天狗堂に代り、二代目カブトが住処としている神社。1階の大天狗像に加えて2階には飛竜を手にした初代カブトと四神の像があり、天狗の守護神によって守られているため鬼は2階に来ることはできない。2階には脱出用の索道(リフト)があり、ハンガー型の鈎に手を掛けると滑走して山を降りていくことができる。神社は魔界の鬼たちの襲撃で灰燼に帰したものの、カブト達はこれを利用して脱出できた。
四神の像には彼らの魂が宿っており、カブトが瀕死状態になるとそれぞれの像から閃光が放たれ4本の光となってカブトの体に落ちていき、彼らの魂を宿したことでカブトは復活を遂げることができた。
老山閣(ろうざんかく)
武蔵伊豆にある、老山(おいやま)に建てられた中国風の宮殿。鬼猿のほかに山賊や妖怪など、大勢の手下がいる。カブトは虎三女が嫁入り駕籠に乗ってやってきたときに、扉が開いたところを見計らって中に侵入した。鬼猿の台座がある大広間には巨大な水槽があり、黒エビが飼われている。水槽の下には穴があり、八代の家の井戸と繋がっている。
万窟城(バンクツじょう)
上杉謙信が朝鮮出兵の先陣として建てられた城。城主だった蛇津半兵衛により、外的の侵入を防ぐためのワナが多数仕掛けられている。10年前に朝鮮軍の手で落城した後は無人の城になったと思われていたが、半兵衛の娘・舞姫がここで暮らしていた。正面の門から階段を上って城に入ろうとすると足下から巨大な杭が出てきたり、通路を歩いている音に反応して刃のついたスクリュー「多耳門」が回転しながら迫ってくるなど、さまざまな仕掛けが侵入者を襲う。二の丸には、半兵衛の鎧が安置されている。
 

アニメ

テレビアニメ

  • カラス天狗カブト - 放送期間:1990年7月29日 - 1991年6月30日。全39話+総集編スペシャル6話。

NHK衛星第2テレビジョンにて、衛星アニメ劇場枠で放送された。劇中ナレーションは西村知道。NHK衛星第2テレビとしては、初の自社製作アニメとなる。だが原作者である寺沢自身、このアニメの出来に満足いくものではなかったために寺沢が監督、コンテ、脚本を担当したOVA『鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ』が製作されることとなった。

原作が道鬼との戦いをカブト親子二代にわたるものとして描いているのに対し、アニメ版では初代カブトと四神による一代限りの戦いとして描いていることが大きな相違点として挙げられる。これにより兵の章に登場するお竜の役回りを朱雀が担当するなどの変更が加えられている。また、14話から26話はアニメオリジナルストーリーとなっている。

日本国内ではそれほど話題にはならなかったものの、寺沢作品のタイアップ商品などのプロデュースや企画を手がけてきた株式会社エイガアル(A-girl)代表者・伊藤淳子の証言によればスペインで放映された際には人気があったという淳子通信 2000年3月20日分

サブタイトル

OVA

  • 鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ - 1992年7月24日にVHSで発売。後にLDもリリースされている。

テレビアニメ終了後に、脚本・監督・絵コンテを原作者の寺沢武一自身が手がけたOVA作品。完全オリジナルストーリーとなっており、四神は登場しない。主題歌はテレビアニメのオープニングをエンディングとして使用している。

関連商品

映像ソフトは、VHSおよびレーザーディスク(LD)でリリースされている。レーベルはNHK VOOKでこれらの販売はケイエスエス販売が行っていた。

VHS
  • 鴉天狗カブト TV版 PERFECT SERIES  
テレビシリーズを原作の構成に沿った形で39話のうち26話を収録。全8巻でリリース。アニメオリジナルストーリーとなる14-26話は収録されていない。
  • 鴉天狗カブト TV SERIES 総集編1 臨の章I
  • 鴉天狗カブト TV SERIES 総集編2 臨の章II 
  • 鴉天狗カブト TV SERIES 総集編3 兵の章I
  • 鴉天狗カブト TV SERIES 総集編4 兵の章II
テレビシリーズの総集編。全4巻。
  • 鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ
LD
  • 鴉天狗カブト SPECIAL COLLECTION
7枚組のLD-BOX。VHS同様、オリジナルストーリー分は未収録。
  • 鴉天狗カブト TV SERIES 総集編 臨の章・兵の章
テレビシリーズの総集編。LD2枚組で、臨の章にはVHSの臨の章I・IIの内容を、兵の章にはVHSの兵の章I・IIの内容をそれぞれ収録している。
  • 鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ
サウンドトラック
  • カラス天狗カブト オリジナル・サウンドトラック
1990年10月21日発売。アニメの楽曲を収録したCDで、収録時間は42分。ビクターエンタテインメントよりリリース。
小説
  • 鴉天狗カブト 黄金獣疾風編 ISBN 978-4575231342
全1巻。双葉社より、1992年11月に双葉社ファンタジーノベルシリーズとして刊行された。三井秀樹が執筆を担当している。

外部リンク

  • 寺沢武一公式サイトの紹介ページ1

脚注

リダイレクトの所属カテゴリ

カラス天狗カブト
Category:1990年のテレビアニメ :Category:衛星アニメ劇場
鴉天狗カブト 黄金の目のケモノ
Category:OVA