HOME > コミック > 鼻兎

鼻兎/小林賢太郎

共有

著者: 小林賢太郎
巻数: 4巻

小林賢太郎の新刊
鼻兎の新刊

最新刊『鼻兎 第4巻


出版社: 講談社
シリーズ: アッパーズKCDX


鼻兎の既刊

名前発売年月
鼻兎 第1巻 2001-09
鼻兎 第2巻 2002-08
鼻兎 第3巻 2003-09
鼻兎 第4巻 2004-12

鼻兎』(はなうさぎ)とは、小林賢太郎の漫画作品。また、同作品の主人公。

概要

1999年~2004年10月ヤングマガジンアッパーズ(講談社)にて連載。当初はコラムを書いていたが、ある日一ページ漫画を載せたところ思いのほか反響が大きく、そのまま続けることに。

鼻のあるウサギ「鼻兎」や(本来ウサギには鼻があるのだが、鼻が長く特徴的な風貌である)、ネコの「ニニコ」、イヌの「いぬ」などのシュールな日常を描いた作品である。

「鼻兎」というキャラクターは、小林が電話中にした落書きから偶然生まれた。その落書きがなんとなく気に入って冷蔵庫に貼っておいたのだが、漫画が描きたくなったときに「そういえばあんなのがあった」と思い出して使用したというNET ViViインタビュー。単行本は全4巻。

主要キャラクター

鼻兎
兎のわりには鼻が長く、怪しい目つきをしている。おそらく無職だが、金はある(出所は不明)。マイペースでお気楽な性格。時々いぬを使って遊んでいる。耳は自在に動かせる。口を開けずに喋る。家族はない。作中では6月19日生まれという事になっている。一人称「鼻兎」、おそらく男の子。
いぬ
この物語のツッコミ役。鼻兎に遊ばれている。父を尊敬している。6歳。一人称「僕」で男の子。
ニニコ
鼻兎らによく物を売りつけているネコ。一人称「ニニコ」で女の子。二匹の子持ち。
人間に捨てられた過去がある。なお、シッポの先が爆発しているのは、その時期に遭ったとある事故の為である。
ニニコの子供×2
ニニコが知らぬ間に出産していた二匹の子猫。母に似ていたずら好きで、鼻兎やいぬでよく遊んでいる。母と仲良くしていたマヒンに嫉妬の念を抱いていたが、彼が父親となってからは、懐いている。性別は不明で、名前はニニコのみ知っている。
レオナルド・マヒン
フルーツマフィンが大好きな陽気な外国人。ニニコの夫(仮)。
怪傑黒うさぎ(鼻兎)
世界の平和を守るヒーロー。マスクを被っているので前が見えない。

その他のキャラクター

お巡りさん
アメリカに行こうとした鼻兎を連行し、鼻兎に親がいない事を知り、養護施設に連れて行った。本名は不明。鼻兎が彼の恋のキューピッドになって以来、友人となっている。
あの人(鼻兎がそう呼んでいた)
養護施設に勤めている女性。鼻兎の誕生日を与えたあたたかい人。鼻兎が来た後お巡りさんと結婚する。本名は不明。
いぬの父
15歳。かなり頭が悪くまだ幼かったいぬを置いてけぼりにして旅にでた。いぬとはあまり似ていない。短気。
山本さん
講談社に勤めており、「ハナウサギグッズを考えよう会議」に参加している。が、グッズが採用されないとひどい目に合わされてしまう。眼鏡をかけており、髪は少しカールがかかっている。なお、ラーメンズのコント「マリコマリオ」では「やまもっさん」という編集者が電話をかけてくる(本人は登場しない)。
小林賢太郎
作中に時々登場する。口が無い。

コピー

表紙に書いてある文はフランス語である。

(仏) Cette bandé dessinée est I'œuvre d'un auteur dramatique.
(英) This cartoon is the dramatic author's work.
(日) この漫画は、劇作家が描きました。
(仏) Un lapin bizarre et ce qui se passe autour de lui
(英) A bizarre rabbit and what happens around him
(日) 奇妙な兎と、その周辺事

単行本

  • 01 ISBN 4-06-335113-0
  • 02 ISBN 4-06-335117-3
  • 03 ISBN 4-06-335125-4
  • 04 ISBN 4-06-335130-0

脚注