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鼻兎/小林賢太郎
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著者: 小林賢太郎
巻数: 4巻
最新刊『鼻兎 第4巻』
『鼻兎』(はなうさぎ)とは、小林賢太郎の漫画作品。また、同作品の主人公。
概要
1999年~2004年10月ヤングマガジンアッパーズ(講談社)にて連載。当初はコラムを書いていたが、ある日一ページ漫画を載せたところ思いのほか反響が大きく、そのまま続けることに。
鼻のあるウサギ「鼻兎」や(本来ウサギには鼻があるのだが、鼻が長く特徴的な風貌である)、ネコの「ニニコ」、イヌの「いぬ」などのシュールな日常を描いた作品である。
「鼻兎」というキャラクターは、小林が電話中にした落書きから偶然生まれた。その落書きがなんとなく気に入って冷蔵庫に貼っておいたのだが、漫画が描きたくなったときに「そういえばあんなのがあった」と思い出して使用したというNET ViViインタビュー。単行本は全4巻。
主要キャラクター
- 鼻兎
- 兎のわりには鼻が長く、怪しい目つきをしている。おそらく無職だが、金はある(出所は不明)。マイペースでお気楽な性格。時々いぬを使って遊んでいる。耳は自在に動かせる。口を開けずに喋る。家族はない。作中では6月19日生まれという事になっている。一人称「鼻兎」、おそらく男の子。
- いぬ
- この物語のツッコミ役。鼻兎に遊ばれている。父を尊敬している。6歳。一人称「僕」で男の子。
- ニニコ
- 鼻兎らによく物を売りつけているネコ。一人称「ニニコ」で女の子。二匹の子持ち。
- 人間に捨てられた過去がある。なお、シッポの先が爆発しているのは、その時期に遭ったとある事故の為である。
- ニニコの子供×2
- ニニコが知らぬ間に出産していた二匹の子猫。母に似ていたずら好きで、鼻兎やいぬでよく遊んでいる。母と仲良くしていたマヒンに嫉妬の念を抱いていたが、彼が父親となってからは、懐いている。性別は不明で、名前はニニコのみ知っている。
- レオナルド・マヒン
- フルーツマフィンが大好きな陽気な外国人。ニニコの夫(仮)。
- 怪傑黒うさぎ(鼻兎)
- 世界の平和を守るヒーロー。マスクを被っているので前が見えない。
その他のキャラクター
- お巡りさん
- アメリカに行こうとした鼻兎を連行し、鼻兎に親がいない事を知り、養護施設に連れて行った。本名は不明。鼻兎が彼の恋のキューピッドになって以来、友人となっている。
- あの人(鼻兎がそう呼んでいた)
- 養護施設に勤めている女性。鼻兎の誕生日を与えたあたたかい人。鼻兎が来た後お巡りさんと結婚する。本名は不明。
- いぬの父
- 15歳。かなり頭が悪くまだ幼かったいぬを置いてけぼりにして旅にでた。いぬとはあまり似ていない。短気。
- 山本さん
- 講談社に勤めており、「ハナウサギグッズを考えよう会議」に参加している。が、グッズが採用されないとひどい目に合わされてしまう。眼鏡をかけており、髪は少しカールがかかっている。なお、ラーメンズのコント「マリコマリオ」では「やまもっさん」という編集者が電話をかけてくる(本人は登場しない)。
- 小林賢太郎
- 作中に時々登場する。口が無い。
コピー
表紙に書いてある文はフランス語である。
- (仏) Cette bandé dessinée est I'uvre d'un auteur dramatique.
- (英) This cartoon is the dramatic author's work.
- (日) この漫画は、劇作家が描きました。
- (仏) Un lapin bizarre et ce qui se passe autour de lui
- (英) A bizarre rabbit and what happens around him
- (日) 奇妙な兎と、その周辺事
単行本
- 01 ISBN 4-06-335113-0
- 02 ISBN 4-06-335117-3
- 03 ISBN 4-06-335125-4
- 04 ISBN 4-06-335130-0