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ローラカイザー/高河ゆん
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著者: 高河ゆん
巻数: 4巻
最新刊『ローラカイザー 4』
『ローラカイザー』は、高河ゆんによる漫画作品。
概要
第四話と第五話との間に1年間の執筆活動休止期間があり、その前と後では、用語の用途の違い、設定の矛盾がある。
あらすじ
五千年に一度の繁殖期が来た天界だが、唯一の女である夕子はあかざと共に地獄(地球)へ降りてしまう。ささめはねねの魂を取り返す為に、あかざを追って地獄(地球)へと向かう。
サブタイトル
- 接近
- 遭遇
- 懲罰
- 快楽
- 春秋
- 初恋
- 転回
- 母親
- 残酷
- 殺傷
- 結末
- 降夜
- 異空
- 昇華
- 最後
- 外伝・原獣(コミックス1巻に描き下ろし)
登場人物
- ささめ
- 天界の男。とても醜い容姿で、ねねにしか相手にしてもらえていなかった。ねねは、ささめに優しく接し、ねねが自殺する時、美しい、ねねの死体をささめに譲る。ねねの死体に憑いたささめは美しい男の容姿になった。しかし、ささめはねねを慕い、ねねの肉体と魂を合わせ、ねねを生き返らせようとする。ねねの魂を持つあかざを追い、地獄(地球)へと降りる。地獄(地球)に居ると、ねねの肉体は、ささめに強力な力をもたらした。一時は忘れているが、ささめはあかざにとって唯一の相手である。
- あかざ
- 天界の男。ささめを憎み傷つけること以外には関心がない。ねねに愛されていたため、ねねから魂を渡される。ねねの魂は地獄(地球)へ降りたあかざを強力にし、あかざを守る。天界の男は、地獄(地球)の鬼(人間)よりも醜い容姿だが、あかざは美しい。
- ねね
- 天界で二人だけの女の一人だった。あるきっかけで自殺したのち、肉体はささめに、魂はあかざに渡した。ささめをとても大切に思い、あかざを愛していた。五千年前の繁殖期には、大王との間に多くの子孫を産んだ。
- 遠藤 久美子 (えんどう くみこ)
- 地獄(地球)でささめと出会った鬼(人間)。高校一年生。ボク少女。美しいささめに恋愛感情を抱く。ささめと一緒にいた為に数奇な運命を辿ることになる。
- 夕子 (ゆうこ)
- ねねが死んだのち天界唯一人の女となった。大王の許嫁であり、繁殖期に大王の花嫁となって子孫を産む使命だったが、あかざを愛して共に地獄(地球)へと脱走した。天界の者の寿命は数千年だが、繁殖行為をしなかった天界の女の寿命は数十年となり、老いて死ぬ。
- 大王 (おおきみ)
- 天界の王。大王のみが繁殖行為を行え、女を花嫁に出来る。あかざに夕子を連れ去られ、五千年に一度の繁殖が不可能になるのを防ごうと、あかざに追っ手を差し向ける。
- 香山 真希 (かやま まき)
- 地獄(地球)の鬼(人間)。久美子の同級生。不老不死を願い、魔女になりたがっている。久美子と同じ土地に生まれ、生年月日と血液型も同じ。
魔獣の来る夜
「別冊ぱふ'92 AUTUMN 高河ゆん完全特集」の対談で、高河ゆんの作品では『ローラカイザー』を好むと発言していた栗本薫が二次創作小説を書き、同人誌として発表されていたものの単行本化。高河ゆんがイラストを20枚描き下ろしている。
外部リンク
- 魔獣の来る夜あんず堂立ち読みコーナー