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COMBINATION/聖りいざ

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著者: 聖りいざ
巻数: 3巻

聖りいざの新刊
COMBINATIONの新刊

最新刊『COMBINATION volume.3



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

fukuosaru COMBINATION exhibition|聖りいざ このコミックがオススメ! http://t.co/qzi1twTv via @comic_cmoa #comic #manga #solma 全然更新がないのですが、体調とか崩されているのだろうか…( ´△`)
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asariyositotter RT @qrag_666: 宇宙家族カールビンソンが結構上がっててうれしい。あと聖りいざさんのCOMBINATIONと八房龍之助さんの宵闇眩燈草紙 #周りに読んでるひとがいないけど好きな漫画
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COMBINATION』(コンビネーション)は、聖りいざ(現:伊庭竹緒)による日本の漫画作品。

1991年から1992年に少女漫画雑誌「バル・プリティ」(光文社)にて連載され、全2巻で完結するも、根強い人気に伴い、1996年より光文社にて連載再開。2006年現在6巻まで発行されている。

旧版の初版発行時にCLAMPの名前も明記されていたが、再開後は聖りいざのみとなった。

あらすじ

新人刑事・佐々木とベテラン刑事・羽柴が上司の命を受けてコンビを組み、羽柴の仇敵である澤田代議士の悪事を暴くため、羽柴の知人で、内閣調査室に属する野添陽子や、佐々木の知人・妹之山続の協力を得ながら昼夜を問わずに街を駆ける。

登場人物

警察庁・内閣調査室関係者

羽柴茂光(はしば しげみつ)
警視庁捜査二課に所属する刑事。お調子者。上司である屋良(やら)課長の命を受け、新人刑事・佐々木とコンビを組む。「警視庁捜査二課始まって以来の問題児」と言われる。
爆破事故で怪我をした佐々木とのコンビを解消して、謹慎期間中に単身澤田代議士邸に乗り込むも、以前受けた怪我が癒えきっておらず、ボディーガードにボロボロにされた挙げ句、右手を拳銃で撃たれ、潰される。新たな怪我と治りきっていないそれを治療中に、見舞いに来た野添陽子の誘いに乗り、澤田代議士を追い続けるため、「内閣調査室」に移る(表向きは懲戒免職ということになっている)。
高校時代にとある事件に巻き込まれ、その折に刑事・伊達誠司と関わる。彼の言葉がきっかけで警察官になることを志望する。また、佐々木とコンビを組む3年ほど前に伊達と組んで澤田代議士を追い、自身の浅慮が引き起こした事態において伊達に庇われるが、彼を死なせてしまった過去を持つ。そのため、守りたいものを作らないようにしている節がある。
2月14日生まれ。179センチ、79キロ。血液型はAB型。趣味はビリヤード。特技は射撃、マジック、落語。所持拳銃はコルト・ガバメント。
佐々木圭司(ささき けいじ)
父は警視総監、兄は捜査一課課長という警察官のサラブレッド。寡黙な性格で本人は気付いていないが同僚の女性たちには人気がある。CLAMP学園大学部の医学部出身で、羽柴の骨折した腕の応急処置をしたこともある。
特進組として警視庁捜査二課に配属され、羽柴とコンビを組むことになる。それ以来、羽柴のストッパー役である。羽柴から信頼の証のようにライターを受け取る(自身はタバコを吸わない)。妹之山続の同居人で家事一般をこなす。彼に対しては態度が変わるため、羽柴から「忠犬」扱いされている。
羽柴や続からよく「大きな茶色の犬」にたとえられる。羽柴から「ポチ」と呼ばれることもしばしば。
羽柴が謹慎中に澤田代議士のもとに乗り込んだことを咎められて、表向きの懲戒免職処分になると同時に、爆破事故で受けた怪我の治療(羽柴を連れ戻すため、安静にするよう言われているにもかかわらず、病院を抜け出していた)の名目で1ヶ月の謹慎処分と3ヶ月の減俸、捜査一課への異動処分を受ける。
4月29日生まれ。185センチ、80キロ。血液型はO型。趣味は料理。特技は暗記。所持拳銃はS&W357コルトパイソン。
屋良(やら)課長
羽柴、佐々木の直属の上司。いつも羽柴のおちゃらけた言動に悩まされている。無茶な捜査をする羽柴の尻拭いをしたこと多数。
佐々木圭一(ささき けいいち)
佐々木圭司の実兄にして捜査一課課長であり、警視である。以前羽柴と組んでいた。弟思いの妻帯者。
3月23日生まれ。182センチ、80キロ。血液型はO型。趣味は釣り。特技は弟の表情を読むこと。基本的に拳銃は持たない。
野添陽子(のぞえ ようこ)
内閣調査室に所属する女性。連載再開後の3巻目で「主幹」と呼ばれている。伊達誠司の婚約者だったため、高校時代からの羽柴をよく知っている。よく羽柴をちくちくと(言葉で)突付いて遊ぶ。
8月17日生まれ。157センチ、50キロ。血液型はO型。趣味は身体を鍛えること。特技は料理、ハイヒールダッシュ。所持拳銃はCz75コンパクト。
伊達誠司(だて せいじ)
高校生の頃の羽柴が偶然巻き込まれた事件を追って、保護対象とした羽柴と関わる。当時25歳。「成長期にタバコはやるもんじゃない」と羽柴に言い、彼の二十歳の誕生日にライターを贈る。また当時の羽柴の周りにいた若者たちには「大人にしちゃ話が分かる」と言われていた。羽柴が警察官となって後、コンビを組み、1度は澤田代議士を追いつめるが、彼を庇って凶弾に倒れ、殉職する。野添陽子の婚約者だった。

妹之山家

妹之山始(いものやま はじめ)
妹之山財閥の若き総帥にして、兄弟の長兄。普段は穏やかだが、キレるとすぐ下の弟・続にさえ止められない。家族思いの青年。
普段は着流しだが、仕事中はスーツ(すべてオーダーメイド)を着用。
12月24日生まれ。186センチ、78キロ。血液型はO型。趣味はお茶、読書、書道。特技はお花、日舞、香道。
妹之山続(いものやま つづく)
妹之山兄弟の次男。コンピュータによる情報処理のエキスパートにして、財閥の情報工学部門を仕切る。総帥たる長兄の補佐役。佐々木圭司の学生時代の同級生であり、同居人である。
ICBMが打ち込まれない限り安全と言い切れる巨大な研究施設を所有。自称ポルノ作家。
高校時代に街でやくざ数人に絡まれ、そのほとんどを一撃で倒す。しかしそのうちの1人が切りつけて来たとき、足元に擦り寄ってきた子犬を守るためにそのナイフを避けなかったため、右目に大怪我を負い、偶然その光景を見ていた羽柴に助けられるも、視力をほとんど失っている。
澤田代議士のパーティに羽柴、佐々木とともに潜入するも、実はそれは政敵達を抹殺する為の罠で、会場は仕掛けられていた爆弾で爆破されてしまう。その際に佐々木が続を庇い重傷を負ってしまい、その報復に澤田側の資金源を数箇所叩き潰した。
11月14日生まれ。178センチ、70キロ。血液型はAB型。趣味は寝ること。特技はぐうたらすること。
妹之山終(いものやま おわる)
妹之山兄弟の三男。元気・陽気・豪気な体育会系。妹之山財閥セキュリティ部門の一環として個人名義の島に傭兵部隊クラスの人材を集めており、広い自然の中で訓練したり、島に侵入しようとする者たちを撃退するのが得意。主に続に教育されたため、兄達に頭が上がらない。澤田俊郎の最初の友達である。
幼い頃、続以下の兄弟でスイスの別荘にいた時に狙われた秋子をかばうべく、一人で表立って襲撃者から逃げ回る。その際、わき腹を大きくナイフでえぐられ、一時意識不明の重体になった。
11月29日生まれ。172センチ、62キロ。血液型はB型。趣味はサバイバルゲーム。特技は格闘ゲーム。
妹之山秋子(いものやま しゅうこ)
妹之山兄弟唯一の女性で末子。終たちとは母親が異なる(生母は上の兄弟たちの教育係だった。故人)。普段から着物を着用している、優雅な雰囲気の深窓の令嬢だが、妹之山家の人間である以上、侮れない。続とよく似た面立ちは父親譲りである。
10月19日生まれ。162センチ、47キロ。血液型はB型。趣味はお茶、お菓子作り。特技は合気道。
  • 妹之山兄弟は、その強い影響力を危惧する者から命を狙われる危険があるため、身内や、そのことを理解していても付き合ってくれる友人などに危害を加えられるなど、刃向かうような態度を示した者には(相手がどんな組織であろうと)、2度と刃向かうことができないように徹底した反撃をする。
  • 妹之山兄弟の両親は兄弟が幼い頃に他界している。2巻までの時点で妹之山兄弟は続のみ登場。また、妹之山兄弟とCLAMPの漫画・CLAMP学園探偵団に登場する妹之山残他、妹之山財閥関係者との関係は不明。
  • 苗字の由来は連載初期に所属していたCLAMP(clamp:芋の山という意味)から。

その他

澤田武志(さわだ たけし)
代議士。家族構成は息子1人のみ。妻は息子を産んだ後他界しているが、後妻を迎えようとしない。いろいろな手段で何か罠を張り巡らせているようだが詳細は不明。
5月20日生まれ。180センチ、75キロ。血液型はB型。趣味は若者育成。特技は情報収集。
高木美也(たかぎ みや)
澤田代議士のブレーンにして、策略家の女性。佐々木を気に入っている。
堤雅也(つつみ まさや)
澤田代議士の第1秘書。かつて澤田代議士が羽柴と伊達に追い詰められた時、羽柴を射殺しようとして、彼を庇った伊達を射殺した張本人。羽柴のビリヤードの腕を知っている。2巻で高木の策に嵌まり、ビル爆破の犯人とされた。その後、逃げ込むようにしてやって来た澤田代議士の別邸で、続の情報を元にやって来た羽柴に追い詰められ、その目の前で拳銃自殺。
澤田俊郎(さわだ としろう)
澤田代議士の長男。ひょんなことから世界を揺るがす新種のウイルス「P・ウイルス」のデータ所持者となり、世界各国のマフィアに追われる。2ヶ月もの単身逃亡中に出会った羽柴に拾われ、佐々木や野添、妹之山兄弟の次男・続以下の妹之山兄弟と知り合う。連載再開後の3巻から登場。
続の研究所での知能テストによれば「IQは軽く200を越す」天才で、獣医になるため北大を志望している。また、動物に警戒を抱かせないという希少な人間である。
父親の関係者である研究者と親しく、逃亡中に連絡を受けて会いに行く。だが、研究者の真意は、研究中に偶然生み出した「P・ウイルス」のデータを各国のマフィアに狙われたため、そのデータを潜在意識に刷り込み、彼に託すことだった。
7月1日生まれ。169センチ、50キロ。血液型はA型。趣味はバイト。特技は逃げ足が速いこと。
加山寛(かやま ひろし)
澤田代議士が関わっている研究所の研究者。バイオ工学関係の専門家で、偶然、後々「P・ウイルス」と呼ばれることになるウイルスの設計図を生み出す。悩んだ挙げ句、ワクチンのヒントとともに、そのデータを代議士の息子である澤田俊郎に託すが、それを狙ってきた者が研究所に火を放ったため、彼を外に逃がして焼死した模様。
やっこ
その道では有名なハッカー。度々、羽柴に情報を提供する。妹之山銀行に口座を開いており、情報料はそこに振り込まれる。パソコンオタクの幼稚園児であることは一部の人間にしか知られていない(ちなみに続は知っている)。ドラマCDでは「やすこ」として登場。
銀行強盗
ドラマCDの1話目に登場。東日本銀行池袋支店の閉店間際に登場し、窓口の女子行員を脅すも、偶然そこにいた羽柴に声をかけられ、合流した佐々木の威嚇射撃で返り討ちに遭い、あっさりと捕まる。
その後は、恐怖による放心状態で事情聴取が不可能となる。(課長はこれを羽柴のせいにしている。)
原作第1話にも同じような強盗が登場するが、バイクで逃走中、佐々木の運転する車で追跡していた羽柴に拳銃でタイヤを撃たれ、パンクさせられた上で逮捕される。(全治3ヶ月の大怪我を負った。)

用語

P・ウイルス
澤田代議士と関わりを持つ研究者・加山寛が、今までに治療法が見つかっていないウイルスのワクチンを研究中に偶然生み出した新種のウイルス。その初期情報を得た財閥系の関係者は「都市型のコンピュータ・ウイルス」だと予測していた。
しかし、実際は「人類を3代前後で滅ぼすことも可能だろう」と言われるほどに強力な「遺伝子書き換え型」のウイルスであったことが、データを見た続や佐々木によって明らかになる。

CD カセット

  • COMBINATION キングレコード
  • 1991年8月21日発売
  • ドラマCDはCLAMP時代に発売された。CDはCLAMP単独表記でありドラマ部分の脚本は大川七瀬の担当。
  • CDの説明にも「大川七瀬版のCOMBINATION」と説明があり、妹之山続はCDには登場していない。
  • インスト楽曲と歌がドラマ部の合間に1曲ずつ挟まれる構成。歌手は山浦克己。
声の出演
羽柴茂光:山寺宏一
佐々木圭司:小杉十郎太
課長:屋良有作
いづみ:折笠愛
やすこ:こおろぎさとみ
銀行強盗:塩屋浩三

書籍

  • COMBINATION F(A/U)N BOOK(光文社)
    • 2000年9月に第5巻と同時発売。描き下ろしカラーイラストや公式キャラクターファイル、期間限定のWEBサイトで行われた人気投票の結果など「COMBINATION」の情報が満載されている。
    • モノクロコミックでは、高校時代の羽柴と伊達の出会いや、羽柴と佐々木が伊達の墓参りをする様子が描かれている。カラーコミックでは佐々木と続の出会い(本編で続が羽柴に語っているものとはずいぶん違う)が佐々木の回想として描かれている。また、それぞれの紹介欄に、「将来に渡ってコミックスに収録されることはない」と明記されている。登場人物の項のキャラクタープロフィールは本書より流用。