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MOMO/酒井まゆ

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著者: 酒井まゆ
巻数: 7巻

酒井まゆの新刊
MOMOの新刊

最新刊『MOMO 7



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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MOMOの既刊

名前発売年月
MOMO 1 2009-02
MOMO 2 2009-06
MOMO 3 2009-10
MOMO 4 2010-03
MOMO 5 2010-08
MOMO 6 2011-01
MOMO 7 2011-06

MOMO 終末庭園へようこそ』(モモ しゅうまつていえんへようこそ)は、酒井まゆによる日本の少女漫画作品。

集英社の漫画雑誌『りぼん』にて、2008年9月号から連載中。単行本は、同社のりぼんマスコットコミックスから2010年8月現在5巻まで刊行されている。単行本、『りぼん』の表紙および目次、同誌公式サイトなどでは単に「MOMO」という表題になっており「終末庭園へようこそ」の部分は併記されていない。

あらすじ

「いっそ地球なんて滅びてしまえばいいのに」

何かと不運な身の上を嘆き、ふと軽い気持ちでそんなことを考えた女子高生・小田切夢。その目の前に突如現れたモモと名乗る謎の少女。彼女は夢を地球の代表者に選んで、夢の18歳の誕生日までに地球の全てを使い、自分を喜ばせるよう夢に命じた。しかも、7回喜ばせられなければモモは地球を破壊してしまうという。かくして地球の未来は一人の女子高生に託されたのだった。

登場人物

小田切 夢(おだぎり ゆめ)
本作の主人公。不運続きの高校1年生。16歳の誕生日に、モモに気に入られ地球の代表者に選ばれる。投げやりに見えて結構お人好しな性格。当初はモモ達を快く思っていなかったが、徐々にモモを喜ばせる事にやりがいを感じてくる。父親の借金の為に生活に困窮しており、地球の運命とアルバイトを天秤にかけねばならない生活に苦慮している。現在5ポイント獲得。
モモ
地球を滅ぼしに来た大魔王。外見は幼く小柄な少女だが、年齢は約98億5000万歳という設定。子供の様な反応が多いが、重要な場面においては真剣な会話を交わす事もあり、真意を図りにくい。もう一人の大魔王・ピコ(後述)の事を嫌っている。自ら生命を与えたぬいぐるみ「ぽんきち」(後述)と地球のケーキがお気に入り。一時は夢への思慕から「大魔王をやめる」と言いだしたこともある。
沙成(さなり)
モモの付き人。もう一人の付き人であるナナギ(後述)の星では鳥の姿でモモに付き添っていた。温厚で落ち着いた性格だがつかみ所がなく、適当な思いつきで物事を進めることがよくある。モモ一行の、来訪先に適した容姿や服装などを決める。非常に器用で料理上手。くえない性格。
ナナギ
モモの付き人。外見は端正だが、冷淡かつ無愛想で少し口が悪い。8億年前に代表者となり、モモに自分の故郷を破壊されて以後、付き人を務めている。「打倒モモ」を目論む大魔王・ピコに協力するなど、復讐心ともいえる部分をのぞかせていたが、モモに亡き妹の面影を重ね見ていた。夢に対しては冷たく接するが、親身になる事もある。夢の護衛として彼女と同じ学校に入学している。夢のことが好き。
ぽんきち
星ヶ丘遊園地のマスコットキャラクター「スコちゃん」(スコティッシュフォールドのキャラクター)のぬいぐるみ。夢が猫と間違えて川に飛び込んで拾った。その後モモによって生命を与えられ、言葉を話せる様になる。モモの傍で地味に世話を焼く場面が多い。「ぽんきち」は元の持ち主につけられた名前である。
伊東 叶歌(いとう かなか)
高校1年生。夢の幼馴染。お人好しな性格だが、ドジで頼りない。ルックスはまあまあで女子からの人気もあるが、本人は夢を想い続けている。モモ達の正体や目的などについてはまだ知らない(モモに宇宙を見せられたことがあるが、それも夢だと思っている)。
ピコ
もう一人の大魔王。自称「スターブレイカー」。惑星の破壊よりも、打倒モモを目論み、夢を懐柔して利用しようとした。普段は少年の姿をしているが、剣に変身する事も可能。
藤田 実結(ふじた みゆう)
高校1年生。社長令嬢。学校のミスコンでグランプリを獲得した美少女で、少々ナルシスト。ナナギに惹かれた事がきっかけで、一時的に代表者になり、モモの存在を世界中に知らせようとした。代表者の座に対する執着を見せるが、その尊大な態度によってモモの怒りを買い、更にナナギ達には代表者の器でない事を宣告された。夢いわく実結様。

大魔王

  • 本来は、寿命が尽きた惑星などを破壊して除去する存在。破壊した惑星の命を取り込む事で永遠の命を得ている。「謎の存在」とされ、沙成・ナナギ達のような異星人かどうかも不明「りぼん」2010年5月号「桃夢ランド」
  • 大魔王というのは沙成による呼称で、いわば意訳である。夢には「壊し屋」と呼ばれ、ピコは自ら「スターブレイカー」と名乗っている。
  • 惑星の破壊は、特殊なシールド内部から、光弾を発射して行う。シールドは放射線などを遮るものの衝撃波は多少伝える性質があり、地球人が中にいても呼吸困難に陥るような事はない。
  • 大魔王の命を奪えるのは大魔王のみである。
  • ぬいぐるみのぽんきちに生命を与えたり、即座に流星雨を降らせるなど、地球人の感覚では魔法のように見える事をかなり平易に行なえる。
  • モモやナナギ達の地球人の姿は見た目だけを再現したもので、かつて訪れた惑星では、住民であるアメフラシのような知的生命体と同様の姿を再現していた。
  • 猫などの動物やぽんきちのような縫いぐるみでも意思さえあれば会話できる。
  • 食事を摂る必要はないが、作中においては地球上の様々な食品を嬉々として食べる描写がある。これは作中のピコの台詞によれば、「食事をすることで(惑星の命の摂取と比べれば微々たるものだが)充足感を得られるため」である。
  • 知的生命体が住む惑星では代表者を選び、自らを7回喜ばせる事を命じる。代表者が命令を遂行できた場合、その惑星は破壊を免れる。しかし作中のピコの台詞によれば遂行できた代表者は過去に存在しない。
  • 大魔王としてのルール(代表者に関するものが多い)が存在するが、誰が制定したものかは不明とされている

エピソード

  • 2009年8月18日より1か月間、テレビ東京系列および関西地方の独立UHF局の一部で放送されている『おはスタ』第2部にて、毎週火曜日に本作の紹介企画が実施された。内容は、モモが『おはスタ』出演者の山寺宏一や鉄拳などの面々に難題を吹っかけ「地球を救う為に自分を喜ばせろ」というもので、モモの声は後藤沙緒里が演じた

書誌情報

  • 酒井まゆ 『MOMO』 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉、既刊5巻(2010年8月現在)
    1. 2009年2月13日第1刷発売、ISBN 978-4-08-856869-0
    2. 2009年6月15日第1刷発売、ISBN 978-4-08-856890-4
    3. 2009年10月15日第1刷発売、ISBN 978-4-08-867015-7
    4. 2010年3月15日第1刷発売、ISBN 978-4-08-867042-3
    5. 2010年8月12日第1刷発売、ISBN 978-4-08-867071-3

ラジオドラマ

『MOMO』
2009年7月2日より、集英社が運営するインターネットラジオサイト、ヴォイスコミックステーション(VOMIC)にて公開中
配役
小田切夢 - 藤田咲
モモ - 田村ゆかり
沙成 - 間島淳司
ナナギ - 阿部敦
伊東叶歌 - 保志総一朗

脚注

外部リンク