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NEEDLESS/今井神

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著者: 今井神
巻数: 14巻

今井神の新刊
NEEDLESSの新刊

最新刊『NEEDLESS 14



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

ebksale NEEDLESS 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) / 今井神 http://t.co/SmCWnOsVoI #NEEDLESS13(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) #今井神
YakumoOuka NEEDLESSは最初まんがタイムきららのかたつむりちゃん読んで作者が好きになって買ったんだったなぁ…
the4reviewer RT @the4_ch: ♥4/19発売♥ウルトラジャンプ 2013年 05月号:好評連載中『ジョジョリオン』荒木飛呂彦、『PEACE MAKER』皆川亮二、『NEEDLESS』今井神、『ぎんぎつね』落合さより http://t.co/6PJA11OdNn #JOJO_anime
the4reviewer RT @the4_ch: ♥4/19発売♥ウルトラジャンプ 2013年 05月号:好評連載中『ジョジョリオン』荒木飛呂彦、『PEACE MAKER』皆川亮二、『NEEDLESS』今井神、『ぎんぎつね』落合さより http://t.co/6PJA11OdNn #JOJO_anime
the4reviewer RT @the4_ch: ♥3/19発売♥ウルトラジャンプ 2013年 04月号:好評連載中『バイオーグ・トリニティ』舞城王太郎×大暮維人、『PEACE MAKER』皆川亮二、『ジョジョリオン』荒木飛呂彦、『NEEDLESS』今井神 http://t.co/53Bx0zv ...

NEEDLESSの既刊

名前発売年月
NEEDLESS 1 2004-06
NEEDLESS 2 2005-01
NEEDLESS 3 2005-08
NEEDLESS 4 2006-03
NEEDLESS 5 2006-10
NEEDLESS 6 2007-05
NEEDLESS 7 2008-01
NEEDLESS 8 2008-10
NEEDLESS 9 2009-07
NEEDLESS 10 2009-11
NEEDLESS 11 2010-06
NEEDLESS 12 2010-12
NEEDLESS 13 2011-07
NEEDLESS 14 2012-03

NEEDLESS』(ニードレス)は、今井神による日本の漫画作品。『ウルトラジャンプ』(集英社)にて、2003年11月号から連載中。

ジャンルは「能力バトル漫画」であるが、漫画内にはパンチラやギャグが多く存在し、本編・番外編・短編集のものにも含まれる。特に表紙や、シリアスな場面が長く続いた時に出る傾向が強い。

2009年7月より、テレビアニメが放送された。

あらすじ

2130年日本、かつての第三次世界大戦により、東京に「BS(ブラックスポット)」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されていた。「BS」は廃墟として長大な壁により隔離されたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着く者が現れた。彼らを「街(シティ)」の人々は「不要者(ニードレス)」扱いしたが、その中には不思議な能力を持つ者たちがいた。その能力者たちを「街(シティ)」の人たちは畏怖の念を込めて「NEEDLESS(ニードレス)」と呼んだ。

ストーリー

序章
シメオン製薬の暴力支配からBSを解放するレジスタンスに所属していた少年クルス・シルト。とある情報でアダム・アークライトがBSへ来るという情報を聞きつけレジスタンス全員で奇襲を仕掛ける。だが、アークライトの圧倒的な力によりレジスタンスは壊滅、生き残ったクルスはたった一人地下水道へと逃げ込んだ。だが、追っ手が迫り絶体絶命の最中、彼を助けたのはアークライトによく似た男、アダム・ブレイドだった。こうしてクルスはブレイドを教会まで運んだ事をきっかけに、ブレイドと共に住むイヴ・ノイシュヴァンシュタインギドと共に教会で生活する事になる。
第1章
アイアンマウンテンでの戦いでクルスの身代わりとなってイヴがさらわれてしまった。それと同時にアークライトから、BSの住人達に降服し、シメオン製薬まで来るように一斉放送が流れた。ブレイドたちはそのイヴを助けるために、そしてアークライトを倒すためにシメオン製薬へと立ち向かう…。
第2章
アークライトの能力により大爆発を起こし、シメオン製薬は大きな痛手を負った。だが、大爆発に巻き込まれた中、何者かによって助けられたクルスはたった一人残される事になる。深手を負い一時は気を失うが、気を失った彼を介抱してくれたのは、シメオン製薬の少女部隊に所属する未央だった。彼女も仲間達とはぐれてしまい、偶然クルスと出会ったの事だった。仲間は自分と同じように離れ離れの状態で生きていると信じたクルスは、ブレイドたちを探す事を決意する。そして、未央もぬいぐるみを直すために北に一緒に来てくれるならという条件で、ブレイドを発見するまでクルスと共に行動してくれることになる。こうして不思議な2人の冒険編が始まった…。

登場人物

登場人物には特殊能力として「フラグメント(以下:F / 『(能力名)』と記載)」を使える者がいる。能力は1人につき1種類となっており(例外有り)、劇中では能力を基にした必殺技が頻繁に使用される。また、必殺技使用時には技名を叫びながら繰り出すのが基本となっている。

年齢、身長、髪色は単行本追加ページの「キャラクターガイド」などにある公式設定である。

担当声優はドラマCD版、テレビアニメ版の順に表記。

ブレイド一派

クルス・シルト / 山田(やまだ)
声 - 小林由美子 / 遠藤綾
レジスタンス「BS解放軍」の少年。14歳。身長160cm。髪色は若竹色。名前の意味はスペイン語で「十字架」今井神公式サイト imaikami's web site「NEEDLESSキャラクター」
もう1人の主人公的ポジションで、本編全話に登場している。BSをシメオンの暴力支配から解放するために戦っていたが、シメオン総帥奇襲作戦にて部隊が壊滅し逃走。逃げ込んだ地下水道でテスタメントに襲われた所をブレイドに助けられ、以後行動を共にすることになる。
ツッコミ担当で1人でブレイドやイヴのボケに対応している。能力はなく、逃げ足が速いだけのパシリ扱い。だが状況判断力が極めて高く、危機に直面した際の彼の頭脳の冴えは驚くべきもので、右天と左天の能力や胡桃の居場所を短時間で見抜いている。ブレイド軍団の参謀的存在後の「聖ローズ学園」ではセツナにより「推理」という偽の能力の設定を追加された。また、普段は雑用を担当しているため、料理が上手い。
シメオンビル内の戦いでアルカにより瀕死の重傷を負うが、イヴとディスクの治療により一命を取り留めた。しかし、ブレイドとアークライトの戦いによる大爆発によって仲間達と離れ離れになってしまい、未央に介抱され彼女と共に仲間を探す旅に出る。
旅の途中で1人聖ローズ学園に迷いこんでしまい、脱出の機会をうかがうために女装して少女部隊に紛れ込んだことがある。本人こそ乗り気でないが、顔立ちがアルカ似の端整な物である為、女装の完成度は極めて高く(激萌え少女とのこと)、裸にしない限り男だと疑う余地が無い程。マダムによって少女部隊正式隊員No.49に任命され、卒業という形で無事学園から脱出するが、後に手違いで本来の服が処分されていたことと、自身がシメオンから指名手配されていることが判明し、ディスクや未央、更にはブレイドまでの強い希望もあって、しばらく女装を続けることになってしまい、ますます戻る機会をうしなってしまっている。
イヴが「山田」と呼んで以来、ほぼ仲間全員から山田で呼ばれている。全く呼ばない者はディスクと未央だけだが、彼が指名手配されていることが判明してからはディスクも山田と呼ぶようにしている。コミックス5巻収録の没コンテで山田繋がりのギャグを披露したことがある。
アダム・ブレイド
声 - 子安武人 / 同左、朴璐美(少年時代)
S33地区の教会に住む破戒神父。本編の主人公。サングラスを着用している。年齢不詳。身長201cm。髪色はスカイブルー。
キリストセカンドのクローンで、シメオン総帥・アークライトのものと酷似した取り外し不可の鋼鉄製チョーカーと、額に相手の能力を直接奪い取ることが出来る「白毫(ビャクゴウ)」という水晶が付けられている。また、オリハルコンで骨格を補強している。
乱暴で無茶苦茶ではあるが冷静で意外にしっかり者。しかし弱点は女の子で、彼女やお姉さん、そして妹のような幼女系が最も好きという極度のロリコン。普段は冷静なのに、女の子が関わると、無謀に突っ込んでいくこともある。ただし、仲間(下僕)が傷つけられると女の子でも容赦しない性格でもある。物語序盤では「全裸に靴下」に並々ならぬ拘りを持っていたが、クルスと再会した際には「全裸に手袋」にシフトしていた(ちなみに「全裸で手袋に靴下」なら最高らしい)。また、クルスが激萌え少女と化していたことには、一目惚れして交際を申し込んだ後に正体を知った事で、ショックのあまり人格が変わってしまったものの、結局は「可愛ければ何でもOK」という更なる境地(見境の無さ)にも辿りついてしまった。
神父なので聖書を持ち歩いているが、そこから引用する言葉は本書と無関係かつ意味不明である。挙句第1話では内側をくり貫いて手榴弾を仕込んでいた。
かつて、キリストセカンドのクローンを作り出すアダム・プロジェクトの実験体となって作られたが、プロジェクト崩壊事故に伴いその頃の記憶を失っている。当時の彼は真面目で勤勉な少年だったが今では面影がまったく残っていない。「ブレイド」の名付け親はアダム・プロジェクトの研究員だった荻葉香澄である。
作者曰く、彼は主人公でありながら「ラスボス」のイメージで描かれており、「なるべく主人公がウジウジ悩まない漫画を描きたい」「ラスボスならウジウジ悩まないだろう」「ラスボスは神っぽいのが多いから神父で行くか」などと思っていたら、こんな主人公になっていたという。
決め台詞は『判決・死刑!!』(曰く「敵のお株を奪う最終宣告」)。ただし展開に女の子が絡んでいると全く締まらない台詞に変容してしまうことがある。
F:ZERO(ゼロ・覚える)
他者の能力による技を体感や観察によって理解するか、白毫を能力者の額に当てることで、その技や能力を使えるようになる。覚えた能力は単純な発動だけでなく、複数の技を合成して新たな技を生み出したり、能力の内容によっては敵の同じ技を相殺する形で防御に転用することも可能。
この能力の正確な仕組みは「相手の能力を見ることで脳内のリミッターの外し方を覚え、その能力を使えるようにする」というもの。そのため簡単な能力ならすぐに使えるようになるが、複数のリミッターが存在するミッシングリンク級の能力は容易に覚えられない。覚えることに関しては白毫を用いれば確実だが、仕組みと用法を理解出来ないと結局満足に使えないままとなる。
ブレイドの体は大半がオリハルコンなどの異物で構成されているため、自身の細胞を変化させる能力である『変身』は覚えられないと主張しているが、真偽は不明。
膨大な能力数を誇るアークライトに白毫を使用したことがあるが、逆拒絶反応及び能力の一時封印が発生したため能力吸収の成否は不明。なお、アークライト戦以前に覚えた能力は再登場時に復活していた。
現在確認されている使用可能な能力は、鋼鉄斬糸、炎、重力作成、特殊磁界、力、速、香、黒の引力、第四波動、圧力、リバーサルブレイン。ただし、完全に使いこなせていない第四波動は熱吸収に留まっており(対象を氷結させるなど、オリジナルほど強力な熱吸収が出来るかは不明)、出力は炎の能力で代用している。
  • カンダタストリング
  • テンペストスレッド
  • リトルボーイ
  • ヴァルカンショックイグニション(VSI)
  • メイデンリストリクション
  • ディーンドライブF・H(フォックスハウンド)
  • ディーンドライブB・B(ブラックバード)
  • カンダタストリング イン ヴァルカンショックイグニション - 小規模なヴァルカンショックイグニションの中にカンダタストリングを仕込む技。炎耐性と慢心がある敵に高い効果がある。
  • ジャイルグラビテイション+マグネティックワールド - 強力な重力と磁力で敵を吹き飛ばす技。
  • 特攻・VS(ヴァルカンショック)・リトルボーイ - アルカの『炎神の息吹』の熱を左天の『第四波動』で吸収することにより生まれた絶大な力を、VSIに変換、自らの体に纏ってリトルボーイで特攻を掛ける荒技。最下級の能力ながら、威力はアルカすら凌ぐ。
イヴ・ノイシュヴァンシュタイン
声 - 斎藤千和 / 喜多村英梨
S33地区の教会に住む少女。ブレイドの相棒。ブレイド以上に乱暴で豪放磊落。年齢不詳。身長155cm。髪色は黒。一人称は「ぼく」。
記憶能力が著しく低いため、人の名前を覚えられず、勝手に変な略称をつける癖がある(ただし、ブレイドやアークライトなど重要な名前は覚えている)。普段は露出度の高い服を着ている(とくに下半身は褌)が、別に羞恥心がない訳ではなくこれが最も動きやすいため。能力維持のため、1本5000キロカロリーを誇るゲテモノドリンク『スーパーゲル状デロドロンドリンク』を愛飲している。クルスを最もこき使う存在で、その態度にクルス自身も畏怖しているが、クルスの知力を激励したり、アルカに変身してクルスを慰めたりと彼に対して優しさと信頼を持つ。
ブレイドと同じく、敵に止めを刺した時は『判決・死刑!!』と言い放つ。
かつて、アダム・プロジェクトの子孫を作ることができる女性を作るイヴ・プロジェクトの14番目の試作体(EVE-N)として作られ、ブレイドのパートナーとなった経歴がある。この頃から記憶の発達が遅いため、今の性格とあまり変わっていない。ブレイドのことを最初は「石田」と呼んでいたが、ある時を境にブレイドと呼ぶようになり、以後名前を忘れていない。アダム・プロジェクトの崩壊に伴い、ブレイド同様にその頃の記憶を失っている。なお、ディスクによると「ノイシュヴァンシュタイン」と名付けたのも荻葉香澄である。
第2部で地下都市に落下した後、クルスに発見、救出されるも衰弱していた。病院で療養し順調に快方に向かっていたが・・・
アニメでは彼女もクローン人間で、素体となったのが荻葉香澄であることが判明した。
F:変身(ドッペルゲンガー)
有機無機問わず様々なものに変身できる。自らの体の質量を大きく変えるような変身はできないが、エネルギー源が十分にあれば別。自身を鋼鉄化するなどの戦闘力強化や傷の治癒だけでなく、地形や他人に化けることによる奇襲攻撃も可能。また、自分自身の腕の数を増やしたりと応用力もある。だが、大量のカロリーを消費するので長期戦が苦手。たまに能力を使い自分の着ている服を変えて戦うこともある。ブレイドの「ZERO」同様、この能力にも何か重大な秘密があるらしく、イヴ以外にもこの能力を持つニードレスがいる模様(カフカ曰く「あのお方」)。また、この能力は研究段階のミッシングリンク級の能力であり、なぜ彼女が使えるのかは不明。
  • イヴキャノン - 腕を鋼鉄に変身させて敵を殴り飛ばす。単純だが威力は絶大。ドリルに変身させて使う時もある。
  • デッドリーメイルストロム - 両腕を重ね、1つの大型ドリルに変身させて突撃する。
ギド / 六道銀(りくどう ぎん)
声 - 麦人 / 内海賢二
S33地区の教会に住む博士号を持つ老人。65歳。身長165cm。
能力は無いが、科学者でブレイドの腕を治療したりする。トマトケチャップに思い入れがある。クルスに並ぶ貴重なツッコミ役。
かつてアダム・プロジェクト研究員だった人物。本来はアダム・プロジェクトの中でも一番下の組織で、イヴ・プロジェクトを専門に実験を行っていた。アダム・プロジェクトの崩壊と共にブレイドとイヴと共にBSに身を隠していた。
11巻末時点ではエデンスシードにより行方不明。
ギドという呼び名はアメリカの学会で「ギン・リクドウ」と名乗る際、緊張から声が出ずに「ギ」と「ド」の発音しか聞き取れず、学会期間中「ドクター・ギド」と呼ばれていたことを香澄が面白がり、帰国後も彼女がその呼び名を使い続けていたため定着してしまったらしい。
照山最次(てるやま もみじ) / 内田(うちだ)
声 - 伊藤健太郎 / 同左
仲間の仇を討つために、ブレイドをアークライトと勘違いして襲い掛かってきたニードレス。勘違いに気づいたことと共通の敵を持つことから、ブレイド達と共に戦うようになる。熱い性格の熱血漢。20歳。身長168cm。髪色はオレンジ。
特攻服を着ており、背中には「夜露死苦」の文字が書かれている(ギャグシーンのデフォルメでは「よろしく」になる)。頭は悪く、罠に引っかかっている場面が多い。ブレイドとの戦闘では圧倒され、ディスクにもブレイド軍団の実戦要員としては最弱扱いされているが、戦闘力自体は非常に高い部類である。イヴが「内田」と呼んで以来、ほとんど全員から内田と呼ばれている。
11巻末時点ではエデンスシードにより行方不明。
「NEEDLESS1.5」にも登場しており今井神公式サイト imaikami's web site「NEEDLESSキャラクター」、ブラックスポットのゲート警備員を勤めている。その為、マダム・ブラック同様に本作中での生存が確定していると推測される。
名前の由来は童謡「もみじ」の歌詞の一節「照る山紅葉」から今井神公式サイト imaikami's web site「NEEDLESS技名解説」(炎→赤→紅葉)。モデルは作者の中学校時代の友人
F:炎
空気中の『燃素(フロギストン)』を自在に操り炎を起こすことができる。口から火を吹くことはできない。炎系統の能力の中では最下級に位置するが、戦闘用能力としてはかなり強力。ブレイドもこの能力を覚えてからは様々な形で戦闘で応用し、決め技として使うことも多い。
  • リトルボーイ - 拳に爆炎を纏わせて殴る。
  • ヴァルカンショックイグニション - 巨大な火球を撃つ必殺技。
  • Wリトルボーイ - ブレイドと同時にリトルボーイを打ち込む。ギド曰く、挟み撃ちの要領で打つと10倍、2人で同じポイントに打ち込むと2乗の威力になるらしい。
  • 魔球・燃焼暴流(バーニングボール) - ソルヴァとの合体技。巨大なボールをソルヴァの『特殊磁界』で反発させて飛ばし、そのボールに照山が『燃素爆発』で爆炎を纏わせる。
  • VS(ヴァルカンショック)・リトルボーイ - ブレイドが先に生み出した『特攻・VS・リトルボーイ』を模倣した技。覚えた能力を一時封印されたブレイドの戦闘力を補完する目的で放った。
ディスク
声 - 門脇舞以 / 加藤英美里
アイアンマウンテンに住む情報屋。見た目は幼い少女に見えるが100歳(100歳以上とも)17話のディスクの台詞や4巻35ページ「キャラクターガイド」の年齢欄では「100歳」と断定されているが、「キャラクターガイド」紹介欄では「100歳以上」、http://imaikami.cool.ne.jp/needless3b.html では「100歳(それ以上というウワサも)」、11話のクルス(アニメでは照山)の台詞では「ゆうに100歳を超えているとか」。自称「テスタメント歴80年」。身長130cm(外出用) / 140cm(軽量ボディ)。髪色はシルバー。
半機械(ハーフ)でいろいろな情報を自分の体内に電子データとして保管している。入りきらない情報はカード型メディアに収めて持ち歩いており、その内容は「工事園」や「過程の医学」など、電子書籍の類が多く見られる。シメオンに居場所が知られた後、自らの意思でブレイド達について行く(ちなみにブレイドが同行を了承した理由は「敵のスリーサイズが分かるから」)。年齢が年齢だけに下ネタが好き(自称「下ネタの図書館」)。体に銃火器を仕込んでおり、ある程度の戦闘もこなせる。他にはボディに仕込まれた特殊ケーブルによって直接コンピューターにハッキングしたり、簡単な応急処置を行える。乗り物を運転すると性格が豹変する。
第2部では、爆発の衝撃でイブとともに頭部が地下都市の穴へと落下。再開したクルスらにボディを探してもらうが、見つけたボディは既に破損していた。そのため当面頭部のみで活動し、クルスらと共に自身のボディの修復のためにパーツ収集を行う。頭部だけになっても内蔵スピーカーで声を発したり、首に取り付けたパーツやテスタメントで移動できる他、髪の毛を器用に動かして作業ができる。
F:分析(スキャン)
敵の能力や身体データを見抜くことができる。戦闘への直接的な応用は利かないため、以下の技は全て半機械の特性のみを利用したものである。
  • ディスクちゃんの3分ハッキング - 電子機器の回路に侵入してハッキングする。なお「3分」と冠しているものの時間は決まっておらず、ドラマCDでは一瞬で終了した。
  • デストロイエボリューション - 体内に格納した重火器を展開し、一斉に発射する必殺技。
  • ツインテールドリル - 頭部だけとなった状態でどさくさにまぎれて放った技。ツインテールをドリルに変形させ、首からのジェット噴射で突進する。
セト
声 - なし / 福原香織
揉め事を有料で解決する『ギルド』所属の少女。過去にブレイドと旅をしていたことがある。17歳。身長157cm。髪色はブロンド。髪型はポニーテール。一人称は「ボク」。
初出は『NEEDLESS ZERO』の「NEEDLESS/死神の聖剣」。当時はブレイドと組んで旅をしていた。なお、『BLACK SPOT』に登場するセトとは同名だが無関係である今井神公式サイト imaikami's web site「『NEEDLESS』アーカイブス<後編>」(白砂村新聞2004/01/15再録)
アークライトと戦うためブレイドに呼ばれた。かなりの守銭奴のため、金銭面にはシビアで、割に合わない仕事は受けない主義。柄が髑髏になっている『死神の聖剣』を持っており、戦闘でもそれを武器にして戦う。なお、剣自体は大して切れ味のないナマクラで、相手に恐怖感を与えるために使用する。ちなみに聖剣の正しい名前は「聖剣・エクスカリ棒」とかなりいい加減な名前である。この剣はアルカとの戦いで溶かされ失われたが、11巻時点では、つぎはぎで修理されていた。かつて敵として立ちはだかったはずのソルヴァの「BSを支配する」という野望に共感しており、彼女とのコンビーネーションは抜群である。
F:重力作成(グラビトン)
自在に重力を操作することが可能で『死神の聖剣』と併用して戦う。自然界に存在する4つの能力の1つだけあり、強力な力だが、それゆえにコントロールも容易ではなく、隙も大きいのが難点。
  • ジャイルグラビテイション - 強力な重力を発生させ、敵を押し潰す必殺技。
ソルヴァ
声 - なし / 今井麻美
セトと同じく『ギルド』所属の少女だが年齢は不明。身長153cm。髪色はエヴァブルー。
特徴は磁石のリボンとツインテールの髪。なお、このリボンには、気付かないうちに金属片や砂鉄が吸い付いてしまうらしい。
初出は『NEEDLESS ZERO』の「NEEDLESS/死神の聖剣」。当時はウエストブラックスポットを荒らし回る掠奪者(プレデター)のボスだったが、ブレイドとセトに敗れ『ギルド』に加入する。そのため、今でもBSを支配する野望は持っている。
本編ではセトの相棒的存在。普段は淑やかな少女を気取ってはいるが、能力が発動すると本来の凶暴さが現れる二重人格者。発言にも「この~~の佃煮が!!」などと、凶暴性が顕わになる。
名前の由来は「ざる蕎麦」。作者が名前を考えていたときにたまたま蕎麦を食べたくなって言った「ざるそば」を「ザルソルヴァ」と噛んだため。
F:特殊磁界(マグネティックワールド)
自身を中心とした半径100m以内のあらゆる認識物を自在に吸い寄せ・反発させることが出来る。「特殊磁界:【対象物】」と言う台詞と共に発動する。正式な名称がわからない場合、「○○の能力者」のような言い方もする。能力の原理は実際の磁力と同一だが、本来磁力が通用しない物質にも適用できる。
  • 特殊磁界・反発(マグネティックワールド・アンチ) - 強力な磁力で敵を吹き飛ばす他、巨大な物体を敵に向けて撃ち出すことも可能。「反発:【対象物】」と言う台詞と共に発動する。
  • プレデタークロス - セトとの連携技。上からセトの重力、下からソルヴァの磁力を与えることにより、敵を圧死させる。

シメオン製薬

アダム・アークライト
声 - なし / 東地宏樹、小松史法(過去)
ブレイドによく似た容姿の男でシメオン製薬の総帥。年齢不詳。身長201cm。髪の色は白。
「私が神だということを忘れていないかね?」という本人の発言から判る通り、圧倒的な力を持つ。他人を取り込む能力も持ち、自分に攻撃してきたニードレスたちを見せしめとして「捕食」した。
性格は冷酷・冷徹で他者を見下す傲慢さも併せ持ち、邪魔になるニードレスは容赦なく惨殺する。しかし自分の部下に対しては別で、粗末に扱うような事は基本的にしない。また、帰還した未央の体当たりに直撃したり、群集の騒動を治めるために少女部隊のライブを決行したりと、本作の「ギャグキャラという一面を持つ」というジンクスを守っている。
かつて、ブレイドと同時期にアダム・プロジェクトの実験体として製作された存在で、ブレイド同様にキリストセカンドのクローン。エデンの林檎の濃度が高かったため目と心臓に拒絶反応が出て実験は失敗し、ブラックスポットに破棄されたはずだったが、なぜか生き残る。その後、キリストセカンドの聖骸を取り込もうとした際、逆拒絶反応を起こしアダム・プロジェクトを崩壊させた。よって、彼の体はキリストセカンドのオリジナルでもあり、その記憶も有している。本人の弁ではブレイドよりクローンとしての完成度が高く、驚異的な再生力を持つが、「エデンの林檎」と同化するときに右目と心臓を失ったため、心臓を補うためにブレイドの体を付け狙っている。
9巻末時点ではブレイドとの戦闘で損傷した肉体を治療中。
アニメ版ではいくつか原作に設定が加えられている。ブレイドとの決戦の際に、群集を取り込んで再生しようとした部分までは原作と同様だが、その直前に現れた左天に「用済み」として粛清される。しかし、彼に身を捧げた離瑠を吸収したことで、右目と心臓の傷が消えて復活。左天から能力を奪った後、「ニードレス狩り」で集めたニードレスの細胞の集合体と融合して第2の「ザ・セカンド」となる。完全に神となった傲慢さから「特殊な能力を持つ者は神(自分)以外に必要ない」としてブレイドはおろか、自分の部下たちまでを手にかけようとするが、離瑠の体内でエデンの林檎が変質していたため暴走。彼を止めようとするアルカ、少女部隊と共同戦線を張ったブレイド一派の結束力で敗北した。
F:PF・ZERO(ポジティブフィードバック・ゼロ)
アダムシリーズの真の能力。自分の受けた技や能力を増幅して返すことが可能でブレイドの『ZERO』を遥かに上回る威力を発揮する。少女部隊や部下たちの能力も覚えているようである。能力の合成も可能だが、劇中では1度しか使っていない。
確認されている能力は、念動力、炎、力、速、鋼鉄斬糸、第四波動、炎神の息吹。他にも大勢のニードレスを従えている為、実際は遥かに多くの能力を覚えていると見られる。
  • ヴァルカンショックイグニション
  • リトルボーイ
  • ディーンドライブF・H(フォックスハウンド)
  • エターナル・ディストーション
  • カンダタストリング
  • テンペストスレッド
  • 第四波動
  • ヒート・エクスプロージョン
  • 惑星砕き - 『力』の能力で敵を殴り飛ばす。
  • エデンズシード開放 ‐ 自己の中で極限まで増幅させた『ZERO』を解き放つことで小規模なビッグバンを起こす。
  • ディーンドライブF・H(フォックスハウンド) プラス ヒート・エクスプロージョン ‐ マッハ2のスピードで超高温の拳を連続で叩き込む。
F:変身(ドッペルゲンガー)
効果はイヴのものと近いと思われる。上記の他人を捕食する能力、自己回復能力も、これが作用している。他の能力と異なり、先天的に所有していたようで、過去編で使用したほか、ブレイド戦での逆拒絶反応でも封印されることはなかった。なお、原作では未完成であったはずのドッペルゲンガーらしき能力を使っているとだけ言及されており、ドッペルゲンガーであると明言されるのはアニメ版のみである。

シメオン四天王

アークライト直属の最高幹部4人。非常に高い戦闘能力を誇る。但しアークライトに次ぐ強者がこの4人だけというわけではなく、傘下の部隊にも同等の戦闘力を持つ者が存在している。

楼閣寺離瑠(ろうかくじ りる)
声 - なし / 豊口めぐみ
アークライトの腹心。四天王。24歳。身長181cm。髪の色は黒。
巨乳のグラマーであり、能力発動の際には手にした巨大な扇を振りかざす。かつては「真王」と呼ばれる第8BLACKSPOTの支配者だったがアークライトの強さに惹かれ部下となる。その際アークライトの肋骨の一部を移植されたことで彼の力を受け継ぎ、より強大なニードレスとなった(このことは旧約聖書のアダムとイブにおいて、イブがアダムの肋骨から誕生した逸話に酷似している)。自らの直属部隊として『少女部隊』が存在する。左天が敬語を使うことから、実質的に四天王自体のリーダーに位置してるようだ。テスタメントに「ポチ」と名付けるなど、ネーミングセンスは無い。また、凶暴化したアークライトの肉体を「可愛い」と称するなど、彼に対して偏見的な溺愛っぷりを見せる。寝る時は全裸派。
アニメではアークライトの死後、彼を復活させるために自身を「生贄」にして肉体を捧げた。
F:念動力(サイコキネシス)
キリストセカンド以来の最強のフラグメントといわれ、自分より何十倍もの大きさもあるビルを持ち上げたりできる。ディスクも彼女との戦闘は極力控えるようクルスたちに忠告している。睡眠中に寝ぼけて使うこともある。
  • エターナル・ディストーション - 直線上の相手を吹き飛ばす。
左天(さてん)
声 - 津田健次郎 / 谷山紀章
アークライトの左腕。年齢不詳。身長190cm。髪の色は灰。ドラマCDではイヴに「田崎」と呼ばれる。
裸の上半身に顔まで包帯を巻いているため、ブレイドから「怪我人」と言われた。額と首にも包帯が巻かれているので、もし仮に白毫やチョーカーがあってもわからなくなっている。腕に大きなギプスのようなプロテクタを付けており、弱点は「立ち読みすると、腕がしびれる」
単独行動をとることが多く、敵でありながらイヴに告白したり、結果的にブレイドを助けたりなどの行動をとるなど、謎の多い人物。シメオンに囚われたイブと対峙した際、「奪ったのか?」と謎の発言をしたが、その真意は不明。ブレイドがキリスト・セカンドのクローンであること、ZEROの能力を持つがアークライトと異なりPFができないことなどをあらかじめ知っていると思われる描写もある。
クールな性格で、四天王ともとれる強烈な威圧感が滲み出ており、それはクルスを震撼させ、未央・セツナ・梔の3人を怯えさせるほどである。これはセツナとの接し方に上下関係が出来た要因の一つともいえるだろう。
その一方で、前述のようにいきなりイヴに告白したり、エレベーターが定員オーバーだったときに左天だけ階段で上ったり、本編でカットされたシーンではブレイドたちがギャグをやっている間ゲームをやっているなど、ギャグ的なシーンも多い。また、少女部隊が「美少女部隊」と名乗るたびにいちいち「美はいらねえだろ」と突っ込んでいる。
9巻末時点では新たに発覚した反逆者を捜索中だが、実際はそれ以前に上記のエレベーターの時点で退場して以降登場していない。その後、イヴの容態が急変したときに石山と共に現れ、ブレイドを圧倒した。
アニメでの彼の正体はアダム・プロジェクトでギドの助手であった神無月鏡司である。プロジェクト崩壊時に死亡したと思われていたが、瀕死の重傷を666人委員会に回収され、人工的にエデンの林檎と白毫を植えつけれられ、外見もまたザ・セカンドと瓜二つとなってしまった。彼らの目的達成の道具として活動していた(ブレイドたちを助けるような描写があったのもその過程)。定期的に委員会のメンテナンスを受けなければ生き永らえない肉体であったが、イヴの能力でそれが克服できると確信。掌を返して委員会を殲滅し、表舞台にて自らの正体を現す。
アークライトをも圧倒して、彼を抹殺した後にシメオンを制圧。イヴに自身(神)の子を生殖させて世界を我が物にしようとする。しかし、ディスクも推測しているように、彼の本当の目的は世界を独裁することなどではなく、香澄の遺伝子で誕生したイヴを手に入れることで、叶う事の無かった想いを成就させることであった。イヴに対する強い執着があったのも、神無月にとっては彼女が香澄の生まれ変わりであったのかもしれない。しかし、璃琉の命と引き換えに復活したアークライトの手により、フィールドジェネレーターの力で肉体が消滅。最期は攫ったイヴをギドに返し、「自分と香澄はつり合いは取れない」と、悲しみに満ちた謝罪の言葉を残し、散って逝った。
F:第四波動
周囲の熱エネルギーを吸収し、増幅して放出する能力。仕組みは単純ながら、左天はこの能力を操る事に非常に長けており、あたかも「火」「冷気」「風」など複数のフラグメントを行使しているかのように見せられる上、そのどれもが非常に強力な威力を持つ。
  • 凍結 - 周囲の熱エネルギーを吸い取り、様々なものを凍らせる。この技がそのまま他の技の発動条件にもなる。
  • 第四波動 - 吸収した熱エネルギーを増幅、火炎に変換して放つ。手の平から放出するため、左右2方向に放つ「二重第四波動」という技もある。熱を吸収せずとも炎を放つことは出来るが、威力は落ちる。
  • ストリームディストーション - 熱で気流を作り、小型台風を発生させる。
  • 第五波動 - 第四波動の奥の手。宇宙の根本となっている五番目の力、ダークマターを両手から放出する(なお、他の4つの力は重力、電磁力、弱い力、強い力である)。発動時は体内のエデンの林檎を開放し、両肩の表面に不可思議な痣が浮かぶ。過去編でBS解放軍に対して使用した際は詳細が描かれなかったが、ブレイドとの再戦時に使用した。
F:ZERO
アニメオリジナル。アークライトの側近と仕えていた上に、ブレイド一行とも関わっていた事で、使える能力はおそらくブレイドやアークライトをも凌ぐ。おそらく第四波動自体も他者から覚えた可能性がある。また、他にもブレイド達の知らないフラグメントも覚えていた模様。
  • 念動力(サイコキネシス)
  • バミューダアスポート
  • カンダタストリング
  • 炎神の息吹(アグニッシュワッタス)
  • 特殊磁界(マグネティックワールド)
  • 香(フレグランス)
  • 力(パワー)
右天(うてん) / デューン・ツァウバークンスト
声 - なし / 山口眞弓
アークライトの右腕(?)。四天王。10歳。身長140cm。髪の色はクリーム。手品師のような風貌で「イッツ・ア・マジ~~~ク」が口癖。
テスタメントを破壊したブレイドを探している最中にイヴと遭遇し、戦闘になる。ミッシングリンク級のニードレスだが本質的な戦闘力は非常に低く、四天王の中では最弱。ただし、能力の正体を掴めない相手には絶対的な強さを誇る。その能力でイヴたちを追い詰めたが、あるミスを犯したところからクルスに能力を見破られ、イヴに「田中」呼ばわりされた挙句瞬殺される。その後、左天が彼の亡骸から血液を採取しているが、利用目的は不明。
F:バミューダアスポート(自称『創世』)
生命体以外の物体を透明にする能力。基本的にはそれだけだが、武器を思いもよらぬ場所から出現させたり(実際には単に予め服や周囲に仕込んであるだけ)、周囲の地形を一変させたり、「無から有を生み出す」という神の如き所業に見せかけることが出来る。
  • バミューダアスポート - 能力と同名の技。透明化した武器を放つ。
  • バミューダイリュージョン - 標的の周囲にある床を消失させたように見せ、相手の行動を制限する。
  • 空中歩行 - 透明化した床の上を歩行する。
  • バリア - 透明化した壁の向こうに立って攻撃を防ぐ。ただし所詮は単なる壁であるため、ニードレス相手にはやや心もとない。
アルカ・シルト
声 - なし / 伊瀬茉莉也
クルスの姉。イヴと似た雰囲気を持つBS解放軍参謀。18歳。身長172cm。髪の色は若竹色(クルスと同じ)。
クルスを逃がすためにテスタメントに立ち向かい生死は不明となっていたが、実はそのままテスタメントを倒しており、シメオン四天王最後の1人として再び現れる。アークライトの命令により、データチップの略奪の命を受けていたBS解放軍の裏切り者でもある。四天王の中では最も冷酷・残忍な性格で、任務遂行のためならどんな卑劣な手段も厭わない。また、自分より能力が低ければ同じニードレスであろうとも嘲った態度をとるという、傲慢さも併せ持っている。
クルスを唯一の肉親である気の迷いから、自らの手で殺さないようにしたが、クルスが生き残ってしまい、自らの汚点としてクルスを殺そうとする。ブレイド達を大苦戦させるが、自らの能力を過信しすぎた結果、逆にブレイドの攻撃をパワーアップさせてしまい、第四波動、V・S・I、リトルボーイを複合させた新必殺技である「特攻・V・S・リトルボーイ」に敗北。その場を撤退している。その後、ハットフィールドとともに華夏の集落に出陣するが、裏で殺そうとしたはずのクルスを助けるような暗躍を行う等、行動には理解不能な部分が多い。
戦闘では照山、ソルヴァ、セトを軽くあしらい、ブレイドすらもまったく歯が立たない等、非常に高い戦闘力を持っているが、それでも純粋な戦闘力では左天より若干劣り、おそらく四天王の中では3番目の実力である。
その性格上、作中のギャグは少なめ。名前の由来はラテン語で「方舟」。余談だが、第1話において作者の作画ミスにより、構えた腕と殴った腕が逆になっている。
アニメでは、神となったアークライトが世界を統一することで、争いのない世界ができると信じていた(そのため、弟であるクルスを亡き者にしようとしたのも、単なる冷血な性格だったからではなく苦汁の決断だったと言える)。しかし、真意を語ったアークライトの手により負傷。手負いながらも絶望していたクルスを激励して前進させるとともに、罪滅ぼしもあってか作戦に協力する。そのためシメオン四天王では唯一の生存者となる。アークライトの死後はクルスたちの前から姿を消した。
F:炎神の息吹(アグニッシュワッタス)
超分子振動(マイクロウェーブ)を発生させる能力。照山のように炎を起こすことも可能だが、それはアルカの能力のほんの一端に過ぎない。ただし、分子振動の増幅しかできないためか、熱吸収の能力である「第四波動」とは非常に相性が悪くエネルギー吸収とは、分子振動を低下させる事でもあり相殺される。また、分子運動が落ちるほど低温化するが、アルカの能力は高温に限定されている。、第四波動の熱吸収能力を覚えたブレイド相手にも相性が悪くなっている。
  • ヒート・エクスプロージョン - 発生させたマイクロウェーブを相手に叩き込む必殺技。
  • 伝導・炎神の息吹(アグニッシュワッタス) - 地面を振動で伝導させることで、炎を地を通して遠距離の相手に放つ。

アカラス部隊

元は最前線で活躍する部隊ではなかったらしいが、カフカが隊長職に就任後最前線に投入され頭角を現しシメオンの裏方としてブラックスポットで猛威を振るっていたらしい。

カフカ
声 - なし / 小松史法
シメオン幹部でありアークライト直属の部下。21歳。身長180cm。髪の色は黒。
諜報活動を専門とした特殊部隊『アカラス部隊』の隊長。ブレイドに能力を覚えられ敗北する。
イヴの「変身能力」に対峙した際、「まさかあの方以外に」と謎の言葉を残している。
物語開始時の右天(デューン)の先代の右天であり、ディスクの情報によるとカフカの前の右天もいるようである。左遷時に地位奪還を賭けてデューンと勝負した。だが勝負の結果は色々あって有耶無耶になる。その後のディーンとの関係は、互いの人生最大の修羅場を生き抜いたライバルであり友人?の様な奇妙な関係になっている。なお右天の位から外されたのはアークライトによれば成長過程の若い人材の育成のためであり、今後とも最前線で活躍してもらう幹部クラスの側近であることは変わらないらしい。
かつて(「-創世記-」)離瑠に完膚なきまでに敗北したため、彼女に頭があがらない。スプラッタな映画の鑑賞が趣味。
作者は、その外見から貞男と呼んでいる今井神公式サイト imaikami's web site「NEEDLESSキャラクター2」
名前は「虫(蜘蛛)っぽい」ことから、作家フランツ・カフカから
F:鋼鉄斬糸(カンダタストリング)
糸を自由に操ることができ、その糸を切れるのは神だけだと自称する。用途に応じて太さ、硬さなどを調節できるが「味濃い目」など意味不明な微調整も可能。名前の由来は「蜘蛛の糸」の犍陀多(かんだた)である(ただし「蜘蛛の糸」において糸を切ったのは釈迦であり神ではない)。
  • カンダタストリング - 能力と同じ名前の技。糸を出して相手を拘束したり絞殺を行う。
  • テンペストスレッド - 無数の糸を放ち、敵を切り刻む。
グレゴール
シメオンの一員で『アカラス部隊』の隊員。
エルフのような耳を持った女性。カフカの部下という所から、幹部クラスよりは階級は下だと思われる。上官であるカフカが倒され、汚名返上としてクルスたちに奇襲をかけるが、彼らに存在すら気付かれないままディスクの攻撃に直撃して敗北。彼らの会話から様々な勘違いを起こし、クルスがニードレスであり性格が残忍なものであると思い込んでいた。
F:地獄耳(ヘルズイヤー)
遠くの物音を鮮明に聞き取ることができる。戦闘向きの能力ではないが諜報部隊では重要な役割を持つ。
ザムザ
シメオンの一員で『アカラス部隊』の隊員。グレゴール同様、戦わずして敗北。
F:透視(クレアボヤンス)
壁の奥まで見通すことが出来る。グレゴール同様に諜報部隊としては重要な役割を持つ。

少女部隊

離瑠直属の暗殺部隊。能力や知恵、時には色香を駆使して任務を遂行する。キラーガールズと称されることもある。 聖ローズ学園という養成所が存在し、部隊員は全て学園を卒業している。

未央(みお)
声 - 金田朋子 / 牧野由依
少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。年齢不詳。髪色はローズピンク。身長147cm。スリーサイズはB71・W56・H77、フェイバリットパンツはくまさん(ディスクのスキャンより)。
おかっぱ頭に大きなリボンを着けている。暴漢に襲われた少女のフリをしながらブレイドに接近して一行に取り入りスパイを行うなど、強かで抜け目が無い部分が強いが、結構天然が入った性格。ブレイドの首を欲しがったり、歪なウサギ(?)の人形のデザインから色々と趣味が悪い性格と思われる。「んい!」が口癖。ブレイドからは「未央たん」と呼ばれている。ブレイド達に敵対心はさして無いらしく、彼らとの戦闘時は戦っているというよりも遊んでいるような素振りであった。台詞の写植が主にゴシック体。
第2部では、主人公となったクルスの最初の仲間となり、イブも病院で入院中であるためか、ほぼヒロイン的な扱いとなっている。ブレイドとアークライトの戦いによる大爆発でセツナたちとはぐれてしまい、偶然近くに倒れていたクルスを介抱していた。その後、ぬいぐるみの補修に付き合わせることを条件に、彼がブレイドと再開できるまで同行することを約束する。現在では彼を「山田」ではなく本名の「クルス(君付け)」で呼ぶ数少ない一人となっている。後にクルスとブレイドが無事合流し、当初の協定は達成されたが離脱の素振りを見せていない。また、クルス達を守るためとはいえシメオン関係者に攻撃を仕掛けるなど、少女部隊の一員としては、「裏切り者」に等しい非常に危ない橋を渡っている。
四天王以外では数少ないミッシングリンク級のニードレスの1人。戦闘能力だけなら四天王の右天より上である。ブレイドのことがお気に入りで、彼を「お兄ちゃん」と呼び、そのことからブレイドからも飛び抜けて気に入られている。また、持っている熊のヌイグルミ(本人曰く『ウサちゃん』)はオリハルコンによって異常に重く加工されており、常人には持ち上げることすら困難。クルスは一度、これで両手を潰されかけた。第2部で、目と思われていた部分が実は垂れた耳であると判明し、持ち上げるとクマから蛙に変化することが判明した。賢さと料理のスキルが恐ろしいほどない。
F:力(パワー)
自身の身体構造を遥かに超越した力を発揮することができる。また、肉体の耐久力もその力に耐えられる強さに強化されていると考えられる。その威力は片手で分厚い鉄壁を吹き飛ばせる程で、放つ攻撃の全てが「必殺」となりうる脅威の能力。
  • 未央ちゃんパンチ / 未央ちゃんヒップアタック / 未央ちゃんキック - パワーの能力で放たれる攻撃。敵を一撃で吹き飛ばす。
  • 未央ちゃん剛速Q - 超重量を持つ巨大ヌイグルミを敵に向かって放り投げる。
  • 未央ちゃんヒップスタンプ - 超重量を持つ巨大ヌイグルミを抱えて敵の上に落下して押し潰す。ブレイドを違う意味で昇天させた。
  • 未央ちゃんスラッシュ - 巨大な鋏を振り回し攻撃する。
  • 未央ちゃんけろけろロケット - カエルのような姿勢で屈み込んだ後、跳び上がって頭から突っ込む。
  • 未央ちゃん背負い投げ - ジャーマンスープレックスである。柔道の技には疎いらしく、上四方固めを行った時も同じ形になった。
セツナ
声 - 植田佳奈 / 後藤沙緒里
少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。会員番号4番。18歳。髪色はマリンブルー。身長165cm。スリーサイズはB89・W59・H86、フェイバリットパンツはしまパン(ディスクのスキャンより)。漢字では「刹那」
未央、梔に比べると少しお姉さんっぽいが、戦闘に突入すると容赦ない攻撃と冷酷さで、相手を追い詰める。ミッシングリンク級のニードレスで、パワーには欠けるものの、現時点では一般の幹部ニードレスの中ではトップクラスの戦闘力を持っており、コミックスのキャラ紹介の戦闘能力ゲージでカフカより上回っている美咲を一撃で倒した。また実質幹部階級である故に、カフカを呼び捨てにしていたり、彼女を「セツナ様」と呼ぶ部下も存在する。戦闘能力だけなら四天王の右天よりも上である。少女部隊では恐らく最もまとも。ツッコミ役に回ることが多い。イヴと容姿が似ており、本人から「妖怪きゃらかぶり」と呼ばれる。
ブレイドとアークライトの戦いの後は、任務失敗の責任を問われ(実際はある事件の調査のため)、梔とともに聖ローズ学園に戻されていた。
F:速(スピード)
自らの速度を加速させる能力。一瞬のうちに相手の懐に飛び込み攻撃する。最大マッハ9まで加速できる。加速時は反射神経も加速度相応のものになるらしく、音速を超越しながらも極めて精密な動作が可能。後にブレイドも「覚えた」が、彼曰く体格の関係からオリジナルの彼女の方が若干性能が良い。技名の「ディーンドライブ」とは、UFOの航法とされている理論の名であり、後に続く単語は高速の航空機や装置などに由来する。
  • ディーンドライブF・H(フォックスハウンド) - マッハ2のスピードで敵に連続攻撃を行う。
  • ディーンドライブB・B(ブラックバード) - マッハ3のスピードで敵を攻撃する。
  • ディーンドライブR・T(ロケットスレッド) - マッハ9で敵に突進する。セツナの限界速度のため、絶大な威力を誇る。
梔(くちなし)
声 - なし / 茅原実里
少女部隊の一員でありシメオン幹部の一人。会員番号7番。年齢不詳。髪色はミモザ。身長160cm、スリーサイズはB79・W61・H88、フェイバリットパンツはレース(ディスクのスキャンより)。左利き。
喋らず、いつもスケッチブックで言葉を交わす。表情の機微に乏しい。クールな雰囲気だが、構えが変なポーズ、よく文字を間違えるなどボケることが多く、どちらかというとギャグキャラとしての印象が極めて強い。高所恐怖症。フラグメントに関係しているのか、嗅覚が優れているのが自慢。離瑠様一筋で男性に興味がないらしいが、女装したクルスには、鼻血を出すほど興奮しており、セツナとのツーショットでのパンチラ写真においては、顔面が象になっていた。本人いわく「それほど男に興味ない」、「女装が似合う男の子ならオッケー」であるらしく、裸で抱きついたりと女装のクルスにかなり大胆な行動に出ており、相当のお気に入りである模様。ミッシングリンク級のニードレスで未央やセツナより戦闘力は若干劣り、3人の中ではコミックスの戦闘力ゲージで唯一右天より劣っているが、(ただし原作者は右天より強いと述べている)実質的にほぼ無限に技を作れるZERO破りに適した能力の応用性の高さにより、ブレイドとの初戦闘時には、彼にほとんど手も足も出させなかった。実は喋れる(作中では発言は1回だけ)。ブレイドからは「靴下」と呼ばれており、アイアンマウンテンで対峙した際に告白されたことがある。
左腕にジェットガントレットを装備しており、「鉄火巻き」という名前を付けている。普段は能力の香りを風で流すために使っているが、風速を上げてパンチの加速に使用していたりもする。
ブレイドとアークライトとの戦いの後、セツナと共に聖ローズ学園に呼び戻された。
作者の別作品、白砂村の登場人物をモデルにしている。名前の由来は、喋らないから。ギャグシーンが多い為か、そのほとんどがデフォルメ調で描かれている。
F:香(フレグランス)
敵の脳や神経を麻痺させる香りを出すことができる。『ZERO』の能力で覚えれば効果を中和できるが、香りは体内ホルモンの調合・調節で無限定に調整可能なため、1つ覚えても防衛としてはすぐに意味をなさなくなる。空気を伝うことで成立する能力であるため、炎や風によって遮断されるという弱点がある。
  • メイデンリストリクション - 香りで敵の体を麻痺させ動きを封じる。
  • クラウンマリオネット - 香りで敵の体を操り、自分自身を攻撃させたり、危険な場所へ向かわせることができる。
  • リリステンプテーション - 香りを嗅いだ者に最も望む幻を見せる。幻覚から覚めない限り、現実で何をされても一切察知できない。彼女はこの技をかける時のみ意図的に喋った。なお、現状が既に理想郷となっている者には一切通用しない。
  • ジェットパンチ - 自分の腕に着けているジェットガントレットでパンチ力を増強して、敵を殴り飛ばす。
七海(ななみ)
声 - なし / 高橋まゆこ
少女部隊の一員。身長155cm。15歳。髪色はベビーブルー。
任務に任命されたセツナ達の失敗を告げ口し、セツナ達に殺される。まだ覚醒していなかった頃のセツナ達は能力的に低いのに離瑠に可愛がられていたため、初めから仲が悪かった。主に美咲と組むことが多い。
F:アクアコーラル
水のエレメントを操り攻撃をする。水はその場から出すことができる。また、水の噴出する場所でも効力が発揮できる。
美咲(みさき)
声 - なし / 豊口めぐみ
少女部隊の一員。身長149cm。14歳。髪色はコルク。七海と同様の理由でセツナに殺される。七海と組むことが多い。
F:フェルゼンザント
土や岩石のエレメントを操り攻撃する。その場にある地面や床などを使用する。
胡桃(くるみ)
声 - なし / 嶋村侑
少女部隊の一員。16歳。身長163cm。髪色はコカブラウン。髪型は三つ編み。
シメオンの洗脳要員であり、普段は表舞台に出ることは無い。戦闘能力は皆無。第3シェルターでの戦いではクルスの指示で動いた照山・セト・ソルヴァのコンビネーション攻撃により居場所を見破られ、更には本棚の欠片が体に突き刺さって死亡。その後、遺伝子はまだ利用できると言うことで左天に凍結させられる。
F:黒の引力(ブラック・アトラクション)
ESPウィルスを経口感染させることにより他人を操る。術者を倒しても洗脳は解けず、むしろ感染者の脳内にウイルスが残り、最後の命令を実行し続けてしまう。
洗脳イヴ
胡桃の能力で洗脳されたイヴ。会員番号幻の48番。胡桃の送信した命令に忠実に従う。
体に埋め込まれたスーパーゲル状デロドロンドリンクの濃縮源液により『変身』の弱点だったエネルギー切れが克服されている。基本的な戦闘能力は変わらない。
ほのか
声 - 井口裕香
なつき
声 - 真堂圭
結愛(ゆあ)
声 - 竹達彩奈
シメオンビル周囲に集ったニードレスの暴動を鎮めるため、屋外コンサートを行なう。能力は不明。
アニメ版最終話では倒壊するビルの破片からセツナ・梔・未央の三人の手で救われる描写がある。

聖ローズ学園の教師

マダム・ブラック / 鉄柳黒子(てつやなぎ くろこ)
42歳、身長176cm、髪の色はココアブラウン。
聖ローズ学園の寮長。そのドレスは鋼鉄製であり、滅多な事では破れない。このことを「読者の皆様に報告して」クルスを安心させた。淑女を育成しているだけあって、底の厚い眼鏡に隠された素顔は、かなりの美人である。
実はクルスが学園の人間ではない事、且つ女性では無い事に最初から気付いていたが、聖ローズ学園の名前の由来であるバラの花言葉「美」「乙女」「秘密」の信念からあえて彼の素性を問わなかった。学園を出て行くクルスが怪しまれないようにするため、またクルスが学園内の事件解決に活躍したことを評価し彼を少女部隊正式隊員に任命する。
本作より未来である「NEEDLESS1.5」のマザー・ブラックと同一人物である為、今後の生存が確定していると記述されている。
名前の元ネタは黒柳徹子から。
F:風(ウィンド)
空気の流れを操り、風を起こす。なお、この能力を(ブレイドのように)悪用する人がいたとしたら、「スカートめくりに用いる