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TOUGH/猿渡哲也

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著者: 猿渡哲也
巻数: 33巻

猿渡哲也の新刊
TOUGHの新刊

最新刊『TOUGH 32



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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TOUGHの既刊

名前発売年月
TOUGH 1 2004-01
TOUGH 2 2004-04
TOUGH 3 2004-07
TOUGH 4 2004-10
TOUGH 5 2004-12
TOUGH 6 2005-04
TOUGH 7 2005-07
TOUGH 8 2005-09
TOUGH 9 2005-12
TOUGH 10 2006-03
TOUGH 11 2006-07
TOUGH 12 2006-09
TOUGH 13 2006-12
TOUGH 14 2007-03
TOUGH 15 2007-05
TOUGH 16 2007-07
TOUGH 17 2007-09
TOUGH 18 2007-12
TOUGH 19 2008-02
TOUGH 20 2008-05
TOUGH 21 2008-08
TOUGH 22 2008-10
TOUGH 23 2008-12
TOUGH 24 2009-04
TOUGH 25 2009-07
1   

TOUGH』(タフ)は、猿渡哲也による日本の漫画作品。

前作『高校鉄拳伝タフ』の続編で、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)において、2003年夏より連載中。2010年7月現在、単行本は第29巻まで刊行中。単行本の帯には毎回、実在の格闘家が漫画に関連するコメントを残している。

概要

『高校鉄拳伝タフ』の続編で、キー坊こと主人公・「宮沢熹一」が、2年前の鬼龍との死闘の末に身体に障害を起こしている父親を救うため、暴力団が主催する闇試合(ダークファイト)で闘っている所から始まる。

本作の特徴としては前作同様に格闘漫画としては珍しく関節技や寝技が多用され、決め技としても使われる。ただし、ほとんどの技がどこがどう極まっているのかわかりにくく描かれている上に実際には極められそうにもない技が多い。しかし、寝技の多様性からいっても格闘漫画としては貴重な作品になる。ただ、作者の圧倒的な画力によってリアル系の格闘漫画と思われる向きもあるが、実際には、気功や風圧を使った攻撃が登場したり、残留思念といった漫画としてのテイストもある。とはいえ、武器を持ったサムライを複数相手にするはずの古武術に寝技や絞め技があったり、技術ではなく遺伝的な素質に負うところが多く、古武術とは言い難い。

あらすじ

19歳になった主人公・宮沢熹一が、鬼龍との死闘により重体の身となった父・静虎の復活、自身の精進のため新道組のヤクザ新道力丸と手を組むところから始まる。熹一や覇生流の鈴木ミノル、そして鬼龍による施術により静虎は意識を回復。熹一は闘いの場を闇試合からハイパーバトルへと移し世界の頂点を目指す。

登場人物

主人公とその血縁者

宮沢熹一(みやざわ きいち)
この作品の主人公。19歳。通称キー坊。父、宮沢静虎から灘神影流を受け継いでおり、現在第15代当主。当主であり、病床に伏す父を守らなければならないという責任と、目前で最も尊敬する父を倒し、なおかつ灘神影流の壊滅を目論む鬼龍の打倒の意志を強くしていることから、前作と比べてストイックで物静かな印象を与える。容姿そのものも前作と比べて変化し、髪型が短髪になり、体格が成長している。元々は体重1000g程度の未熟児で生まれたことが本作で語られた。本作序盤では、日々鍛錬を続けながら、静虎を完治させる資金のために戦っていたが、静虎復活後は、自分自身がさらに強くなることを求めて様々な格闘家達と闘い、ハイパーバトル予選を通過、本選に出場している。静虎からは「愛」を、鬼龍からは「試練」を与えられ強くなっていく。実は静虎と直接は血が繋がっていない義理の親子(静虎の妻が出会う以前に身籠った子)であるが、後述の宮沢尊鷹・鬼龍・静虎三兄弟がそれぞれ持つ、どれも非常に稀有な三種の剛脚、「鳳腿(ファルコン・フット)」「龍腿(ドラゴン・フット)」「虎腿(タイガー・フット)」の特徴である、「軽やかさ」「しなやかさ」「力強さ」を全て兼ね備える玄武の剛脚、「玄腿(モンスター・フット)」を持っている。静虎との戦いに打ち勝ち、父を越えたことを証明してみせた一方、実子でないことが判明しても、特にこだわらず今まで通りの良き親子である。さらに、「悪魔の血を引く」マーシオ“ジェット”内藤をも降し、静虎からは「熹一こそ悪魔のような力の持ち主かもしれない」と評される。なお現在のデータでは、身長175cm、体重75kg。
宮沢静虎(みやざわ せいこ)
熹一の父親で灘神影流第14代当主。他の武術家達からは「静かなる虎」と恐れられ、熹一からは「史上最強のモラリスト」と言われる人格者。非常に稀有な剛脚の一種、大地を震わせながら野を駆ける虎の如き力強さを誇る「虎腿(タイガー・フット)」を持つ。詳細はリンク先。
宮沢鬼龍(みやざわ きりゅう)
宮沢静虎の双子の兄。尊鷹の口から、熹一の実の父であることが明かされるが、本人はそれを否定している。「怪物を超えた怪物」「悪魔」と称されており、人間の領域を超える神の如く強靭な肉体と圧倒的戦闘能力、悪魔の様に切れるIQ200の頭脳を併せ持が、ファントム・ジョーの幽玄神影流の朦朧拳を喰らい重傷を負う。非常に稀有な剛脚の一種、縦横無尽に天を往く龍の如きしなやかさを誇る「龍腿(ドラゴン・フット)」を持つ。詳細はリンク先。
バトルキング
ハイパーバトルにおいて伝説となった覆面の男。その正体は以前鬼龍と闘い死んだはずの、灘神影流第14代当主となるはずであった鬼龍と静虎の兄、宮沢尊鷹(みやざわ そんおう)ではないのかとされていた。後に、熹一のじいちゃん及び鬼龍が確認したDVDの内容によってその可能性がより濃厚になったが、ハイパーバトルの会場にて熹一と静虎、鬼龍がバトルキングに接近し、その顔を暴くと、その顔はまるで別人だった(その時、鬼龍がバトルキングの覆面を暴こうと仕掛けた激しい連打を、バトルキングはこともなげに捌いていた)。だがそれは、自らの拳のみで顔に整形を加えたもので、再度拳によって顔を元に戻した時の容貌から、バトルキングが尊鷹であることがほぼ確実となった。また、尊鷹のみが唯一使い得る秘技、塊蒐拳の活法をバトルキングが静虎に放ったため、鬼龍も間違いなく正体は尊鷹であると見ている。非常に稀有な剛脚の一種、風を切る様に空を飛ぶ隼の如き疾さと軽やかさを誇る「鳳腿(ファルコン・フット)」を持つ。
バトルキングの正体を尊鷹と確信している祖父は直接対面に来るが、バトルキングは祖父に、「灘神影流の運命から自由になりたかった」、そして「自由になった自分は、たとえ血縁のあるものとでも闘える」と言い、祖父を困惑させる。米国内においてバトルキングは、ネバダ州の砂漠でナバホ族と共に生活しており、ネバダの砂漠で特訓中の熹一と鬼龍の前に、ナバホ族「チャベス」の姿で現れる。熹一に対してその進む道の危うさを警告したあと、ナバホ族の儀式を終え、「チャベス」から「尊ぶべきタカ、ソンオウ」に再び生まれ変わり、ハイパーバトルの決勝に挑む。
宮沢喜恵(みやざわ きえ)
静虎の妻で熹一の実の母親。前の夫に裏切られ、熹一を一人で育てていこうとするが静虎のプロポーズを受けて再婚する。だが熹一が産まれる前に飲酒運転の事故に遭い、帰らぬ人になる(その為に熹一は未熟児として産まれた)。

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新藤力丸(しんどう りきまる)
関東道城会系新藤組の組長。熹一を闇試合の世界に紹介した人物。自分の父親の仇を探しだすために熹一を利用したが、熹一には全幅の信頼を置く様な好人物。熹一をハイパーバトルに出られる様に道元に紹介している。アメリカニューヨークの予選では、熹一の試合を賭けにドン・ガンビーノに殺されかけた。
柳場道元(やなぎば どうげん)
大手カードローン会社の会長でハイパーバトルの主催者の1人でもある。金に対する執着心は半端ではなく、自分から金を奪う者に対しては容赦なく叩き潰しにかかる。金で買えない者はいないが、鬼龍は別だとして彼を恐れ、また非常に憎んでいる。それ故に鬼龍を倒すため、格闘家に資金提供をし、チームD(ドーゲン)を作っている。
ハイパーバトルではドン・ガンビーノと賭けをしていたが、ジョセフィーノ登場後は立川博士以上にすっかり影を潜めてしまった。FBI突入後は、おそらくガンビーノ兄弟らと共に逮捕されたと思われる。
立川博士(たちかわはかせ)
チームD(ドーゲン)に所属するマッドサイエンティスト。強力な筋肉増強剤「タチカワ・スペシャル」やそれよりも強力な「ネオ・タチカワ・スペシャル」を製造しては選手に投与させていて、チームD(ドーゲン)の選手を道具扱いにしている。
ハイパーバトルでは、キクタの性格を利用して上記の薬を投与させて勝ち上がらせ、さらに「ネオ・タチカワ・スペシャル」を売り込もうと、ジョセフィーノに軍事関係での売買をもちかけたが、それを強制的に投与させられたキクタが筋肉爆発寸前の敗北したことでジョセフィーノに殺されかける事態に陥ってしまい、静虎に2度も助けられることになった。FBI突入後は、おそらくガンビーノ兄弟らと共に逮捕されたと思われる。
モデルは、声優の立木文彦と思われる。
ドン・ガンビーノ
アメリカのマフィアの首領。ハイパーバトルの主催者の1人で裏で操っている。勝つ為なら手段を選ばない卑劣な人物。闇猿に電流装置をつけ無理矢理戦わせていたが、それが鬼龍の癇にさわってしまい彼により鼻をもぎ取られ車椅子生活になっただけでなく、弟のジョセフィーノにも見世物にされる屈辱を受ける。FBIによって、弟のジョセフィーノや観客と共に逮捕された。
ジョセフィーノ
ガンビーノの実の弟にして、アメリカの影の副大統領。ハイパーバトル準決勝・決勝の会場となったホワイトハウス似のブラックハウスの所有者。兄以上の残酷な性格をしていることから、別名「アイスハート」とも呼ばれている。
ガンビーノが鬼龍により体を不自由にされたのを機に、右腕であるセルジオを殺害しマフィアの首領の座を奪い、薬物を強制的に投与されてパワーアップしたキクタが倒されその責任として立川博士を殺害しようとしたところを静虎に妨害された仕返しとして、逃亡した立川博士を拉致して餌にして静虎にバルガン・ボビーを送り込むが、静虎の抹殺に失敗しただけでなく、侵入してきた鬼龍によって麻薬製造・密輸の映像がFBIに暴露されてしまい、さらに、FBIと手を組んだ鬼龍によって、兄同様に完膚なきまでに叩きのめされただけでなく、FBIによって兄のドンや観客と共に逮捕された。

裏格闘技編

稲垣 (いながき)
闇試合で苫篠と戦いあっさりやられる。熹一からは寝技は一流だと評価されるが、気弱で何かあると逃げ出すと言う欠点を持つ。外見モデルは稲垣拓一だと思われる。
苫篠源内(とましの げんない)
通称人刺し指のゲン。闇試合の会場で熹一と知り合う。鬼龍の下僕で、彼からは蛆虫扱いされている。首里手空手の使い手で、爪で相手の体を切り裂く。ハイパーバトルの予選会にも参加し、熹一にはまったく歯が立たずいいとこ無しのまま敗退かと思われたが、熹一と行動を共にする事に。そのまま熹一と友情が芽生える。ミノルが満身創痍の熹一に闘いを挑んだ際、ミノルを止めようとするが鬼龍に捕らえられ、顎を砕かれる。容姿のモデルはロナウジーニョと思われる。
九条シオン(くじょう しおん)
カトリック系の神父。彼曰く悪魔を滅ぼすために闘いを続けている。ベースはレスリングやボクシングだが、右手小指の中手骨が異常発達しており、それによって相手の体のみならずリングまでも切り裂くことが可能。幼少の頃に両親を殺害しているが、本人はそれを別人がやった物として記憶のすり替えを行っていた。熹一と闘い、罪人固めによって敗れる。

ハイパーバトルトーナメント予選会編

宮下和香(みやした わか)
空手道石心空手の現館長。女性の身でありながらハイパーバトル予選に出場。父の仇である新堂を倒すために出場されたが、熹一に女では男に勝てないと言われ、その後彼らの闘いを見て自分の限界を悟る。
新堂万次(しんどう まんじ)
新堂流体術の使い手。かつての武者修行であちらこちらの武道家を倒して回り、流派の流儀上再起不能になるまで痛めつける。ハイパーバトル予選に参戦、熹一と闘う。当身、寝技全てに秀でており、熹一も相当の苦戦を強いられる。最後は変形足ひしぎによって膝を破壊され、絞め落とされて敗北。
帯刀右近(たてわき うこん)
帯刀流棒術宗家。別名盲目の奇術師。以前鬼龍と闘い、その結果視力を失っている。だが、その後の鍛錬により目が見えなくとも相手を判別出来るようになる。ハイパーバトル予選に出場、熹一と対戦している。当初彼から鬼龍の気配を感じ取るが、最後には静虎の姿を感じ取るようになり、自ら負けを認める。その実力は鬼龍が気に入り、「下僕にしてやる」と勧誘を受けるほど。
王獅冥(おう しめい)
元々は台湾のエリート医師で、人々を救う事が自分の使命だと語る善人であった。だが妻を強盗に殺害され、その復讐のために鬼龍の手を借り、自らの禁断の経穴(頭蓋を貫通し脳の一部を突くものであるらしい、わずかでも外れれば命を落とすか廃人、成功しても、身体能力の代償に知性を永久に奪われる危険な物)を押す事で本当に獣になる。そのため、目の前にいる者は全て復讐の対象に見える。獣じみた能力を持ち、四つん這いのまま飛び掛るなど動きは人間のものではない。ハイパーバトル予選に参加、熹一と闘い敗北。
九条薔薇丸(くじょう ばらまる)
円月流剣術師範。ハイパーバトルにはジョーカー(参加者を倒すだけの役目を持ったファイター)として参加、帰りの電車内で熹一と闘う。決して筋骨隆々、というわけではないがその剣術は一振りの枝で人体を貫通させることができるほどの威力をもつ。父から剣の英才教育を施されており、突き放されて育ったためか性格が曲がっている。刀に徹底した執着心を持ち、セラミックで出来た刀(彼曰く超日本刀)で彼に闘いを挑み、奥義土竜突きを放つものの熹一にかわされ敗北。その後入院していた父と和解する。
秋川清風(あきかわ せいふう)
自称裸足のアキちゃん。元々は柔道81kg級の名選手だったが、急に柔道界を引退、世界を放浪して回っている。病院で静虎に闘いを挑み、敗北。以前バトルキングと対戦しており、額に掌底一撃をもらって敗れている。モデルは秋山成勲。
有働征二(うどう せいじ)
石を鋭利なナイフに加工する技術を持つ、自称武器商人。米軍特殊部隊に所属していた過去があり、ナイフ術にも長けている。熹一に追い詰められ、命乞いをし見逃してもらうが、不意打ちを仕掛ける。しかし返り討ちにされ敗北。外見モデルはウド鈴木。

ハイパーバトルトーナメント編

鈴木ミノル
別名、風のミノル。覇生流体術の師範代。得意技は手のひらを突き出して強風を生み出す「風当身」。石心空手道場の道場やぶりをしている熹一と出会ってからその後、別の場所で勝負を挑む。しかし、双方途中で止め勝負はお預けとなる。静虎、鬼龍との対戦を強く望んでおり、特に静虎を尊敬し、彼の治療をしたこともある。その後、ハイパーバトル予選会場で鬼龍と闘い、目をつぶって打撃を捌かれるなど圧倒的な力の差を見せ付けられ敗北、その後鬼龍に弟子入りする。その後、鬼龍の送り込んだ刺客と次々と対戦し満身創痍の熹一と再戦した。
その後ハイパーバトル本戦に出場、1回戦で霍嵩高と対戦し、風当身で葬る。2回戦で静虎と対戦し、虎脚(タイガー・シュート)を喰らい、敗北。
モデルは鈴木みのる。
マーシオ"ジェット"内藤
別名、「聾唖のジェット」。アブダビコンバット88kg以下級・無差別級優勝。異名通り生まれつき耳が聞こえず、そのため一切の言語を発せない(ただし言語的な思考は可能)。そのため彼にとっては格闘技はコミュニケーションの手段に過ぎず、躊躇なく対戦相手を破壊できる。元々ブラジルではストリートチルドレンであり、その日暮らしであったがある時ストリートチルドレン狩りに襲われ絶体絶命の危機に陥ったところを偶然鬼龍に救われ、彼を悪魔と思い彼の存在に心から惹かれている。身長180cm、体重82kg(熹一戦では178cm、78kgに変更されている)。
ハイパーバトル本戦の1回戦ではカーマンを秒殺しており、続く2回戦もヤムから勝利を奪う。
ハイパーバトル準決勝にてキクタと対戦。立川博士の新たなドーピングを無理やり服用されたキクタのパワーに圧倒されるも「エマ」という女性を心の支えとして闘い、キクタを破る。
パワー、スピード、テクニック全てがパーフェクトのファイターであり、鬼龍にもその実力を認められており、熹一との戦いの最中でジェットは、鬼龍の口から、その(鬼龍)の子である事を告げられる。
決勝で喜一と戦い、彼の一撃によって敗北。その直後に突入してきたFBIとジョセフィーの兵とのいざこざがあり、倒されたジョセフィーノの兵の1人の銃口が鬼龍に向けられて発砲するが、それを自分の意思で「鬼龍の盾」となって咽に銃口を受け、満足しながら絶命する。そして彼の死後、荼毘に付された後の彼の墓標に、鬼龍自らが英語で「わが息子、ジェット」と彫り、ジェットを自分の息子として迎え入れた。
ディーゼルノイ・チョモンペット
スピード・ダンサーの異名を持つ現役ムエタイ王者。素早い動きからの多彩な蹴り技を持つ。
1回戦でシュルトと対戦、顔面を踏み潰されて敗北。
ヨハキム・シュルト
リアル・ガリバー旅行記の異名を持つスカンジナビア柔術王者。シュートファイティングの王者でもあり、その一撃は相手を粉砕する威力を持つ。1回戦は勝利するが、2回戦で薬物によりパワーアップした菊多に敗北する。
モデルは身長と下の名前はセーム・シュルト、容姿と戦闘スタイル、上の名前はヨアキム・ハンセンから。
カーロス・ベンジャミン
レスリング・アルティメット・マシーンの異名を持つカナダ人。グリズリーからもテイクダウンを取れるタックルを武器に持つ。
1回戦で菊多と対戦し、一本負けする。
菊多サナエ(きくた さなえ)
寝技フリークスの異名を持つチームDのリーダー。道元に多大な負債があり、そのため彼には逆らえない。自分を凡人であると自覚し、その上でヒーローを目指している。1回戦は変形フット・チョークで勝利するが、2回戦で闇猿の襲撃を受けたため、立川博士の特性ドーピング(立川スペシャル)に手を出してしまう。ヨハキム・シュルトを完膚なきまでに叩きのめした。準決勝ではジェットと対戦。ドーピングに手を出さず肋骨を折られ、ドクターストップ時に立川に打たれてしまう。一時は圧倒するも、ジェットの底知れない強さとドーピングの副作用に敗北してしまうが、失神KOにより副作用の被害は免れる。
格闘家としての節度はあるものの、本質的には臆病な性格と凡人と言う劣等感からか、力を手にすると悪乗りする一面がある。
モデルは菊田早苗。
イリューヒン・ラスマトリン
今そこにある骨折を座右の銘とするサンボ90kg級王者。1回戦で敗北するものの、そこには八百長疑惑が存在する。
ペ・ヨンヘ
通称愛のペーさん。名前と通称のモチーフはいうまでもなく、あの純愛ドラマのスターであろう。シルム白頭級優勝、天下壮士大会優勝者。1回戦に勝利するも、闇猿に襲われ2回戦は欠場となる。
霍 嵩高(ホォー・チェンガォー)
少林寺の魔人の異名を持つ推定250kgの巨漢。気功を操ることで、相手の攻撃を吸収してしまい、ベアハッグの要領で岩にすら痕を残す「玉帯功」を得意とするが、1回戦でミノルの風当身により敗北。
モロゾフ・ゼンツォフ
白い悪魔の異名を持つレスリング・サンボ王者(高校時代に学生ボクシングのタイトルも所持)。異名とは裏腹に妻と子供一人を大切にする良き父親でもある。病気の妻の治療費を捻出するために大会に出場。1回戦で静虎と対戦し、三角絞めで敗北。
ヤムチャッカ・スミザレ・ヨックタール・ナンタラー
通称ヤム。モンゴル相撲最強の横綱と呼ばれており、チンギス・ハンの末裔でもある。あらゆる体制からの投げ技を持つ。1回戦はオースチンに勝利するが、2回戦ではジェットに敗北し、心まで折られる。
テッド・オースチン
ベルト・コレクターの異名で知られる総合格闘家。アメリカでは無償の愛を持つ善人として知られ、大衆から絶大な支持を得ているが、全て自作自演によるもの。実際は目的の為には手段を選ばない卑劣漢である。パワー、スピード、テクニック、全てにおいて優れている。ハイパーバトル本戦の1回戦でヤムと戦い、優勢に進めるも、自らの非道な行いを暴露し、そのことに激怒したヤムに半殺しにされ、1回戦敗退。
モデルはティト・オーティズ。
アーネスト・カーマン
ボーン・クラッシャーの異名で知られるキックボクシング世界チャンピオン。オランダ出身。宮沢熹一をして、「メチャクチャ強い」と言わせるほどの実力者だったが、1回戦でジェットと戦い、腕と肋骨を破壊されて敗北。
モデルはどう見てもアーネスト・ホースト。下の名前はロブ・カーマン。
アンドレ・フェルナンデス
ラバーマンの異名で知られるブラジリアン柔術の体重別と無差別の世界王者(他にムンジアルのタイトルも保持)。ハイパーバトル1回戦の宮沢熹一の対戦相手。ラバーマン(超軟体人間)の異名どおり、関節を自在に着脱することが出来る。熹一相手に善戦するも、最後は顔面に蹴りを食らい、敗北。なお、朝昇が尊敬しているアメリカン柔術のリコ・フェルナンデスとの関係は不明。
闇猿(ダーク・モンキー)
ドン・ガンビーノの刺客で、人間ではあるが猿に育てられた。人を超えたスピードを持ち、瞬く間に人を5人以上惨殺するほど強い。ガンビーノの命で菊多を襲い、そのときに熹一に歯を折られ、それ以来熹一に過剰反応するようになった。猿の住む所を奪う人を憎んでおり、それ故に人を襲う。しかしガンビーノのことを恐れており、刺客として働かされている。ペ・ヨンペを襲って、2回戦のリザーバーとして登場。ちなみに料理も女にも味にうるさい。
朝昇(ちょうしょう)
本名朝田 昇奇人の異名を持つ。かつての熹一のライバルで前作に引き続き登場。現在はニューヨークで格闘技の他に色々な日本文化(伝統芸能から漫画、コスプレまで)を教える道場を経営している。ハイパーバトルでは熹一のセコンドに付いている。
モデルは朝日昇。
ミハイル
熹一の幼年時代の回想編に登場。ロシア軍の特殊部隊に所属していたが、軍内部の不正を告発しようとしたため、上官に殺害されかけたところを返り討ちにし、軍を脱走、日本に密入国する。ロシアのマーシャルアーツ「システマ」の達人で、その実力は当時若く勢いもあったアイアン木場を、容易く地に沈めたほどである。作中内での「システマ」の描写は、使い手の肉体を伸縮自在に変化、移動させて銃弾もよけるなど、灘神影流「弾丸滑り」と同じような技も見せる。
歴戦の兵士らしく全身に傷痕のある巨漢で、片腕は軍を脱走する事になった事件以来義手である。威圧感のある風貌だが、敬虔なキリスト教徒で善良な人物である。また、ロシアへの帰国を願っており、木場はそれを餌にミハイルを静虎にけしかける。ミハイルは、熹一の目前で静虎と死闘を繰り広げるが、静虎の「菩薩拳」により倒される。

モンスター・ウォーズ編

ブル・マツダ
アマのプロレスラー。お使いに出た熹一を襲うが締め落とされる。鯱山十蔵と戦えとブッカー・ゼロに命じられ戦うが前歯を折られる等の重傷を負う。
鯱山にリベンジするために熹一と共に修業をし、灘神影流「巨岩返し」を習得するもモンスターウォーズ一回戦の鯱山に負ける。
ブルが負けたため熹一もモンスター・ウォーズを最低でも一試合戦わなければならない羽目になる。
ブッカー・ゼロ
ブルに鯱山と戦えと命じた人。
鯱山十蔵
ネオ・プロレスラー。1回戦目ブル・マツダと戦いなんとか勝利する。自分の父親、グレート・オルカがファントム・ジョーにより再起不能になった事を知り仇を討つことを決意するが、2回戦に熹一に3秒でKOされる。
御子神銀次
サムライ・プロレスのオーナーであり、大物フィクサーでもある。かつてファントム・ジョーに四肢を切断され頭皮の一部を剥がされる。義足は100mを10秒を切る電動義足で義手には毎秒100発連射するガトリング砲をしこんである。
富岡伴内
ヤクザ空手家。かつてヤクザの末席にいたが、妹を薬物中毒にして自殺に追い込んだ組長を殴打し、重傷を負わせて組を破門になった所を御子神銀次に拾われる。
下段蹴りは木製バット5本をへし折る威力を持つ。御子神は熹一に富岡を紹介したときに富岡は喜一に「飛電蹴り」を当て熹一にかなりのダメージを与える。1回戦熹一と戦い、飛電蹴りや反則行為等で喜一とを苦しめるが灘神影流「鰻締め」で締められ失神し負ける。背中には鵺の刺青が彫ってある。

幽玄神影流編

日下部丈一郎
幽玄神影流の前当主。熹一誕生以前に死去。当身の達人で、その強さと高潔な人格から「拳聖」と称された。両手を後ろに組んだまま当身を繰り出す「幻突」の使い手。尊鷹もかつて弟子入りしていた。
金城剣史(ファントム・ジョー)
日下部丈一郎の最後の弟子。かつて、素手で御子神の四肢を切断し頭皮の一部を剥ぎ、グレード・オルカを握手し再起不能にした。鬼龍を幽玄神影流「朦朧拳」で重傷を負わせた。T.D.Kやハイパーバトル・トーナメントで熹一の様子を見ていた。 
日下部覚吾
日下部丈一郎の息子で幽玄神影流の当主。20年前に幽玄神影流を解散し、4人の弟子に視野を広めるよう命じて20年後に再会することを約束した。その後世界各地を放浪していると見られるが、現在の行方は不明。ウィーン滞在中に熹恵と知り合い、人身売買組織に拉致された熹恵を救った。

幽玄死天王

日下部覚吾の4人の弟子で、幽玄神影流門下では金城剣史より強いとされる。名前のモデルは横山大観・菱田春草・下村観山・木村武山から。

横山春草
あだ名は「疾風の春草」。尊鷹によると「幽玄死天王の中でもっとも危険」。幽玄神影流解散後、ブラジルに渡りクラブを経営。鬼龍を地下鉄車内におびき寄せ、戦った後に走行中の車内から対向列車に飛び移った。
木村大観
あだ名は「犀の大観」。幽玄神影流解散後、市役所職員となっていた。なお、ハイパーバトル編のモブキャラに「鉄宝流空手木村大観十段」なる人物が登場するが、別人と見られる。
下村武山
あだ名は「大蛇の武山」。海外渡航中、何者かに麻薬の入った土産を渡され、出国審査で見つかり死刑判決を受ける。その後死刑囚として拘束衣をつけられたまま独房に収容されるが、全身の関節を外して脱出。
菱田観山
あだ名は「鼬の観山」。

関連項目

  • 高校鉄拳伝タフ
  • タフ外伝 OTON

外部リンク