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WORST/高橋ヒロシ 髙橋ヒロシ

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著者: 高橋ヒロシ 髙橋ヒロシ
巻数: 29巻

高橋ヒロシの新刊
髙橋ヒロシの新刊
WORSTの新刊

最新刊『WORST 29



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

matte_pluswis RT @pad_sexy: 近日開催予定のクローズWORST×パズドラコラボ第3弾で登場する新キャラクター「九頭神竜男」の画面写真をゲットしました!「九頭神竜男」はAndroidユーザー限定で、月刊少年チャンピオン4/6(金)発売号でも手に入れることができます! #パズドラ h…
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qnpqnmqns2s2 WORST 32 (少年チャンピオン・コミックス) http://t.co/6Ufo9vXPYZ

WORSTの既刊

名前発売年月
WORST 1 2002-06
WORST 2 2002-06
WORST 3 2002-11
WORST 4 2003-01
WORST 5 2003-06
WORST 6 2003-10
WORST 7 2004-02
WORST 8 2004-05
WORST 9 2004-09
WORST 10 2005-01
WORST 11 2005-05
WORST 12 2005-10
WORST 13 2006-01
WORST 14 2006-05
WORST 15 2006-09
WORST 16 2007-01
WORST 17 2007-05
WORST 18 2007-09
WORST 19 2008-02
WORST 20 2008-06
WORST 21 2008-10
WORST 22 2009-02
WORST 23 2010-02
WORST 24 2010-06
WORST 25 2010-11
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WORST』(ワースト)は、高橋ヒロシによる日本の漫画作品。『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2001年より連載中。『クローズ』の続編にあたる。2010年11月現在、単行本は25巻まで発売されており、累計発行部数は20巻時点で2800万部を誇る。

あらすじ

「圏外から来た男」月島花を中心とした不良高校生の抗争、日常生活を描く。主な舞台は花の通う鈴蘭高校、別名、カラスの学校とその周辺。

花は鈴蘭史上一人も果たしたことのない、鈴蘭の番長になると宣言。見事一年戦争で優勝し、着々と番長への道を突き進んでいく。

登場人物

鈴蘭男子高校

通称「カラスの学校」。 生徒は不良ばかりで、地域では最強と言われている。かつて凄い男は数多くいたが、誰も1つにまとめる事ができなかった。だが、『クローズ』の主人公、坊屋春道はその気になれば一つにまとめることが出来たと思われる。ワルばかりで派閥間の争いが激しいと思われるが、意外と生徒間の仲は良く、先輩後輩間の上下関係も乱れていない。だが、一年戦争の覇者は一年戦争後、上級生に戦いを挑むことが多い。卒業生の大半がまともな道を歩くことができず(ゼットン談)、就職もまともにできない(金次談)。しかし、男を磨く為に鈴蘭男子高に入学する者もおり、卒業後警察官になった者もいる。

第29期生(花組)

月島 花(つきしま はな)
本作の主人公。携帯電話の圏外から来た男。梅星一家5号室の住人。花組の頭。引越し早々、兄弟の長兄を決めようという迫田の提案に対し、自分が勝ったら皆五分の兄弟だと言い、タイマンで勝利する。鈴蘭入学後、自分の実力を試すために一年戦争に参加。番長になると宣言し、村川を倒して注目を集めながら、決勝で天地とタイマンを張り、必殺のアッパー一撃で倒して優勝し、その名を轟かせる。その後はゼットンの企みで花木九里虎とタイマンを張るも完敗。しかしその後は千春、ブッチャー、光政といった大物とのタイマンで見事勝利を収めている。
鳳仙との抗争では真島、松尾に勝利しており、光政をライバル視し始めた瞬間だった。
いつも笑顔で仲間思いである。身体能力も非常に高く、バスケでダンクを決めたことがあり、さらに、中学時代に100m走で11秒を切り、30キロの村民マラソン大会で便所で5分遅れても優勝する体力の持ち主である。その反面、ボウリングやダーツは非常に下手。 先輩達に対しては敬語で喋るなど基本的には礼儀正しいが、相手の名前を間違えて呼んだり(阿久津金次を「轟センパイ」、村田将五を「田村将五」など)、ベンチを跨いで座っていたブッチャーに対しベンチに行儀よく座って(つまり相手の正面を向いていない)ブッチャーを閉口させたりと、少々ヌケている面もある。
見知らぬ妊婦を助けたこともあり、他人のために泣ける男。寅さんに憧れている。
1年の時は丸坊主だったが、2年になってからスポーツ刈りになり、天地との決戦を前に、気合を入れるため再びマルコメ頭となった。 鈴蘭で上下学ランを着ているのはゼットンと花とアカジのみである。
涙もろく、感激した時のみならずマリ姉の作った料理のあまりの美味さに泣くこともある。大食いでもあり、朝は必ず3杯以上食べるほど。 「圏外から来た男」の名の通り、かなりの田舎出身。携帯を見たことはあるが、使い方は詳しくない(無線機もしくはトランシーバーの様に、語尾に「~~どうぞー。」とつけたりもする)。8歳の時に事故で両親を亡くして以来、祖母と2人きりの生活をしていた。 タイマンの前には「恨みっこなしな。」と言うのが口癖。ノゾキなら喜んで付き合うと言いながら、八板の兄の裏ビデオを見てパンクした。 その強さとは裏腹に威圧感のない風貌であり、「カールおじさん」「マルコメ」と呼ばれたりした。九里虎に「マルコメX」と呼ばれたこともあった。 3年時には坊屋春道、ゼットン、九里虎から受け継いだバックルをベルトに着用している。
迫田 武文(さこた たけふみ)
梅星一家6号室の住人。花組。岸中出身。通称「岸中の恐竜」。中1の時、護國神社でリンダマンと坊屋春道のタイマンを見て鈴蘭入学を決意をした。梅星一家内での序列を決め、寅をパシリにしようとするが、花に負けたことにより梅星一家は全員が五分の兄弟となる。花の実力を知ったことにより、一年戦争には蓮次と共に参加せず、八板に対して「予選敗退」と言う。
かなりの実力の持ち主で、鳳仙の大谷らには優勝を期待されていた。花の実力を買って、花組を立ち上げる。作中ではあまり目立つシーンはないが、組内では実力ナンバー2。顔の傷は歩巳にカッターで付けられた。マリ姉のドッキリに毎回驚かされ、悪さをしては怒られる。中学時代は角刈り。1年の時はツンツンヘアー。2年からはパンチパーマである。モテる拓海を妬んでいる。短気な性格だが仲間思いな一面も。鳳仙との抗争では黒澤がピンチの状態に花と共に駆け付け、三浦に圧勝した。
また、パンチパーマに髪形を変えた大善努とはパンチ兄弟となる。天地軍団との抗争では室戸康明とタイマンを張り、見事勝利を収める。
武藤 蓮次(むとう れんじ)
梅星一家1号室の住人。花組。三中出身。狂犬と呼ばれていた。迫田同様、花の実力を認めて一年戦争には参加せず、花組を立ち上げる。誰かの下に付くという事に驚いた尾崎に対して、夢は花を番長にすることだと語る。頭が切れるため組内では参謀的役割をしており、尾崎と一緒に裏で活動することが多い。拓海の強さに最初に気付いた人間である。実力はあるようだが目立った戦闘シーンはない。残念な兄貴がいて、いつも心配している。ボウリングやダーツといった芸に秀でる。世良とは中学時代のツレである。髪型は金髪でリーゼントだが、2年の夏休みの時はアルバイトのため髪を下ろしていた。また、花に一度勝負してみたかったと言い、タイマンを張るが敗北。熱くなりやすい花組の中では常に冷静で、理知的である。先走った花を静かに諌めたり水面下で仲間を集めるなど、花組の重要な参謀として活躍する。
富永 寅之助(とみなが とらのすけ)
梅星一家3号室の住人。中学時代はパシリだったため、高校で変わろうとして自分をバカにした迫田にカッターを向けようとするが、「そんなものが無くても変われる」という花の言葉によって改心。不良というわけでもないので花組には入っていないが、メンバーとは仲が良い。ボウリングとダーツが得意で、ボウリング場でバイトをしている。鈴蘭ダーツクラブを銀次と立ち上げる。一番の親友は歩巳である。正義感はあるが、実力がなく返り討ちに遭うことも。しかし、鳳仙の光政に対して二度も怒鳴るなど根性はある。そのため鳳仙の大谷に目を付けられており、本人は怯えている。心のテーマソングはブルーハーツの「人にやさしく」。
八板 郁美(やいた いくみ)
花組。河中出身。自称「悲運の豪腕」、通称「ゴマ塩」。花組では主力メンバーのようだが、戦闘シーンは少ない。迫田とは中学時代から因縁があった。一年戦争ではカキにあたり、棄権。後に迫田と蓮次に花組に誘われる。兄貴が裏ビデオをたくさん持っている。髪型はゴマ塩のような坊主頭。2年の時は一時期リーゼントにしていた。
村川 勝弘(むらかわ かつひろ)
花組。松中出身。一年戦争で花のボディブロー一発でやられる。翌日、心機一転し、髪型をモヒカンにする。呼ばれていないが迫田達の誘いに乗り、花組に入る。鳳仙に従兄弟がおり、同様にモヒカンである。サングラスを外したのは一年戦争の時と蓮次が漆黒の蠍に倒された後くらい。
尾崎 健市(おざき けんいち)
花組。二中出身。花組では蓮次と一緒に裏で動くことが多い。一年戦争では、天地に肋骨と腕を折られ病院送りにされる。八板同様、迫田と蓮次に誘われ、興味本位で花組に入るが、鳳仙との抗争で、花のタイマンを見て花に対する確信を持つ。髪型はアフロ。腹黒い。
浅井 貴彦(あさい たかひこ)
FBI→花組。FBIきっての切れ者だったが、花組vs.FBIにて勝利した蓮次の要求により花組へ移籍。以後、パイプ役として蓮次の指示で動く。無口だがドスケベで、表情は変わらないが耳が動く。
山口 蘭丸(やまぐち らんまる)
原田組→花組。十希夫の右腕だったが、原田組解散を機に花組に移籍。元々は花のことを良く思っていなかったが、体育で一緒のチームになったり、母親の葬式で一緒に泣いてくれたことがあり、花のためなら一肌でも二肌でも脱ぐと決意する。花組では監視役のようである。中学まで百合川南高校の方に住んでいたので、アボと親交がある。もらいタバコが多い。

第27期生

花澤 三郎(はなざわ さぶろう)
通称「ゼットン」。桔梗中出身。かつての新四天王。同期での一年戦争優勝者。勢力争いには興味を持たず、秀吉たちとは付かず離れずの友人関係を続けている。鈴蘭の頂点のみが集まるとされる屋上で、寝ていたり、ビニールプールに入っていたりする。「その後のクローズ」で九里虎に敗れ、新四天王の座からは陥落したものの、鈴蘭およびこの街の重鎮として名を馳せている。愛校精神は誰よりも強く、このままの鈴蘭では良くないと「正義の心を持った」花を鈴蘭番長の座に付けようとして、九里虎と結びつけようとした。鳳仙との抗争では内田、加土屋と2対1で勝負し、ギリギリで勝利した瞬間に凶器を持ったキングジョーに攻撃され、戦闘不能に陥られた。卒業が近くなってから教師を目指して勉強を始めるが、分数の割り算もわからないような状態であったため、大学に合格するはずも無く、浪人する。一浪して受けたセンター試験も自己採点では振るわなかった模様。それでも不屈の闘志で浪人生活を続けている。
後輩たちからは「ダンナ」と呼ばれている。金次が持ちかけるカケは大穴狙いだが、いつも当たっている。
加東 秀吉(かとう ひでよし)
秀吉一派の頭。通称「狂犬」。京華中出身。同期での実力はゼットンに次ぐナンバー2。鈴蘭で派閥を持つも、ブッチャーに「凄味はあるが人望がない」と言われる(ブッチャーが花を一派に勧誘する際に説明)。マサと常に行動を共にしており、マサが鳳仙に襲われた時は単独で殴りこみに行く。元々は自分よりも格上の相手とのケンカにこそ燃える性格であったが、ゼットンに敗れて以降は若干丸くなってしまい、そのことをブッチャーに悟られたことで自分に憤りを感じていた。鳳仙との抗争では自分よりも格上のキングジョーとの壮絶なタイマンを見せ、健闘するも敗れる。
黒澤とは一年戦争で勝ち残ったらタイマンをすると約束したが黒澤が九里虎に敗れたために果たされず。2つ年上の女子大生と付き合っているらしい。いつも図書室にいる(読んでいる本は漫画)。卒業後は東京へ。
小林 政成(こばやし まさなり)
秀吉一派の副頭。通称「マサ」。京華中出身。いつも秀吉と行動を共にしており、秀吉とは十年来の親友同士である。
前作からケンカの描写がほとんど無く、その実力もあまり分からないが、それなりに強いとは思われる。鳳仙との抗争では最初の奇襲に遭い、秀吉が激怒するきっかけとなった。卒業後は東京へ。
岩城 軍司(いわしろ ぐんじ)
岩城一派の頭。海老塚中出身。同期での実力はゼットン、秀吉に次ぐナンバー3。ブッチャーには「人望はあるが華がない」と言われる(ブッチャーが花を一派に勧誘する際に説明)。鉄生をも圧倒する威圧感を持つ。幼馴染の十希夫を可愛がっており、カケはいつも当然と十希夫にかける。花が番長になる事を期待して、自分の一派には誘わずに見守った。鳳仙との抗争では光信、光義らに襲われ敗北。卒業後は実家が左官業のため町に残る。クローズ時代の坊主頭から髪を伸ばして七三分けにし、ヒゲを蓄え眼鏡をかけたので雰囲気が変わった。また、寛容かつ男気ある性格で、人望のある人物へと成長している。
米崎 隆幸(よねざき たかゆき)
通称「コメ」。井田中出身。ゼットン同様、派閥を作らない一匹狼で鈴蘭の相談役といった位置づけ。常に冷静沈着であり頭もキレる。鈴蘭を変えようとゼットンと一緒に花と九里虎を接触させる。九里虎のヤル気の無い態度に対して、「数ある不自由と戦わずして自由は手にできない」と一喝する。花が番長になる事を期待している。鳳仙との抗争では江花らの奇襲に遭い敗北。卒業後は知り合いの六本木のバーで働く。また、本作では長らく名前の表記がなかった(コミックス4巻まで)。

第28期生

花木 九里虎(はなき ぐりこ)
1年にしてこの町最強の漢と言われる。九州から引越してきたので訛り(博多弁)がある。派閥を作らず一匹狼だが、よく黒澤または金次と一緒に行動している。
「やられた場合には必ず報復」という行動理念で動いている本作の登場人物たちもこと九里虎に関しては「遇ったことが不運」と考えており、いわゆるアンタッチャブル的な扱いを受けている。一度九里虎にやられた人間は懲りて二度と九里虎に近づかなくなるのが常であるが、河内鉄生だけ(アボも3度挑み、ようやく懲りた)はしつこく挑み続け、「次やったら・・・」と九里虎に言わしめるほどになった。後、鉄生が死んだ時には、この男には珍しく沈んだ姿を見せた。
黒髪(1年の時は金髪)モジャモジャパーマ。基本的に野心は持たず喧嘩よりは女という性格から一年戦争には興味がなかったが、街で絡まれた氏家を含む鳳仙の生徒8人を倒した事から注目を浴びる。この事に興味を持った当時鈴蘭トップのゼットンに喧嘩を仕掛けられるも、これを返り討った事で自動的に一年戦争優勝と同時に鈴蘭の頂点に立ってしまう。モテモテで8人の彼女と付き合っている。
2年時にはゼットンの計らいで、花と激突。最初は劣勢だったが、徐々に九里虎のペースに花が呑み込まれ、九里虎の跳び蹴りで完勝。しかしこれがきっかけとなり、花は改めて鈴蘭番長の道を目標とする。
本人にはヤル気がないが、鈴蘭の頂点という自覚を米崎達に言われ、間接的だが花に力を貸すようになる。普段は面倒くさがってケンカをしたがらないが、一旦キレると見境がなくなり、敵だろうと仲間だろうともぶちのめす(その餌食となるのはいつも金次である)。謎が多く、自宅までわからないらしい。
必殺技はブッチャー命名の「消えるケリ(右ハイキック)」。天地軍団との抗争では室戸善明とのタイマンで圧倒的な力の差を見せ付けて勝利している(鉄生を10とすると善明は2か3と発言)。
登校日数が少なかったため、3年時に留年が確定した。
2度目となる3年時には、ウィンダムとミクラスをパシリに従える。そして彼女が1人増え、9人の彼女と付き合っている。その後、E.M.O.Dの座黒兄弟に七代目武装戦線のメンバーと勘違いされたが、2人まとめて瞬殺した。
神戸 好克(かんべ よしかつ)
FBIの頭。通称「ブッチャー」。または、「狂ったチャーシュー」。花からは「ブーさん」と呼ばれる。西中出身。ブッチャー一派は作中当初3番目に大きい派閥だった(迫田談)。ブッチャー本人曰く、鈴蘭最大派閥。当時のゼットンら3年が卒業する前に一度ゼットンにタイマンを挑んでいるが、健闘はしたが敗北した。そして下半身丸出しビニールプール漬けの粛清(?)を受ける。
3年進級後、一派を夢の中で思いついたというFBI(ファンタスティック ブッチャー イチバン)と改名する。
3年になった後、自らの限界に気づき、その限界を打ち破ってくれることを期待して花とのタイマン勝負に挑み、敗れる。その後、FBIは花組に協力することになる。
髪型は1、2年時は金髪のツンツンヘアー。3年進級当時は金髪のまま七三分けに。引退後は就職活動のため髪を黒く染めている(七三分け→オールバック→スポーツ刈り)。
入学当初から実力者として一年戦争に参加するも、九里虎の圧倒的な強さには歯が立たなかった。
鳳仙との抗争では同じ鈴蘭の代表の一人として、光義に必殺「火炎車」(ただの柔道技の背負い投げ)で勝利。
花に一目置いており、自身の一派に誘ったこともあった。自身の引退前に花とタイマンを張り、鈴蘭魂を拳で伝え、敗北。その後も花を番長にすべく、陰ながら手助けをしている。
鈴蘭故に就職先は見つからず(校名を出しただけでアウトだとか)、卒業後は夢である居酒屋「FBI」開店を目標に、居酒屋でバイトをすることに。
一人称は「わし」。
原田 十希夫(はらだ ときお)
原田組の頭。元岩城一派の副頭。海老塚中出身。軍司の幼馴染。軍司の引退後に原田組を立ち上げ、髪型もリーゼントから金髪のアップに変え、サングラスをかけるようになった。軍司や米崎の願いでもある花が番長となるということに対して、認めてはいるのだが、上手く表現できなかった。結局は原田組解散という形に終わった。引退後はブッチャー共々花のために陰ながら手助けをする。
作中何度も髪型を変えている。
黒澤 和光(くろさわ かずみつ)
通称「クロサー」。京華中出身。派閥を持たない一匹狼タイプ。入学当時は野心に満ちており、一年戦争は勿論、鈴蘭のトップまで睨んでいたが、九里虎の圧倒的な力の前に屈した。その後はよく九里虎と行動を共にしている。しかし、九里虎に下の名前は覚えられていなかった。他の者同様、花が番長になることを望んで後輩の銀次を花組に勧める。中学時代から鳳仙の真島とは因縁があったが、鳳仙との抗争でのタイマンで決着を付けた。鉄生ともお互いをライバルと認めているようだが、実際にやりあったかどうかは不明。いつも頭にバンダナを巻いている。卒業後は知り合いの伝で代官山へ。
亜久津 金次(あくつ きんじ)
亜久津太の弟。入学式の日にブッチャーに殴られ、一年戦争をリタイアした。商才に長け、一年戦争にて入場料を取ったりオッズを作ったりしている。
キレて見境のなくなった九里虎に襲われるのがお約束である。作中一度もサングラスを外さなかった。
深町 慶太(ふかまち けいた)
ブッチャー一派(FBI)の副頭。ブッチャーの性格を理解する人物。戦闘シーンは無いが、迫田と一触即発の雰囲気はあった。
伴 和之(ばん かずゆき)
ブッチャー一派(FBI)のメンバー。東中出身。漆黒の蠍の鎌田、田原とは中学時代からの親交があり、スパイとして動いていた。それを十希夫に見抜かれ、ブッチャーによって粛清された。

第30期生

大善 努(だいぜん つとむ)
花組。通称「鉄腕ツトム」。同学年では並ぶ者がいないほどの猛者。中学時代でも銀次、アカジ、アオジを圧倒していた。あまりの強さに彼が入学した年には一年戦争にほとんど誰も参加せず、唯一挑んできた銀次に必殺の「爆弾パンチ」で勝利してあっさりと優勝した。その後、九里虎の携帯を奪って喧嘩を挑むが蹴り一発で倒され、後日舎弟になることを申し入れるが、花組に入ることを勧められる。最初は気乗りしない様子だったが、見知らぬ妊婦を助ける花の姿を見て、少しずつ月島花という人物を認めるようになる。その後、自分から花とのタイマンを望み敗北。その実力を肌で感じ、正式に花組の鉄腕ツトムとして加入することになった。
鳳仙の光法とは中学時代から因縁があり、実力は互角だったが、1年時の夏に光法とタイマンを張り、勝利。光法には「クサレ豚足」と呼ばれている。
花に敗北後、髪型をパンチパーマに変えたため迫田とはパンチ兄弟になる。天地軍団との抗争では年長のガガを子ども扱いし勝利を収める。「鉄腕ツトム」というあだ名はビーバップハイスクールに出てくる源さんの中学時代のあだ名をパクっている。
中村 銀次(なかむら ぎんじ)
花組。通称「ギンジ」。京華中出身。秀吉、マサ、黒澤の後輩。喧嘩は強いが、中学時代から挑み続けているツトムには全く勝てない。仲間や友達を上手く作れず、黒澤の下に付くつもりだったが、黒澤の勧めで花組に加入。中学時代に本作に漆黒の蠍との抗争で少し登場している。
ダーツが趣味で寅と鈴蘭ダーツクラブを結成する。
鈴蘭入学当初は蓮次風の金髪リーゼントだったが、天地軍団との抗争では中学時代と同じく短髪にしている。
赤池 勇次(あかいけ ゆうじ)
花組。通称「アカジ」。グラサン・中ラン・リーゼント、胸ポケットの櫛が特徴。中学時代にツトムに敗北。
青山 浩二(あおやま こうじ)
花組。通称「アオジ」。サイドを染めたオールバックと少し大きい鼻が特徴。ことわざを間違って覚えているようで、度々アカジに突っ込まれている。中学時代にツトムに敗北。
沢口 勝(さわぐち まさる)
花組。通称「プリン」。河中出身。八板の後輩。小柄で喧嘩はしないが、口と度胸は一人前。ツトム達と行動を共にしている。
プリンというあだ名は小6の時にコンビニのトイレに長時間立てこもった末、万引きしようとしていたのがプリン1個だったというのが由来。
悪口が非常に多く、ツトム、光法、ガガなどに対して余計な一言を言い、ツトムに蹴りを食らうシーンが多い。
おかっぱ頭が特徴で、鈴蘭入学当初は前髪などが不揃いだったが、その後はニット帽やヘルメットを被っているのかと思えるほど整った髪型に。

第31期生

佐島 洋助(さじま ようすけ)
花組。24人で行われた一年戦争の優勝者。小学4年の頃、神社で、前作の映画版、『クローズZERO』にて登場する滝谷源治vsリンダマンのタイマンを目撃して以来の鈴蘭オタクで、桂木源次郎、滝谷源治、芹沢多摩雄、リンダマン、坊屋春道、ゼットンなどの歴代鈴蘭の猛者たちのファン。
花を鈴蘭の番長にすべくモリケンらを引き連れ花組に参入。九九が苦手。物事を将棋に例えたり、興奮すると上半身裸になる癖がある。鳳仙の三国、武装のトドキンとは同期。
森 健一(もり けんいち)
花組。通称「モリケン」。遠中出身。一年戦争では優勝候補筆頭に挙げられるも、決勝で佐島に敗れた。鈴蘭入学前に花vs.天地のタイマンを見に来ていた。
歌川 友則(うたがわ とものり)
花組。一年戦争四強。
中野 宙太(なかの ちゅうた)
花組。一年戦争四強。
門内 直人(もんない なおと)
花組。佐島の幼馴染。一年戦争には不参加。
本田 新治(ほんだ しんじ)
通称「ウィンダム」。横山とは授業をサボってタバコを吸う校舎裏で何度か顔を合わせていた。たまたま出くわした九里虎によって横山共々カプセル怪獣(=パシリ)にされる。
横山 正治(よこやま しょうじ)
通称「ミクラス」。本田とは授業をサボってタバコを吸う校舎裏で何度か顔を合わせていた。たまたま出くわした九里虎によって本田共々カプセル怪獣(=パシリ)にされる。

第29期生(その他)

伊庭 亜樹夫(いば あきお)
伊庭組の頭。酒井や下級生数名と共に伊庭組を結成。口では花を認めているが、心の中では見下している。酒井と共に花組鈴蘭制覇の前に立ちはだかる最後の大物とされている。
酒井 圭一(さかい けいいち)
伊庭組の副頭。伊庭や下級生数名と共に伊庭組を結成。伊庭と共に花組鈴蘭制覇の前に立ちはだかる最後の大物とされている。

竜胆高等学校

天地 寿(あまち ひさし)
元鈴蘭高校第29期生。天地軍団の頭。加地屋中出身。一年戦争にて尾崎などを含む他の1年と一線を画す圧倒的な実力を見せ、決勝まで勝ち進んだ謎の男。同じく他を圧した花に匹敵する強さを持つ数少ない男ではあるが、倒した相手の腕をわざわざ折る蛮行に出るなど、強者との戦いを純粋に楽しむ花とは対照的に残忍な性格を見せる。試合を止めに入った2年のブッチャーに一切反撃を許さずに圧勝し、もはや戦うべき相手は居ないと鈴蘭を去ろうとした所を花にタイマンを仕掛けられる。そして花のアッパーにまさかの一撃敗北(とはいえ両者の実力は一歩間違えば勝敗が変わるほどに僅差であった)を喫してしまう。
花に敗北後は鈴蘭から無名の高校である竜胆高校へ転校。鈴蘭を初めとする街の高校を制圧し花への復讐を果たすべく暗躍する。2年進級後は、自ら表には立たず、大東や室戸兄弟ら天地軍団を使った策略や智謀によって近隣高校を次々と支配下に置いていく。そんな中で拓海を天地軍団の副頭として迎え入れようとするがあっさり断られ、拓海と一戦を交えたが天地の優勢のまま終わった。そこで鈴蘭の花、武装の将五を倒すことを誓う(中学時代に将五に半殺しにされた経験がある)。またその一方で河二との抗争では単身世良にタイマンを挑んで勝利し、腕試しと称して九里虎に喧嘩を売った際、勝敗は付かず、天地の優勢のまま終わったが、ライバルである花に引けを取らない成長を示している。
性格は冷酷非情で、常に人を見下した態度を取っており、自分以外の人間を一切信用していない。それは周囲から見れば「仲間」と言える間柄の人間に対してもそうであり、腹心の大東が追い詰められた状況下でも花に戦いを挑んだにもかかわらず、助けるどころか問答無用で殴り飛ばしたという行動からも伺える。
室戸兄弟の父親の借金を肩代わりしたりとかなり裕福な家庭に育っているが、世良との会話で実子ではなく養子である事が判明した。真の名を君島 寿(きみしま ひさし)。
その後、再び天狗の森で花と雌雄を決して凄絶なる死闘を繰り広げ一度は花を倒すが、気絶していない事に気付かず背を向けてしまい、その隙に体を掴まれ、またも一撃のアッパーで敗れた。そこで天地軍団は完全敗北を喫するも、大東、康明、ガガ、内藤兄弟と共に天地軍団を再結成した。
3年進級後、以前の反抗勢力の蜂起に遭い、竜胆高校で袋叩きにされる毎日を送っていたが、ガガの説得もあり、これまで信じてきた実父が自殺する前に残した言葉「自分以外の人間を一切信用するな。」という考えを改め、覚醒。その場にいる生徒を全滅させた。
黒岩 和志(くろいわ かずし)
一中出身。非常に好戦的だが頭が良くなく実力も伴っていないため他幹部からの信頼は低い。そのため鈴蘭と鳳仙の抗争では天地と同じ竜胆の生徒でありながら歩兵のような扱いをされ、激しく苛立ちを表していた。九里虎の蹴り一発で失神し、ガガにはコケにされ、鳳仙との抗争では光法にタイマンで敗北。その後は竜胆高校を退学。
前園 悟(まえぞの さとる)
一中出身。中学時代から黒岩の相棒。「卑怯が服着て歩いているようなヤツ」と形容されている。漆黒の蠍を鈴蘭に潰され、憎悪を募らせていた中学生達には天地に漆黒の蠍を復活してもらうように頼んでいた。鳳仙との抗争では光政ら4人が天地たちのいる倉庫に殴り込んで来た時に光政を角材で不意打ちを喰わすも、逆に蹴りを受け失神し、敗北。その後は竜胆高校を退学。

天地軍団

室戸 善明(むろと ぜんめい)
室戸"放火"兄弟の兄。小学生の時に弟の康明と共に警察署に放火し、室戸"放火"兄弟と異名を取った危険な男。康明よりも非常に凶悪な性格。凶悪犯罪を犯し少年刑務所に入っていたが、康明に勧められ加入。ケンカの時は血が高ぶるのか、跳躍してからの攻撃が多い。鳳仙との抗争では内藤兄弟と共に、光義に勝利。
鈴蘭との抗争では九里虎とタイマンを張るが、全く手も足も出ず圧倒的な差で敗北。天地軍団敗北後、髪を切り、前に働いていた工場に戻って働くようになり、内藤兄弟を康明に任せ、天地軍団を脱退。康明によると、元々務めていた工場へと戻ったとのこと。
室戸 康明(むろと こうめい)
室戸"放火"兄弟の弟。小学生の時に兄の善明と共に警察署に放火し、室戸"放火"兄弟と異名を取った危険な男。善明より実力は劣る。天地に父が残した借金を肩代わりしてもらう代わりに天地軍団に加入。鳳仙との抗争ではガガと共に、光法に勝利。花組との抗争では迫田に敗北。
天地軍団敗北後、天狗の森で天地、大東、ガガ、内藤兄弟と共に天地軍団を再結成した。
賀川 和也(かがわ かずや)
通称「ガガ」。岡中出身。高校には進学していない。康明や大東と関わることが多い。ケンカの時は平気で鉄パイプを使うようなド汚い男。鳳仙との抗争では福助、ターボを奇襲し、勝利。その後も康明と共に、光法に勝利。花組との抗争では、ツトムとタイマンを張り、子供扱いされた上に頭突きやフロント・スープレックスを受け、敗北。
天地軍団敗北後、天狗の森で天地、大東、康明、内藤兄弟と共に天地軍団を再結成した。
大東 隆(だいとう たかし)
天地軍団の参謀役。ガガや康明の知り合いで最近まで鑑別所に入っていたが、出所後は特に学校や仕事も行かず仲間連中とぶらぶらと過ごしていた。腕っ節も然る事ながら頭が切れる頭脳派で、肥大化した軍団において構成員を纏める「天地の代役」として康明らに軍団への参加を促される。康明らに反感を持つ大東は仲間連れで現れ天地に喧嘩腰で食って掛かるも、仲間もろとも有無を言わさず叩きのめされてしまい、この一件で天地に心服したのか以降配下として軍団を纏めるように。天地軍団の頭脳ともいうべき存在であり、普段は表に立たない天地に変わって軍団を指揮し、さまざまな場所で暗中飛躍する。
額に大きな×印の傷があるのが特徴的だが、これは過去に室戸康明によって刻まれた物であるという。
後に鈴蘭や鳳仙に追い込まれた際、寅之介を人質にとって花をおびき出すが、その超人的なパワーとスタミナによって兵隊は総崩れになってしまう。そして、現れた天地に撤収を呼びかけるも、その場で粛清されてしまう。
天地軍団敗北後、天狗の森で天地、康明、ガガ、内藤兄弟と共に天地軍団を再結成した。
内藤 一期(ないとう いちご)
内藤兄弟の双子の兄。善明が少年刑務所にて知り合った。兄弟共に善明の忠実な部下である。名前の由来は、一会と合わせて「一期一会」。鳳仙との抗争では真島を奇襲し、勝利。その後も善明と共に、光義に勝利。鈴蘭との抗争では、助っ人の百合南のアボとタイマンを張り、敗北。
天地軍団敗北後、天狗の森で天地、大東、康明、ガガと共に天地軍団を再結成した。その後は康明と行動。
内藤 一会(ないとう いちえ)
内藤兄弟の双子の弟。善明が少年刑務所にて知り合った。兄弟共に善明の忠実な部下である。名前の由来は、一期と合わせて「一期一会」。なお17巻より眼鏡をかけ始める。鳳仙との抗争では真島を奇襲し、勝利。その後も善明と共に、光義に勝利。鈴蘭との抗争では、九里虎と雌雄を決する前に助っ人の百合南のアボが現れ、九里虎の消える蹴りを受け失神し、敗北。
天地軍団敗北後、天狗の森で天地、大東、康明、ガガと共に天地軍団を再結成した。その後は康明と行動。
内田 浩二(うちだ こうじ)
漆黒の蠍の頭。天地軍団の幹部の一人ではあるが、他幹部と比べると根性も実力もかなり劣るようで、小回り的な役割が多い。常にサングラスと防塵マスクを着用しており、素顔は一度も出ていない。武装戦線と漆黒の蠍との抗争後の動向は不明。
増成 秀雄(ますなり ひでお)
七森工業の頭。天地からは半ばスカウトのような形で加わる。河二の押川(世良と同期)というチンコロを紹介した時は、天地の怒りを買う。
天地軍団が崩壊寸前の時、光義らに襲撃され、ぼろぼろにされた挙句、素っ裸にされ女子高の前に晒される。
正井 広明(まさい ひろあき)
塚本高の頭。これといった活躍も見せず、鳳仙との抗争で光義に敗北。
蓑月 邦彦(みつき くにひこ)
清心会高校の秀才で県でもトップ3といわれるほどだが、性格は激しく歪んでいる。天地とは古くからの付き合い。
慚愧の虎と百鬼の抗争をしかけたが失敗に終わった。その後、漆黒の蠍の兵隊を使い、武装戦線に見せかけ黄泉の梟の幹部をフクロにし、武装戦線と黄泉の梟の抗争を仕掛けるも尾行していた拓海らによってすべての情報を吐かされ、これも失敗に終わった。
すべてを拓海達に話したことで天地に用済みとされ、殴られてしまう。

天魔のKKK

姫川 敬(ひめかわ けい)
詳細は七代目武装戦線を参照。
正岡 賢一郎(まさおか けんいちろう)
詳細は七代目武装戦線を参照。
小林 健昇(こばやし けんしょう)
詳細は七代目武装戦線を参照。

武装戦線

通称「The Front Of Armament」。暴走族というよりバイク仲間とも言える。揉め事の際も裏から探りを入れたり仲裁役を立てることもあり、直接対決を避けるような描写も見られる。実際に暴走の描写は作中ほとんどなく、恐喝行為などをせずに多くのメンバーがアルバイトをしている。また、バイクはノーマルだったり、集会といっても隠れるようにスクラップ置き場や喫茶店にいることが多い。

初代

『WORST外伝』第2部で初めて作中に登場した。命名は初代頭・鈴木恵三によるもので、『心を武装し、我ら最前線に立つ 自由をこの手に!! 武装戦線』とされている。

鈴木恵三の発案により、長谷川定政と門田陽一、そして大島永三の4人により結成される。その日のうちに、当時街で最大最強であった百鬼の同世代の集会に殴り込み(恵三曰く、結成挨拶代わりのケンカ売り)をかけ、その存在を知らしめる。その翌日から、他チームや先輩らの制裁に遭いながらも人数を8人までに増やし、ついに当時の百鬼総長・中條アキラ(ちゅうじょう アキラ)からその存在を認められる。そして1年後には19人のチームにまで成長する。

その後も爆帝利亞(バクテリア)、スケルトンとの抗争が続いていく。

チーム伝統のスタイルであるライダースジャケット・背に髑髏はこの頃に始まる。3代目時代は頭の九能秀臣の方針により「ファミリー」を重視する本来の武装戦線からは最も懸け離れていた時代であるので、この限りではない。

年齢的には花よりも9学年上と思われる(結成1年半後に永三が後輩の桂木源次郎=後の鈴蘭第22期生で当時中3?と会話していたことから)。

鈴木 恵三(すずき けいぞう)
初代武装戦線頭。結成時に高校に通っていたかは不明。百鬼を始め、幾つものチームから勧誘を受けていたが、自由を求め、武装戦線を結成する事を構想した。実力は永三に次ぐ強さで、モンタには8回連続で勝利した。
大島 永三(おおしま えいぞう)
武装戦線結成時、鈴蘭高校1年。タイマンでは引退まで無敗の強さを誇っており、鮫島、鉄生、難波らも恐れ、歴代武装戦線最強の力を持っていた。中学時代に恵三とのタイマンにも勝利している。恵三達3人で百鬼の場所で戦っているのを見て、武装戦線に正式に加入した。
後の鈴蘭第22期生・桂木源次郎とは幼馴染のようである。また、当時小学生だった後の鈴蘭第26期生・安田泰男がボールを拾ってくれた永三と対面し、ビビっていた。
長谷川 定政(はせがわ さだまさ)
武装戦線結成時、焚八商業1年。作中で七代目武装戦線の一善・円城に初代武装の話を語った。
門田 陽一(かどた よういち)
通称「モンタ」。武装戦線結成時、焚八商業1年。結成までの恵三との対戦成績は8連敗。武装のライダースジャケットスタイルのきっかけを作った。
西田 昌平(にしだ しょうへい)
フリーター。恵三、モンタ、定政たちの友人で「ケンカは懲りた」「夢がある」といっていたために、当初は武装戦線には誘われなかった。が、恵三らが日々苦闘していることを見過ごせず少し遅れて加入。
宮木 賢吾(みやぎ けんご)
武装戦線加入時、鈴蘭高校1年。最初は短髪だったが、爆帝利亞との抗争では、長髪になった。
小沢 伸吉(おざわ しんきち)
武装戦線加入時、鈴蘭高校1年。爆帝利亞の山神による襲撃を受ける。
平間 和友(ひらま かずとも)
初代武装戦線副頭。武装戦線加入時、焚八商業1年。

五代目

武田 好誠(たけだ こうせい)
かつての新四天王の1人。五代目武装戦線頭。加地屋中出身。龍信ら四代目引退後、3人しかいなかった武装を支えた。
四天王内では唯一、キングジョーとタイマンを張る(勝敗は不明)。
脳梗塞の手術のために五代目武装を解散し療養する決意をする。鈴蘭のゼットン、鳳仙のキングジョーが見送りに来た。
鉄生の死後、柳、稲田と共に墓参りに来た。同時に来ていた四代目武装戦線副頭・村田十三、鮫島義一に挨拶をした。
柳 臣次(やなぎ しんじ)
五代目武装戦線副頭。好誠の勧めで武装に入る。クローズでは旧友である甲斐の一件でキーポジションを担った。
好誠の脳梗塞発病を知り、独断で五代目の引退を決定する。
拓海に武装入りを何度か勧め、自身の引退時にドクロ入りのライダースジャケットを託す。
鉄生の死後、好誠、稲田と共に墓参りに来た。
稲田 源次(いなだ げんじ)
五代目武装戦線メンバー。加地屋中出身。玄場と同じく好誠とは中学時代からの仲。本作では長い揉み上げが特徴だが、中学時代は坊主頭だった。鉄生いわく「鬼」、「ドケチ」。だが、意外と涙もろく五代目の引退時には涙を流していた。
鉄生の死後、好誠、柳と共に墓参りに来た。
玄場 寿(げんば ひさし)
五代目武装戦線メンバー。加地屋中出身。好誠とは中学時代からの仲。
甲斐 泰典(かい やすのり)
五代目武装戦線メンバー。中学卒業後、清掃会社に就職したが職場でのいじめに対して憤慨し解雇される。その後、無職不良少年グループのリーダー的な役割をしていたが、行き過ぎた行為によって黒焚、鳳仙、鈴蘭、武装の全てから目を付けられ、最後のチャンスとして与えられた旧友の柳による説得も柳を裏切ったために好誠にボコボコにされ、少年院に入る。
出所後に柳の勧めで武装入り。その事もあり好誠に恩義を感じており、柳が独断で五代目武装解散を決めたときも怒りをあらわにし、好誠を連れて説明してもらうように詰め寄っていた。その後、鉄生と清広のタイマンを見届け。将太に後を託す。
川地 幸吉(かわじ こうきち)
五代目武装戦線メンバー。坊主頭。好戦的な性格で、かつての甲斐の仲間を問答無用に殴り飛ばした。
室田 賢三(むろた けんぞう)
五代目武装戦線メンバー。当初は黒髪で、解散時には金髪。カレー味のカップうどんが大好物で、よく片手で持ち歩いている。常にサングラスをかけている。
鈴川 信之介(すずかわ しんのすけ)
五代目武装戦線メンバー。常にサングラスをかけている。当初は帽子を被っていた。秀吉と一触即発の雰囲気になったことがある。
広田 聡(ひろた さとし)
五代目武装戦線メンバー。右目の上の傷が特徴。四代目武装戦線メンバー・仲地のラーメンを絶賛していた。
茂木 誠(もぎ まこと)
五代目武装戦線メンバー。左肩のタトゥーが特徴。解散時には柳と揉めた。

六代目

河内 鉄生(かわち てっしょう)
六代目武装戦線頭。左目横の大きな十字傷と左眉が無いのが特徴。「武装史上、最も破天荒な男」と言われ、武装入り初日から将太と目が合っただけで揉めたりとトラブルメーカーである。武装の次期頭とされる将五に対しては、先輩として厳しく指導をする(ただし本人としては、自分がされてきた指導に比べるとかなり手加減しているらしい)。
突如訪れた五代目の引退後、もう一人の六代目候補・清広とのタイマンを経て六代目頭に就く。その後、六代目として百鬼と慙愧の虎との抗争の仲介人になったり他のチームの力にもなった。長年続いた五国休戦協定によって抗争の恐ろしさを忘れてしまった世代の為に、協定解除に踏み切った。
九里虎の事をライバル視しており、日々身体を鍛えている。その成果もあともう少しと言う所までは行ったが、4回挑んで全敗に終わった。だが、四戦目では九里虎を次戦ったら油断できないといわすほど強くなっている。
ラーメン屋でバイトをしていたが、腕前はかなり怪しいらしく、先輩(柳)が走って逃げ出すほど。
歴代武装戦線の中でも読者人気は高く、実在のファッション誌「HEART」では漫画のキャラでありながら表紙を飾った。六代目になる前は、坊主にしたり伸ばしたりするなど、髪型をしょっちゅう変えていたが、六代目になってからは、金髪のオールバックに落ち着いた。慙愧の虎の晴本とはよく一緒に飲みに行く親友である。
ある夜、将五と共にバイクで走っていた所を交通事故に遭い、将五の目の前で命を落とすことになった。鉄生の死は多くの人間を深く悲しませた。将五からはおっかないアニキだったがそのおっかなさの五倍の優しさを持つ偉大な頭だったと称されている。
清広 義巳(きよひろ よしみ)
六代目武装戦線副頭。左首筋の昇龍のタトゥーが特徴。キレ者揃いの歴代副頭に比べると、血の気が多く熱い気性を持つが、銭屋の使者に対しても一歩も引かない度量も合わせ持つ。鉄生とは何かと折り合いが悪いが、タイマンを張った後は互いをけなしながらも認め合っている。鉄生亡き後は、六代目代行として武装を支え、鉄生に勝るとも劣らない風格と貫禄を見せた。将五の復活と同時に六代目代行の役目を終え、無事に引退した。実家は裕福らしい。
戸川 将太(とがわ しょうた)
六代目武装戦線メンバー。参謀的な役割。鉄生とは最初の兄弟分になった。しばしば鉄生と清広の間に入る。『外伝』では将太目線での話も描かれた。
鉄生の死によって弱音を吐いていた難波に激怒し叱咤。後に難波を立ち直らせるきっかけを作ることとなる。
難波 武志(なんば たけし)
六代目武装戦線メンバー。ケンカでは、鉄生と同等で、武装最強の力を持ち、「沈黙の重戦車」の異名を持つ。左頬に大きな火傷の跡があり、それを隠すようにマスクをしている。頬の傷や無口だったことでケンカを売られることに嫌気が差し、高校へは行かず引きこもりの生活を送っていたが、隣に引っ越してきた鉄生に強引に外へ連れ出されて武装入り。自分を救ってくれた鉄生の死を受け入れることが出来なかった。
六代目武装が引退した後も、鉄生に合わせる顔がないと悔やんでおり、七代目武装に留まる事を決める。
漆黒の蠍との抗争ではKKKの小林健昇を倒し、沈黙の重戦車と呼ぶにふさわしい活躍を見せた。
高校卒業の年代になったのを機に引退した模様。
佐橋 守(さはし まもる)
六代目武装戦線メンバー。鉄生の死後、混乱する戦況の中で清広と共に武装の看板を守る。
加賀谷 隆史(かがや たかし)
六代目武装戦線メンバー。通称「ガヤ」。色違いのライダースが特徴。
片岡 浩次(かたおか こうじ)
六代目武装戦線メンバー。明るく気さくな性格。狂屋との抗争では、奇襲された。鉄生の死後、清広らのサポートをする。
杉谷 昌平(すぎたに しょうへい)
六代目武装戦線メンバー。サングラスにツンツンヘアーが特徴。百鬼と慙愧の虎との抗争に違和感を持っていた。

七代目

村田 将五(むらた しょうご)
七代目武装戦線頭。四代目武装戦線副頭・村田十三の弟。加地屋中出身。
天地とは中学時代からの顔見知り。顔の傷は天地につけられたもの。親友の拓海と共に中学時代から武装の集会に顔を出しており、加盟当初から次期頭として目されていたが、鉄生が目の前で事故死したのがきっかけで失意のどん底に。黄泉の梟との抗争の決着がつくまで行方をくらましていたが見事克服し、七代目頭として復活。漆黒の蠍との抗争では、天魔のKKKの姫川とのタイマンで圧勝し、実力の差を見せ付けた。
鈴蘭の花、鳳仙の光政とは3人共に認め合っている仲で、将五自身もこの2人に刺激されている。
藤代 拓海(ふじしろ たくみ)
梅星一家2号室の住人。七代目武装戦線副頭。加地屋中出身。
黒咲工業高校に通っていたが、家の都合で自主退学し、現在はバイク屋「フジキ」で働いている(先輩に『クローズ』の本城俊明(ポン)がいる)。柳臣次とは旧知の仲で、よく武装入りを勧められていたが、「集団行動が苦手」と断っていた。武装戦線の中には、柳からライダージャケットを譲り受けながらも加盟しない拓海をあまり快く思わない者もいたが、鉄生の死を受けて武装入りを決めると、天地の陰謀によって生じた他チームとの抗争を、仲裁役(鉄生の親友だった「慚愧の虎」頭・晴本茂雄)を立てることで鎮めてみせた。
梅星一家では珍しく外見も態度もクールで無駄な喧嘩は嫌うが、時折みせる実力は半端ではない。合気道のような技で相手を投げ飛ばすこともあり、同じ武装の善次郎(当時は黒咲工業高校)や、鳳仙の大谷、銭家一家の千春、天地軍団の室戸康明らを圧倒し、唯一劣勢になったのは天地との一戦のみ。ちなみに女性にモテるが、本人にはあまり関心が無い。
E.M.O.Dとの抗争では敵の溜まり場のダイニングバーへ単独で乗り込み、副総長の国吉に挨拶へ行く。
難波 武志(なんば たけし)
詳細は六代目を参照。
奈良 明(なら あきら)
七代目武装戦線メンバー。気が荒く好戦的な性格で、度々トラブルの元を作る。
六代目時代では将五、金との3人行動が多かった。
E.M.O.Dとの抗争では、服部と共に安生市へE.M.O.Dの遠山と川代を奇襲し、勝利するが、前川とタイマンを張り、敗北。
金 亨寛(キム ヒョンガン)
七代目武装戦線メンバー。在日コリアン。六代目の頃、天地軍団の策略により起こった百鬼と慙愧の虎との抗争を止めるのに活躍した。武装が会議を開く際は、彼が丁寧語で司会をしていることが多い。
兄の亨哲(ヒョンチョル)は初代武装の頃の百鬼幹部で、弟である亨寛が七代目武装にいることを一善と円城から聞かされた初代武装の長谷川は驚いていた。
佐々木 春(ささき はる)
七代目武装戦線メンバー。片岡高1年。八尋中出身。過去に将五とタイマンで敗れている。六代目時代に将五の推薦で武装入りする。大柄で腕っ節は強い。
山口 善次郎(やまぐち ぜんじろう)
七代目武装戦線メンバー。黒咲工業2年。1年の夏に黒咲に転入し、拓海に勝負を挑むも軽くあしらわれ、その後は友達となる。拓海の誘いで武装入りとなる。ズーズー弁を喋ることがある。
漆黒の蠍との抗争では、天魔のKKKの正岡とタイマンを張り、勝利。
E.M.O.Dとの抗争では、座黒亜希とタイマンを張り、敗北。
桑原 真澄(くわはら ますみ)
七代目武装戦線メンバー。黒咲工業2年。喧嘩は弱いが、拓海の誘いで憧れの武装入りとなる。中学の時に迫田に真冬のプールに落とされたことがある。なぜか18巻では名前が信昭となっている。
E.M.O.Dとの抗争からスキンヘッドになり、鳳仙の生徒と間違われる。
小林 一善(こばやし いちぜん)
七代目武装戦線メンバー。通称「ゼン」。将五とタイマンを張って敗れ、それを機に鉄生と出会い武装入りした。クリーニング店の跡取りだが、風体や風貌はどう見てもヤクザである。鉄生が亡くなった時は客の子供を虐待していた男を半殺しの目に遭わせて、殺人未遂罪で矯正施設に収監されていた。出所後に七代目武装に加わる。
E.M.O.Dとの抗争では、畑とタイマンを張り、敗北。その後、再び畑とタイマンを張り、一進一退の攻防を続けていたところで、畑が大怪我を負い、中止となった。幸い急所を外れ、命に別状はなかったが病院の通報により警察が介入。畑は「自分で転んだだけ。」と主張し、被害届は出さなかったが、以前に傷害という前科があるため一善のみ警察へ連行される。怪我を負った畑を気遣う言葉をかけたり、怪我が治ったら一緒に酒を飲む約束をするなど二度のタイマンを経て兄弟分になった様子。
円城 数正(えんじょう かずまさ)
七代目武装戦線メンバー。サングラスと右目上のアザ、欠けた前歯が特徴。中学時代に春とのタイマンに敗れている。お調子者である。
E.M.O.Dとの抗争では、高城とタイマンを張り、敗北。その後、再び高城とタイマンを張り、優勢だったところで畑が大怪我を負い、中止となった。
京本 新市(きょうもと しんいち)
七代目武装戦線メンバー。春と円城の推薦で武装入りする。一善の指示で安生市にあるE.M.O.Dの情勢を調べ上げる。
島田 次郎(しまだ じろう)
七代目武装戦線メンバー。漆黒の蠍との抗争では、自ら最前線に立って戦闘した。
E.M.O.Dとの抗争では、座黒真希とタイマンを張り、敗北。
服部 知哉(はっとり ともや)
七代目武装戦線メンバー。E.M.O.Dとの抗争では、前川とタイマンを張り、敗北。
関 栄三(せき えいぞう)
七代目武装戦線メンバー。マッシュルームカットが特徴。
戸土原 郷金(とどはら ごうきん)
七代目武装戦線メンバー。通称「トドキン」。奈良の推薦で武装入りする。鈴蘭の佐島、鳳仙の三国と同期で、武装のニューフェイス。
武装戦線別働隊KKK

ガラが悪いことで知られている天魔通りで大暴れしていたが、ヤクザ者と揉め、町に居られなくなった3人組。天地の父の権力でこの町に居られるようにする代わりに天地軍団へ入団した。武装戦線との抗争敗北後、七代目武装戦線に移籍。「武装戦線別働隊KKK」で行動している。

姫川 敬(ひめかわ けい)
天魔のKKK→七代目武装戦線。容姿は金髪リーゼントに長い下まつ毛が特徴。出身は関西で関西弁で話す。好きなブランド名なのか“DEATH ROCK”というロゴの入った服をよく着ている。
漆黒の蠍として、七代目武装戦線との抗争後、単身で武装のアジトに行き、将五にタイマンを仕掛けるが敗北。その後、七代目武装に入る事を決意する。密かに過去に説教を受けた六代目武装戦線頭・鉄生に憧れていた様子。
その後は正岡、健昇と共に正式に七代目武装戦線に移籍。E.M.O.Dとの抗争では、村岸とタイマンを張り、勝利。
正岡 賢一郎(まさおか けんいちろう)
天魔のKKK→七代目武装戦線。常にナイフを持ち歩いているが、実際にケンカには使わず、ハッタリに使うだけのようである。漆黒の蠍として、七代目武装戦線との抗争では、善次郎とのタイマンに敗北。
その後は姫川、健昇と共に正式に七代目武装戦線に移籍。
EMODの本拠地、安生市に潜伏し探りをいれていた。 E.M.O.Dとの抗争では、主に拓海と共に参謀役として活躍。
小林 健昇(こばやし けんしょう)
天魔のKKK→七代目武装戦線。ドレッドヘアー。3人の中では一番大柄。漆黒の蠍として、七代目武装戦線との抗争では、春に優勢だったものの、助太刀に来た難波に敗北。
その後は姫川、正岡と共に正式に七代目武装戦線に移籍。 E.M.O.Dとの抗争では、板倉とタイマンを張り、勝利。

鳳仙学園

通称「殺し屋・スキンヘッド軍団」。鈴蘭男子高校と並び、その地区の巨大帝国の一つとして名を馳せている。鈴蘭男子高校との大きな違いは、鈴蘭が各々の頭の派閥で構成されているのと比べ、鳳仙学園では例外なく一人の頭、つまり番長が存在する部分である。それゆえに強力な頭を中心とする軍隊のような高い統率力が持ち味であり、降り掛かる火の粉に対しては学校全体が結集してそれを跳ね除けようとする傾向が見られる。歴代の頭としては、『クローズZERO ll』に登場した鳴海大我、クローズ時代からも知られていた美藤兄弟、キングジョー(本名・金山 丈)、月本光政(『WORST』では、各学年に月光兄弟が存在するため、キングジョー引退後に月光帝国と呼ばれる)などなど、骨のある男たちの名前が連なる。鳳仙の特徴として、ほとんどの生徒がスキンヘッドである。強制ではないためか、モヒカン、坊主頭などの生徒も存在する。当初の設定では髪を伸ばせるのは幹部だけであったが、今では幹部も坊主が多い。鈴蘭男子高校とは過去から因縁があり、現在まで3度抗争を繰り広げており、俗に第一次、第二次、第三次鈴蘭・鳳仙抗争と呼ばれている。

月光兄弟

月本 光信(つきもと みつのぶ)
月光兄弟の長男。当初はキングジョーに讒言するなど骨のあるキャラ。喧嘩の腕はキングジョー世代では、キングジョーに次ぐ実力者で、氏家、勝利にも匹敵するが、光政と比べるとやはり見劣る感は否めない。
鈴蘭との抗争では、光義と共に軍司を奇襲。天狗の森では、花木九里虎とのタイマンで“消えるケリ”一発でKO負けした事がトラウマとなり、頭が光政に移ってからは九里虎という名前を聞くだけで失神するようなコミカルな扱いが多かった。
卒業後は父親の仕事(不動産業「月光不動産」)を手伝っていたが、天地軍団の善明、内藤兄弟らによる奇襲を受け、天地軍団と鳳仙学園の抗争の火種となった。
月本 光義(つきもと みつよし)
月光兄弟の次男。三中出身。強面で左目を跨ぐように縦に走る大きな疵が特徴。補佐に真島一也を置き、鳳仙同学年ではナンバー1で、同学年を束ねる。喧嘩の腕はパワーでは光信を凌ぐ。
鈴蘭との抗争では、光信と共に軍司を奇襲。天狗の森では、ブッチャーとタイマンを張り、敗北。その後、頭はキングジョーから弟の光政へ移ったが、光義自身は喧嘩の腕も光政の方が勝っていることもあり、快く承諾。卒業まで光政を全面サポートしていた。
大の2時間サスペンスドラマ好きで、家に数え切れない程にビデオをため込んでいる。その入れ込み様は学校でもビデオを持ち込んで見ているぐらいで、特にお気に入りの女優は片平なぎさ。
天地軍団との抗争では正井、増成らを倒すが、善明、内藤兄弟に敗北した。
月本 光政(つきもと みつまさ)
月光兄弟の三男。月光兄弟の中では、ズバ抜けた戦闘力、統率力を持つため、当時3年の兄である光義を差し置いて、2年時に鳳仙学園のトップとなる(光義は承諾済)。登場時は鳳仙1年トップとしての責任感、集団意識が足らず身勝手な行動が多く、鈴蘭との天狗の森での抗争において、その当時のトップであるキングジョー、さらに光信、光義からその自分勝手な行動を戒められ、花とのタイマンを阻止される(この抗争中、キングジョーから直接鈴蘭との抗争をよく見ておけと言われるシーンが存在するため、リーダーとしての資質はあると判断されている)。この抗争後にキングジ