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キン肉マン/ゆでたまご

共有

著者: ゆでたまご
巻数: 39巻

ゆでたまごの新刊
キン肉マンの新刊

最新刊『キン肉マン 第39巻


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

BloodTrivia 主人公の血液型別週刊少年ジャンプの歴代作品 A型:キャプテン翼、デスノート、BLEACH、黒子のバスケ B型:聖闘士星矢、こち亀、ナルト、ハンターハンター、キン肉マン O型:トリコ AB型:シティーハンター、遊戯王、るろうに剣心 https://t.co/HxdvS7miSb
suiran2037 キン肉マン 第248話 偽りの強力!?の巻 https://t.co/VvwvAD8mAn #ヤフーブックストア
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gamekiriko RT @Painsister_TRPG: #読んだマンガも人間性に影響するらしいのであなたの人生のベスト10を教えて 北斗の拳 キン肉マン 機動警察パトレイバー 疾風伝説 特攻の拓 ダッシュ!四駆郎 プラモ狂四郎 ゲームセンターあらし キリン 湾岸ミッドナイト 頭文字D
qma_niku (四択) 2013年に『キン肉マン』コミック通巻100巻を記念し開催された「超人総選挙2013」で1位となったキャラクターは?→ウォーズマン

キン肉マンの既刊

名前発売年月
キン肉マン 第37巻 2010-01
キン肉マン 38 2012-04
キン肉マン 第39巻 2012-06

キン肉マン』(キンにくマン)は、ゆでたまごによる日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品であり、主人公の名前でもある。

作品解説

集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』において、1979年から1987年まで連載。日本に住む人間を超越した存在・超人キン肉マンことキン肉スグルが、仲間の正義超人と共に、次々に立ちはだかる強敵とリング上で戦っていく、プロレス系格闘漫画。ゆでたまごのデビュー作であり、代表作でもある。

戦うことによって形成される友情の美しさを主眼において、単純な勧善懲悪ではない物語性を持たせており、「ダメ超人」と人々にバカにされながらも、地球の平和を守りたいと戦い続けた主人公の成長していく姿も描いている。

当初は『ウルトラマン』をパロディ化したギャグ漫画連載前の読み切りでは、キン肉マンはウルトラの父の不義の子とされているであったが、第20回超人オリンピック編(第1回超人オリンピック編)から格闘漫画に路線変更して人気を博す。格闘物に転向してからもしばらくはギャグ色の濃い内容だったが、中盤以降はシリアスな戦闘が中心となり、終盤になるとギャグ的要素はほとんど無くなっていった。

本作の特色として、伏線や物語の整合性などを考えず、その場の盛り上がりを重視した荒唐無稽な展開の数々が挙げられる。これは「細かい設定にこだわっていると、結果として内容がつまらなくなる」との作者の考えのためであり、より良い設定を思いつけば、あえて過去の設定は切り捨てるというゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― ~夢の超人タッグ編~」『キン肉マン 夢の超人タッグ (3) 決着!!栄光のトロフィー編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年9月30日、ISBN 978-4-08-109270-3、322頁。。そのため、作中には多くの矛盾点があるものの、それが逆に今もなお愛される所以となっており、作者自身も「ツッコミ所が多いほうが読者が親近感を持ってくれる」と語っている徳間書店『プロ論。2』嶋田隆司インタビュー、254-259頁。

また、作中に登場する超人・怪獣の大多数を読者から募集し、そこから誕生させている(超人募集)。ロビンマスク、ラーメンマン、ウォーズマン、バッファローマンといった重要キャラクターも読者のアイディアを元に考案したもの。このシステムは読者の側にも大好評だったようで、続編『キン肉マンII世』の読切を描いた後には、募集していないにもかかわらず、読者からの新超人投稿が続出したという。

キン肉マンの本名「キン肉スグル」は当時読売ジャイアンツに所属していた野球選手江川卓から名づけられた。兄のキン肉アタル(江川卓の実弟 )父親のキン肉真弓(真弓明信)、祖父続編ではキン肉一族の始祖と設定変更されている。キン肉タツノリ(原辰徳)も同様のルーツがある。

作品展開

  • 1983年に『キン肉マン』、1991年に『キン肉マン キン肉星王位争奪編』としてTVアニメ化された(共に日本テレビ系列)。
  • キャラクターのゴム人形型消しゴム(通称キン消し)が発売されブームとなった。
  • 1996年には、キン肉マン復活編と題して、『キン肉マン』のその後を描いた読み切り作品『マッスル・リターンズ』が『格闘エース』(角川書店)に掲載された。
  • その2年後の1998年、『週刊プレイボーイ』(集英社)に読み切りとして『キン肉マンII世』を掲載(全5回の短期連載)、その後連載に至る。現在も『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』として連載中。
  • 2004年には生誕25周年を迎え、公式サイト『キン肉マン Official Site マッスルキングダム』がオープン、また関連本『キン肉マン 超人大全集』やPS2用ソフト『キン肉マン ジェネレーションズ』が発売された。
  • 2008年に生誕29(ニク、肉)周年を迎え、それを記念して各月29日が金曜日の場合はキン肉マンの日と制定。それを皮切りにイベントの開催やDVD-BOXの発売、キン消しの復刻、画集の発売などの様々な企画が実施された(後述)。
  • 『週刊少年ジャンプ』40周年記念として、『週刊少年ジャンプ』2008年29号(6月16日発売)には『キン肉マン』が掲載された。
  • 2010年1月29日に、22年ぶりのジャンプ・コミックス最新刊となる37巻が刊行されたが、初版は即日完売となった。あわせて、ジャンプ・コミックス全36巻の復刻BOXが発売されることが決定した22年ぶりの新刊37巻の発売に伴い、ジャンプ・コミックス元祖『キン肉マン』の既刊全36巻が豪華BOXとなって、よみがえります。 プレスリリース:@niftyビジネス

あらすじ

怪獣退治編(第1話 - 第27話)
地球を征服しようと来襲してくる怪獣・宇宙人を相手に落ちこぼれのヒーローキン肉マンが立ち向かう。ミートの登場により、キン肉マンが実はキン肉星の王子である事が分かる。怪獣退治以外にも、ボクシングの試合や、テリーマンと組んでのタッグマッチなども行っている。このタッグマッチが好評を得たため、後のプロレス路線へと繋がった。
未開の部族が登場するルーツ島を描いた2話「南からの使者の巻」「伝説の救世主の巻」は、ジャンプコミックス以外の単行本には収録されていない。
第20回超人オリンピック編(第28話 - 第51話)
第1回超人オリンピック編とも。世界各国から選ばれた超人の中から世界一を決する大会、超人オリンピックが開催される。日本代表として出場したキン肉マンは数々の予選を勝ち抜き、中国代表のラーメンマンや、前回優勝者のイギリス代表ロビンマスク達と闘う。
アメリカ遠征編(第52話 - 第79話)
アメリカ・ハワイ遠征編とも。超人オリンピック・チャンピオンとなったキン肉マンが、世界の強豪達と戦うためにアメリカへと遠征する。ハワイではプリンス・カメハメに敗れてしまうが、彼に師事し48の殺人技を授けられる。その後、本土に渡りアメリカ超人団体の抗争に助っ人として参加。超人協会代表としてテリーマンとザ・マシンガンズを結成し、超人同盟や超人評議会、飛び入り参加した怪人代表のタッグチームらとリーグ戦で闘った。この頃はプロレス一本のシリアス路線で、画風もアメコミを意識したものに変わった。
しかし団体同士の抗争というテーマは少年誌向きではなく、舞台を日本国外に移したことによる親近感の低下、またタッグ戦も描写が難しかった事により、読者人気も下がったという。そのためアニメ化の際には、アメリカ遠征編は大幅に短縮、変更されており、タッグリーグ戦は行われていない。
第2次怪獣退治編(第80話 - 第89話)
ラッカ星防衛編、宇宙野武士編、キン肉星帰還編とも。超人オリンピック王座を剥奪されたキン肉マンとミートは日本へ帰国、再び貧乏暮らしに。故郷キン肉星への帰省やラッカ星での宇宙野武士退治など、ギャグ中心の原点回帰的な内容。画風も急激にスッキリと変化した。アメリカ編は作者曰く「失敗だった」との事で原点回帰的な内容となったが、それに代わる展開を模索していた時期であった。この頃にはビビンバ、ブロッケンJr.といった重要キャラクターも登場。アニメ版ではカットされている(宇宙野武士編は内容を改変した上でアニメスペシャルとして放映)。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編(第90話 - 第121話)
第2回超人オリンピック編とも。キン肉マンが超人オリンピック・チャンピオンの権利を剥奪されたため、急遽第21回大会ザ・ビッグファイトが開催された。キン肉マンは再び優勝を目指すために参加を決意、同じ日本代表のウルフマンやソ連代表のウォーズマン達と闘う。このシリーズ以降の本作は超人プロレス一本の内容で突き進む。
7人の悪魔超人編(第122話 - 第159話)
あまりに残虐なファイトを繰り返したために、宇宙の一角に封じ込められたバッファローマンら7人の悪魔超人達が復活。悪魔超人らはミートの体をバラバラにして人質とし、超人オリンピックV2チャンピオンのキン肉マンに挑戦状を叩きつけた。
黄金のマスク編(悪魔六騎士編)(第160話 - 第208話)
キン肉神殿に祭られている全宇宙の超人の平和のシンボルである黄金のマスクが、7人の悪魔超人の上に立つ悪魔六騎士に奪われ、それを奪還するためにアイドル超人たちが悪魔六騎士と戦う。
夢の超人タッグ編(第209話 - 第273話)
超人タッグの世界一を決する大会、宇宙超人タッグトーナメントが1億4000万年ぶりに開催。悪魔超人の残党(アシュラマンとサンシャイン)に友情パワーを奪われた正義超人達は、キン肉マンと袂を分かち次々とタッグを組みトーナメントに参加する。仲間たちに見捨てられたキン肉マンは、師匠プリンス・カメハメ扮するキン肉マングレートとともに奪われた友情パワーを取り戻すためにトーナメントに参加する。
キン肉星王位争奪編(第274話 - 第387話)
超人オリンピックV2チャンピオン、宇宙超人タッグトーナメント優勝とシングル・タッグ両栄冠という偉大な戦績を残したキン肉マンに対し、父・真弓はキン肉星の王位を継承させることを決意する。しかし、成長するキン肉マンの火事場のクソ力に恐れをなした邪悪の神により、出生時の取り違えの可能性があると運命の5王子と呼ばれる5人の王位継承候補者を仕向けられた。正統な王子である事を実証するため、キン肉マンは正義超人達と共に最後の戦いに挑む。

超人の種類

戦闘スタイルによる所属分類

正義超人
アイドル超人とも呼称。正義の為に自分の力を使い、宇宙の平和を守るべく活動している超人。初期は主に怪獣退治を行っており、スーパーヒーローとも呼ばれていた。地球上に1000人は常駐しているといわれている。
正義超人の友情は絶対であり、万一友情にヒビが入り始めると太古の祖先が行っていた風習の名残でアイアン・スエット(鉄の汗)が流れ始める。
ミキサー大帝曰く「あまりにも人のことを考えすぎる。そうやって一番大切な自分の体を傷つけることになる」ゆでたまご「ミート奮戦!!の巻」『キン肉マン 第25巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1986年4月15日、ISBN 978-4-08-851805-3、71頁。
主な所属超人は、キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク、ウルフマン、プリンス・カメハメ、カナディアンマン、スペシャルマン、ジェロニモ(元人間)等。
残虐超人
主に反則や凶器攻撃などの残虐ファイトを売りとし、リング上での殺し合いを楽しむ超人。犯罪組織を運営したり、人類支配を企むなど邪悪な心を持つ者も多いが、ラーメンマンのようにリングを降りれば紳士という人物も存在する。正義超人の祭典である超人オリンピックに参加できるなど、基本的には正義超人内の一部勢力である。かつてはラーメンマンが残虐超人の総帥と崇められていた3巻-24話
悪魔超人
悪魔に身も心も血も売り渡し、大魔王サタンの下で悪魔のようなファイトをする超人。出生の如何とは関係はない。相手が死亡するまで勝ち名乗りは受けない主義。逆に彼らにとって負けは『死』を意味する。
元は残虐超人以上の残虐ファイトを行う超人との定義だったが、黄金のマスク編より上記の設定に変更。
悪魔六騎士(あくまろくきし)
当初は地獄の六騎士。数いる悪魔超人の中でも、特に優れた能力と高い超人パワーを持った超人達。彼らを統括していると思われた悪魔将軍も、実は彼ら6人が大魔王サタンと黄金のマスクに力を貸して生まれた集合体であった。
完璧超人(パーフェクトちょうじん)
初代アニメでの読み方は「かんぺきちょうじん」。あまりの強さに世間に見放され、天界に籠っていた超人集団。あらゆる感情を超越したもっとも神に近い存在であると言われている。「凶器を使ってはいけない」「敵に背中を見せてはいけない」「敗北は絶対に許されない」等厳しい掟がある。
古代超人界最強のネプチューン・キングを始祖とし、彼に師事する超人のみで構成されているが、中には情に厚い者や、ジ・オメガマンの様に超人閻魔やキン肉マンスーパー・フェニックスといった強大なバックアップに師事する者もいる。
運命の5王子
邪悪の超人神によって仕向けられたキン肉星王位継承候補の5人の超人。神のパワーを持つため全員1億パワーである。
運命の5王子のチームメイト
××超人という分類は劇中明確にされていない。マンモスマン、パルテノン、プリズマン等(知性チームはジ・オメガマンのみ完璧超人と判明している。真・残虐チームは全員が残虐超人で、ソルジャー(キン肉アタル)チームは正義・悪魔超人出身者・超人血盟軍で結成されている)。
強力チームは世界中から怪力超人ばかりを集めたとされており『キン肉マン』 「キン肉星王位争奪戦6」集英社〈ジャンプリミックス〉190ページ「キン肉星王位争奪編参加チーム名鑑」、『II世』でも超人オリンピックの組み合わせ抽選会にキャノンボーラーの顔が使われたり、時間超人・サンダーの伝説正義超人の回想にレオパルドンのシルエットがある。
ただし、これらは所属する勢力が不明なだけであり、機械超人・覆面超人などの様に特徴で区別することは可能である。
  • ※1 残虐超人、悪魔超人、完璧超人、そして時間超人を一括して悪行超人と呼称するのは、続編の『キン肉マンII世』から。本作の段階では、それぞれの派閥は明確に区分されている。ただし『キン肉マンII世』連載後に『キン肉マン』の時代を描いた作品(ジャンプコミックス37巻収録作など)では、悪行超人の総称を使用している。
  • ※2 ザ・サイコー超人、極悪超人、戦士超人などアニメ・劇場版オリジナルの超人も存在する。

身体的特徴や職業などによる分類

人類タイプの超人
外見が人間と同じ、もしく近い超人。普段の生活は人間と同じだが、その生命力や戦闘力、超能力を駆使するなどの面で人間を超えた存在。地球で生まれた大部分の人間型超人の先祖は、普通の人間だった者が多く、過去の人間界での歴史において能力・功績などが超人の神に認められ、超人に生まれ変わったといわれる。その為、人間と結婚して子孫を残す事も可能。寿命は人間と変わらない。
テリーマン、ロビンマスク(当初はロビン惑星出身)、ラーメンマン、ブロッケンJr.、ジェロニモ等。
動物型超人
人と動物の特徴を併せ持つ外見の超人で、その動物の祖先から進化した超人もいる。人類タイプの次に多い。
アトランティス、バッファローマン、スニゲーター、マンモスマン等。
宇宙人型超人
人類型であっても、地球人と異なる身体特徴を持つ者が多い。地球出身の者もいるが、多くは他の惑星出身である。異星超人の場合、宇宙超人とも呼ばれている。
キン肉星人(キン肉族、バーベキュー族、シュラスコ族、ホルモン族)、キン骨マン、ジ・オメガマン等。
ロボ超人
超人とロボットのハーフ。ロボットでも超人でもない存在だが、人間と同様成長する者が多い。ウォーズマンは「ロボ超人は年を取らない」と語っており、『キン肉マン』より200年後の時代に当たる『SCRAP三太夫』においても存命。ウォーズマンとカマーンダス、『キン肉マンII世』ではイリューヒンとその父親が該当。
読切作品『ウォーズマンビギンズ』にてウォーズマンは機械超人の父親(ミハイル・ボルコフ)と生身の母親(ナターシャ)の間に生まれたと明かされた。
機械超人
ロボ超人とは似て非なる存在であり、人造人間やロボット、体全体が機械、乗物、家電類の化身超人をさす。また、ミハイルマンの様に改造でなる者も居る。
ウォッチマン(時計)、ステカセキング(ラジカセ)、バイクマン(オートバイ)、モーターマン(ドリルと電池)、ミキサー大帝(ミキサー)等が含まれる。
化身超人
元は普通の生物や玩具類だった物が、何らかの力を得て超人へと変貌したもの。日本独特の付喪神の系譜とされゆでたまご「肉談 第2回 ゲスト ゆでたまご 嶋田隆司先生」『キン肉マンII世 3』集英社〈集英社文庫(コミック版)〉、297-303頁。、上記の動物型超人や機械超人が含まれる場合もある。スプリングマンの4000歳、ベンキマンの2000歳等、寿命が極めて長い超人も存在。
ベンキマン、チエの輪マン、キューブマン、スプリングマン、アシュラマン等。
幽霊超人
生きながらにして死んでいるために実体を持たない超人。キン肉族超人予言書が焼失し、存在が消滅した超人もこれに該当する。
悪魔将軍、ゴールドマン、シルバーマンなど。
兵隊超人
傭兵稼業の超人のこと。特定の勢力には所属せずに、自身の利益のために戦うホークマンが自らを称した表現であり、あくまで一超人のポリシー。
合体超人
2体以上の超人が合体して出来ている超人。
サタンクロス(サムソン+寄生虫超人サタンクロス)、『キン肉マンII世』ではバリアフリーマン(ニルス+ジョージョマン)が該当する。
覆面超人(マスクマン)
ロビンマスクなど、覆面を着用している超人。キン肉マンもこれに該当し、キン肉族にとって他人に素顔を見られることは死を意味する。またネプチューンマンらの覆面狩りの対象となる。

主な登場人物

劇中には多くの超人、怪獣、人間が登場する。読者から送られたデザイン案を元にデザインが行われることも多く、連載時は読者参加型の様相があった。準主役級のラーメンマン、ロビンマスク、ウォーズマンも、読者考案のキャラクターである。個別のキャラクターについてはキン肉マンの登場人物を参照。

用語

※50音順。

宇宙超人タッグトーナメント
超人の中から世界一のタッグチームを決めるために宇宙超人委員会が開く大会。『キン肉マン』では1億4000万年ぶりに行われた。なお、現在連載中の『キン肉マンII世』で第2回大会が開催されている。
『キン肉マンII世』では、正義・残虐・悪魔・完璧超人が枝分かれする以前から行われていた、2人1組で闘うタッグトーナメントの原点だったが、1億4000万年の天変地異で中止となったと語られている。
詳しくはキン肉マンのタッグの項を参照。
黄金のマスク・銀のマスク
正義超人のパワーの源となる2対のマスク。その昔、キン肉族の先祖に授けられ、そのマスクの加護によりキン肉族は正義超人のトップに立ったとされている。その正体は遥か昔に天上界に君臨した戦いの神・ゴールドマンと平和の神・シルバーマンの兄弟がかぶっていたマスクである。仲の良かった2人の神がふとした主張の違いから争う事になり、果てはお互いの首を剣で斬り落とすという結末の後、裁きの神ジャスティスによりマスクが持ち去られる事になったのが始まりである。争いの決着は何億年も経った後、20世紀において正義超人と悪魔六騎士及び悪魔将軍との戦いによって着けられる。最後には両方のマスクが融合し、「完璧のマスク」となって永遠の輝きを放つに至る。
オーバーボディ
本当の肉体の上に着る仮の肉体。主に敵のボス格が正体を隠すために着用。元々はせっかくデザインしたキャラの評判が悪かった際の苦肉の策で、作者自身も「ようこんなことやるわ!」と自虐的に語っている。作中ではオーバーボディから現れた超人は大柄・鋭利な姿であることが多い。
火事場のクソ力
窮地にて発揮される潜在的な力。『キン肉マンII世』ではK.K.Dと略称されている。本来どの超人でも持っている能力で、発動中は強大な力を発揮する。
詳しくは火事場のクソ力の項を参照。
キン肉星
地球から500億光年離れた大キン肉星雲に存在するキン肉マン、ミートらの故郷の星。キン肉星大王であるキン肉真弓(『II世』ではキン肉マン)が統治しており、外見はキン肉マンの顔をしている。第1番惑星(『II世』では第5番惑星に変更)である。
また、キン肉星人はキン肉族・シュラスコ族・ホルモン族・バーベキュー族の4つに分かれており、それぞれに長老がいる。
キン肉族
正義超人に属する超人の一族。主人公であるキン肉マン(キン肉スグル)やキン肉万太郎はこの一族の出身である。キン肉星に棲むキン肉星人の一派であり、王家はキン肉星を統治している。その格式は高く、正義超人の中でもトップクラスで、キン肉族は正義超人のリーダー格とされる。名前の通り、発達した筋肉を持ち、力技に長ける。生まれた時からマスクを着ける習慣があり、素顔を他人に晒すことは厳しく禁じられ、万が一晒した者は王族と言えども自害しなければならない厳しい掟がある。
キン肉族超人予言書
キン肉星王位争奪編で登場。キン肉マンの先祖にあたる予言者が未来の運命を予言し、書き記した予言書。キン肉族やそれにかかわる超人たちについても書かれており、その運命には誰も逆らえない(ただし例外もあり、死ぬ運命だったフェニックスはキン肉マンのフェイスフラッシュで一命を取り留める)。しかも予言書のページを燃やすことは歴史の一部を消すことを意味し、特定の超人のページ(作中では「運命のページ」と呼ばれる)を燃やせばその超人はいなかったことにされる。最初の犠牲者はキン肉アタルで、決勝戦ではフェニックスが運命のページを使った試合を思いついたため、両チームから5人の犠牲者を出す大惨事となった。ただ唯一、王の称号を得たキン肉マンが最終話で予言書を燃やされ犠牲となったチームメイト達を蘇らせる事が出来た。
KINマーク(キンマーク)
旧JISマークそっくりなキン肉族の証。キン肉マンはもちろん、運命の5王子にもあるが、シュラスコ族のミートにもある。キン肉マンは左尻、5王子は背中、ミートは胸にある。
超人
人間の能力を遥かに超えた者。キン肉マンやテリーマンのように、生まれたときから超人という者もいれば、ジェロニモやブロッケン一族のように、何かがきっかけで人間から超人になった者もいる。初期はスーパーヒーローと言われていた。英語では「CHOJIN」と表記される。
超人オリンピック
超人の中から世界一を決めるために宇宙超人委員会が開く大会。現在までに22回行われているが、作中で模様が公表されたのは、第20、21回大会(初代)、第19回イギリス国内予選、ザ・レザレクション(『キン肉マンII世』)の、4大会のみである。本戦は日本で行われる。
詳しくは超人オリンピックの項を参照。
超人強度
超人のパワーを示す値。単位は「○○パワー」。基本的に生まれてから数値が上下することはなく、超人の強さの目安になる。
詳細は超人強度の項を参照。
超人硬度
超人の硬さを示す値。硬度ゼロのスネークボディから、硬度10のダイヤモンドボディ(悪魔将軍はこの他に、硬度7のエメラルドボディも披露)まである。肉のカーテンは鉄と同じ硬度4.5、ロビンマスクのサファイア製の鎧は硬度9。
超人墓場
超人閻魔が統括する、試合等で死亡した超人の魂が送られる場所。
詳しくは超人墓場の項を参照。
超人レスリング
超人同士の争いの決着法。プロレスや総合格闘技とルールは似ているが、超人が行うため、目突き、噛み付き、金的攻撃などもフリーである。『キン肉マンII世』では悪行超人が地球の覇権を得る手段となっている。
ルール
基本的に無制限一本勝負。レフェリーは初期はリング内に居たが、後期は戦闘に巻き込まれないようにリング外から裁定するようになった。決着はギブアップかKO(=死であることも少なくない)、3カウントフォール、リングアウト時の20カウント経過。タッグマッチの場合2人とも倒すか1人だけ倒せばいいかは話によってまちまち。
反則行為
凶器の使用、一対一の勝負に第三者が乱入するなど。凶器攻撃については鉄柱攻撃やロープを使った技(超人絞殺刑や忍法蜘蛛糸縛りなど)はOKだが鉄柱を引き抜いて殴りつけたり、ロープを引きちぎって締め上げるなどの行為は凶器攻撃とみなされる。ただしウォーズマンのベアークロー、バッファローマンのロングホーン、プリズマンのカピラリア7光線など、生まれつき体に内蔵されている武器の使用は反則ではない。キン肉マンの頭のキン肉カッターやロビンマスクの頭頂部の突起なども覆面超人のマスクは体の一部ということで反則とはされていない。ネプチューンマンのトゲ付きチョッキなどもコスチュームの一部とみなされているようである。
友情パワー
主に正義超人における結束力。夢の超人タッグ編ではアシュラマンとサンシャインにこれが奪われたため、正義超人達は敵同士としてトーナメントに参加することになる。その結果コンビネーションが乱れ、苦戦を強いられることになった。また、キン肉星王位争奪編ではキン肉マンの兄・アタルが超人一人一人の信念を重視する「真・友情パワー」を提唱し、弟のそれを「馴れ合い」として真っ向から否定した。

超人が使用する技

プロレス技を基本とするが、人間を超えた能力を持つ超人により放たれるため、その破壊力はすさまじいものがある。

個々の技についてはキン肉マンの技一覧を参照。

派生漫画作品

読み切りについてはゆでたまごの読み切り作品一覧も参照。

  • キン肉マン オカマラスの巻(1979年、週刊少年ジャンプ)
  • キン肉マン エラギネスの巻(1979年、週刊少年ジャンプ)
    • 両作品とも、連載前に掲載された作品。キン肉マンの設定が異なり、ウルトラ兄弟の腹違いの末弟とされている。
  • キン肉マン キン肉フラッシュの巻(1981年、週刊少年ジャンプ1981年9月30日増刊号『キン肉マン 熱闘スペシャル』/『Dr.スランプSpecial 1981★9/30少年ジャンプ特別編集』、集英社)
  • 闘将!!拉麺男(1982年 - 1989年、フレッシュジャンプ)
    • 作品中に登場するラーメンマンが主人公を凌ぐ人気を持ったため、別作品としてスピンオフされる事になった。
  • キン肉マンスペシャル ロビン・メモの巻(1984年、週刊少年ジャンプ特別編集編「熱闘スペシャル」)
  • SCRAP三太夫(1989年、週刊少年ジャンプ)
    • 作品終盤にウォーズマンが登場し、『キン肉マン』と世界観を共有していることが判明した。
  • マッスル・リターンズ(1996年、格闘エース、角川書店)ISBN 4047131911
    • 『キン肉マン』連載終了から8年後に描かれた読み切り作品。『キン肉マン』から5年後の世界を描いており、『キン肉マンII世』の連載に繋がる作品だが、設定が若干『II世』とは矛盾している(青年姿のミートが登場する等)。後に出たコンビニコミックス等に収録された時は、『II世』の設定に近くなるよう描き直しがなされた。
  • キン肉マンII世(1998年 - 、週刊プレイボーイ、集英社)
  • キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜(2001年 - 2007年、Vジャンプ、集英社)
    • キン肉マンの息子、キン肉万太郎が活躍する。テリーマンの息子のテリー・ザ・キッドや、ロビンマスクの息子ケビンマスクも登場する。
  • こちら葛飾区亀有公園前派出所×キン肉マン 正義超人亀有大集結!!の巻(2006年、こちら葛飾区亀有公園前派出所30周年記念本『超こち亀』、集英社)
    • 現在も『週刊少年ジャンプ』に連載中で、2006年に連載30周年を迎えた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボレーション漫画。秋本治・アトリエびーだま×ゆでたまご名義。
  • 40周年記念伝説英雄特別読切 キン肉マン キン肉マンの結婚式!!の巻(2008年、週刊少年ジャンプ29号)
    • 『週刊少年ジャンプ』40周年記念企画の一環として掲載。キン肉星王位争奪戦から半年後を舞台にしている。『肉萬~キン肉マン萬之書~』に収録。
  • キン肉マンレディー 作画:小川雅史
    • 週刊プレイボーイ版
      • 『キン肉マンII世』休載の際に載せられた作品。キン肉マン達が朝起きたら女性化していたことから物語は始まり、後述の『ウルトラジャンプエッグ』版とは若干設定が異なる(『ウルトラジャンプエッグ』版は、元から女性というパラレルワールドを描いた作品)。
    • ウルトラジャンプエッグ版
      • 2008年から連載開始。キン肉マン生誕29周年記念、原作者公認スピンオフ作品。ミート以外の超人達が女性化したパラレルワールドが舞台。Webコミック『ウルトラジャンプエッグ』で連載中、『ウルトラジャンプ』2008年9月号にも1&2話掲載。
  • ウォーズマンビギンズ 仮面の告白!の巻(2008年)
    • 生誕29周年記念出版『肉萬〜キン肉マン萬之書〜』掲載、描き下ろし読切。2010年刊行のジャンプ・コミックス37巻に収録されるにあたって、8Pの加筆がなされている。

テレビアニメ

コミックス

ジャンプ・コミックス版

本編は全36巻。2010年には、各誌で発表された読切などをまとめた単行本が、22年ぶりの新刊「37巻」として発行された。

サブタイトル 初版発行日 備考
1 キン肉星を救え! の巻 1980年2月15日 第1次怪獣退治編
2 プロレス大決戦の巻 1980年5月15日
3 日本代表になりた〜〜いの巻 1980年7月15日 第20回超人オリンピック編
4 超人オリンピック決勝の巻 1980年9月15日
アメリカ遠征編
5 アメリカ超人界の全容の巻 1980年12月15日
6 タッグの鉄則の巻 1981年4月15日
7 ライバルは日本にいたの巻 1981年9月15日 第2次怪獣退治編
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編
8 魔性のリング!! の巻 1982年2月15日
9 幻の秘密兵器!! の巻 1982年7月15日
10 地獄から来た7人の巻 1982年10月15日 7人の悪魔超人編
11 水中大決戦の巻 1983年2月15日
12 のこり一日!! の巻 1983年6月15日
13 伝説のマスク!! の巻 1983年9月15日
黄金のマスク編
14 脅威のリング!! の巻 1983年12月15日
15 ジェロニモ絶体絶命! の巻 1984年3月15日
16 不沈! 悪魔将軍!! の巻 1984年6月15日
17 死闘のかなた…!! の巻 1984年9月15日
夢の超人タッグ編
18 第4勢力の正体!! の巻 1984年12月15日
19 2代目グレート誕生!! の巻 1985年2月15日
20 悪魔の涙!! の巻 1985年4月15日
21 死を賭した友情!! の巻 1985年7月15日
22 復活!! マシンガンズの巻 1985年9月15日
23 栄光のトロフィー!! の巻 1985年12月15日
24 戴冠式の異変!! の巻 1986年2月15日 キン肉星王位争奪編
25 涙の超人墓場!! の巻 1986年4月15日
26 地獄からの生還の巻 1986年6月15日
27 無言の友情!! の巻 1986年8月15日
28 恐るべき予言! の巻 1986年10月15日
29 幻の必殺技! の巻 1986年12月10日
30 真・友情パワー!! の巻 1987年2月15日
31 悪魔の棲むリング! の巻 1987年4月15日
32 血の伝説!! の巻 1987年6月15日
33 謎の超人ハンター!! の巻 1987年8月15日
34 サムライ見参!! の巻 1987年10月15日
35 めざせ大阪城! の巻 1987年12月9日
36 キン肉マンよ永遠に…! の巻 1988年4月15日
37 マッスル・リターンズ の巻 2010年1月29日 表題作の他、『II世』や29周年関連で不定期に掲載された完結後の物語を描く4作品を収録。

ジャンプコミックスセレクション版

集英社コミック文庫

総集編

集英社リミックス版

タイトル 初版発行日 備考
7人の悪魔超人編 (1)
7人の悪魔超人編 (2)
7人の悪魔超人編 (3)
7人の悪魔超人編 (4)
黄金のマスク編 (1) キンケシ付き版も同時発売
黄金のマスク編 (2)
黄金のマスク編 (3)
黄金のマスク編 (4)
黄金のマスク編 (5)
超人オリンピック ザ・ビッグファイト編 (1) キンケシ付き
超人オリンピック ザ・ビッグファイト編 (2)
超人オリンピック ザ・ビッグファイト編 (3)
名勝負スペシャル (1) 〜栄光への道編〜 キンケシ付き
名勝負スペシャル (2) 〜友と師と…編〜
名勝負スペシャル (3) 〜正義超人賛歌編〜
夢の超人タッグ編 (1)
夢の超人タッグ編 (2)
夢の超人タッグ編 (3)
夢の超人タッグ編 (4)
夢の超人タッグ編 (5)
夢の超人タッグ編 (6)
夢の超人タッグ編 (7)
キン肉星王位争奪編 (1)
キン肉星王位争奪編 (2)
キン肉星王位争奪編 (3)
キン肉星王位争奪編 (4)
キン肉星王位争奪編 (5)
キン肉星王位争奪編 (6)
キン肉星王位争奪編 (7)
キン肉星王位争奪編 (8)
キン肉星王位争奪編 (9)
キン肉星王位争奪編 (10)
キン肉星王位争奪編 (11)
キン肉星王位争奪編 (12)
キン肉星王位争奪編 (13)

集英社ジャンプリミックス版(ワイド版)

タイトル 初版発行日 備考
第1回超人オリンピック編
アメリカ遠征編
第2回超人オリンピック編
7人の悪魔超人編 1
7人の悪魔超人編 2
悪魔将軍!! 白銀仮面編
悪魔将軍!! 黄金仮面編
夢の超人タッグ1 誕生! キン肉マングレート!! 編
夢の超人タッグ2 戦慄の覆面(マスク)狩り!! 編
夢の超人タッグ3 決着!! 栄光のトロフィー編
キン肉星王位争奪編1 運命の5王子編
キン肉星王位争奪編2 ソルジャー登場&ゼブラ決着編
キン肉星王位争奪編3 壮絶死闘! 超人血盟軍編
キン肉星王位争奪編4 3つの必殺技編
キン肉星王位争奪戦5 最強助っ人サムライの美学! 編
キン肉星王位争奪戦6 大団円! キン肉大王即位編

絵本作品

作画は有限会社F9が担当。

  • いただき!!キン肉マン さくれつ!ゆうじょうパワーのまき(2009年5月、集英社)
  • いただき!!キン肉マン かるただよ!ちょう人大しゅうごう!!のまき(2010年1月15日、集英社)
  • いただき!!キン肉マン たいけつ!テンドンかいじゅうテンドーンのまき(2010年1月15日、集英社)
  • いただき!! キン肉マン だじゃれだよ! ちょう人大しゅうごう!! のまき(2010年4月16日、集英社)

関連書籍

  • キン肉マン 闘将!!拉麺男 超人大名鑑(1985年、集英社)ISBN 4088581253
  • キン肉マン 超人大全(1998年、集英社)ISBN 4834216772
  • キン肉マン 77の謎(1998年、集英社)ISBN 4834216780
  • キン肉マン 特盛(1999年、集英社)ISBN 4834216799
  • キン肉マン 超人大全集(2004年、集英社)ISBN 4797610034
  • 『キン肉マン』生誕29周年ビジュアルブック MUSCLE GALLERY~筋肉画廊~(2008年6月16日発売、集英社)
  • 生誕29周年記念出版 肉萬 ~キン肉マン萬之書~(2008年8月29日発売、集英社)

ゲーム

※タイトルに『キン肉マンII世』と入っているものは『キン肉マンII世』のゲームとみなし、ここでは紹介していない。キン肉マンII世のゲームを参照。

コンピューターゲーム

特に表記がないものは全てバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルと旧バンプレスト(アーケードゲームも含む))である。

キン肉マン(PC88、1984年)
トレーニングを積んで超人オリンピック優勝を目指すシミュレーションゲーム。
キン肉マン コロシアムデスマッチ(MSX、1985年)
1対1で戦うアクションゲーム。
キン肉マン マッスルタッグマッチ(ファミリーコンピュータ、1985年11月8日発売)
2対2のタッグマッチで戦うアクションゲーム。
キン肉マン キン肉星王位争奪戦(ファミリーコンピュータ ディスクシステム、1987年5月1日発売)
面クリア方式の横スクロールアクションゲーム。キャラクターを切り替えて進むことが出来る。
ファミコンジャンプ 英雄列伝(ファミリーコンピュータ、1989年2月15日発売)
週刊少年ジャンプの歴代キャラが登場するゲーム。キン肉マンのほかにも、バッファローマン、ネプチューンマン等も登場。
キン肉マン DIRTY CHALLENGER(スーパーファミコン、1992年8月21日発売、ユタカ)
1対1で戦う対戦型格闘ゲーム。プレイヤーキャラはキン肉マンと運命の5王子だけだが、隠しキャラとしてグレートとテリーマンも登場。
キン肉マン ザ☆ドリームマッチ(ゲームボーイ、1992年9月12日発売、ユタカ)
1対1で戦う対戦格闘ゲーム。
キン肉マン☆超人コロシアム(iモード、2001年、集英社)
iモードで利用できるゲームサイト。自分の分身の超人を育てるのが目的。
キン肉マン ジェネレーションズ(プレイステーション2、2004年4月22日発売)
ゲームキューブ用ソフト『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』にキャラクターを追加した移植版(ゲームキューブ版でもキン肉マン世代の超人は伝説超人として登場している)。シングルマッチ、タッグマッチが可能な対戦格闘ゲーム。総勢48人ものキャラクターが登場する。
キン肉マン マッスルジェネレーションズ(プレイステーション・ポータブル、2006年2月23日発売)
『キン肉マン ジェネレーションズ』をベースに、いくつかの新要素と新キャラクター(スクリューキッド、ケンダマン、キン肉マンソルジャー)を追加した移植作。キン肉スグルの声優として神谷明を再起用。
キン肉マン マッスルグランプリ(アーケード、2006年春稼動)
これまで焦点の当てられなかったキャラを出してゆく。マイナーアップでなく5年ぶりの据え置き機での完全新作で映像に磨きが掛かっている。
キン肉マン マッスルグランプリMAX(プレイステーション2、2006年7月27日発売)
アーケード版『マッスルグランプリ』の移植版。ストーリーモード搭載のほか、7人の悪魔超人、悪魔六騎士等の新キャラも充実。
ジャンプアルティメットスターズ(ニンテンドーDS、2006年11月23日発売、任天堂)
週刊少年ジャンプ歴代作品の中から、300を超えるキャラクターが登場。『キン肉マン』からは、10人のキャラが登場。
キン肉マン マッスルグランプリ2(アーケード、2007年)
MEDAL FRONTIER キン肉マン 復活!悪魔超人軍団の巻(メダルゲーム、2007年12月稼動)
キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛(プレイステーション2、2008年9月25日発売)
『マッスルグランプリ』シリーズの最新作。アーケード版『2』の移植版。FC『マッスルタッグマッチ』とFCディスクシステム『王位争奪編』を収録。

電子ゲーム

アニメ放映時に発売されていた、液晶画面タイプの携帯ゲーム機。

キン肉マン 対決悪魔超人(バンダイ)
本体がテーブル筐体風になっている。
キン肉マンIII 黄金のマスク編(バンダイ)
ポケットクラブ キン肉マン 炸裂!マッスルパワー(バンダイ)
LSIバーコードウォーズ キン肉マン(バンダイ)
スーパーバーコードウォーズタイプ

パチンコ・パチスロ

CRキン肉マン(マルホン)
M、F、FXの3タイプがあった。
パチスロキン肉マン(山佐、2008年4月設置開始)
タイアップ機として登場した。液晶演出は「黄金のマスク編」を中心に展開される。
CRぱちんこキン肉マン(京楽産業.、2009年2月設置開始)
メーカーが変わってのリメイクとなる。

DVD・ビデオ関連

キン肉マン VOL.1〜12(東映ビデオ)
TVシリーズ第1作とTVSPを収録したDVD。全12巻。
ビデオ(レンタルのみ)は1999年にリリースされたが、途中で打ち切られた。
キン肉マン キン肉星王位争奪編 VOL.1〜4(東映ビデオ)
TVシリーズ第2作『キン肉マン キン肉星王位争奪編』を収録したDVD。全4巻。
全話収録としては初ソフト化となる。
キン肉マン THE☆MOVIE(東映ビデオ)
劇場版全7作を収録したDVD。全1巻。
ビデオ(セル・レンタル共通)は公開後の1984年12月 - 1987年2月にリリースされた。
キン肉マンDVD-BOX(東映ビデオ、2008年12月20日発売)
『キン肉マン』のTVシリーズ全184話と劇場版全7作品を収録。初回限定生産でキンケシ418体が特典として付属する。
既に店頭予約は締切られたが予約数が2万5000セットを超えており、20億円近い売上げが見込まれている「キン肉マンDVD-BOX」予約2万5千セット超える 文化通信速報 2008年8月7日

小説

ディープ オブ マッスル!! キン肉マンリアルノベルズ
集英社のケータイサイト『週プレモバイル』にて配信中の携帯小説。

その他

キン肉マン消しゴム

通称「キン消し」。『キン肉マン』に登場するキャラクターを模った消しゴムで、1980年代中期に子供たちの間で爆発的な人気を博した。消しゴムと言われているが、スーパーカー消しゴム同様、実際には消しゴムとしては使用できない。実際には製品の材質から「塩ビ人形」または「超人人形」という表記が用いられていた。元々はガシャポンで発売されたものだったが、菓子のおまけ(食玩)で付けられたものや、大きさなども様々なバリエーションがある。現在でもコレクターがおり、ネットオークションなどで出回っている。その人気からテーマソング「キンケシ子守唄」(歌:いけたけし、セリフ:神谷明)も作られている。

吉野家

キン肉マンの大好物として牛丼が描かれ、作中で主に「吉野」の名で頻繁に登場「家」→「屋」の変更が意図的なのかミスかは不明。アニメ版においては第1話より「吉野家」の表記が用いられていた。しかし作者によれば、作中の牛丼はなか卯がモデルでありキン肉マン祭り 特別対談(ゼンショー)キン肉マンが吉野家を裏切った? すき家&なか卯コラボの真相は。 narinari.com 2008年8月28日、コミック第1巻に登場する看板やメニューの場面にてうどんがある事をその根拠と説明している日刊スポーツ 2008年8月24日紙面「日曜日のヒーロー/第633回 ゆでたまご・嶋田隆司/キン肉マン 29周年」よりキン肉マンに登場した牛丼屋を探してみた(1)(2) Business Media 誠 2008年9月1日

ゆでたまごが2010年4月にTwitterで明かしたところでは1、セゾングループで会社更生を開始した吉野家側から東映の担当プロデューサーに連絡があり、アニメ化にあたって牛丼が吉野家のものになったという。その影響により、吉野家にファンの子供を含め客がやってくるようになり、当時会社更生法を受け、苦しい経営状態であった吉野家の復活に貢献したといわれる。ちなみに、吉野家は同アニメのスポンサーにはなっておらず、「タダで宣伝再建したようなもの」。

その後吉野家は、感謝の意として作者に「名前入り特製どんぶり」及び「名前入り特製湯のみ」を贈った(それで牛丼が無料で食べられる、という都市伝説が流れていたが誤解であり、2003年10月15日放送「トリビアの泉」(フジテレビ)の企画で実行したところ、しっかり料金を取られた(twitterでの発言によれば、ゆでたまごに対し、「永久にタダで食えるふれこみ」で贈呈されたものであり、「トリビアの泉」の撮影でも周りの客は全員吉野家の社員であったという。このことについてゆでたまごは「悔しい」「恩を仇で返された」と発言している)。また、作中には養老乃瀧の牛丼も出てくるが、現在は販売していない。

また2008年晩夏には、モデルとなったなか卯とグループ内のすき家にて「キン肉マン祭り」と称したコラボレーションキャンペーンが行われたすき家×なか卯 キン肉マン祭り(ゼンショー)(詳細は後述の『キン肉マンの日』参照)。連載開始29周年にあたって、事前に集英社から吉野家に「今こそ恩返しするチャンスです」と連絡がなされたが、「私どもはやる気はありません」と拒否され、なか卯をかかえるゼンショーグループが名乗りを上げたという。

吉野家のライバルであるすき屋とのコラボレーションについて、「ゆでたまごが吉野家を裏切った」と批判的に受け取ったファンも少なからずいたといい、ゆでたまごが吉野家との確執をTwitterで明かしたのはそのような経緯もあったという。一方で吉野家は、ゆでたまごが語ったこれらの経緯について「事実と違うと考えています」というコメントを発表している

森永製菓

作中序盤にはよく森永ポテロング、森永ココア、おっとっと等の森永製菓(以下森永)製品が登場する。これは当時、森永の社長が『キン肉マン』を非常に気に入っており、作者にタイアップを持ちかけた為である。その縁もあり『キン肉マン』がアニメ化された際にはスポンサーも勤めた。しかし1984年にグリコ・森永事件が起こった為、この関連で『キン肉マン』のスポンサーからはやむなく降りたが、再建活動の一環として作成された菓子袋詰商品の外袋にキン肉マンを使用など、その恩恵を受ける事となったゆでたまご嶋田先生が語るキン肉マン2 All About 2006年5月18日

プロレスブーム

連載当時はゴールデンタイムでプロレスの生放送が行われており、人気を博していた。そのためプロレスを題材としたこの作品も世間に受け入れられやすかった。当時の『キン肉マン』人気を受け新日本プロレスが、同じく漫画作品であった『タイガーマスク』から誕生し、大ブームとなった同名のプロレスラーに倣って、キン肉マンも実際のプロレスラーとして登場させる予定があった。しかし諸事情により中止となり、代わりにスーパー・ストロング・マシーンが誕生する事になった。その他にも、元プロレスラーの大仁田厚がFMW在籍時に、キン肉マンのマスクを被って漫画の世界観を再現したプロレスを行う予定であったが、これも都合により中止になった。

プロレス技

作中に出てくる「キン肉バスター」や「パロ・スペシャル」「キャメルクラッチ」などのプロレス技を真似する子供が続出したため、危険であるとPTAが問題視した事もある。現在では『キン肉マン』オリジナルの技を実際に試合で使用するプロレスラーも多く、モハメド・ヨネが使用する「キン肉バスター」は作者公認となっている。

キン肉マニア2009

2009年5月29日、JCB HALLで各団体所属レスラーと超人たちがタッグを組む『キン肉マニア2009』が開催された。動員観客数2900人。

  • 超人タッグトーナメント準決勝 第1試合
    • 超人師弟コンビ(ロビンマスク、ウォーズマン、中西学)
    • 2000万パワーズ(バッファローマン、モンゴルマン、大森隆男)
リバースタワーブリッジでロビンマスクの勝利
  • 超人タッグトーナメント準決勝 第2試合
    • モーストデンジャラスコンビ(ブロッケンJr.、ウルフマン、男色ディーノ)
    • ビッグボンバーズ(カナディアンマン、スペシャルマン、永田裕志)
スクールボーイでスペシャルマンの勝利
  • 超人タッグトーナメント決勝
    • はぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマン、サンシャイン、中西学)
    • ビッグボンバーズ(カナディアンマン、スペシャルマン、永田裕志)
シューティングスタープレスでカナディアンマンの勝利
  • メインイベント
    • キン肉マン VS 美濃輪育久
キン肉バスターでキン肉マンの勝利

『キン肉マン』が影響を与えた人物

主に若手芸人や格闘家、漫画家に多く、『キン肉マン』に関連したネタを披露したり、作中の技を再現したりすることもある。

お笑い芸人

  • 鉄拳 - キン肉マンのネタを度々披露し、『II世』では自信の考案したキャラクター「阿羅漢」が見事採用された。また子供の頃にキン消しに夢中になり、機械ごと盗んだことがあるという。
  • ネプチューン - ネプチューンマンからの命名。
  • タカアンドトシ - メンバーであるタカは、アシュラマンやロビンマスク等『キン肉マン』に登場する郷里大輔が声優を務めたキャラクターのモノマネを得意とし、2008年7月26日・27日に放映された『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』ではタカがアシュラマン、トシがラーメンマンに扮して登場した。
  • キン肉マン芸人 - 『アメトーーク』で、ケンドーコバヤシが「キン肉マン芸人」のプレゼンを持ち込み、見事実現させた。以下、番組の「キン肉マン芸人」の回に出演した芸人。
    • ケンドーコバヤシ - かつて村越周司と組んでいたコンビ『モストデンジャラスコンビ』 は、作中に登場するブロッケンJr.とウルフマンのタッグチーム『モストデンジャラスコンビ』から命名された。命名者はハリウッドザコシショウ。この頃キン肉マンII世の超人募集に応募し、『ザ・ジャック』という超人が採用された。また、ハリウッドザコシショウと『はぐれ悪魔超人コンビ』(サンシャインとアシュラマン)というユニット漫才を行うこともある。『キン肉マン』生誕29周年記念イベントにも参加している。
    • 濱口優(よゐこ) - 小学校時代からキン消しを集めており、上京した際の荷物はキン消しだけだったという。また、フジテレビCSの番組「よゐこの企画案」でキン消し418体を相方・有野晋哉に解説するというコーナーを行い、後に「よゐことキンケシ」としてDVD化されている。また、いきなり!黄金伝説で発する「ウラーラーラーラーラー」という叫び声もジェロニモの必殺技「アパッチのおたけび」を元にしたと『アメトーーク』等で明かしている。
    • バッファロー吾郎 - キン肉マンファンとして知られており、『キン肉マン』のネタを用いることがある。
    • 小沢一敬(スピードワゴン)

格闘家

  • 美濃輪育久(総合格闘家) - 「超人になりたい」と宣言し、リングネーム