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福山庸治

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熱狂短編マンガ傑作集'83

出版社: 小学館
シリーズ:


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

eBookjapan ストーリーも絵柄も福山庸治や秋恭摩や板橋しゅうほう・坂口尚のような雰囲気があります。ジャンルの括りがただの"ファンタジー"じゃ持て余してしまう作家さんばかり並べましたが同じ匂いがしますよ。是非立読だけでも読んでみてください。「海帰線」http://bit.ly/csTaUD

福山 庸治(ふくやま ようじ、1950年5月20日 - )は日本の漫画家。福岡県大牟田市出身。東京学芸大学教育学部卒業。

概略

1970年、「漫画アクション」(双葉社)に掲載の『納屋の中』でデビュー。絵に凝るため作品により作画が大幅に異なる。不条理な世界を描くのが得意だが、万人が理解しやすい作品も描くようになっている。多くの作品群があるが、圧倒的に絶版が多く、古書店で探すしかない。代表作は『マドモアゼル モーツァルト』。

1993年から「週刊ダイヤモンド」に連載された『F氏的日常』で2001年12月、第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。

高校生時代に萩尾望都と親交があった。松本次郎は元アシスタント。

ヨーロッパにおける評価が上がり、フランス(Don Giovanni:ドン・ジョバンニ、Le Jour du loup:オオカミが出てきた日)、イタリア(Gamurakan:臥夢螺館)で旧作品が刊行され、6か国語での新作書き下ろし予定もある(2007年時点)。

歌手、俳優の「福山雅治」と1字違いなのを喜ぶという、お茶目なところもある。

略歴

  • 1970年 - 『納屋の中』でデビュー。
  • 1991年 - 『マドモアゼル モーツァルト』を原作とした音楽座によるミュージカル公演。
  • 2001年 - 第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞(『F氏的日常』)
  • 2005年 - 『マドモアゼル モーツァルト』を原作としたRカンパニーによるミュージカル公演。

作品リスト

  • 誘拐ローン(1976年 - 1980年 各種雑誌掲載作品の短編集、1980年、双葉社、アクションコミックス)
  • 私鉄前線(1976年 - 1981年 各種雑誌掲載作品の短編集、1981年、双葉社、アクションコミックス)
  • 死神交換イタシマス(1981年 - 1982年 各種雑誌掲載作品の短編集、1983年、東京三世社、マイコミックス)
  • ロンよりチョンボ(1980年 - 1983年 各種雑誌掲載作品の短編集、1984年、竹書房、近代麻雀コミックス) - 麻雀漫画中心に2編を加えた作品集。
  • B♭のソナタ(1980年 - 1982年、ビッグコミックオリジナル、小学館、単行本:1983年、双葉社、アクションコミックス)
  • 青い木白い花豊かな果実(各種雑誌掲載作品の短編集、1985年、東京三世社、マイコミックス)
  • 夜は散歩者(1985年 各種雑誌掲載作品の短編集、1986年、東京三世社、マイコミックス)
  • オオカミが出てきた日(1987年、単行本書下し、夢元社)
  • マドモアゼル モーツァルト(1989年 - 1990年、モーニング、講談社)
    • 「モーツァルトは女性だった」という仮説のもと彼(彼女)と父親、サリエリ等、周囲との愛憎劇を描き、2007年時点で最長の作品である。この作品は1991年にミュージカルとなり、ヒットしたが原作者の名はあまり売れなかった。
  • ドン・ジョヴァンニ(1991年、週刊モーニング、講談社)
    • モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を舞台を江戸時代の日本に移して漫画化。
  • ある朝パニック(1985年 - 1992年 各種雑誌掲載作品の短編集、1992年、朝日ソノラマ)
  • 手の鳴るほうへ(単行本再掲載作品を含む短編集、弓立社)
  • ニキビよニキビ(単行本再掲載作品を含む短編集、弓立社)
  • 17(じゅうなな)(マンガ・エロティクスF、太田出版)
  • うろしま物語(2000年、マンガ・エロティクス、太田出版)
  • F氏的日常(1993年 - 、週刊ダイヤモンド)
  • 連載フォトエッセイ「週休六日のススメ]」(1999年6月 - 2007年時点連載中、マカロニアンモナイト)
  • ベスト・アルバム(単行本再掲載作品を含む短編集、2002年、河出書房新社、九龍コミックス)
  • 臥夢螺館(ガムラカン)(1993年 - 1995年、週刊モーニング、講談社。及びウェブコミック誌「e-manga」。及び書下し、2003年、講談社) - 単行本化では、画像CD-ROMとのメディアミックスとして出版されたが第1巻だけで途切れ、最終的には通常の上下巻で再度出版された。
* ドアチャイム(2007年)STUDIO 4℃制作のコンピレーション作品である
Genius Party〈ジーニアス・パーティ〉の一編。原作、監督及びキャラクターデザインを担当。

外部リンク