ど根性ガエル/吉沢やすみ
著者: 吉沢やすみ
巻数: 2巻
最新刊『ど根性ガエル 2』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
『ど根性ガエル』(どこんじょうガエル)は、吉沢やすみによる日本の漫画作品、またはそれを原作としたアニメ作品である。
漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、1970年7月27日号から1976年6月14日号まで連載された。単行本はジャンプコミックス全27巻、集英社漫画文庫版全5巻、集英社文庫コミック版全2巻、わんぱっくコミックス版全8巻。わんぱっくコミックス版は『スーパーど根性ガエル』の題名で『わんぱっくコミック』(徳間書店)に再掲載されたものを収録。当時の流行などについて、一部の絵が修正されている。また、ジャンプコミックス版全27巻がコミックパークより復刻されている。アニメはタイ、香港、アルゼンチン、チリなどでも放映された。
概要
カエルのピョン吉が公園(東京都練馬区の石神井公園がモデル「ど根性ガエルと石神井公園」 ねりたんアニメワークス2 ネリマアニメウォーク(J:COM東京)、2008年7月1日~15日放送。「石神井公園」 出没!アド街ック天国(テレビ東京)、2005年6月18日放送。)にほど近い原っぱにいたところに、地元の中学生ひろしが小石につまずき倒れ込んで来て潰されてしまうが、なぜかピョン吉はひろしのシャツに張り付き、「平面ガエル」として生きていくことになる。
東京の下町を舞台に、ひろしのガールフレンド京子、教師生活25年の町田先生、美人教師のヨシ子先生、寿司屋の職人・梅さんらがドタバタ劇を繰り広げるギャグ漫画である。
登場人物
声優の「旧」は1972年版、「新」は1981年版。
- ピョン吉:声 - 千々松幸子
- 本作の主人公。潰されても「根性」で生き続け、言葉までしゃべるようになった蛙。ひろし同様意地っ張りで大飯食らい。問題のトックリシャツがひろしの一張羅であるため、ひろしと行動を共にせざるをえないが、必ずしも利害が一致せず、「兄弟喧嘩」を繰り広げる。時には「ど根性」の気合いと「根性、根性、ど根性でぇ~い!」のかけ声と共にひろしごと跳ね回る。しぶとく、一度噛み付いた物は放さない。
- ひろしがつまづいてピョン吉が平面ガエルになったきっかけの石は後にひろピョン石として掘り起こされた結果、小石に見えたが実は巨大な岩の一部が地上に露出していたものだと判明する。
- 後に同作者の漫画作品『やっちん』にも登場した。
- ひろし:声 - 野沢雅子
- 転んでピョン吉をトックリシャツに張り付けてしまった中学生(最終回以外は2年)。京子が好きで大飯食らい(飲み込むように食事する)、寿司が大好きで梅三郎によく奢ってもらっている。根性はもちろん、喧嘩でもゴリライモに引けをとらないが、母ちゃんにはかなわない。トレードマークである頭にかけた大きなサングラスは、くに子にもらった宝物。苗字については、当初(単行本1巻)は作者の師匠である「貝塚ひろし」となっていたが以降、学校での成績発表などではひろしだけ苗字が書かれていない。学校に制服はあるが、ひろしはトックリシャツで通っている(一度だけ、ピョン吉が消息不明による葬儀で制服を着た事がある)。中学生になった今でもおねしょ癖がある。
- 後に同作者の漫画『やっちん』にもサブキャラとして登場。
- 吉沢京子:声 - 旧:栗葉子、新:富井淳、黒須薫、CM:西村ちなみ
- 原作第1巻途中でひろし達のクラスに転校してきた少女。比較的裕福な家庭のお嬢様でモテモテの美少女のはずだが、男勝りにひろしなどと喧嘩したりいたずらに参加することも。ひろしに好かれてまんざらでもないようだが、ひろしのシャツの絵が生きた蛙だと知り、「かわいい!」とひろしよりもピョン吉を気に入ってしまう。名前は作者吉沢やすみが当時ファンであった、女優吉沢京子から取られた。
- 後に同作者の漫画作品『やっちん』にも脇役として登場した。
- 吉沢周作:声 - 旧:堀絢子
- シリーズ途中で生まれた京子の弟。京子の母はこの時点で35歳である。原作では富士山のような口をしたしかめ面の赤ん坊で、ピョン吉に匹敵するど根性の持ち主。アニメでは普通のかわいらしい幼児として描かれた。
- 五郎:声 - 旧:高橋和枝、新:堀絢子
- ひろしを慕う同じ中学の後輩(1年)。ピョン吉のど根性ぶりにも一目置く。「あっし」「やんす」などが口癖。ひろしの半分ほどの小さな体に赤いマスク(?)本来はいつも被っている帽子のつばの影のつもりだったらしいが、これが顔の模様と認識されて、アニメで出てきた母親や兄弟達も五郎と同じく目の周りが色付きマスクのようになった顔をしている。と学ラン・学生帽で、学生鞄を引きずって走り回る。みさ子にベタ惚れ。流石にゴリライモにはかなわないようで、ひろしに泣きつくことも。第1作では次回予告ナレーションも担当。
- 五利良イモ太郎:声 - 旧:立壁和也、新:青空球児
- 通称「ゴリライモ」。ひろし達と同じ中学の1年先輩(3年)。体格のいいガキ大将。爆発したような学生帽と白地に赤く「ゴ」と書かれたシャツ、学生服に下駄履き。ゴリライモもやはり京子が好き。チンピラを軽々と撃退するほどの腕っ節を持ち、中学では番長的な存在感を示す一方、母子家庭の母親(父親がいる描写がある為、正確に母子家庭なのかは不明)が切り盛りする家業の魚屋を手伝ったり、ネコのマリアをかわいがる心優しい一面もある。
- 野村裕次郎:声 - 旧:水鳥鐵夫、作間功、新:青空好児
- 通称「モグラ」。ゴリライモの子分で、じゃが芋の様なでこぼこの坊主頭にハート型のハゲがある。家庭は6畳のアパートに大所帯。原作では五郎や新八並に小柄だが、アニメではひろし並みの体格で描かれている。
- 佐川梅三郎:声 - 旧・新:原田一夫、CM:難波圭一
- 通称「梅さん」。近所の寿司店「宝寿司(石神井公園に実在した双葉寿司がモデル)」の若い職人(旧アニメ版の会話では年齢は30歳だが、27歳との説もある)。腕も気っ風もいいが意地っ張りで、宝寿司の旦那とはつまらないことからしょっちゅう喧嘩をする。ヨシコ先生に一目惚れし、「よ~しこせんせ~い!」と叫びながら、外から教室に梯子で登ってくる。鉢巻きと大きなアゴがトレードマーク。原作では自転車・アニメではバイクで出前に出て走りながらアベックをからかい、しばしば転んだり電柱にぶつかったりして寿司桶をひっくり返している。自称「空手8段」でもあり、劇中ほぼ無敵である。(唯一互角なのは南先生のみ)原作およびTVアニメ版第1作では孤児という設定で、幼い頃は施設で育ったことが描かれている。原作最終回ではヨシ子先生との恋を成就させ、彼女を日本に残したまま渡米。二年間したら帰国する予定で、宝寿司ハワイ店を任されている様が手紙で語られる。
- 後藤新八:声 - 山本圭子、香椎くに子
- ひろし達のクラスメートの1人。ひねくれ者で、「けっ、くだらねえ」が口癖。原作では中学生のうちにタバコを吸ったりする話もあった。実家は金持ちだが、家を飛び出し一人暮らしをしている。梅三郎は、グレていた少年時代の自分に新八を投影し、何とか更生させようと何かと気を掛けるが、新八はそれを余計なお世話としか思っていないようである。
- 桜:声 - 肝付兼太
- 新八の乳母を名乗る老女で、通称「うば桜」。実家を離れている新八の身の回りの世話をしている。新八に何かと世話を焼こうとする梅三郎を苦々しく思っており、天敵同士の関係にある。
- 山中ヨシコ、ヨシ子:声 - 旧:武藤礼子、新:戸田恵子
- 美人の英語の先生(アニメ版。原作では国語教師)。生徒にも大人達にもモテモテ。梅さん達の熱烈なアタックにも心を決め切れずにいるが、彼等が他の女性に気を取られているのを見てはやきもちを焼く。梅干しが大の苦手。原作終盤では梅さんと結ばれることを暗示して終わる。
- 大林くに子:声 - 旧:増山江威子
- ひろしの幼馴染み。眼鏡店の娘。小学校進学前(?)に一家で大阪に引っ越して行く。別れる時にひろしにサングラスをプレゼントした。中学生になって町に戻って来て、ひろしを巡って京子の恋敵に、と思いきや、気に入った男子(あるいは男性)には誰にでもサングラスをプレゼントする小悪魔的なところがあり、他の男達の気も引いてしまう。南先生にも一方的にアタックして散々振り回した話もある。
- 町田先生:声 - 永井一郎
- 年輩の先生。古文担当(原作では社会科教師)だが、初期には数学も担当している。ひろし達が次々起こす問題に「教師生活25年」劇中年齢は54歳のため、教職に就いたのは29歳の時ということになる。もっとも、劇中で年数が経過しても「25年」に変化はなく、大晦日のエピソードで「来年も教師生活25年、再来年も教師生活25年」と呟いている場面があった。してこんな経験したことがないと嘆くのが定番の展開。一高出身。同窓生に再会した際、「嗚呼玉杯」を歌っていた。
- 南よし雄:声 - 旧:仲村秀生、新:田中秀幸
- ひろし達の数学及び体育を担当している先生(原作・アニメ共通)。ヨシコ先生に惚れていて、梅さんとは恋敵。人がよく自称「空手4段・柔道5段」で柔道も強く頼りになるが、若さ故かひろし達と一緒に騒ぎを起こす。お化けが大の苦手で、学校に宿直する度にひろし達のいたずらの餌食となる。男前だがガニマタ。ボロ車「ブロラン号」で通勤する。アパートは「ごりっぱ荘」。自室はかなり汚い。原作終盤ではヨシ子先生ではなく、ゴリライモの魚屋で働いていた女性・初ちゃんと結ばれた。後に同作者の漫画作品『やっちん』にも同名で登場した。
- 渡辺みさ子:声 - 旧:沢田和子、新:三田ゆう子
- 五郎のガールフレンド。しっかり者の小学生(4年)で、五郎と同じくらいの小さな体にストレートの長髪とヘアバンドが特徴的。かなりのやきもち焼き。
- カンペイ:声 - 旧:山本圭子
- ひろし達のクラスメートでレコード店の息子。漫画が得意な他、雪像なども本物そっくりに作れる器用さを持つ。普段はのん気なおとなしい性格だが、失恋をバネにして1コマ漫画の投稿で大賞を取るなど、結構芯は強い。アニメではラジコンなどの機械類にも詳しいというエピソードもある。
- 福沢
- ひろし達のクラスメート。原作ではクラス一の秀才で、父親はPTA会長。不真面目なことが嫌いな堅物。いつも沈着冷静で表情があまり変わらない。一度だけ、同じクラスの女の子に借りたLPレコード(カンペイがプレゼントしたもの)を誤って割ってしまったことがあり、さすがにこの時は申し訳なさそうに詫びていた。アニメでは出番は少なく、ゴリライモにいたずらでズボンを下ろされるなどの被害に遭っている。
- 九時良太(くじら ふとし)
- 身長3~4メートルはあろうかという大きな体の転校生。父親の仕事の都合により、転校を繰り返してきたという設定で、基本的には関西弁で会話する。飛行機が大好きで紙飛行機を作って遊ぶのが趣味。紙飛行機を取るために片手で南先生の車を持ち上げるほどの怪力だが、気が優しくてお人よし。けんかや争い事は苦手で、殴られたりすると無抵抗なまま大泣きしてしまう。原作ではしばらくひろし達の町にいたが、アニメではわずか1週間で青森に転校していった。
- 母ちゃん:声 - 旧:小原乃梨子、新:斉藤昌
- 貧しい中、仕立屋の仕事をしながら、女手一つでひろし、そしてピョン吉を育てる。とても厳しいが明るく優しい母。かなり老けて見えるが、実はまだ34歳である(旧アニメ版の設定)。ピョン吉の張り付いたシャツを洗濯板で洗う場面も多い。趣味はマリア(猫)のノミ取り。
- ピョン子:声 - 旧:増山江威子
- ピョン吉のガールフレンドである雌蛙。ピョン吉が人間界で生活するようになり、生き別れになってしまう。
- 石松
- 三度笠に合羽姿をした流れ者の雄蛙。森の石松のように片目だが気風が良い。いつも旅をしているため、蛙の世界では結構物知りである。
- 宝寿司の旦那:声 - 旧:雨森雅司、小林修、新:緒方賢一
- 自分より腕のいい梅さんを信頼して店をほとんど任せているが、互いに意地っ張りで喧嘩をしてはおかみさんやひろし達を困らせる。原作途中で、漏電による出火のため「宝寿司」の店舗を焼失してしまうが、屋台を調達して来た梅三郎とともに再建を目指す。なお、作中で戦友だった銭湯の主人と張り合う話があり、その中で本名は「宝善兵衛」(たから ぜんべえ)である事が記されている。
- 校長:声 - 旧:槐柳二、新:上田敏也
- ひろしが通う中学校の校長先生。ジャガイモのような頭の形をしている。
- 飛車王子三角兵衛:声 - 旧:富山敬
- 佐川梅三郎の幼なじみで空手の達人、梅さんの将棋のライバル。
テレビアニメ
これまでに2回テレビアニメ化、いずれも各回1話15分で2話ずつ放送。
アニメーターの芝山努と小林治の出世作となっている。
1972年版
放映形式
- 題名:ど根性ガエル
- キー局:ABC・TBS系 (当時)
- 製作:東京ムービー(トムス・エンタテインメント)・ABC
- 放送時間:毎週土曜日19時 - 19時30分 (30分間)
- 放送年:1972年(昭和47年)10月7日 - 1974年(昭和49年)9月28日
- 放映形式:30分1回2話 (第100回のみ前後篇1話完結)
- 放送回数:103回(全205本)
再放送
- 1975年3月31日に制作局のABCがテレビ朝日系列になったため、以降の再放送はテレビ朝日系列局のある地域ではその局に移して行われた例もある。
- 関東地区ではABC・TBS・テレビ朝日の権利が失効した後に日本テレビで再放送が行われた。
- 日本各地で繰り返された再放送が本作品の人気を高め、後述のリメイク作品が作られるきっかけとなった。
スタッフ
- 原作:吉沢やすみ
- 作画監督:小林おさむ、芝山努
- 撮影監督:清水達正
- 美術監督:小林七郎
- 録音監督:山崎あきら
- 編集:井上和夫
- 音楽:広瀬健次郎
- 演出(チーフディレクター):岡部英二(第1~8回)、長浜忠夫(第9~最終回)
- 脚本:辻真先、山崎晴哉、吉田喜昭、井上和士、萩原泉、金子裕、伊東恒久、鈴木良武、柴山達雄、石倉俊文、三木実、山本優、佐々木天子、今井登志樹、出崎哲、鶴見和一、竹内啓雄、白川健夫、九十英夫、岡部耕太、馬嶋満、城山昇、松元力、星山博之、山崎忠昭
- コンテ:長浜忠夫、石黒昇、奥田誠治、黒川一、森下圭介、小華和ためお、桂木秀一、壬生理、阿佐みなみ、棚橋一徳、三家本泰美
- 原画:半田輝雄、窪田正史、島田和義、高橋道子、米川功真、真鍋譲二、奥田誠治、飯村一夫、竹内大三、松尾信吾、百瀬義行、内山正幸、朝倉隆、近藤喜文、安岡亭、佐々門信芳、札木幾夫、大橋敏、杉武、本多敏行、川尻善昭、杉橋武敏、本木久年、太田武夫、佐々木善夫、大橋渉、菊田武勝、高橋道子、山口賢裕、細内暉、増谷三郎、アベ正己、金田伊功、白鳥いづみ、大阪竹志、清水恵蔵、金沢比呂司、前川茂一、田中亨、伊勢田幸彦、川島彰、丹内司、鹿島恒保、篠田章、富沢和雄、富永貞義、山崎勝彦、遠藤克己、昆進之介、遠藤裕一
- 動画:山本福雄、中村和夫、佐藤春代、原田京子、結城民枝、大関雅幸、黒川豊、鬼島勝利、高橋和子、日下部光雄、黒島豊、竹部修、四分一節子、今野貴美子、梅地千賀子、矢作知志、山崎久、小島秀人、荒木正次郎、高木三枝子、田中一枝、紺野雅子、北島伸幸、中とし子、牛込恵子、春貴健司、福冨博、上野めぐみ、堀越新太郎、谷村多鶴子、吉田利喜、加藤誠一、山本泰彦、槌田幸一、山崎和男、松田信男、杉野左秩子、堀江孝男、鈴木寿美、尾形重夫、児玉弘子、山本清、多田一夫、小林みどり、富沢和雄、鈴木幸雄、貞光紳也、三木栄、星野真砂子、田中真紀子、須田裕美子、秋山恵美子、作々間信計、堀口文夫、坂田融、草柳則子、藤岡正宣、座間喜代美、斉藤礼子、金田伊功、小倉清士、梅地千賀子、矢作和志、千葉雅子、富永貞義、山崎勝彦、西戸すみえ、多田信、椙田八男、村本清、増渕文夫、八木大、荒井和夫、服部真、寺田和子
- 背景:中野一郎、水谷利晴、平川栄治、黒鹿和雄、清水一利、内田好之、小川和雄、工藤剛一、白坂のり子、石成満里子
- 撮影:黒木敬、若菜三樹雄、小山信夫、伊藤晃、熊瀬哲郎、渡辺丈之、萩原亨、小林恒夫、野村隆
- 効果:片岡陽三
- 録音技術:中里勝範→三浦千治→星野敏昭
- 演出助手→演出補:田中実、高屋敷英夫、三家本泰美、向坪利次、棚橋一徳
- 制作デスク:赤川茂、加藤俊三
- 編集助手:寺田加代子
- 制作進行:加藤俊三、志水貴美子、石津晴夫、坂井和章、尾関正善、楠豊、石津晴夫、坂田徹、渡辺寧、部村孝敏、熊崎哲男、坂田融、高根沢清、波多野恒正、成川誠一郎、小倉貴正、赤川茂、小倉隆、宮島憲陽、楠葉宏三、岡村雅裕、長谷川康雄、中山貞視、中村武
- 制作協力:Aプロダクション、映音、東京現像所
- 制作:朝日放送(ABC)、東京ムービー
==== 主題歌 ====
- オープニング『ど根性ガエル』
歌:石川進・荒川少年少女合唱隊、作詞:東京ムービー企画部、作曲・編曲:広瀬健次郎 (第1回-最終回)
- 第52回から、OPに使用されていたアニメーションが変更された。
- 歌詞に「ピョン吉」の名前が登場するが、第52回以降の歌詞の字幕では「ぴょん吉」と、ひらがな表記になっていた。
- 朝日放送のクレジット表記は宋朝体ロゴ、東京ムービーのクレジット表記は第51回までが宋朝体ロゴで、第52回以降はゴシック体。
- エンディング1『ど根性でヤンス』
歌:石川進、作詞:東京ムービー企画部、作曲・編曲:広瀬健次郎 (第1回-第27回、第79回-第91回)
- 初期はEDのクレジット『声の出演』の「ピョン吉」が「ぴょん吉」と表記されていた。「ざまあカンカン河童のへ~」という、ちょっと流行したセリフで終わる歌詞の為、尻切れに聞こえるのが特徴。
- エンディング2『ど根性ガエル音頭』
歌:石川進・荒川少年少女合唱隊・千々松幸子、作詞:東京ムービー企画部、作曲:広瀬健次郎 (第28回-第46回・第92回-最終回)
- このエンディングのみ、独自のアニメーションが使われていたが、最初期はエンディング1と同じものが使われていた。また、前奏では、ひろしのセリフが入るが、これが一時期、若干ではあるが違っていたことがあった(前奏の時間の問題からか、この違っていたセリフの方だけは通常のものよりも早口で言っていた)。
- エンディング3『ど根性ガエルマーチ』
歌:石川進、作詞:東京ムービー企画部、作曲:北原じゅん (第47回-第78回)
- エンディング1と同じアニメーションが使われている。
- 歌は放送時期に応じて、それに対応する季節の入った歌(秋→冬→春)を使用。なお夏は『ど根性ガエル音頭』が有るため、夏の歌詞は無かった。
BGM
- 第155話『おお!サングラスの君』「女のみち」/歌:宮史郎とぴんからトリオ、作詞:宮史郎、作曲:並木ひろし
- 第174話『さよなら三角またきて四角』「恋のダイヤル6700」/歌:フィンガー5、作詞:阿久悠、作曲・編曲:井上忠夫
- 第193話『ゴーゴービアガーデン』「ルイジアンナ」「ヘイタクシー」「ホープ」/歌:キャロル、作詞:大倉洋一、作曲:矢沢永吉
放映リスト
回 | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|
1 | 1 | ピョン吉誕生の巻 |
2 | 平面ガエルはつらいよの巻 | |
2 | 3 | ひろしのデートの巻 |
4 | おとこ涙のサングラスの巻 | |
3 | 5 | 五郎の初恋の巻 |
6 | 幽日ヶ原の決闘の巻 | |
4 | 7 | あーんしてハイッの巻 |
8 | かりもかりたりすごいものの巻 | |
5 | 9 | ピョン吉のホームランの巻 |
10 | お礼はキッスの巻 | |
6 | 11 | ぼくのマリヤちゃんの巻 |
12 | 涙の大特訓の巻 | |
7 | 13 | ステキな先生の巻 |
14 | マリヤのヘンなクセの巻 | |
8 | 15 | かあちゃん寿司食いてェの巻 |
16 | ブラボー!ヨシコ先生の巻 | |
9 | 17 | おフロで決闘の巻 |
18 | おー!!わがとうちゃんの巻 | |
10 | 19 | かわいいあの子の巻 |
20 | 男!梅さんの巻 | |
11 | 21 | かあちゃんの涙の巻 |
22 | すべって転んでの巻 | |
12 | 23 | どうするどうするクリスマスの巻 |
24 | 泣くな梅さんの巻 | |
13 | 25 | かぜかぜムンムンの巻 |
26 | 年越し寿司だよ全員集合の巻 | |
14 | 27 | すてきなお年玉の巻 |
28 | すし、すき、スキーの巻 | |
15 | 29 | おヨメさんのためならの巻 |
30 | ひろし、ピョン吉迷コンビの巻 | |
16 | 31 | さよなら京子ちゃんの巻 |
32 | しつこいのはだれだの巻 | |
17 | 33 | ひろしは天才ボウラーの巻 |
34 | 寒中水泳ギャーの巻 | |
18 | 35 | まぶたの父の巻 |
36 | ほれちゃあいけねえ先生の巻 | |
19 | 37 | マリヤの秘密の巻 |
38 | にっくきゴリライモの巻 | |
20 | 39 | かあちゃんショックの巻 |
40 | 出前もちひろしの巻 | |
21 | 41 | 華麗なる変身の巻 |
42 | 男の子女の子の巻 | |
22 | 43 | にが虫ひろしの巻 |
44 | マリヤをさがせの巻 | |
23 | 45 | ああ立体ガエルの巻 |
46 | 指名手配犯あらわるの巻 | |
24 | 47 | ちこくをしましょうの巻 |
48 | 男、度胸のプロポーズの巻 | |
25 | 49 | キスマークチュッチュッの巻 |
50 | ゴリライモの大変身の巻 | |
26 | 51 | 雨ふりバンザイの巻 |
52 | 最高のプレゼントの巻 | |
27 | 53 | おお!バカガエルの巻 |
54 | 家出したピョン吉の巻 | |
28 | 55 | カエルの国の巻 |
56 | かぜをぶっとばせの巻 | |
29 | 57 | それ行けピョン吉の巻 |
58 | ちっちゃなひろしの巻 | |
30 | 59 | ゴリラがにげた~の巻 |
60 | 生徒会長はだれだの巻 | |
31 | 61 | ピョン吉テストを受けるの巻 |
62 | ピョン吉泥棒退治の巻 | |
32 | 63 | 赤ちゃん大好きの巻 |
64 | ラーメン食べたばっかりにの巻 | |
33 | 65 | しつこいぞ魚の骨の巻 |
66 | あいつに恋してるの巻 | |
34 | 67 | おまえは犬だ!の巻 |
68 | 町田先生撃退大作戦の巻 | |
35 | 69 | 空とぶくじらくんの巻 |
70 | 誓いのホームランの巻 | |
36 | 71 | 雨の中のふたりの巻 |
72 | くじらくんの涙の巻 | |
37 | 73 | これが男の道なのか?!の巻 |
74 | ひろしが養子になった!?の巻 | |
38 | 75 | すし屋の加代ちゃんの巻 |
76 | ピョン吉学校へくるなの巻 | |
39 | 77 | 宝ずしの嫁さん募集の巻 |
78 | 人命救助はつらいものの巻 | |
40 | 79 | おつかい一直線の巻 |
80 | 梅さん決死のプロポーズの巻 | |
41 | 81 | ダンププールだ!ワーイの巻 |
82 | お祭りとゴリライモの巻 | |
42 | 83 | 呪いの宿直室の巻 |
84 | 宝ずし海の家の巻 | |
43 | 85 | おかしな林間学校の巻 |
86 | 不思議な不思議な病気の巻 | |
44 | 87 | その顔すてき~ッ!の巻 |
88 | 狙われたピョン吉の巻 | |
45 | 89 | クイズで自転車を当てようの巻 |
90 | 鐘がゴーンと鳴りゃうらめしや~ッの巻 | |
46 | 91 | つみだぜ!京子ちゃんの巻 |
92 | 宿題おいこみ作戦の巻 | |
47 | 93 | ああ!思い出の石の巻 |
94 | らくがき大合戦の巻 | |
48 | 95 | 南先生の秘密をあばけ!の巻 |
96 | あっしは誰なんで?!の巻 | |
49 | 97 | ポンコツやーい!の巻 |
98 | ピョン吉にヘソができたあーの巻 | |
50 | 99 | ナイター・バースデーの巻 |
100 | 京子ちゃんはおれのもの!の巻 | |
51 | 101 | 梅さんのまぶたの母の巻 |
102 | 新八登場の巻 | |
52 | 103 | ピョン吉にはないしょの巻 |
104 | にくいぜ新八!の巻 | |
53 | 105 | ネクタイプレゼント騒動の巻 |
106 | 大決闘!梅さん対新八!!の巻 | |
54 | 107 | お祭りの夜の出来事の巻 |
108 | ひろしの金魚すくい名人の巻 | |
55 | 109 | ヨシコ先生の一日奥様の巻 |
110 | お酒はこわいの巻 | |
56 | 111 | ギャーッ!大ケガの巻 |
112 | 男?女?赤ちゃんうまれた~ッ!の巻 | |
57 | 113 | 花子ちゃんのなやみの巻 |
114 | わらって、わらって、周作ちゃんの巻 | |
58 | 115 | ひっちゃかめっちゃか授業参観の巻 |
116 | 赤ちゃんおしっこの仕方教えますの巻 | |
59 | 117 | 宝さがしは命がけの巻 |
118 | 人斬りゴリライモの巻 | |
60 | 119 | 南先生ふるさとへ帰るの巻 |
120 | 火事は見たいしおでんは食いたいしの巻 | |
61 | 121 | ラブレターを書いたのはだれだ?!の巻 |
122 | 大掃除脱出大作戦の巻 | |
62 | 123 | ひろし・京子の迷コンビスケーターの巻 |
124 | さすが大物たちだ!!の巻 | |
63 | 125 | 結婚式をぶっつぶせの巻 |
126 | 男涙のクリスマスの巻 | |
64 | 127 | もちつきペッタン大騒動の巻 |
128 | 年越し寿司の食べ放題の巻 | |
65 | 129 | 花のお江戸の平面ガエルの巻 |
130 | みだれた初夢の巻 | |
66 | 131 | ラブラブ戦術でテストをやめようの巻 |
132 | 誤解のキッスの巻 | |
67 | 133 | 梅さんのお寿司ジャンプ斬りの巻 |
134 | ひろしの大ピンチの巻 | |
68 | 135 | 南先生におしかけた花嫁の巻 |
136 | ピョン吉の人質救出大作戦の巻 | |
69 | 137 | はい!プーどきですよの巻 |
138 | ゴリライモを好きになった女の子の巻 | |
70 | 139 | 美しき雪ダルマの巻 |
140 | 宝くじやーいの巻 | |
71 | 141 | お弁当売りますの巻 |
142 | カゼをうつしてうつして~の巻 | |
72 | 143 | おかしないそうろうの巻 |
144 | とてもかわいそうな南先生の巻 | |
73 | 145 | ゴリライモが幼稚園に入るの巻 |
146 | かんかんアキかんの巻 | |
74 | 147 | 天才漫画家カン平君の巻 |
148 | 新八の秘密の巻 | |
75 | 149 | 親子ゲンカ大ゲンカの巻 |
150 | ゴロー幼稚園危機一髪!!の巻 | |
76 | 151 | 奇妙なハイキング |
152 | 町田先生の転任?! | |
77 | 153 | 周作ちゃんの子守 |
154 | 決闘、風呂屋の場!! | |
78 | 155 | おお!サングラスの君 |
156 | ピョン吉爆発5分前!! | |
79 | 157 | 恋愛仕掛人くに子ちゃん |
158 | ピョン吉の大予言 | |
80 | 159 | 南先生モテモテ |
160 | おあつい関係 | |
81 | 161 | 指をかみかみして~ |
162 | おつり大作戦 | |
82 | 163 | 学校荒しは誰だ!? |
164 | 母ちゃんのカンカン踊り | |
83 | 165 | ピョン吉・ひろし出口なし |
166 | くに子ちゃんはお料理がお好き | |
84 | 167 | まいこんだラブレター |
168 | 梅さん、涙の空手チョップ | |
85 | 169 | 年上のひと |
170 | ピョン吉はやく病神 | |
86 | 171 | 新八にもピョン吉がいた |
172 | メザシで喧嘩 | |
87 | 173 | わたしの梅さん |
174 | さよなら三角またきて四角 | |
88 | 175 | お天気ガエルピョン吉 |
176 | 不良新八 | |
89 | 177 | おお、孝行息子 |
178 | ピョン吉のクラブ活動 | |
90 | 179 | まぼろしの少女 |
180 | ああ学友 | |
91 | 181 | おしかけた南先生 |
182 | 冷たい戦争 | |
92 | 183 | 京子ちゃんをとりかえせ!! |
184 | 秘薬ハッスルガエル | |
93 | 185 | すてきな夏休み |
186 | 母ちゃんの結婚騒動 | |
94 | 187 | Oh!!ブロラン号ジャック |
188 | 梅さん先生 | |
95 | 189 | 恐怖の宿直 |
190 | 梅さんクビになる | |
96 | 191 | しゃっくりデート |
192 | たいした犬だぜ!! | |
97 | 193 | ゴーゴービヤガーデン |
194 | 消えたピョン吉 | |
98 | 195 | 幽霊アパート |
196 | つりのエサはピョン吉 | |
99 | 197 | びっくり!!コン虫採集 |
198 | 五郎とモグラ!!代理戦争 | |
100 | 199 | 恋と祭りとピョン吉(前編) |
200 | 恋と祭りとピョン吉(後編) | |
101 | 201 | ひろしの秘密兵器 |
202 | エネルギーガエルピョン吉 | |
102 | 203 | PTA会長はだれだ!? |
204 | なぐられ屋はつらい | |
103 | 205 | 青空を気球にのって |
206 | 爆笑チャリティ演芸会 |
1981年版
- 題名:新・ど根性ガエル
- 1981年9月7日 - 1982年3月29日に日本テレビ系で毎週月曜日19時から30分放送された。全30回。
- 制作:東京ムービー新社
- 主題歌はデビューして間もないとんねるずが歌っていた。
- OP:「ピョン吉・ロックンロール」(横浜銀蝿作詞&作曲)
- ED:「夢行きチケット」(大津あきら作詞・加瀬邦彦作曲)
- 当時の日本テレビ系は『鉄腕アトム』『鉄人28号』『あしたのジョー2』(前者のアニメ第1作はすべてフジテレビ制作)などのリメイク作品が放送された。
- 1993年 - 1994年にかけて、日本テレビで夕刻に再放送された。
- 毎回前半の冒頭部と後半の末端では同じシーンが用いられ、冒頭ではラジオ体操の曲が、最後には『11PM』のテーマ曲が流れていた(一部の回ではあるが)。
- エンディング曲は1番と2番の歌詞を毎回交互に流していた。
- 近年の再放送では、トムスのクレジットを挿入する為OP、EDの動画の末端部が端折られている。
- ステレオ放送だった「あしたのジョー2」の後番組でもありステレオ放送でスタートしたが、4話からモノラルになった。
CM
大鵬薬品工業の胃腸薬「ソルマックシリーズ」のテレビCMに起用。30歳になったひろしは京子とも結婚し、ピョン吉をくっ付けたままサラリーマンとして働いている。町田先生は校長に昇格している。また、声優の諸事情でひろし、ピョン吉、京子、町田先生、梅さんにしかセリフがない。多少の内容の変化はあるものの10年近く放送が続く長期シリーズである。
再放送
テレビアニメは2008年7月現在、アニマックスで再放送中。TOKYO MXやサンテレビジョンなど、一部の独立UHF局などで再放送されている。
脚注
外部リンク