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ふたばの教室/八神健

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著者: 八神健
巻数: 2巻

八神健の新刊
ふたばの教室の新刊

最新刊『ふたばの教室 2


出版社: 白泉社
シリーズ: ジェッツコミックス


ふたばの教室の既刊

名前発売年月
ふたばの教室 1 2006-11
ふたばの教室 2 2007-04

ふたばの教室』(ふたばののきょうしつ)は、2006年~2007年に「ヤングアニマル」に連載された八神健の学園漫画作品である。全2巻(全16話+番外編1話)。

概要

皆実双葉は、外見が幼く、一見小学生のように見える小学校教師である。双葉がクラスに巻き起こるさまざまな問題に時に真剣に時に楽しく打ち込んでいく。

登場人物

皆実 双葉(みなみ ふたば)
本作の主人公で東京都立みのり小学校の5年3組担任教師。容姿からはとてもそうは見えないが23歳である。
身長は詳しく公表されてはいないが140cm弱、バストサイズはトップバスト71cm、アンダーバスト66cmのAAAカップ(女子生徒達によって採寸された時点では着用したことが無かった。しかし矯正下着と思われるブラジャーを着用した際には胸の谷間が出来ていた。)
日頃から頻繁に未成年と勘違いされるため、運転免許証、保険証、住民票の写し、大学の卒業証書などありったけの身分証明書を常時携帯している。見た目に反して運動神経がそうとう良く、鉄棒が得意で大車輪やムーンサルトなどが出来る。
土橋(どばし)
東京都立みのり小学校の5年3組の副担任。下の名前は不明。双葉とは対照的な非常に大柄で強面な男性教師。
生徒たちを「ガキども」と呼称し、子供を憎んでいるような言動があったが、その原因は重々しい過去の出来事にあった。しかしその事を乗り越えて教師を続けているため、根は良い教師である。
下戸であり、杯1杯の日本酒を飲んだだけで意識を失う。

打ち切りまでの経緯

  • 小学生に見間違われる容姿の小学校教師という設定が、露骨に萌え漫画路線を狙ったように思われたので「ななか6/17」のような露骨に萌えを前面に出さないラブコメディを求めていた読者の期待を裏切ってしまい、さらには萌えを求めていた既存のアニマル読者にはシリアス過ぎる内容で、双方の期待を裏切った形になった。
  • 連載終盤にさしかかりやっとブラジャーをテーマにした萌え要素の強いエピソードを掲載したが、その時点ですでに(全17話中の14話目で)打ち切りが決定していた。
  • 本作に類似したコンセプトの作品と言われていた『こどものじかん』も、学級崩壊などシリアスな要素もかなり含まれているストーリーであるが、萌え要素がストーリーの重苦しさを巧みに包みこんでヒット作となった。しかし本作は『こどものじかん』のアンチテーゼのごとく、終盤まで萌え要素を否定するようなストーリーであった。そういった内容であったので主人公である双葉のキャラクターが作品内で浮いてしまい、ちぐはぐな印象を読者に与えてしまった。

書誌情報

  • 八神健 『ふたばの教室』 白泉社〈ジェッツコミックス〉、全2巻
    1. 2006年12月27日発売、ISBN 978-4-5921-4361-1
    2. 2007年3月29日発売、ISBN 978-4-5921-4362-8