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もえちり!/堂高しげる

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著者: 堂高しげる
巻数: 2巻

堂高しげるの新刊
もえちり!の新刊

最新刊『もえちり! v.2


出版社: 講談社
シリーズ: シリウスKC


もえちり!の既刊

名前発売年月
もえちり! v.1 2006-02
もえちり! v.2 2006-12

もえちり!』は、堂高しげるの漫画作品。講談社『月刊少年シリウス』で2005年7月号(創刊号)から2006年12月号まで連載された。全18話。

都道府県別に47人のヒロインを登場させると言う本作のシチュエーションからは『魔法先生ネギま!』(赤松健)をさらにエスカレートさせたような内容を思い起こさせるが、中身は全く別の「不条理系」と言うべき代物である。

なお、第1巻の発売直前にエンターブレインより『もえけん 〜萌える都道府県〜』が刊行されているが、本作との関連性は皆無である(もっとも、第1巻初版の帯には「都道府県萌えブームの決定版!」とのキャッチコピーが有り『もえけん』の出版を意識している可能性は有る)。

ストーリー

作者は東京・音羽の講談社本社内で編集者・O氏と新作の打ち合わせをしていた。O氏が提示した条件は「(1)不思議な力」「(2)奇抜な世界観」「(3)女の子(萌え)」「(4)世界のピンチ」――。

古代より強大な神通力で影から日本を支配して来た最強の現人神・卑弥呼(ヒミコ)の一族。ところが、そのヒミコが亡くなり日本は未曽有の天変地異に襲われた。そこで徳川翁は急遽、日本全国から47人のヒミコ候補たちを集め「聖尻臼邪馬台学園(セントしりうすやまたいがくえん)」を開校した。この学園で最も優秀な成績を収めた者が次期のヒミコと成り、その出身地に遷都を行うのである。

登場人物

堂高しげる・シリウス編集者O
作者と担当編集者。毎回この2人の打ち合わせで話が始まり、編集者の「テコ入れ」指示に従って路線とロゴが変わる。
徳川翁
先代ヒミコの後見人であった老人で、聖尻臼邪馬台学園の学園長。

ヒミコ候補たち

聖尻臼邪馬台学園は47名1クラスが全生徒であり、本作の「組」は通常の学級における「班」と同じ意味で使われている。

以下の3名がメインキャラである。

東京 宮呼(とうきょう みやこ)
関東組リーダー。先代ヒミコの孫娘。莫大な金のかかる遷都を阻止するために次期ヒミコを目指す。
大阪 みなみ(おおさか - )
関西組リーダー。納豆撲滅のために次期ヒミコを目指す。東京とは犬猿の仲。
愛知 博美(あいち ひろみ)
富士山の噴火を止めるために消息を絶った山梨・静岡の2人に後を託され、次期ヒミコを目指す。ドジっ娘。
北海道組
  • 北海道 産子(ほっかいどう うぶこ)
東北組
  • 青森 巫女(あおもり いたこ)
  • 岩手 毬(いわて まり)
  • 宮城 正宗(みやぎ まさむね)
  • 秋田 小町(あきた こまち)
  • 山形 桜(やまがた さくら)
  • 福島 政美(ふくしま まさみ)
関東組
リーダー・東京 宮呼
  • 茨城 静香(いばらき しずか)
  • 栃木 ゆかり(とちぎ - )
  • 群馬 二ノ一(ぐんま にぶんのいち)
  • 埼玉 雛(さいたま ひな)
  • 千葉 美樹(ちば みき)
  • 神奈川 沙希(かながわ さき)
中部組
リーダー(?)・愛知 博美
  • 新潟 舞(にいがた まい)
  • 富山 茄子(とやま かこ)
  • 石川 小姫(いしかわ こひめ)
  • 福井 連珠(ふくい れんず)
  • 山梨 風火(やまなし ふうか)
  • 長野 康代(ながの やすよ)
  • 岐阜 キリコ(ぎふ - )
  • 静岡 礼子(しずおか れいこ)
関西組
リーダー・大阪 みなみ
  • 三重 忍(みえ しのぶ)
  • 滋賀 琵琶子(しが びわこ)
  • 京都 雅(きょうと みやび)
  • 兵庫 菫(ひょうご すみれ)
  • 奈良 仏娘(なら ぶつこ)
  • 和歌山 美環(わかやま みかん)
中国組
  • 鳥取 シェラザード(とっとり - )
  • 島根 うさぎ(しまね - )
  • 岡山 桃子(おかやま ももこ)
  • 広島 志麻(ひろしま しま)
  • 山口 桂小(やまぐち けいこ)
四国組
  • 徳島 なると(とくしま - )
  • 香川 瞳(かがわ ひとみ)
  • 愛媛 美神(えひめ みかん)
  • 高知 あきら(こうち - )
九州組
  • 福岡 祭(ふくおか まつり)
  • 佐賀 睦美(さが むつみ)
  • 長崎 ザビーネ(ながさき - )
  • 熊本 響(くまもと ひびき)
  • 大分 温子(おおいた あつこ)
  • 宮崎 千尋(みやざき ちひろ)
  • 鹿児島 宙(かごしま そら)
  • 沖縄 仁絵(おきなわ ひとえ)

新潟は1巻刊行時点でキャラ紹介以外では未登場のまま、静岡は第1話以降消息不明のままであった。最終的に2巻の最終話で、新潟が数コマのみ登場、静岡は富士山地下に山梨と共にいる姿が1コマのみでの再登場となった。

単行本

  1. 2006年2月23日初版発行 ISBN 4063730166
  2. 2006年12月22日初版発行 ISBN 4063730514

関連項目

  • ぷりぷり県

外部リンク