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バーテンダー/城アラキ 長友健篩 城アラキ長友健篩

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著者: 城アラキ 長友健篩 城アラキ長友健篩
巻数: 全21巻

城アラキの新刊
長友健篩の新刊
城アラキ長友健篩の新刊
バーテンダーの新刊

最新刊『バーテンダー 21


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックスDX


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

ayahora RT @Ax_noa: 潜入先でバーテンダーとして働くバーボンの夢漫画です https://t.co/6c507HvsTY
tq_ckx RT @Ax_noa: 潜入先でバーテンダーとして働くバーボンの夢漫画です https://t.co/6c507HvsTY
drama_meigen1 あるよ by HERO バーテンダー(田中要次)
CoMEONSHOWME2 おすすめKindle電子コミックス お酒をテーマにした漫画 競技カクテルというバーテンダーの 登竜門を描いた一人の少女の成長物語 バーテンダーシリーズの 新シリーズ カクテル1巻 Kindle版 https://t.co/v5SLGZwffw
happixi RT @katudon666: 【オリジナル】隠れ腐男子バーテンダーのお話 #創作漫画 https://t.co/uvZ8DtSE8W

バーテンダー』(Bartender)は、スーパージャンプで連載中の漫画作品。原作は城アラキ、作画は長友健篩が担当している。2006年10月14日から、同名のアニメがフジテレビ、BSフジにより放送された。

概要

バーテンダーの佐々倉溜(ささくら りゅう)を主人公とし、自身で店主を務めるバー「イーデンホール」での出来事や、溜を取り巻く人々たちが繰り広げる。とりわけ漫画のテーマとなるのは、もともと酒に付されていたエピソードを紹介するものであり、カクテルからウイスキーまで幅広い。 漫画の物語は、溜がフランスから帰ってくる所から始まる。主人公がフランス帰りという点は、城アラキの代表作『ソムリエ』と共通する部分である。

登場人物

ホテル・カーディナル

佐々倉 溜(ささくら りゅう)
声 - 水島大宙
初登場時26歳。一流大学に合格するも進学せず、単身フランスへ渡り、ヨーロッパ食品協会主催のカクテルコンテストに優勝し、アジア人として初めて各国VIPにカクテルをサービスした日本人青年。彼の作るカクテルの味は「神のグラス」と呼ばれている。パリのラッツホテルにてチーフバーテンダーを務めていたが、帰国。
仕事とプライベート、カウンターの中と外、オンオフの切り替えは徹底していて、バーのカウンターで見せる洗練された大人のバーテンダーの彼と、それ以外の場所で見せるおちゃらけた子供っぽい彼は同一人物とは思えないほど差が歴然としている。たとえ悩み迷いを抱えていても、それを客には決して見せない(ただし(T T)な表情になることもある)。彼の素性を知る者は少ないが、それは実に意外なものである。日本に戻ってきた理由も、実は大変ショッキングなものであった。
まだ若いが、バーテンダーの何たるかを心と身体で理解しており、作中でそれを説くこともしばしばあるが、一方で自分の未熟さを痛切に理解し、反省し、お客様に心から感謝することを忘れない《勉強家》でもある。
帰国後、あちこちのバーを転々とする。その後、バー「イーデンホール」の店主としてひとりで店を切り盛りし、今日に至る。彼はカクテルを通じてたくさんのお客様の心の問題を解決する手伝いをしていく。一度問題を解決してもらったお客様が別の問題を抱えてしまっても。
そして、活躍の場は銀座のバー「イーデンホール」から、ホテル・カーディナル内のホテルバー「イーデンホール」へ……。
父親は、かつて「永田町の妖怪」と言われた故佐々倉源一。
仕事終りには立ち飲み居酒屋か、ギョーザを食べにゆく事が多い。
アニメ
26歳。バー「イーデンホール」の店主としてひとりで店を切り盛りする、「神のグラス」と呼ばれるバーテンダー。舞台が常にイーデンホールであるためか、彼はあくまで紳士的かつ洗練されたバーテンダーの顔しか見せない。お客様に見合った様々なカクテルを出して、たくさんの《不思議》でお客様の心を魅了し、心の傷を癒す。
誕生日は1978年10月10日。
来島 美和(くるしま みわ)
声 - 藤村歩
初登場時26歳(3巻23話より)。東京・汐留に開店予定のホテル・カーディナルのホテル科飲部勤務。来島泰三の孫娘で、マンガ・アニメともに第1話で登場した神嶋の部下である(※人事部以外、社内に彼女の素性を知る者はいない)。物心つく前に両親を亡くしたため、祖父である来島に育てられた。溜に逢ってからというもの、酒の問題に関しては常に彼に相談を持ちかけており、難題を解決してもらっている。祖父が過保護なせいか、普通のOLのような生活を送れない現状にいささか不満を持っている。
本人は気づいていないが、溜に気がある模様。
左の尻にほくろがあると溜に知られている。
OLだが、いつも白いソックスと運動靴を履いている。
アニメ
基本的な設定は原作と同じ。追記すべき点は、フランスに在留していた経験があることと、ストーリーテラーを務めていること。フランス在留時に彼女はホテルのバーで溜のカクテルを飲んでおり、そのときの記憶がアニメ自体の始まりのきっかけとなる。彼女の紹介がきっかけで自身の問題を解決したお客様もいる。
アニメでは、原作とくらべ、溜との精神的な交流は浅い模様。
来島 泰三(くるしま たいぞう)
声 - 石森達幸
美和の祖父。来島興産の会長兼ホテル・カーディナル代表取締役。横須賀にあった割烹旅館の4代目であったが、ビジネスマンとして優秀であった彼は、旅館を大きく発展させた。が、日本旅館の運営が難しくなりつつある時代のなかで、旅館のホテル化を提唱する息子(=美和の実父)と対立、そのまま断絶状態に入る。それから2年半が過ぎた頃、息子夫妻が事故で他界。ひとり残された幼い美和を引き取って育てる一方、来島興産を屈指のホテルグループへと成長させる。
溜のカクテルの味と観察力・旺盛なサービス心をいたく気に入り、彼をホテル・カーディナルに引き抜こうと画策していたが、その計画はついに実現することとなる。
アニメ
基本的な設定は原作と同じだが、登場シーンは少ない。
川上 京子(かわかみ きょうこ)
ホテル・カーディナル内のホテルバーに勤める女性バーテンダー。バーテンダーとしての腕はまだまだ未熟で荒削りだが、負けん気は人一倍強い。「Bar 南」時代より佐々倉と面識がある。大酒飲みで酒にあまり酔わない《大ザル》。
和久井 翼(わくい つばさ)
ホテル・カーディナルの幹部候補社員で、イーデンホールに配属された見習いバーテンダー。

作中に登場するバーテンダー

葛原 隆一(くずはら りゅういち)
声 - 家弓家正
通称「ミスター・パーフェクト」。バーテンダーながら叙勲を受け、ホテル・ダイヤモンド・スターの取締役にまで就任した凄腕の持ち主。未熟な弟子を破門したり、不完全とみなしたカクテルを捨てたり、使用した材料や技量にはストイックなまでに固執する。それは、彼が常にお客様を畏怖しているためである。ゆえに奇をてらった溜のカクテルを認めながらも、彼の技量自体は否定している。
アニメ
東山とともに酒の解説をしたり、時には美和や東山と一緒にストーリーテラーに徹することもある「裏方」。バーテンダーとしての技量を発揮するのは7話と11話のみである。
原作とアニメでの性格の差が最も激しい人物。
東山 稔(ひがしやま みのる)
声 - 矢島正明
銀座のバー「Bar 東山」のオーナー・バーテンダー。「サービスの東山」と呼ばれ、「技の葛原」とともに銀座では有名なバーテンダー。その鋭い観察眼でお客様の心を癒すカクテルをつくり、チーフバーテンダーのヘルプで入った溜にお客様を心の底から見抜き、お客様に見合ったサービスを提供することの難しさと大切さを教える。
アニメ
葛原とともに酒の解説をサポートする「裏方」。葛原同様、美和とともにストーリーテラーになることもある。彼の腕が見られるのは葛原同様、7話と11話のみとなっている。
後述にあるが、原作での彼の役割を果たしているのは別の人物である。
北方(きたかた)
新宿・歌舞伎町のバー「North Wind」のバーテンダー。溜が最初に勤めたバー「Bar 風」の先輩で、溜にバーテンダーとしての基礎中の基礎を全部教えた。粗野できつい口をたたく男だが、バーのお客様を「野戦病院の患者」として受け入れ、溜や師匠である加瀬を思いやる深い優しさを秘めている。
加瀬 五朗(かせ ごろう)
溜が最初に勤めたバー「Bar 風」のオーナー。まだ駆け出しだった溜にバーテンダーの心構えを教えた。溜が日本に帰ってきてから消息が分からなくなっていたが……。
南 浩一(みなみ こういち)
「Bar 南」のオーナー・バーテンダー。京子の師匠で、日本でもトップクラスのバーテンダー。葛原の後輩でもある。温和で弟子思いで、努力家の京子を陰ながら応援している。
真木 祐輔(まき ゆうすけ)
銀座6丁目のバー「イーデンホール」のオーナー。東山とは知り合いで、一代で銀座にビルやマンションを所有する資産家になった。一見、金に執着するケチな老人に見えるが、価値があると納得できたものには出す金を惜しまない、金の使い方を熟知している老人である。
金城ユリ(きんじょう ゆり)
六本木のバー「Hell's Arms」に勤めるバーテンダー。沖縄から上京してきた。腕っ節が強く、並の男なら素手で倒せる。バーテンダーになってから3年目の駆け出しでキャリアは京子とさほど変わらないが、腕・知識・接客ともに京子より上。初対面で京子のライバル的存在になるが、その後はよき友人となる。
上原(うえはら)
「Hell's Arms」のマスター。ユリの師匠。同じ沖縄出身という理由から誰の紹介もない彼女を雇った。オヤジギャグが玉に瑕(きず)だが、ユリにとって最高の師匠である。駆け出しの頃の溜を知っている数少ないひとり。

既刊一覧

単行本(コミックス)は、集英社のジャンプ・コミックス デラックスより第17巻まで発刊されている(2010年8月4日時点)。
本作では話数のカウントに「Glass」が用いられている(例:第1話であれば"Glass 1"と表記)。このスタイルはアニメも同様。

colspan="2"|巻数 / サブタイトル初版発行日ISBNコード収録
1 |Bartender Vol.1 優しい止まり木||2004年12月8日||ISBN 4-08-859454-1||Glass 1 - Glass 7
2 |Bartender Vol.2 完璧な味||2005年5月7日||ISBN 4-08-859495-9||Glass 8 - Glass 15
3 |Bartender Vol.3 バーの顔||2005年9月7日||ISBN 4-08-859528-9||Glass 16 - Glass 23
4 |Bartender Vol.4 旅人のための一杯||2006年1月10日||ISBN 4-08-859553-X||Glass 24 - Glass 31
5 |Bartender Vol.5 One for the Road||2006年6月7日||ISBN 4-08-859575-0||Glass 32 - Glass 39
6 |Bartender Vol.6 葉巻の煙||2006年10月9日||ISBN 4-08-859599-8||Glass 40 - Glass 47
7 |Bartender Vol.7 マティーニの顔||2007年1月9日||ISBN 4-08-859616-1||Glass 48 - Glass 55
8 |Bartender Vol.8 イーデンホールの幸運||2007年5月7日||ISBN 4-08-859638-2||Glass 56 - Glass 63
9 |Bartender Vol.9 最初の「客」||2007年9月9日||ISBN 4-08-859666-8||Glass 64 - Glass 71
10 |Bartender Vol.10 たゆたえども沈まず||2008年2月9日||ISBN 978-4-08-859688-4||Glass 72 - Glass 79
11 |Bartender Vol.11 それぞれの転機||2008年5月7日||ISBN 978-4-08-859707-2||Glass 80 - Glass 87
12 |Bartender Vol.12 クロス・ロード||2008年10月8日||ISBN 978-4-08-859732-4||Glass 88 - Glass 95
13 |Bartender Vol.13 失敗の優しさ||2009年2月9日||ISBN 978-4-08-859758-4||Glass 96 - Glass 103
14 |Bartender Vol.14 献杯||2009年7月8日||ISBN 978-4-08-859786-7||Glass 104 - Glass 111
15 |Bartender Vol.15 過去||2009年11月9日||ISBN 978-4-08-859799-7||Glass 112 - Glass 119
16 |Bartender Vol.16 竹鶴・リタの物語||2010年3月4日||ISBN 978-4-08-859827-7||Glass 120 - Glass 127
17 |Bartender Vol.17 明日への扉||2010年8月4日||ISBN 978-4-08-859844-4||Glass 128 - Glass 135

テレビアニメ

スタッフ

  • 監督 - 渡辺正樹
  • シリーズ構成 - 今川泰宏
  • キャラクターデザイン - 木下裕孝
  • 色彩設計 - 村上智美
  • 美術監督 - 池田繁美
  • 撮影監督 - 松田範雄
  • 音響監督 - 本山哲
  • 音楽 - 大嶽香子(ナチュラル ハイ)
  • ナレーション - 森本レオ
  • プロデューサー - 高瀬敦也、伊藤幸弘、山本幸治、石黒達也
  • アニメーションプロデューサー - 山口克巳、亀谷正博
  • アニメーション制作 - パルムスタジオ
  • 制作 - バーテンダー製作委員会(フジテレビ、ポニーキャニオン、FCC)

主題歌

オープニングテーマ「バーテンダー」
作詞 - 大嶽香子 / 作曲・編曲 - 大嶽香子 / 唄 - ナチュラル ハイ、feat.椎名純平
エンディングテーマ「始まりのヒト」
作詞 - 大嶽香子 / 作曲・編曲 - 大嶽香子 / 唄 - ナチュラル ハイ

各話リスト

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督原作ゲスト
1 |バーテンダー||rowspan="11"|今川泰宏||rowspan="4"|渡辺正樹||渡辺正樹||杉藤さゆり |Glass1「優しい止まり木」||神嶋部長(声:小形満)
2 |心のメニュー||白石道太||高乗陽子 |Glass23「心のメニュー」||来島泰三(声:-)
3 |後悔のグラス||鈴野貴一||東篠健次 |Glass28「後悔のグラス」||嶋岡社長(声:清川元夢)
4 |琥珀の夢||藤本次郎||服部憲知 |Glass9「琥珀の夢(アンバードリーム)」
Glass27「偶然のサービス」||山口紗代(声:大原さやか)
紗代の夫(野島裕史)
結花(峯香織)
結花の彼氏(福井信介)
5 |バーの忘れ物||colspan="2" style="text-align:center"|三原武憲||Park Hong Keun |Glass19「バーの忘れ物」||柴田(声:菅沼久義)
田島(青山穣)
6 |グラスの中の物語||黒川文男||浅見松雄||山門 |Glass37「グラスの中の物語(前編)」
Glass38「グラスの中の物語(後編)」||笠原静雄(声:秋元羊介)
峰山竜司(稲葉実)
7 |バーの休日||小林一三||岡崎幸男||小林一三 |Glass15「錆びた心」
Glass35「One for the Road」||相馬幸司(声:加藤精三)
五島(浅野まゆみ)
8 |カウンターの嘘||colspan="2" style="text-align:center"|康村諒||大久保修 |Glass21「カウンターの嘘(前編)」
Glass22「カウンターの嘘(後編)」
Glass5「カクテルの魔法」||織田正博(声:花輪英司)
亜紀(鈴木菜穂子)
9 |バーの顔||colspan="2" style="text-align:center"|三原武憲|| |Glass16「バーの顔(前編)」
Glass17「バーの顔(中編)」
Glass18「バーの顔(後編)」||峰岸隆一(声:銀河万丈)
バー斉藤のマスター(川津泰彦)
加奈子(村井かずさ)
おでん屋のおやじ(宝亀克寿)
10 |クリスマスの奇跡||渡辺正樹||白石道太|| |Glass11「クリスマスの奇跡」||沖田教授(声:龍田直樹)
ミカ(高橋美佳子)
11 |命の水||colspan="2" style="text-align:center"|渡辺正樹||木下裕孝 |Glass3「復活(リバイバー)の酒」
Glass46「不幸の形」
Glass40「葉巻の煙(前編)」
Glass41「葉巻の煙(後編)」
Glass13「裏切りのグラス(後編)」
Glass25「お嬢さんのスピリッツ」
Glass30「バーテンダーの不幸」
Glass26「旅人のための一杯」
Glass32-33「命の水」||中年男性(声:森本レオ)

原作との差異

  • 溜は原作ではラパンやBAR東山を転々とした上でイーデンホールを任させることになるが、アニメでははじめからイーデンホールを任されている。
  • 溜と美和の出会いは、原作では美和が新規オープンするホテルのバーのスタッフを探している過程で出会うことになっているが、アニメでは第1話の時点で知り合いということになっている(出会ったのはフランスという設定)。
  • アニメでは葛原と東山がかつてイーデンホールの店主を務めていたという設定がある(葛原の方が先輩)。アニメでの2人の出番は、第7話「バーの休日」と最終話「命の水」を除けば溜(時には美和も)と一緒に各話毎に紹介されるお酒にまつわるエピソードの解説をする程度に止まっている。葛原が弟子を破門したエピソ-ドやBAR東山でのエピソードなど、2人が関わるストーリーはアニメではほとんど語られていない。
  • 第9話「BARの顔」では、ラパンの斉藤チーフがBAR斉藤のオーナーとして登場している。この回に限りエピソードがイーデンホール以外で起こったものとして扱われている。また、原作ではBAR東山やラパン、ホテルなどをイーデンホール以外を舞台にした話は、アニメではイーデンホールで起こったものとして扱われている。そのためか、原作のように溜がバーテンダーの先輩や仲間の店に顔を出すこともない。
  • 第11話の内容は今まで紹介できなかった原作のエピソードを東山と葛原が短く紹介し、以前のエピソードも交え、《酒》という飲み物と《バーテンダー》という職業について溜と東山と葛原の3人が語る《総集編》となっている。

外部リンク

ca:Bartender (manga)