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リミット/すえのぶけいこ

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著者: すえのぶけいこ
巻数: 6巻

すえのぶけいこの新刊
リミットの新刊

最新刊『リミット 6


出版社: 講談社
シリーズ: 別冊フレンドKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

KanagawaM やっと荷物9割がた開けた。内9割がヲタクグッズや漫画書籍、内半分以上が鬼太郎関連…あああ物が多過ぎる!全ての鬼太郎系フィギュアを飾るんだあああああDVDもCDも取り出し易くしかも見栄えよく並べて壁には松岡ポスターも貼るんだああああああでも今日はタイムリミット…
wwwww4096 TVTestなう #ntv 日本テレビ / 名探偵コナン「迫る黒の刻限(タイムリミット)」[字][デ]
AnimeTokyo 18:00 [日本テレビ] 名探偵コナン #580 「迫る黒の刻限(タイムリミット)」
0205momo 明日は久々に和泉キャンパス行く。2ヵ月ぶり位かな?マンドリンの練習するの久々過ぎる(苦笑)朝早く行って基礎練からがっつり練習しなくては!甘えてらんないもの。…ゼミのワークブックも作らねば。タイムリミットまで56時間くらいかな。←
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リミットの既刊

名前発売年月
リミット 1 2010-02
リミット 2 2010-06
リミット 3 2010-11
リミット 4 2011-03
リミット 5 2011-07
リミット 6 2011-12

リミット』は、すえのぶけいこによる日本の漫画作品。

『別冊フレンド』(講談社)にて2009年11月号から不定期に連載されている。単行本は2010年6月現在既刊2巻。

概要

これまでのすえのぶの作品とは異なり、「いじめ」メインテーマとしていない作品である。

クラスの頂点のグループに所属して要領の良い生活を送っていた主人公が、ある事故を期にそれまでの日常生活から放り出されてサバイバルに巻き込まれる物語。

あらすじ

県立陽乃高等学校に通う高校2年生の今野水希は、クラスの頂点に立つ姫澤さくらのグループに属し、彼女が教える処世術で、周囲の空気を読みつつ流れに身を任せ、要領良く生きていた。

ある日、学校行事の交流キャンプへ行く途中、運転手の過労死により乗っていたバスが崖下へ転落するという事故が発生。さくらを含むクラスメイトの大半が死亡し、奇跡的に助かったのは、さくらを一番の友達だと思っていた市ノ瀬ハル、さくらに虐められて苦しんできた盛重亜梨沙、常に冷静で頭の回転が早い神矢知恵子、気弱で大人しい薄井千影、そして水希の5人だけだった。

こうして、5人は生き残る為にサバイバル生活を送ることになるが、盛重が豹変し水希達を支配し始めたことがきっかけとなって5人の人間関係は大きく変化し、さらに薄井が水希達の下から逃走してしまう。そんな時、水希達の前に彼女達同様生き残っていた一人の男子・日向晴明が現れ、水希達は彼を仲間に加えて一緒に救助を待つことになった。

日向が仲間に加わり希望が見えたかに思われたが、彼の登場によって水希達を支配していた盛重が追い詰められ始め、再び水希達の関係は大きく変化することに。そんな中、ある事件によって水希達の結束は再びバラバラになってしまう…。

登場人物

今野 水希(こんの みずき)
本作の主人公。県立陽乃高等学校2年4組在籍。中学生の時にいじめに遭いかけていた親友を庇ったことが原因で自分がいじめられた上に、庇った友人にすら見捨てられたという過去がある。それ以来、周りの空気を読みながら流れに身を任せ、面倒なことには気づかない振りをして過ごし、高校2年になってからはさくらをリーダーとするクラスの中心グループに属して要領の良い生活を送っていた。
バス事故で生存するもさくらを失い、更に今までいじめていた盛重に逆襲されたことで「完璧な生き方」をしていた日常から放り出されることとなる。
同じグループの市ノ瀬ハルとは友人だったが、ハルよりも成績も容姿も良かった為にハルから劣等感を抱かれており、更にいつでもさくらに媚びて彼女の味方ばかりしていたためハルに嫌われていた。そのことは自分も周囲も全く気づいておらず、事故に遭った後でハル本人の口からそのことを知らされることになる。
後に薄井が逃げ出した際に彼女に洞窟に戻るように説得するが、今までさくら達と一緒に盛重をいじめていたことを責められ、「弱い人間を見下している人間の言うことは信用できない」と言われた為、薄井を連れ戻すことができなかった。
事故に遭う前はさくらが嫌っている盛重をいじめていたが神矢に注意され、それが原因で不機嫌になったさくらの機嫌を直すために神矢をもいじめていた。家族は両親と姉が一人いる。
同じグループであるさくら達からは今野(コンノ)と呼ばれていた。
市ノ瀬 ハル(いちのせ はる)
水希のクラスメイトで、水希同様さくらのグループの一員だった少女。さくらとは中学の頃からの親友で、自分の無愛想で不器用な性格を理解して友達になってくれた彼女のことを大変に慕っていた。そのためさくらの死を知った際には大きなショックを受け、半狂乱に陥っていた。水希とは友人関係にあったが、実は成績があまり良くなく、容姿も成績も良い水希に対して密かに劣等感を抱いていた。
事故に遭った後、盛重がさくらの死を喜んでいるのを見て彼女を殺そうとしたが、豹変した盛重の反撃に遭って負傷。その際、盛重に従うことを選択した水希に対し怒りを覚え、以前からさくらに気に入られていた水希を嫌っていた事実を吐露する。
その後は盛重に従わずバスに戻ったが、食べ物が無かった為に水希達の元へ戻って来た。その際、盛重の策略により水希と争うよう仕向けられるが、その後水希と和解し、水希や神矢と一緒に食料を集める。
さくらグループからはハルと呼ばれていた。
神矢 知恵子(かみや ちえこ)
水希のクラスメイト。冷静で正義感の強い少女。5人兄弟の長女であり、兄弟の写真を持ち歩いている。バスから役立ちそうな物を集め、何とか生き残れるように考える。
幼い頃、祖父にキャンプに連れて行ってもらった時にサバイバル知識を教えてもらっており、水希達と生き延びる為に様々なサバイバル知識を活用する。
正義感の強さゆえに、さくら達が盛重をいじめているのを制止した為に、一時期さくら達にいじめられていた。
兄弟達のために何としても生き残ろうと、半ば非情とも言えるほどの冷静で合理的な判断の上での行動を繰り返し、事故のショックから抜け出せない水希とも当初は衝突した。後に、水希やハルと和解する。鎌を持って権力を振りかざす盛重を興奮させないために従っていたが、彼女が家庭で暴力を受けていることを密かに見抜く。
盛重 亜梨紗(もりしげ ありさ)
水希のクラスメイト。愛称:モリコ。太った体型の女子で、地味で根暗な性格。漫画を描いており、タロットカードを使った占いが得意。事故に遭う前は友人がおらず、さくらのグループからいじめられ、他のクラスメイトからも冷やかされ、さくら達を初めとするクラスメイトにされてきたことを事細かに記録していた。クラスの中でも特にさくらを嫌っており、彼女の死を知った際は喜んでいた。また、事故に遭う前は学校でいじめられていただけでなく家で父親から暴力を振るわれており、家庭にも学校にも居場所がない状況の中で孤独に耐えていたことが明かされる。理由は不明だが、なぜか日向のことを嫌っている。
交流キャンプに行く際に順番を決めるくじ引きを押し付けられたが、そのくじ引きでキャンプに行く順番を最後にしてしまった事により、さくらを不機嫌にさせたことで怯えていた。
バスの事故で生存した後、性格が一変。担任の済田が持っていた鎌を手に入れ、今までいじめられてきた報復として水希達を支配し始める。しかしその後、薄井が逃げ出した際に鎌を奪われたことと日向の登場がきっかけで徐々に追い詰められ、遂には自らの命を絶とうとする。しかし結局死ぬことはできず、日向への憎しみが再燃したことで再び立ち上がる。
薄井が遺体で発見された後は真っ先に疑いをかけられるが、殺害を否定し、逆に水希達一人一人に疑いをかける。
薄井 千影(うすい ちかげ)
水希のクラスメイト。気弱で大人しい性格。事故で足を怪我し、身動きがままならない。
事故に遭ってからは変貌した盛重を恐れて従っていた。後に足の怪我が悪化したため水希達に見捨てられると思い込んで錯乱し、盛重の持っていた鎌を奪って一人で森の中へ逃げてしまう。後に遺体となって森の中で神矢に発見される。
事故に遭う前はさくらのグループが盛重をいじめていることに対して反対していたが、自分がいじめられるのを恐れて何もできなかった。
日向 晴明(ひなた はるあき)
水希のクラスメイト。生き残ったクラスメイトの中で唯一の男子生徒。ポジティブで純朴な性格。当初は水希達5人とは出会えずに、一人で行動していた。
川に落ちた水希を助けたことがきっかけで水希と出会い、5人の仲間に加わった。5人を支配していた盛重に対しても気さくに接するが、彼女にはあまり好かれておらず、また神矢からは怪しまれている。
姫澤 さくら(ひめざわ -)
水希のクラスメイト。成績と容姿に恵まれ、教師や生徒からの人気が高いお嬢様。クラスを支配する女王様的存在であり、機嫌が悪くなるとその原因を作った人間を水希達と一緒にいじめていた。実は周りの人間はそのことを知っていたが、それにも関わらず人気は絶えることはなかった。ハルとは中学時代からの親友であり、水希達にファッションや勉強等の処世術を教えた。
盛重を嫌っており、水希達と一緒にいじめていたために薄井のグループからは恐れられていた。また、一時期盛重へのいじめを咎めた神矢をいじめていたこともあった。バスの転落事故で命を落とす。
巌 めぐみ(いわお -)
水希やハルと同じく、さくらのグループの一員だった少女。明るく天真爛漫な性格で、ムードメーカー的存在だった。さくらと同じくバスの事故で死亡する。
済田(すみた)
水希のクラスの担任教師。クラスの生徒からは「えりちゃん先生」と呼ばれていた。バスの事故で死亡する。
事故に遭ったとき、交流キャンプの会場での草刈りのために草刈り用の鎌を持ってきていた。彼女の死後、この鎌は盛重の手に渡ることになる。

書誌情報

すえのぶけいこ 『リミット』 〈講談社・別フレKC〉 既刊2巻(2010年6月現在)

  1. 2010年2月12日発売、ISBN 978-4-06-341668-8
  2. 2010年6月11日発売、ISBN 978-4-06-341690-9

外部リンク

  • 別フレOn-Line - 講談社「別冊フレンド」/「リミット」公式ページ。作品紹介など。