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箱舟はいっぱい/藤子・F・不二雄

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著者: 藤子・F・不二雄
巻数: 1巻

藤子・F・不二雄の新刊
箱舟はいっぱいの新刊

最新刊『箱舟はいっぱい


出版社: 小学館
シリーズ: 小学館文庫


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

tmbys RT @tokyo_daikyoso: 【箱舟はいっぱい】 夢見てるのGt.Vo安部とGt松島の新ユニット。 ユニット名は藤子不二雄の異色短編集の中の「箱舟はいっぱい」から来ている。 演奏はアコギに限らずいろいろな弦楽器を弾くとのことだが、どのようなライブになるのか、、、 彼ら…
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箱舟はいっぱい」(はこぶねはいっぱい)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の読み切り漫画作品。1974年(昭和49年)『S-Fマガジン』10月増刊号に掲載された。ゴールデンコミックス『異色短編集』第4巻、愛蔵版『SF全短篇』第1巻や、『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』第2巻などのSF短編集に収録。

あらすじ

今から3年前、カレー彗星(ハレー彗星がモデル)が地球に接近し、3年後である今月末には地球に衝突して人類の終焉が訪れるという騒ぎになった。だが、世界天文文学会議が公式に衝突を否定した事で騒ぎは治まった。しかし、実は公式否定の方が嘘で、各国政府が地球脱出用のジャンボロケットを用意し「ノア機構」に一部の人間だけをロケットに載せるように手配していた事が発覚する。

登場人物

大山
本作の主人公。長いあいだ借家住まいであったが、隣人の細川から500万円で土地付きの家を買わないかと提案される。大山は、ようやく夢のマイホームが手に入るとあって歓喜するのだが、ノア機構を名乗る男が間違って訪問してきてからは何かが引っかかり始める。
大山の息子
友達のやっちゃん(細川の息子)が、自分の家だけロケットに乗れ、他のみんなは死んじゃうと言われたため泣いて帰ってくる。
大山の妻
細川の、500万円で家を売ってくれるという話が変ではないかと思う。
細川
大山の隣人で、大山に土地付きの家を500万円で買わないかと提案する。実は、ロケットに乗る費用500万円を集めるためだったので、ロケットの事を知らないで喜ぶ大山と会うたびに後ろめたい気持ちになっていた。
ノア機構の連絡員
脱出ロケットに載せるという事で、一世帯から100万円~7000万円をだまし取っていた詐欺集団。しかし、そもそもジャンボロケットを隠す場所などなく、どこの惑星に移住するのかという疑問すら答えていない幼稚な詐欺だった。
テレビ番組の司会
歌番組の生放送中、ノア機構の存在を国民に暴露しスタッフに取り押さえられる。
ネッシンジャー大統領補佐官
モデルはヘンリー・キッシンジャー。天文学会議に嘘の声明を出してもらうように各国を飛び回っていたと、一部で噂された。
内閣総理大臣
ノア機構と政府が一切関係ないことを伝え、彗星の衝突を否定。しかし裏ではある計画を進めていた。
大山の同僚
他の同僚が、彗星衝突の公式否定こそが嘘で、実際は舞台裏で人類救済策を準備していたのではないかと言う主張に対し、「マンガじゃあるまいし」と笑って飛ばしていた。

関連項目

  • ノアの方舟