いのちの器 2
いのちの器の既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
いのちの器 1 | 1998-10 |
いのちの器 2 | 1998-10 |
いのちの器 3 | 1998-12 |
いのちの器 4 | 1998-12 |
いのちの器 5 | 1999-02 |
いのちの器 6 | 1999-02 |
いのちの器 7 | 1999-04 |
いのちの器 8 | 1999-06 |
いのちの器 9 | 2000-06 |
いのちの器 10 | 2000-08 |
いのちの器 11 | 2002-10 |
いのちの器 12 | 2002-12 |
いのちの器 13 | 2003-02 |
いのちの器 14 | 2003-04 |
いのちの器 15 | 2003-06 |
いのちの器 16 | 2003-08 |
いのちの器 17 | 2005-05 |
いのちの器 18 | 2005-08 |
いのちの器 19 | 2005-11 |
いのちの器 20 | 2006-02 |
いのちの器 21 | 2006-05 |
いのちの器 22 | 2006-08 |
いのちの器 23 | 2006-11 |
いのちの器 24 | 2007-08 |
いのちの器 25 | 2008-02 |
いのちの器 26 | 2008-05 |
いのちの器 27 | 2009-01 |
いのちの器 28 | 2009-04 |
いのちの器 29 | 2009-07 |
いのちの器 30 | 2010-04 |
『いのちの器』( - うつわ)は、上原きみ子による日本の漫画作品、及びそれを原作としたテレビドラマ。
漫画作品は、1991年から『フォアミセス』(秋田書店)で連載。単行本は、秋田レディースコミックスデラックス、秋田文庫(ともに秋田書店)より発行されている。
あらすじ
産婦人科医の有吉響子は、夫・晃と結婚して4年目になる。響子は長野・安曇野の山野産婦人科で産まれた。父親はおらず、母親は響子を産むとすぐに亡くなり、引き取り手のなくなった響子は院長の山野に養女として育てられた。山野が急死し、響子は山野産婦人科を継ぐことに。晃は響子の立場を理解し長野に同行するが、出来心から房江と過ちを犯し、娘・優子を儲けてしまう。響子は身を切られる思いで晃と離婚するが、響子に想いを残したままの晃は結局房江とはうまくいかなかった。一方、響子は新幹線の中で突然産気づいた女性の子を取り上げるが、母親はそのまま亡くなり、親戚からも引取りを拒否されたその娘・桃子を養女にする。優子(うーこ)と桃子(もんも)はすぐに仲良くなり、二人の仲立ちで互いに愛情を残したままでいた響子と晃は再び結ばれたのだった。
その後、響子と晃の間に実子・穂高と五郎が誕生。また、不思議な縁で、両親を失った山野の父の実孫・雅志を養子に迎え、響子は5人の子の母に。更に響子の実母の姉の頼子おばさまも加わり、有吉家は血縁を超えた絆で結ばれた総勢8人の幸せな大家族となる。産婦人科医として妻として母として女性として充実した日々を送る響子の元に、今日も様々な事情を抱えた患者さん達が訪れる…
登場人物
- 有吉(山野)響子
- 主人公。街娼であった実の母親とは新生児の時に死別。亡き養父・山野の後を継いで長野・安曇野で山野産婦人科医院を営む優秀な産婦人科医師。美人で魅力的な女性でもある。様々な事情を乗り越えて、今は愛する夫・晃と実子・養子合わせて5人の子供達、母と慕う頼子おばさまと幸福な家庭を築いている。家事はからっきし駄目。
- 有吉晃
- 響子の夫。浮気で優子を儲けてしまい、一度は離婚するも復縁。かつてはエリートサラリーマンだったが、今は地元のスーパーの店長として働いている。家事が得意。
- 有吉(佐伯)雅志
- 有吉家の長男。響子の養父・山野の、名乗りあうことも叶わなかった実子・鷹志の子。両親の死で有吉家に引き取られる。絵画が得意な美少年。将来は医師か画家かで悩むが、産婦人科医となり山野医院を継ぐ決意をする。
- 有吉優子
- 有吉家の長女。愛称「うーこ」。晃が浮気で汐崎房江との間に儲けた子。優しく賢い美少女で、何かと子供時代の響子に似ているが、容貌は生母の房江似。響子を実の母と信じて疑わなかったが、10歳の頃生母の房江が現れ事実を告げられショックを受ける。だが響子とは血のつながりはなくても心がつながっていると気付き、同時に自分を捨てた房江をも赦した。不妊治療専門医を目指している。
- 有吉桃子
- 有吉家の次女。愛称「もんも」。実母の幸子が新幹線の中で突然産気付き、乗り合わせていた響子に取り上げられるも、幸子は直後に死去。実父は伯母の美子の夫。美子に引き取りを拒否され、響子の養女となる。中学生になって事実を知らされるが、やはり自分の心のつながった親は響子と晃なのだと確信する。愛らしい容姿ながら男前で気が強いが、正義感が強く根は優しい。幼い頃から演劇好きで、女優になるのが夢。
- 有吉穂高
- 有吉家の次男。響子と晃の間では初めての実子。幼い頃から手のつけられない悪ガキで皆が振り回されるが、どこか憎めない。
- 有吉五郎
- 有吉家の末子。響子と晃の第2子。可愛らしい容姿だが時折妙に生意気で恐ろしい言葉を平然と口にし、有吉家で一番の危険分子?といわれる。
テレビドラマ
東海テレビ制作で、1998年10月5日から12月28日にかけて、フジテレビ系列の昼ドラマ枠にて放送された。放送時間は月曜から金曜の13:30-14:00(JST)。全12週、59回。
キャスト
- 有吉響子:渡辺梓
- 有吉晃:岡野進一郎
- 倉田大輔:勝村政信
- 真奈美:鮎ゆうき
- 山野:湯浅実
- 小林トシ江
- 佐々木すみ江
- ルビー・モレノ
- 倉田謙介:田村義晃
- 美里:入絵加奈子
- 美鈴:小林愛
- 野村ちこ
- 伊藤葉子
- 倉田菊江:絵沢萌子
- 秀夫:松澤一之
- 清美:菅原あき
- 有吉和子:鳳八千代
スタッフ
- 企画:出原弘之
- プロデューサー:平野一夫、小池唯一、風岡大
- 脚本:梶本恵美
- 演出:奥村正彦、金子与志一
- 演出補:佐々木雅之
- 制作補:北村信彦
- デスク:昇一美
- 音楽:岩本正樹
- 選曲・効果:田中稔
- 音楽コーディネーター:細井虎雄
- 技術プロデューサー:佐々木俊幸
- 技術:山岸桂一
- 撮影:竹内義仁
- 照明:高瀬隆治
- 音声:下山田淳
- VE:高梨剣
- VTR:渡部営
- 編集:大塚民生
- MA:山元俊志
- 美術:金子幸雄
- 美術進行:常盤俊春
- 技術協力:バスク
- スタジオ:国際放映、TMC-1
- 制作:泉放送制作、東海テレビ放送
主題歌
- 「バイバイ」
- 作詞:拝郷芽衣子 / 作曲:松森由良 / 編曲:原一博 / 歌:石嶺聡子