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おるちゅばんエビちゅ 2
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おるちゅばんエビちゅの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
おるちゅばんエビちゅ 1 | 2001-06 |
おるちゅばんエビちゅ 2 | 2001-06 |
おるちゅばんエビちゅ 13 | 2006-02 |
『おるちゅばんエビちゅ』は、伊藤理佐による日本の4コマ漫画作品、および同作を原作としたアニメ作品。1990年から主婦と生活社の『ギガ/Shan』で連載が開始された。その後、双葉社の『アクションピザッツ』に移動、2007年9月19日号にて最終回を迎えた。単行本は主婦と生活社時代の作品も含め、『ぱあふぇくと版 おるちゅばんエビちゅ』として全15巻が出版されている。
概要
主人公はエビちゅ。ハムスターの雌。独身OLであるご主人ちゃまが1030円(1000円 + 消費税が30円。当時は消費税が3%だったため)で購入し、アパートで一緒に暮らしている。ご主人ちゃまの恋人はかいしょなちというサラリーマン。物語が進行して同棲するようになる。この三者の日々の生活が、物語の基本構造になっている。愛らしいキャラクターが、放送禁止用語を連呼するシモネタが読者に受けている。
登場人物
- エビちゅ
- 主人公。ご主人ちゃまに1030円(アニメでは1050円)で買われた雌のハムスター。ご主人ちゃまの幸せを願っているが、脳ミソが3グラムしかないためか、余計なことを言っては殴られている。仕事はおるちゅばん(お留守番)。ほとんど家事全般をこなしている。好物はカマンベールチーズ、ラムレーズンアイス、ガムシロ。名前の由来は、サッポロビールの「ヱビスビール」から。なお作中はほとんどエビちゅで通っているが、本名はエビスである。
- ご主人ちゃま
- エビちゅの飼い主。本名不明。28歳(物語の序盤ではもう少し若い設定。アニメでは25歳)のOL。かいしょなちに浮気されてはケンカしているが、毎回SEXで仲直りしている。普段はコンタクトをしているが、眼鏡も持っている。女性器の地方名称に対するリアクションや、母親(一度だけ上京してきた)の行動から、福岡市もしくは博多の出身であると思われる。第15話よりスリーサイズは、B88・W58・H83らしい。
- かいしょなち
- ご主人ちゃまの恋人。本名不明。趣味は浮気とパチンコという、その名の通り「甲斐性なし」で、ご主人ちゃまのサイフから金を抜き取ったりすることもしばしば。何度しないと誓っても浮気するものの、一応ご主人ちゃまのことは大切に思っている。遅漏ぎみらしく、最近髪が薄くなってきたことを気にしている。
- マァくん
- ご主人ちゃまたちの友達。エビちゅを「エビちゃん」と呼んで愛している。エビちゅのことを想うと奇声をあげるため、近所の住人から通報されたりしている。エビという言葉が絡んで鼻血をだしたり、エビちゅの行動を木の上から双眼鏡で見守ることも。ちなみにちゃんと人間の恋人がおり、結婚を前提とした交際をしていたものの、物語の進行に伴ってほとんど登場しなくなっていることから、破局している可能性も高い。
- 大家さん(初代)
- かつてご主人ちゃまが住んでいたアパートの大家さん。穏やかな人柄。エビちゅをペット(禁止対象)とは思っていない。
- お隣ちゃま(新婚さん)
- かつてご主人ちゃまが住んでいたアパートに引っ越してきた。若くして(年男・年女)結婚して幸せな様子が、ご主人ちゃまとしては羨ましくて仕方ない。
- 大家さん(二代目)
- 現在ご主人ちゃまたちが住んでいるアパートの大家さん。過去にいろいろあった。アニメ未登場。
- お隣ちゃま(親子)
- アパートの隣の部屋の住人。現在服役中の夫を娘とともに待っている。娘の名前は「幸子(ゆきこ)」。やたら躾がキッチリしている。アニメ未登場。
- お隣ちゃま(デブ)
- アパートの隣の部屋の住人。太っている。ダイエットに挑戦しているようだが、ケーキをホールで食べたりするためか、いまだに効果はない。アニメ未登場。
- 花畑さん
- ご主人ちゃまの友達。本名は「渡辺さん」。料理など家事が得意。病気になったご主人ちゃまを助けにきてくれた。頭に「花」が咲いているような能天気さで、えびちゅから「花畑さん」と呼ばれている。なぜか職場の上司との不倫が多い。アニメでは口が全く動いていない。
- どぶ吉くん
- エビちゅの親友のドブネズミ。同じネズミでありながら、ペットとしてのステータスを持つハムスターに憧れを抱いている。
- タヌキオ
- エビちゅが迷子旅の途中で出会ったタヌキ。ウソをつくとキンタマが伸びてしまう。
アニメ
1999年、ガイナックスでCS放送用アニメ兼OVAとして『アニメ愛のあわあわアワー』が制作された。
本作の他、青木光恵著『小梅ちゃんが行く!!』及び寺島令子著『愛の若草山物語』を元に数分の短編アニメを作り、これを4本束ねて1話にするという変則的な構成のアニメで、本作は12話24本制作された。
主なスタッフ
- 原作:伊藤理佐
- 企画:庵野秀明/GAINAX
- 監督:森脇まこと
- 構成シナリオ:北条千夏、吉村元希
- キャラクターデザイン・総作画監督:大橋幸子
- 美術監督:三浦智
- 色彩設計:関根栄子
- 撮影監督:川田敏寛
- 音響監督:明田川仁
- 音楽:南鳥山六丁目プロダクション
- プロデューサー:武田康廣(GAINAX)、中山花世(GAINAX)、加計晃、森尻和明(パイオニアLDC)、川人憲治郎(グループ・タック)
- アシスタントプロデューサー:福良啓(パイオニアLDC)
- 番組アイキャッチイラスト:水玉螢之丞
- アニメーション制作:グループ・タック
- 製作:GAINAX、パイオニアLDC、グループ・タック
主な声優
- エビちゅ:三石琴乃
- ご主人ちゃま:富沢美智恵
- かいしょなち:関智一
- マァくん:岩田光央
主題歌
- 「なんだかな」
- 作詞:伊藤理佐/作曲、編曲:南烏山六丁目プロダクション/歌:エビちゅ(三石琴乃)
- 「くもくもがけにこんまたけやふ」
- 作詞、作曲、編曲、歌:南烏山六丁目プロダクション
サブタイトル
- ご主人ちゃまとかいしょなち でちゅ
- かいしょなちとご主人ちゃま でちゅ
- 春なのに でちゅ
- マァくん、ドッキン でちゅ
- かまんべーる事件 でちゅ
- エビちゅ病気になった でちゅ
- ご主人ちゃまがカゼ でちゅ
- EBICHUMAN 1
- エビちゅ発情する でちゅ
- マァくん、ををを~! でちゅ
- 男なんてシャボン玉… でちゅ
- 虫歯もココロもズキズキ でちゅ
- お母ちゃまがきた でちゅ
- マァくん、をををををを~! でちゅ
- うみに行く でちゅ
- EBICHUMAN 2
- しあわせの毛がはえた でちゅ
- マァくん、ドックン! でちゅ
- 新婚さんがやってきた でちゅ
- どろぼうが入った でちゅ
- 新婚さんとお買いもの でちゅ
- EBICHUMAN 3
- やっぱりま●がま●が… でちゅ
- のんでもいいの でちゅ
なお、会話の中に登場する一部の単語は放送では修正されたが、DVDやLDでは無修正で収録されている。
ディレクTV
放送期間:1999年8月1日~10月1日
DVD
- アニメ 愛のあわあわアワー 1発目(収録=第1話 - 第6話)
- アニメ 愛のあわあわアワー 2発目(収録=第7話 - 第12話)
- アニメ 愛のあわあわアワー 3発目(収録=第13話 - 第18話)
- アニメ 愛のあわあわアワー 4発目(収録=第19話 - 第24話)
レーザーディスク
その他
- GAINAXが制作したアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のTV版第9話では、葛城ミサト(声優はエビちゅを演じた三石琴乃)が愛飲するYEBICHUビールのラベルにエビちゅが印刷されている。
- シャープ製モバイルツールZaurusの一機種、MI-P10Sに電子コミックのサンプルとして収録されている。
is:Ebichu