HOME > コミック > すすめ!!ダイナマン > 6の詳細

すすめ!!ダイナマン 6

共有

すすめ!!ダイナマン』は、『月刊少年ギャグ王』に連載された池田匠(現:川野匠)作のギャグ4コマ漫画作品。1994年8月号から1998年12月号まで連載され、『月刊少年ガンガン』でも1995年5月号から1998年No.5-6まで掲載された。単行本全6巻(現在絶版)。

作者のサイトにて『すすめ!ダイナマン21』が掲載されている。

概要

4コマ漫画で(最終回はストーリー形式)、基本的にはダイナマンが唯一の武器である爆弾で対象者や物を爆破するというスタンスである。また、日常生活でよくあるイライラすることや腹の立つことも爆破している。ギャグ王誌上では、読者から寄せられた日常の怒りを書いた葉書を作者が漫画にし、ダイナマンが爆破して解消する「ダイナマン世界平和向上委員会」というコーナーがあった。連載開始前には少年ギャグ王創刊号(1994年5月号)で、『それゆけボンバーマン』というタイトルの読み切りとして掲載された。

ストーリー

ボムボム星から(頼みもしないのに)やってきた落ちこぼれヒーロー・ダイナマンが、地球の悪や邪魔星からの刺客達を爆弾で爆破する。

登場人物

ここでは主要人物に等しいキャラクターのみ記述する。

地球

ダイナマン
N64星雲ボムボム星からやってきた落ちこぼれヒーロー。爆弾を出して戦う。地球に着いたと同時にゴキブリに驚き、自分の乗ってきたUFOを爆破してしまい、ボムボム星との連絡を不能にしてしまった。スケベでいいかげん、街中で平気で爆弾を出しまくるなどヒーローとは思えない行動を取るため、ボムボム星の王様を疲労で倒れさせ、終いには連れ戻されようとされた。基本的に言葉をしゃべらないが言いたい事は相手に伝わり、その相手がダイナマンの言いたい事を替わりにしゃべる。アイドルの内田ゆりのファン。
地主に追い出されたり火事で燃えたりと、マイホームには何かと縁が無い。
最終回で皇帝の部下の不意打ちを受けて一度死亡したが、100万人に1人の奇跡でハイパーダイナマンとなり甦った。ボムボム星の王様に「地球の悪を根絶やしにするまで帰らない」と宣言し、見違えるように立派になり、ヒーローとして力も大幅にパワーアップしたが、スケベな性格も一緒にパワーアップした。
光&直樹(ひかる&なおき)
イタズラ好きな悪ガキ2人組。光は出っ歯、直樹は笑った様な顔をしているのが特徴。煙草を吸おうとしたりする等かなりの問題児。ダイナマンにちょっかいを出すイジメっ子だが、時折遊び相手にもなる。ダイナマンに爆破される回数は多く、慣れてきたためか爆破されてもあまりダメージを受けなくなってきている。
ジャンボ
町のガキ大将で『ドラえもん』のジャイアン的存在。借りた本やゲームを汚して返したり、勝手に売ってしまう等かなり嫌な奴で乱暴者だが、ダイナマンがやって来た為、存在が地味になってきている。
見栄春春雄(みえはる はるお)
名前の通り大の見栄っ張り。見栄を張りダイナマンに爆破されている。坊主頭。家族構成は両親と妹1人犬1匹。
「すすめ!!ダイナマン21」では髪は一部アフロ風になり、恋人ができたらしいが思わず笑ってしまうような人らしい。社会人だが職業は不詳。
友人(本名不明)
見栄春の友人でいつも一緒にいる。1度だけ見栄春の代わりに見栄を張ってダイナマンに爆弾を突きつけられたことがある。作者に名前を付けて貰えず、コミックの人物紹介でその事を上げられており、担当に早く付けろと言われていた。
「すすめ!!ダイナマン21」ではスーツを着ており、サラリーマンになった模様。
白百合香(しらゆり かおり)
強盗に襲われているところをダイナマンに助けられ彼に惚れた。女とは思えないほどの怪力の持ち主。ダイナマンに一方的に付きまとり、ダイナマンに被害を被る。
忌野怪子(いまわの かいこ)
女子高生。自意識過剰で自分を美人と思っている。ドラえもんのジャイアン並に歌が下手。芸能関係者から「ミスコン荒らしのカイコ」と呼ばれ恐れられている(自己紹介でダイナマンに爆破されコンテストを台無しにするから)。語尾に「みたいな」を付ける。
相川奈々江(あいかわ ななえ)
怪子の友人。いつも怪子と行動しており、偶に怪子の巻き添えを食い爆風を受ける事があるが、タイミングをつかんで避けたり、自分だけ逃げたりする。
「すすめ!!ダイナマン21」では2人とも同じ会社にOLとして就職している。
モテル
その名の通り女の子にモテる。実際はただの女たらしで何又も掛けている。その為、男子には嫉まれている。
生地哲也(きじ てつや)
口の悪い眼鏡を掛けた少年。いつも一言余計な事を言ってダイナマンに爆破される。名前の由来は諺の「キジも鳴かずば撃たれまい」。
悪い子ブラザーズ
2人組の悪党。銀行強盗、窃盗、誘拐、脅迫、偽金、覚せい剤と悪い事は何でもするが、子分のサブのおかげでいつも失敗する。
兄貴(本名不明)
悪い子ブラザーズの頭脳派の兄貴。作者に名前を付けてもらえなかったキャラの1人。わりとイケメン。
サブ
悪い子ブラザーズの肉体労働担当。兄貴の弟分。悪事が失敗する原因はほとんど彼のせい。
博士(本名不明)
ダイナマンの住む町の科学者。雨の日に人に傘を貸して勝手に人体実験で雷の研究をしたり、自爆装置付きのレーシングカー・スパイセットを作ったり、猫を解剖しようとしたりと、とんでもない人物。透明人間になれる薬、小さくなる薬、惚れ薬等を開発したりと科学者としての技術は高いが、それらを活かせていない。
内田ゆり(うちだ)
人気アイドル。ダイナマンもファンの1人である。ストーカー被害に遭っていた時があった。人気があるが男性の中にも嫌いな人がいる。
ドロボー(本名不明)
黒い全身タイツを着、唐草模様の風呂敷を背負ったいかにも怪しい男。盗みを働きダイナマンに何度も爆破されている。高校時代はライトで9番を打っていたらしく、ダイナマンの爆弾を打ち返したことがあるが、次は大量に投げられ結局爆破された。
作者
この漫画の作者の池田匠本人。作者ながら準レギュラーとなっている。猫アレルギーでありながら猫を飼っている。ダイナマンに仕事を手伝ってもらっているが、仕事場で爆破され原稿を台無しにされた事がある。仕事をしているのに近所の評判があまり良くなく、ニートの様に思われている。コミックのおまけ4コマに主に登場している。
11月25日生まれ(コミック1巻より)。椎茸が嫌い。
ヤクザ2人組
柄の悪いヤクザ。悪い子ブラザーズ同様、兄貴と子分の2人組。ダイナマンの爆弾に頭が上がらない。
徳田(とくだ)
怪子・奈々江と同じ高校に通う応援部の応援団員。奈々江の事が好きだが、怪子に自分が好きだと勘違いされた。その上、怪子がダイナマンに爆破されるのを見ていて何もしなかった為、奈々江に「好きなら助けてあげなさいよ」と怒られた不幸な人。
カブ
作者のペットの猫。アレルギー持ちの作者に可愛がられているが、作者のピザを食べたり、ゲームのデータを飛ばしたりと怒らせている。最終巻のオマケ四コマで作者の体の一部に手を出した。
E田
作者の担当編集者。まゆ毛が太い。エイプリルフールに作者に大嘘を付き爆弾を送られた。

宇宙

ボムボム星と関係者

王様
ボムボム星の王様。昔は宇宙一と呼ばれていたが、ダイナマンのおかげで少し落ちぶれた。腰のベルトには「ちゃんぷ」と書かれている。ダイナマンが原因で、疲労によるリューマチで倒れるほど心配している。ダイナマンを連れ戻すために地球に行こうとしたが家来に止められ、代わりにヒーローを送り込むことにした。
最終回では、立派になったダイナマンに涙して喜んだ。
けらい(本名不明)
ボムボム星王様の家来。ダイナマンを連れ戻すため、手の空いているヒーローを向わせたらどうかと王様に提案し、大量のヒーローの書類を用意したが王様には適当に選ばれた。ダイナマンのことを気にする王様を心配しているが、ダイナマンを地球に行かせるのを提案した張本人である。
ガンダマン
ボムボム星のヒーローの1人。ガンガン星出身でヒーローNo.0191969(表紙より)。愛銃「ロブスター」を持つガンマン。口に『ドカベン』のキャラクターのように草をくわえている。ダイナマンを連れ戻すため、王様によって(適当に)選ばれた最初のヒーロー。宇宙一の早撃ちと言われているが腕前はひどく悪い。一回は怪我の功名でダイナマンを捕まえたものの、ダイナマンの落とした爆弾でUFOを破壊され、母星に帰れなくなってしまった。その後はターバンと行動している。
ターバン
ボムボム星のヒーローの1人。頭にターバンを被った蛇使い。ガンダマンがダイナマンを連れ帰るのに失敗した後、2人目の使者として適当に選ばれ地球にやって来た。3匹の蛇を操るが、蛇が冬眠している冬場はサーベルを使って戦う。ボムボム星にローズマリーンという、親が勝手に決めた許婚がおり、彼女によって何度も死にかけるはめになった。ガンダマンとの合流後は一反共に帰ろうとしたが、UFO着陸地点にあったダイナマンの家を潰してしまったため、怒ったダイナマンにUFOを破壊されてしまい帰れなくなった。
ガンダマン、ターバン共にホームレス同然のとてもヒーローとは思えない生活をしている。ボムボム星に帰るためや、おこぼれを期待して邪魔星の刺客と手を結ぶ事もある。
シンディ・マドンナ・マライヤ
ターバンの操るスペースコブラ。ターバンの吹く笛に合わせて動くが、冬は冬眠してしまうので春まで使えない。春の戦える時でさえ敵そっちのけでカエルを追いかけたりと、作中ではほとんど活躍していない。主人のターバンに噛み付いたこともある。
ローズマリーン
ターバンの親が勝手に決めた許婚。顔は美人だが性格は恐ろしくブス。ターバンを「ダーリン」と呼んで愛しているが、その理由は「丈夫だから」である(他の人物は逃げたり、五体満足でいられなくなったりする)。手に着けているのは一見リストバンドだが鞭である。ダイナマンとガンダマンを脅しターバンを捕まえさせたが、ターバンが美人と結婚するのに嫉妬した2人に裏切られ、代わりにクワガターンを連れ帰った。それ以降は登場せず、なぜ再び来なかったのかは不明。
ドクター(本名不明)
王様の診断を行う医師。少しスケベ。丈夫な王様が何故倒れたのか不思議がっていたが、地球のダイナマンの映像を見てその理由を知る。

邪魔星

皇帝
地球から気が遠くなるほど離れた所にある邪魔星の支配者。見るからに危なそうな外見をしている。当初はシルエットで姿が見えなかったが、最終回で初めてその姿を見せた。見るからに凶悪そうな外見だったが、ダイナマンのカレーを食べて逃げたガンダマン達と間違われてダイナマンに爆破され、あっけなく死亡。必殺技は妖魔術「邪眼光」らしいが使う前に死んだので技の詳細は不明。
皇帝の部下
地球にダイナマンたちが集まったことを、「地球を中間地点にして邪魔星に攻め込もうとしている」と勘違いして地球に刺客を送り込んでいた。普段から無表情で、怒る時も無表情で怒る。給料は月給12万5千マニー。最終回で皇帝と共に地球に来る。ダイナマンに皇帝を殺された怒りで豹変、眼つきもきつくなる。仇とばかりに妖魔術「魔光剣」でダイナマンを斬り殺し、更にボムボム王達を皆殺しにしようとしたが、復活したダイナマンによって瞬殺される。

刺客達

邪魔星からダイナマン達を倒すため送られた、悪の宇宙人達。

シャドーマン
邪魔星からの刺客第1号。白夜星出身。針を影に刺すことで相手を動けなくする技「妖術影縛り」を使える。女性の下着でダイナマンをおびき寄せて影縛りで動けなくする事に成功したが、下着の持ち主がおばさんだったことが判明して怒ったダイナマンに影縛りを破られ倒された。最後は邪魔星に逃げ帰り、皇帝の部下にダイナマンが女に弱い事を報告した。
マダムーン
刺客第2号。S88星雲一の美人と言われる。得意技は妖魔術「時空落とし」で重力を自由に操れる。ダイナマンに止めを刺す前に自分の顔を見せるが、S88星雲の美的感覚は地球と反対だったため、怒ったダイナマンに術を破られ、倒された。元ネタは「マダム」。
ガメツイン
刺客第3号。S88星雲一の賞金稼ぎ。その名の通りがめつい性格。首にがま口、背中にそろばんを背負っている。そろばんを地面に刺す事で大地に根を張るものなら何でも操れる。自ら地球に行くと皇帝の部下に宣言し、300万マニーを要求したが交通費さえも出なかった。ガンダマン達と手を組みダイナマンを捕まえたが、逆にダイナマンに500円で雇われてガンダマン達を裏切った。その後は賞金稼ぎを辞めて地球に残り、ある会社の経理部に就職した。そのため邪魔星では裏切り者扱いされ、サトリーンの抹殺の対象に入れられている。
サトリーン
刺客第4号。人の心が読める上、持っている杖で太陽の光を増幅させ、光線として発射できる強敵。ダイナマンを追い詰めたが、エッチな事に弱いという弱点があり、止めを刺す前にダイナマンのエッチな想像を読んでしまい、大量の鼻血による貧血を起こして倒れてしまった。元ネタは妖怪の覚。
カワリーン
刺客第5号。通称「邪魔変身カワリーン」。ダイナマンに変身して評判を下げようとしたが失敗に終わった。その姿は一目で判りそうだが気付かれなかった。その後ダイナマンと対峙して内田ゆりに変身するが、顔しか変わっていなかったため、結局何もしないで倒されて終わった。本当の姿は不明。
バブルーン
刺客第5号。蟹のような顔をしている。「邪ボン玉」というどんな事をしても割れないシャボン玉を出して相手を閉じ込めることができる。ガンダマンやダイナマンを閉じ込めたが「邪ボン玉は水に弱い」という事に気付かれ、おしっこをかけられて割られてしまう。しかし3人が内輪揉めしている間に再び閉じ込めた。同じ話で下ネタを2度はできない3人をからかって笑ったが、雨が降ってきたため形勢逆転。3人に袋叩きにされ、最後に水に強い邪ボン玉を出して自分自身を囲ってしまい窒息する。
イカズチーン
刺客第6号。雷を操る事ができる。背中から撃たれても爆破されてもすぐ立ち上がる。そのことから不死身と思われたが、実はイカズチーンはアヤツリーンが操る人形だった。
アヤツリーン
このアヤツリーンこそが本当の邪魔星からの刺客第6号であった。見た目は野菜のようで、本人はその事を気にしている。アヤツリーン自身は雲に変装してイカズチーンを操っていた。稲妻の形をしたステッキで雷を出すが、爆破された時に壊れてしまう。妖魔術「マリオネット」でガンダマンを操り発砲させたが、彼の命中率の低さを知っていた2人はまったく怯まず、倒されてしまった。
ダマシーン
刺客第7号。王様のいとこの孫に扮して3人に近づいた。ダイナマンら3人をこき使い、挙句の果てに3人に決闘をさせたが、本物の王様が地球にやって来たために正体が露呈。その後は自分の手で始末しようとしたが、抑圧の代償により3人によって必殺技を出す前に瞬殺された。
コギャルーン
刺客第8号。マダムーンの妹で見かけは普通の女子高生。自分の目を見た者を虜にする「魅了眼」という技を持ち、ガンダマンや一般市民を操ろうとしたが効かなかった。最後はダイナマンに術をかけるも効きすぎて抱きついてきたため、とっさに「自爆しろ」と言ってしまい、一緒に爆発して泣き帰った。マダムーンのことは「お姉」と呼ぶ。
コーリーン
刺客第9号。何でも凍らせる事ができる。手始めに夏バテしているガンダマン達を凍らせた。その後、スイカを食べていたダイナマンと対峙。爆弾を凍らせてダイナマンを苦しめるが、スイカにかけていた塩で凍ったガンダマン達と手がくっ付いてしまったため、術を出せなくなってしまい、3人まとめて爆弾で吹っ飛ばされた。
ゴロニャーン
刺客第10号。ガンダマン達と同じぐらいの大きさのネコ型宇宙人で猫の習性を持っている。「妖魔術新真空爪」という真空の刃を飛ばす技を持つ。ガンダマン達をやっつけた後、ダイナマンにかわいがられるが、正気に戻りダイナマンを攻撃。その時ダイナマンが落とした爆弾にじゃれてしまい爆発。
クワガターン
刺客第11号。クワガタ虫のような宇宙人。登場して早々ローズマリーンの乗ってきた宇宙船の下敷きになってしまう。その後ダイナマン達に爆破され、ターバンの代わりにローズマリーンに差し出されてしまった。
エカキーン
刺客第12号。描いた絵に命を吹き込む事ができる。「へのへの1號、2號」という、見かけは下手くそで弱そうだが意外と強い落書きを生み出した。その落書きはダイナマンに爆破されるが、いくらでも生み出す事が出来るため、ダイナマンが疲れるまで粘ろうとした。しかしターバン達にそそのかされて強そうな悪魔を描こうとし、絵を描くのに集中して油断したため爆破された。
エルドラドーン
刺客第13号。口から出す息で何でも黄金に変えてしまう。道路工事のバイトをしていたガンダマン達にいつも通り攻撃を仕掛けて、持っていたつるはしを黄金に変えたが、売りに行かれて無視された。その後ダイナマンと対峙し、爆弾を黄金に変えて追い詰めるも、大金に目がくらんだガンダマン達に割って入られ、怯んだところを倒された。名前の由来は黄金の都エル・ドラード。
パパラッチーン
刺客第14号。相手を写真に写し、その写真に何かをすると相手にも同じ事が起こるという技を持つ。ダイナマンを写したが、写した瞬間ガンダマン達と共に爆発した(ガンダマン達の写真を撮っていたため)。写真を撮ることはできたが、投げた爆弾で肝心のダイナマンが写っておらず、そのまま力尽きた。名前の由来はパパラッチ。
モノノフーン
刺客第15号。手が剣になる。「数々の刺客を退けてきたダイナマンしか興味がない」と、ガンダマン達をザコ呼ばわりした。その後、ガンダマン達にダイナマンを呼びに行かせたが、ダイナマンが高熱を出しており、まともに攻撃できなかったため、怒って皆殺しにしようとした。ガンダマン達がダイナマンに代わって投げる爆弾を斬って防ぐも、ガンダマン達にダイナマンごと大量に爆弾を一気に投げられ、防ぎ切れず2人の非情さに敗れた。名前の由来は「武士(もののふ)」
サーベルーン&ガードーン
刺客第16・17号。サーベルーンはサーベルの姿をしていて、本人いわく何でも切り裂く事が出来るらしい。サーベルをモノノフーンに壊され武器を失ったターバンに憑り付いた。ガードーンは盾を前に装備し、2枚刃の剣を持った宇宙人。本人いわく、壊せる物は無い。サーベルーンはガンダマンを、ガードーンはダイナマンをそれぞれ襲った。ガンダマンにそそのかされ、どっちが強いか勝負をする事に。その結果サーベルーンは粉々に砕け散り、ガードーンは盾を破壊され、ターバンともども爆破された。ちなみにガードーン本人自体は特に特徴のない宇宙人だった。
ウラシマーン
刺客第18号。左手から出る煙で相手を老けさせてしまう。ダイナマンを老人にし爆弾を投げられないようにしたが、笑っている隙にゲートボールの要領で爆弾を転がされ、あっけなく爆破された。その後ガンダマン達に取り押さえられて術を解かされ逃げ帰った。元ネタは浦島太郎
ウエスターン
刺客第19号。邪魔星の2丁拳銃の殺し屋。西部劇に出てくるガンマンのような姿をしている。ダイナマンを倒す為ではなく、ガンダマンと決闘するためにやって来た。ガンダマンと早撃ち勝負をしたが、両者共に早いだけで腕は五分五分で非常に悪かった。そのため開始早々ダイナマンに爆破された。元ネタはウエスタン
メイドーン
刺客第20号。邪魔星の死神で最後に送られてきた刺客。武器として大ガマを持っているものの動きがものすごく遅く、あっさりダイナマンに爆破された。しかし倒された後ドロドロの液体になり、ダイナマン達を引きずり込んだ。本当の目的は3人を真っ暗闇の「黒の世界」に閉じ込める事だった。しかし頭だけになってしまっていたので、文字通り手も足も出ずターバンに元の世界に戻る方法を白状させられた。名前の由来は「冥土」

番外編

刑事編

ダイナマンが刑事となり、部下と共に悪と戦う。

ダイナマン刑事長
爆弾で犯罪者と戦う刑事。やはりスケベであるが、爆弾を使えることにより犯人検挙率は良い。部署は不明で殺人事件から、痴漢・万引きの通報にも出動している。時に刑事とは思えない行動を取る。
部下(本名不明)
その名の通りダイナマン刑事長の部下。ダイナマン刑事長の事を信頼しているが、時々くだらない事でケンカし爆破される事がある。作者に名前を付けてもらえなかったキャラの1人。
文太(ぶんた)
一見ただのホームレスに見えるが、実態はダイナマン刑事長の情報屋。丸縁のサングラスをかけている。
署長(本名不明)
ダイナマン刑事長の勤める警察署の署長。爆破されたことあり。
ショージ
とある組に雇われ、ダイナマン刑事長を狙った殺し屋。元ネタは同時期連載されていた漫画のタイトルから。

昔話

ダイナももたろう
モデルは桃太郎の話。爆弾の中に入った状態で流れてきて、おばあさんに見つけられるが当然拾ってもらえず、そのまま爆発した。ダイナももたろう自身の姿は出てこない。
ダイナデレア・光、怪子継母姉妹
モデルはシンデレラの話。お城の舞道会へ行くために、魔法使いのばあさんに爆弾を馬車にしてもらった。王子様と踊る事が出来たが12時で帰らないといけなかったため、仕方なく帰ったもののその時爆弾を落としてしまい、追いかけて来た王様を爆破してしまう。その後、指名手配された。
この他、赤ずきん、猿蟹合戦、眠り姫、泣いた赤鬼、白雪姫など、和洋問わず昔話や偉人伝のパロディがあった。

OLダイ子

ダイ子
ある会社に勤務するOL。理不尽な上司は許さない。同僚でも上司でも平気で爆発する。外見はダイナマンがOLの制服を着ているようなもの。
ケーコ
ダイ子の同僚。セクハラする上司や、休み時間にパソコンでエロゲーをしている社員にあきれ果てている。ダイ子とは大の仲良し。
向中野(むかいなかの)
ダイ子とケーコの上司の課長。女子社員にセクハラしたり、頑張る社員を全くねぎらってあげないなど、その性格から部下にはあまり良く思われていない。
山本とも子
ダイ子とケーコの同僚。仕事を手伝ってくれると言ったダイ子に仕事を全部押し付けたり、仕事をせず枝毛を切って喜んだり自分勝手な性格のため、向中野の次によく爆破されている。

用語・道具

武器・道具

爆弾
使用者:ダイナマン ダイナマン刑事 ダイ子
シンプルなデザインの丸い形をした爆弾。水に濡れても導火線の火は消えず水中でも爆発し、防水性に優れている。殺傷力はあまりないが宇宙人に対しては威力があり、皇帝も一撃で倒す事が出来るなど、威力にダイナマンの感情が反映される模様。ダイナマンの身体から無限に出てくる。ダイナマンが転んだり、本人を逆さにして揺らすと他人でも出せる。
ダイナマンハウス
所有者:ダイナマン
ダイナマンが地球で暮らすために手作りした家。土地の持ち主に追い出される、タバコのポイ捨てで燃える等して何度も失っている。ダイナマン自身の手で爆破されて失うケースが多い。
ダイナマシン
ダイナマンが博士に作ってもらった車。結果として性能はろくでもない代物だった。

その他

マニー
邪魔星の通貨単位。1マニーが地球でどれくらいの価値があるかは不明。
たまごっちん
元ネタはたまごっち。超人気のペット育成ゲーム。偽物も流出している。
イヤイヤ棒
モデルはイライラ棒。ダイナマンは2度挑戦するが失敗に終わる。

TVCM

ギャグ王が発行されていた頃にTVで放映されていた。ダイナマンがギャグ王型の爆弾をあちこちの家に投げ込んで、笑いを届けるという内容。漫画内で再現された際は作者の家の原稿を燃やしてしまった。

外部リンク