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どうぶつの国 7

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どうぶつの国』(どうぶつのくに)は、雷句誠による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号(創刊号)から連載中。

概要

動物たちが暮らす弱肉強食の星「どうぶつの国」に現れた人間の赤ん坊タロウザと、母親としてタロウザを育てるモノコ達の暮らしや、生きていくための戦いを描く。

登場キャラクター

タロウザ
どうぶつの国に現れた、人間の赤ん坊の男の子。人間の世界で母親に捨てられた赤ん坊であったが、何故かどうぶつの国に流れ着き、モノコに育てられることとなる。
人間の子供であるために身体は弱く、自分で食べ物を採る力もないが、どんな鳴き声の動物とでも会話することができるという不思議な力を持っており、その力で少しずつ周りを変えていく。
モノコ
タロウザを拾ったメスのタヌキ。川で魚を獲っていたときに拾ったタロウザに愛情が芽生え、母親として育てて行くことを決意する。タヌキであるために力は弱いが、タロウザを守るために時として力を発揮する。
自分の両親を山猫に食べられており、タロウザが現れるまで寂しい思いをして暮らしてきた。
クロカギ
身体中に傷跡がある、オスの黒い山猫。
本来は動物を襲い、食べることで生きていく存在の山猫であるが、弱肉強食の世界に疑問を感じ、タヌキ達を守るようになる。動物の肉は食べないが、タヌキ達の獲った魚を食べて生活をしている。
「クロカギ」という名前はタヌキ達が付けた名前で、彼自身は各地で色々な名前で呼ばれている。
ジーク
クマに襲われて家族を失ったオオカミの子供。
父親ラオの遺言で「殺る」「奪う」の生き方ではなく、「分ける」生き方で生きてほしいとタロウザに頼んだ。
クロカギ同様、タヌキ達の獲った魚を食べて生活している。

用語

どうぶつの国
動物達が生きる星で、強い者が弱い者を食べて生きていく、弱肉強食の過酷な世界。様々な種類の動物達が生活しているが、唯一「人」という種族だけは存在しない。
なお、劇中に登場する動物達は、道具を使う、衣服を身に着ける、二足歩行をするなど、人間的にデフォルメされているものや、現実のよりも大型に描かれていたりするもの等が存在している。

備考

  • 連載開始と『別マガ』創刊の宣伝を兼ねて、『週刊少年マガジン』2009年41号に「エピソード0」が掲載された。尚、「エピソード0」は単行本1巻(初版)や別マガの作者コメントでは単行本2巻に掲載と発表されたが、展開の都合で掲載延期となり単行本2巻の書き下ろしページにお詫びが掲載された。

単行本

  1. 2010年3月17日初版発行、ISBN 978-4-06-384274-6
  2. 2010年4月16日初版発行、ISBN 978-4-06-384286-9
  3. 2010年8月17日初版発行、ISBN 978-4-06-384351-4