のだめカンタービレ 10
のだめカンタービレの既刊
名前 | 発売年月 |
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のだめカンタービレ 1 | 2002-01 |
のだめカンタービレ 2 | 2002-04 |
のだめカンタービレ 3 | 2002-08 |
のだめカンタービレ 4 | 2002-12 |
のだめカンタービレ 5 | 2003-03 |
のだめカンタービレ 6 | 2003-07 |
のだめカンタービレ 7 | 2003-10 |
のだめカンタービレ 8 | 2004-03 |
のだめカンタービレ 9 | 2004-06 |
のだめカンタービレ 10 | 2004-09 |
のだめカンタービレ 11 | 2005-01 |
のだめカンタービレ 12 | 2005-05 |
のだめカンタービレ 13 | 2005-09 |
のだめカンタービレ 14 | 2006-01 |
のだめカンタービレ 14 | 2006-01 |
のだめカンタービレ 15 | 2006-06 |
のだめカンタービレ 15 | 2006-06 |
のだめカンタービレ 16 | 2006-10 |
のだめカンタービレ 17 | 2007-02 |
のだめカンタービレ 18 | 2007-06 |
のだめカンタービレ 19 | 2007-11 |
のだめカンタービレ 20 | 2008-03 |
のだめカンタービレ 21 | 2008-08 |
のだめカンタービレ 22 | 2009-08 |
のだめカンタービレ 23 | 2009-11 |
のだめカンタービレ 24 | 2010-04 |
のだめカンタービレ 25 | 2010-12 |
『のだめカンタービレ』 (Nodame Cantabile) は、二ノ宮知子による日本の漫画作品。またはそれを原作としたテレビドラマ・テレビアニメ・実写映画などの作品。女性漫画誌『Kiss』(講談社)にて2001年から2009年まで連載された。クラシック音楽をテーマとしている。
作品概要
『Kiss』2001年14号から連載を開始。作者の妊娠・出産に伴い、2008年5月10日発売の同年10号から8月9日発売の16号まで月1回の連載となった後に休載。2009年3月10日発売の6号から連載を再開し、同年20号を以って終了した。また、番外編の連載が2009年第24号より開始され、2010年17号を以って終了した。2004年、第28回講談社漫画賞少女部門受賞。単行本は第24巻まで発行(本編は23巻で完結、24巻より番外編)。累計発行部数は第22巻の時点で3080万部。
音楽をテーマにした作品という構想は「GREEN」の連載を終えていた二ノ宮自身から出されたものだった。主人公である「のだめ」に実在のモデルがいることは有名だが、彼女が「ゴミ屋敷のなかでピアノを弾いている写真」の鮮烈なイメージがきっかけだったという「コンティニュースペシャル」 p.62。タイトルのカンタービレは、イタリア語を由来とする、「歌うように」という意味の発想記号であるアニメ第1作の第1期OP『Allegro Cantabile』でこの文言を用いる。連載開始前の二ノ宮は楽譜が読めない「コンティニュースペシャル」 p.69どころかクラシックの知識がまったくなく、周囲の人間から基礎を教わりながら漫画を描いていたが、人気作となり連載が長期化するとプロの奏者や音大教授に専門知識を取材するようになった。楽器についての資料も大量に集めたが、二ノ宮は演奏のシーンに「自分のイメージをつけない」ようにすることにこだわっていたという「コンティニュースペシャル」 pp.62-63。フランス留学編をはじめとしてプロットは結末近くまであらかじめ構想立てられていた「コンティニュースペシャル」 p.63。
他メディア化
フジテレビがドラマ化し、2006年10月 - 2006年12月まで放送(全11話)され、2008年1月4日・5日の2夜連続で続編のスペシャルドラマも放送された。また、フジテレビのノイタミナ枠でアニメ化され、第1期が2007年1月11日から6月28日まで(全23話)、第2期『巴里編』が2008年10月9日から12月18日まで(全11話)、第3期『フィナーレ』が2010年1月14日から3月25日まで(全11話)、それぞれ放送された。更に2009年12月と2010年4月には、ドラマ版の続きとして完結編にあたる映画が、前・後編の2作連続で公開された。
また、高里椎奈がドラマ版のストーリーを基に小説化し、2006年12月25日に発売された。ゲーム化もされている。
あらすじ
ピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音大学生・千秋真一は、生まれ育ったヨーロッパに(胴体着陸の恐怖体験により)重度の飛行機恐怖症である為に行くことが出来ず(海で溺れたことがあり、船にも乗れない)将来に行き詰まりを感じて思い悩む日々を送っていた。担任の教授の教育方針に反発し口論の末に決別、別れた彼女にもつれなくされて自暴自棄になっていた。
ある日、千秋は酔っ払って自宅の前で眠ってしまう。目が覚めると周囲にはゴミの山と悪臭、そして美しいピアノソナタを奏でる女性がいた。彼女の名前は野田恵(通称・のだめ)で、なんと千秋と同じマンションの隣の部屋に住み、同じ音大のピアノ科に在籍していたのだった。入浴は1日おき、シャンプーは3日おきというのだめだったものの、千秋はのだめの中に秘められた天賦の才を敏感に感じ取る。そしてのだめもまた、千秋の外見と音楽の才能に憧れて彼に纏わり付くようになる。この出会い以来、千秋はのだめの才能を引き出すべく、何だかんだと彼女に関わるようになる。
将来に行き詰まりを感じていたため無愛想だったが、本来は面倒見が良い性格の千秋は、のだめとの出会いを機に彼女の存在が潤滑油となり、音大の変人たちに出会い、懐かれ、順調に道を踏み外しながらも音楽の楽しさを思い出し、新しい音楽の世界と指揮者への道を一歩一歩切り拓き始める。また、千秋の存在によりのだめもより高い技術を得るための指導者や、環境に出会う機会を得て、それぞれが成長していく。
登場人物
楽団一覧
- Sオケ(エスオケ)
- フランツ・シュトレーゼマン(ミルヒー)により1年間結成されたオーケストラ。正式名称は「シュトレーゼマン特別編成オーケストラ」。本来シュトレーゼマンはAオケ(桃ヶ丘音楽大学正規のオーケストラ)と指揮科を指導することになっていたが、シュトレーゼマンの希望により「遊びのオケ」として作られた。コンサートマスターは峰龍太郎。
- シュトレーゼマン自身が学内を歩き回って見つけてきた、選りすぐりの変な学生たちによって構成されている。コンバス隊などAオケと掛け持ちのメンバーがいるパートもあるが、実態は桃ヶ丘音楽大学の落ちこぼればかりが集まったオーケストラ、とも称される。ところが、シュトレーゼマンは千秋をこのオケの副指揮者に任命して、練習を彼に押し付けてキャバクラに遊びに行ってしまう。更に、とある出来事がきっかけで千秋はこのオケの正指揮者に昇格。その後、千秋による厳しい練習を積み重ねていくうちに、メンバー全員がSオケを通じて落ちこぼれではなくなっていく。のだめは、オーケストラにピアノはないため、マスコットガールとして選ばれた。千秋らの卒業と同時にSオケは解散。その後、一部のメンバーが後述の「R☆Sオーケストラ」に加入し、新たな演奏活動を続けている。
- R☆Sオーケストラ(ライジングスターオーケストラ)
- 発起人の三木清良と、それに賛同した千秋の2人が、かつてニナ・ルッツ音楽祭で編成されたオーケストラの主要メンバーを中心に、新設したアマチュアオーケストラ。千秋が初代指揮者、清良が初代コンマスをそれぞれ務める。2代目指揮者はR管やMフィルの指揮者だった松田幸久。広告費などを含め「裏軒」プロデュースで、命名も峰親子による。デビュー公演では素晴らしい演奏を披露、大好評の内に幕を閉じる。「進化変幻」と題した公演では、演奏や出演者は更に進化した。この公演終了後、千秋や清良ら海外組はこのオケに別れを告げた。その後、峰龍太郎が継続が危ぶまれるR☆Sオーケストラを永遠に続けるものにすべく奔走している。
- ルー・マルレ・オーケストラ
- 1875年、ルー・マルレによってパリに設立された非常勤のオーケストラ。若き日のシュトレーゼマンやカイ・ドゥーンが在籍していた。現在の音楽監督は東京都交響楽団常任指揮者のジェームズ・デプリースト。デプリーストの推薦により千秋が常任指揮者に就任する。楽団内の不和により多くの主要メンバーが退団、新メンバーの募集を行い再生を図っている。
- デシャン管弦楽団(デシャンオーケストラ)
- パリの私立オーケストラ。千秋曰く「真面目でいいオケ」。新しい常任指揮者の候補として、千秋、ジャンをたて続けに客演で振らせ、結果ジャンが新しい常任指揮者に就任することになった。オリバーによれば、それまでオカタい真面目な指揮者が常任だったため、現代的で華やかなジャンが選ばれたらしい。
- ルセール管弦楽団(ルセールオーケストラ)
- ルー・マルレ、デシャンと並ぶ、パリのオーケストラ。通称「R管」。松田幸久が首席客演指揮者を務める。
- ウィルトール交響楽団(ウィルトールオーケストラ)
- フランスのオーケストラ。マルレ・オケより格上。千秋はプラティニ国際指揮者コンクールとパリのデビュー公演で振っている。孫Ruiと千秋が共演した。フランスのオケだが、ドイツ式ファゴットが使われている。
小道具
- プリごろ太
- 作中に登場する幼児向けアニメで、海外でも放映されるほどの人気がある。ハラヒロシ作。プリごろ太の大ファンであるのだめは、セリフを丸暗記しており、この作品のフランス語吹き替え版『Prilin et Gorota PRIGOROTA』を見て、フランス語を習得した。ドラマ版、アニメ版の劇中劇として実際にアニメが制作され、完全版がアニメ版DVDの特典となった。
- もじゃもじゃ組曲(La suite mojamoja)
- のだめ作曲、谷岡肇・江藤耕造編曲の全12曲からなる組曲。第1曲は「もじゃもじゃの森」で第12曲は「幸せ色の虹」。
- マングース
- のだめお手製の着ぐるみ。手にはハブを持っている。長い時間をかけて一生懸命作ったが、ボロでオケのみんなからは不評だった。文化祭でお披露目。その後もモノローグ内の、のだめの心象風景として背景によく登場している。
- 2006年9月にバンダイから実際に発売された「マングースぬいぐるみ」は予約件数1万個を確保するヒット商品になった「バンダイ、女性開拓手応え--『のだめ』キャラクター商品ヒット」『日経流通新聞MJ』2007年5月4日付、9面。。その他、漫画「のだめカンタービレ」第15巻の限定版にもマングースぬいぐるみが付属された。
- みそ字
- のだめが作って、千秋のパソコンに勝手にインストールしていた、パソコン用フォント。ぱっと見では、ミミズののたくったような下手くそな文字だが、英語はかろうじて読める、独特な雰囲気を持ったフォントである。のだめの弟によりオンラインで販売されているという設定(現実には、売られてはいない「二ノ宮知子さん インタビュー!」によると配布はしていないが≪リアルのだめ≫嬢のPC内には実在しているらしい。所謂個人製作(プライベート)フォントの1つであろう。)、購入者の1人に三善俊彦がいる。
- 博多通りもん
- のだめの郷里福岡県名産の土産菓子。オクレール先生にもあげるなど度々登場する。
- おなら体操
- 幼稚園の先生を目指していたのだめがお遊戯用に作った曲。ドラマ版劇中では、のだめが歌いながらピアノを弾き、江藤(のだめの大学時代の先生)が踊った。アニメ版にも登場した。
- 2007年2月21日発売の『「のだめオーケストラ」STORY!』のDisc2の1曲目にアニメ版のだめ役の川澄綾子によるもの尚この曲の作詞作曲は≪リアルのだめ≫嬢が(作詞には二ノ宮知子も一緒に)クレジットされている。が収録されている。川澄は2007年2月の「のだめオーケストラコンサート」でも弾き語りを披露している。
- 2007年5月23日にはドラマ版のだめ役の上野樹里が歌うCDが発売され、未公開の歌詞も含まれた完全版となり、特典として振り付けDVDがついている。
- また、漫画「のだめカンタービレ」第17巻に、一部の予約特典としておなら体操のCDが付属する予定だったが、無許可だったため中止になった。
- 裏軒
- 桃ヶ丘音楽大学の裏にある中華料理屋。峰龍太郎の父・龍見が経営。チャーハンが人気No.1メニューなど、一見すると中華料理屋だが、創作中華はおろかクラブハウスサンドを初めとした喫茶メニューからクリスマスケーキの予約等も提供しており、音大の生徒や教師達が集う人気店となっている。また、彼の息子に対する溺愛ぶりがもろに期間限定メニューに影響する。R☆Sオーケストラのプロデュース店であり、オーケストラ結成当時から商店街ごと巻き込んだ広報宣伝をする等支援に余念がない。
曲目一覧
作品中に登場した曲目の一覧(カッコ内は、曲の登場した巻数)
管弦楽曲
桃ヶ丘音大
- 定期公演関連
- ベートーヴェン:交響曲第7番
- Sオケで練習した際に演奏した楽曲。峰が初めてコンマスとして、千秋がシュトレーゼマンの代演の形で指揮をとった。しかし千秋は、ばらばらのSオケをまとめることができず、シュトレーゼマンにダメ出しをされた(単行本第2巻)。
- R☆Sオケにおいて、千秋が最後に指揮した曲(単行本第9巻)。
- ドラマ版での主題曲。
- ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
- Sオケのデビュー曲。スパルタ(専制君主とまで言われた)・千秋とSオケのメンバーが徐々に対立を深めていくが、最終的には、のだめのアドバイスにより、Sオケなりの「第3番」を完成させ大好評を得る(単行本第3巻)。
- ベートーヴェン:交響曲第9番
- 峰に誘われて千秋がAオケの練習を見に来たときの曲。第2楽章冒頭のティンパニで真澄が恥をさらしてしまうことになる。
- ベートーヴェン:交響曲第7番
- 学園祭
- G. ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
- 文化祭でSオケが演奏した曲。ピアニカパートを取り入れるなど大胆に編曲され、和服など奇抜な衣装で演奏した。
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
- 千秋がピアノ奏者としてシュトレーゼマンと共演した曲。
- G. ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
- 卒業演奏会
- ジョリヴェ:打楽器協奏曲
- 卒業演奏会で真澄が演奏した曲。伴奏者が演奏会当日に急病で倒れ、代役で千秋が伴奏した(単行本第6巻)。
- ジョリヴェ:打楽器協奏曲
大学外
- ニナ・ルッツ音楽祭
- ドヴォルザーク:交響曲第5番
- ニナ・ルッツ音楽祭のオーケストラで取り上げられたが、かなりマニアックな曲。
- ドヴォルザーク:交響曲第5番
- 押売新聞社主催 音楽コンクール
- リヒャルト・シュトラウス:オーボエ協奏曲
- 黒木のコンクールでの演奏曲。
- リヒャルト・シュトラウス:オーボエ協奏曲
R☆Sオーケストラ
- 第1回公演
- シューマン:マンフレッド序曲
- モーツァルト:オーボエ協奏曲
- オーボエ奏者にとっては、コンクールで必ず課題となる曲。R☆Sオーケストラ第1回公演で、黒木がソリストとして演奏(単行本第7 - 8巻収録)。
- ブラームス:交響曲第1番
- R☆Sオケデビューコンサートにおけるメインプログラム。好評を博し再演が決まる。
- 再演
- サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
- R☆Sオーケストラ ニューイヤーコンサート(単行本第9巻収録)
- ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
- サラサーテ:カルメン幻想曲
- R☆Sオーケストラ定期公演「進化・変幻」で、清良がソリストとして演奏したヴァイオリン協奏曲。
- リヒャルト・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
- R☆Sオーケストラ第3回公演で演奏した曲。
- ベートーヴェン:交響曲第7番
プラティニ国際指揮者コンクール
- 予選(単行本第10巻)
- ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
- リヒャルト・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
- 3次予選でのジャン・千秋の課題曲。ジャンは流麗で華麗、オケもノリノリな演奏を披露したが、千秋はそれを聴いて自分を見失うこととなり、オケと不協和音を奏でてしまった痛恨の1曲。
- ドヴォルザーク:交響曲第8番
- 間違い探しの曲であり、オケがわざと間違いのある楽譜で演奏しているものを見抜くこととなった。
- 本選(単行本第11巻)
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
- 千秋が小さい頃、「いつかはこの曲を(ソリストとしてヴァイオリンで)オケとやってやる!」と憧れた曲。千秋のためにのだめが引き当てた。
- バルトーク:舞踏組曲
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
- 千秋のパリ・デビュー公演(単行本第12巻)
- プラティニ国際指揮者コンクールでの優勝に伴い、ウィルトール交響楽団で演奏した。
- ラヴェル:マ・メール・ロワ
- 武満徹:遠い呼び声の彼方へ!
- シベリウス:交響曲第2番
ルー・マルレ・オーケストラ
- 千秋の初演
- ラヴェル:ボレロ
- デュカス:魔法使いの弟子
- シューマン:交響曲第1番『春』
- 千秋が任せられた時期のマルレは「オケの土台になる音がない」状況であったため、大失敗に終わる(単行本第14巻)。
- 2回公演
- ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
- ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
- 千秋とシモンによるマルレ改革後に、初めて演奏された。
- ニールセン:交響曲第4番『不滅』(消し難きもの)
- この曲によってマルレオケのコンサートは大成功だった(単行本第17巻収録)。
- チャイコフスキー:幻想序曲『ロミオとジュリエット』
- J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調(原曲:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052)
- ベートーヴェン:交響曲第4番
- この曲を振る前に父・雅之を見かけ、動揺したせいでどこを演奏しているか分からなくなってしまった。
千秋 ブラジル客演編 (単行本第23巻)
- ダリウス・ミヨー:『スカラムーシュ』Op165c(サクソフォーンと管弦楽のための組曲)
ピアノ曲
桃ヶ丘音大
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』第1楽章
- 千秋が江藤に師事していた時、練習室で弾いていた曲。冒頭部で突然演奏をやめてしまい、激怒した江藤にハリセンで叩かれた。
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章
- 千秋が初めてのだめに出会った時にのだめが弾いていた曲。そのデタラメな演奏から千秋は"悲惨"と評している。
- のだめによれば「実家が新築になって、引っ越しの為に何度も階段を昇り降りしてうんざりしているおじいちゃんとおばあちゃん」をイメージしながら演奏しているとのこと。
- モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
- 千秋とのだめの初共演曲。千秋に音楽による感動を思い出させた曲(単行本第1巻)。また最後の最後でのだめをスランプがら救った曲でもある(単行本第23巻)。
- ショパン:即興曲Op.Post66 嬰ハ短調『幻想即興曲』
- シュトレーゼマンが初めて大学に現れた際、のだめが練習室で弾いていたのを盗み聞いて「ブラボー」と囁いた曲。
- バルトーク:アレグロ・バルバロ
- ニナ・ルッツ音楽祭でのピアノ受講者の課題曲。のだめは予習しておらず滅茶苦茶に弾いたため「やる気がない」とニナ・ルッツに退室させられる。千秋にも叱られた傷心ののだめは懸命に読譜し、音楽祭閉幕後に練習室に侵入して演奏する(単行本第4巻)。
- リスト:メフィスト・ワルツ第1番
- 千秋が卒業演奏会で演奏した。
マラドーナ・ピアノ・コンクール
- 第1次予選(単行本第8巻)
- シューベルト:ピアノソナタ第16番 イ短調
- 第2次予選(単行本第8巻)
- J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 第16番
- ショパン:練習曲op.10-4 嬰ハ短調
- かつてのだめがスパルタ教育を受けていた頃に弾いた曲であり、彼女にとっては過去のトラウマ強く根付いた曲である。
- リスト:超絶技巧練習曲『鬼火』変ロ長調
- 見るからにイヤそうな顔で演奏して審査員を困惑させたが、オクレールは「彼女自身が鬼火のようだ」と評価していた。
- 第3次予選
- 海老原大作:ロンド・トッカータ
- #のだめカンタービレ Selection CD Bookの項を参照。
- ドビュッシー:『喜びの島』
- ドビュッシー自身ではなく、千秋への恋心にゆれる自分自身を表現した曲になり、ここで初めてオクレールはのだめを「ベーベ」と評した。
- 海老原大作:ロンド・トッカータ
以下の2曲は瀬川悠人の演奏曲(ドラマでは前者のみを本選で演奏した)
- ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
- ラヴェル:『夜のガスパール』より『スカルボ』
- 本選(単行本第8巻)
- モーツァルト:ピアノソナタ第8番 イ短調
- シューマン:ピアノソナタ第2番 ト短調
- ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
- 全ピアノ曲中最難曲の1つ。のだめ、瀬川の演奏曲。過労により倒れたのだめは練習時間がなく、聴いただけの付け焼刃で本番に臨んだため暗譜しきれず、暗譜中に電車(ドラマではバス)の中で聴いてしまった着メロ『NHK「きょうの料理」のテーマ曲』の音色が混ざってしまい、演奏が一度止まり、途中まで違った旋律を演奏してしまった。
- ベートーヴェン:ピアノソナタ23番 ヘ短調 〈熱情〉
- 坪井隆二の演奏曲。千秋も過去に江藤に教わっていた曲。
コンセルヴァトワール
のだめがパリに来て自宅やコンセルヴァトワール(パリ音楽院)で弾いた曲。
- ラヴェル:『鏡 道化師の朝の歌 』
- のだめがパリに来てはじめて弾いた曲(単行本第10巻)。
- ショパン:練習曲 op.10-2 イ短調
- リスト:超絶技巧練習曲『雪あらし』変ロ短調
- ドビュッシー:12の練習曲より第7曲『半音階のための』
- モーツァルト:ピアノソナタ第11番 イ長調(トルコ行進曲付き)
- 以上4曲はのだめのコンセルヴァトワールでの試験曲(単行本第14巻)。
- リスト:超絶技巧練習曲第4番『マゼッパ』ニ短調
- のだめが孫Ruiの演奏で触発されてオクレールの初見のレッスンで弾いた曲。ただ、オクレールには「ぜんぜんダメー」と酷評されてしまう。
サン・マロ編
のだめがサン・マロで行った初リサイタル曲(単行本第15巻)。
- モーツァルト:ピアノソナタ第18(17)番 ニ長調K.576
- モーツァルト:きらきら星変奏曲ハ長調K.265
- リスト:「2つの伝説」よりNo.2『波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ』
- 普通はmfから始まるのに古城の主人が寝ようとしたためfffで弾いた。
- ラヴェル:『水の戯れ』
- モーツァルトオタクの古城の主人に“ラヴェルもいいな”と思わせた。
- シューベルト:ピアノソナタ第16番 イ短調
サロン・コンサート編
- モーツァルト:ピアノソナタ8番 イ短調
- ブノワ城でのパーティでターニャが演奏した曲。
- J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971
- メンデルスゾーン:「無言歌集」より「甘い思い出」
- ショパン:幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
- サロン・コンサート前半最後の曲。のだめは練習中、オクレールに「なんか君みたい」「ころころ変わって曖昧。気分で変わる。」と言われた。
- リスト:「2つの伝説」より『小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ』
- サン・マロで演奏した「2つの伝説」のもう一つの曲。
- イザーク・アルベニス:「イベリア組曲」
- ルロイ・アンダーソン:「そりすべり」
- アンコールが入り、のだめは即興でジャズ風に演奏した。
のだめデビュー ロンドンフィル編
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番
- シュトレーゼマンと共演。大成功に終わる。
室内楽曲
桃ヶ丘音大時代
- ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番『春』
- 峰の留年がかかっていた試験曲。この曲へののだめのイメージは「お花畑」だが、峰に言わせると「光る青春の喜びと稲妻」。ちなみに千秋いわく「おまえたちのは『正月』(ドラマ版では『梅雨』)」。
- エルガー:ヴァイオリンソナタop.82
- 三善家に泊まった夜中に千秋とのだめが演奏した曲。千秋にとっては祖父三善誠一郎のために演奏した最後の曲。
パリ編
- モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
- ブノワ城でのパーティで千秋が演奏した曲。ドラマでは、千秋は執事に「あんたが演奏すりゃいいだろ」と言って何も弾かなかった。
- プーランク:ピアノとオーボエとファゴットのための三重奏曲
- コンセルヴァトワールに通う黒木、のだめ、ポールの3人が室内楽の試験のために結成した「ヤキトリオ」のデビュー曲。
- モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調
- ブノワ城でのパーティで黒木が演奏した曲。
声楽曲
- モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より、ドラベッラのアリア
- ロッシーニ:歌劇『セビリアの理髪師』よりフィガロのアリア『私は街の何でも屋』
- のだめが無銭飲食をしかけたときに、シェフの歌の伴奏をして帳消しにしてもらったときの曲。のだめは初見が苦手だったため、ユンロンが代わりに伴奏した。
その他
- おなら体操
- のだめの作った体操。どうやら「ママといっしょ」という幼児番組への進出を狙っているらしい。
- のだめ♥ラプソディ
- 千秋作曲によるオーケストラ曲。タイトルはのだめが勝手に命名。後にのだめ、龍太郎、真澄のアンサンブルでジャズにアレンジして演奏された。
- もじゃもじゃ組曲
- のだめの作った組曲。全12曲で、第1番から第11番までは谷岡肇と、第12番は江藤耕造と一緒に作った。ストーリー付きで紙芝居ものだめが自分で作っており、オクレール先生にも評価された。
- ピアノ・ソナタ<清掃>
- 千秋がヤケになってのだめの部屋を掃除していた時に、のだめが即興で弾いた曲。以降アレンジされつつ時々登場する。のだめ曰く「先輩とのだめの恋のプレリュード」。
- プリごろ太のテーマ(プリごろ太マーチ)
- アニメ『プリごろ太』のテーマソング。作詞作曲はカースィ=ケニーチェ。
備考
評価
- ドラゴンクエストシリーズなどの作曲で知られるすぎやまこういちは、同ゲームのコンサートにおいてこの漫画を絶賛し1、「多くの人にクラシックを楽しんでもらうためにコンサートを行ってきたが、強い味方を得ることができた」と話した。
- 作者の二ノ宮が事前に徹底的な取材をしていたのがリアルな描写に繋がり、プロの演奏家にも多数の愛読者を生んだ。オーボエ奏者の茂木大輔に作者を音大出身者だと勘違いさせるほどの出来であった。ヴァイオリニストの宮本笑里やピアニストの三浦友理枝などのプロの演奏家が番組出演時に話題にしたことで、漫画には否定的なクラシック音楽愛好者にも愛読者を増やし、特に宮本は自身がパーソナリティを務める番組「MITSUBISHI JISHO Classy Café」で度々特集を組んでいる。
- 使用楽曲のCDの売れ行きアップに貢献するなどクラシック音楽の認識を広げた功績がある反面、専門に音楽を学ぶ学生にはきっかけとしては良くても質の向上には繋がっておらず、懸念する声もある指揮者・秋山和慶のコメント。『レコード芸術』2008年3月号 p.54。
- 連載開始当初は読者アンケートの順位は最下位に近かった。峰やシュトレーゼマンが登場し、第3巻が発売されたあたりから書店の漫画担当者間で「これは面白い!」とのプッシュ攻勢で人気が徐々に上向いていった。
その他
- 2009年3月の連載再開を記念して、本作では初となる展覧会「のだめ カンタービレ♪ワールド」が2009年4月30日から5月6日に東京・丸ビルホールにて行われた。
- 一部の登場人物の名前は、大川興業メンバーの名前にあやかっている。
- 一部の登場人物(とくに外国人)や、音楽祭の名称はサッカー選手の名前に由来(例としてマラドーナ、プラティニ、カントナ、ヴィエラ、マルレ、デシャン、ウィルトールなど)している。
- 作中でのだめが度々口にしている「同情するなら金をくれ」という台詞は、1990年代にヒットしたテレビドラマ『家なき子』からのネタ(パロディ)である。
既刊
コミックス(原作)
カバー表紙では、のだめ(野田恵)が各巻ごとに楽器を演奏
巻数 ! 巻名 ! ISBN ! 初版発行日付 ! カバー表紙 |
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1 | のだめカンタービレ #1 | ISBN 4-06-325968-4 | 2002年1月11日 | ピアノ |
2 | のだめカンタービレ #2 | ISBN 4-06-325982-X | 2002年4月12日 | ヴァイオリン |
3 | のだめカンタービレ #3 | ISBN 4-06-325993-5 | 2002年8月9日 | タクト(指揮者) |
4 | のだめカンタービレ #4 | ISBN 4-06-340411-0 | 2002年12月13日 | フルート |
5 | のだめカンタービレ #5 | ISBN 4-06-340423-4 | 2003年3月13日 | チェロ |
6 | のだめカンタービレ #6 | ISBN 4-06-340438-2 | 2003年7月11日 | ホルン |
7 | のだめカンタービレ #7 | ISBN 4-06-340451-X | 2003年10月10日 | オーボエ |
8 | のだめカンタービレ #8 | ISBN 4-06-340476-5 | 2004年3月12日 | クラシック・ギター |
9 | のだめカンタービレ #9 | ISBN 4-06-340488-9 | 2004年6月11日 | トランペット |
10 | のだめカンタービレ #10 | ISBN 4-06-340505-2 | 2004年9月13日 | ヴィオラ |
11 | のだめカンタービレ #11 | ISBN 4-06-340523-0 | 2005年1月13日 | ファゴット |
12 | のだめカンタービレ #12 | ISBN 4-06-340544-3 | 2005年5月13日 | クラリネット |
13 | のだめカンタービレ #13 | ISBN 4-06-340560-5 | 2005年9月13日 | ハープ |
14 | のだめカンタービレ #14 | ISBN 4-06-340575-3 | 2006年1月13日 | ティンパニー |
15 | のだめカンタービレ #15 | ISBN 4-06-340594-X | 2006年6月13日 | トロンボーン |
16 | のだめカンタービレ #16 | ISBN 4-06-340613-X | 2006年10月13日 | マリンバ |
17 | のだめカンタービレ #17 | ISBN 978-4-06-340632-0 | 2007年2月13日 | チューバ |
18 | のだめカンタービレ #18 | ISBN 978-4-06-340648-1 | 2007年6月13日 | トライアングル |
19 | のだめカンタービレ #19 | ISBN 978-4-06-340673-3 | 2007年11月13日 | コントラバス |
20 | のだめカンタービレ #20 | ISBN 978-4-06-340691-7 | 2008年3月13日 | サックス |
21 | のだめカンタービレ #21 | ISBN 978-4-06-340712-9 | 2008年8月11日 | 歌 |
22
| のだめカンタービレ #22
| ISBN 978-4-06-340749-5 ISBN 978-4-06-937858-4 | 2009年8月10日 | シンバル |
23
| のだめカンタービレ #23
| ISBN 978-4-06-340773-0 ISBN 978-4-06-358312-0 | 2009年11月27日 | ピアノ |
24
| のだめカンタービレ #24
| ISBN 978-4-06-340795-2 ISBN 978-4-06-358318-2 | 2010年4月26日 | |
CD
- のだめカンタービレ
- 2003年9月発売。作中で取り上げられた楽曲を収録したオムニバス盤。
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章 / アンドレイ・ガブリーロフ、リッカルド・ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
- リスト:メフィスト・ワルツ 第1番《村の居酒屋での踊り》 / レイフ・オヴェ・アンスネス
- ブラームス:交響曲第1番 第1楽章よりハイライト / ジョン・バルビローリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- ブラームス:交響曲第1番 第4楽章よりハイライト / ジョン・バルビローリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー / アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団
- ベートーヴェン:交響曲第3番 第1楽章 / ルドルフ・ケンペ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》 第1楽章 / ユーディ・メニューイン、ヘフツィバー・メニューイン
- ショパン:幻想即興曲 / ジョン・オグドン
- のだめカンタービレ Selection CD Book
- 2005年8月発売。作中で取り上げられた楽曲を収録したオムニバス盤の続編だが、コミック扱い。作中の架空の音楽評論家佐久間学による意味不明のポエム解説付き。ISBN 4063646467
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》 第2楽章
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章(前半部分)
- ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ハイライト)
- リスト:メフィスト・ワルツ 第1番《村の居酒屋での踊り》(ハイライト)
- モーツァルト:オーボエ協奏曲 第1楽章
- ドビュッシー:喜びの島
- ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
- R・シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》(ハイライト)
- ベートーヴェン:交響曲第7番 第1楽章
- 海老原大作えびはらだいさく:作中の架空の作曲家。ここでは合唱曲「Let's search for Tomorrow」の作曲で知られる実在の作曲家大澤徹訓が作曲を手がけている。:ロンド・トッカータ
- ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ
- 2005年9月発売の企画アルバム。千秋真一指揮、R☆Sオーケストラ演奏による、ブラームスの交響曲第1番およびドヴォルザークの交響曲第8番(間違い探しバージョンと正解バージョンを収録)第1楽章を収録。発売元キングレコード。2005年10月までに5万枚を売り上げた。
- ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 第1楽章
- ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 第2楽章
- ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 第3楽章
- ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 第4楽章
- ドヴォルザーク 交響曲 第8番 ト長調 作品88 第1楽章(間違い探しスコア版)
- ドヴォルザーク 交響曲 第8番 ト長調 作品88 第1楽章
- のだめカンタービレ Selection CD Book vol.2
- 2006年8月発売。CD第1作で取り上げられなかった作品及び2005年から2006年にかけて連載中に登場した音楽を収録。また、前作に続き、大沢徹訓とオーボエ奏者茂木大輔が解説を行っている。ISBN 4063646661
- ベルリオーズ:序曲 ローマの謝肉祭
- ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》より第3曲 眠りの森のパヴァーヌ
- ストラヴィンスキー:『「ペトルーシュカ」からの三つの楽章』より第1楽章:ロシアの踊り
- ラヴェル:水の戯れ
- プーランク:ピアノ、オーボエ、バソンのための三重奏曲より 第2楽章:アンダンテ
- デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310(300d)より、第2楽章:アンダンテ・カンタービレ・コン・エスプレッシオーネ
- 初版は6曲目の「魔法使いの弟子」が最後まで録音されておらず、回収、交換となった。
- 「のだめオーケストラ」LIVE!
- 2006年11月15日発売。CD2枚組。
- DISC1
- ベートーヴェン: 交響曲第7番 第1楽章(のだめオーケストラ ヴァージョン)
- ベートーヴェン: 交響曲第7番 第4楽章(のだめオーケストラ ヴァージョン)
- ベートーヴェン: 交響曲第9番 第1楽章(ティンパニー GET OUT VERSION)
- ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー(ピアニカ ヴァージョン)
- ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番 第1楽章
- モーツァルト: オーボエ協奏曲 第1楽章
- ブラームス: 交響曲第1番 第1楽章
- ブラームス: 交響曲第1番 第4楽章
- サラサーテ: カルメン幻想曲
- ベートーヴェン: 交響曲第7番 第4楽章(東京都交響楽団/デプリースト)
- ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー(エンディングヴァージョン)
- DISC2
- ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13<悲愴>より 第2楽章(のだめ ヴァージョン)
- モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448より 第1楽章冒頭(2小節で間違えるヴァージョン)
- モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448より 第1楽章
- モーツァルト: 夜の女王のアリア(歌劇「魔笛」より)
- ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 作品24「春」より 第1楽章から(峰ヴァージョン)
- ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 作品24「春」より 第1楽章
- ベートーヴェン: 交響曲第7番イ長調作品92より 第1楽章ピアノ版
- バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 第3楽章サラバンド
- ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より 第1楽章(2台のピアノ版)から
- ショパン: エチュード 作品10-4
- ドビュッシー: 喜びの島
- ストラヴィンスキー: ペトルーシュカからの三楽章より 第1楽章「ロシアの踊り」から
- シューベルト: ピアノソナタ第16番イ短調 D.845
- モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448より 第1楽章から(のだめと千秋ヴァージョン)
- DISC1
- 「のだめオーケストラ」STORY!
- 2007年2月21日発売。CD2枚組。
- DISC 1 Sオケ・AオケSTORY
- オーケストラ チューニング〜Sオケ(コンサートマスター:峰龍太郎)
- ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92 第1楽章から(ドラマ主題曲ヴァージョン)
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」より 第1楽章冒頭(〜いらいらする千秋 アニメ)
- ベートーヴェン: ピアノソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」より第2楽章から(〜千秋とのだめ 出会い ドラマ・アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」より第1楽章冒頭部(〜真澄ティンパニー・ゲットアウト ドラマ・アニメ)
- モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448 第1楽章冒頭(〜のだめと千秋 2小節で間違える ドラマ・アニメ)
- モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448 第1楽章から(〜のだめと千秋 ドラマ・アニメ)
- ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 作品24「春」より第1楽章から(〜峰と千秋の試験演奏シーン ドラマ・アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92より第1楽章から(〜Sオケ初練習 オーボエとクラリネットが入れ替わった ドラマ・アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」より〜第1楽章(S〜オケコンサートシーン アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」より〜第2楽章から(〜Sオケ練習ジミヘン弾きシーン アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」より第1楽章から(〜のだめピアノ演奏 アニメ)
- ショパン:ノクターン第15番ヘ長調作品55-1から(〜理事長「東洋の宝石」ピアノ演奏 アニメ)
- バルトーク:アレグロ・バルバロ BB63.Sz/49(〜のだめピアノ演奏 ニナ・ルッツ音楽祭 アニメ)
- ドヴォルザーク:交響曲第5番ヘ長調 作品76より第1楽章(〜千秋指揮 ニナ・ルッツ音楽祭 アニメ)
- ガーシュウィン(服部隆之編曲):ラプソディ・イン・ブルー ドラマバージョン(〜ピアニカ学園祭シーン ドラマ・アニメ)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より第1楽章から ドラマヴァージョン(〜千秋&シュトレーゼマン指揮 Aオケ ドラマ・アニメ)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より第3楽章から(〜千秋&シュトレーゼマン指揮 Aオケ ドラマ・アニメ)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18より第1楽章から(〜のだめ&千秋 ドラマ・アニメ)
- カースィ=ケニーチェ:プリごろ太のテーマ(プリごろ太マーチ)(〜ドラマ・アニメ)
- DISC 2 R☆SオケSTORY
- 作曲:野田恵云う迄も無くこちらののだめは所謂≪リアルのだめ≫嬢本人である。 作詞:二ノ宮知子/野田恵/Poo太郎 おなら体操より(歌:川澄綾子 アニメ)
- モーツァルト:歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》より第1幕 第11曲「私の心を騒がす」ドラベッラのアリア<ピアノ伴奏版>(〜意地の悪い彩子 ドラマ・アニメ)
- アンドレ・ジョリヴェ:打楽器と管弦楽のための協奏曲<ピアノ伴奏版>より第4楽章(〜真澄卒業演奏 アニメ)
- リスト:メフィストワルツ第1番S.514「村の居酒屋での踊り」(〜千秋卒業演奏 アニメ)
- サン=サーンス:ヴァイオリンソナタ第1番Op.75より 第1楽章(〜千秋・祖父の前で弾く アニメ)
- エルガー:ヴァイオリン・ソナタホ短調作品82より第1楽章(〜千秋&のだめ 千秋の実家 アニメ)
- バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調(〜清良に峰が弟子入り アニメ)
- モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調 K.314/285d 第1楽章→第3楽章からドラマヴァージョン(〜黒木演奏ピンク・ヴァージョン ドラマ・アニメ)
- ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68より 第1楽章→第4楽章からドラマヴァージョン(R☆Sオーケストラ ドラマ・アニメ)マラドーナ国際・ピアノコンクールSTORY[1次予選]No.18 野田恵
- シューベルト:ピアノソナタ第16番イ短調D.845より 第1楽章からドラマヴァージョン(〜のだめピアノ演奏 ドラマ・アニメ)[2次予選]No.18 野田恵
- バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻16番ト短調BWV885より フーガから(〜のだめピアノ練習 アニメ)
- ショパン:12の練習曲Op.10より第4曲(〜のだめピアノ演奏 火の出るような演奏 ドラマ・アニメ)
- リスト:超絶技巧練習曲より第5番変ロ長調「鬼火」から(〜のだめピアノ演奏 アニメ)[2次予選]No.21 瀬川悠人
- ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲イ短調 Op.35より主題&第5変奏 - 第8変奏(瀬川ピアノ演奏 アニメ)
- ラヴェル:「夜のガスパール」より第3曲「スカルボ」から(〜瀬川ピアノ演奏 アニメ)[3次予選]No.18 野田恵
- ドビュッシー:喜びの島より ドラマヴァージョン(〜のだめピアノ演奏 恋に我を忘れたドビュッシー ドラマ・アニメ)[本選]No.18 野田恵
- モーツァルト ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310(K.300d)より第1楽章→第3楽章から(~のだめピアノ演奏 アニメ)
- シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調 作品22 第1楽章から(〜のだめピアノ演奏 ドラマ・アニメ)
- シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調 作品22 第4楽章から(〜のだめピアノ演奏 ドラマ・アニメ)
- ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章より第1楽章「ロシアの踊り」から(35小節まで)(ドラマ・アニメ)
- 冨田勲(中原達彦編曲):「今日の料理」(1)(ドラマ・アニメ)
- ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章より第1楽章「ロシアの踊り」から(44小節 - 58小節まで)(ドラマ・アニメ)
- 冨田勲(中原達彦編曲):「今日の料理」(2)(ドラマ・アニメ)
- ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 第3楽章「謝肉祭の日」エンディング部分(〜のだめピアノ演奏 ドラマ・アニメ)
- サラサーテ:カルメン幻想曲より作品25第4楽章(〜清良ソロヴァイオリン千秋指揮 R☆Sオーケストラ ドラマ・アニメ)
- ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92より第1楽章→第4楽章エンディングドラマヴァージョン(〜千秋指揮 R☆Sオーケストラ サントリーホールクリスマスコンサート ドラマヴァージョン)
- ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ドラマエンディング)
- DISC 1 Sオケ・AオケSTORY
- のだめカンタービレ スペシャル BEST!
- 2007年12月19日発売。「のだめオーケストラLIVE!」の続編となるアルバム。2枚組。
- ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92より 第1楽章・第4楽章 ドラマエディット / (7分18秒)
- ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」より第1楽章から / (3分41秒)
- R.シュトラウス:「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28 / (15分41秒)
- グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 より / (2分32秒)
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より 第1楽章から / (10分43秒)
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より 第3楽章から / (1分45秒)
- ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」から / (3分5秒)
- ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68より 第1楽章冒頭部 / (1分4秒)
- ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68より 第4楽章 / (17分9秒)
- ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界から」より 第4楽章から 間違い探し版 /(4分1秒)
- ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界から」より 第4楽章から 間違い探しー正解版 / (3分54秒)
- ラヴェル:組曲「鏡」より 第4曲「道化師の朝の歌」から / (1分46秒)
- ショパン:「英雄」ポロネーズ第6番変イ長調作品53 / (6分41秒)
- リスト:「超絶技巧練習曲」より 第4番ニ短調「マゼッパ」 / (7分21秒)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30より 第1楽章 / (16分48秒)
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30より 第3楽章から / (1分30秒)
- 大島ミチル:「もじゃもじゃ組曲」より 第1曲「もじゃもじゃの森」から ドラマスペシャルヴァージョン / (1分18秒)
- シューベルト:ピアノソナタ第16番イ短調D.845より 第1楽章前半→後半から / (3分44秒)
- モーツァルト:「きらきら星変奏曲」K265 / (7分0秒)
- モーツァルト:ピアノソナタ第18番ニ長調K576より 第1楽章 / (5分14秒)
ゲーム
- のだめカンタービレ (ニンテンドーDS)
- バンダイナムコゲームスより2007年4月19日に発売。
- 『学校の中を探検し、のだめのキャラとあってコンサートになる』が主な進行。
- ミニゲームはプリごろ太の横スクロールや裏軒の瞬間記憶ゲームなど。
- のだめカンタービレ (プレイステーション2)
- バンプレストより2007年7月19日に発売。
- のだめカンタービレ ドリーム☆オーケストラ (Wii)
- バンダイナムコゲームスより2007年12月27日に発売。
- のだめカンタービレ 楽しい音楽の時間デス (ニンテンドーDS)
- バンダイナムコゲームスより2010年2月18日に発売。
アニメーション
テレビアニメは第3期まで、フジテレビ『ノイタミナ』枠で放映された。オーケストラの部分などの集団が演奏するカットでは、3DCGにより制作された人物・楽器により、集団がリズムに合わせて動くように制作されている。テレビアニメ版は、原作に存在したシーンがカットされていたり、変更されている。カットされたシーンのひとつで、のだめ達がニナ・ルッツ音楽祭に向かう前に立ち寄った新潟での海水浴シーンは、放映後に発売されたDVDの映像特典にて収録されている。
また、原作コミックの第22巻と第24巻にはオリジナルアニメDVDが同梱された。
テレビアニメ
- のだめカンタービレ
- 2007年1月11日から毎週木曜日、及び一部の系列局にて各ローカル編成で全23話が放映された(ただし本放送終了後にネットを開始した局もある)。レギュラーネット局などで本放送が開始された後、どんどんネット局が増えて行き、最終的には『ノイタミナ』放映枠作品としては史上最多の23局(FNS系列外含む)で放映された。また、2007年12月からCS放送のフジテレビ721で毎週水曜日21時から21時50分に2話連続で放送され、2008年4月9日からはフジテレビCSHDでも深夜1時から放送されている。本編を収録したDVDは4月13日に第1巻、追って1か月毎に11月まで全8巻がリリースされた。
- のだめカンタービレ 巴里編
- 2008年10月から12月まで放送された。なおLeçon1(第1話)はフジテレビでは放送時間が5分遅れて24時50分からの開始だった。第9話は視聴率6.6%を記録。それまでの歴代ノイタミナ作品中最高視聴率となった。
- のだめカンタービレ フィナーレ
- 2010年1月から3月まで放送された第3期放送決定は第2期『巴里編』最終回にて早々と告知されたが、その際は2009年秋放送開始とされていた。2009年7月、アニメ公式サイトにて題名と放送開始時期が正式発表された。。これに先立ってBSフジにて2009年12月31日の17時から『のだめカンタービレ』年越し一挙放送スペシャル!として1期・2期の全34話が17時間連続で放送された。シリーズとしては初めてBSフジでも地上波と同時期に放送されている。
スタッフ
- 監督 - カサヰケンイチ → 今千秋(2、3)
- シリーズ構成 - 金春智子 → 榎戸洋司(2) → 中島かずき(3)
- キャラクターデザイン - 島村秀一
- 色彩設計 - 店橋真弓
- 美術監督 - 小林七郎
- CGプロデューサー - 神林憲和(1、2)
- 3DCGディレクター - 今井真司(3)
- 撮影監督 - 大河内喜夫
- 編集 - 西山茂
- 音楽 - 松谷卓、のだめオーケストラ、東京都交響楽団(1、3)
- 音響監督 - 明田川仁
- プロデューサー - [[高瀬敦也