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タマさん 5

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タマさんの既刊

名前発売年月
タマさん 1 2007-12
タマさん 2 2008-08
タマさん 3 2009-12
タマさん 4 2010-09
タマさん 5 2011-07

タマさん』は森ゆきなつによる日本の4コマ漫画作品。主に芳文社の雑誌『まんがタイム』(月刊)で、2006年11月号から連載されている。 また、『まんがタイムオリジナル』(月刊)で2007年5月号から2008年6月号まで連載され、以後も不定期にゲスト掲載されている。なお、『まんがタイム』2007年12月号、『まんがタイムオリジナル』2008年2月号までは『不思議猫タマさん』というタイトルであった。

概要

前述の通り、この漫画は2つの雑誌に連載されていて(現在は『まんがタイム』のみ)、それに伴い、『まんがタイム』版では主にタマさんの飼主である「如月家編」、『まんがタイムオリジナル』版では坂崎杏達の通っている高校の「学校編」を主体とした話が描かれている。

その為、如月親子が『まんがタイムオリジナル』版に、逆にふみか達が『まんがタイム』版にそれぞれ出る機会は殆んどない。                             (『まんがタイム』のみの連載となってからは、この限りではない。)

なお、サブタイトルはすべてひらがなかカタカナ、あるいは2つの併用で表記される。

登場人物

タマさん
自称「どこにでもおるただの猫」。関西弁で人間と会話ができ、尻尾が二股になっている。如月家で飼われているが、舎弟の子猫が擁したりなど、外でも色々と活動をしている。年齢不詳だが、大正時代から生きている為かなりの長生き。性格はおっさん臭く、かなりの熟女好き。マタタビの匂いを嗅ぐと酔っぱらい、輪をかけておっさん臭くなる。飼い主の夕人からはスコティッシュフォールドだと思われている。
如月夕人(きさらぎ ゆうと)
タマさんの飼い主。29歳で、職業はイラストレーター。如月家の家長であるが、童顔でよく年齢より若く見られているのが悩み。メルヘンな絵ばかりを描いているが、現実主義者であり、非現実的で不思議な出来事が起きても頑なに信じようとしない(錯乱して現実逃避する)。運動能力がかなり低い。仕事中のみ眼鏡をかけている。回想編によると、かつて教育実習生として後に妻となるうららが在学していた高校を訪れていた描写がある。周囲からは異常に見えるほどあらゆる生き物に愛される性質を持っている。
如月ふるる(きさらぎ ふるる)
夕人の一人娘。5歳で、幼稚園の年中。タマさんとは大の仲良し。タマさんからは「お嬢」と呼ばれている。
坂崎杏(さかざき あんず)
如月家のお隣さんの女子高生。17歳。祖母あづきと2人で暮らしている。美術部員だが、その絵は誰が見ても衝撃を感じさせるもので、周りからは恐れられているが、一部の人には人気がある模様。夕人にぞっこん中で、猛アタックをかけているが、報われていない。よく如月家に入り浸っていて、仕事で忙しい夕人に代わりふるるのお守りをする事もある。
如月うらら(きさらぎ うらら)
夕人の妻。故人。旧姓は華京院(かきょういん)。ふるるを産んだ後に亡くなり、作品中には回想編のみに登場する。タマさんはもともと彼女の家の飼い猫で、彼女と夕人が同居を始める際に付いてきた。教育実習でやってきた夕人に一目惚れし、猛アタックの末結婚に至った。
華京院くらら(かきょういん くらら)
うららの妹。姉が夕人と結婚することを快く思っていない。姉が嫁いだ後に如月家へ押しかけてきた(回想編より)。杏とは同級生。
如月圭人(きさらぎ けいと)
高校教師。杏とその友人達が所属するクラスの担任。長身で目つきが悪い(本人としては慈愛の眼差しであっても鋭い眼光付きになってしまう)ため誤解されやすいが、実際は良い人。生き物が大好きで、ふみかが所属している生物部の顧問である。が、目つきの悪さが災いして、生き物達からは(ラットが一目散に逃げてしまうほど)非常に恐れられ、密かに傷ついている。実は夕人の弟だが、タマさんや杏達は気づいていない。名前が初めて出たのは、彼が兄・夕人に小包でジャケットを送った時。
坂崎あづき(さかざき あづき)
杏の祖母。年齢は60代。地元のテニスサークルに通っている。杏と同様、夕人にぞっこん中。何故か猫に嫌われている。
佐々原楓(ささはら かえで)
杏の友人。美術部員。父親が借金をしているせいか、資金稼ぎに励んでいて、金目の物に興味を持つ。猫好きではないので、しゃべるタマさんの事は少し快く思っていない様子。彼氏持ちだが、強烈なツンデレであり、彼氏に対してイマイチ素直になれない。
加瀬ふみか(かせ ふみか)
杏の友人。生物部(正式名称は生き物大好き部)副部長。タマさんの事が大好き。タマさんを快楽にいざなうゴッドハンドの持ち主。そのスキルはどんな時でもタマさん及び他の猫をごろごろさせてしまう。
小野坂陽太(おのさか ようた)
タマさんをアニキと慕う16歳の高校1年生。柔道部所属。杏達の後輩に当たる。当初はタマさんをただの猫とあなどってちょっかいをかけたが、逆にスゴまれて敗北し、さらに後に不良からかばってもらった事を恩義に感じるようになる。楓の幼馴染であり、そして他ならぬ楓の彼氏。楓のツンデレぶりに振り回され、自分が彼女から好意を抱かれていることにイマイチ自信が持てていないどころか、楓の無理難題をイジメとすら受け取っている節がある。
佐倉(さくら)
夕人の取引先で働くキャリアウーマン。見た目はとても若々しく、仕事ぶりはタマさんも絶賛しているが、作中にて孫を持つことになる事が判明する。下ネタを口にしかけてタマさんに制止されることがよくある。

単行本

まんがタイムコミックスで第4巻まで刊行されている。

  1. 第1巻(2007年12月22日発行)ISBN 978-4-8322-6595-0
  2. 第2巻(2008年8月22日発行)ISBN 978-4-8322-6661-2
  3. 第3巻(2009年12月22日発行)ISBN 978-4-8322-6801-2
  4. 第4巻(2010年9月22日発行)ISBN 978-4-8322-6883-8