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ホームセンターてんこ 1

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ホームセンターてんこ』は、とだ勝之による日本の漫画作品。

内容

講談社の『月刊少年マガジン』増刊GREAT2007年5月号より連載が始まった(途中から『マガジンイーノ』で連載に変更された)作品。単行本は全5巻。引っ越しで、九州から関東へ来た女子高生・井本典子(通称てんこ)のDIYライフを描いた作品。キャラクターはおおむね4、5頭身で描かれている。

Myドリルを購入し、てんこがDIYにはまっていく過程が描かれている。その過程で、基礎的な知識も得られる。姉のためにアクセサリーを自作したり、部室のレイアウトを変えたり、学校の職員室の棚を勝手に作り変えたり、親子工作教室で活躍したりしている。

ホームセンターてんこ増刷騒動

ホームセンターてんこは、売上が伸び悩んだことにより、2010年2月に打ち切り宣告がなされた。 それから、2010年4月に自身がラジオ小島慶子 キラ☆キラにて漫画の新刊を買って欲しいという投稿をしたところ、その投稿が読まれた。 その投稿では漫画名などは書いておらず、投稿が読まれた後に再度投稿した際に、漫画名を明かした。その後売上に変化が現れ始めた。

そんなある日、2ちゃんねるのニュース速報板にて、「DIY女子高生マンガ「ホームセンターてんこ」が連載終了らしい」というスレが立ちDIY女子高生マンガ「ホームセンターてんこ」が連載終了らしい 2ch ニュース速報板、最初は2chにありがちな叩きレスが多かったが、徐々にてんこを評価するようなレスが多くなり、そのまま1000までレスがつきこのスレは終了した。このスレの反応に対して作者のとだ勝之がHPで感謝の気持ちを表明すると、そのことを話題にしてまたスレッドが立つことになった。

その後、この一連のやりとりはネットニュースなどで取り上げられ、てんこの売上は上昇していった。Amazonでしばらく品切れ状態となったため、作者のとだは増刷を期待して編集部に電話をした。しかし編集部に、この盛り上がりはあくまでネット上だけのものであり、また市場に残った売れ残りが全部売れない限りは増刷はしないと言われてしまった。

その後、とだは「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2010」というDIYイベントに「ホームセンターてんこ」のブースで出展し、HPでのアフィリエイトの売上を使っててんこの同人誌「ホームセンターてんこEX.」を販売し、ファンと交流したホームセンターてんこがDIYイベント出展、レア同人誌も コミックナタリー2010年8月15日。

その後、編集部は方針転換したのか、本来は増刷されるケースではないのにも関わらず、今回の騒動が非常に興味深いということで、てんこ1-4巻それぞれ1500部の増刷が決定した。

以上の一連の騒動を、作者が漫画化し、ネット上に公開した「ホームセンターてんこ」作者が打ち切りから増刷まで描く コミックナタリー2010年10月11日。

脚注