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ルシフェルの右手 4

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ルシフェルの右手』(ルシフェルのみぎて)は、芹沢直樹による日本の漫画作品。

『モーニング』(講談社)にて2010年13号から不定期に連載されている。単行本は2010年10月現在既刊1巻。

あらすじ

内戦中のアフリカ某国の野戦病院でボランティア活動に従事していた医師・勝海由宇は、自分の命を守るために襲ってきた兵士を射殺してしまう。

人を殺した医師失格の烙印として右手に堕天使・ルシフェルの刺青を刻み、日本へ戻り横浜へと流れ着いた勝海は一人の医師と出会う。

登場人物

勝海 由宇(かつみ ゆう)
外科医。勤めていた大学病院を辞め、NPOボランティアに参加した国で内戦が勃発、反政府ゲリラに拘束される。人命救助を第一に考え、ゲリラ軍に求められるまま医師として仕事を続けるが、新しい大統領の就任により反政府ゲリラ掃討作戦が指示され、自分の命を守るために襲ってきた政府軍の兵士を射殺してしまう。人を殺し医療から離れる自戒として右手に堕天使・ルシフェルの刺青を入れ、日本へ帰国する。横浜でチンピラに絡まれ怪我を負い路上に倒れていたところを助けられ、皆戸野医院へ運ばれ、医師であることを知った皆戸野院長に人手不足だからと治療に当たるよう駆り出される。医療の道へ戻ることに躊躇いを感じていたが、皆戸野に迷いを打ち消され、皆戸野医院で働き始める。
皆戸野(みなとの)
皆戸野医院院長。患者は保険未加入者や保険料滞納者、外国人などで治療費の支払いもままならない人ばかりだが、ツケや分割払いも受け付けているため、儲けとはかけ離れた経営状態で、給料もまともに払われないため常に人手不足状態が続いている。その方針から近隣の病院の医師たちから嫌われている。クモ膜下出血で意識不明になる直前に、勝海の迷いを打ち消し、医師として再生する道を示した。
佐倉(さくら)
皆戸野医院の事務員。
岬(みさき)
勝海の元同僚。大学病院勤務。

書誌情報

芹沢直樹 『ルシフェルの右手』 講談社〈モーニングKC〉 既刊1巻(2010年10月現在)

  1. 2010年8月23日発売、ISBN 978-4-06-372937-5