動物のお医者さん 第6巻
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動物のお医者さんの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
動物のお医者さん 第1巻 | 1995-12 |
動物のお医者さん 第2巻 | 1995-12 |
動物のお医者さん 第3巻 | 1995-12 |
動物のお医者さん 第4巻 | 1996-03 |
動物のお医者さん 第5巻 | 1996-03 |
動物のお医者さん 第6巻 | 1996-03 |
動物のお医者さん 第7巻 | 1996-06 |
動物のお医者さん 第8巻 | 1996-11 |
『動物のお医者さん』(どうぶつのおいしゃさん)は、佐々木倫子による少女漫画。1987年(昭和62年)から1993年(平成5年)にかけて白泉社『花とゆめ』に連載。全119話。単行本は、花とゆめCOMICSで全12巻、白泉社文庫版では全8巻。2,000万部以上の売り上げを記録した。
札幌市にある「H大学獣医学部」を舞台に、獣医を目指す学生の日常をコメディタッチで描いた。
概要
- 基本的に一話完結型。
- 主人公の飼い犬であるシベリアン・ハスキーの“チョビ”はシベリアン・ハスキーブームを巻き起こし、同時にH大のモデルである北海道大学獣医学部の志望者数が跳ね上がるなど、社会現象も巻き起こした札幌H大学獣医学部研究会 『コミックに見る獣医学部の研究』(データハウス、1994年) ISBN 4-88718-270-8。
- 動物のセリフとしてふきだしなしの文章がコマ内に書かれる。もちろんドラマにも反映されている。
登場人物・動物
西根家
- 西根公輝(にしね まさき)“ハムテル”
- 演:吉沢悠
- 何事にも動じない冷静な性格(ドラマではチョビが山で遭難した際大声で泣き叫びながら探すなど、原作よりもやや感情豊かである)のH大学学生。人に頼まれごとをされると断れない・断ろうと思案中に押し付けられてしまう性格のため、いつの間にかトラブルに巻き込まれていることもしばしば。しかし、器用で何でもそつなくこなすので、周囲からの信頼を集めている。また、堅実な性格と運の良さから試験で赤点の憂き目を見たことがなく、友人達の羨望の的となっている。その反面、世間知らずな面もある。一人称は基本的に「ぼく」だが、単行本9巻前後から「オレ」に変わっている(ドラマではほぼ一人称は「オレ」である)。
- 高校生時代、帰宅の近道としてH大学獣医学部の敷地を通り抜けに利用した際、漆原教授からチョビを押し付けられたのをきっかけに、動物の治療費も浮くからと、深い考えもなしに手近なH大学獣医学部病院学講座へ進んだ。少年の頃から動物に優しく接することのできる穏やかな心の持ち主。
- 家族構成は、ピアニストの父、声楽家の母、祖母、ハスキー犬(チョビ)、三毛猫(ミケ)、ニワトリ(ヒヨちゃん)、スナネズミ(おとうさん、おかあさんなどがいて、数は記載されている限り20匹だが一部里子に出されている)。
- 両親は共に音楽家でドイツに住んでおり、現在は祖母のタカと二人暮らし。両親の影響からピアノを弾くことができるが音感は皆無に等しく、10年以上調律していない(割れ鐘を叩くような音が出る)ピアノを平然と弾き続けた事がある(二階堂いわく「技術的には立派」)。
- 友人からは、本名の漢字1文字目「公」をカタカナに分解し、2文字目「輝」を訓読みした「ハムテル」(公➔ハム、輝➔テル)というあだ名で親しまれ、また祖母からは「キミテル」と呼ばれるなど、みんなの呼びたいように呼ばれているため、本名で呼ばれる機会が少ない(ドラマでは母からも本名で呼ばれているが、原作では両親が初めて帰国したエピソードにおいて父に一度呼ばれるだけである)。
- 西根タカ(にしね たか)
- 演:岸田今日子(少女時代:吉野きみか)
- 公輝の祖母。原作ではすべて着物姿で登場する。押しが強くハムテルは彼女に逆らえない。動物の世話は(自分の猫であるミケですら)絶対自分ではしないが、文句だけは言う。ワガママで怒りっぽいトラブルメーカーだが、楽天家で、どこか憎めないところがある。少女時代に近所の西町家畜診療所で飼い犬のコロが爪を切られすぎ出血したことを未だに覚えていて(一部誤解もあったことが後に判明する)、医者が孫の代に変わった今もハムテルに西町家畜診療所に行くことを堅く禁じている。
- それなりに裕福な育ちであるらしい。文化的な芸事を通じての交友が広い。
- チョビ
- 声:柊瑠美
- ハムテルの飼い犬。名付け親は二階堂。ハムテルが名前を考えている間に二階堂が勝手に「チョビ」と呼び続け、それを自分の名前と思い込んでしまったため。因みに祖母は「タイジロー」と名付けようとしていた。
- シベリアン・ハスキーの雌。顔は般若の面のようで初対面の相手にはよく怖がられるが、性質は極めて温厚。従順で賢く聞き分けがよく、受動的な性格である。
- 生まれてこのかた怒ったことがない。一回だけ「怒ろうかな…?」と思ったが、タイミングを逃し怒れずじまいだった。唯一ハムテルが他の犬に手を噛まれて怪我をした時だけその犬に噛みついたことはあるが、怒ったというより犬ぞりチームの仲間と共に、マッシャーであるハムテルを守るために咄嗟に飛び掛ったようであった(ただし頭部に青筋が描かれている)。
- 幼い頃にミケに教育され、また命を助けられた事もあって、体格差が大きくなった今でもミケには頭が上がらない。デリカシーの無い登場人物・動物の中では、比較的上品で常識的な性格をしている。一人称は「ワタシ」。
- 山で取り残されて雷雨の中で遭難してしまったことがあり、以来雷やそれに似た音が大の苦手。
- テレビドラマ版の“チョビ”の本名も“chobi”という。スタッフが数ヶ月かけて、長野県内で見つけた。あまりにも原作とそっくりなため、放映局のテレビ朝日には、「CGか特殊メイクではないか」という問い合わせまであったそうである。
- ドラマ初期では漫画と同様文字のみが出ていたが、後に声を出した。
- スナネズミ
- ハムテルが、動物病院の診療を手伝った「お礼」として漆原教授に押し付けられた動物。もとは2匹だけで、両方とも雄といわれたが、実は雄と雌であったため、どんどん増えていった。一応、「おとうさん」や「おかあさん」等の名前を付けている。ちなみに雌の方が「おとうさん」、雄の方が「おかあさん」である。飼い主であるハムテルの存在には気付いておらず、エサはケージの上から自然に降って来るものだと思っているらしい。また毛皮が大好きで、ミケの腹の上でも昼寝してしまうという、生存本能に欠ける暢気な存在である。自分より大きなものが素早く飛んでくると気絶する習性がある。
- ミケ
- 声:山本圭子
- ハムテルの祖母の飼い猫。首にリボンを巻いている、どこにでもいそうな雌の三毛猫。人間で言えば「不良少女」。言葉はなぜか関西弁で、ハムテルを「ハムやん」と呼んでいる。狩りが得意でネズミやスズメを狩る事に情熱を持ち、ともすればハムテルに叱られると分かっていてなお、スナネズミにも狩猟本能を滾らせる。元々は祖母の友人宅で生まれた、もらい手のつかない子猫だった。
- かなり気が強く犬にも喧嘩を売るほどだが、一方で飢えた親子連れの野良猫に餌を振舞う(用意するのはハムテル)など面倒見のよい姉御肌でもある。ハムテル宅周辺の地域をテリトリーとする猫社会の女ボス。また、幼いチョビのしつけをしたのも彼女で、チョビが成犬になってからもスズメの取り方を教えようとする。チョビには「ミケちゃん」と呼ばれている。
- 二階堂宅でネズミが発生したとき、ミケを貸し出すという案に「捕まえたネズミを得意げに見せに来るから」という理由で二階堂から断られている。
- ヒヨちゃん
- 声:大塚明夫
- 凶暴な雄鶏。飼い主のハムテルにまで蹴りを入れる。だがある程度自分より小さい動物に対しては優しい一面があり、唯一の友達に小柄で可愛い茶色い雄鳥がいる。凶暴になってしまったのは幼いハムテルが鷹匠に憧れて鷹狩の鷹としてヒヨちゃんを訓練してしまったため。一時、大病(インフルエンザ)を患うが、復帰後さらに凶暴になる。
- 名前の由来は「買った時、ヒヨコだったからヒヨちゃん」。小学生時代のハムテルによる。二階堂からは蹴りが怖く敬遠されている。
- 西根絹代(にしね きぬよ)
- 演:真矢みき
- 公輝の母でタカの娘。もともとはピアニストだが本番に弱い質で、後にオペラ歌手へ転身。公輝の少年時代には夫の祥平ともども同居していたが、現在は音楽活動のためドイツ在住。正月やオペラ日本公演のため、稀に帰国することもある。
- 何故か公輝の事を本名で呼ばず「ハムテル」と呼んでいる。
- タカに似てお気楽極楽な性格で、賭け麻雀を愛する。この性格の為かハムテルの小学生時代と比べ父親はかなり変わっているのに対して殆ど変わっていない。
- 欧米人から見ると外見がまだ少女のように見えるらしく、彼らからは親しみを込めて「ばけもの」と呼ばれている。
- 西根祥平(にしね しょうへい)
- 演:小木茂光
- 公輝の父で婿養子。ピアニストだが簡単な指揮はできる。絹代と共にドイツに住む。公輝の動じない性格は、この人から受け継がれたもので、容姿もよく似ている。しかし、ハムテルよりは笑顔が多く、やわらかい印象がある。
- 公輝を本名で呼ぶ唯一の人物である。賭け麻雀はあまり強くない。
H大学
学生
- 二階堂昭夫(にかいどう あきお)
- 演:要潤
- 高校時代からのハムテルの親友。「鼠」という字に触れることさえ嫌がるほどの、大のネズミ嫌い。大した考えもないままハムテルにくっついて獣医学部に進んだことから、ネズミ絡みで苦労することとなる。ハムテルとの仲は最後まで続き、ともに博士課程に進んだ。
- ネズミ以外の動物に対して特に難はないが、ヒヨちゃんとは相性が悪く、頻繁に足蹴りを喰らっている。かつては可愛い動物・関心を引く動物をひっくるめて「チョビ」と呼ぶ奇癖があったため、結果的にチョビの名付け親にもなっている。他にも、モズの「ポチ」やモモンガの「モモちゃん」など、本作に登場する動物の名付け親になることもしばしば。
- 主体性がなく優柔不断な性格で、臆病者でもある。勉強は得意な方ではなく、成績は常に赤点ギリギリ。自らの主体性の無さを自覚しており、自立すべく自らの選択で将来を決めようと発奮したことも幾度かある。最終エピソードでは、ハムテルの足手まといになるまいと1人で病院に就職しようとしたが、結局は2人で開業することを決めた。
- 家族構成は父、母、妹(奈緒)、弟2人(拓哉と稔)、猫3匹(ニッキ・ヒガシ・カッちゃん)。両親の実家は、里帰りのエピソードの方言から、熊本県と思われる。自宅では幼い弟妹たちに勉強を邪魔されることから、よく西根家に避難してくる。
- ドラマでは、美人に弱く女性好きという設定が加わっている。
- 清原貴志(きよはらたかし)
- 演:高杉瑞穂
- ハムテルや二階堂の同期で、阿波野や中川と同じ繁殖学講座に所属。ややケチで貪欲な性格で、試験期間中に過去問やレポート、さらに犬の散歩のアルバイトでぼったくりをするなど、妙な商売センスがある。検査費用が高いからと自らの健康診断に具合の悪い愛犬の血液を持ち込む(それを菱沼が二階堂の血液と間違えて提出し騒動になった)。ただしハムテルら友人の危機に際しては損得を無視した行動に出ることも。
- 講座配属後は研究室に布団やTVなどの家財を持ち込み、ほとんど下宿には帰らず研究室に寝泊りしていたらしく、卒業前に研究室の机を整理した際には大量の私物が不要品となった。大柄で体力もあり、ヒヨちゃんのライバル。平九郎という名の犬(多分ラブラドールレトリバー)を飼っている。原作では卒業後に一旦東京で就職した後、阿波野ら同級生と共に動物病院を開業したが、ドラマではアメリカに留学した。
- 阿波野萌(あわの もえ)
- 演:平井理央(=現フジテレビアナウンサー)
- ハムテルや二階堂の同期で、清原や中川と同じ繁殖学講座に所属。大の動物好きで、小学校の頃に愛犬をかばって事故に遭った。小柄な体格のため実習では苦労している。チャコという名の猫を飼っている。原作では卒業後に就職した後、清原ら同級生と共に動物病院を開業。
- 原作ではやや気の強い面をもつが、ドラマでは性格が変更されており、気弱で涙もろい人物という風になっている。
- 中川(なかがわ)(原作のみ)
- ハムテルや二階堂の同期で、清原や阿波野と同じ繁殖学講座に所属。坊ちゃん刈りのような前髪をした男子学生。常に笑顔を絶やさない明るい性格をしており、周囲の雰囲気を全く察することなくはしゃぐ等、非常に子供っぽい。ガブリエル(由来は「ガブガブ噛む」ことから)という名の猫を飼っている。卒業後は九州F県のカンガルーワールドに勤務。
- 嶋田小夜(しまだ さよ)
- 演:加賀美早紀
- 公衆衛生学講座所属。原作ではハムテルや二階堂の1年先輩だったが、ドラマでは同期の設定。何ごともきちんと片付いていないと気が済まない片付け魔。最初は獣医学部付属家畜病院に所属していたが、漆原教授のあまりのガサツさ、無神経さに耐えきれずに公衆衛生学講座に転属した(ドラマでは新種の細菌を2度発見した菱沼に憧れて所属を決めた)が、几帳面な菅原さえも越える口やかましさ。普段はおとなしく綺麗好きな女の子の印象だが、本当は片付かないことを我慢しているため、いつ限界を超えて怒り出すかわからず繊細な菅原教授は気の休まる暇が無い。
- 小林(こばやし)(原作のみ)
- ハムテルたちの後輩の獣医学部生。実家が動物病院であることから、父親に強制されて獣医学部に入った。その反発から、もともとの志望であったミュージシャン(当時のヴィジュアル系)風の格好をしており、学内では有名人だったが、自分には音楽の才能がなかったと判断してその道には見切りをつけていた模様。一方で動物には親切で、そば屋の前に繋がれていたチョビにお手やおかわりをさせて遊んでいた。のちに「父親に職業を強制されたのが面白くないだけで、獣医になることが嫌なわけじゃない」と気づく。それでも格好は派手なままだったが、ある日実習中に馬に髪をむしり取られて坊主頭になり、一気に地味になった。この事件でやや動物不信に陥るが、のちに病院学講座に入り、ハムテルたちと慌しい毎日を送る。
- 家族構成は父(小林動物病院院長)。母親は父親の横暴が原因で離婚してどこかに行ってしまったらしい。
- 赤いスポーツカーを所有しているが、菱沼らによってほぼレンタカー代わりにされている。
- 小泉(こいずみ)(原作のみ)
- ハムテルたちの後輩で、獣医学部病院学講座に所属。小林とは学年は違うが幼なじみ。犬が苦手という獣医学部には大変珍しい人物だが、克己心が強く、定期的に犬に慣れようと行動を起こす。本人には、チョビが巨大に見えているとされる。
院生
- 菱沼聖子(ひしぬま せいこ)
- 演:和久井映見
- 獣医学部公衆衛生講座に所属している、ハムテル達の先輩。マイペースな性格で、動作や話す速度も通常の人と比べて遅い。そのことを反映して、彼女の台詞の吹き出しは細かい波線状の独特の線で描かれている。クラミジア・梅毒などの研究をしており、遺伝子組換えに使う大腸菌を培養している。研究者としての腕は悪くないようである。
- 博士課程からオーバードクターを経て、連載末期にようやく製薬会社に就職したが、会社が大学のすぐ近くにある事から、就職後も大学で研究を続けている。勤務態度は良いとは言えず、さぼって大学を訪れることもしばしば。
- 体温計に表示されないほどの低体温、超低血圧で痛覚が非常に鈍い(重さを感じる神経も鈍いためか結構な力持ちでもある)。さらに感染症などの病気に対する抵抗力が異常に強い(ただし、痛覚が鈍いために自覚症状の気づきも遅く、そのために虫垂炎で入院したことがある)という、特異体質の持ち主。この特異体質は物語の進行と共に益々人間離れしてゆき、後期には怒ると体から静電気を発する技能も獲得した。また、季節の変わり目には親知らずが伸び、さらには超音波を聴き取ることもできるらしい。
- 動物好きだが、その予測不能な行動や散漫な動作などから大抵の動物とは相性が悪く、飼い猫のフクちゃん(多分ペルシャ猫)からも、麻酔を打って無理やりシャンプーして以来、距離を置かれている。また、アパートの近所をうろつく野良猫(後に飼い猫と判明)のハナちゃんも手馴づけようしているが、恐怖刺激の道具としか思われていない。唯一仲良くなれたのは、外来種で長毛の黒い野良猫(と思われていたが実は飼い猫)ニャオンのみ。
- 原作での初登場時はそれなりに女性らしく落ち着いた態度だったが、途中からはその変人ぶりが強調して描かれるようになる。
- 常にピンクハウス・INGEBORG・アツキオオニシ系の派手な服を着ている。
- アパート暮らし。ペットでありながら可愛がって貰える別宅を持つフクちゃんはほとんど野良ネコと化している。実家は札幌からJRで45分の港町にあり、父、母、柴犬(源三)が住んでいる。親戚の一族は酪農を営んでおり、幼少の聖子がしでかした一件は親戚一同のトラウマとなっている。東京在住で妻子持ちの兄がいる。
- 綾小路(あやのこうじ)
- 演:雛形あきこ
- 伝染病学講座の博士課程で、菱沼と同期。実家が裕福で全身をブランドものでかためている(ただし手は試薬で荒れている)。貧乏な公衆衛生学講座に所属し、人よりテンポの遅い菱沼を馬鹿にし、その菱沼が有用な遺伝子を2度も発見したことへの嫉妬からちょっかいをかける。後に、就職はせず、オーバードクターの身分となった。
- ドラマでは、きつい性格に更に磨きが掛かっている。
- 張(ちょう)
- 演:チューヤン
- 中国人で公衆衛生学講座の国費留学生。もともとは中国語と英語しか話せなかったが、同じ講座の菱沼が英語で話しかけられても英会話ができずに日本語で対応していたことから、結果的に日本語が話せるようになる。ただし尊敬語や丁寧語などの敬語の使い分けはまだ不十分。いつもにこやかでマイペース。他にドイツ語とフランス語も堪能なエリート留学生である。
- 岡田先輩(おかだ)
- 演:蛍原徹
- 獣医学部の先輩。1人暮らし。ハムテルから貰ったスナネズミ達を相手に日本酒で晩酌をしていた。
- ドラマ版では非社交的な人物として描かれており、スナネズミが唯一の友という有様だった。なお、漆原教授のアフリカ旅行に同行して人生観が変わったという設定は、原作の工藤(獣医学部の先輩)が元になっている。
- 神矢(かみや)
- 演:ふかわりょう
- 菱沼と同級生で、元公衆衛生学講座所属。乳酸菌飲料メーカーに入社していたが、仕事内容と上司の理不尽さに嫌気がさし公衆衛生の博士課程に戻ってきた。就業時のトラウマが抜けきっておらず、いつも人魂が周りに飛んでいるような暗い雰囲気を醸し出している。
教官
- 漆原信(うるしはら まこと)
- 演:江守徹
- ハムテルが獣医師を目指すきっかけを作った、獣医学部病院学講座の教授。H大付属家畜病院の病院長でもある。既婚者で、娘が二人いる。ペーパードライバーである。しるこドリンクが好物。
- かつて(作中から20年ほど前)赴任した事もあるアフリカ(ブラックアフリカ)が大好きで、研究室は怪しげなアフリカグッズでいっぱいである。アフリカ赴任中、ひょんな事から地元の人間にウィッチドクターと勘違いされ、恐れ敬われていた。趣味のアフリカグッズ収集もこの時期に彼に「奉納」されたものがはじまりとなっている。
- お祭好きで、不条理かつ理不尽な行動で周囲を翻弄するトラブルメーカー。漆原が困った時は他の人がその10倍困ると言われ、獣医学部内からは「破壊の神様」と恐れられている。戦後のどさくさにまぎれてH大に入学したと自称し、学生時代にも破天荒な行動のあまり退学になりかけている。豪快な性格である一方、恩師の「ユリちゃん」こと加藤百合子(旧姓鬼丸)には頭が上がらない。
- 常識はずれで人使いが荒いなど、どの大学にも1人はいるような天才(あるいは天災)型名物教授の典型。学生時代から大の勉強嫌いで、教員になってからも論文をまとめるのを嫌がって学会発表前には部下の前で駄々をこねたり、学会では適当な発言をして波紋を呼び部下らを困らせる。しかし獣医としての実務面は優れており診察・治療の技術力は高く、特に気合いと集中力が必要な局面での能力は抜群である。また洞察力も鋭く問題を直感的に解決に導くことから、誰からも一目置かれている。なお、原作におけるモデルは北大名誉教授橋本信夫氏である(参考リンク)。
- 菅原(すがわら)
- 演:草刈正雄(友情出演)
- 獣医学部公衆衛生学講座の教授。イギリス紳士風の風貌を持つ上品な教授(ただしドラマ版では、特に後半に暑苦しい一面を見せることもあった)。
- 大の馬好きで、うっかり彼の前で馬の悪口を言った学生が、単位がもらえず留年し、挙句に就職にも失敗したという噂もあるが、真偽のほどは不明。
- 極めて厳格な性格で几帳面、何事も論理的に進めるため、学生からの信頼も厚い。豪放磊落な漆原とは正反対の性格だが、学生時代の同期で40年来の腐れ縁の親友であり、優等生タイプの彼にとっては型にはまらない漆原をどこかでうらやましがっていたらしい描写も若干ある。公衆衛生が専門であるため細菌などの微生物の管理や取扱は得意であるが、獣医師としての実務からは長らく遠ざかっているため、手術や注射のような治療技術は漆原に大幅に劣る。やや難解なユーモアのセンスを持ち合わせている。元々漆原に振り回されていたが、話が進むにつれて、菱沼や小夜ちゃんにも振り回されることが多くなった。原作では特徴的な口髭を生やしているが、ドラマ版では髭はない。
- 既婚者で、シャーリーという名のポインター犬(元猟犬、雌)を飼っている。
- 大学へは車で通勤している。だが登場のたび(主に漆原と菱沼が原因で)必ずと言っていいほどボロボロになり、一度買い換える羽目になっている。
- ハムテルや二階堂のことを一度も名前で呼んだことがない。ドラマではハムテルをあだ名で呼ばず「西根君」としており、ハムテルの両親を除いて彼を唯一あだ名以外で呼ぶ人物である。
- 高屋敷一郎(たかやしき いちろう)(原作のみ)
- H大学病院学講座の助教授。真面目一徹な性格で、極めて常識的な人物。不器用で口下手なところがあり、そのためか女子学生を苦手としている。既婚者で娘がおり、飼っていたスナネズミが死亡した際に、善意から解剖して死因を調べると申し出て顰蹙を買い、機嫌を直すためハムテルにスナネズミをもらいに来たこともある。
- ドラマ版には登場しないが、オリジナルキャラクターの矢倉助手(演・菊池均也)に役割の一部が移管されている。
- 亀松彰男(かめまつあきお)
- 演:西村淳二
- H大学獣医学部元教授。定年退職の後に非常勤講師として勤務。組織学を教える。長いひげが特徴。
その他
- ブッチャー(原作のみ)
- 日本に住んでウン十年、流暢な日本語を操る白人の中年男性。趣味で犬ぞりレースをやっており、チョビを見込んでチームにスカウトする。そのノリでハムテルをマッシャーに指名する。ただしアウトドア全般が趣味というだけで、犬ぞりもどちらかというと素人のお遊びであったりと、案外普通の人。
- ユリちゃん(加藤百合子)
- 演:加藤治子
- 漆原の患畜である猫(名前はすみっこ)の飼い主。穏やかな風貌の老女。動物の病気について豊富な知識を持ち、全く含むところのない「無心」な発言で漆原の調子を狂わせる。実は、漆原と菅原の大学時代の薬理学の助教授であった。旧姓は鬼丸(おにまる)で、助教授時代のユリちゃんは難しく厳しい授業で有名で、怒ると黒板を投げつけてくるほどだった(ただし菅原曰く黒板まで投げられたのは漆原だけらしい)。
- しかし行動の滅茶苦茶さ故に退学になりかけた漆原をかばったのは彼女(と菅原)であり、その経緯から漆原は彼女に頭が上がらない。
- 磯貝教授(原作のみ)
- まだ学生の頃、漆原がまちがって自分の弁当を食べてしまった事から、大喧嘩になり以来犬猿の仲で学会ではお互いの発表時にささいな揚げ足の取り合いをしたり、あげく乱闘するほど。現在はM大学獣医学部教授。
- 斎藤さん(原作のみ)
- ハムテルの近所の家に住んでいる、タカの茶飲み友達。ミケの母猫の飼い主。
- ウィッチドクター(原作のみ)
- 漆原がアフリカに滞在していた頃、ウィッチドクターに間違えられた事がきっかけで知り合う。漆原とはアフリカンアートを賭けて、勝負していた。
- 二階堂里穂(原作のみ)
- 二階堂の従妹で、九州在住の受験生。大学を2校受験したが、2つとも不合格になり受けられる大学が無く、「まったくの思いつき」(ハムテル談)でH大獣医学部を受験する。だが動物に関する知識には疑問符があり(二階堂が10年前に会った際、羊を指差して「プードル」と言い、チョビを見た時に「わっ、熊!」と驚いた)、豚を放牧するものだと勘違いしていた。自分が中を見学した場所は農学部であった事と牛糞まみれの犬に体をこすりつけられた事にショックを受け、ハムテルたちの前で「こげん大学、受からんでよか!!」と宣言。結局、浪人する事になった。
- 西町家畜診療所院長
- 演:清水章吾
- ハムテルの家の近所にある、動物病院院長。タカの愛犬・コロの爪を切りすぎたヤブ医者(当時)の孫。かなり高齢。温情会計だが、タカが持参したチョビの便を持ち帰らせたため、「デリカシーがない」(タカ談)と言われている。
- 動物好きの曾孫が獣医師として一人前になるまで動物病院を存続させるため、漆原教授に中継ぎの獣医師の紹介を頼むが…。
原作に登場する場所・建築物
モデルとなったと推定される場所を含む。()に作品中での表記を記す。
- 北海道大学(H大学)
- 作品の活動の中心となる大学。
- 桑園・日本中央競馬会札幌競馬場(札幌中央競馬場)
- 文庫版1巻で菅原教授のメモに登場。「桑園」はJR北海道(函館本線・札沼線)の駅名(札幌競馬場の最寄り駅)で、地名としては存在しないものの、その周辺地域を指す呼称として用いられている。
- 藻岩山・藻岩山ロープウェイ(○いわ山)
- チョビが遭難した山。
- 北海道立真駒内公園(真駒内公園)
- 文庫本5巻より、国際犬ぞりレースの会場として登場。
- 旭川市旭山動物園(A山動物園)
- 文庫版6巻で、ハムテル達の実習先として登場。
- 札幌市円山動物園(M山動物園)
- ハムテル達の実習先として登場。
- 北海道立滝川畜産試験場(T市家畜衛生試験場)
- ハムテル達の夏休み期間におこなわれる牧場実習。
- 福岡県北九州市響灘緑地グリーンパーク(カンガルーワールド)(ひびき動物ワールド)
- カンガルー広場がある。中川の卒業後の勤務先のモデルとなった施設。
- さっぽろ羊ヶ丘展望台(指さしているクラーク像)
- 大学受験のため渡道した、二階堂の従妹・里穂が待ち合わせ場所と勘違いして登場。実際の待ち合わせ場所はH大学構内のクラーク銅像だった。
- 大通公園(菱沼の悪い想像で登場)
- 菱沼が研究しているクラミジアという細菌を遺伝子操作するため、大腸菌(愛称・ラッシー)がたくさん必要で、そのラッシーを食べようとするバクテリア(愛称・ファージ。正式名称は、バクテリオファージ。)が出現し、大通公園とその周辺を破壊する場面で登場。さっぽろ雪まつり・YOSAKOIソーラン祭りの会場として知られている。
コミックス
単行本
- 白泉社花とゆめCOMICS
- 1989年4月19日刊行 ISBN 4-592-11082-X
- 1989年8月18日刊行 ISBN 4-592-11083-8
- 1990年4月19日刊行 ISBN 4-592-11084-6
- 1990年11月19日刊行 ISBN 4-592-11085-4
- 1991年3月19日刊行 ISBN 4-592-11086-2
- 1991年8月19日刊行 ISBN 4-592-11087-0
- 1992年1月17日刊行 ISBN 4-592-11088-9
- 1992年7月17日刊行 ISBN 4-592-11089-7
- 1993年1月19日刊行 ISBN 4-592-12039-6
- 1993年8月19日刊行 ISBN 4-592-12040-X
- 1994年1月19日刊行 ISBN 4-592-12041-8
- 1994年5月19日刊行 ISBN 4-592-12042-6
文庫本
- 白泉社文庫
- 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88141-9
- 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88142-7
- 1995年12月15日刊行 ISBN 4-592-88143-5
- 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88144-3
- 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88145-1
- 1996年3月15日刊行 ISBN 4-592-88146-X
- 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88147-8
- 1996年6月14日刊行 ISBN 4-592-88148-6
ドラマ作品
2003年の4月~6月、テレビ朝日系列(木曜ドラマ枠)でテレビドラマ化された。演出には映画監督の佐藤嗣麻子(エコエコアザラク)や山崎貴(ALWAYS 三丁目の夕日)が起用されている。また、ストーリー進行などに多少の変更があり、H大学は北海道大学ではなく埼玉県の城西大学で撮影された。放送終了後はDVD、ビデオ化された。なお、主要キャストの一人である平井理央が放送の2年後にフジテレビのアナウンサーとなったため、パブリシティ権の関係上再放送が困難と思われたが、BS朝日や、スカイパーフェクTV!・ケーブルテレビ等のテレ朝チャンネルでは再放送が行われている。劇中ナレーションはキートン山田が担当している。
スタッフ
- プロデュース:高橋浩太郎
- 協力プロデュース:霜田一寿(ザ・ワークス)
- 脚本:横田理恵、古沢良太、江頭美智留、深沢正樹
- 監督:佐藤嗣麻子、久野昌宏、山崎貴
- 音楽:寺嶋民哉
- 音楽協力:株式会社テレビ朝日ミュージック
- 制作協力:ザ・ワークス
- 制作著作:テレビ朝日
主題歌
- 「朝陽の中で微笑んで」(歌:諌山実生)(荒井由実のカヴァー曲)
サブタイトル
- 「私はチョビ」【「運命」「チョビの病気」「ミケの危機」】
- 「女といふもの…」【「タカの執念」「菅原教授の悩み」「菱沼の恋人」】
- 「チョビ牧場へ行く」「ネズミの見分け方」【「いいネズミ、の見分け方」「漆原の罪と罰」】
- 「チョビ飼い主を探す」「怪しいアルバイト」【「怪しいアルバイト」「タカの孫自慢」「飼い主は誰?」】
- 「しるこ+スシ=爆弾」「チョビ達を狙う犯人」【「雨の日の惨劇」「二階堂の試練」「夜の訪問者」】
- 「チョビとミケ、麻雀と試験に乱入!ハムテル絶体絶命…」【「家族の大勝負」「ハムテルの試験対策」「漆原の弱点」】
- 「ミケの家出」「英語出来なくてなぜ悪い」【「ミケの家出」「英語のかべ」「清原の愛情」】
- 「ヒヨちゃん、病に倒れる」「菱沼を迎えにきた男」【「ヒヨちゃん、病に伏す」「菱沼の就職」「ネズミ捕獲作戦」】
- 「西根家の蔵で、殺人事件」「菱沼の宿敵はゴージャス女」【「菱沼のライバル」「クリスマスの思い出」「謎の細菌メモ」】
- 「さよなら、平九郎」「漆原の秘密・口紅の美女!」【「間違いだらけの講座選び」「漆原の秘密!?」「さよなら、平九郎」】
- 「チョビ、山で行方不明!生きていて…」【「チョビ、帰らず」「宿命の対決」】
TVドラマ版における原作との相違点
- 前述にもあるがタカはハムテルを「キミテルさん」と呼んでいる(原作では呼び捨て)。
- 原作掲載時期にはそれほど流通していなかった携帯電話が所々で登場(3話後半、最終話前半など)する。
- 前述どおり嶋田小夜が、ハムテル達の同級生(原作では1年先輩)になっている。
- 舞台が北海道であるか定かではない。北国ネタは扉の氷結で閉じ込められる一編だけ映像化されている。
- 4話後半は試験場が舞台だが同じ場所がメインとなる原作で登場した羊のプルプルの出る話が映像化されていない。
- 同じく4話後半で劇中崖から滑ったのは原作では二階堂のみだがドラマではハムテルも一緒に滑っている。そのため民家に助けを求めるメンバーからハムテルがカットされている上原作とは違い放置された状態になっている。また同作で漆原がお菓子を大量に持ち込んでいたのがばれるシーンも買い物チーム出発後から前に変更されている。
- 1話Aパートで漆原がハムテルに賭けの題材として出したのが、原作ではカシオ計算機の電卓「カシオミニ」だったが、ドラマでは電子辞書に変更されている。
- 6話Aパートの、家族内での賭け麻雀の敗者への罰ゲームの内容が、屋根の雪下ろしから、テレビ撮影のために家の大掃除をするに変更されている。このときの帰国理由も正月から、演奏会のために変更されている。
- 10話Aパートの、原作にもあった「大根の大食いで勝った人が講座に来たらどうするんです」の台詞を受ける形で回想と思われる、岡田先輩が大根の大食いで勝利するシーンが挿入される。
- 最終回前半の話において、原作にはなかったハムテルが焦り故からか、タカに対して逆ギレし、その直後無理がたたって過労で倒れるという描写が追加(原作ではすべての話を通じてハムテルが怒る描写はない)。
- 最終回前半の話において、原作では最終的にチョビ捜索の増員に立候補したのはハムテル達の友人+菱沼だったが、ドラマではチョビ捜索のため講義をサボっていることが漆原と菅原にばれた(原作では一応は大学にいっている描写がある)後、漆原の招集により集められた獣医学部の生徒多数+菅原が捜索に加わった。また、漆原が招集したためか彼が捜索の陣頭指揮を担当している。
- 最終回後半の運動会は原作では優勝チームにビールが進呈されるだけだったが、ドラマでは最下位チームが運動会の後のパーティの後片付けを全部やるという罰ゲームがあるという設定が追加されている。そのためか、原作では教師チームのみだった特訓シーンがほかの学部たちも必死になって特訓しているシーンが追加されている。
- 最終回後半の運動会は原作では特に実行委員は登場していないが、ドラマでは亀松先生が実行委員となっている。
- 最終回後半の『動物借り物競争』において、原作では最下位だった漆原の順位が1位になっている。原作ではチョビがハムテルの言うことをしっかり聞いていたからだが、ドラマでは漆原が試供品のドッグフードでチョビを釣ったため。これはドラマ内でカットされた『子犬おいでおいで競争』内で漆原がやったこと(漫画内で使ったのはお弁当のおかずのメンチカツ)の部分を流用したためと思われる。
- 最終回後半の運動会の最終種目が原作の『スウェーデンリレー』から原作でその直前に行われた『直検競争』に変更。さらに漆原がくじで選んだ物と実際に引いた物も原作と異なっている(原作では漆原は1回目がカップめん「赤いきつね」と間違え「緑のたぬき」、2回目がガンダムと間違え鉄腕アトムの人形だったがドラマでは1回目が探す物がシャンプーなのに対しリンスを引き2回目はリンスを引くくじをえらぶもボディソープを選んでしまう)。また、ハムテルも2回目のくじで選んだ物と引いた物が異なる(原作で2回目に引いた物が狐のぬいぐるみだったのに対し選んだ物は鴨のぬいぐるみ)。
- ハムテルの友人の中で名前の設定が明確でない為、レギュラーからもれたと思われる「眼鏡の人物」が、最終回後半の学部内運動会に登場し、ハムテルのサポートをした。
- 最終回の1つ前の話(10話Cパート)で清原がアメリカ留学したため、チョビの捜索や運動会内での彼の描写(酒飲み競争で酒を飲みすぎる、優勝商品のビールを羨ましがる等)がすべてカットになった。
関連項目
- 向井荒太の動物日記~愛犬ロシナンテの災難~
- 堂本剛主演の日本テレビのテレビドラマ。元々本作をドラマ化したものとして製作されていたが、諸事情により設定改変及び、作品の方向性の変更で別作品となった(探偵ファイル/芸能・情報館より)。
- その名残として大学の獣医学部を舞台にしている点は共通しており、また主人公・向井荒太が本作の菱沼聖子と同じ体質を持っている。また荒太が犬に引きずられるシーンなど類似シーンも多い。
脚注
外部リンク
ko:동물병원 선생님 th:ยุ่งชะมัด เป็นสัตวแพทย์