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天使な小悪魔 8

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天使な小悪魔』(てんしなこあくま)は、芳原のぞみによる日本の4コマ漫画作品。

作品概要

芳文社の『まんがタイムジャンボ』にて2005年7月号から2010年12月号まで連載。同社の系列誌『まんがタイムラブリー』でも2006年3月号より連載中、『まんがタイムオリジナル』でも2011年2月号より連載開始予定。単行本は、同社「まんがタイムコミックス」より2010年7月現在6巻まで刊行されている。

著者の4コマ転向初作であり、初めて2巻以降のコミックスが刊行された作品。初期はまるを主人公に、それをとりまくマリリンや幹達家族のコミカルな日常を描いていたが、2巻以降ライバル店との攻防やクラブ内での犯罪(ストーカー、ロッカー荒らし)など4コマ漫画らしからぬスリリングな展開も見せ、めぐや蝶子、蘭子やさよ達サブキャラを主役にしたサイドストーリーを描くなど、各キャラクターの個性を見せることで作品の幅をひろげつつある。

系列誌「まんがホーム」連載の『さくらんぼ。』とは舞台や登場人物等の設定がつながっており、「まんがタイムラブリー」2010年5月号掲載の番外編で両作品の登場人物が共演している。

物語

クラブ「華園」(はなぞの)を主な舞台に、主人公・まるとその仲間達が織り成す、波乱と人情の物語。

登場人物

山田まる子(やまだ まるこ)
通称「まる」。本作の主人公。20歳(作中誕生日を迎え21歳)だが、身長、体型と顔の見た目はほとんど幼女。体型のスリーサイズは上から60・60・60で同じ。
「華園」のママの娘で、20歳のある日、母親により華園でホステスデビューさせられた。
初めての客には当然ながらいつも子供と間違えられるが、本人の趣味は庭いじりや漬物・味噌作りで、子供ではないと本人は主張するが、母親いわく「大人通り越してババくさい」。また、「体はちゃんと大人」と主張する通り、幼児体型ながらひどい肩こりに悩んでいる。
趣味のひとつでもある折り紙は検定1級の腕前。自動車の運転免許も持っているが、ハンドルを握ると普段からは想像もつかないほど暴走運転で、同乗したマリリンらを恐怖に陥れた。
外見に反してカラオケでは演歌好み、それもかなり上手い。華園ではわがままな客は叱ったりと厳しい態度も取るが、それに心を打たれて彼女を気に入り、常連になる客も多い。デビュー直後の月に華園売り上げトップになり、華園癒し系No.1ホステス(初期は華園全ホステスの中でのNo.1)となる。
その後、新人のめぐが売り上げNo.1となるが、順位にはこだわらないので気にしていない。
店の外でも素直で親切なため、多くの人と仲良くなり、結果として店の常連も増やしている。
携帯電話でのメール送信は苦手(ほとんどひらがなしか打てない)だったが、その後早打ちもできるほどにマスターした。
米村そね子(よねむら そねこ)
華園での源氏名はマリア。まるからはマリリンと呼ばれる。初登場時20歳で、まると同じ誕生日(後雑誌に21歳と描かれている)。
華園の人気ホステス。まるが来るまでは華園全ホステスのNo.1であったため、まるに追い落とされる格好となった。そのためにまるをツブそうと画策するも、やってきたばかりのまるの手際の悪さを(元々、ママの指示でまるの接客指導役となった関係から)見るに見かねて手伝ったり、また先輩ホステスの程度の低いイジメから、図らずもまるをかばい、まるから慕われるようになる。その後は、まると打ち解けて親友となる。ホステスだが、性格は曲がった事が嫌いな「優等生タイプ」である。
人気ホステスだけあって、美人でグラマー体型(バストはDカップ)だが、実はそばかすを厚化粧で隠し、眼鏡をかけた地味な素顔。その素顔を知るのは華園のママとまるを含めたわずかの人間のみ。着脱可能なウィッグをつけている。素顔に対してのコンプレックスから「キレイになりたい」「夜の蝶になりたい」と水商売の世界に憧れを持ち、ホステスになる。新人時代からの努力が実り、実力派ホステスになった。
偶然化粧品売り場で素顔を見られた新人のめぐに再びNo.1を奪われ、またもNo.2に。性格の相性の悪さ、好きな人(幹)が同じ…と様々な理由でライバルに。めぐとは気が合わないと思いつつも、実は服や食べ物、男性の好みまで同じなので実は気が合っている。
全ホステスのNo.1から追い落とされたとはいえ、同傾向となる「お姉さま系」「グラマー系」ホステスの中では未だに実力No.1といえる。同伴率も6巻時点でNo.1。
私生活は非常に自堕落で、No.1ホステスの重責から解放された後はさらにタガが外れ自省が利かなくなりつつある。そのため、家庭的なまるにはその私生活を心配される事が多々ある。不摂生のため一時期4キロ太ってしまい、ダイエットに精を出す。また5巻時には金銭感覚のマヒに陥り、通帳の残高が不足するまでになってしまう。そのことをきっかけに自分の将来を見つめなおすが、結論はいまだ出ていない。
TVでの格闘技観戦が趣味で、お気に入りの選手はミルコ・クロコップ(この部分は作者本人の趣味が反映されている)。
幹とは中学時代の先輩と後輩の間柄であり、彼に学生時代から想いを寄せている。が、何らかの特別な間柄だったわけではなく、よくある「学校の人気No.1の先輩と、とりまきと化しているその他大勢」というものに過ぎなかった。その想いは今も健在だが、自らの化粧術でコロっと男性全般の態度が変わってしまう事実を目の当たりにしている現在では、軽い男性不振に陥っており、幹に対してはいわゆるツンデレ症状を引き起こしている。
白唯めぐ(しらゆい めぐ)
華園にやってきた新人ホステス。元キャバクラ嬢。源氏名は本名と同じめぐを使用。登場は2巻より。
「名門女子校に通う現役の女子大生で、清楚なセレブお嬢様」という触れ込みで華園に入店。天性のホステスであり、どんな客が来ても相手の好みのタイプの女性を演じきることが出来る、究極の猫かぶり。その天性を活かしきり、華園の全ホステスにおいてNo.1の地位に居座った。前述の通りのオールマイティーホステスだが、あえてジャンルに振るならば「小悪魔系」「お嬢様系」「甘え系」ホステスにあたる。体型のスリーサイズは上から90(H)・53・85.
基本的に「タダ働きはしない」をモットーとする守銭奴めいた性格。また当初は「水商売で働くのは単なる興味から来るお嬢様のお遊び、所詮は興味本位のタダのアルバイト」と言う事を自ら強調していた。
華園への勤務直前にメイク中のマリアと遭遇。華園においてマリアの素顔を知る数少ない人物となる。
その背景にはフクザツなある事情が存在している。
山田幹(やまだ みき)
通称ミッキー。まるの兄で、猛烈なシスコン。毎朝まるにおはようのキスをするのが日課。
仕事はホストで、華園の隣にあるホストクラブ「EDEN」(エデン)No.1の人気ホスト。
学生時代から美形だった上、学校の女子生徒全員に優しく、男子生徒とも仲が良く、腕っ節も強かったので、学校の男女みんなから慕われ、その頃下級生だったマリリンも当時から密かに好意を寄せていた。
まるの顔見たさにしょっちゅう仕事場を抜け出して華園に来るので、同僚ホストも「いつ仕事しているかわからない」と言うほどなのに、No.1ホストの座を維持している。
華園では酔ってまるに絡む男は客でも腕づくで排除したがるが、その度にまるに叱られては落ち込んでいる。
一見軽い性格に見えるが、まる以外の女性に対しても常に優しい気配りをする。更に女性が辛い立場に陥るとすぐに気づいて助けに入り、状況判断もできる切れ者。
山田桔梗(やまだ ききょう)
まるの母で華園のママ。いずれまるに華園を継いでもらおうと考え、色気もその気もないまるを無理矢理デビューさせた。本人も若い頃は華園のホステスで、現在のホステスらを暖かく見守っている。
山田大木(やまだ たいぼく)
まるの父で、幹も勤めるホストクラブ「EDEN」の店長。若い頃は華園のボーイとして働いており、桔梗とは職場結婚。
娘のまるに目がない親馬鹿。やはり毎朝まるにおはようのキスをするのが日課で、その順番で幹と先を争っている。
浜村(はまむら)
華園でマネージャーを務める黒服(クラブでの男性従業員の総称)。38歳。華園には古くからいて信頼されているが、そのためホステス達からは着替えの手伝いをさせられるなど男性と見られていない部分もあり、またホステス達を自宅に送り迎えする車の運転手もしている。
離婚歴が1回あるほかにも過去は訳ありらしく、上半身に文福茶釜などをあしらった彫り物があり、華園の女性達を守るためには体をはって敵に立ち向かう。腕っ節も相当なものだが、まるや華園のホステスらは彼の実力と働きには気づいてない。
如月カイト(きさらぎ カイト)
癒し系アイドル歌手を務める16歳の美少年。ハードな仕事のストレスと、自身の稼いだ金による両親(特に母親)の豪遊を知ってしまった事、仕事を辞めようと思っても既にトップアイドルと化してしまった自分を芸能界・産業界が手放さなくなってしまった事などから来る二律背反より不眠症となり、舞台や収録以外では二重人格もかくやと思わせるようなわがままな言動を取るようになった。華園でまると出会ってからは彼女の傍では熟睡できるようになり、未成年ながら華園によく来る常連となった。
「オレのモノになれ!!」とまるに迫るが、その意味は単に「傍で膝枕して、自分専用の枕代わりになってほしい」との意味。まるに会ってからは、彼女の言うことはかなり素直に聞くようになった。まるとは膝枕以上の関係に進展したいと願っているものの、色恋沙汰には奥手の為なかなか踏み出せない。
華園に来るたびにまるを巡って幹、大木と不毛な戦いを繰り広げている。眠っていても攻撃されたら無意識に反撃する、「出番(本番)です!」の呼び声に即座に反応して跳ね起きアイドルの顔に戻る、などの恐るべき本能を持つ。
多忙でまるに会えない日が続くと禁断症状に陥り、「(好きな女の子のタイプは)外見年齢6歳児くらいがいい」と誤解を招くようなセリフまで口にする。
しかし体が成長して少年アイドルからは脱却を迫られる時期に入り、人気も低迷してきてスランプに陥ってしまうが、克服して以後は俳優としての活動に転換した。
芸能界の友人に、同じ芳原の作品『さくらんぼ。」登場人物のアイドル歌手・レイがいる。
サイトウ
カイトのマネージャーを務める男性。カイトのわがままに振り回されたり、八つ当たりを受けたりしているが、逆らいもせずカイトのことを本気で心配し、カイトが不調の時はまるに相談を持ち掛けるなど、影が薄いながらかなりできた人物。
富江(とみえ)
華園の近くに開店したクラブ「ALMOND」(アマンド)のママ。若い頃はホステスとして華園にいた元No.1ホステスだったが、後から華園に入ってきた桔梗がNo.1になり、その上富江が密かに想いを寄せていたボーイの大木まで桔梗と一緒になったせいで、華園に居づらくなって華園を辞めた過去がある。その悔しさから、現在の華園からトップを奪ってビッグになる野望を持った。
白唯アキ(しらゆい アキ)
めぐの弟で小学生。ある時出会ったまるとマリリンは、めぐの性格と行動の理由を知り、互いに打ち解けるきっかけを作った。
アパートに来る借金取りに怯えた日々を過ごしたため内気で怖がりだが、マリリンの厚化粧と素顔を一目で見抜く、姉並みの眼力を持つ。また、姉の影響を受けてか小学生とは思えない守銭奴並みの金銭感覚も持っている。
そね子の両親
マリリンの両親で、関西出身。娘が華園に勤めていることは知っているが、化粧したマリリンとは直接会っても自分達の娘とは全く分からなかった。
人生経験はかなりあるらしく、華園で居合わせた荒れる酔客を優しくなだめてしまうほど。
父親は建設会社の現場監督で、やたらとクラブの内情に詳しかったことから、他の店で飲み歩いているのが家族にバレた。その後華園でも常連となるが、マリリンが店で正体を明かして、ようやく自分の娘と分かった。
夫のクラブ通いを知った母親も、夫への対抗と、家事の息抜きで、幹のいるEDENに行くようになった。
黒崎蝶子(くろさき ちょうこ)
華園でピアノ演奏するピアニスト兼ホステス。少し影がある印象の42歳。ALMONDに勤めていたが、店の雰囲気に耐えられず悩んでいたところを、ある人物の勧めで華園に移った。
普段は華園でも落ち着いて成熟した感じのホステスだが、気分が落ち込むと「黒蝶子」なる姿に変貌し、ピアノで恐ろしく暗い曲を演奏して聴く者をもみな精神的に落ち込ませる。
美人だが男性運が悪く、過去に振られた男は200人。頻繁に通っていたホストクラブのホストにはいつもいいように利用されていた。実は夫に先立たれた未亡人で、娘には男性関係を厳しく叱られているが、その娘に対しても将来ちゃんと結婚できるよう密かに嫁入り費用を貯金している。
男に甘いと見られたのも、実は再婚して新しい父親ができれば娘が寂しい思いをしなくて済むだろうとの親心からの行為だった。
黒崎泪(くろさき るい)
蝶子の娘で高校生。学校では生徒会長を務め、成績優秀かつスポーツ万能で空手3段。
蝶子が何度男に騙されても懲りずに別の男に貢ぐので、母のようにはなるまいと自立できる女性を目指して努力し、なおもホストに騙され続けている蝶子の保護者的立場になって監視し、親子としては逆転した状態であったが、その後ある事件をきっかけに母の本心を知り、考えを改めた。
ぬいぐるみや幼児などかわいいものに目がなく、まると初めて出会ったときも迷子の子供と思い保護しかけた。
豪田蘭子(ごうだ らんこ)
めぐの学生時代の同級生で、豪田総合病院の跡取り娘のお嬢様。プライドが高く、学生時代から人気や成績などで常にトップだっためぐに張り合ってライバル視していたが、とうとう2位のまま勝てず、しかもめぐのほうは全く相手にしていなかった。
卒業後、偶然華園に客として来店したが、その後父の病院が潰れ、豪田家も没落したことで、華園にホステスとして入るという、本人も予想しなかった形でめぐと再会することになった。
現在はめぐの住むアパートで隣室にさよと共に住んでいる。
美人で教養もあるが、わがままとプライドの高さが壁になり、めぐやさよのように客の男性を褒めることを知らなかったため、ホステスとしては指名も人気もつかなかったが、めぐや華園の人々に支えられ徐々に性格が改まりつつある。
小嶋さよ(こじま さよ)
蘭子の召使いの女性。豪田家がまだ裕福だった頃から仕えていて、蘭子に対しても単なる主従以上の忠誠心を持ち、現在も豪田家に一生仕えることに迷いを抱いていない。蘭子を助けるために自分も一緒に華園に入りホステスとなった。
純真素朴な性格で、蘭子以外の人間に対しても優しく接し、客の男性に対しても無意識に商売抜きで相手を立てて男心をくすぐるため、本人は自覚もないままいつの間にか蘭子を遥かに超える人気を集め、めぐに次ぐNo.2ホステスとなり、客の男性からプロポーズまでされるに至るも、蘭子に一生仕えることを望むため、迷わず断った。
蘭子がめぐにライバル心を持っていることも知っているが、蘭子が他の悪質な店に騙されて危機に陥った時はめぐ達に知らせて助けを求めるなど、冷静な判断力と行動力も持っている。
ゆみっぺ
本名は「ゆみこ」。ホストのリュウ(たもつ)と同郷で、同棲している女性。リュウとは相思相愛だが、ホストという仕事を察して、外で女性客と同伴のリュウを見てもあえて声をかけず我慢している。かつてはリュウに入れ込んでいた蝶子のすすめで、ホステスとして華園に入った。
太めの体型と地味な顔立ちから、他のホステスのような魅力はないと見られたが、マリアのメイク術と気配りを見せながら男性客にくつろいでもらう接客で「ほのぼの系」「元気系」「(男の扱いに長けた)人妻系」ホステスとして人気を集める。
リュウ
本名は「たもつ」。ゆみこと同棲しているホスト。仕事場では人気のホストで、一時は蝶子もかなりリュウに入れ込み貢いでいた。
仕事では蝶子をはじめとする多くの女性客を利用しているが、ゆみこには苦労させてすまないと思っている。
アパートでゆみこと二人きりのときは田舎の方言で会話している。
坂井(さかい)
華園でマリアを気に入り、毎回マリアを指名していた男だが、彼女への病的なまでの想いが高じて、華園の外や自宅にまで追い掛け回すストーカーとなった。
危険を感じた桔梗らの判断で華園には出入り禁止とされたが、その後も変装して華園に入りなおもマリアに付き纏い、「自分のいうことを聞かないと化粧を落とした素顔の写真を公開する」との脅迫までしてマリアを独占したがったが、最後は幹とマリアによって退治され警察に突き出された。
本作で最初の悪役となったキャラクター。

主な舞台

華園(はなぞの)

まる達がホステスとして勤めるクラブ。老舗のクラブで、代々山田家の者が継いでいる店。まるがホステスデビューした当初は陰湿ないじめをする先輩ホステスがいたが、マリリンや大木に反撃を受け撃退される。その後問題のあるホステスは辞めたのか、客からは華園全体がアットホームな店と認められつつある。

EDEN(エデン)

大木と幹の仕事場であるホストクラブ。幹以外にも美形で人気のホストが何人もいるが、まるの顔見たさに店長の大木とNo.1ホストの幹が毎日店を抜け出して留守にするので、他の従業員は頭を痛めている。幹を始め、店のホストは全員手品からコントまで幅広く芸をこなす芸達者。

ALMOND(アマンド)

華園を潰す目的で富江が開店したクラブ。美人ホステスを他店から高給で引き抜いたり、ライバル店に対してさまざまな裏工作を仕掛けたりと、資金に糸目をつけない方法で一時は客を集める。しかし、店とホステス達の接客ぶりについていけない多くの客は華園など以前からの店に戻った。

特技・特殊能力

メイク(化粧)
マリリンの特技でプロのメイクアップアーティストにもひけをとらないほどの腕をもつ。自分だけでなく知人や客など他の女性もそれぞれの個性を素早く見抜いて見事な姿に変身させる。
鬱(うつ)演奏
蝶子が落ち込んで鬱状態になった「黒蝶子」の時に弾くピアノ演奏。この状態の時は周囲が止めるのも聞かず、勝手に暗い楽曲を演奏しだして、聞いた客をも精神的に大ダメージを与えて落ち込ませる。曲は「カールマイヤー」、「暗い日曜日」など、聞いた者や曲に関わった人間まで自殺したなどという噂が立つほど破壊力が高い。
サーチアイ
めぐ&アキ姉弟の特殊能力。相手の性格や弱点を含めた隠れた本質を瞬時に見抜く、ある意味スカウターのような能力。めぐは小学生くらいの頃既にこの能力を取得していた。
営業電話
これもめぐの特殊能力。通常はホステスらが店の売り上げアップのため、客に来てもらおうとかける電話やメールだが、常時人気上位のめぐはタイミングを巧みにつかんで、2台の携帯電話でそれぞれメールを打ちながら同時に3台目の携帯電話で営業電話をかける荒業も持つ。

行事・イベント

クリスマス

夜の仕事で働く女性達にとっては客の男性をうまく呼んで稼ぐ機会であるが、華園の女性陣はクリスマスになるとそれぞれつきあっている彼氏と過ごす日と割り切っているため、聖夜の夜はまるやマリリン以外の花園のホステス出勤率は「極薄」となる。

バレンタインデー

クリスマス同様に女性が男性に近づくチャンスを狙う日であるが、本命の幹にうまくアタックできないマリリンはやさぐれて自室で食っちゃ寝の堕落した1日を過ごし、まるは客やカイトにチョコの代わりに手作りの梅干しを贈るなど、一般社会や他の華園女性陣ともかなりかけ離れた行動をとる。 幹はホストクラブの女性客からチョコ以外に1万円札で作った花束までもらったりする。

ブラックデー

バレンタインデーとホワイトデーにあぶれた女性が4月14日に集まって、黒い服を着てジャージャー麺をさびしく食べる日。華園の女性陣では当然まるとマリリンが毎年ジャージャー麺を食べることになる。

ハロウィン

店で働く女性達がそれぞれセクシーなコスプレ姿で客を迎える日。ただし、まるは体型から似合わないためか毎年クマの着ぐるみを着込んでいる。

慰安旅行

温泉旅行や沖縄旅行など、華園のホステス達やその家族も連れての慰安旅行。まるをはじめ女性陣は仕事の時以上に食べ物と酒に走る。 幹も参加するので、素顔を見られたくないマリリンは海水浴や温泉でも落ちないよう、普段以上に強力なメイクをすることになる。

関連書籍

単行本

芳文社「まんがタイムコミックス」より発刊

  1. 第1巻 ISBN 4-8322-6509-1
  2. 第2巻 ISBN 4-8322-6540-0
  3. 第3巻 ISBN 978-4-8322-6632-2
  4. 第4巻 ISBN 978-4-8322-6721-3
  5. 第5巻 ISBN 978-4-8322-6789-3
  6. 第6巻 ISBN 978-4-8322-6864-7