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悪魔の花嫁 5

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悪魔の花嫁』(デイモスのはなよめ)は、池田悦子原作、あしべゆうほ作画のホラー・ファンタジー漫画。秋田書店の「月刊プリンセス」で1975年創刊号より連載。

OVA化やLP版でイメージアルバムも出された。その後イメージアルバム(【悪魔(デイモス)の花嫁】歌・声伊藤かずえ)はCDで再発された。

連載は長期にわたったが、物語に決着がつくことなく「Viva PRINCESS」1990年10月号にて、第二部連載が一旦終了した。

2007年5月7日発売 秋田書店の月刊誌「ミステリーボニータ 6月号12」にて、完全新作として突如連載が再開した。

元々はほぼ1話完結の連作式という特色がある作品群だったが、「最終章」との副題がついてからの連載では1回当たり20ページ弱の少ない掲載のためか、1つのエピソードが複数回にわたり掲載されている。時折休載を挟みつつ断続的に2010年3月現在も続行中。

あらすじ

はるか昔、妹のヴィーナスを愛したがためにゼウスにより天界から追放され悪魔になったデイモス。ヴィーナスもまた生きながら朽ちていくという罰を受けた。妹を救うためには現代でヴィーナスの生まれ変わりである美奈子の体を手に入れ、その体にヴィーナスの魂を入れることが必要だった。ヴィーナスを救うために美奈子を誘惑するデイモスだが、次第に美奈子に惹かれていく。

ゲストキャラクターが各短編で主人公になり、それぞれの話にレギュラーであるデイモスと美奈子がかかわっていくオムニバス形式で話が進んでいく作品。大抵は事件に巻き込まれた美奈子がデイモスに救われたり、あるいは美奈子に近づく男がデイモスの誘惑や罠によって破滅する、という物語で構成される。

キャラクター

伊布美奈子(いふみなこ)/CV:伊藤かずえ
現代の普通の高校生だが、ヴィーナスの生まれ変わり。デイモスと共に奇怪な事件に次々と巻き込まれる。
デイモス/CV:塩沢兼人
妹であるヴィーナスを愛したがために天界から追放され悪魔となった。妹を救うために美奈子を誘惑する。
ヴィーナス
デイモスの妹でゼウスにより生きながら体が朽ちていき最後には消滅してしまうという罰を受ける。デイモスが美奈子に惹かれていることを知り、激しい嫉妬の炎を燃やす。

コミックス既刊データ

基本は、プリンセスコミックス版に収録だが、収録は掲載順ではない事も。初期作品の中に未収録があり。またプリンセスコミックス版→文庫版への再録の際にも、掲載順が入れ替わっている。

  • プリンセスコミックス版:17巻まで(17巻:1990年11月発売)
  • PRINCESS COMICS DX(愛蔵)版:12巻まで
  • 秋田文庫版:12巻まで(12巻:1997年10月発売)
  • ボニータCOMICS版 「悪魔の花嫁 -最終章-」:既刊2巻―以下続刊
  • 書籍扱いコミックス:「悪魔の花嫁―幻の未収録作品&秘蔵原画集」