探偵学園Q 13
探偵学園Qの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
探偵学園Q 1 | 2007-07 |
探偵学園Q 2 | 2007-08 |
探偵学園Q 3 | 2007-09 |
探偵学園Q 4 | 2007-10 |
探偵学園Q 5 | 2007-11 |
探偵学園Q 6 | 2007-12 |
探偵学園Q 7 | 2008-01 |
探偵学園Q 8 | 2008-02 |
探偵学園Q 9 | 2008-03 |
探偵学園Q 10 | 2008-04 |
探偵学園Q 11 | 2008-05 |
探偵学園Q 12 | 2008-06 |
探偵学園Q 13 | 2003-11 |
探偵学園Q 14 | 2004-01 |
探偵学園Q 15 | 2004-03 |
探偵学園Q 16 | 2004-06 |
探偵学園Q 17 | 2004-09 |
探偵学園Q 18 | 2004-12 |
探偵学園Q 19 | 2005-03 |
探偵学園Q 20 | 2005-05 |
探偵学園Q 21 | 2005-07 |
探偵学園Q 22 | 2005-10 |
『探偵学園Q』(たんていがくえんキュウ)は、原作:天樹征丸、作画:さとうふみやによる日本の漫画作品、及びそれを原作とするアニメ、ドラマ作品である。
概要
本作は『金田一少年の事件簿』と同作者陣による半年振りの完全新作として『週刊少年マガジン』(講談社)2001年25号から2005年34号まで連載された。ただし2004年37・38合併号から44号までの間は『金田一』の新作連載のため一時中断している。単行本は『講談社コミックス』より全22巻が発売され、2007年から2008年にかけて文庫版が全12巻発売された。2007年の連続ドラマ放送に合わせて『週刊少年マガジン』2007年30号から38号に最終回から数年後を描いたストーリーが連載され、こちらは「探偵学園Q プレミアム」として単行本化された。
2001年4月から9月の間を舞台に『ザ・ラスト・ミステリー』17頁『世界一の探偵』を目指す主人公、キュウが探偵学園の仲間達と供に様々な事件を解決していく姿をヒロインの美南恵の視点を中心として『ミステリー・ノート』167頁描いたミステリー漫画である。
内容は原作者・天樹征丸の「漫画から出発したミステリーというのをやりたい。」という考え『ザ・ラスト・ミステリー』12 - 14頁の下、「登場人物が成長していく漫画の面白さとミステリーの面白さを共に表現する」という方針で製作されている。そのため他の推理漫画と異なり主要登場人物の多くが学生と先生であり、学生の主人公達が切磋琢磨しあってともに成長していく姿を色濃く描いている。そのため、作品の最初と最後では主人公達に大きな変化が見られる。天樹も『ザ・ラスト・ミステリー』のインタビュー内で「読み終えた後、出来れば最初から読み返して欲しい。そうすれば登場人物の成長もはっきりと分かると思う」と語っている。。各事件も天樹の「読者に謎を解く楽しさを味わって欲しい」という考えインタビュー(天樹征丸)『ザ・ラスト・ミステリー』151頁の下「ヒントは○つ」の台詞とともにヒントが提示されるなど、読者にも謎が解きやすくなるような工夫が施されている『ミステリー・ノート』36 - 37頁。またストーリー全体で大きな謎がいくつも散りばめられており、その謎を登場人物とともに追い求めることができるというのもこの作品の特徴である。
『金田一』新作の掲載は編集部の決定によるものであるため『ザ・ラスト・ミステリー』166 - 167頁、さとうは前述の中断に対し『ザ・ラスト・ミステリー』のインタビュー内で「せっかくQが盛り上がってきたところで…」と不満を漏らしているインタビュー(さとうふみや)『ザ・ラスト・ミステリー』166頁。
天樹はプレミアムの表紙裏のコメントにおいて「またいつか再連載したい」と語っている。
あらすじ
以下のあらすじは原作のものであり、アニメ、ドラマのあらすじとは異なる。
主人公キュウは幼い頃に誘拐された際に助けてくれた探偵のおじさんを慕い、『世界一の探偵』になることを志す。その夢を叶えるために伝説の名探偵、団守彦が設立した探偵養成学校、通称DDSに入学し団が持つ警視庁特別公認探偵の称号を受け継ぐ資格を与えられたクラス、通称Qクラスの一員となる。キュウは同じQクラスメンバーの美南 恵、天草 流、鳴沢 数馬、遠山金太郎と時には競い合い、時には協力しながら団守彦の後継者を目指していく。
だがしばらくしてかつて団守彦が助手の命、そして下半身の不自由という大きな代償と引き換えに壊滅に追い込んだ犯罪集団『冥王星』が再び暗躍し始め、Qクラスも冥王星の悪意に巻き込まれていく。流は祖父が冥王星の首領、キング・ハデスだということを知り苦悩する。そしてキュウはそんな流の苦悩と探偵のおじさんが冥王星との戦いで命を落とした団の助手、連城 暁であったことを知り、冥王星に負けないという意思と連城への憧れを強めていくのであった。
団が病に倒れたのと時を同じくしてキング・ハデスの最終計画『棲龍館殺人事件』が発動し、流はその犯人に仕立て上げられそうになるがキュウと流の深い信頼はその目論見を打ち破る。そしてキュウはキング・ハデスの口から連城暁が実の父であると告げられるも動することなくキング・ハデスに立ち向かう。自らの敗北を悟ったキング・ハデスは流の記憶を開放し、自ら死を選ぶ。
団は後継者の証となるメダルの欠片をQクラスに渡し全員を後継者とすることを告げた後、この世を去るのであった。
登場人物
キュウ
- 声 - 緒方恵美
- 物語の主人公。中学3年生。幼少期に誘拐された際に助けてくれた探偵のおじさんを慕ってDDSに入学する。学校の勉強はまるでダメだが、推理力は高く、特に閃きに優れている。
- 美南 恵(メグ:みなみ めぐみ)
- 声 - 桑島法子
- 物語のヒロインでキュウと同じ中学3年生。推理力はキンタを除くほかのQメンバーよりも劣るが「瞬間記憶能力」を持ち、それを生かしたサポートで活躍することが多い。
- 天草 流(リュウ:あまくさ りゅう)
- 声 - 遠近孝一
- キュウと同じ中学3年生。高等数学・物理学・英語など様々な分野に長けていて、アメリカの大学の入学資格を持つ「天才」。推理力もQクラス中トップクラスである。
- 鳴沢 数馬(カズマ:なるさわ かずま)
- 声 - 川上とも子
- キュウより年下の小学5年生。総合財閥鳴沢産業社長・鳴沢卓馬の三男であり、7歳の時から数々の大ヒットゲームを世に送り出した天才ゲームプログラマーでパソコンに精通している。
- 遠山 金太郎(キンタ:とおやま きんたろう)
- 声 - 石川英郎
- キュウより年上の高校3年生。遠山の金さんの末裔。頭はそれほど良くないが、運の良さ・直感・運動能力・視力・嗅覚は抜群。「遠山流隠密術」という江戸時代から続く秘術を継承している。父は、警察幹部。
- 団 守彦
- 声 - 田中秀幸
- DDSの創設者兼学園長で「警視庁特別公認探偵」の称号を持つ伝説の名探偵。称号を受け継ぐものを決めるためにQクラスを設立した。
- キング・ハデス
- 声 - 納谷悟朗
- DDSとDDCの宿敵である犯罪組織、「冥王星」の首領。悪の天才と呼ばれる頭脳の持ち主。
用語
- D.D.S.(Dan Detective School、団探偵学園)
- 団守彦が創設した、探偵を養成する学校。所在地は東京都東文教区琴和二丁目十番二十一号『ザ・ラスト・ミステリー』94頁。法医学・暗号・格闘技・コンピュータなど様々なことを学ぶ。警察関係者や学生も通っており、平日は午後からの授業が多い。クラスはQ・A・B・C・Dの5つに分かれており、Qクラス以外のクラスは本館で授業を受ける。QクラスのQは「Qualified(資格を与えられた)」という意味で、団守彦が探偵業を始めた建物(棲龍館)を校舎として使い、団自身からも講義を受ける。ここの生徒であることを示すDDS手帳は警察手帳に匹敵するほどの効力を持つ『ザ・ラスト・ミステリー』112頁。講師はDDCの探偵と兼業である場合もある『ザ・ラスト・ミステリー』95頁。初代講師は団守彦と連城暁の2人、第一期生は七海・本郷・片桐の3人であった『ザ・ラスト・ミステリー』21頁。Qクラスを創立したのはその中から後継者の1人を選び出すのが目的であったが、『棲龍館殺人事件』において団の警視庁特別公認探偵のメダルが銃弾を受け5つに割れたためその欠片を受け継ぐという形で5人全員が後継者になった。
- 連続ドラマでは校舎やQクラス以外のクラスは登場せず、団が現役時代に使っていた事務所を校舎代わりに使用している。
- D.D.C.(Dan Detective Company、団探偵社)
- 警察を退職した団守彦が40年程前、1960年代前半に創設した探偵社『ザ・ラスト・ミステリー』19頁、95頁。DDSの上部組織。
- 『冥王星』
- 黒王百合華が編み出した理論を元に、その息子、キング・ハデスが創設した犯罪組織で団守彦とD.D.C.の宿敵。心理カウンセラーやホームページ等の悪意がたまる場所から依頼者を見つけ出して接触し犯罪計画を持ちかけ『ザ・ラスト・ミステリー』118 - 9頁、犯罪計画を授けて犯罪を実行させ、成功した場合は依頼者の全財産の半分を貰い受ける(ただし必ずしも金銭とは限らず『幻奏館殺人事件』のように芸術作品等を指定する場合もある)。失敗した場合は後催眠を使い、依頼者同士を殺し合わせたり『降霊術殺人事件』(『5巻』75 - 167収録)第三者に殺害されるようにしたり「QvsA・延長戦」(『6巻』5 - 92頁 収録)解明者を殺害しようとさせることによって自分達の存在を隠滅しようとする。「頭脳集団である」ことと犯罪計画に対して直接手を出さないことを美学としており、美学を破ったために上がメンバーとしての「品位」を持たぬと判断した者は容赦なく「処刑(殺害ではなく、強力な催眠術により自我を喪失させ廃人にする)」する。メンバーは必ず体のどこかに冥王星の形の刺青をいれており、これによりメンバーであることが認識される。物語開始の8年前『ザ、ラスト、ミステリー』19頁、団守彦と連城暁を中心とするD.D.C.によって壊滅に追い込まれたが、本拠地を知られずに済んだため潜伏活動を続け、復活した。『棲龍館殺人事件』で本拠地を警察とD.D.C.に制圧され、再び壊滅した。
- 幹部級のメンバーは全員ギリシア神話の「ハデス(冥界の王)」や準惑星「冥王星」に関連した名前を持つが、アニメオリジナルの「アヌビス」のみエジプト神話の死者の神となっている。
- 警視庁特別公認探偵
- 団守彦が有する警察官と同等の捜査権及び逮捕権を与えられ、拳銃の携帯も許された日本で唯一の称号『ザ・ラスト・ミステリ-』96頁(警視庁とあるが、東京以外の地域でも通用する)。
- 国立能力開発研究所
- メグや三郎丸が通っていた、国立の研究所。表向きは天賦の才能を開花させる研究所だが、実は超能力者の発掘・養成所で、全国から優秀な子供を集めては超能力者を養成していた。実情は極めて不透明で、4年前に起こった「所長惨殺事件」を契機に廃れていき閉鎖された。
- 棲龍館
- 九頭龍匠が設計した館。全部で9つあり、それぞれの館には竜生九子の名前がつけられている。そのうちの7番目の館がD.D.S.のQクラス校舎であり「睚眦(がいし)」に相当する「棲龍館殺人事件5」(『21巻』67頁 - 88頁収録)内のカズマの発言より。。
- テスタ・ディ・ドラゴ
- 九頭龍匠が制作した9つのヴァイオリン。内一つはヴァイオリニストの大御所、弓削雅臣が持っており『幻奏館殺人事件』で登場した。イタリア語で『龍の頭』の意味。
- 紫雲龍
- 九頭龍匠が制作した9つの陶器。内一つは陶芸家の娘、楠桜に作り残しこの作品に彼女へのメッセージを残した『受け継がれし物』(『11巻』25 - 46頁収録)より。2匹の龍が浮かび上がっている陶器。
- 千鱗龍
- 九頭龍匠が制作した9つの組木箱。内一つは夜桜村の月村家が所持しており、中には九頭龍匠と幼少期のキング・ハデスの写真、そして村で起きた殺人事件の犯人、東弘ノ介が家族とともに写った写真が入っていた。
主な事件
『冥王星』が絡んでいるもの、もしくは6話以上で語られた中編以上のもの。
- 切り裂き島の惨劇『1巻』169頁-『2巻』195頁収録(登場怪人名:切り裂きジャック)
- DDS入学最終試験のため、キュウ達は試験の舞台となる霧咲島(切り裂き島)を訪れる。しかしそこで受験生の一人が死体となって発見される。
- 神隠し村殺人事件『3巻』75頁-『4巻』179頁収録(登場怪人名:疫神教の教祖)
- Qクラス最初の事件捜査として未解決の神隠し事件を捜査することになったメンバー達。だが彼らが現場のひょうたん村を訪れた当日、旅館の宿泊客一名が殺害され新たな神隠しの幕が開ける。
- 降霊術殺人事件
- キュウの同級生の頼みで彼女の家で行われる降霊会に参加することになったQクラス。しかし降霊術の最中に降霊術師が殺害される。その事件の裏には冥王星の悪意が渦巻いていた(アニメでは冥王星は関与しておらず、普通の事件となっている)。
- 軽井沢コンパニオン殺人事件『6巻』5 - 92頁収録(作品タイトルは「Q対A 延長戦」)
- DDCの未解決事件の捜査のため、軽井沢にやってきたキュウとAクラスの雪平桜子。だが新たな事件が起こり、さらに雪平に冥王星の間の手が迫る。
- 殺人コレクター『7巻』51頁-『8巻』72頁収録(登場怪人名:コレクター)
- ネット上のある怪談話の舞台となっている渋澤学院からの依頼で潜入捜査を引き受けるリュウとメグ(ドラマではキュウとキンタも共に潜入している)。そこで彼らは殺人ビデオを目の当たりとすることとなる。
- 幻奏館殺人事件『9巻』5頁 - 『10巻』118頁収録(登場怪人名:冥界のマエストロ)
- DDCに持ち込まれた依頼で幻奏館を訪れたQクラス。そこで起こった連続殺人事件の際、遂にQクラスは冥王星の存在を知るのであった。
- 魔矢姫伝説殺人事件『11巻』68頁 - 『12巻』 46頁収録
- DDCへの依頼で魔矢姫の伝説が残る福井県の陣中村を訪れたQクラス。そこで彼らは前代未聞の密室殺人に遭遇する(アニメではこの事件に冥王星が関与している)。
- 雪月花殺人事件 『13巻』115頁 - 『14巻』158頁収録 (「雪月花殺人事件」 - 「Qクラスであるために」 - 「暴かれた貌」)
- 5日間の休校中に合宿として、キンタの家に代々仕えた群馬県の家臣の家を訪れたQクラス。だがそこで殺人事件が起こり、さらにその背後に潜む冥王星の罠でQクラスが分裂の危機に瀕してしまう。
- 吊り橋村殺人事件『16巻』113頁 - 『17巻』134頁収録
- 九頭竜芸術の一つ、千鱗龍がある夜桜村を訪れたキュウ。だがそこで殺人事件が起こり、キュウも命を狙われる。
- サイキック・マーダー『18巻』165頁 - 『19巻』134頁収録(連載時は「サイキック殺人事件」。登場怪人名:サイキック)
- 流の失われた記憶の手がかりを求めて国立能力開発研究所を訪れたキュウ、リュウ、メグ。だがそこで4年前と全く同じ密室殺人が起こる。
- 棲龍館殺人事件『20巻』169頁 - 『22巻』142頁収録
- 棲龍館ホテルで起こった殺人事件の容疑者として追われる身となったリュウ。団も病に倒れ絶体絶命の状況の中、Qクラスは流の身の潔白を証明するために疾走する。
テレビアニメ
概要
2003年4月15日から2004年3月20日までTBSで放送された天樹征丸とさとうふみやの作品のメディア化された作品では唯一TBSで放送された。『金田一少年の事件簿』のドラマやアニメ、同漫画のドラマは日本テレビや読売テレビで放送。。全45話。なお、CS放送のTBSチャンネルでも2007年3月の 13:00から15:54に9話連続で5日間放送された。
2003年9月21日までは、火曜日18:55 - 19:24(JST)の放送だった。TBSでゴールデンタイムにアニメが放送されるのは、1994年4月に土曜19:00から土曜7:00(関東地区)に移動した毎日放送製作の「まんが日本昔ばなし(第2期)」以来9年ぶり。TBS製作のアニメとしては、1991年10月から1992年9月まで放送されていた「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」以来、およそ12年ぶりのゴールデンタイムの時間帯での放送となった。またTBS火曜19時台のアニメは、1976年 - 1977年放送の「ろぼっ子ビートン」以来、実に26年振りだった。
しかし、裏番組に『伊東家の食卓』(日本テレビ)や『週刊ポケモン放送局』(テレビ東京)があったからか視聴率が低迷したため、10月から「ぴったんこカン・カン」を1時間枠として放送させることになった。その影響で土曜日17:30〜18:00に移動したが、移動した枠がローカルセールス枠だったため、ネット局のうち北海道放送、IBC岩手放送、テレビユー山形、信越放送、北陸放送、毎日放送、あいテレビ、山陰放送、中国放送、宮崎放送、琉球放送では打ち切りとなり(中部日本放送は当初早朝枠で放送を続行したが、その後途中で打ち切り)、また、放送続行局の中でも静岡放送などでは深夜ローカル枠に移動となった。
なお、本当の最終回でも原作はまだ連載中であったため、「冥王星」やリュウの過去などのストーリーの全貌は明かされないまま、アニメオリジナルの結末で終了。主題歌はピポ☆エンジェルズを除いて、全てGIZA studio所属のアーティストの楽曲が使われていたものの、CD売り上げは低迷する形で終わった。
また、2003年12月から2004年3月の最終回までは地上波デジタル放送で16:9サイズ(ハイビジョンではない)で放送されていた(当時TBS制作のアニメ作品では地上波ではデジタル放送でも16:9SDマスターを4:3左右カットする事が殆どであったが、2009年10月期以降はフルサイズ放送に移行。なお、2007年4月以降の毎日放送および中部日本放送単独もしくは両局共同制作作品に関しては、TBSへ逆ネットする際も16:9フルサイズ放送(一部はハイビジョン制作)となっている)。
特徴
アニメでは原作と違い、キュウが第一話の時点でDDSの存在を知らない、Qクラスが当初は落ちこぼれを集めたクラスのように描かれるなど原作とは違う脚色が多くなされている。これは監督である阿部紀之の「原作を知らない人にも作品の設定を知ってもらいたい」という意向のためであるインタビュー(阿部紀之)『ミステリー・ノート』202頁。また『金田一少年の事件簿』同様、死体の描写や殺人の瞬間などは修正されており、パンチラなどのお色気描写もなくなっている。
各話タイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 目指せ!世界一の名探偵!! | 林誠人 | 阿部記之 | ふかざわまなぶ | |
2 | 夢の第一歩・入学試験の罠 | 東海林真一 | 谷田部勝義 | 高乗陽子 | |
3 | 最終試験!張り巡らされた罠 | 榎本明広 | 中森良治 | ||
4 | 入学式の殺意!学園爆破予告 | 高橋ナツコ | 高橋資祐 | 小柴純弥 | 高橋資祐 |
5 | 暗号解読!?死者のメッセージ | 広真紀 | 阿部記之 | 室谷靖 | 桜井木の実 |
6 | 証言者1000人完全なアリバイ | 白川小椋 | 伊達将利 | 石野聡 | |
7 | ジグソーパズルの遺言状 | 高橋ナツコ | 佐藤真二 | 佐藤真朱 | 窪詔之 |
8 | あの美少年探偵!ついに登場!! | 大和屋暁 | 谷田部勝義 | 高乗陽子 | |
9 | 対決!時を越えた殺人鬼!! | 小柴純弥 | 三好和也 | ||
10 | 天才美少年・完全密室を暴く | 岩村匡子 | 室谷靖 | 松本朋之 | |
11 | 最終決戦!Qクラスの真実!! | 榎本明広 | 中森良治 | 工藤ヒデアキ | |
12 | たたり発生!?降霊術殺人事件 | 渡邊大輔 | ふかざわまなぶ | 伊達将利 | ふかざわまなぶ |
13 | 密室の悪霊!止まらない殺人 | 谷田部勝義 阿部記之 | 平田豊 | 高乗陽子 | |
14 | 霊界が告げる!禁断の真相!! | 広真紀 | 木宮茂 | 橋本敏一 | 松本朋之 |
15 | 水深30m・海底密室殺人事件 | 大和屋暁 | 小柴純弥 | 熨斗谷充孝 | 鈴木伸一 |
16 | クラス対抗!人間消失バトル | 林誠人 | 高橋資祐 | 小柴純弥 | 高橋資祐 |
17 | 死に至る秘境!神隠し村伝説 | 伊藤真朱 | 石野聡 | ||
18 | 決定的瞬間!空に消える死体 | 榎本明広 | 中森良治 | ||
19 | 死のお告げ!次はお前だ!! | 高田昌宏 | 平田豊 | 高乗陽子 | |
20 | 発覚! 仮面の教祖―罪と嘘!! | 室谷靖 | 松本朋之 | ||
21 | 最後の神隠し!答えは一つ | 前島ケンイチ | 茅野京子 | ||
22 | 死者のディナー | 福田裕子 | 秋山勝仁 | 畠山茂樹 | 三好和也 |
23 | アリバイ列車 | 高橋ナツコ | 伊藤真朱 | ふかざわまなぶ | |
24 | 呪いのアイドル | 大和屋暁 | 阿部記之 | 宇佐美皓一 | |
25 | 宿敵!冥王星 | 阿部記之 | 葛谷直行 | 松本朋之 | |
26 | 狙われたメグ | 広真紀 | 東海林真一 | 青木新一郎 | 中森良治 |
27 | 消えたドラゴン | 渡邊大輔 | 高橋資祐 | 小柴純弥 | 高橋資祐 |
28 | 地下牢獄SOS | 前島健一 | 高橋滋春 | 菅井喜浩 | |
29 | 殺人コレクター | 岩村匡子 | 榎本明広 | かわむらあきお | |
30 | 死の校内放送 | 小柴純弥 | 室谷靖 | 松本朋之 | |
31 | ネットの悲劇 | 小柴純弥 | 三好和也 | ||
32 | 美少女探偵団 | 高橋ナツコ | 新留俊哉 | 畠山茂樹 | 猫野那智子 |
33 | 家庭科室の謎 | 広真紀 | フカザワマナブ | 清水明 | 菅野智之 |
34 | 消えた呪い | 阿部記之 | ふかざわまなぶ | ||
35 | 恐怖の宝石爆弾 | 林誠人 | 室谷靖 | 山内富夫 | 松本朋之 |
36 | 幻奏館殺人事件 | 渡邊大輔 | 小柴純弥 | 中森良治 | |
37 | 死神の旋律 | 榎本明広 | 宇佐美皓一 | ||
38 | 殺人協奏曲 | 高橋ナツコ | しまづ聡行 | 畠山茂樹 | 猫野那智子 |
39 | 友情の決死行 | 高橋資祐 | 小柴純弥 | 高橋資祐 | |
40 | 対決!首なし女 | 渡邊大輔 | 室谷靖 | 松本朋之 | |
41 | 魔矢姫殺人事件 | 大久保昌弘 | 小柴純弥 | 中森良治 | |
42 | 裏切り者の里 | 新留俊哉 | 清水明 | 菅野智之 | |
43 | リュウの決意 | 広真紀 | 榎本明広 | ふかざわまなぶ | |
44 | 団守彦、誘拐! | 林誠人 | 新留俊哉 | 畠山茂樹 | 猫野那智子 |
45 | 未来の名探偵 | 阿部記之 | 小柴純弥 | 宇佐美皓一 |
主題歌
オープニング
- 迷Q!?-迷宮-MAKE★YOU-(第1話 - 第21話)
- 作詞 - AZUKI七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 尾城九龍 / 歌 - 岸本早未(レーベル - GIZA studio)
- Luvly,Merry-Go-Round(第22話 - 第34話)
- 作詞 - シライシ紗トリ・UCO / 作曲・編曲 - シライシ紗トリ / 歌 - ピポ☆エンジェルズ(レーベル - Sony Music Records)
- 100%ピュア(第35話 - 最終話)
- 作詞 - mavie / 作曲 - k.h.i / 編曲 - 秋元直也 / 歌 - ピポ☆エンジェルズ(レーベル - Sony MusicRecords)
エンディング
- 恋ごころ(第1話 - 第11話)
- 作詞 - 菅崎茜 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 菅崎茜(レーベル - GIZA studio)
- 虹色にひかる海(第12話 - 第21話)
- 作詞 - 北原愛子 / 作曲 - 春畑道哉 / 編曲 - 徳永暁人 / 歌 - 北原愛子(レーベル - GIZA studio)
- みえないストーリー(第22話 - 第34話)
- 作詞 - AZUKI 七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 岸本早未(レーベル - GIZA studio)
- 風に向かい歩くように(第35話 - 最終話)
- 作詞 - AZUKI 七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 岸本早未(レーベル - GIZA studio
テレビドラマ
概要
2006年7月1日に単発ドラマが、2007年7月3日から9月11日まで連続ドラマが日本テレビ系列で放送された。単発はDDSの入学試験を、連続はQクラスが事件を追っていく様子を描いているが同じ世界の出来事なのかどうかは不明。主要人物のキャストは数馬を除き同一である。
単発、連続共に登場人物の年齢や一人称、性格などに変更されている部分がある(詳細は探偵学園Qの登場人物を参照)。
山田涼介は、この作品がドラマ初出演となる。
単発ドラマ
内容は「切り裂き島の惨劇」を元に「旧校舎の秘密」「魔矢姫伝説殺人事件」の要素も絡めたオリジナルストーリー。視聴率は15.4%。
キャスト
キュウ - 神木隆之介
- 美南恵(メグ) - 志田未来
- 天草流(リュウ) - 山田涼介(当時ジャニーズJr.)(現Hey!Say!JUMP)
- 鳴沢数馬(カズマ) - 松川尚瑠輝
- 遠山金太郎(キンタ) - 要潤
- 三郎丸豊 - 中尾明慶
- 団守彦 - 陣内孝則
- 片桐紫乃 - 鈴木砂羽
- 真木慎太郎 - 東根作寿英
- キュウの担任 - 佐藤弘道
スタッフ
- 脚本 - 樫田正剛
- 音楽 - 吉川慶
- 音楽プロデュース - 志田博英
- タイトルバック演出・アートディレクション - 丹下紘希(イエローブレイン)
- プロデューサー - 桑原丈弥(日本テレビ)・秋元孝之(アベクカンパニー)
- 演出 - 中島悟(アベクカンパニー)
- 制作プロダクション - アベクカンパニー
- 製作著作 - 日本テレビ放送網
連続ドラマ
毎週火曜日22:00から22:54(火曜ドラマ枠)に全11話が放送された。キャッチコピーは、「国語・算数・理科・事件。」。初回は放送時間を延長し、22:00から23:14まで放送。ストーリーがオリジナルの場合も、トリックは原作で使われた物、もしくはそれを元にした物になっている。中には『金田一少年の事件簿』のネタも登場する。またこの作品で神木隆之介は連続ドラマ初主演、山田涼介は連続ドラマ初出演、及び出世作となった。
ジャニーズ事務所の版権の都合上、公式ホームページ及び地上デジタル放送のデータ放送などで、山田の写真は蝶の絵や似顔絵に差し替えられている。
放送終了から1年以上経ってDVD化が決定し2009年3月4日に発売された。
主要キャスト
- キュウ - 神木隆之介
- 美南恵(メグ) - 志田未来
- 天草流(リュウ) - 山田涼介(当時ジャニーズJr.Hey! Say! 7)(現Hey!Say!JUMP)
- 鳴沢数馬(カズマ) - 若葉克実
- 遠山金太郎(キンタ) - 要潤
- 団守彦 - 陣内孝則
- 七海光太郎 - 山本太郎
- ケルベロス - 鈴木一真
- ユリエ - 奥貫薫
- 猫田刑事 - 星野源
- 諸星警部 - 斉木しげる
- 植村はるか - 秋田真琴
- ダーツバーの案内人 - 喜屋武ちあき
ゲスト出演
第1話
- 米山良子 - 森口瑤子
- 手塚章 - 柄本時生
- 芳村玲子 - 廣田朋菜
- 岡田律子 - 垣内彩未
- 西村静香 - 岩井七世
- 佐々木まどか - 飯田里穂
- 大森恭子 - 伊藤未希
- 西村静香の父 - 田中要次
- 佐々木まどかの母 - 佐野珠美
- 佐々木まどかの祖母 - 小野敦子
- 金髪の女 - 屋敷絋子
第2話
- 牧野大介 - 本郷奏多
- 五十嵐匠 - 神保悟志
- 竹山裕紀 - 吉武怜朗
- 鈴木彩香 - 柳田衣里佳
- 森田裕一 - 隈部洋平
- ダンスリーダー - 青柳塁斗
- ダンス少女 - 池田愛
第3話
- 水野瑤子 - 市川由衣
- 落合 - 伊嵜充則
- 渡辺 - 深水元基
- 田村由季 - 永田杏奈
- そば屋・高田 - 光宣
- ホームレス - 伊藤昌一
- ラーメン屋店主 - 瀬戸将哉
- コンビニ店員 - 大森拓郎・金原泰成
- ホームレス狩りの若者 - 小野建人
- 落書きの男 - 白井達也
- 佐伯社長 - 赤屋板明
第4話・第5話
- 富永雅士 - 落合扶樹
- 佐久間響 - 若葉竜也
- 亀田純也 - 小野賢章
- 朝吹麻耶 - 鈴木かすみ
- 遠矢邦子 - 田島ゆみか
- 小椋絵美菜 - 高梨臨
- 村崎美里 - 西村理沙
- 警備員 - 田口主将
- 女生徒 - 松本夏空
- 劇中映画の少女 - 市川葵
- 劇中映画の犯人 - 伊勢田隆弘
第6話
- 福永右近 - 山崎裕太
- 福永左門 - 佐戸井けん太
- 福永朋江 - 西山繭子
- 福永葉月 - 山口美也子
第7話
- 遠山金三郎 - 山下真司
- 田口涼子 - すほうれいこ
- 美作竜介 - 波岡一喜
- 岡島弥生 - 上村愛香
- 西沢真希 - 木南晴夏
- 演出家・八代 - 山﨑勝之
- キャスリン・劇団員 - ともさと衣
- 貴族・劇団員 - 樫村勲
- 警察官 - 野澤いっぺい
- 遠山の部下 - 木川淳一・大西武志
第8話
- 浅野拓郎 - 鈴木浩介
- れいか - 高橋真唯
- 瀬戸内つぐみ - 嘉陽愛子
- ほのか - 秋山奈々
- 浅野の友人達 - 本田誠人・ムロツヨシ
第9話
- 連城暁 - 細川茂樹
- 田中 - 長谷川朝晴
- 医師 - 長野里美
- 中村(田中の同僚) - まいど豊
- 刑務官 - 渡辺穣
- キュウ(幼少期) - 中村咲哉
第10話
- 紅城響介 - 田中実
- 奈々村美姫 - 松尾れい子
- 神屋桔梗 - 邑野みあ
- 雨洞拓摩 - 小須田康人
- 紅城椿 - 山下裕子
- リュウ(幼少期) - 櫻井遼太郎
最終話
- キング・ハデス - 若松武史
スタッフ
- 脚本 - 大石哲也 / 渡辺雄介(6話・8話)
- 音楽 - 吉川慶
- 技術協力 - NiTRo
- プロデューサー - 桑原丈弥(日テレ)・秋元孝之(アベクカンパニー)
- 演出 - 大塚恭司、位部将人(アベクカンパニー)(2話・10話・11話) / 猪股隆一(6話) / 石尾純(3話・8話)
- 制作プロダクション - AVEC COMPANY
- 製作著作 - 日本テレビ
楽曲
- オープニングテーマ Answer
- 作詞 - KOHSHI ASAKAWA / 作曲 - TAKESHI ASAKAWA / 編曲 - TAKESHI ASAKAWA+GOT'S+蔦谷好位置 / 歌 - FLOW(レーベル - Ki/oon Records)
- エンディングテーマ Stand by me
- 作詞 - 川瀬智子 / 作曲 - 奥田俊作 / 編曲 - the brilliant green / 歌 - the brilliant green(レーベル - デフスターレコーズ)
サブタイトル
{| class=wikitable !各話!!放送日!!サブタイトル!!視聴率 |- |第1話||2007年7月3日||実戦開始! 戦慄の死の予言!! 死体消滅の謎を追え||align=right|12.4% |- |第2話||2007年7月10日||神のメール? 記憶消失の謎!!||align=right|10.9% |- |第3話||2007年7月17日||小さな恋に魔の手が迫る!||align=right|12.1% |- |第4話||2007年7月24日||ネットの恐怖からメグを救え||align=right|10.3% |- |第5話||2007年7月31日||ネットの恋! すれ違いの悲劇||align=right|11.9% |- |第6話||2007年8月7日||友情決裂? 明かされた秘密!!||align=right|9.6% |- |第7話||2007年8月14日||父との戦い! 俺は友達を救う||align=right|10.3% |- |第8話||2007年8月21日||さよならなんて言わせない!||align=right|10.4% |- |第9話||2007年8月28日||父と仲間が教えてくれたこと||align=right|12.2% |- |第10話||2007年9月4日||最終決戦! 戦いの幕が上がる||align=right|10.6% |- |最終話||2007年9月11日||最後の約束に込めた想い!||align=right|11.7% |} 平均視聴率11.1% 視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ
ゲーム
- ゲームボーイアドバンス
- 探偵学園Q 名探偵はキミだ! (2003年9月18日、コナミ)
- 探偵学園Q 究極トリックに挑め! (2004年3月4日 、コナミ)
- プレイステーション2
- 探偵学園Q 奇翁館の殺意(2004年7月8日、コナミ)
単行本
いずれも、原作は天樹征丸、作画はさとうふみやであり、 講談社の〈講談社コミックス〉レーベルから発行されている。
- 『探偵学園Q』(全22巻)
- 2001年9月17日初版発行、ISBN 4-06-313024-x
- 2001年10月17日初版発行、ISBN 4-06-313033-9
- 2001年12月17日初版発行、ISBN 4-06-313056-8
- 2002年3月15日初版発行、ISBN 4-06-313088-6
- 2002年5月17日初版発行、ISBN 4-06-363109-5
- 2002年8月16日初版発行、ISBN 4-06-363138-9
- 2002年10月17日初版発行、ISBN 4-06-363155-9
- 2003年1月17日初版発行、ISBN 4-06-363109-6
- 2003年3月17日初版発行、ISBN 4-06-363217-2
- 2003年4月17日初版発行、ISBN 4-06-363328-4
- 2003年6月17日初版発行、ISBN 4-06-363254-7
- 2003年9月17日初版発行、ISBN 4-06-363293-8
- 2003年11月17日初版発行、ISBN 4-06-363314-4
- 2004年1月16日初版発行、ISBN 4-06-363327-6
- 2004年3月17日初版発行、ISBN 4-06-363354-3
- 2004年6月17日初版発行、ISBN 4-06-363390-x
- 2004年9月17日初版発行、ISBN 4-06-363425-6
- 2004年12月17日初版発行、ISBN 4-06-363462-0
- 2005年3月17日初版発行、ISBN 4-06-363503-1
- 2005年5月17日初版発行、ISBN 4-06-363527-9
- 2005年7月15日初版発行、ISBN 4-06-363553-8
- 2005年10月17日初版発行、ISBN 4-06-363585-6
- 『探偵学園Q プレミアム』 2007年9月6日初版発行、ISBN 978-4-06-363880-6
参考文献
- 草野真一編著 『探偵学園Q-ミステリー・ノート』 講談社 2003/9、ISBN 4-06-334768-0
- 草野真一・松本理恵子編著 『探偵学園Q-ザ・ラスト・ミステリー』講談社 2005/10、ISBN 4-06-372083-7
脚注
注釈
出典
『探偵学園Q』講談社〈講談社コミックス〉各巻については『○巻』の形で記述。
外部リンク
- 漫画、テレビアニメ
- テレビドラマ
id:Detective School Q
th:โรงเรียนนักสืบ Q
zh-yue:偵探學園Q