新クロサギ 8
『クロサギ』は、夏原武原案、黒丸による漫画作品。単行本も発売されており、シリーズ累計750万部を越すヒットとなっている。第53回(平成19年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞。
2003年11月から2008年7月まで週刊ヤングサンデーに連載。ヤングサンデー休刊後は、同年9月より連載の場をビッグコミックスピリッツに移し『新クロサギ』として再開している。
また、2006年4月~6月まで、TBS系列にて連続テレビドラマ化された。主演は山下智久。2008年3月8日に、ドラマシリーズの続編となる「映画 クロサギ」が公開。
概要
詐欺師には、人(カモ)を騙して金銭を巻き上げる白鷺(シロサギ)、異性(カモ)を餌として心と体を弄ぶ赤鷺(アカサギ)、人を喰わずシロサギやアカサギのみを喰らう黒鷺(クロサギ)がいる。
本作は、父親がシロサギに嵌められて起こした一家心中で、ただ独り生き残った青年「黒崎」が、この世のシロサギを喰い尽くすため、詐欺師を騙し返す“クロサギ”となって立ち向かうサスペンス作品である。
連載回数にして2~9回で独立した話になっている。黒崎は、基本的には桂木から、時に自ら標的にする詐欺師の情報を得る。実際に被害者から事情を聴くことが多い。この情報をもとに、詐欺師を詐欺にかけ、多額の金銭を奪い、時にその社会的地位を貶めたり、警察に逮捕されるように仕向ける。
なお、桂木には奪った金の4割を「情報料」として払うのが基本であるが、その他にも各種の情報や工作に対する金銭を払っている。また、被害者には被害金額を渡すことにしている。
サブ・ストーリー
作品全体に貫かれるいくつかのテーマがある。
- 吉川氷柱との恋愛関係
- 吉川は早い段階でその想いを告白しているが、黒崎は拒絶した。だが、徐々に心を許す方向に進んでいる。2人の「繋ぎ役」を果たすのが、黒崎の飼い猫のクロである。
- 御木本への報復
- 父親を詐欺にかけた詐欺師の御木本への復讐を果たし、打倒するのが黒崎の目標である。が、桂木が御木本を保護する立場を崩していないので、うまくいっていない。
- 神志名との確執
- 神志名は、御木本や黒崎自身を含む詐欺師の検挙に執念を燃やす。自らが狙われていることもあるが、自身が詐欺師という犯罪者である黒崎と、公権力を代表する警察官僚である神志名との溝は深い。
- 白石との確執
- 同じ詐欺師である白石とは、時に協力することもあるが、ベテランで仕事に卓越している白石になんとかひと泡吹かせたいと思っている。
- ウニ
- ストーリーには直接関係ないが、作家の好みなのか、黒崎が着ているTシャツなどをはじめいろいろな所に「ウニ」が登場する。騒音の中にもこっそり「ウニー」の文字が紛れ込んでいたりする。
- 名前
- これもストーリーとはあまり関係がないが、主人公の黒崎を始め、主要人物で姓のみ明らかで、名が不明のままにされている者がいる。また、特に詐欺師はしばしば偽名を用いるが、作者の配慮か、その多くが本名とかけ離れていない。黒崎の偽名の多くが「○崎」ないし「黒○」であり、御木本が名乗る偽名も「三木規一」「木元義一」であって、本名をある程度推測できる。
海外での展開
台湾、韓国、ベトナム、インドネシア、タイなどでも出版されている。台湾では、サイン会が開催された。
登場人物
主人公
- 黒崎
- 主人公。詐欺師のみをターゲットにする詐欺師(クロサギ)で、年齢は21歳。2月14日生まれ、血液型はA型、身長173.0cm、体重59.5kg単行本第19巻カヴァーの記述、車は、フォード・カプリ(1969年)「新クロサギ」第1集、巻末の記述から。
- 外見はごく普通の青年であるが、法律に精通し、かなりの演技力を備えている。仕事(詐欺相手)がないときは、いつも法律や話術、心理術の勉強を怠らない。人の世話になることを嫌い、他人の好意によって物をもらう事は決してしない。
- アパートの大家でもある。その建物は、2年ほど前にある詐欺事件をきっかけに前の持ち主から譲ってもらった。
- 中学3年のときに、父親がチェーン店開業詐欺被害に遭い、一家心中の末、長男である黒崎だけが一命をとりとめるという過去を持つ。その為か、左下腹部に大きな手術跡がある。その後、高校に進学するもすぐに中退。詐欺師としてのキャリアは少なくとも2年以上あると推測されるが、高校中退後の詳細履歴は不明である。
- 詐欺に遭った被害者(依頼人)から詐欺や詐欺師の情報を得て、それを元に仕事を行うパターンが多い。依頼人はその情報の見返りとしてその詐欺での被害額分の金を受け取る。尚、ターゲットの詐欺師と会うときの変装として眼鏡をかけることが多い。
- 生活力は低く、普段からジャンクフード或いはカップラーメンしか食べない。また、かなりの甘党。お気に入りはチュッパチャプスのような棒付きアメで、箱ごとダース買いしている。クロという名前の猫を飼っており、品種は、正式な血統書こそないがスコティッシュフォールドである(1年半前に黒崎が引き取った)。そのクロにも曖昧なものだが愛情を見せている。
- 免許証を沢山持っているが全部名前が違う。殆ど偽造で実際に免許を持っているかは不明。又、携帯電話も多く保有。携帯電話を使用する際には、たいがい自動車を運転するときに使用するような、ハンズフリー用のイヤホンを携帯電話に接続して使っている。何故かたまに、ウニと書いてあったりそれを思わせる絵柄の描かれたTシャツを着ている。
- 名前は不明だが、1巻第8話に現れる吉川との賃貸契約書から、その最初の文字は「高」と考えられる。9巻第94話「粉飾決算詐欺V」に登場した名刺でその次に「士」がある事が判明(下の方はまだ隠れている)。他の字と比べてサイズが小さい為この士は漢字の一部と思われ、上部に士が付く漢字は志しかないので高志と予想される(ちなみにテレビドラマの中で登場する黒崎の過去を記す新聞記事では黒崎のことを「高志」として、一箇所だけ書かれている)。一方で、13巻第135話「マネーロンタリング詐欺II」に登場した黒崎の偽造パスポートには「名波 高一」と記名されている。ただ、4巻第38話「共済組合詐欺III」に登場した委任状には、「西崎 高志郎」と書いてあるように見える。
どれが偽名でどれが本名かは明らかでなく、真偽のほどは公式発表されるのを待つしかない。
- 店子である吉川氷柱とは仲が悪いように見えるが、白石曰く“詐欺師にとっては足かせにしかならない”といわれる感情を持つ。そして、氷柱が詐欺師関係に関わることを嫌う様子も見せる。
一般人
- 吉川氷柱(よしかわ・つらら)
- 本作のヒロイン。検事志望の政和大学法学部の3年生。血液型はO型、身長158.5cm、体重42.5kg「新クロサギ」第2集、巻末の記載。黒崎が所有するアパートに住む店子。
- 黒崎の過去を知り、やっていることを理解すると、好意を抱くようになる。検事志望という立場と詐欺師として犯罪にかかわる黒崎への好意で葛藤することになる。彼が好きであることは告白しているが、表面的には拒絶されている。
- 家賃が安い(月額42000円)のだが、アルバイトして生活しているため、よく延滞している。よくクロに餌をやって可愛がっているが、黒崎にはちょっと迷惑がられている。
- 家庭環境は良くない。母が働いて得たわずかな金を奪っていく父を憎んでおり、悪い奴をやっつけたいという正義感から検事を目指す。優等生タイプの生真面目な性格。
- コーヒー店でアルバイトをしていて、店の常連の卸先である桂木のスナックにコーヒー豆を届けたことがきっかけで、桂木と黒崎の関係を悟る。しかしアパートを追い出されかけ、黒崎と互いのことに干渉しないという約束をした。
- 神志名から黒崎(犯罪者)に特別な感情(恋愛感情)は持たないほうがいいといわれている。
- 本人も知らない内に、詐欺師と関わっている(白石など)。
- 黒崎からの気持ちの返事がほしいわけではなく、黒崎が心から誰かを信じてほしいと思っている。その相手は自分じゃなくてもいいと言ったが、白石に「私じゃなくてもいいというのは嘘ですね」と言われて動揺するも、黒崎と接する内に改めて自分の気持ちを再確認し、自分の黒崎に対する想いに正直になる。
- 三島ゆかり(みしま・―)
- 氷柱の友人で、同じ大学の文学部3年生。美容品詐欺に遭った際、黒崎に被害金額を取り返してもらい、やっている事は悪いがいい人だと思うようになる。それ以来、就職詐欺、旅行代理店詐欺等色々な依頼を黒崎に持ち込むようになる。ものすごくのんびり屋でやや天然ボケ。親友であるはずの氷柱の黒崎への想いにも全然気づいていない。
- ドラマ版では詐欺事件で黒崎に助けられて以来、黒崎に恋愛感情を抱く。そのため、氷柱が黒崎に対する想いを知った後は氷柱に冷たくあたってしまう。ドラマの最終回で黒崎を警察に捕まえさせた。本人曰く、「黒崎さんは氷柱しか見ていないから」。その事に罪悪感を抱き、黒崎と氷柱に謝った。その時、氷柱と仲直りをする。
- 藤見智(ふじみ・さとし)
- 黒崎の高校時代の友人。家賃詐欺に加担し、それを知った黒崎に見限られ、逮捕される。その後出所し15巻ぶりに登場するも早速騙されて詐欺に加担するが、黒崎に救われる。しかし、その後のバイト先でまたもや騙されて任意後見人詐欺に加担してしまい、自殺未遂者も出たことでその責任の重さに苦しみ、その詐欺師に暴行を加えて逮捕される。その時黒崎の存在はシラを切った。
- ドラマ版では、苗字が田辺となっており、田辺美咲(原作の羽田美咲)の弟として登場し、ゆかりを騙そうとするが失敗し、その後姉と共に逮捕される。
- 栗丘薫(くりおか・かおる)
- 高級時計の鑑定人。見本詐欺で濡れ衣を着せられた時、黒崎に助けられる。その後のレンタル詐欺の際、黒崎に協力した。
- 青木(あおき)
- 政和大学法学部の教授。犯罪についての著書を出しており、よく氷柱に相談される。
- 清水仁(しみず・じん)
- 政和大学工学部建築学科3年。第15話:ベンチャー企業買収詐欺Ⅱにて初登場し、氷柱の紹介で黒崎から建築設計図のチェックを依頼される。氷柱に好意を抱いており、度々登場しては氷柱を食事や合コンに誘ってはいるが、氷柱としてはただの友達としての認識しかなく、恋愛どころか、逆に気になる男性(つまり黒崎)についての相談を持ちかけられてしまう。
- 親の家を設計する事を公約に大学に通っており、建築事務所への就職を希望している。
- 鷹宮(たかみや)
- 「新クロサギ」から登場。政和大学法学部の若き助教。イケメン、お金持ちで学部主席卒業、司法試験一発合格、博士課程で助教になった大学の有名人。一見すると好青年だが黒崎からは「自分の権威(プライド)を守るために他人を犠牲にする人間」と言われる。神志名の1年先輩だが、彼からもあまり良い印象を持たれていない。
警察
- 神志名将(かしな・まさる)「将」の読みには混乱がある。たとえば単行本4巻では「まさる」だが、単行本第16巻76ページでは「しょう」となっている。が、『新クロサギ』第3集巻末のプロフィールでは「MASARU」と明記された。ここでは暫定的に新しい方を採る
- 政和大学法学部の卒業生で、警察庁のキャリア官僚。現在、上野東署知能犯係の警部補。血液型はAB型。身長180.0cm、体重75.5kg「新クロサギ」第3集、巻末の記述から。
- 本来、1977年(昭和52年)12月27日生まれで野添将(まさる)という名であったが、叔父の進次郎(コミック第16巻に登場する)が詐欺で実刑判決を受けたため、それとの関係を戸籍から消すために偽造の死亡診断書・出生届により、1980年(昭和55年)3月17日に野添将は死亡、同日に遠縁にあたる神志名家で出生したことにされた。そのため、戸籍上の年齢は24歳だが実際には26歳ということになる。本人は大学卒業前にこのことを下記の秋元の調査で知るコミック第4巻第36、37話。
- そのために、詐欺事件に関して他の刑事よりも関心を示し、場合によっては管轄外の詐欺事件にも捜査に行く事がある。正義感が強いが、プライドが高く、腹を立てると暴力を振るう等攻撃的な一面もあり、詐欺師である黒崎に対しては特に敵意を抱いている。
- ドベコという名の、メスのドーベルマンを飼っている「新クロサギ」第3集、巻末の記述から。
- 桃山(ももやま)
- 上野東署知能犯係の警部補。黒崎があった事件を立証できず、罪悪感から見てみぬふりをしているがそれに対しても大きな悔しさを持っている。
- 秋元耕蔵(あきもと・こうぞう)
- 警察庁刑事局長。神志名の過去を知る数少ない人物。
詐欺師
- 白石陽一(しらいし・よういち)
- 42歳。本人曰く「人を食いものにする腐った大企業」を基準に、不正を行った大企業のみをターゲットにする詐欺師。金銭的ダメージより、社会的地位や信頼の失墜を狙う。外見は紳士風の男性。人当たりも良く、他人に信頼される性格で、長い期間をかけターゲットの企業の信頼を得て、詐欺にかけるという用意周到さを持つ。その詐欺内容からも分かるように、彼自身は企業全体を目当てに動く。一方で、黒崎は企業内の個人を狙う事もあるため、時に利害の一致から協力関係や、不侵的な同盟を結ぶ事がある。黒崎や桂木から一目置いている節が見受けられる。
- 高校時代に父親が大企業に勤めていたが、マンション倒壊の責任を被せられた挙句、リストラされた上に、母親をマンション倒壊で亡くしている。このことから「大企業は社会に対して責任を持つ」を信条に、ターゲットを定めている。
- 榎木(えのき)
- 白石の部下。今のところ下の名前は不明。ジャーナリストの端くれといわれており、特に金融関係は得意分野といっている。白石を信頼しているようで、敬語を使う。
- 白石との連携の良さはかなりのもので、確実にターゲットを追い詰める。
- 桂木敏夫(かつらぎ・としお)
- 表向きは東京の御徒町にあるスナック「桂」のオーナー。その正体は詐欺師に情報等を提供する商売人(プランニングを行う事も有る)であり、詐欺業界ではこの男に目を付けられたら終わりと言うほど詐欺業界では大物とされているため詐欺師達の頂点に立つフィクサーである。黒崎から「親爺」と呼ばれている。黒崎にも詐欺師や詐欺被害者等のネタを(利用できそうな相手なら恩も)売る。黒崎とは仲間というわけではなく、利益をもたらす取引相手として、又自分の意にそぐわない詐欺師に制裁を下す為の刺客として利用しているに過ぎない。黒崎の父親を嵌めた詐欺のプランを立てた人物でもある。現時点では何故、詐欺師の世界から一線を退いたのかは不明である。また料理が得意なのか、彼が黒崎といるシーンではいつもなにかの料理をしている。
- かなりの肥満体。顔の右に2本切り傷がある。そのうちのひとつは以前、黒崎が桂木の殺害を図ったときのものである。
- 早瀬(はやせ)
- 桂木の直属の部下。いわゆるボディガード。名前は不明。詐欺行為は行っていない。裏世界のちょっとした顔役。その一方で警察内部の情報にも詳しい。黒崎が出過ぎた真似をしないように釘を刺したり、桂木の情報収集等もしている。たまに独断行動もするが、これも桂木のためである。
- 桂木の下で働き出したのは2年前(いきさつは今の所、明かされていない)。それまでは上海の犯罪組織に所属していた。中国名「」(カン・プーチェン)。
- 御木本(みきもと)
- 名前は現時点で不明。黒崎の父親をチェーン店開業詐欺にかけた直接の人物。かつて桂木の詐欺グループに所属していた。よく折り鶴を折っている。「NPO詐欺」では「三木」と名を変えて仕事をしていた。その後「M&A詐欺」では黒崎とも対面し、彼によって追いつめられるが、桂木の命を受けた早瀬の工作によって微罪での逮捕となった上、その後は被害届の撤回によりすぐに釈放されてしまう。
- 小柴康(こしば・やすし)
- かつて大型詐欺事件で検挙されそうになったところを桂木によって助けられた。そのため彼に恩義を持っているがそれ以外の場合は「他人はどうでもいい」と思っている。黒崎と対面する前は彼の詐欺を失敗させる原因を作ったが、その後は度々ブローカーとして彼に協力することになる。
登場した詐欺・シロサギ一覧
※人物はコミック巻末の「データ・ファイル」による。●はドラマ登場
=== クロサギ ===
- コミック1巻
- FILE.1 財団融資詐欺 あおば中小企業振興会 「新川」 ●
- FILE.2 美容品詐欺 株式会社ビューティーセレナ 「美山」
- FILE.3 古美術商手形パクリ詐欺 イガラシ・リース 「五十嵐冨男」
- FILE.4 高級外車詐欺 ビーナス貿易 「澤田」
- コミック2巻
- FILE.5 就職詐欺 ワーキングリサーチ社代表 「赤川武夫」
- FILE.6 ベンチャー企業詐欺 大場証券・法人営業部 「白石陽一」 ●
- FILE.7 家賃詐欺 「香川道隆」 「藤見智」 ●
- コミック3巻
- FILE.8 資格詐欺 岸不動産・代表 (開業屋)企業安定化センター 「三田村」(口座屋)
- FILE.9 結婚詐欺 羽田美咲(アカサギ) ●
- FILE.10 バイト詐欺 テセロ自動車販売会社・ヨウロウカンパニー 「柴田厚」
- コミック4巻
- FILE.11 霊感商法詐欺 霊能力者 「鏡見理」(かがみ さとし、本名 田中聡史) ●
- FILE.12 共済組合詐欺いわいごと共済組合理事長 「佐高博」(本名 佐多博道) ●
- FILE.13 紹介屋詐欺 紹介屋 「川本栄一」
- コミック5巻
- FILE.14 宝石詐欺 宝石ブローカー 「清水忠幸」 ●
- FILE.15 ODA還流資金詐欺 御前 「西園寺公成」
- FILE.16 見本詐欺 ブティック外商担当 「村西忠弘」
- コミック6巻
- FILE.17 旅行代理店詐欺 スピントラベル取締役 「上岡英介」
- FILE.18 フランチャイズ・チェーン開業詐欺 レジェンドクリーン社長 「春日公義」 ●
- 特別読切 クロサギ外伝 不動産取得ローン詳説 立ノ原不動産社長 「立原真一」
- コミック7巻
- FILE.19 絵画販売詐欺 ギャラリー・オリンピア店長 「逢沢京子」
- FILE.20 ネット詐欺 桧商会代表 「桧山康弘」
- (劇中ではオークション詐欺、架空請求詐欺、フィッシング、ファーミングが使われている)
- FILE.21 内職詐欺 通販会社『一途会』社長 「江守公雄」 ●
- コミック8巻
- FILE.22 身分詐称詐欺 練馬南税務署員他 「副島洋」 ●
- FILE.23 不動産詐欺 京創住宅・住宅事業部課長 「榊原正」 ●
- FILE.24 出張ホスト詐欺 竜宮城サービス代表 「船場幸二」
- コミック9巻
- FILE.25 募金詐欺 募金活動家(自称) 「大田原和麿」(おおたわら かずま)
- FILE.26 粉飾決算詐欺 経営コンサルタント(自称) 「望月」
- FILE.27 共犯詐欺 学生風の男 「坂下」
- コミック10巻
- FILE.28 トリック詐欺 箱天社長 「郷戸孝之」 ●
- FILE.29 巨額投資詐欺 SGG総代表 「久留間京介」
- コミック11巻
- FILE.30 訪問販売詐欺 グレイスアイテム販売員 「猪野村香」
- FILE.31 裁判詐欺 コキタ鉄鋼社長 「沼袋太一」、専務 「池川純夫」
- FILE.32 生命保険詐欺 元、保険調査員 「梅村幸平」、葛西総合病院院長 「葛西昭一」
- コミック12巻(映画版原作)
- FILE.33 贈答詐欺 株式会社イージエスト 「石垣徹」、「鷹尾礼二」(本名 高頭(たかとう)礼二)
- FILE.34 倒産詐欺 マリンブルーコンサルタント 「綿貫裕二郎」、「石垣徹」
- コミック13巻
- FILE.35 ペット詐欺 ペットショップ『ペチカ』店長 「安東真介」
- FILE.36 マネーロンダリング詐欺 賢光有限公司社長 「林正孝」、賢光有限公司 「高田」
- コミック14巻
- FILE.37 デビュー詐欺 芸能プロ『キャンディードッツ』社長 「北嶋博文」
- FILE.38 テナント契約詐欺 甲沢銀行 「頭取」、三好(被害者)の義弟 「昭島勝」
- コミック15巻
- FILE.39 レンタル詐欺 『スターライトファイナンス』社長 「深見洋」
- FILE.40 NPO法人詐欺 『トータル・ライジング』社長 「川西」、CEO「三木規一(実は御木本)」
- コミック16巻
- FILE.41 裏口入学詐欺 受験ブローカー 「植松邦孝」
- FILE.42 住宅ローン詐欺 コーチ屋「野添進次郎」
- コミック17巻
- FILE.43 恐喝詐欺 統括長「神原和臣」
- FILE.44 任意後見人詐欺 コンサルタント会社社長「相沢(伊沢幸博)」
- コミック18巻
- FILE.45 都市再生詐欺 鳩水建設専務「猿渡興三郎」、不動尊ブローカー「八代治美」
- FILE.46 公共事業詐欺 鳩水建設専務「猿渡興三郎」
- コミック19巻
- FILE.47 虚偽告訴詐欺 元地面師「月岡治彦」
- FILE.48 闇サイト詐欺 フィッシング詐欺の檜山康弘の部下「栗原裕一郎」
- コミック20巻
- FILE.49 ヘッドハンティング詐欺 クリエイティブ・ヒューマン・エクスプレス代表取締役「露木洋明」
- FILE.50 M&A詐欺 スペイシー・パートナーズ日本代理人「木元義一(実は御木本)」
=== 新クロサギ ===
- コミック1集
- FILE.1 二重詐欺 元ヤミ金「小椋慶太」、「大蔵和雄」
- FILE.2 運送詐欺 元ヤクザ「宗田泰二郎」、骨董品『河野屋』社長「河野歩」
- FILE.3 必勝法詐欺 (「ヤングサンデー」連載分)元ゴト師「仁木信也」
- FILE.4 当選詐欺(前編のみ)
- コミック2集
- FILE.4 当選詐欺 テグ・リサーチ担当「森川」、テグ・リサーチ社長「久我山行雄」
- FILE.5 エステ詐欺 (「ヤングサンデー」連載分)スウィートダリア新宿西口店「店長」、エステティシャン「藤枝晴子」
- FILE.6 導入詐欺(1~4のみ)
- コミック3集
- FILE.6 導入詐欺 ひまわり銀行池袋支店・次長「末松」、三富ファイナンス社長「園部卓郎」
- FILE.7 留学詐欺 海外留学生友好協会社長「千沢由美子」、『グローバルジャンプ』元社長「千沢弘明」
- FILE.8 制度融資詐欺(1~6のみ)
- コミック4集
- FILE.8 制度融資詐欺 コーチ屋「岩城吉治」
- FILE.9 投資顧問詐欺 個人向け投資顧問「三枝めぐみ」
- FILE.10 詐病詐欺 詐病詐欺・指南役「安倍川明」
- FILE.11 有名人詐欺(1のみ)
- コミック5集
- FILE.11 有名人詐欺 上条芸能・副社長「上条(遠山実)」
- FILE.12 入札詐欺 談合ブローカー「熱田康二」
- FILE.13 環境投資詐欺(1,2のみ)
- コミック6集
- FILE.13 環境投資詐欺 ジービー証券・社長「新座昌宏」、節電サポート・社長「荘田川雅義」、東京グリーンファンド・社長「青柳道子」
- FILE.14 資金回収詐欺 環境事業起業家「御木本」
- FILE.15 ECO詐欺(1,2のみ)
- コミック7集
- FILE.15 ECO詐欺 北京緑営空調有限公司・経営者「御木本」、虎林幇「馬森」
- コミック8集
- FILE.15 ECO詐欺(14のみ)
- FILE.16 送り付け詐欺 永堀水産「牧野」
- FILE.17 架空取引詐欺 カイフチ商事・事業部長/貝渕物流・社長「谷田部潔」
- FILE.18 ローン詐欺(1のみ)
=== 小説 ===
- コミック12巻が基礎になっている
- 第一章~二章 贈答詐欺 株式会社イージエスト 「石垣徹」、「鷹尾礼二」(本名 高頭礼二)
- 第三章~五章 倒産詐欺 マリンブルーコンサルタント 「綿貫裕二郎」、「石垣徹」
既刊一覧
=== クロサギ ===
- 小学館、2004年4月5日 ISBN 4091531415
- 小学館、2004年7月5日 ISBN 4091531423
- 小学館、2004年10月5日 ISBN 4091531431
- 小学館、2004年12月27日 ISBN 409153144X
- 小学館、2005年4月5日 ISBN 4091531458
- 小学館、2005年7月5日 ISBN 4091531466
- 小学館、2005年10月5日 ISBN 4091531474
- 小学館、2005年12月27日 ISBN 4091510280
- 小学館、2006年4月5日 ISBN 4091510736
- 小学館、2006年7月5日 ISBN 4091510973
- 小学館、2006年10月5日 ISBN 4091511252
- 小学館、2006年12月28日 ISBN 4091511546
- 小学館、2007年4月5日 ISBN 4091511945
- 小学館、2007年7月5日 ISBN 4091512135
- 小学館、2007年10月5日 ISBN 4091512380
- 小学館、2007年12月28日 ISBN 4091512585
- 小学館、2008年2月5日 ISBN 9784091512703
- 小学館、2008年3月5日 ISBN 9784091512956
- 小学館、2008年6月5日 ISBN 9784091513342
- 小学館、2008年9月3日 ISBN 9784091513762
公式ガイドブック
1~9巻分の解説本
- 『クロサギ公式ガイドブック 詐欺を見破る魔法の計算式』 小学館、2006年5月5日 ISBN 4091510906
=== 新クロサギ ===
- 小学館、2008年12月26日 ISBN 9784091822581
- 小学館、2009年3月30日 ISBN 9784091824080
- 小学館、2009年6月30日 ISBN 9784091825070
- 小学館、2009年9月30日 ISBN 9784091826084
- 小学館、2009年12月26日 ISBN 9784091827845
- 小学館、2010年3月30日 ISBN 9784091830777
- 小学館、2010年6月30日 ISBN 9784091832047
- 小学館、2010年9月30日 ISBN 9784091834003
テレビドラマ
2006年4月14日からTBSの金曜ドラマ枠で放送。
映画
テレビドラマの劇場版。
脚注
外部リンク