気分はもう戦争 2.1
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気分はもう戦争(きぶんはもうせんそう)は、矢作俊彦・大友克洋による漫画作品。
概要
双葉社「漫画アクション」に連載され、アクションコミックスで単行本全1巻が発行された。
1980年当時に入手できる軍事情報を駆使して、リアルでありながら、荒唐無稽な戦争を描いている。作中ではアメリカとソ連とが共謀し、中ソ戦争が起きる。
その戦場に「義勇兵」として参加する「3人組」(アメリカ人と、日本人の右翼と左翼)たちのユーラシア大陸横断エピソードと、身近な「戦争」に直面して動揺する日本人たちのエピソードとを、交互に描いている。
「日本の場面」では、作中に戯画化された作者両名が登場し、また当時流行していた雑誌「POPEYE」のパロディがあるなど、スラップスティックな面もうかがえる。
なお、2002年には、矢作が原作、藤原カムイ画で、続編『気分はもう戦争2.1』が発表されている。
また、2006年から、小説版「気分はもう戦争」が、矢作の公式サイトに公開され始め、また映画化が予告されている。
サブタイトル
- AROUND THE LINE
- POP-EYED SALESMAN
- MONKEY BUSINESS
- 海に真紅の流れ星
- MONKEY SUITS
- TAKE ⑥ TRAIN
- MONKEY A GOGO
- 翼よあの灯はどこだろう
- MONKEY SHINE
- 太平洋の地獄
- MONKEY'S ALLOWANACE
- さらば愛しき国々よ
- 気分はもう次の戦争
参考
- 中ソ対立