爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第5巻
爆走兄弟レッツ&ゴー!!の既刊
名前 | 発売年月 |
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爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第1巻 | 1994-12 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第2巻 | 1995-03 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第3巻 | 1995-06 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第5巻 | 1995-11 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第6巻 | 1996-02 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第7巻 | 1996-05 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第8巻 | 1996-07 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第9巻 | 1996-10 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第10巻 | 1997-02 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第11巻 | 1997-05 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第12巻 | 1997-08 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 第13巻 | 1997-12 |
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(ばくそうきょうだいれっつえんどごー!!)は『月刊コロコロコミック』にて掲載されたこしたてつひろ作のミニ四駆漫画及びそれを基にしたアニメ作品。略称は『レッツ&ゴー』『レッツゴー』『レツゴー』『レツゴ』『烈豪』など。ミニ四駆、アニメ、映画、ゲーム、CD、トレーディングカード、シールなど、様々なメディアミックスを展開した。
概要
第1次ミニ四駆ブーム終了から3年ほどたった1994年、再びミニ四駆が売れるようになった。『月刊コロコロコミック』の久保雅一はミニ四駆で仕掛けようと考えた。久保は「ミニ四駆というのは、競争がテーマ」とし、2台のミニ四駆を子供に買ってもらうように考えた結果、「兄弟マシンとして2台のマシンを主人公に据えたマンガ」を発案。同じ『コロコロ』の編集者である佐上靖之とこしたてつひろに依頼して、漫画がスタートした。漫画は『コロコロコミック』にて1994年6月号から1999年10月号まで連載された。
ストーリーは全部で3シリーズある。アニメはテレビ東京系で1996年から1998年までの3年間に渡り、1年に1シリーズずつ放送された。アニメ製作はXEBEC。各51話、計153話。
2007年10月、『コロコロコミック』創刊30周年記念アニメスペシャル第1弾としておはスタ内にてセレクションとして38から41話までの再放送が行われた。また、同年12月には第3弾として第2シリーズのWGPが再放送が行われ、翌2008年2月には第6弾として第3シリーズのMAXの再放送が行われた。
本作のアニメには第1次ミニ四駆ブームを支えた『ダッシュ!四駆郎』の失敗が活かされている。『四駆郎』のアニメは広告代理店主導で制作された。ところが視聴率も悪くなく、スポンサーも続行の意向を持ちながら、広告代理店の東急エージェンシーの都合で半年で終了した。小売店や問屋はアニメの終了を「ミニ四駆の人気の陰り」と判断し、ミニ四駆を売場に置かなくなった。こうして第1次ミニ四駆ブームは急速に冷え込んでいった。この失敗から本作は代理店任せにせず、小学館独自でスポンサーを獲得し、作品をコントロールできるようにしているポケモンビジネス研究会 『ポケモンの秘密』 小学館、1998年 実際には、アニメ終了と第一次ブームの本格的な冷え込みまでには時間が空いているため、直接の原因ではないとする見方もある。。こうした小学館主導の作品づくりは『ポケットモンスター』に引き継がれた畠山けんじ・久保雅一 『ポケモン・ストーリー』 日経BP社、2000年。
第1シリーズは星馬烈(せいば れつ)、星馬豪(せいば ごう)の星馬兄弟が、ミニ四駆の研究者、土屋博士から譲り受けたセイバーというマシンを育て上げ、様々なミニ四レーサー達と競い合うという内容である。「国内編」「GJC(グレートジャパンカップ)編」「大神編」または「無印」(タイトルの後にシリーズ名が付かない為)と呼ばれる。
第2シリーズは、舞台が日本国内から世界に移るが、同じ主人公のままの続編である。「WGP編」(World Grand Prix、ワールドグランプリ)と呼ばれ、内容は今までのライバル達とチームを組んで世界と戦うというもの。前作から主人公の変更などがないため、テレビ放送時は新番組ではなく前作と同じ番組として扱われた。劇場版アニメ映画も公開された。テレビ版は監督が交代されたが、劇場版は第1シリーズの監督が務めた。
第3シリーズは、主人公が交代し、同じ世界の別物語として描かれている。作品名も『爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX』と変更され(原作は第3話からアニメに合わせて作品名を変更した)、「MAX編」と呼ばれる。一文字豪樹(いちもんじ ごうき)、一文字烈矢(いちもんじ れつや)の一文字兄弟がミニ四駆のバトルレーサー養成施設、ボルゾイスクールの方針に疑問を感じ、スクール所属のレーサー達と競い合うという内容である。この大幅な内容変更に合わせてキャラクターデザインも変更された。
「国内編」と「WGP編」はフルカウルミニ四駆がメインとして登場。また、「MAX編」ではエアロミニ四駆がメインに移る。
久保雅一によると第1次ミニ四駆ブームの時は、各玩具・プラモデルメーカーが類似商品を乱発。「とも倒れ的」になったという。このため本作の時は各社が同じてつを踏むまいと消極的になったのが幸運だったそうである。 本作は日本国内において第二次ミニ四駆ブームを巻き起こしたが、アニメ終了と同じ頃に同ブームも終焉を迎えた。終焉の理由としては、MAX編に入り主人公が交代したことによる人気の低下(平均視聴率がおよそ2%落ち込んだ)、対象だった子供達の成長等が挙げられる。また、リモコンがなくてもレーサーの意思に応じて速度が上がったり、時には回転して飛んでいったりというような、現実離れしたレース描写が多用された。このような描写はWGP編において監督が変更になった後に「かっこよければミニ四駆の動きでなくてもかまわない」という監督の意思のもとで更に加速することとなった。MAX編では「グランプリマシン」という理由も何もなしに、コースがない場所でもマシンが自ら意思を持ったかのように曲がり、炎を吐き、プラズマを放射し、眼にも留まらないスピードで走行する。
以下の記事の記述は、特に断りが無い限りアニメ版の設定を基にしている。
原作とアニメの違い
原作が月刊誌掲載であるのに対し、アニメは週一回の放送で、すぐにストーリーが追い付いてしまったためか、第1期シリーズ中盤から内容が原作と変わり始め、特にMAX編に至っては、主人公ら数名のキャラクターとマシンを除いて、主要キャラクターやマシンの殆どがアニメオリジナルであった。原作に登場したキャラクターでも、アニメ版でデザインが異なるキャラクターも多かった。
原作が小学校低学年から中学年を意識したストーリー展開であるのに対し、アニメ版は原作よりも複雑なストーリー展開をしていたので、原作よりも幅広い年齢層に受け入れられ、メインターゲットである男子小中学生だけではなく女子中高生をも巻き込むブームとなった。
ストーリーに大きく関わる主な違いとしては以下の点が挙げられる。
国内編
- 大会の有無
- 原作では、土屋博士のライバルである大神博士登場以降、公式レースはほとんど描かれず大神博士の本拠地に直接乗り込んで対決したが、アニメ版では公式レースにて大神軍団と対決する。
- マグナムトルネード完成への道のり
- 原作ではモデルガン「マグナム」の発射口にあった溝からヒントを得たが、アニメではさらに、ジュンが投げた野球のボールの回転から思い付く話が追加されている。
- 大神軍団の登場の仕方
- 原作では最初「3人組の辻斬りレーサー」として、沖田カイ・近藤ゲン・土方レイは同時に登場したが、アニメではビークスパイダーの沖田カイのみ先に登場し、近藤ゲン・土方レイは後で登場。仲はよいとは言えず、3人で一緒に辻斬りを行うようなことはなかった。また、原作ではこの3人は大神博士が理事長を務める学校「大神学園」の生徒だが、アニメではそのような設定は登場しない。
- マシン
- サイクロンマグナムは、原作ではブロッケンGに壊されたビクトリーマグナムをその場でパテで修理した即席マシンだったが、アニメではビクトリーマグナムがレイスティンガーに破壊され、豪とJが2人で協力して作り上げた。また、原作ではマグナムセイバーやビクトリーマグナム同様ダウンフォースが効いていないという弱点があったが、アニメでは「スーパーダウンフォースマシン」とまで呼ばれ、強力なダウンフォースによって無理やりマシンを路面に押し付けることでコーナーや坂道での不安定さを克服していた。
- ハリケーンソニックは、原作ではWGP編の冒頭でブレットに完敗した烈が作ったが、アニメではサイクロンマグナムの速さを目の当たりにして悔しい思いをした烈が大神博士の研究所で1人で作り上げた。
- スピンコブラは、原作では豪達に追いつく為に藤吉が土屋博士にお願いして、プロトセイバーと同時進行で電子改造を施して完成させたが、アニメでは三国財閥の力を使い、カイとの対決で完成させた。なお、フロントモーターという設定は、アニメで後付けされたものである。また、アニメではネオトライダガーよりも先に完成している。
- プロトセイバーEVO.は、原作ではWGP直前に作られたが、アニメでは国内編で作られ、SGJCにて活躍した。また、原作ではハリケーンソニックより二ヶ月早い登場だったが、アニメでは逆に一週遅れの登場だった。
- ネオトライダガーZMCは原作ではボディ焼結時に模様がついたが、アニメではカイとのレース中にトライダガーが炎に包まれ、それを吹き飛ばしたときに模様がついた。
- 登場人物
- 黒沢太 … 原作では初期に現れ非道を繰り返し、自業自得の敗北を喫し姿を消した噛ませ犬程度の役だったが、アニメ版ではカイに敗北することで改心し、最終回まで重要キャラクターの一人として登場し続けた。
- こひろまこと … 黒沢と同じく原作では単なるレーサーの一人だが、アニメでは最終回まで登場し続け地味な活躍を続けた。
- 佐上ジュン … 当初はアニメオリジナルキャラとして登場。後に原作にも登場したがアニメ版では豪と同じぐらいの背丈が、漫画版では烈と同じかやや上に描かれており、外見のイメージが異なる。
- R … Jの姉。原作では登場せず。
- 土屋博士と佐上タモツ … 原作では旧友だが、アニメではそのような描写はない。
沖田カイ登場後のレースは、全てアニメオリジナルである。また、アニメ版では沖田カイ登場後、世間でバトルレースが流行してしまうが、原作ではそのような展開はなく、沖田カイは世間には認知されない、闇の辻斬りレーサーのままであった。
WGP編
ストーリーは「WGPが開催される」「アメリカ・ドイツ・イタリアが強い」「イタリアが不正を行う」「イタリアによりマシンが壊され修復してビートマグナムを作る」程度しか原作との共通点は無い。グランプリレーサーの大半はアニメオリジナルで、原作に登場したキャラクターでもデザインが異なったり、ミハエルのように性格・能力設定が異なるキャラクターもいる。
- GP(グランプリ)マシンの仕様
- 原作ではこれまで通りの通常のミニ四駆のままであり、せいぜい専用に開発されたチューンナップパーツを付ける程度であったが、アニメではマシン自体の構造が異なる。ステアリング機構が無いマシンでも左右のタイヤに回転差を付ける事で右折左折を可能にしたり、またバッテリーの形状から配線も異なるようである。そして最大の特徴はGPチップと呼ばれるコンピューターチップの存在である。前述のコーナリング機能などの統制を行う他、これ自体に学習機能が搭載されており、自分自身のマシンの特性や路面の状態などを学習し最適な走りをさせられるパーツとされ、これをマシンが意思を持ったように走る事の根拠とした。従って、同じコース・同じマシンでも繰り返し走りこんで「経験値」を持っているチップは格段に速くなる。このGPチップの存在やコーナリングなどの独自機能に加え、モーターなどの基本パーツの性能差により、WGP参加マシンは通常のミニ四駆と区別され「グランプリマシン」と呼ばれる。グランプリマシンの性能は通常のミニ四駆では相手にならないほど高く、WGP編第1話で、SGJC優勝マシンでありながらも、グランプリマシンとしての改修が施されていなかったサイクロンマグナムは、グランプリマシンとして開発されたNAアストロレンジャーズのバックブレーダーに全く歯が立たなかった。
- 国際ミニ四駆連盟「FIMA(フィマ)」の存在
- WGPの主催者で、FIMAは「Fédération Internationale Mini-yonku Association」の略称。原作では国際組織の存在は開催時に鉄心が一言二言言及するだけだが、アニメ版では岡田鉄心を名誉会長とし、WGP参加国からの役員が数度登場する。しかし、グランプリマシンの実績が無い上にミニ四駆のレベルが低すぎる日本の参加及びグランプリ開催を鉄心以外のFIMAの役員達は渋っており、エリート国であるアメリカで開催させようとしていた。
- 参加チーム
- 原作では日本、アメリカ、ドイツ、イタリア以外の国は登場しない(中国、ジャマイカは特別編1話だけ。北欧は名前のみの登場。ドイツも二軍は登場せず)。他の国はその他大勢の脇役として描かれただけで、何ヶ国、何処の国が参加したのかは不明。原作では各国リーダー以外殆ど性格がわからなかったが、アニメでは全10ヶ国、それぞれのチームの5人に細かな性格設定が成されており、原作と性格やキャラクターも大きく異なる事となった。その詳細は、GB版「爆走兄弟レッツ&ゴー!!オールスターバトルMAX」やPS版「ハイパーヒート」、「エターナルウイングス」及びSFC版「POWER WGP2」にも活かされていて、アニメでも知る事は困難だった出場選手全員の名前と顔を知ることが出来る。
- 開催国決定の経緯
- 原作では最初から日本開催。アニメでは元々アメリカで開催される予定だったところを、岡田鉄心の一存により日本開催に変えさせた。
- 必殺技
- 原作とアニメで、ビートマグナムの必殺技「マグナムダイナマイト」が別の物になっている。原作ではマグナムトルネードの着地時にサスペンションを利用してもう一度ジャンプするという追加技であった。アニメではビートマグナムになった時点でトルネードがダウンフォースの効き過ぎにより使えなくなったため、代替として編み出された、サスペンションを意図的にしならせ、反動で直接ジャンプする技となっている。
- アニメではアイゼンヴォルフのベルクカイザーに、「ツヴァイ・フリューゲル」「ツヴァイ・ラケーテ」など原作にはない技が登場。
- アストロレンジャーズの「パワーブースター」は、原作では「タイヤの回転による自家発電で走れば走るほど電気がたまる」という(科学的に絶対にありえない)仕組みによって発生した余剰の電力を使ってブーストするというシステムだったが、アニメでは一時的に多くの電力を消費し走行速度を押し上げるという技に変更された。これにより、パワーブースターは凄まじい速度で走れる代わりに、使用時にはバッテリー残量を計算して計画的に使う必要が生じており、長時間の使用は不可能だった。第98話では、それを3台が連携することでその弱点を克服した「サターンフォーメーション」が登場。また、ゲーム『WGP2』では、人工衛星からのソーラーエネルギーでレース中に再蓄電し、1レース中に複数回パワーブースターを使っている。
- マシン
- TRFビクトリーズのメンバーが使用するマシンは、原作では製品版と同様に車名ロゴが入っているが、アニメでは車名ロゴの代わりにチームロゴが入っている。
- ビートマグナムは、原作ではマシン修復の為のシャーシが無く困惑していたところ、鉄心が昔作った「スーパービートシャーシ」を用いて完成させ、名前もそれに沿って「ビートマグナム」とした。アニメでは、通常のシャーシではヒビが入ってしまうという問題が生じ、同じく鉄心の下でZMC製のシャーシを発見。取り付けたが速度が出ないと悩んでいたところ、通りかかったバイクのサスペンションから、マグナムにもサスペンションを付けるというアイディアを得た。また、「ビートマグナム」という名前は、復活第一戦後のJの台詞「ハートビート」から思い付いたものである。
- バスターソニックは、原作ではコーナーでさえビートマグナムに敗北するという屈辱を受け、土屋博士の計らいでソニックにも改良版サスペンション付シャーシを導入する。その時点でマグナムに勝ったものの、走りがソニックらしくないと思った烈が、ジュンのマウンテンバイクのターンを参考に、豪とともに徹夜で改良を加えた結果誕生した(番外編収録)。
アニメでは一度ハリケーンソニックを復活させた後、リーダーとしてのプレッシャーに負け、レースで自滅し負傷。入院生活を送っていた烈が、退院後大急ぎで完成させた。
コーナリングの原理も原作とアニメ版で異なる。原作では純粋にサスペンションを用いたコーナリングだが、アニメ版ではサスペンションによって前部カウルを沈み込ませ、それにより発生したダウンフォースによって強力なグリップ力を得るとしている。(この走法は、アニメと一部ゲームでは「バスターターン」と言う必殺技に数えられている。) - スピンバイパーは、原作では当初は藤吉が自らマシンを開発したものの思うような走りができず、セッティングのできていないビートマグナムにすら負けてしまったが、豪達の協力によって本来の性能を発揮し完成した(番外編収録)。アニメでは一度スピンコブラを完全に修復させたが、烈が入院、戦線離脱した事情を受け、リョウと共に挑んだハードトレーニングの末作り上げ、ソニックの穴埋めを兼ねて藤吉がマシンを2台出場させ、スピンコブラの全てをスピンバイパーに引き継いで完成させた。
- ドイツのチーム、アイゼンヴォルフのマシン「ベルクカイザー」は、アニメではミハエル、エーリッヒが使う操縦席が右側にあるタイプと、シュミット、アドルフ、ヘスラーが使う操縦席が左側にあるタイプがあったが、原作では全て操縦席が右側にあるタイプである。(現実に発売されたのも操縦席が右側にあるタイプのみ)
- 中国のチーム、小四駆走行団光蠍のマシンは、アニメではホワァンのみ「シャイニングスコーピオン」で、他の四人は「空龍(クーロン)」というマシンだったが、原作では全てシャイニングスコーピオンである。
- デザイン変更
- 原作では黒いアイゼンヴォルフのユニフォームがアニメでは赤に、原作では赤のロッソストラーダのユニフォームがアニメではオレンジになるなど、マシンを胸の前で持ったときに見やすい色に変更。ビクトリーズのユニフォームはまるごとデザインが変更された。
- 原作では豪や烈と同じ程度の背のミハエルがアニメではリョウより大きかったり、原作では全員金髪のドイツチームの髪の色がアニメでは茶色やグレーに変更になったりした。
- ロッソストラーダの出場停止について
- アニメではロッソストラーダは不正が発覚し二ヶ月の出場停止処分を受けたが、原作ではそのような処分はなかった。そもそも原作では描かれているレースの数自体が少なく、どのように優勝が決定されるのかさえ曖昧なままだった(試合に勝つことで得られる勝ち点の合計で決まるようだが、一試合ごとの勝ち点の分配方などは一切不明)。
その他、アニメ版のレースはほぼ全てアニメオリジナルで、原作ではドリームチャンスレース・ファイナルステージも存在しない。原作ではWGPの途中でMAXにシリーズが移り、いつの間にか日本が優勝したことになっていたので、実質原作で書かれていた日本のレースは僅か三戦のみ。
アストロレンジャーズ二戦目とロッソストラーダ二戦目のみ、原作をベースにしたものだったが、多量のアレンジが施されており、ロッソ二戦目については勝敗も変わっている。
MAX編
MAX編は、無印およびWGP編以上に大幅な変更が行われており、ストーリーはボルゾイスクールの存在以外ほぼ完全にアニメオリジナルで、原作とは全く別物。共通点がそもそも殆ど存在しない。
- 登場人物
- 数名のキャラクターとマシンを除いて、原作通りの部分が殆どなく、原作に登場したキャラクターでも設定が異なる者がほとんど。
- 豪樹の実力
- 原作では初期こそおちこぼれだったものの、後に多くのレーサーと対戦して実力をつけていく。アニメでは最初から実力者だった。
- 烈矢の性格
- 原作では豪樹のことを「豪樹」と呼び捨てにして、たまに「兄さん」と呼んでいた。幼い頃の烈矢にとって豪樹は尊敬すべき兄だったが、アニメ版ではそのような描写はなく、豪樹のことは終始「兄貴」と呼び、後半は「生意気な弟」という感じの柔らかい性格に変化していった。
- サブキャラの関係
- 服部竜平と楠大吾は、原作では友達同士として同時に登場したが、アニメでは、当初は見知らぬもの同士であった。ネロもアニメでは最後の敵として登場したが、原作ではWGPルーキー戦で豪樹たちと共闘した。
- WGPキャラクターの登場
- 原作では中盤からWGPルーキー戦という大会が開かれWGPのキャラクターが再登場したが、アニメでは第2話と最終話のみ。
- アニメオリジナルキャラクター
- 原作ではアニメ版の主要キャラクターである大神マリナ、新井ミナミ、ファイターレディ(堂本サユリ)、松ひとし、まなぶ、まさお、大善兄弟、真嶋左京、大神博士等が登場しない。逆にアニメでは、原作の終盤に登場するクリフ、カリーム・ハメドが登場しない。
- 舞台
- 原作ではボルゾイスクールの所在地を含め、主な舞台となる町の名前は不明だった。土屋研究所や佐上模型店が存在する事から、前作までと同じ「風輪町」との見方が強いが、豪樹達が居候しているGEN製作所だけ別の町という可能性もある。アニメでは、オリジナルの「川下町」という町(東京都大田区蒲田をイメージしている)で、土屋研究所等前作までの建物は一切登場しなかった。
- マシン登場の仕方
- ブレイジングマックスは、原作ではボルゾイスクール編終了後、マシンを改造する形で作り上げた。アニメではマックスブレイカーがフェニックススティンガーに破壊されたので、修復を兼ねて新マシンを完成させた。
- ナックルブレイカーは、原作では一文字博士の研究所跡から発見した。アニメでは危機を感じた一文字博士が保管されていたマシンを持ち出してミナミに託し、GEN製作所を通して烈矢の手に渡った。
アニメ版のレースは全てオリジナルのものである。
登場人物
爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場人物参照
登場ミニ四駆
爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場マシン参照
アニメ版ストーリー
爆走兄弟レッツ&ゴー!!
第一シリーズである本作品では、主人公である烈と豪が、4つのシーズンレースを戦い、そのシーズンレースで入賞した者だけが参加出来るスーパー・グレート・ジャパン・カップ(SGJC)を戦うまでの1年を、放送の時系列にそって描く。
セイバーとの出会い
主人公の兄弟、兄・星馬烈と弟・星馬豪の2人は、性格は正反対だが、三度の飯よりもミニ四駆が大好き。ミニ四駆開発者である土屋博士は彼らに目を着け、ミニ四駆の可能性を試す為に、彼等に新型ミニ四駆であるフルカウルミニ四駆第1弾、セイバーをそれぞれに与える。2人はそれを烈はコーナリング重視のソニックセイバー、豪は直線重視のマグナムセイバーへと進化させる。そのマシンでGJC(グレートジャパンカップ)ウィンターレースに出場した2人は、アクシデントに見舞われ失格になってしまうが、このレースで彼らの名は一躍有名になった。
2人はその後も多くのレースに出場し、鷹羽リョウ、三国藤吉、黒沢太、こひろまこと達、ライバルのミニ四レーサーと出会い、成長していく。そしてGJCスプリングレースで豪は1位、烈は3位入賞を決めた(アニメでは豪、リョウ以外は全員リタイアした為、後日3位決定戦を行った)。
大神博士現る
しかし彼等の前に、大神博士が現れる。彼は土屋博士の元共同研究者で、子供が楽しめるミニ四駆開発を進める土屋博士に対し、勝つ事だけを重視し、他のマシンへの攻撃機能を搭載したマシンを開発、バトルレースを勧めていた。
彼の下でレーサーをしていた謎の少年Jと烈と豪はレースしたがJのマシンが装備していた空気砲によってレース中にソニックセイバーとマグナムセイバーを火山に落とされ溶かされてしまう。ショックにより一時はミニ四駆を止めかけた烈と豪だったが、土屋博士から新たなマシン、バンガード・ソニックとビクトリー・マグナムを貰い、再びJに挑み勝利を収める。そのレースでミニ四駆の楽しさを知ったJは、大神博士の下を去り、土屋博士の下で新たな生活を始めた。
バトルレース時代の始まり
だが彼等の前に再び大神博士のマシンを持った少年、沖田カイが現れる。彼の圧倒的強さの前に、GJCサマーレースでは、完走出来たのは優勝したカイと準優勝の豪の2人だけで、他のマシンは全てカイのビークスパイダーによってクラッシュさせられてしまう大波乱のレースとなった。そしてこのレースにより、沖田カイはミニ四駆界のヒーローとなり、子供達にバトルレースが浸透してしまう。
その後も大神博士のマシンを持った近藤ゲンと土方レイが現れ、豪のビクトリーマグナムは土方レイのレイスティンガーに壊されてしまう。豪はJと協力し、ニューマシン「サイクロンマグナム」を作り上げ、GJCオータムレースに参加。入賞こそならなかったが、その脅威のスピードを周囲に見せ付けた(なお、そのレースで優勝したのは、幸運にもレイスティンガーの槍が刺さったまま完全には破壊されなかった二郎丸スペシャル・スペシャルだった)。
カイ、レイはSGJC出場資格を手にしたが、ゲンのブロッケンGがその資格を得られなかった為、オブザーバーとなった大神の勝手な意向で、「スーパーグレートジャパンカップ ビッグチャレンジ」が開催される。レース開催には反対だった豪達だが、Jや黒沢といった正統派レーサーにも出場資格が与えられる事を考え、彼らにレース参加を勧める。一方大神も、全米チャンピオンを招聘。その正体は、なんとJの姉、Rだった。
SGJC
そしてついにスーパー・グレート・ジャパン・カップ(SGJC)が開催された。3日間に亘ってポイント制で行われるこの大レースで、1日目2日目は大神博士のマシンに上位3位を独占されてしまう。そして3日目、ポイントで大きく離されてしまった烈や豪達は、大神博士のマシンを破り奇跡の大逆転優勝を決める事が出来るのだろうか。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP
世界グランプリ開催決定
FIMA(国際ミニ四駆連盟)主催の第1回ミニ四駆世界グランプリ(WGP)が開催される事になった。5人1チームで戦うリーグ戦で、日本からはSGJCで優秀な成績を収めた烈、豪、リョウ、藤吉、Jの5人が選ばれた。しかし他国よりも先駆けてGPXドームに現れていたアメリカ代表のエリートチーム「NAアストロレンジャーズ」との出会いで、世界グランプリとSGJCのレベルの違いを思い知らされる事になった。
この大会で使用されるミニ四駆は、通常のミニ四駆とは全く違うトルク、スピードをもつモーターを搭載、それに耐え得るボディを持ち、更にGPチップと呼ばれる、自らマシン特性を記憶し最適のコース選びや加減速を行う人工知能を搭載したグランプリマシンだった。慣れないグランプリマシンやチームレースに戸惑う5人だったが、チーム名も「TRFビクトリーズ」と決まり、WGP開催が近付いた。
紆余曲折を経て、開催地はミニ四駆発祥の地、日本に決定。世界から日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、ロシア、中国、アフリカ、北欧、オーストラリア、ジャマイカの10チームが参加した。
世界のライバルとの出会い
ドイツの「アイゼンヴォルフ」との初戦を初勝利で飾ったビクトリーズは、その後も様々な他国 チームと関わっていく事になる。
チームワーク抜群のロシア代表「ССРシルバーフォックス」、ソーラーパワーによって太陽を味方につけたオーストラリア代表「ARブーメランズ」、個性的な面々ながらも巧みな頭脳戦術を得意とする北欧代表「オーディンズ」、沖田カイが戦術コーチとして加わった女性ばかりのアフリカ代表「サバンナソルジャーズ」、伝説のZMCマシン「シャイニングスコーピオン」をエースとする中国代表「小四駆走行団光蠍」、負け続けながらもレースを楽しむ事を優先する「クールカリビアンズ」。アイゼンヴォルフも、天才レーサー、ミハエル率いる1軍と合流した事で、より手強い存在となった。
勝ち負けを繰り返しながらも、ビクトリーズは次第にチームのまとまりを覚えていき、ライバルチームとは、レースの中では激しくぶつかり合いながらも、時には休息の中で、彼等と国境を越えた交流を深めていく。
だがそんな中、WGP参加チームの中に、他のチームよりも異彩なレース展開を見せる1つのチームがあった。そのチームは、紅のマシン「ディオスパーダ」を操るイタリア代表「ロッソストラーダ」。全試合全勝を達成し、総合成績1位を独走。そして三国コンツェルン企画の交流会に唯一姿を見せなかったチームだが、彼らと対戦したチームは必ずといっていい程、マシントラブルを引き起こし、クラッシュさせている。一体何故…?
紅の閃光!ロッソストラーダの魔手
ビクトリーズは、全勝で1位独走するロッソ・ストラーダと、遂に対決する事になった。リーダーのカルロ率いるロッソストラーダは、実は相手マシンに攻撃を加える事で、クラッシュに追い込み勝ち進んできたチームであった。豪だけがその正体に気付き、必死に訴えるが、いつもの豪の性格からか、烈達は全く信じてくれない。
だが、ロッソストラーダとの2度目の戦いで、遂に本性を表したカルロ達の操るディオスパーダの攻撃「アディオ・ダンツァ」によって、チーム全員のマシンが破壊されるに至り、ようやく豪の事を信じたメンバー達は、皆のパーツをかき集めて「サイクロントライコブラエボリューションハリケーンマグナム」をピットボックスで作り上げる。 そしてレースの勝者とはならなかったもの圧倒的なスピードで1位でゴールする。 しかしレース終了後には壊れてしまい、同じパーツなどのセッティングをしたニューマシン、ビートマグナムを作り上げた。5ヶ国代表選抜レースでビートマグナムのデビューを飾った豪は、見事カルロのディオスパーダに勝利を収め、堂々の1位でゴールした。
その後ロッソストラーダは、メンバー同士のいがみ合いによって内部崩壊が進み、ビクトリーズとの3度目の試合、カルロといがみ合うルキノの先走った失態マシンの先頭部分に仕込まれていた刃物、技名「アディオ・ダンツァ」で相手マシンを攻撃し、マシンに不正改造していることが遂に明るみに出て、2ヶ月間の出場停止処分を受ける事となった。
リーダーとしての苦悩
ロッソストラーダが、出場停止処分を受けても、彼らの総合順位が1位のままである事に変わりはなかった。すでに、ロッソストラーダ、アストロレンジャーズのファイナルレース出場が決定し、ミハエル率いるアイゼンヴォルフ1軍もファイナルレースへの進出はほぼ確実であった。他のチームも最後のファイナルレース出場権を得るべく、今まで以上にマシンをパワーアップさせており、最下位であるクールカリビアンズに至っては、なんとアストロレンジャーズ相手に初勝利を収めた。
追い込まれていたビクトリーズのメンバーの中でもリーダーである烈は、ブレットやミハエルといった優秀なリーダーを意識するあまり、焦りを抑えきれずにいた。その焦りは、マシンに無茶なセッティングを施すまでに至り、最後の切り札として最新システムを搭載したオーディンズを相手にしたレースで、ハリケーンソニックがコースアウト。それをとっさに回収しようとした烈は、転落して足を怪我してしまい、病院への入院を余儀なくされた。
オーディンズに敗北しただけでなく、烈までもが怪我によって出場停止になり、更に追い込まれる形となったビクトリーズ。だが、それでも諦めようとはせず、藤吉はニューマシン・スピンバイパーを製作し、苦手なオフロードを克服させ、リョウも新型サスペンションの搭載によって、ネオトライダガーをパワーアップさせた。更にJも、アクシデントや騒動があったものの、プロトセイバーEVO.のドルフィンシステムをパワーアップさせ、辛くも沖田カイ率いるサバンナソルジャーズに勝利を収めた。
だがその一方、入院生活を続けていた烈は、大破したハリケーンソニックの改造を考えていたものの、リーダーとしての自信を無くしつつあった。しかし、豪やジュンとの邂逅によって、ミニ四駆を走らせる事を純粋に楽しんでいた頃の自分を思い出した烈は、ニューマシン・バスターソニックを完成させ、再びレースに復帰。小四駆走行団光蠍とCCPシルバーフォックスの4位決定戦を、フリー・フォーメーションを駆使した走法で見事勝ち残った。ここにTRFビクトリーズは、かつて以上の実力を持って、完全な復活を遂げた。
世界一へスタート
遂に、上位4チームが参加して優勝を決めるファイナルレースが開催されることとなった。ビクトリーズは、ぎりぎり4位に滑り込み、NAアストロレンジャーズ、アイゼンヴォルフ、そして出場停止処分から復帰したロッソストラーダと優勝を賭けて戦う事になった。レース方式は、GPXドームを出発点とし、富士ノ湖サーキットまで3日間かけて走るこれまでに例が無い大規模なもの。果たして豪達ビクトリーズは、世界一の栄冠を勝ち取る事が出来るか。
暴走ミニ四駆大追跡!(劇場公開作品)
1997年7月5日公開。
WGP中盤、ロイヤルフェスティバルカップの途中で突然謎のマシンガンブラスターXTOとその持ち主リオンが現れ、マシンを吹き飛ばしレースを滅茶苦茶にしてしまった。豪達ビクトリーズのメンバーはガンブラスターを追いかける。実はリオンはGPチップの開発が間に合わずWGPに参加が間に合わなかったレーサーであり、ガンブラスターはようやく完成したGPチップの所為で、怪電波を発しながら暴走を始めてしまった事が判明する。もしこのままガンブラスターが暴走を続けたら、怪電波の所為で都市の全機能を滅茶苦茶にしてしまうと判断した開発者のクスコ博士はガンブラスターを破壊する事を決定する。ビクトリーズとリオンは、ガンブラスターが破壊される前に暴走を止めるべく必死でガンブラスターを追いかける。豪たちはガンブラスターの暴走を止められるのだろうか。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX
主人公の変更、さらにこれまでのシリーズを否定する描写やWGP編で主人公の最大のライバルとして描かれていたチームやキャラクターがMAX編の新キャラクターにいとも簡単に敗れ去るインフレ描写が多いため旧シリーズのファンから批判が多い反面、新たな若年層ファンを獲得した(ただし旧シリーズに多かった女性ファンは大幅に減少)。しかしながら旧来のファンが離れたため視聴率は2%の下落となった。また旧シリーズの主人公である星馬兄弟のマシンが主役降板後や原作終了後にまで新型マシンとしてリリースされた新たなる発進!星馬豪のニューマシンライトニングマグナム(ライトニングマグナム・バイソンマグナム等)のに対してMAX編のマシンはそのような事態には至っていない、また10周年企画として行われたDVDシリーズの発売や新たな企画の広告塔として使われたのも旧シリーズの星馬兄弟であったミニ四駆オンライン。(ただしMAX編のDVDBOX発売時は一文字兄弟が起用されている)
一文字兄弟登場
一文字豪樹と一文字烈矢は、エリートミニ四レーサー養成機関ボルゾイスクールの優秀なレーサーの兄弟だったが、スクールのバトルレース方針に賛同しない豪樹はスクールを追い出されてしまう。行き場が無い豪樹は、取り敢えず叔父が働いている工場に居候する事になった。
そんな折り、WGPチャンピオンのTRFビクトリーズが第2回WGPの為にアメリカに旅立つと知り、「世界一のミニ四レーサー」を豪語する豪樹は勇んで挑戦するが、全く歯が立たなかった。世界レベルを知った豪樹は、ビクトリーズと再戦を約束し、ミニ四駆への情熱を新たにする。
大神マリナをはじめ、ひとし、大善兄弟達ライバルのミニ四レーサーとの出会いを経て、豪樹はレーサーとして成長していく。一方烈矢もボルゾイスクールで、100台抜きという偉業を達成し、バトルレーサーとして更にその力を高めていった。
ボルゾイとの死闘
ある時豪樹は、ボルゾイスクール主催の第1回「ボルゾイオープン」が開かれる事を知らされ、参加を決意。このレースには、烈矢を含めたこれまでのライバル達が皆参加していたのだ。レースは水攻めや、突然のコース延長、電磁波のバリアなど、様々な障害や陰謀が張りめぐされていた。しかし豪樹は真っ当な走りでそれらの障害やバトルレーサー達の妨害をくぐり抜け、優勝を決めた。だが、ボルゾイはボルゾイスクールの関係者を優勝させようと最後の足掻きとして、豪樹がボルゾイスクールに在籍していたと言う事実を利用して『卒業生』とした。
それを呆然と見ていた烈矢は、ボルゾイの走りではない「自分の走り」を考えるようになり、ボルゾイスクールを出て、半ば強引に豪樹と一緒に居候を始めたのであった。
烈矢の変化
GJC(グレート・ジャパン・カップ)サマーレースの開催が決定し、豪樹に烈矢、マリナはレースに出場する。そんな中、観客席にいたミナミは、同じく観客席に来ていた一文字博士によってある物を渡される。
だが、レースが中盤に差し掛かっていた時、突如コースの一部が競りあがり、映像で現れたボルゾイが第2回ボルゾイオープン開催を宣言。レースはボルゾイにジャックされてしまう。ボルゾイのレーサー達が操るバトルマシンが、サマーレース出場者のマシンに次々と襲い掛かる。豪樹達は互いに協力し合い、ボルゾイのレーサー達に対抗するが、参加レーサーに混ざっていた草薙兄弟の不意打ちによって、追い込まれていく事になる。ラキエータIIを操る左京の手助けによって、何とか危機を脱したかに思えた豪樹達だったが、草薙兄弟の攻撃によって烈矢のシャドウブレイカーが大破。後方部がマグマの中へと消えてしまうのだった。
サマーカップの優勝は豪樹が得る事になったが、シャドウブレイカーを失った烈矢は落ち込んでいた。そんな時、ミナミが一文字博士に託されたトランクの中が、マックスブレイカーとシャドウブレイカーの原型となったナックルブレイカーZ-1である事が発覚。豪樹達の説得を受けた烈矢は、ナックルブレイカーでレーサーとしての再起を決意する。
その後もUSAチャンプとの対戦で、豪樹達は更に実力を挙げていき、烈矢もまたバトルレースから完全に足を洗うのだった。
大神博士、再び
ボルゾイスクールから一文字正宗が去り、立て続けに思惑を崩されたプロフェッサー・ボルゾイがなりを潜め始めた頃、彼の孫であるネロ・ステラ・ボルゾイが 現れた。更にネロは、一文字博士に代わり、かつてバトルレースの時代を築く事を目論んだ大神博士をボルゾイのミニ四駆開発第一任者として迎え入れる。
ボルゾイからの使者として現れた大神博士と突如再会したマリナは、大神博士によってフェニックススティンガーを与えられ、今度はボルゾイのバトルレーサーとして豪樹達と対立する事になる。何とか思いとどまらせようとする豪樹であったが、レースに集中できず、遂にはマックスブレイカーを破壊されてしまう。
しかし、まだ諦めていない豪樹は、再会した父・一文字正宗と共に、早速マックスブレイカーの改造を開始。一時日本に帰国したビクトリーズの鷹羽リョウとレースを重ねていく事で、ニューマシン、「ブレイジングマックス」が誕生した。その一方、ボルゾイでは大神博士が、MGストーンを搭載した究極のバトルマシン、「ディオマースシリーズ」を完成させていた。
M1開催
ディオマースを完成させたネロは遂に反旗を翻し、祖父であるボルゾイを追放。スクールを急遽解散させたネロは、GJCオータムレースに参戦し、ディオマース・ネロのMGストーンから発生される重力波「マースグラビティ」による常識外れのダウンフォースによって、ディオマース以外のマシン殆どをコースごと押し潰す。このあまりにもの惨状に、オータムレースは続行不可能による中止となった。
更にネロは、第2回ミニ四駆世界グランプリが開催されているアメリカに量産型ディオマースを操るボルゾイチームを送り込み、グランプリレーサーやUSAチャンプ達のマシンを次々と完膚無きまでに潰していく。
世界中のレース場で混乱が続く中、ボルゾイによって電波ジャックを行われ、真のミニ四駆ナンバー1を決めるレース、通称「M1」を開催するとネロが宣言した。腕に覚えのある1万人ものレーサーが参加する未だかつて無い規模のレース。豪樹、烈矢はこのレースに勝利し、最高の栄冠を掴む事が出来るのか。
アニメ
- 1996年1月8日 - 12月30日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(テレビ東京系列)
- 1997年1月6日 - 12月22日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」(テレビ東京系列)
- (無印及びWGP編総合)
- 最高視聴率:11.8%
- 最低視聴率: 5.2%
- 平均視聴率: 8.4%
- 1998年1月5日 - 12月21日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX」(テレビ東京系列)
- 最高視聴率:9.6%
- 最低視聴率:4.6%
- 平均視聴率:6.4% 1
スタッフ
- 原作:こしたてつひろ(小学館/月刊コロコロコミック・別冊コロコロコミック・小学四年生・てれびくん)
- 企画:大野実(読売広告社)、伊藤善章、河村秀文、八木正男(小学館プロダクション)
- スーパーバイザー:久保雅一、佐上靖之
- 企画協力:SOFTX
- シリーズ構成:星山博之
- キャラクターデザイン:高見明男(無印及びWGP担当)、石原満(MAX担当)
- メカニックデザイン:企画デザイン工房 戦船
- 美術監督:朝倉千登勢
- 撮影監督:杉山幸夫(無印及びWGP担当)、金沢章男(MAX担当)
- 音響監督:田中英行
- 音楽:つのごうじ、今泉洋(無印担当/ただし音楽はWGP編まで使用)、上畑正和(無印担当/同前)
- 助監督:星合貴彦
- 色彩設計:関本美津子
- 編集:正木直幸
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 音楽プロデューサー:吉田隆、前山寛邦(MAX担当)
- アニメーション制作:XEBEC
- アニメーションプロデューサー:下地志直、佐藤徹
- プロデューサー:小林教子(テレビ東京)、中沢利洋(小学館プロダクション)
- アソシエイトプロデューサー:位下博一、池田慎一(読売広告社)
- 監督:アミノテツロー(無印担当)、加戸誉夫(WGP - MAX担当)
- キャスティング協力:81プロデュース
- 背景:プロダクション・アイ
- 撮影:トランス・アーツ
- ミニ四駆アドバイサー:吉川兆二
- プロデューサー補:古市直彦
- タイトル:マキ・プロ
- 現像:IMAGICA
- 音響プロデューサー:中野徹、中村明子
- 効果:蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
- 録音調整:山下裕康
- 録音:内田直継
- 録音制作:HALF H・P STUDIO
- 制作デスク:西沢正智
- 設定管理:玉田博
- 文芸担当:丸川直子
- 製作:テレビ東京、読売広告社、小学館プロダクション
主題歌
国内編
- オープニングテーマ
- 「ウィニング・ラン! 〜風になりたい〜」 : 山形ユキオ
- 「FLESH & BLOOD 〜二つの想い〜」 : G-CRISIS
- エンディングテーマ
- 「ヨ! ブラザー」 : ブギー・マン
- 「傷つくこともできない」 : 梶谷美由紀
- 「恋のターゲット・ボーイ」 : THE PINK HOPS
- 「夢の涯てまでも」 : PERSONZ
WGP編
- オープニングテーマ
- 「GET THE WORLD」 : 影山ヒロノブ
- エンディングテーマ
- 「Grow up Potential 〜夢に向かって〜」 : GANASIA
- 「Tune-up Generation」 : 松宮麻衣子
- 「We are the VICTORYS」 : ザ・ビクトリーズ
- 「今夜はイブ!」 : レッツゴーBOYS & GIRLS
MAX編
- オープニングテーマ
- 「BRAVE HEART」 : 鋼鉄兄弟
- エンディングテーマ
- 「My name is カーボーイ」 : 影山ヒロノブ with KIDS MAX
- 「僕らのFREEDOM」 : YUKA SATO
放映リスト
WGP編は無印編の延長上として扱われる場合(そもそも、原作マンガのタイトル表記上においてはWGP編と言うモノ自体が存在しない)があり、放映話数が連続して数えられる場合がある。例えば、『爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP』第1話は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』第52話、『爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP』第51話(WGP編最終話)は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』第102話となる。MAX編は前2作からの通し番号で呼ばれることは極めて少ない。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ミニ四駆兄弟登場走れセイバー! | 星山博之 | アミノテツロー | 藤本義孝 | 高見明男 |
2 | ウインターレース波乱の決勝戦!! | 隅沢克之 | 広田正志 | 勝亦祥視 | 広田正志 |
3 | 謎のフルカウルマシン! | 千葉克彦 | 白旗伸朗 | 菱川直樹 | 中村あきら |
4 | 嵐の兄弟対決! 爆走ダウンヒルレース! | 勝亦祥視 | 深沢幸司 | ||
5 | 再対決! トライダガーX地下水路の戦い! | 星山博之 | 横山広行 | 守岡博 | 中村あきら |
6 | 危うしマグナム! 稲妻走りの新マシン!! | 隅沢克之 | 嵯峨敏 | はがひとし | |
7 | 激突! コーナー勝負ソニックセイバーVSスピンアックス | 広田正志 | 勝亦祥視 | 広田正志 | |
8 | かっ飛べマグナム! スプリングレースをめざせ! | 星山博之 | 江上きよし | 井上修 | 古池敏也 田中誠輝 |
9 | 強敵大集合! 火花を散らすスプリングレース | 千葉克彦 | 浅川智裕 | 大関雅幸 | 久保川美明 |
10 | 必殺マグナムトルネード! | 勝亦祥視 | 深沢幸司 | ||
11 | 烈の危機! 残されたチャンス | 小出克彦 | 玉田博 | 高見明男 | |
12 | 豪の挑戦! マグナムを取り戻せ!! | 隅沢克之 | 白旗伸朗 | 菱川直樹 | 中村あきら |
13 | 6人目のフルカウルレーサー | 星山博之 | 青山ひろし | はがひとし | |
14 | 驚異の最強マシン大神博士の野望! | 千葉克彦 | 深沢幸司 | 勝亦祥視 | 深沢幸司 |
15 | ギャングと対決! ご先祖様を守れ!! | 隅沢克之 | 横山広行 | 守岡博 | 中村あきら |
16 | 火山口の死闘! セイバー絶体絶命! | 小出克彦 | 井上修 | 古池敏也 | |
17 | Vマシン誕生! 勝利の明日に賭けろ | 星山博之 | 大関雅幸 | 久保川美明 | |
18 | 走れVマシン! 危険がいっぱい遊園地レース | 隅沢克之 | 深沢幸司 | 前田光悦 | 池上太郎 |
19 | 強敵JBを倒せ!! 友情のVパワー | 玉田博 | 石原満 | ||
20 | 消えたマシントライダガーX! | 小出克彦 | 嵯峨敏 | 村上元一 | |
21 | チイコ大旋風対決! 星馬兄弟 | 千葉克彦 | 深沢幸司 | 日下直義 | 佐藤陵 |
22 | 帰ってきたあいつ恐怖の切り裂きマシン! | 小出克彦 | 高見明男 | 玉田博 | 高見明男 |
23 | 缶詰工場の決闘! 新たなる旅立ち | 広田正志 | 勝亦祥視 | 池上太郎 | |
24 | スピンコブラ発進! ニューマシン開発指令 | 千葉克彦 | 玉田博 | 井上修 | 古池敏也 |
25 | サマーレース開催ミニ四駆の熱い夏! | 隅沢克之 | 中津環 | 山岡信一 | |
26 | 傷だらけのゴール! 涙のトライダガー | 深沢幸司 | 日下直義 | 佐藤陵 | |
27 | 炎のニューマシンよみがえれトライダガー | 星山博之 | 玉田博 | 高見明男 | |
28 | 焼結! 驚異のZMC鷹羽リョウ完全復活 | 青山ひろし | 村上元一 清水博幸 | ||
29 | 激流パニック! ミニ四駆救助隊 | 小出克彦 | 勝亦祥視 | 池上太郎 | |
30 | 海だ! サルだ! チームワークで大勝負 | 千葉克彦 | 亀垣一 | 中津環 | 本橋秀之 |
31 | ブロッケンG登場! 破壊の重量級マシン | 小出克彦 | 星合貴彦 | 井上修 | 古池敏也 |
32 | ゆうれいと対決! 学校七不思議レース!! | 隅沢克之 | 勝亦祥視 | 佐藤陵 | |
33 | 砂嵐の戦い! ルール無用の大神レース | 千葉克彦 | 星合貴彦 | 高見明男 | |
34 | キャンプで決戦! 追いつめられたJ | 星山博之 | 嵯峨敏 | 村上元一 | |
35 | 敵はVマシン! レッツゴー奪回作戦 | 小出克彦 | 武藤公春 | 勝亦祥視 | 池上太郎 |
36 | 幻のスコーピオン伝説のミニ四駆 | 星山博之 | 玉田博 | 石原満 | |
37 | レイスティンガー! 大神の切り札! | 千葉克彦 | 鈴木吉男 | 井上修 | 古池敏也 |
38 | 復活! マグナムその名はサイクロン | 隅沢克之 | 前田光悦 | 勝亦祥視 | 江上夏樹 |
39 | サイクロン上陸! 俺は天才デザイナー | 小出克彦 | 中津環 | 高見明男 | |
40 | 白熱のオータムレース | 亀井治 | 勝亦祥視 | 佐藤陵 | |
41 | 対立! Jと豪危うしサイクロン | 星山博之 | 玉田博 | 石原満 | |
42 | ミニ四師匠 豪!? 秋祭りレース開催 | 千葉克彦 | 鈴木吉男 | 井上修 | 古池敏也 |
43 | 王子様とレース! ジュン愛逃避行 | 隅沢克之 | 前田光悦 | 勝亦祥視 | 佐藤陵 |
44 | マグナム絶好調! 烈のあせり | 小出克彦 | 岡崎ゆきお | 清水明 | 及川博史 |
45 | 烈の裏切り!? ソニックVSマグナム | 星合貴彦 | 高見明博 | ||
46 | 復活のJ! プロトセーバーEVO.(エボリューション) | 星山博之 | 前田光悦 | 勝亦祥視 | 佐藤陵 |
47 | 火花散るラストチャンス! | 千葉克彦 | 玉田博 | 井上修 | 古池敏也 |
48 | SGJC開幕!! 波乱のスタート! | 隅沢克之 | 武藤公春 | 勝亦祥視 | 佐藤陵 |
49 | レッツゴー大苦戦! 爆進! 破壊軍団 | 小出克彦 | 岡崎ゆきお | 笠井賢一 | 及川博史 |
50 | 大激戦! 雪山コース 過酷な第2グラウンド! | 千葉克彦 | 玉田博 | 石原満 | |
51 | 栄光の表彰台!! 勝利のミニ四駆 | 星山博之 | 中津環 | 高見明男 |
爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP
{|class="wikitable" style="font-size:small;text-align:center"
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督
|-
|1||ミニ四駆新時代 めざせ世界グランプリ!||アミノテツロー||加戸誉夫||星合貴彦||高見明男
|-
|2||TRFビクトリーズ誕生! WGP日本開幕!||星山博之||勝亦祥視||安東信悦||佐藤陵
|-
|3||GPマシン完成! リーダーはだれ?||隅沢克之||開木菜織||井上修||古池敏也
|-
|4||驚異のチームプレー! 氷原から来た銀狐||小出克彦||colspan="2"|笠井賢一||及川博史
|-
|5||打倒! バックブレーダー 猛特訓を乗り切れ||rowspan="2"|千葉克彦||玉田博||吉田義樹||細井信宏
|-
|6||激走! GPクロス 4位をねらえ!||加戸誉夫||玉田博||石原満
|-
|7||ビクトリーズの危機! 新監督たまみ先生?!||隅沢克之||勝亦祥視
前田光悦||勝亦祥視||佐藤陵
|-
|8||番外対決 豪VSエッジ||星山博之||開木菜織||井上修||古池敏也
|-
|9||謎の覆面レーサー 俺達カッ飛びブッちぎり||小出克彦||colspan="2"|村山靖||高見明男
|-
|10||二郎丸参戦! アストロドームの戦い||rowspan="2"|千葉克彦||colspan="2"|笠井賢一||及川博史
|-
|11||秘密兵器! 衝撃!! パワーブースター||colspan="2"|吉田義樹||細井信宏
|-
|12||春夏秋冬全開バトル 北国のリーダー||小出克彦||勝亦祥視||安東信悦||佐藤陵
|-
|13||ジャングルを切り裂け! 蘇るキラーマシン!!||隅沢克之||colspan="2"|玉田博||石原満
高見明男
|-
|14||伝説のマシンを持った変な奴||rowspan="2"|星山博之||colspan="2"|井上修||古池敏也
|-
|15||ビクトリーズVS光蠍(ゴンキ) シャイニングスコーピオン参上!||colspan="2"|笠井賢一||及川博史
|-
|16||帰ってきた王者(チャンピオン) 輝け! グレートジャパンカップ||小出克彦||安東信悦||勝亦祥視||佐藤陵
|-
|17||嵐の中の大作戦! ニューモーターに賭けろ!||隅沢克之||村山靖||吉田義樹||細井信宏
|-
|18||子供の日大レース GPレーサー大集合||千葉克彦||広田正志||勝亦祥視||池上太郎
|-
|19||勝て!恐怖のデスマッチ ディオスパーダVSサイクロンマグナム||小出克彦||rowspan="2"|安東信悦||日下直義||江上夏樹
|-
|20||リズムに乗って突っ走れ! あつい国から来たレーサー||星山博之||勝亦祥視||佐藤陵
|-
|21||燃えろ藤吉! スピンコブラの逆襲||千葉克彦||colspan="2"|玉田博||山岡信一
|-
|22||決めるぜ、日本一! 商店街で大レース!!||隅沢克之||colspan="2"|井上修||古池敏也
|-
|23||先手必勝! スタート勝負!?||星山博之||土蛇我現||日下直義||池上太郎
|-
|24||選手は誰だ? 開催! ドリームチャンスレース||千葉克彦||星合貴彦||笠井賢一||及川博史
|-
|25||ライバル勢ぞろい 白熱! ドリームチャンスレース||rowspan="2"|小出克彦||colspan="2" rowspan="2"|勝亦祥視||江上夏樹
|-
|26||ゴール前の大逆転 決着! ドリームチャンスレース||佐藤陵
|-
|27||紅の閃光! ロッソストラーダの魔手!!||rowspan="2"|隅沢克之||土蛇我現||日下直義||池上太郎
|-
|28||スリーリレーバトル! 打倒! ディオスパーダ||colspan="2"|玉田博||石井明治
|-
|29||奴がリーダー? 姿を見せた強敵!||星山博之||勝亦祥視
安東信悦||勝亦祥視||佐藤陵
|-
|30||復活のレーサー||千葉克彦||colspan="2"|井上修||古池敏也
|-
|31||決死のミニ四サバイバル!||小出克彦||土蛇我現||前田光悦||池上太郎
|-
|32||真夏の悪夢! でた!おばけ合宿||colspan="2"|村山靖||笠井賢一||及川博史
|-
|33||ミニ四駆親子レース 速さの秘密はお父さん?||千葉克彦||colspan="2"|勝亦祥視||佐藤陵
|-
|34||ビクトリーズ壊滅!! 死闘タワーサーキット!||小出克彦||colspan="2"|星合貴彦||山岡信一
坂崎忠
|-
|35||誕生! 友情のニューマシン!!||rowspan="2"|星山博之||土蛇