生徒会役員共 3
『生徒会役員共』(せいとかいやくいんども)は、氏家ト全による日本の漫画作品である。『マガジンSPECIAL』(講談社)にて2007年6月号から2008年7月号まで連載された後、『週刊少年マガジン』(講談社)に移籍し、同2008年34号より連載している。アニメでの略称はSYD。話数カウントは「#○」。
概要
私立高校の生徒会を舞台にした4コマギャグ漫画。氏家は下ネタギャグを得意とする漫画家であり、シノやアリアをはじめとする様々な登場人物がエロネタを放ち、それにタカトシやスズらが振り回され、ツッコミを入れるのがストーリーの基本である。講談社の公式サイトでは「ほんのり下ネタ風味学園4コママンガ」と紹介されている『週刊少年マガジン』公式サイトでの作品紹介。。ただし、同じく高校を舞台にした『妹は思春期』に比べると下ネタの表現は控えめで、非エロネタの4コマもある。柔道部の練習試合の相手に『女子大生家庭教師濱中アイ』で登場した「英稜高校」が登場するなど、作者の他作品との関連がある。
『週刊少年マガジン』へ移籍するにあたり、シノ・アリア・スズの学年が1つずつ下げられた(『マガジンSPECIAL』掲載時シノ・アリアは3年、スズは2年)。またこれに伴い、話数カウントもリセットされた。移籍後の『マガジンSPECIAL』2009年6月号で、シノの小学生時代を描いた番外編『児童会役員共』が掲載された(単行本では第3巻に収録されている)。
現実の時間とシンクロして話が進んでおり、2009年3月掲載の第32話より全キャラクターの学年が1年上がったが、2010年4月以降も登場人物全員が同じ学年のままである。
『週刊少年マガジン』2010年22・23号にてテレビアニメ化が発表され、2010年7月から9月まで放送された。アニメ版では作中の時間は2010年4月から2011年4月までという設定であった。
登場人物
生徒会関係者
- 津田 タカトシ(つだ タカトシ)
- 声 - 浅沼晋太郎、小林ゆう(幼少時)
- 1年(クラスは1-A)→2年(2-B)。7月生まれ。主人公で、ツッコミ担当。
- 桜才学園生徒会唯一の男子生徒で、ひょんなことから生徒会の副会長に任命された。変人揃いの生徒会から解放されたいと思っているものの、シノから次期生徒会長の指名も受けている。
- 基本的には真面目な性格の常識人で、シノやアリアたちのエロネタに対して的確なツッコミを入れる。しかし生徒会の仕事に遅刻するなど若干不真面目な時もあり、本人は桜才学園に入学するまで自分が働き者だと思っていなかった。ライトなM体質で、童貞。爪を噛むクセがある。また、ピーマンが苦手。
- 桜才学園に入学したのは家から近いからであり、女生徒が多いことには特に関心がない(若干の肩身の狭さは感じている)。シノをはじめ複数の女生徒から好意を寄せられている節があるが、タカトシ自身がそれに気付いている描写はない。
- 小学校(近く廃校になるらしい)の時に野球、中学校の時にサッカーをやっていたが、高校では部活に所属していない。成績は平凡だったが、生徒会に入ってからは何とか20位以内をキープしている模様。家でネットをよくしているらしくパソコンが得意。また隠れた文才があり、校内新聞に掲載されたタカトシのエッセイは読む者が感動で涙するほど。
- 1年時のクラスメイトにムツミがおり、2年ではムツミに加えてスズ、ネネとも同じクラスである。
- 天草 シノ(あまくさ シノ)
- 声 - 日笠陽子
- 2年→3年。6月12日生まれ。桜才学園生徒会長で、タカトシを副会長に任命した張本人。
- 面倒見が良く、成績優秀(1学期の中間考査は1位)、運動神経抜群、料理もできて作法も完璧という才色兼備で、生徒からの人望も厚い。が、頭の中が思春期そのもので、よく下ネタのボケをかますのが難点(顧問のナルコや新聞部のランコなど、自分以上の変人相手にはツッコミ役に回ることがある)。もっとも、際どい下ネタを言う際には頬を赤らめるなど、アリアと違って多少の羞恥心は持っている様子。「大勢に見つめられると非常に興奮する」「背徳露出プレイを楽しむ」といった発言から、Mの可能性がある。耳が性感帯で、生理用品はナプキン派である。
- 基本的にはクールで自分の弱さをあまり見せたがらないが、カレンダーで自分の誕生日や修学旅行の日にハナマルの印を付ける、体育祭や文化祭の前の晩は眠れなくなるなど、子供っぽい一面もある。高所恐怖症。IT関係に疎く、パソコンにはほとんど触れたことがない。アリアと比べて貧乳であることにコンプレックスを抱いているが、微乳というほどまでは小さくはない(連載扉絵に「自信は無いが、無いわけではない」とキャプションが付いたことがある)。また、下の毛が濃いことを気にしている。ストレートロングの黒髪であるが、髪が左右ではねており、それがないとバランスが上手く取れない。
- 新聞部が毎月発行する『桜才新聞』の紙面調査によると、生徒会長の支持率は98%しかしその主な理由は「自分でなければ誰でもいい」というものだった。。校内での人気は高く、ファンクラブ(会員は主に女子)が存在する。3年の文化祭では「ミス桜才」で優勝した。バレンタインデーには大量のチョコを貰っており、また生徒会が設置した目安箱にタカトシがシノに手を出さないようにという脅迫めいた投書が入れられたこともあるが、シノ自身はタカトシに好意を持つかのような描写が作中至る所に見られる。
- 小学生の時には児童会会長をやっていた。
- 七条 アリア(しちじょう アリア)
- 声 - 佐藤聡美
- 2年(クラスは2-B)→3年。桜才学園生徒会書記。
- 実家が大変裕福なお嬢様。おっとりとした温和な性格の持ち主で、加えてやや天然の気がある。茶髪だが染めてるわけではなく天然で、下の毛も茶色。巨乳でプロポーションが良く、1学期の中間考査はシノに次いで2位であり、稽古事も多数こなす。しかしシノ以上の下ネタ好きで、唐突に重いジョークをかまし、アナルフェチで露出癖があるかのような描写が多々見られる。普段から貞操帯を着用し、鍵はメイドのサヤカが管理している。#1でシノやスズに面倒な絡まれ方をしたタカトシを「面白そうだから」という理由で助けず傍観していたり、下ネタ抜きでさらりと毒を吐くなど、腹黒を思わせる一面もある。生理用品はタンポン派。
- シノとは下ネタ趣味が合い、クラスも同じであることから、一緒に行動することが多い。タカトシは自身のおもちゃやペットという認識であり、体育祭の借り物競争では「ペットにしたい動物」としてタカトシを指名した(タカトシはこれを阻止すべくコースを逆走した)。
- 『マガジンSPECIAL』掲載時の第1回では名前が「マリア」になっていたが、単行本で訂正された。
- 萩村 スズ(はぎむら スズ)
- 声 - 矢作紗友里
- 1年→2年(クラスは2-B)。4月生まれ。桜才学園生徒会会計。
- IQ180の秀才で、10桁の暗算も朝飯前。帰国子女であり、英語はもちろん、5か国語を話せる上にフランス語も勉強中。スポーツもそこそこ得意で、アニメ版では生徒会役員で参加した体育祭のリレーにおいてアンカーを務めて1等となり、スキーも幼少時代から行っているため上手コミック第4巻 #68参照。また、物の誤差をミリ単位で見極めることができる。
- 140cm未満の低身長・幼児体型で、そのことにコンプレックスを抱き、普段から爪先立ちで歩いている。コマ中に姿が見えないこともしばしばで、その時には欄外に「この辺にスズ」や「スズヘッド」と書かれる。登場当初はタカトシの胸よりやや低い程度であったが、徐々に縮み、現在はタカトシの腰ほどになっている。夜9時には眠くなり、昼寝をしないと体が持たないなど、体質も子供っぽい(ただし、たとえ寝ていようと周囲の出来事や会話には敏感に反応できる)。子供扱いされることを嫌い、なめられないようやや尊大な態度を取っているが、初対面の人間からはほぼ毎回、飛び級で入学した子供に見られてしまう。
- 作中ではタカトシに次ぐ数少ない常識人であり、シノやアリアのように下ネタに走ることはない。2人の下ネタには慣れているが、タカトシほどの的確なツッコミはできない。エロボケをかますネネを友人に持ったことで、徐々にツッコミのスキルを身につけるようになる。
- 怖いものが苦手で、怪談や幽霊の話が出ると耳を塞ぐ。アニメ版では強調されていて、テレビのホラー特集が出るとチャンネルを変更したり、不気味な笑い声を聞くとパニックを起こしたりした。なお、怖いものが苦手なことを知ったタカトシが「萩村のことを知れてよかった」と言った際、赤面してタカトシに好意を寄せているような描写が見られたが、本人曰くタカトシは(身長的な意味で)目標とする人物らしい。コトミによると、タカトシとは「よく一緒に登校している」。2巻#1で服装チェックの日にタカトシの家まで迎えに行っているほか、#19で一緒に登校するシーンがみられる。
- タカトシが家を訪れた際、家の広さに感心しており、また服はすべてオーダーメイド(サイズ的理由による)であることから、それなりに裕福な家庭だと思われる。「獣くさい」という理由から動物嫌いであるが、家ではボアという名の雄犬を飼っている。
- 横島 ナルコ(よこしま ナルコ)
- 声 - 小林ゆう
- 25歳→26歳。桜才学園英語科教師で、生徒会顧問。
- 桜才学園のOGであり、学園モノドラマへの憧れとエロ妄想が得意という適性から教師になった。年下の男の子が好きで、タカトシのことも狙っている模様。不真面目な教師で、顧問でありながら生徒会室にはあまり来ない。生徒会の面々で海水浴に行った際には引率兼運転係であるにも関わらず缶ビールで泥酔し、生徒会一行は1泊する羽目になるなど、下ネタ抜きにしても教師として問題行動が目立つ。なお、体調を崩すと常識人になる。
- 既婚の妹と小学1年の甥がいるが、甥もナルコ同様下ネタに敏感に反応する。
桜才学園の生徒
- 畑 ランコ(はた ランコ)
- 声 - 新井里美
- 2年→3年。桜才学園新聞部部長。
- ポーカーフェイス笑顔を作る際に口元をテープで矯正していたことから、単に表情を作るのが苦手なだけのようである。で冷静な人物だが、シノらに負けず劣らずの下ネタを連発する。
- 本人いわく「特技は脚色」のゴシップ系ジャーナリズムの持ち主で、ネタを求めて常にカメラを持ち歩いている。アニメ版では新井の怪演原作者も、アニメの声優陣について「皆さん見事にハマってました。中でも新井さん演じる畑さんには異様な存在感がありました。」とコメントしている。(『週刊少年マガジン』2010年28号)に加え、修学旅行や合宿などのイベント時に大量の撮影用器材を持参し、オーバーリアクションが目立つなどその要素がより動的に表現されている。シノとタカトシが交際しているという噂を学園に流している張本人で、タカトシとシノの相合い傘のツーショットを隠し撮りしたこともある。またシノの寝姿写真を販売しようとしたり、プール開きにシノのグラビアを企画したりと、新聞部の活動をしばしば金儲けに悪用しようとする。『桜才新聞』にて恋愛小説を企画するも、その内容が卑猥すぎたため、タカトシからシノの権限で発禁にするよう要請されたこともある。
- 三葉 ムツミ(みつば ムツミ)
- 声 - 小見川千明
- 1年(クラスは1-A)→2年(2-B)。タカトシのクラスメイト。柔道部主将。
- 大の格闘技好きで、柔道部を創設すべく生徒会を訪れ、後に柔道部が無事認可されると部長に就任した。本人はムエタイ部にしたかったそうだが、メジャーなところで柔道部にしたとのこと。文化祭では、英稜の空手部と異種格闘技戦を行った(原作では結果は不明だが、アニメでは圧勝したと語られている)。柔道二段の実力者で、朝早くから練習する努力家、部でもかなり容赦のない練習を行っている。しかし勉強は苦手で、国語が得意教科と自称しながら、「薔薇」という漢字をわざと間違えたスズの引っ掛けを見破れなかった。
- 登場人物の中では最もピュアな性格、将来の夢は「おヨメさん」で、趣味はお菓子作り。下ネタには疎く、シノのエロボケを理解できなかったり、アリアの怪しげなアドバイスを真に受けたりする。言動からタカトシに対する好意を窺わせるが、本人はあまり自覚していない。
- 痩せの大食い(体重は48kg以下)。乗り物酔いしやすい体質で、水上騎馬戦では騎馬役の上に乗っただけで吐き気を催していた。
- 友人の中里によると美乳らしい。
- 五十嵐 カエデ(いがらし カエデ)
- 声 - 加藤英美里
- 2年→3年。桜才学園風紀委員長。
- 規律に厳しい正義漢だが、極度の男性恐怖症。日課である校内見回りの際も男子のいるエリアは無視し、男性と長時間一緒にいるのを想像するだけで目眩を起こすほど。男性恐怖症になった理由は、小学生時代に「男」という漢字を練習していた際に「欲求不満?」と言われたことから。コーラス部に所属している。
- 本編に登場したのは『週刊少年マガジン』移籍後であるが、名前だけは『マガジンSPECIAL』時代の中間考査順位発表で登場している。この時、シノとアリアに続き3位に入っていたことから、成績優秀であることが分かる。
- 轟 ネネ(とどろき ネネ)
- 声 - 椎名へきる
- 1年→2年(クラスは2-B)。スズの友人A。ロボット研究会に所属している。
- 学校に私物のバイブを持ち込み普段から着用するなど、重度の変態キャラ。ロボット研究会に入部したのもバイブの強い振動を求めるためで、部室には不自然なスイッチのあるこけしが常備されている。2年進級時にタカトシやムツミと同じクラスになり、その縁からムツミとも友人になる。
- 柳本
- 声 - 白石稔
- 眼鏡の男子生徒。タカトシの友人で、1年時から同じクラス。アニメ版では柳本 ケンジという名前が設定されている。
- 中里
- 声 - 寺本來可
- 短髪の柔道部員。2年次ではタカトシたちと同じクラス(2-B)になる。ムツミがタカトシに気があるのではないかと疑っている。アニメ版では中里 チリという名前が設定されている。
- 海辺
- 声 - 安済知佳
- 柔道部員。柔道部創設時から姿が見えるが、ムツミに対して敬語で話している。ナナコという部員と容姿が似ているが、関連は不明ナナコが直前で怪我して欠場した試合にシノが助っ人で急遽参戦したが、対戦表には「海辺」の名が書かれていた。。アニメ版では海辺 ナナコという名前が設定されている。
- 津田 コトミ(つだ コトミ)
- 声 - 下田麻美
- 中3→高1。タカトシの妹。当初は中学生だったが、#33で桜才学園に入学。
- 身も心も思春期真っ只中で、得意教科は保健。普段からエロボケをかましており、タカトシのツッコミ術はこれによって育てられた。5歳時にサンタクロースの性癖に言及するなど幼い頃からその路線は変わっておらず、タカトシから「お前は(人として)終わってしまった」とまで言われている。
- タカトシとの兄妹仲は非常に良好で、小学6年まで一緒に風呂に入っていた。禁断の道に堕ちる夢を何度も見たり、「兄妹なのに似てない」と言われて血の繋がっていない兄妹という展開を妄想したりすることがあり、「タカ兄は左より右の乳首の方が感度いい」「縞パンが好き」など、タカトシの性的嗜好についても把握している。下の毛はまだ生えていないらしいが、胸はシノ以上はある。
- 時(とき)
- 1年。コトミの友人。通称:トッキー。
- 一見コワモテで愛想が悪く不良っぽい雰囲気があるが、ドジっ娘である。普段から制服を着崩しているのも、ドジっ娘であることに由来するトラウマが原因である。空手の有段者で、一度に5、6人は同時に相手に出来るらしい。夏休みに補習を受けていたことから、成績は芳しくない模様。
- 入学後に出来た友人がコトミだったために生徒会関係者とは自然に接触があり、そのことで「この学園には変人が多い」ことに気付いた。基本的に常識人であり、下ネタに対しては作中でもっとも冷淡な態度を取る。
一般人
- 出島 サヤカ(でじま サヤカ)
- 声 - 田村睦心
- 七条家専属のメイドで、たまに運転手も務める。メイドとして控えめにしているためか、目を瞑っている表情が多い。
- 普段は冷静沈着で有能なメイドであるが、かなりの変態である。家事の腕前は一流だが、衣服を洗うのが勿体ないという理由で洗濯を苦手とするほど。メイドになる前は(肛門などの)開発関係やSM嬢など風俗関係の仕事をしており、現在も勤務先の七条邸にて毎晩目隠しでのお散歩プレイをしている。アリアが好きであると公言し、彼女のこととなると人が変わったように情動的になることからバイセクシャルと思われる。目が悪く、コンタクトを付けている。
- スズの母親
- 声 - 松来未祐
- まじめな娘とは正反対の変人で、風呂上りの姿が裸Yシャツで、人の出迎えの際に泡風呂や女体盛りを妄想したりする。アニメ版第6話では、娘のスズとテレビのリモコンの取り合いをするという子供っぽさも出ていた。現在のところ、登場する保護者は彼女1人である。
その他
- トリプルブッキング
- 作中のテレビ番組などに登場する3人組のアイドル。作者の別作品『アイドルのあかほん』の主人公。
- 天野 ミサキ(あまの ミサキ)
- 『児童会役員共』に登場。ツッコミ役。
- 作中では「天野」としか呼ばれていないが、前号の告知にて「『女子大生家庭教師濱中アイ』の天野ミサキの小学校時代」と明記されている。第3巻に掲載された後日談にてタカトシと出会うが(中学生であることから本作開始の時間軸が『女子大生家庭教師濱中アイ』の後期と同時期であることが判る)彼女が高校に進学した後にファーストシングルを出したばかりのトリプルブッキングが、別の話では既にトップアイドルとして扱われている(タカトシが「すごい有名」と評している)など若干の時系列のずれが見られる。、タカトシがシノのツッコミ役であることを知っており、エロボケへのツッコミに対する気苦労という点でタカトシと瞬時に共鳴していた。
- 小山(こやま)
- 『児童会役員共』に登場。教育実習生。シノのボケに終始翻弄されていた。
用語
- 桜才(おうさい)学園
- 本作品の舞台。私立の進学校で、元は伝統ある女子高であったが、近年の少子化の影響を受け、タカトシが入学した2008年度(創立50周年)から共学化した。2008年度の生徒数は男子28人、女子524人(それ以降の生徒数は不明)。タカトシの入学時点では生徒用トイレは女子用しかなく、男子生徒は教職員用トイレを使用しなければならなかったが、後に男子トイレが設置された。
- 校則は厳しく、校内恋愛や髪染め、廊下を走ること、ジャージで下校することなどが禁止されている。当初は携帯電話の持ち込みも禁止されていたが、これに関しては作中で解禁されている。買い食いも禁止されており、昼食は弁当もしくは学食である。
- 生徒の間では様々な伝説があり、その1つに「中庭の木の下で告白すると恋が成就する」という伝説がある。このことから、共学化以前の学生およびOGにレズがいる可能性がある。
- 桜才学園生徒会
- 本作品の主要人物が所属している組織。現在、会長をシノ、副会長をタカトシ、書記をアリア、会計をスズがそれぞれ務める。顧問はナルコ。
- 生徒会役員は考査で学年20位以内に入ることがノルマとなっている。またタカトシがシノの一存で副会長として生徒会に入れられたり、次期生徒会長に指名されていることなどから、現行役員が後任を指名する形で引き継ぎが行われるようである。
- 学園のホームページには生徒会のコーナーがある。過去に新聞部の協力で生徒会新聞が発行されたこともある。
- 桜才祭
- 桜才学園の文化祭。作中では水着審査ありのミスコンが開催された。後夜祭ではフォークダンスを踊る。
単行本
- 生徒会役員共 1 2008年8月12日発売 ISBN 978-4-06-384030-8 表紙:天草シノ
- 生徒会役員共 2 2009年5月15日発売 ISBN 978-4-06-384142-8 表紙:七条アリア
- 生徒会役員共 3 2010年1月15日発売 ISBN 978-4-06-384240-1 表紙:萩村スズ
- 生徒会役員共 4 2010年8月17日発売 ISBN 978-4-06-384347-7 表紙:津田コトミ
- 生徒会役員共 4 限定版 2010年8月17日発売 ISBN 978-4-06-362170-9:アニメ化記念として「天草シノ・ボイスカード」が付属されている。表紙:津田コトミ
- 生徒会役員共 & オールキャラクターズ 2010年8月17日発売 ISBN 978-4063759679
テレビアニメ
2010年7月から10月まで、チバテレビほか独立UHF局にて放送された。全13話。テレビ版はピー音などの自主規制音が随所にかぶせられているが、Blu-ray/DVD版では自主規制音のON/OFF機能それぞれピュアVer.(P音アリ)/思春期Ver.(P音ナシ)と表現。第2巻以降は、P音なしにおいても一部自主規制音が入っている(ブックレット最終頁に【おことわり】として書いている)。が付いている。また、オープニングテーマの直前には、シノが「桜才学園生徒会会則」ほとんどが下ネタだが、稀に真面目なものもある。を読み上げ、主にタカトシがツッコミを入れる。
スタッフ
- 監督 - 金澤洪充
- シリーズ構成 - 中村誠
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 古田誠
- 美術監督 - 野村正信
- 色彩設定 - 小松さくら
- 撮影監督 - 江間常高
- 編集 - 肥田文
- 音楽 - 森悠也
- 音響監督 - 高橋秀雄
- プロデューサー - 針生雅行、中西豪
- アニメーション制作 - GoHands
- 製作 - 桜才学園生徒会室
主題歌
- オープニングテーマ「大和撫子エデュケイション」
- 作詞 - こだまさおり / 作曲 - 山口朗彦 / 編曲 - 菊谷知樹 / 歌 - トリプルブッキング前作『アイドルのあかほん』に出てくるアイドルユニット。
- エンディングテーマ「蒼い春」(第1話 - 第12話)
- 作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko、KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
- 挿入歌「情熱の花」(第6話)
- 作詞・作曲 - 高橋菜々 / 編曲 - YUPA / 歌 - トリプルブッキング
各話リスト
colspan="2"|話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | |
---|---|---|---|---|---|---|
#1 | A | 桜の木の下で | 小山知子 | 金澤洪充 | 古田誠(レイアウト・アニメーション) 石森愛(キャラクター) | |
B | 毎回続くのこの感じ!? | |||||
C | とりあえず脱いでみようか | |||||
#2 | A | 時に君はSかMか? | 中村誠 小山知子 | 金澤洪充 | 池畠博史 | 古田誠(レイアウト・アニメーション) 平口季美子(キャラクター) |
B | ならば君のその力を試させてもらおう | |||||
C | きらきらと輝くこいつはお主のなんだ? | |||||
#3 | A | 我ながら見事な包み具合だ | 杉生祐一 | 寺野勇樹 | ||
B | 会長!もっと裾を広げちゃってください! | |||||
C | もう満腹なのか!? | |||||
#4 | A | だから見えないところで着崩してる | 小山知子 | 安川勝 金澤洪充 | 金澤洪充 | 大河原晴男 |
B | おめでたー | |||||
C | だから私はここまででいい | |||||
#5 | A | お尻、大変でしょ? | 池畠博史 | 長坂寛治 | ||
B | 欲求不満なだけだ! | |||||
C | 私もパンをくわえて登校しなきゃ! | |||||
#6 | A | 津田くんは読まないわ!使うのよ! | 中村誠 小山知子 | 金澤洪充 | 杉生祐一 | 古田誠(レイアウト・アニメーション) 平口季美子(キャラクター) |
B | 受けがあるなら攻めがあるだろー! | |||||
C | いや、服は着て来い | |||||
#7 | A | だんだん大きくなってくわ | 渡邊哲哉 | 寺野勇樹 | ||
B | 津田君はボーイズラブ | |||||
#8 | A | あ?!お前は朝のイチゴパンツ! | 小山知子 | 菊池勝也 | 古田誠(総作画監督) 関口雅浩 | |
B | 筆おろしが流行るかもしれん | |||||
C | みんなの分まで私が戦う! | |||||
#9 | A | いくらで買います? | 中村誠 小山知子 | 杉生祐一 | 古田誠 | |
B | なるほど!関係ないな俺たち! | |||||
C | ベネズエラ | |||||
#10 | A | メイドは見た!お嬢様の淫らな(略) | 小山知子 | 金澤洪充 | 松本卓也 平口季美子 | |
B | 俺にそんなキャラ設定はない | |||||
C | 私でよければ付き合うが | |||||
#11 | A | それは津田君の使用済みティッシュ | 池畠博史 | 石森愛 長坂寛治 | ||
B | 下着もつけたほうがいい? | |||||
C | サンタさんの性癖 | |||||
#12 | A | 一般的な恥じらいです | 中村誠 小山知子 | 金澤洪充 | 杉生祐一 | 松本卓也 平口季美子 古田誠 |
B | 制服は半脱ぎが相場だよ | |||||
C | 君なりの露出プレイじゃなかったのか? | |||||
#13 | 生徒会役員共!乙! | 池畠博史 金澤洪充 | 金澤洪充 | 古田誠(レイアウト・アニメーション) 井元一彰(キャラクター) 石森愛(キャラクター) 内田孝行(キャラクター) |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
神奈川県 | tvk | 2010年7月3日 - 9月25日 | 土曜 24時30分 - 25時00分 | 独立UHF局 | |
千葉県 | チバテレビ | 2010年7月4日 - 9月26日 | 日曜 23時30分 - 24時00分 | ||
埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25時00分 - 25時30分 | |||
兵庫県 | サンテレビ | 2010年7月5日 - 9月27日 | 月曜 24時00分 - 24時30分 | ||
京都府 | KBS京都 | 月曜 25時00分 - 25時30分 | |||
東京都 | TOKYO MX | 月曜 25時30分 - 26時00分 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | 2010年7月6日 - 9月28日 | 火曜 25時28分 - 25時58分 | テレビ東京系列 | |
日本全域 | AT-X | 2010年7月10日 - 10月6日 | 土曜 8時30分 - 9時00分 | CSチャンネル | リピート放送あり。 |
関連CD
- 生徒会役員共 オリジナルサウンドトラック(2010年10月27日発売)
- 「アニメ生徒会役員共が全部わかるラジオ、略して全ラ!」の全て その壱(2010年12月22日発売予定)
Webラジオ
テレビアニメ放送に関連して、アニメイトTVにてWebラジオが配信されている。パーソナリティは固定されておらず、「桜才学園の生徒たち」として毎回異なるキャスト陣が担当している。
- 概要
- タイトル:アニメ『生徒会役員共』が全部わかるラジオ、略して全ラ!
- 配信期間:2010年7月14日 -
- コーナー
- PTK(ピートーク)
- 普通のお便りを紹介する「ふつおた」。ただし、妄想をかきたてるために所々に自主規制音が被せられる。
基本的に上記のPTKのみだが特定の時間区切りの良い時間などではなく、07:21や19:19などの特殊な語呂合わせな時間である。になると時報とともに以下のミニコーナーが差し込まれる。PTKとは異なり、パーソナリティの誰か1人だけでアニメでの役を演じながら行われる。感想なども特につけられず、紹介のみである。
- あそこに響く言葉
- 妖しい雰囲気を感じさせる(あくまで普通な)言葉を紹介する。
- 大人の慣用句
- ちょっとエロ・下方面にアレンジした慣用句を紹介する。
- 配信リスト
回 | 配信日 | タイトル | パーソナリティ |
---|---|---|---|
#1 |2010年7月14日||生徒会役員共 全員集合 | ||日笠陽子(天草シノ役) 佐藤聡美(七条アリア役) 矢作紗友里(萩村スズ役) 浅沼晋太郎(津田タカトシ役) | ||
#2
|2010年7月21日||時にみんなはSかMか?||日笠陽子 佐藤聡美 矢作紗友里 | |||
#3
|2010年7月28日||見事なつるっつる具合だ…||rowspan="2"|浅沼晋太郎 矢作紗友里 下田麻美(津田コトミ役) | |||
#4 |2010年8月4日||思春期男子必聴!? “カップ”の測り方教えます | |||
#5
|2010年8月11日||私、ハァハァできないでしょ?||浅沼晋太郎 田村睦心(出島サヤカ役) | |||
#6
|2010年8月18日||いや、確かに「全ラ」だけど……服は着て来い||浅沼晋太郎 利根健太朗(3話に出てきた外国人役) | |||
#7
|2010年8月25日||ぜんぜん大きくならないわ||rowspan="2"|日笠陽子 矢作紗友里 白石稔(柳本ケンジ役) | |||
#8 |2010年9月1日||全ラ○…流行るかもしれん | |||
#9
|2010年9月8日||ジャマイカ||rowspan="2"|日笠陽子 浅沼晋太郎 田村睦心 利根健太朗(先生役) | |||
#10 |2010年9月15日||副会長は知った!メイドのアブノーマルな…(笑) | |||
#11
|2010年9月22日||自○もおぼえたほうがいい?||rowspan="2"|佐藤聡美 矢作紗友里 | |||
#12 |2010年9月29日||一般的にはセクハラです | |||
#特別編1
|2010年10月6日||俺らなりの露出プレイ……だったのか?||日笠陽子 白石稔 | |||
#13
|2010年10月13日||なるほど! じゃあ□リ■ンじゃないな俺!||rowspan="2"|浅沼晋太郎 新井里美(畑ランコ役) | |||
#14 |2010年10月20日||私もパンを揉みしだかなきゃ! | |||
#15
|2010年10月27日||ツッコミ不在なだけだ!||rowspan="2"|新井里美 小林ゆう(横島ナルコ役) | |||
#16 |2010年11月2日||いつまで続くのエ■しりとり!? | |||
#17
|2010年11月10日||とりあずお花畑行ってみようか(笑)||矢作紗友里 佐藤聡美 |
脚注
関連項目
- 氏家ト全
- 妹は思春期
- 妹はひまわり組
- 女子大生家庭教師濱中アイ
- アイドルのあかほん
外部リンク
ko:학생회 임원들