美味しんぼ 9
美味しんぼの既刊
名前 | 発売年月 |
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美味しんぼ 1 | 2000-09 |
美味しんぼ 2 | 2000-09 |
美味しんぼ 3 | 2000-10 |
美味しんぼ 4 | 2000-10 |
美味しんぼ 5 | 2000-11 |
美味しんぼ 6 | 2000-11 |
美味しんぼ 7 | 2000-12 |
美味しんぼ 8 | 2000-12 |
美味しんぼ 9 | 2001-01 |
美味しんぼ 10 | 2001-01 |
美味しんぼ 11 | 2001-02 |
美味しんぼ 12 | 2001-02 |
美味しんぼ 13 | 2001-03 |
美味しんぼ 14 | 2001-03 |
美味しんぼ 15 | 2001-04 |
美味しんぼ 16 | 2001-04 |
美味しんぼ 17 | 2001-05 |
美味しんぼ 18 | 2001-05 |
美味しんぼ 19 | 2001-06 |
美味しんぼ 20 | 2001-06 |
美味しんぼ 21 | 2001-07 |
美味しんぼ 22 | 2001-07 |
美味しんぼ 23 | 2001-08 |
美味しんぼ 24 | 2001-08 |
美味しんぼ 25 | 2001-09 |
美味しんぼ 26 | 2001-09 |
美味しんぼ 27 | 2001-10 |
美味しんぼ 28 | 2001-10 |
美味しんぼ 29 | 2001-11 |
美味しんぼ 30 | 2001-11 |
美味しんぼ 31 | 2001-12 |
美味しんぼ 32 | 2001-12 |
美味しんぼ 33 | 2003-06 |
美味しんぼ 34 | 2003-06 |
美味しんぼ 35 | 2003-07 |
美味しんぼ 36 | 2003-07 |
美味しんぼ 37 | 2003-08 |
美味しんぼ 38 | 2003-08 |
美味しんぼ 39 | 2003-09 |
美味しんぼ 40 | 2003-09 |
美味しんぼ 41 | 2003-10 |
美味しんぼ 42 | 2008-12 |
美味しんぼ 43 | 2008-12 |
『美味しんぼ』(おいしんぼ)とは、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる日本の漫画作品。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、1983年より連載中。1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。
概要
東西新聞文化部社員、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食をテーマとして毎回様々なストーリーが展開される。本作品は人気を博し、のちにアニメ、ゲーム、テレビドラマ、映画化など様々なメディア展開もなされた。
グルメ漫画および日本のグルメブームの中心となったと一般に言われている。また、題材となる食べ物の種類も、和、洋、中、アジア、精進料理に庶民の食べ物までと幅広い。日本のグルメ漫画を代表する作品ではあるが、軽薄なグルメブームについては一線を画す。コメ、鯨、食品添加物など食文化に関するもの、食と関係ない様々なテーマについても問題を提起する回もしばしば存在する。
連載は取材のため長期休載することがあり、2000年頃からは、一年のうち半分近く休むことも多い。単行本はビッグコミックスより刊行され、単行本の売上は2003年に累計1億冊を突破した。文庫版、愛蔵版、テーマ毎に再編集した総集編、関連書籍(「美味しんぼ塾」「美味しんぼの料理本」など)も刊行されている。1巻から60巻までの収録分はネット配信(有料)もされていたが、配信サイト「ライコスジャパン」が日本から撤退したため終了となった。台湾では東立出版社が小学館から正式認可を受けた繁体字中国語版の単行本が『美味大挑戦』というタイトルで刊行されている。
『ビッグコミックスピリッツ』2008年5月26日号にて、作者や関係者の話し合いにより連載開始から25年間続いた親子の確執を和解させ、物語を一区切りさせた。同時に長期休載状態になっていたが、2009年3月9日号にて連載を再開した。
あらすじ
東西新聞文化部の記者である山岡士郎と栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、ライバル紙の帝都新聞が美食倶楽部を主宰する海原雄山の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げると、「究極」対「至高」の親子料理対決が幾度も繰り返された。山岡は海原雄山の息子 であるが、母親の死をめぐる親子間の確執から絶縁していた。
士郎・ゆう子が「究極のメニュー」の担当者に選ばれる(単行本第1集)。食べ物を通じて諸問題を解決するパターンが出来上がる。初期における士郎・雄山との料理勝負は、いずれも偶然出会って意地を張り合うことで始まっていた。
帝都新聞は雄山が指揮する「至高のメニュー」を立ち上げ、週刊タイム誌上で究極側との同時発表していくことになる。士郎・雄山の対決の場として定着。
東西グラフ誌の企画「世界味めぐり」に士郎・ゆう子らも同行し始める(21集 - )。主人公の活動範囲が国内外に広がる。この業務関係者のうちから、士郎・ゆう子それぞれに対し求婚者達が現れるが、同時に両者が惹かれ合っていることを自覚していく。
士郎とゆう子とが婚約。元求婚者達とは良き友人となる。披露宴は究極・至高のメニュー完成発表会(一度目)の場を兼ね、総括的なメッセージを込めた前菜・主菜が発表される。その直後 審査員から究極・至高の続行を要請される(47集)。士郎・ゆう子らが新婚生活に苦労する頃、悪徳マスコミ経営者・金上が東西新聞および雄山に攻撃を仕掛ける(50集 - )。そうした事件を含めて、士郎と雄山の協力劇が増える。
「日本全県味巡り」が提唱され、これも究極・至高対決の題材となる(71集 - )。士郎・ゆう子の間に長男・長女が双子として誕生(75集)。両メニューが雑誌として定期刊行を始めた頃から(86集)、士郎・ゆう子・雄山は究極・至高メニューの世代交代を考え始める。東西新聞文化部に配属された飛沢周一は、士郎と美食倶楽部との間を行き来し、後継者候補となる(91集)。その後、士郎・ゆう子の間に二女が第3子として誕生(99集)。
士郎・雄山の和解を望むゆう子は、2度目の両メニュー完成発表会を「相手を喜ばせる」対決とするよう図る。士郎は雄山と過去を乗り越えられるか(102集)。
登場人物
究極VS至高
日本全県味巡り
特別番組
2007年1月16日、フジテレビの単発特別番組枠「カスペ!」にて「美味しんぼ塾 ラーメン道〜日本全県グランプリ〜」が放送された。本作とはほぼ無縁の、ラーメン特集番組だった。
- MC:徳光和夫、秋元優里(フジテレビアナウンサー)
- 審査員:荒俣宏、勝俣州和、菊川怜、榊原郁恵、篠井英介、清水ミチコ、タカアンドトシ、高田延彦、優香、松岡昌宏(特別応援)
- 特別審査員:雁屋哲(原作者)、岸朝子、大崎裕史
ゲーム
美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負
美味しんぼ DSレシピ集
2007年3月8日、バンダイナムコゲームス・ナムコレーベルから発売。収録レシピは119種類。各料理のレシピのほか、その料理が登場する原作漫画(各1 - 3ページ)、材料や道具・技法などの豆知識、それらの情報を用いた「クイズ究極VS至高」が収録されている。
パロディー
作中に登場するパロディー
- 山岡と栗田が鮎のことを聞きに行った釣り雑誌「釣り馬鹿オリジナル」の編集部員として、『釣りバカ日誌』風のキャラクター(鈴さん似の編集長、浜ちゃんや佐々木似の編集者)が出たことがある。アニメにも若干手直しされながらもそれと気付くキャラクターがそのまま登場(第8集「鮎のふるさと」124ページ)。
- 「究極のメニュー対金上」の山岡・栗田と極亜テレビ社長の金上が対決する場面で、会場客席に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津巡査長と中川巡査の姿が見受けられる(52集165ページほか数コマ)。
- 周大人の家に置かれている漢字の書かれた屏風に、「高橋留美子」「めぞん一刻」「管理人」などの文字が見える(第5集「青竹の香り」・第8集「飲茶」) 。
- 栗田ゆう子の出身大学の学園祭にタレント「怪家イワシ」という出っ歯の芸人が登場。持ちギャグは「なーんやそれ」。
- 快楽亭ブラックが出演している寄席の出演者を記した幟に「てるお・はるお」「ライト兄弟」と出ていた物があるが、いずれもダウンタウンの昔のコンビ名である。また、ダウンタウンには「ひとし・まさし」というコンビ名もあったが、23集「もやしっ子」では富井副部長の息子、ヒトシの友人でマサシという子供が登場している。
- 劇中に出てくるバーで「馬鹿の巣」(バカンスもしくはギリシャ神話の酒の神バッカスの当て字と思われる)という店が出て来るがこれは『笑ゥせぇるすまん』で出て来るバー「魔の巣」のパロディーで店の作り、雰囲気もほぼ同じ。
- 53集「遺産の価値」にて藤田というアウトローな鑑定家が登場するが、美味しんぼと同じく『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた「ギャラリーフェイク」の主人公に酷似している。
問題となった記述
- ハチミツと半熟卵
- 作者の知識不足から、赤ちゃんの離乳食にハチミツと半熟卵を勧めるという話(2000年42号「はじめての卵」)が掲載されて問題になり、原作者と編集部が謝罪した。尚、この回は単行本収録されていない。乳幼児の場合、ハチミツは乳児ボツリヌス症を引き起こす危険性があり(1987年に厚生省から通達)、卵は卵アレルギーを発症させる可能性がある。
- 蛍烏賊
- ホタルイカについても作品内で生で食べる描写がなされていたが、ホタルイカの内臓には旋尾線虫という寄生虫が生息しているため、本来は生食を避けるべきであり、その旨を指導している自治体も多い。
- 食品添加物
- 101集と102集には安部司が実名で登場し、食品添加物を批判している。しかし同氏の主張の非科学性や論理的破綻は松永和紀他複数のジャーナリストや科学者により手厳しく批判されている。
- 遺伝子組み換え作物
- 作中にて遺伝子組み換え作物を取り上げたところ、日本学術会議副会長の唐木英明から不正確な記述であるとの指摘を受けた『遺伝子組換えで「美味しんぼ」に訂正要求 食品安全の啓発団体とバトル : J-CASTニュース』ジェイ・キャスト、2010年7月7日。『美味しんぼ - FSINetwork』食品安全情報ネットワーク。。その後、唐木が代表を務める食品安全情報ネットワークが、小学館ビッグコミックスピリッツ編集部に対し訂正するよう要請した。その結果、ビッグコミックスピリッツ編集部と食品安全情報ネットワークとが話し合う場を設けることとなり、そこで議論を重ねたものの、双方が納得する合意に達するまでには至らなかった。
- マイクロソフト
- 59巻収録の「マルチメディアと食文化」でパソコンを取り上げた際に、Macintosh(Mac)派の山岡がMS-DOSとMS-Windows(当時はWindows95)を激しく罵倒するシーンがある。しかも罵倒されたWindowsユーザーも実はMacユーザーだったというのがオチであり、話を通じてMacを賞賛しWindowsをけなす内容になっている。これに遺憾としたマイクロソフトは『スピリッツ』に掲載していた広告を中止した。これ以後、登場人物全てがMacを使用するという現実世界とは異なる事象が起こっている。
- 六ヶ所再処理工場
- 『ビッグコミックスピリッツ』(2010年新年1号)に掲載された「美味しんぼ」(第591話/食と環境問題)の中で六ヶ所再処理工場に関する内容を取り上げた。日本原燃はこの内容に関して、「一般読者の方々が施設の安全性などについて、誤解をされたり不安を抱かれたりする懸念があります」としてサイトに注意文を掲載した「美味しんぼ」内容で原燃がHPで「補足」の見解(2009年12月23日閲覧)小学館発行誌ビッグコミックスピリッツに掲載された「美味しんぼ」における六ヶ所再処理工場に関する記載への当社見解について(2009年12月23日閲覧)。
- 木造建築
- 「日本の家屋で木材を、それも国産の木材を使う率は恐ろしく低い」理由は、「ひとつは、日本の建築学会が1959年に木造建築を否定した」ことにある、との記載について、これに反論する解説文を日本建築学会がウェブサイトに掲載した「木造禁止」を含む日本建築学会の「建築防災に関する決議」(1959年)について。
- 醤油
- 作中で複数回繰り返される「丸のままの大豆」ではなく「脱脂した大豆」を使ったものは本当の醤油ではないという表現に、大手醤油メーカーからクレームがついた週刊ビッグコミックスピリッツ2010年8月2日号掲載のインタビュー。しかし、雁屋によればそのメーカーは後に「特別な日のための」というコピーをつけて「丸大豆醤油」を発売したという。また両者の違いは油分の有無だけであり、技術の進んだ現在では脱脂大豆を使ってもほとんど味は変わらないと主張するメーカーも多い。
その他
- 一部の設定が無かった事にされたり、変更される事がある。このため、最初から通して読むと矛盾する点も散見される。
- 原作第102巻における水出しコーヒーについて、「湯通しするといがらっぽくなるが、それが解決できずにいた」として、解決に至ったのが同巻で雄山が贈ったコーヒーセットであるとしているが、第54巻「水だしコーヒー」で同様の水出しコーヒーの作り方の話が記載されており、事実上この54巻の「水出しコーヒー」のエピソードが無かった事になっている。
- 原作第76巻にてゆう子は「海原さんにおやじなんていうの、初めて聞いた」とあるが、第1巻で士郎は雄山のことを「親父」と話している。
- 作中に登場する「究極のメニュー」から、「究極」が「新語・流行語大賞」の1986年新語部門金賞を受賞した。原作者の雁屋は同年のNHK紅白歌合戦審査員にも選ばれた。
- 作中で使われる「まったり」(関西方言)も、流行語となった。他にも「貴族的な味」など抽象的な表現が多用され、登場人物らが非常に雄弁に味を語るのも特徴的な点である。
- 登場人物などの設定に総合芸術家である北大路魯山人に関連した事項を多く使用していることも目立つ。
- 海原雄山の芸術活動が書、陶芸、食にまたがる点は北大路魯山人と一致しており、孫弟子との設定をとっている。
- 海原雄山の経営する会員制料亭が「美食倶楽部」は、魯山人が最初に創業した料亭と同名である。
- 主人公行きつけの料理屋が「岡星」、魯山人の創業した料亭が「星岡茶寮」である。
- 「魯山人風すき焼き」「魯山人のご飯」「魯山人のお茶漬け」など魯山人が考案したメニューが紹介されたことがある。また単行本第88巻「器対決!」では、究極のメニュー側が全面的に魯山人の陶芸作品を使用した。
- 第3巻「料理のルール」における、仏料理店で鴨肉を持参のわさび醤油で食べるエピソードは、魯山人の実話をもとにしたものである。
- 1980年代末に雁屋がオーストラリアに移住したため、オーストラリアの食材や文化を取り上げることが多くなった。ストーリーでも山岡が度々「俺の知り合いの劇画原作者で物好きにオーストラリアに住んでいるやつが…」という前置きで、雁屋本人のエピソードが語られる。詳細は雁屋哲を参照。
- 2004年に行われた富山県の県知事選挙の広報キャラクターとして山岡士郎らが起用された。富山県は作画担当の花咲アキラの出身地である。この際に使われたキャッチコピーは「究極の一票。」
- 作品中で暗に批判の対象となるのは、「JT(タバコと当該エピソード掲載時製造販売を独占していた食塩)」「味の素(うま味調味料)」「宝酒造(日本酒を主に酒類全般)」。また反捕鯨運動については一貫して批判的である。
- 料理記者の岸朝子と日本料理人の道場六三郎が46集に登場。山岡と岸は知り合いという設定で、岸は山岡とゆう子に道場を紹介した。道場はこの中で見事なスッポン料理を披露した。
- 2006年4月26日放送分のフジテレビ系『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で、山岡士郎役の井上和彦が(あくまで山岡士郎として)副音声・トリビアの影ナレを担当した。この時前半で副音声を担当していたスネ夫(声:肝付兼太)に「ぐうたらで有名なんでしょ?」と評された。
- 政界にも愛読者がおり、第82・83代内閣総理大臣の橋本龍太郎も生前に本作品を読んでいた。橋本は作中にも実名で登場している。
- ストーリー展開は料理による人助け、権威的な食通をやり込める、食文化に関する問題提起、雄山との対決などが主なパターンだが、権威的な食通をやり込めるパターンについては今となっては『美味しんぼ』がメジャー化し、むしろ権威と言ってもよくなってしまったため、今は食文化に異を唱える者に反論するといったパターンになっている。最近はこれらに加え料理が男女の縁を取り持って結婚するというパターンが増えている。
- フジテレビの深夜番組「TVブックメーカー」で「来週の『美味しんぼ』で栗田ゆう子は食後一言目に何というか?」が賭けの対象になった事がある。
- 1985年の雑誌『宇宙船』Vol27のP87によると、海洋堂で本作のフィギュア化予定があった。当時主流のガレージキット(レジンモデル)のフィギュアであり、海野洋二によって山岡士郎と海原雄山の原型は完成し、版権が取れ次第販売されると記述されていたが、現在まで未発売である。
- 既存の飲食関係の大企業を批判しているせいか、アニメ本放送時、初期を除き提供スポンサーに食品関係の企業は入っていない。食べ物を扱って、夕食時に放送しながら、INAXがスポンサーに入っていたため、シャワートイレのCMが入ることがあった。
- アニメにおける山岡士郎の声の井上和彦と、栗田ゆう子の声の荘真由美が、それぞれの役を演ずるという形でグルメリポートをする特番があった。
- 他のアニメで『料理』がテーマとなっている回にパロディとして、山岡士郎や海原雄山を思わせるキャラクターが登場することが多々ある。例に、『銀魂』、『みなみけ おかえり』、『大魔法峠』など。
書誌情報
2010年7月現在まで
公式
- 美味しんぼ(ビッグコミックス、104集)2010年7月現在
- 2003年に1巻から41巻までが小学館文庫から刊行された。2009年11月時点で65集までが刊行されている(以降は毎月15日に2冊ずつ発売)。
- 美味しんぼア・ラ・カルト(ビッグコミックススペシャル、50集)
- テーマ別に集め再編集されたもの。
- 愛蔵版美味しんぼ「和」「酒」(2冊セット全30篇)ISBN 978-4-09-179511-3
- 連載20周年・1億冊突破記念に発行されたもの。特典「特製しゃもじ」と「吉野杉箸」。
- 美味しんぼの料理本Recipe(ビッグコミックススペシャル、2集)
- 美味しんぼに出てきた料理のレシピを紹介する料理本。
- 美味しんぼ塾(マイファーストビッグブックス、2巻)
- 原作者によるエッセイ集。
テレビアニメ
1988年10月17日から1992年3月17日まで、日本テレビで放映。製作はシンエイ動画。全136話。また、2時間のスペシャル版も放映された(「究極対至高 長寿料理対決!!」は1992年、「日米コメ戦争」は1993年)。放送時間は番組開始から1年間は毎週月曜日19時30分 - 20時00分の放送だったが、裏番組のTBS『わいわいスポーツ塾』の牙城を崩せず、1989年10月から放送時間を毎週火曜日19時30分 - 20時00分に移動した。これ以降の月曜夜7時半枠は、『アニメ☆7(ヤッターマン)』までよみうりテレビ制作に変更された。その後、同時刻での日本テレビ制作のレギュラー番組は『サプライズ』まで空白となっていた。
地方ローカル局や、CS放送のテレ朝チャンネルなどで再放送が繰り返されている(なお、製作会社のシンエイ動画は2003年からテレビ朝日と資本提携し、2009年にテレビ朝日の連結子会社となっている)。第1話から放送されているが、オープニングのみ二代目「Dang Dang 気になる」に差し替えられており2010年4月21日から始まった東京MXでの再放送では『YOU』が使われている。(歌はサビ部分のみ放送、曲が続いている間に提供クレジットを流すなど、OPが数十秒で終わるという極端なカットをしていた再放送もある)、EDは放送当時のまま流している。また理由は不明だが、都合により放送されていないエピソードが多数ある。TOKYO MXでの再放送では日本テレビで放送されたオンエア素材をそのまま使用している回がいくつかあり、今は実施していないクリアビジョンのテロップがそのまま表示されている。
登場人物の台詞(特に罵倒)が原作より抑えられた表現になっていることがある(例「これに比べたら山岡さんの鮎はカスや」→「山岡はんのとは比べ物にならん」『鮎の思い出』)。
本放送放映当時、新聞ラテ欄の声の出演紹介で、中松警部役の福留功男が出演する回は「福留功男、井上和彦」と、主役の井上より福留が先に表示されていた。福留は当時「ズームイン!!朝!」司会担当で人気絶頂期であり、現役の局アナウンサーの準レギュラー声優出演という珍しい例であった。このような例は、他には「ドラえもん (2005年のテレビアニメ)(第2作2期)」での出木杉 - 萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)がある。
スタッフ
- 企画 - 務台猛雄
- 監督 - 竹内啓雄
- キャラクターデザイン - 河南正昭
- 小道具設定 - 佐藤正浩
- 美術監督 - 古谷彰
- 撮影監督 - 斎藤秋男
- 録音監督 - 浦上靖夫
- 編集 - 岡安肇、小島俊彦、中葉由美子、村井秀明、川崎晃洋
- 文芸 - 小松崎康弘→水島努→金井浩
- 音楽 - 大谷和夫
- オープニング・エンディングアニメ - 南家こうじ
- 制作担当/アシスタントプロデューサー - 伊藤響、田中敦
- プロデューサー - 武井英彦、加藤良雄
- 企画制作 - 日本テレビ
- アニメーション協力 - スタジオディーン
- 製作協力 - 遊カンパニー
- 製作 - シンエイ動画
声の出演
- 山岡士郎 - 井上和彦
- 栗田ゆう子 - 荘真由美
- 海原雄山 - 大塚周夫
- 大原社主 - 阪脩
- 小泉編集局長 - 加藤精三
- 谷村文化部長 - 嶋俊介
- 富井文化部副部長 - 加藤治
- 唐山陶人 - 富田耕生
- 岡星精一 - 若本規夫
- 京極万太郎 - 渡部猛
- 花村典子 - 佐久間レイ
- 田畑絹江 - 水原リン
- 二木まり子 - 島津冴子
- 中松警部 - 福留功男
主題歌
- OP1:『YOU』(第1話 - 第23話)
- ED1:『TWO OF US』(第1話 - 第23話)
- 作詞 - 平出よしかつ / 作曲 - 和泉常寛 / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - 結城めぐみ
- OP2:『Dang Dang 気になる』(第24話 - 第136話)(日本テレビでの再放送ではOPは全てこの曲の編集バージョン)
- ED2:『LINE』(第24話 - 第136話)
- 作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 林哲司 / 編曲 - 船山基紀 / 歌 - 中村由真
- ED3(スペシャル版):『気づかせたい』(「日米コメ戦争」1993年12月3日放映) 歌 - MiKa
放映リスト
サブタイトル右の※印は再放送における欠番回。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 究極のメニュー | 中西隆三 | 竹内啓雄 | 杉島邦久 | 河南正昭 |
2 | 士郎対父・雄山 | 小島多美子 | 遠藤徹哉 | ||
3 | 野菜の鮮度 | 田波靖男 | 水谷貴哉 | 清山滋崇 | |
4 | 活きた魚 | 山崎晴哉 | 松園公 | 河南正昭 高橋明信 | |
5 | そばツユの深味 | 中西隆三 | 米谷良知 | 清山滋崇 | |
6 | 幻の魚 | 田波靖男 | 谷田部勝義 | 河南正昭 なかじまちゅうじ | |
7 | 炭火の魔力 | 山崎晴哉 | 小林真理 | 水谷貴哉 | 清山滋崇 |
8 | 接待の妙 | 中西隆三 | 三家本泰美 | 杉島邦久 | 河南正昭 |
9 | 寿司の心 | 山崎晴哉 | 佐藤真人 | 清山滋崇 | |
10 | 料理のルール | 中西隆三 | 松園公 | 河南正昭 高橋明信 | |
11 | 土鍋の力 | 田波靖男 | 三島孝 | 清山滋崇 | |
12 | ダシの秘密 | 中村孝一郎 | 柳田義明 | ||
13 | 手間の価値 | 谷田部勝義 | なかじまちゅうじ | ||
14 | 横綱の好物 | 山崎晴哉 | 杉島邦久 | 河南正昭 | |
15 | 日本風カレー ※ | 松園公 | 高木真司 | 飯田宏義 | |
16 | 直火の威力 | 田波靖男 | 遠藤徹哉 | 白日野祖妻 | 清水恵子 |
17 | もてなしの心 | 中村孝一郎 | 柳田義明 | ||
18 | 鮮度とスピード | 中西隆三 | 谷田部勝義 | 河南正昭 | |
19 | 氷菓と恋 | 杉島邦久 | 清水恵子 | ||
20 | 食卓の広がり ※ | 山崎晴哉 | 松園公 | なかじまちゅうじ | |
21 | 包丁の基本 | 田波靖男 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | |
22 | 板前の条件 | 山崎晴哉 | 谷田部勝義 | 飯田宏義 | |
23 | 牛なべの味 | 松園公 | 河南正昭 | ||
24 | 中華そばの命 | 中西隆三 | 遠藤徹哉 | 谷口守泰 | |
25 | 舌の記憶 ※ | 山崎晴哉 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | |
26 | 食べない理由 ※ | 中村孝一郎 | 飯田宏義 | ||
27 | 激闘鯨合戦(前編) ※ | 田波靖男 | 遠藤徹哉 | 菊池城二 | |
28 | 激闘鯨合戦(後編) ※ | 竹内啓雄 | 松園公 | なかじまちゅうじ | |
29 | 旅先の知恵 | 杉島邦久 | 飯田宏義 | ||
30 | うどんの腰 | 山崎晴哉 | 吉永尚之 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 |
31 | 鮎のふるさと ※ | 中西隆三 | 中村孝一郎 | 久米一成 | |
32 | ハンバーガーの要素 ※ | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 菊池城二 | |
33 | 新妻の手料理 | 中西隆三 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | |
34 | あわび尽くし | 田波靖男 | 松園公 | 飯田宏義 | |
35 | トンカツ慕情 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | ||
36 | スープと麺 ※ | 山崎晴哉 | 杉島邦久 | 久米一成 | |
37 | にんにくパワー | 中西隆三 | 木下ゆうき | 後藤聖一 | |
38 | ビールと枝豆 | 山崎晴哉 | 垂永士 | 石川康夫 | 菊地城二 |
39 | 暑中の味 | 田波靖男 | 遠藤徹哉 | 久米一成 | |
40 | 真夏の氷 ※ | 中西隆三 | 松園公 | 河南正昭 | |
41 | 技巧の極致 | 田波靖男 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | |
42 | 大豆とにがり ※ | 中西隆三 | 垂永士 | 石川康夫 | 尾津久蛮 |
43 | 青竹の香り | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 久米一成 | |
44 | 女の華 | 中西隆三 | 河南正昭 | ||
45 | 香港味勝負(前編) | 米谷良知 | 遠藤徹哉 | 久米一成 | |
46 | 香港味勝負(後編) | 松園公 | 河南正昭 | ||
47 | 黄身と白身 | 山崎晴哉 | 杉島邦久 | なかじまちゅうじ | |
48 | 母なるリンゴ | 遠藤徹哉 | 高橋敏雄 | ||
49 | 牛肉の力 | 田波靖男 | 久米一成 | ||
50 | 究極の作法 | 中西隆三 | 杉島邦久 | 河南正昭 | |
51 | レモンと健康 ※ | 山崎晴哉 | 尾糸武 | ||
52 | 魚の醍醐味 | 松園公 | 河南正昭 | ||
53 | お菓子と夢 ※ | 遠藤徹哉 | 高橋敏雄 | ||
54 | 江戸ッ子雑煮 ※ | 中西隆三 | 久米一成 | ||
55 | しょう油の神秘 ※ | 田波靖男 | 松園公 | 河南正昭 | |
56 | 飲茶(ヤムチャ) | 中西隆三 | 遠藤徹哉 | ||
57 | フォン・ド・ヴォー | 田波靖男 | 杉島邦久 | ||
58 | ふるさとの唄 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 久米一成 | |
59 | 飯の友 | 中西隆三 | 杉島邦久 | 河南正昭 | |
60 | キムチの精神(こころ) | 遠藤徹哉 | |||
61 | 非常食 | 田波靖男 | 松園公 | 高橋敏雄 | |
62 | 大地の赤 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 久米一成 | |
63 | 愛の納豆 | 中西隆三 | 矢吹勉 | 松園公 | 河南正昭 |
64 | サラダと美容 | 田波靖男 | 杉島邦久 | 高橋明信 | |
65 | ぼけとつっこみ | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | ||
66 | 椀方試験 | 山崎晴哉 | 殿勝秀樹 | ||
67 | ボクサーの苦しみ | 中西隆三 | 松園公 | 久米一成 | |
68 | 卵とフライパン | 山崎晴哉 | 杉島邦久 | 高橋明信 | |
69 | 再会の丼 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | ||
70 | 玄米VS白米 | 田波靖男 | 殿勝秀樹 | 高橋敏雄 | |
71 | 骨のない魚 | 山崎晴哉 | 影山楙倫 松園公 | 松園公 | 河南正昭 |
72 | 代用ガム | 杉島邦久 | 遠藤徹哉 | 高橋明信 | |
73 | 豆腐の花 | 中西隆三 | 殿勝秀樹 | 高橋敏雄 | |
74 | 黒い刺身 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | |
75 | 北海の幸 | 中西隆三 | 鈴木吉男 | 松園公 | |
76 | 臭さの魅力 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | ||
77 | ペンションの名物 | 田波靖男 | 殿勝秀樹 | 高橋敏雄 | |
78 | 究極のメニューVS至高のメニュー | 松園公 | 河南正昭 | ||
79 | 究極VS至高 黄身の実力 | 竹内啓雄 | 高柳哲司 | 清山滋崇 | |
80 | 根気と自然薯 | 中西隆三 | 安藤敏彦 | ||
81 | 潮風の贈り物 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | |
82 | 究極VS至高 生きている米 | 中西隆三 | 鈴木吉男 | 松園公 | |
83 | 究極VS至高 対決!!野菜編 | 山崎晴哉 | 野口よしあき | 清山滋崇 | |
84 | 不器量な魚 | 中西隆三 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
85 | 下町の温もり | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | ||
86 | 家族の食卓 | 寺東克己 | 清山滋崇 | ||
87 | 不思議なからあげ | 松園公 | 西山明樹彦 | 河南正昭 | |
88 | おせちと花嫁 | 山崎晴哉 | 遠藤徹哉 | ||
89 | 究極VS至高 餃子の春 | 田波靖男 | 寺東克己 | 清山滋崇 | |
90 | 究極VS至高 対決!!餃子編 | 西山明樹彦 | 河南正昭 | ||
91 | 真冬の珍味 | 山崎晴哉 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
92 | 洋食屋の苦悩 | 遠藤徹哉 | 河南正昭 | ||
93 | 究極VS至高 エイと鮫(前編) | 中西隆三 | 寺東克己 | 清山滋崇 | |
94 | 究極VS至高 エイと鮫(後編) | 神谷純 | 西山明樹彦 | 河南正昭 | |
95 | 及第ガユ ※ | 山崎晴哉 | 寺東克己 | 河村明夫 | |
96 | 江戸の味 | 久米一成 | 河南正昭 | ||
97 | ばあちゃんの賭け | 中西隆三 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
98 | 食は三代? | 矢吹勉 | 河南正昭 | ||
99 | 父のコロッケ | 田波靖男 | 寺東克巳 | 上條修 | |
100 | 贅沢な献立 | 山崎晴哉 | 久米一成 | 山中英二 | |
101 | もやしっ子 | 中西隆三 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
102 | 丼(どんぶり)VSのり巻き | 山崎晴哉 | 池野文雄 | 吉田実 | |
103 | グルメ志向 | 田波靖男 | 久米一成 | 奈須川充 | |
104 | 二代目の腕 ※ | 中西隆三 | 川島宏 | 吉田実 | |
105 | 五年目のパスタ | 田波靖男 | 久米一成 | 奈須川充 | |
106 | 思い出のメニュー | 山崎晴哉 | 高柳哲司 | 佐藤真人 | 河村明夫 |
107 | 海のマツタケご飯 | 遠藤徹哉 | |||
108 | 梅干しの雨 | 中西隆三 | 竹内啓雄 | 川島宏 | 上條修 |
109 | 杜氏と水 ※ | 山崎晴哉 | 福富博 | 佐藤真人 | 河村明夫 奈須川充 |
110 | 柔らかい酢 | 中西隆三 | 高柳哲司 | 川島宏 | 山中英二 |
111 | 料理と絵ごころ | 田波靖男 | 寺東克己 | 久米一成 | 上條修 |
112 | ほうじ茶の心 | 山崎晴哉 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
113 | 涼風そうめん | 田波靖男 | 久米一成 | 奈須川充 | |
114 | 古酒(クースー) | 中西隆三 | 寺東克巳 | 川島宏 | 上條修 |
115 | スパイスの秘密 | 山崎晴哉 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
116 | 新しい企画 | 田波靖男 | 松園公 | 高橋敏雄 | |
117 | 禁断の鳥 | 山崎晴哉 | 川島宏 | 上條修 | |
118 | 挑戦精神 | 中西隆三 | 佐藤真人 | 辻久子 | 宍戸久美子 |
119 | 日本の根っこ | 田波靖男 | 寺東克巳 | 中沢一登 | |
120 | ジャンボ茶碗蒸し | 中西隆三 | 小林孝志 | 水島努 | 奈須川充 |
121 | 命と器 | 山崎晴哉 | 高柳哲司 | 川島宏 | 上條修 |
122 | 辛し明太子 | 中西隆三 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
123 | 究極VS至高 対決!!スパゲッティ ※ | 山崎晴哉 | 寺東克己 | 中沢一登 | |
124 | 恥ずかしい料理 | 田波靖男 | 久米一成 | 水島努 | 奈須川充 |
125 | 年越しうどん | 中西隆三 | むとうゆうじ | 高橋としお | |
126 | タイのタイ | 田波靖男 | 高柳哲司 | 川島宏 | 上條修 |
127 | 二人の花嫁候補 | 寺東克己 | 水島努 | 奥野浩行 | |
128 | カジキの真価 | 山崎晴哉 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
129 | ピザの横綱 | 田波靖男 | 高柳哲司 | むとうゆうじ | 高橋としお |
130 | いわしの心 | 山崎晴哉 | 寺沢伸介 | 牧野滋人 | 中沢一登 |
131 | 究極VS至高 菓子対決!! | 中西隆三 | 松園公 | 寺沢伸介 | |
132 | 天日の贈り物 | 山崎晴哉 | 高柳哲司 | 川島宏 | 奥野浩行 |
133 | 猿蟹合戦 | 竹内啓雄 | 松園公 | 上條修 | |
134 | カレイとヒラメ | 中西隆三 | 牧野滋人 | むとうゆうじ | 高橋としお |
135 | 究極の披露宴(前編) | 田波靖男 | 竹内啓雄 | 佐藤真人 | 河村明夫 |
136 | 究極の披露宴(後編) | 寺東克己 | |||
特別編 | 究極対至高 長寿料理対決!! | 山崎晴哉 | 竹内啓雄 鈴木行 | 鈴木行 | 河南正昭 |
特別編 | 日米コメ戦争 |
ネット局
- 日本テレビ系列ネット(遅れネットも含む)
- 日本テレビ(製作キー局)
- 札幌テレビ
- 青森放送
- テレビ岩手
- ミヤギテレビ
- 秋田放送
- 山形放送
- 福島中央テレビ
- 山梨放送
- テレビ新潟
- テレビ信州(放送当初はテレビ朝日とのクロスネット局)
- 静岡第一テレビ
- 北日本放送
- テレビ金沢(1990年4月開局 - )
- 福井放送(テレビ朝日とのクロスネット局)
- 中京テレビ
- よみうりテレビ
- 日本海テレビ
- 広島テレビ
- 山口放送
- 四国放送
- 西日本放送
- 南海放送
- 高知放送
- 福岡放送
- テレビ長崎(放送当時はフジテレビとのクロスネット局)→長崎国際テレビ
- くまもと県民テレビ
- テレビ大分(フジテレビとのクロスネット局)
- テレビ宮崎(フジテレビ、テレビ朝日とのトリプルクロスネット局)
- 鹿児島テレビ(放送当時はフジテレビとのクロスネット局)
- 琉球放送(TBS系列)
テレビドラマ
フジテレビによってテレビドラマ化。唐沢寿明演じる山岡士郎、江守徹演じる海原雄山を始め、まるで漫画から飛び出してきたかのようにソックリな雰囲気を作り上げている。アニメ『ミスター味っ子』にも似た大げさな映像表現が特徴。
- 1994年 - 1999年に『2時間スペシャルドラマ(全5話)』として放送された(平均視聴率 16.8%)。
- 美味しんぼ 超豪華珍品グルメ フグ&タイ究極の味くらべ!!これがホンモノの料理だ!!(1994年1月7日)
- 美味しんぼ2 超豪華珍品料理(1995年1月20日)
- 美味しんぼ3(1996年11月1日)
- 美味しんぼ4(1997年10月8日)
- 美味しんぼ5 究極VS至高最後の対決!?(1999年8月20日)
- 2007年1月20日21時から土曜プレミアム枠にて、スペシャルドラマ『新美味しんぼ』が放送された(関東地区平均視聴率 14.1%)。
- 2007年11月17日に『新・美味しんぼ2』が再び土曜プレミアム枠にて放送された(関東地区平均視聴率 11.1%)。
- 2009年11月14日に『新・美味しんぼ3 海原雄山VS究極七人のサムライ!』が2年ぶりに土曜プレミアム枠にて放送された。
主な出演
- 1994年 - 1999年放送『2時間スペシャルドラマ(全5話)』:脚本 - 土屋斗紀雄 / 演出 - 藤田明二 / 製作プロダクション - イースト
- 山岡士郎:唐沢寿明
- 栗田ゆう子:石田ゆり子(パート1、2、3)、富田靖子(パート4、5)
- 海原雄山:原田芳雄(パート1のみ)、江守徹(パート2以降)
- 京極万太郎:伊東四朗
- 岡星精一:益岡徹
- 岡星良三:元木行哉
- 唐山陶人:田村高廣(パート1、3、5)、内田朝雄(パート2)、久米明(パート4)
- 大原社主:中条静夫(パート1)、鈴木瑞穂(パート2、3)、船越英二(パート4)、神山繁(パート5)
- 二木まり子:宮崎彩子(パート3、4、5)
- 2007年放送 『新作「新・美味しんぼ」』『新・美味しんぼ PART2』『新・美味しんぼ PART3』:脚本 - 倉成柊一郎 / 演出 - 浜本正機 / 製作プロダクション - オー・エル・エム
- 山岡士郎:松岡昌宏(TOKIO)
- 栗田ゆう子:優香
- 海原雄山:松平健
- 富井副部長:松澤一之
- 田畑絹江:中島ひろ子
- 花村典子:津乃村真子
- 二木まり子:上原さくら
- 近城勇:木村彰吾
- 京極万太郎:伊東四朗、北村総一朗(PART3)
- 岡星精一:益岡徹
- 岡星良三:徳山秀典、川岡大次郎(PART3)
- 団一男(原作では「一郎」):小田井涼平
- 唐山陶人:麿赤兒
- 丿貫(へちかん):谷啓
- 大原社主:神山繁
- 西健一郎:(本人が特別出演)
- 角丸幹事長:山下真司(PART3)
- 松川記者:相島一之
- チヨ:大島蓉子
- 相川料理長:ベンガル
- 氷岩人事局長:浅野和之
映画
漫画を忠実に実写化したドラマと違って設定をかなり変更してあり、大原社主が昔から山岡の後見人になっていたりと、ごく基本の設定だけを生かしたほとんどオリジナルの作品となっている。原作者は「映画である以上リアリティを追求するのはやむを得ない」とこの改変を(公的な場では)承認している。
海原雄山が漫画のような偉丈夫ではなく、むしろモデルの北大路魯山人に近いイメージの三國連太郎が演じていて、性格も原作ほどの激しさはなくなっている。三國連太郎が海原雄山を演じる事については、原作者の要望である。士郎と雄山の配役を、実際の親子である佐藤浩市と三國連太郎が演じていることが話題になったが、これも三國連太郎に海原雄山役のオファーがあった際に、三國が山岡役として佐藤浩市を指名している。ちなみに三國と佐藤はこの当時は確執があり、親子でありながら互いに「佐藤くん」「三國さん」と名前で呼び合う仲であり、会見でもかなり気まずい雰囲気であり、役柄そのままの状態だった。
- 製作年:1996年
- 製作:松竹、フジテレビジョン、ポニーキャニオン、小学館、博報堂DYメディアパートナーズ
- 配給:松竹
- 主題歌:『エピキュリアン』/BE∀T BOYS(THE ALFEE)
スタッフ
- 監督:森崎東
- 製作者:奥山和由、村上光一、田中迪、峰谷紀生、大野茂
- プロデューサー:中川滋弘、田沢連二、久板順一朗、武政克彦、亀井修、齋藤久臣、瀬島光雄
- 脚本:丸内敏治、梶浦政男
- 撮影:東原三郎
- 音楽:井上堯之
- 音楽プロデューサー:飯田則子、高石真美
- 美術:横山豊
- 編集:鶴田益一
- 衣装(デザイン):宮田孝、鳥野圭子
- 録音:原田真一
- スクリプター:長谷川幸子、梶浦政男
- 助監督:太田聖規
- 照明:粟木原毅
キャスト
- 山岡士郎:佐藤浩市
- 栗田ゆう子:羽田美智子
- 里美:遠山景織子
- 中川:竜雷太
- 大原大蔵:芦田伸介
- 花見小路辰之丈:田中邦衛
- トメ:樹木希林
- 京極万太郎:財津一郎
- 三川:柴俊夫
- 井戸正子:清川虹子
- 料亭「花山」女将:赤座美代子
- 小泉編集局長:石田太郎
- 谷村文化部長:仙波和之
- 富井文化部副部長:笹野高史
- 花村典子:鳥越マリ
- 田畑絹江:種子正
- 築地の店員:河原さぶ
- 社長秘書:綺田由夏
- レポーター:武藤まき子
- 海原雄山:三國連太郎
非公式
- 美味しんぼの秘密(著:佐藤世紀、発行:1994年6月)
- いわゆる「謎本」ブームに出版されたもの。アラ探しに陥りがちな普通の謎本とは一線を画し、キャラクター造形などに踏み込んだ、かなり読み応えのある評論本となっている。
脚注欄
外部リンク
ko:맛의 달인 ms:Oishinbo