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若おかみは小学生! 7

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若おかみは小学生!』(わかおかみはしょうがくせい)は、令丈ヒロ子による講談社青い鳥文庫の作品。また、同名の講談社の少女漫画雑誌「なかよし」での漫画化作品。

原作は現在、170万部以上の売り上げを記録している。現在1巻 - 14巻まで発売中。作画している画家は亜沙美。サブタイトルは『花の湯温泉ストーリー』。

漫画版は現在5巻まで発売中。漫画家はおおうちえいこ。

概要・あらすじ

小学校六年生の元気な女の子・関織子ことおっこは、突如、交通事故で両親を亡くし、祖母である峰子の営む旅館:春の屋に住む事になる。しかしそこには、幽霊のウリ坊が住み着いていた。このウリ坊が原因で、ひょんなことからおっこは春の屋旅館の若おかみとして、修行する事になってしまう。

初めはいやいやながらの修行だったが、峰子の手助けをしたいという気持ちや、様々なお客様と触れ合っていくに従い、若おかみとしての自覚を持つようになったおっこは、次第に春の屋を大きくするという夢を持つようになる。この物語は、おっこが様々な経験を経て、若おかみとして大きく成長していく姿を描いていく。

基本的には一話(一巻)完結型だが、ごくまれに続く事もある。

おっこは小学生であるが、旅館の話がメインの為に学校の場面は殆ど出てこない。

登場人物

主人公

おっこ(関織子)
12歳。小学六年生。明るく元気で、勉強よりも旅館の仕事の方が好きな活発な女の子。両親を事故で一度に亡くしても、めげずに逞しく生きている。現在は春の屋で若おかみ修行中。褒められたり熱くなったりすると周りが見えなくなるなど、困った所もあるが、いつも客の為に一生懸命で、難しい客でも正面から向き合い真剣に考えることができる。客に満足して帰ってもらうのが何よりも嬉しいと思っている。地声が大きく、誰にでも積極的に話しかけるため、男子にも女子にも人気があり、友達も多い。しかし、極端に鈍く、世間知らずな面もある。母の形見である紅水晶を大切にしている。当初はウリ坊に好意を抱いていたが、現在ではウリケンに想いが傾いている。普段はショートカットだが、着物を着るときはお団子型に結う。機械類が苦手で、現代の小学生にして携帯電話やパソコンもろくに扱えない。5月31日生まれ。血液型O型。好きな食べ物は大福、いもごまもち、玉子焼き。好きな色はブルー、黄色。好きな花はひまわり、コスモス。得意科目は給食で、元気もりもりうどんという、具のたくさん入ったうどんが一番好きなメニュー。漫画版では、体育が得意と変更されている。物事を考える際は5分おきに甘いものを補給する。ウリ坊(後述)たち曰く「はずれクジ体質」で、運と要領がよくない。

春の屋旅館

峰子(おばあちゃん)
春の屋旅館を一人で切り盛りするしっかりとしたおっこの母方の祖母。70代。前髪を一房だけ紫色に染めている。常にシャキッとしており、かっこいい印象がある。若い頃はかなりの美人で、源蔵に想いを寄せられていたが、亡き夫(おっこの祖父)を選んで振ってしまった。しかし、現在も彼とは仲が良い。ウリ坊の初恋の相手で、彼女もウリ坊に恋心を寄せていたが、引越しの為に離れ離れになってしまい、結局結ばれることはなかった。実は、ウリ坊が死んでしまったことを知らない。気配りがよく自分にも他人にも厳しい性格。以前は大阪に住んでいた為、若干その気質が残っている。年寄りながら携帯電話をすぐに使いこなすなど、IT関係にも明るい。血液型はA型。イメージカラーは紫。
エツ子さん
春の屋で働くベテラン仲居。感動しやすく涙もろい。おっこのことも可愛がっている。昔は美容師見習いだった。おっこに、若おかみとしての礼儀作法を伝授した人物。息子と、リカコという大学生の娘がいる。血液型O型。
康さん
春の屋で働く昔気質の料理人。情に厚いが普段は沈着なところもある。おっこのことを「おじょうさん」と呼ぶ。花の湯一美味しい料理を作る(と、おっこは自負している)。孫娘がいる。血液型AB型。

幽霊・魔物

ウリ坊
姿は12歳だが、中身は70代の幽霊。春の屋に住み着く三人の幽霊、魔物のリーダー的存在。おっこの良き理解者で、本名は立売誠。関西弁と、色黒の肌が特徴的。峰子の幼馴染で、初恋の相手でもある。男の子らしく、明るい性格。峰子とは両想いであったが、峰子の引越しと自身の死が原因で、峰子との恋が成就しなかった辛い過去を持つ。しかし、おっこと峰子の少女時代の姿を重ねており、おっこを大切に見守っている存在。峰子が引越していなくなった後、心残りから屋根に上り、そこから転落して死亡してしまう。幻を見せるという、特殊な能力を身に付けている。おっこに好意を抱きつつあったが、ウリケンとおっこのことを一番応援している。4月生まれ。血液型B型。好きな食べ物はおにぎり。好きな色は黒。好きだった科目は、体育と図画工作らしい。
秋野美陽
白い長髪の美幼女。見た目は7歳だが、生きていれば20歳近い幽霊。頭脳明晰で、普段はかなりお姉さんぶっている。何故死んでしまったのかはまだ明らかにされていない。クールで冷静だが、恋愛に関する話には目を輝かせる事も。ウリ坊のように幻を見せることは出来ないが、物を自由自在に動かす事が出来る。真月の姉。おっこやウリ坊たちには生意気な態度を取ることが多いが、真月のことをとても大切に思っていたりと、妹思いなところもある。最近は、恋に奥手なおっこに同性としてアドバイスすることが多くなっている。9月9日生まれ。血液型A型。好きな食べ物なし。好きな色は白。好きな花は芍薬。少女ながら時代劇(とくに「暴れん坊金若様!」が好き)を見る事が趣味で、国語力が高い。
鈴鬼
謎の多い魔物。小さな子鬼の姿をしており、見た目は気の弱そうな男の子だが、お調子者で生意気な性格で、いたずらばかりしておっこを怒らせている。食いしん坊で、自分の利益の為なら何でもする。携帯電話を持っている。自分の住みかである鈴を鳴らされると、激しく頭痛がしてしまう。「絹糸のスズくん」があだ名らしい。血液型●型。「Drイクズス」が二つ名で、恋愛についての詩集を出している。この「Drイクズス」の名は、「鈴鬼」のローマ字表記「SUZUKI」を逆さ読み(「IKUZUS」)したもの。沙々夜化に恋心を抱く。
真鬼葉
小魔鬼寺子屋時代の鈴鬼の同級生。当時の人気№2の美少女鬼。性格は気さくでさっぱりとしており、少年のような感性と健気さを持った溌剌とした女の子。沙々夜化とは親友で、彼女のよき理解者。金属製のアクセサリーや、派手な服装などのおしゃれなものを好む。積極的で明るく、寺子屋時代の大人しかった鈴鬼にも、声を掛けていた。男勝りで肝が据わっており、鈴鬼も頭が上がらない。黒い鳥文庫という出版社に勤めている。本名・腐出咲 真鬼葉。
沙々夜化
小魔鬼寺子屋時代の鈴鬼の同級生。当時の人気№1の美少女鬼。物静かでおっとりとした、心優しき少女。花が好きで、人間界の花に魔界のものよりも惹かれている。頭が良くて上品なお嬢様だが、少々天然なところもある。近づいたものの力を奪う能力を持っている。Drイクズスに憧れており、彼の書いた詩集がお気に入り。鈴鬼に恋心を抱いている。

準主要

秋野真月
花の湯温泉一豪華な旅館・秋好旅館のあととり娘。いつも豪華なドレスを着ている派手な女の子。クラスでは、その外見から「ピンふり」と呼ばれている。美陽の妹。おっこのクラスメイト。当初は同じ旅館の娘としておっこをライバル視し敵対していたが、おっこの友達思いな面に徐々に打ち解けていく。外国のお姫様のような容姿の美少女で、クラス一成績優秀。そのうえ判断力と洞察力は物凄く、12歳とは思えない程のしっかり者。プライドが高く少々厳しい所もあるが、努力家で真っ直ぐな性格。当初は意地悪でキツい雰囲気だったが、おっこと仲良くなってからは次第に穏やかな性格になっていった。異性に対しての評価は厳しいようだが、美陽によると、何でも口に出す性格であるが恋愛に対しては奥手で恥ずかしがりや(恥ずかしい時に耳たぶを引っ張り、嬉しい時に指をはじく癖がある)。後に、紫野原家の誕生パーティで出会ったあかねと惹かれ合い、一日で恋人同士になる。異常なまでの説得力の持ち主であり、「あたりクジ体質」。8月8日生まれ。血液型O型(但し本人は、両親がA型なので、自分もA型だと思っている。)。好きな食べ物はローズヒップティー。好きな色はピンク。好きな花は情熱の赤いバラ。英会話が得意で、接客が非常に手馴れている。
神田あかね
おっこと同じ歳の美少年。ひねくれた性格で、どんな事もすぐに投げ出してしまうという問題を持つが、おっこの頑張る姿を見て、自分も努力しようという決心をした。おっこの若おかみ修行の最初のお客。おっこと友達になり、文通していた事もある。おそらく母親似だと思われる。第9巻で、おっこと再会。身長をぐんと伸ばし、明るい笑顔を見せていた。祖父には甘えん坊らしい。誕生パーティで真月と出会い、互いに一目ぼれして惹かれ合った末に恋人同士になる。この時、あかねは真月と、春の屋旅館で一度面識があるのだが、初めて会ったとしていた。好きな色はオレンジ。好きな食べ物はチョコレート、パイ。趣味は、アンティークのガラス器鑑賞。勉強は得意。11月23日生まれ。血液型AB型。
池月よりこ
おっこの親友。池月和菓子店の娘。おっこの一番の理解者で、頼りになる。としおという兄がいる。血液型B型。
鳥居くん(澄川清志郎)'''
おっこのクラスメイトで梅の香神社の一人息子。穏やかで親切なうえに文武両道で、容姿も良い為に女子に人気がある。しかし周囲の視線を本人は全く気付いておらず、おっこに好意を抱いており、中学生になったら想いを告げる事を決めている。真面目でしっかり者だが、結構天然なところもある。好きな色は梅干色とウグイス色。好きな食べ物は梅干とうぐいすあんの最中。趣味は、境内の梅の木の世話と、科学雑誌を読むこと。好きな科目は理科。3月26日生まれ。血液型A型。夢は科学者と神主の両立。

おっこに霊感があると知っている人物

ウリケン(立売健吾)
おっこのボーイフレンド。春の屋が載っていた雑誌「ウエイブ」のおっこの写真を見た時からおっこに好意を抱き、おっこに会いに春の屋に訪れる。休みの時には春の屋を手伝う。ウリ坊の弟の孫で、見た目はウリ坊と瓜二つだが、性格は似ていない。少々意地っ張りで口が悪いところがあるが、優しく心配性な面も持つ。将来の夢はおっこと旅館を営むこと。東京にある家は喫茶店「いさみ」。好きな色は赤、青。好きな食べ物はおにぎり、パン。得意な科目は体育と算数。10月23日生まれ。血液型B型。
秋野源蔵
その昔、峰子に想いを寄せていた峰子の友人。ある理由があって紅水晶を峰子にプレゼントする。秋好旅館のオーナーで、気の難しそうな老人。若い頃は、峰子とお似合いの美男だった。真月と美陽の祖父。
藍龍
春の屋にやってきたお客さん。霊感があり、修行を積んできた。春の屋から魔物の気配を感じ、おはらいをすると言う。魔物が見える。

春の屋の客

神田幸水(登場巻1巻)
あかねの父。世間に知れ渡る小説家で、息子を連れて旅をしていた。長い髪を後ろで束ねている。穏やかでいい人物で、息子のあかねの元気を取り戻すために一生懸命努力する良き父親だが、10巻で詳細が明らかにされる。
中島まや(登場巻2巻)
太りやすい体質なのが悩みの女の子で、おっこと同じ歳。自分と正反対の母を見る度のストレスで、お菓子をヤケ食いして無理に食事を摂らないという問題を持つ。おっこと一緒に若おかみ体験を行ったことで、自分に自信を持てるようになる。痩せたら美人でかわいらしい。おっこの助けで、今は痩せてきている。
まやの母(登場巻2巻)
まやと一緒に春の屋に宿泊した、綺麗で優しい母親。すらりと細く、まやと正反対にいくら食べても太らない体質。性格は控えめな面もあるが、娘のまやのために一生懸命尽くしている。
藤堂太郎(登場巻2巻)
有名な旅館評論家。取材をかねて春の屋に宿泊した。サングラスをかけると怖い雰囲気がある男性だが、中身は穏やかで社交的な人物。おっこの働きぶりにも興味を持つ。後に、彼が記事を書いた雑誌「ウエイブ」が、おっこの運命を変えることになる。
三木創太(登場巻3巻)
大ホテルの御曹司の大学生。長髪の美青年だが、旅館がホテルよりも劣っていると思い込み、馬鹿にしている。少し高飛車で嫌味なところがあるが、漫画版ではそうでもない。おっこに旅館の素晴らしさを見せつけられ、改心する。えりかに好意を抱くが、振られてしまう。
稲田義春(登場巻3巻)
頑固で意地っ張りな老人。えりかの祖父。春の屋に来た際、塩分を控えた食事を摂らなければならない状態に陥っており、それでも美味しい食事が食べたいと意地を張った。おっこ達が一生懸命考えた低カロリー・塩分控えめの料理により、春の屋を気に入る。
稲田えりか(登場巻3巻)
美人で清楚な義春の孫。祖父を心配する優しい心の持ち主だが、見知らぬ客と一緒に入ることへの恥ずかしさと、夜にはお化けが出そうという恐怖という理由で温泉に入れないという問題を持つ。三木に想いを寄せられるが、彼氏持ち。
馬渕なるか(本名・間山友子)(登場巻4巻)
有名人気天才子役女優。おっこと同い年。見た目は綺麗でスタイル抜群だが、極度のわがままで、仕事場から抜け出してきたという問題を持つ。おっこよりも背が高い。好き嫌いが激しく、旅館の料理も嫌いである。なるかのマネージャーである母親の手料理が好き。最後には和解するものの、作中最もおっこを困らせた人物であるといえる。魚、野菜、豆腐、すっぱいものが苦手。夢は世界に通用する映画女優になること。
なるかの母(登場巻4巻)
なるかのマネージャーも務めている。厳しいところもあるが、内心ではなるかのことをとても心配している。なるかとあるわだかまりがあり…。
藍竜(登場巻5巻)
髪と髭を多く生やし、汚らしい服装をした謎の霊媒師。「春の屋に悪いものが住み着いている」とおっこに説明し、春の屋に宿泊する。生き物でないものが見える為、家族や知人からは気味悪がられる人生を送ってきた。18歳。実はかなり男前の青年で、礼儀正しく控えめな性格をしている。
坂東(登場巻5巻)
予約していた旅館の手違いで、春の屋に宿泊することになった中年の女性。きついアイラインに、猫の柄のワンピースを着ている派手な人物だが、優しい態度でおっこに接する。しかし、その正体は…。
大塚(登場巻5巻)
仕事の休みに、花の湯温泉に旅行に来た中年の女性。動物の毛アレルギー。春の屋に宿泊することになり、坂東と親しくなるが…。
グローリー水領(登場巻6巻、12巻)
鈴鬼が呼び寄せた客。長い黒髪を持つスタイル抜群の美女。年齢は20代前半と思われる。職業は占い師で、かなり強い力の持ち主だが、霊感はなく、ウリ坊らの姿を見ることは出来ない。おっこに重要なアドバイスを与える。とある出来事からスランプに陥り、悩んでいたが…。
桜丘宗次(登場巻7巻)
清志郎の伯父の大学院生。頭は良いが、自分勝手で家族を心配させているという問題を持つ。感情を表に出すのが嫌い。中身は好青年である。胃腸が弱く、ラーメンの油があたって旅館で倒れてしまう。
紫野原暁(登場巻9巻)
デリバリー温泉旅館依頼人。謎めいた、古い館のような別荘に来ていた。気難しく、頑固に見えるが実際はそうではない。少年時代に『キヨシ』というユーレイの少年と仲良くなり、彼が旅立つ時、ある約束を館でしていたため、誕生日に館に仕事を抜けてまで来ていた。七十七歳。実はあかねの祖父で、おっこにあかねの嫁になる事を薦める。

若おかみ研修編

藤原あかり
12歳。小藤原旅館の娘で、おっこと仲良くなった女の子。双子の妹。将来の夢はアイドルで、歌がとても上手い。母親思いで姉のあおいよりも行動・活発的。普通の格好をすると別人のように地味になる。
藤原あおい
おっこと仲良くなった女の子で、あかりの姉。将来の夢は弁護士で、母を楽させるために今から勉強中。夢はアイドルではないが、妹のあかり同様歌が上手である。姉妹揃ってギャル風の派手なファッションだが、あかり同様、普通の格好をすると別人のように地味になる。
虎子大女将
あかり・あおいの祖母。頑固で贅沢を嫌うわがままな老婆で、見た目はジャージという地味な姿だが顔はその名の通り派手で虎のようである。息子を亡くした悲しみで心を閉ざしていたが、おっこが一生懸命働く姿を見て和解する。化粧をするとたいへんな美人。
昔の若おかみ研修で、峰子と取っ組み合いのケンカをしている。おっこは恋敵の孫。
眉子女将
あかり・あおいの母親。地味顔だが、化粧をすると虎子同様美人。控えめな性格で娘達にさえはっきりと物をいえなかったが、後に和解する。
鳳笛子
百咲温泉一大きいグランドフラミンゴホテルの大おかみ。真月が若おかみ研修に向かったホテルのおかみで、真月に様々なゴージャスなおもてなしをする。ものすごく派手な格好を好み、その容姿は真月を大人化したもののようである。わがままっぽく高飛車で頑固な人。虎子の幼なじみで、若い頃のある約束により、虎子には頭が上がらない。喧嘩友だちで、仲はあまり良くない様子。
マサ子
小藤原旅館の仲居。

その他

おっこの両親
おっこと三人で東京のマンションに住んでいた。家族で車に乗っている途中、大型トラックと衝突し、おっこはウリ坊に助けられ命を取り留めたが、両親は助からず他界する。おっこに紅水晶のペンダントを形見に残す。
ウリケンの両親
商店街で喫茶店「いさみ」を経営している夫婦。ウリケンが大人しく見えるほど、面白くて優しく、ドジなところがある。12巻で初登場。
ひなの
ウリケンのいとこで、幼馴染でもあり、クラスメイトでもある女の子。見た目は、おっこ曰く「女の子版ウリケン」。いつも「いさみ」に出入りして手伝っており、ウリケンとはいつも口げんかしてばかりいる。気が強く意地っ張りな性格。家は、「ひなの湯温泉」という温泉。ウリケンとおっこが仲良くするのが気に入らないようだが…。

余談

  • 亜沙美氏の描くジャケット・挿絵の絵柄がいわゆる萌え系であるためか、とらのあななどのオタクショップでも陳列されている。

番外編など

青い鳥文庫の短編集「おもしろい話が読みたい!(白虎編)」に、「鈴鬼くんのすてきなイトコ?」が掲載されているほか、短編集「あなたに贈る物語」において、石崎洋司の「黒魔女さんが通る!!」シリーズとのコラボレートを実現、「黒魔女さん、若おかみに会いにいく――おっことチョコの冬休み――」という作品を掲載し、さらに青い鳥文庫GO!GO!で出版されている「おっことチョコの魔界ツアー」でもコラボレートしている。

漫画版

原作との相違点が存在する。

原作に比べ、おっこが女の子らしい容姿に変わっている。また、作品のヒーロー的存在ともいえるウリ坊は、おっこ以上に美化されている。作者の令丈は「漫画のウリ坊は原作よりだんぜん美少年で落ち着いている」と、コミックス一巻で語っている。

なお、コミックス一巻には、オリジナルストーリー「番外編 花の湯天の川伝説」「スペシャルおまけまんが おっこの一日」が収録されている。

おっこが、作中で二回誕生日を迎えているかのような描写がある。

既刊一覧

小説

漫画

関連項目

  • 青い鳥文庫
  • 講談社