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赤灯えれじい 14

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赤灯えれじい』(せきとうえれじい)は、きらたかしによる日本の漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2004年より2008年まで連載された。単行本は全15巻。ほか、『赤灯えれじい 東京物語』が全1巻。

弱虫なサトシと、ヤンキー風だが純情なチーコの恋愛をテーマとしている。題名は林静一の『赤色エレジー』のもじりになっている。

ストーリー

無学歴、臆病、貧乏、フリーターの主人公・サトシ。思いを寄せていた女性には宗教勧誘で壷を高額で買わされる始末。うだつの上がらない日々を送っていた。ある日、警備員のバイト先で新人を紹介される。一瞬でヤンキー上がりと分かる、ド金髪だが美少女のチーコ。その時から心奪われるサトシだったが、まるっきり自分と正反対の性格である彼女とはまるで釣り合わない。しかし強引かつ乱暴ながらも、心は優しく魅力的なチーコに対する思いは募り、ついに勇気を出して告白するが…。

登場人物

柳川智史(やながわ さとし) / サトシ
本編の主人公。1984年8月16日生まれ。高校時代に就職に失敗し、フリーターとなる。作品冒頭では警備員のアルバイトをしており、そのアルバイト先でチーコと出会う。作品中だけでなく、小学校や中学校、高校時代もパッとしない生活だったことが伺える。また、高校時代にはいじめられていたこともあって、友人は少ない。幼い頃、父親を過労で失っている。弟のヤスシがいる。
秋山智子(あきやま ともこ) / チーコ
本編のヒロイン。1984年3月10日生まれ。所謂ヤンキーだが、儚い所も持っている。高校に進学していたかどうかは不明。交友関係もヤクザまがいのヤンキーが多く、謎が多いが、最初はヘタレのサトシにイライラしつつも思いを寄せ始める。妹のまどかがいる。
本編連載終了後、『週刊ヤングマガジン』2008年第36・37合併号にて、中学時代のチーコを描いた読み切り作品「赤灯えれじい外伝 いもうと」が掲載された。
秋山安江(あきやま やすえ)
チーコの母。夫の憲夫が家出状態の為、経営する有限会社秋山精機をほぼ一人で切り盛りしている。
秋山憲夫(あきやま のりお)
チーコの実父。旧姓山口。安江と離婚し、山梨で別の女性、その連れ子と3人で暮らしている。
秋山まどか(あきやま まどか)
チーコの妹。チーコより6歳年下。チーコに似てかわいく、気が強い。が、中学時代のチーコとは違い、友達はいて、まじめに登校しているようである。
ウッシー
秋山家の犬。
矢間勇作(やざま ゆうさく) / ユーサク
チーコの元彼。1980年6月12日生まれ。
エイジ
サトシの高校からの親友で、サトシの良き理解者の一人。高校を卒業した後は百貨店に就職し、現在は魚売り場を担当している。彼女ができたが、最終的には別れてしまった。

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