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魔動天使うんポコ 4

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魔動天使うんポコ』(まどうてんしうんぽこ)は、江川達也によるギャグ漫画作品。小学館の『月刊コロコロコミック』にて1997年10月号から1999年8月号まで連載されていた。

概要

本作は『ドラえもん』をモチーフとしており、登場人物も『ドラえもん』と共通してる点が多い。コミックスは全4巻。

本作の最終回は、ノストラダムスの大予言がネタにされ、また、これまでずっとモチーフにしていた『ドラえもん』に対するアンチテーゼ的な演出も見られた。

『別冊コロコロコミック』に掲載された読み切り版のみ「魔動天使うンポこ」と、ひらがなとカタカナの配置が異なる。

あらすじ

ひょんなことから人間界にやってきた謎の天使うんポコ。ススムを始めとする人間達の願いをかなえようとするが、思わぬ方向に進むことも多い。

登場人物

主要キャラクターの配置も『ドラえもん』のそれとほぼ同じである。

うんポコ
正体不明の謎の天使。ススムと友達になる。様々な能力が使え人間達の願いをかなえようとするが、人間界のことをよくわかっていない事もあり、間違った展開になる時も多い。ソフトクリームと思わせる頭の形をしている(感触はススム曰く「なまあたたかくて気持ち悪い」らしい)。本作におけるドラえもんの役割。
吉田ススム
本作の主人公。小学3年生。いろんな不幸をめいっぱい背負った弱気な性格だが、素直で心優しい。うんポコと最初に友達になる。クラスメイトのナナコに恋している。家族は父と母がいる(母は未登場)。初期は母の命令で幾つもの塾を掛け持ちしていたが、父親が無職になったため辞めたと思われる。本作における野比のび太の役割。
ナナコ
本作のヒロイン。容姿が可愛くてスポーツ万能、クラスのアイドルである。天下の取れる男性が好みと言っていたが、実際はススムに好意を持っている。ゴリポンは毛嫌いしている。連載初期は「なな子」「ナナ子」などを使っていた(単行本では全て修正されている)。本作における源静香の役割。
ゴリポン
ガキ大将。好物はソフトクリーム。父は東大卒のエリート銀行員らしい。短気な性格で乱暴者だが、素顔はマザコンでかなりの変態でもある。胎教の頃より母親から英才教育を受けたが、その頃の詰め込み過ぎが原因で5歳をピークに学力は下がり、現在ではかなり成績も悪い。本名は不明。本作におけるジャイアンの役割。
貴王子貴文(タカフミ)
金持ちのお坊ちゃま。キザで威張っていたが、うんポコとススムの行動により少しは考え直す。ゴリポンには弱くつるむ事が多い。本作における骨川スネ夫の役割。
パシリーノG
うんポコの執事。うんポコからは「じい」と呼ばれている。自分の仕事に誇りを持っており、自分の仕事を休むことはクビになる事と同じように感じるらしい。得意技は「分身パシリーノ」など。
ヒロリン
パシリーノGの孫でうんポコに仕える少女天使。本作におけるドラミの役割だが、本作ではドラえもんの役割であるうんポコの方が優秀である。
ミナミ
ナナコの友達。眼鏡をかけており、みつあみ。
ミカリン
ナナコの友達。うんポコの弟子になりたがっていた天使。うんポコ同様に世間知らずで思わぬ勘違いをすることがある。
ススムの父
会社員。ミスが多いためいつも上司に怒鳴られていた。うんポコの能力によって一度プロゴルファーに転身し大金持ちになったことがあるが、うんポコの忠告を無視したためゴルフ界を追放された上獲得賞金を没収された。その後、一応会社に戻れたがリストラされて無職となり、農業で生計を立てている。
ゴリポンの母
ゴリポンを溺愛する専業主婦。胎教の頃から英才教育を続けており、ゴリポンを愛するあまりおかしな言動もある。なぜか息子を「ゴリポン」と呼んでいる。

書籍情報

関連項目

  • ドラえもん
  • まじかる☆タルるートくん