ボーイフレンド 第2巻
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ボーイフレンドの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
ボーイフレンド 第1巻 | 1995-01 |
ボーイフレンド 第2巻 | 1995-01 |
ボーイフレンド 第3巻 | 1995-01 |
ボーイフレンド 第4巻 | 1995-01 |
ボーイフレンド 第5巻 | 1995-01 |
ボーイフレンド 第6巻 | 1995-01 |
『ボーイフレンド』は、惣領冬実による日本の漫画作品。1985年から1988年に、『週刊少女コミック』(小学館)に連載された。1987年、第33回小学館漫画賞少女部門受賞作。作者にとって初の長編連載作品だった。単行本はフラワーコミックスから全10巻が、文庫版は小学館漫画文庫、講談社コミックスフレンドBからそれぞれ全6巻が発行された。
あらすじ
気性が激しく、クールな高刀柾。クラスメイトだが事情があり2歳年上の結城加奈子。新任の体育教師で加奈子の幼なじみ・仲津川荘。天性のバスケの才能を持つアキラ。
柾と加奈子は自然と惹かれ合うが、荘やアキラとの三角関係に発展する。4人が紡ぎ出す恋の物語。
登場人物
- 高刀 柾(たかとう まさき)
- 高校2年生。4人兄弟の三男。中学時代、バスケ部を全国優勝に導いた。傷害事件を起こし、高校を退学になり、現在の高校に転入した。中学卒業以来、バスケとは縁を切っていたが、仲津川に求められ入部、彼の一存でキャプテンとなる。可奈子のことを好きになり、付き合うようになるが、加奈子が年上であることなどを気にしてしまう。生来は左利きだが、父親によって右利きに矯正された。
- 結城 可奈子(ゆうき かなこ)
- 柾のクラスメイト。生まれつき心臓が弱く、休学していたため、柾より2歳年上で、周りからは「可奈子さん」と呼ばれている。姉・乃里子を交通事故で亡くしている。小学生の頃の夢は「荘との結婚」だったが、酔っ払いに絡まれているところを柾に助けられ、親しくなる内に、柾のことばかり考えるようになり、彼への想いに気付き、付き合うようになる。検査入院した病院の主治医の息子・アキラと知り合い、柾とのことを見つめ直すきっかけとなる。検査の結果、手術をしても成功するかどうか分からないと伝えられる。
- 仲津川 荘(なかつがわ そう)
- 新任の体育教師。可奈子とは幼なじみ。大学時代、全日本チームに選抜され活躍したが、アキレス腱を切ってしまいバスケを断念。コーチとして陵北高校バスケ部を全国一に押し上げた。高校時代は、可奈子の姉・乃里子と相思相愛だった。可奈子に乃里子の面影を感じている。反抗的な柾を挑発するが、柾のバスケセンスや体力を見込んでおり、やがて柾の理解者となる。柾にもっと高みを目指して欲しいと願うようになる。
- 曽笛 亜樹良(そふえ あきら)
- 通称・アキラ。横浜の陵北高校の生徒。2年生。ポジションはセンター。アメリカ人と日本人のハーフで、中学までアメリカで過ごした。3歳の時、アメリカ人の母親が亡くなり、その後父親は日本人と再婚したため、感覚的には日本人。柾に負けず劣らず口が悪く、ガラが悪い。柾のガールフレンドだと知らずに可奈子と知り合い、強引に迫る。
- 高刀 正(たかとう ただし)
- 柾の兄。4人兄弟の長男。真面目な会社員。
- 高刀 正雄(たかとう まさお)
- 柾の兄。4人兄弟の次男。大学生。柾ほどではないが奔放。ヘヴィスモーカー。顔立ちは柾と良く似ている。
- 高刀 正彦(たかとう まさひこ)
- 柾の弟。4人兄弟の末っ子。小学生だが、柾よりしっかりしていて時々可愛げがない。正と正雄のことは“兄さん”と呼ぶが、柾のことは“兄ちゃん”と呼ぶ。高刀家では唯一の柾の理解者・協力者である。柾同様に左利きで、父親によって矯正されている。
- 柾の父親
- 厳格だが、家庭のことは妻に任せきり。勉強第一主義で、柾が中学時代バスケで全国優勝を果たしても誉めなかった。柾と何度も衝突する。
- 高刀 美和子(たかとう みわこ)
- 柾の母親。いつも和服。度々怒鳴り合う柾と夫を宥める役目。柾を妊娠中、生まれてくるのは女の子と信じきていたが期待が外れてしまい、柾の世話に親身になれなかったのを悩んでいる。
- 田中 美智子(たなか みちこ)
- 正の婚約者。正に連れられ高刀家を訪れた時に、恐ろしい惨状を目の当たりにし、一度は婚約を解消したが、正を忘れられず、再び婚約する。
- 古賀(こが)
- 柾のクラスメイト。弱小バスケ部に高刀を勧誘する。
- 戸川 亜季(とがわ あき)
- 柾のクラスメイト。可奈子と最も親しい。柾に頼まれ、条件付きでバスケ部のマネージャーになる。
- 羽生 恵(はにゅう めぐみ)
- 女子バスケ部キャプテン。レイアップがきれい、と荘に誉められる。最初は荘と衝突していたが、その後は好意を持つようになる。
- 林野 まみ(はやしの まみ)
- 女子バスケ部。2年生。柾のことが好き。きっぱり振られるが、まとわりつくようになる。
- 尾木 透(おぎ とおる)
- 1年生。柾のプレーに憧れて、バスケ部に入部。
- 大場(おおば)
- 陵北高校バスケ部の監督。荘の高校時代の恩師であり、怪我をした荘にコーチになることを進めた。
- アキラの父親
- 医師。加奈子の主治医。アメリカでのインターン時代に、売れない女優だったアキラの母親と結婚し、アキラが生まれる。3年後、妻は交通事故で亡くなる。同じく医師で病院長である父親(アキラの祖父に当たる)に日本に呼び戻される。
- 曽笛 冴子(そふえ さえこ)
- アキラの義母(父親の再婚相手)。再婚当時22歳で、アキラは中学生だったため、アキラとは姉弟のような仲。現在妊娠7カ月。