当て屋の椿 6
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『当て屋の椿』(あてやのつばき)は、川下寛次による日本の漫画作品。『ヤングアニマル』(白泉社)にて2008年より連載中。単行本は2010年9月現在4巻まで刊行中。
ストーリー
江戸時代を舞台としており、浮世絵師である鳳仙と椿の周りで起こる怪奇事件を描く。推理するが、超常的な理由が多く、解明は困難な事件が多い。
登場人物
- 鳳仙(ほうせん)
- 絵師の男性。自身は「絵師」を称するものの、本業ではあまり評価されておらず、副業として春画を描くことで生計を立てている。結果、当人としては不本意ながらも浮世絵師として一目置かれている。原因は明らかにされていないが、女性が苦手。むしろ恐怖症に近いような描写もあり、裸の女に迫られても股間ではなく鳥肌を立てるほど。
- 物語は彼の視点とモノローグで進むことが多く、いうなればこの作品におけるワトソン役。
- 椿(つばき)
- 鳳仙の知り合いでなくしたものを探し当てる「当て屋」を営む女性。
- 瓦版を集めており、数年分に渡るそれらを全て記憶している。言動は即物的ながらも非常に聡明で、次々と難事件を解明する。酒豪である。最も好むものは何かが起こる場合に生まれる「理屈」。
- 篝(かがり)
- 吉原の遊女。椿の親友。鳳仙曰く、「心の成長を止めてしまって」おり、言動は幼子のよう。
- 右目を閉じさせることで、千里眼とも未来視ともとれる予言を行なう。この予言が元となって「吉原の巫女」と呼ばれている。一方で重度のヤキモチ妬きという側面を持ち、自身の客に女がいると聞くや否や大暴れする。
単行本
- 第1巻 2008年12月24日刊行 ISBN 978-4592145813
- 第2巻 2009年7月29日刊行 ISBN 978-4592145820
- 第3巻 2009年12月24日刊行 ISBN 978-4592145837
- 第4巻 2010年8月27日刊行 ISBN 978-4592145844
外部リンク